JPH04210502A - 動力車両の油圧制御装置 - Google Patents
動力車両の油圧制御装置Info
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- JPH04210502A JPH04210502A JP40181990A JP40181990A JPH04210502A JP H04210502 A JPH04210502 A JP H04210502A JP 40181990 A JP40181990 A JP 40181990A JP 40181990 A JP40181990 A JP 40181990A JP H04210502 A JPH04210502 A JP H04210502A
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Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]この発明は、トラクター等の動力
車両に連結される対地作業機を昇降制御させる油圧制御
装置に関する。 [0002] 【従来の技術】従来、l−ラフター後部に連結されたロ
タリ耕耘装置等の作業機をポジション制御によって昇降
させるとき、まず、目標とする設定高さと作業機の現在
の位置との偏差を求め、その偏差に基づいて1パルス当
たりのON時間を変えて制御弁をコンhロールするよう
に構成し7ていた。更に詳述すると、偏差が大のときに
は、1パルス当たりのON時間を長くし、逆に偏差が小
のときには、通電時間を短くして制御弁に流出入する作
動油の流量を少なくしていたのである。 [0003]
車両に連結される対地作業機を昇降制御させる油圧制御
装置に関する。 [0002] 【従来の技術】従来、l−ラフター後部に連結されたロ
タリ耕耘装置等の作業機をポジション制御によって昇降
させるとき、まず、目標とする設定高さと作業機の現在
の位置との偏差を求め、その偏差に基づいて1パルス当
たりのON時間を変えて制御弁をコンhロールするよう
に構成し7ていた。更に詳述すると、偏差が大のときに
は、1パルス当たりのON時間を長くし、逆に偏差が小
のときには、通電時間を短くして制御弁に流出入する作
動油の流量を少なくしていたのである。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来装置の場合には、咽に偏差に基づいてパルスのON時
間が決定されていたために、作業機の重量やエンジンの
回転変動があったときには、所期の速度を維持すること
ができず、作業機が停止する際に衝撃を生じたり、また
、エンジンの回転が定格に達していないときに作業機を
tUさせた場合、作業機が目標とする高さまで上昇しな
かったり、あるいは時間が掛るという不具合を有してい
た。 [00041
来装置の場合には、咽に偏差に基づいてパルスのON時
間が決定されていたために、作業機の重量やエンジンの
回転変動があったときには、所期の速度を維持すること
ができず、作業機が停止する際に衝撃を生じたり、また
、エンジンの回転が定格に達していないときに作業機を
tUさせた場合、作業機が目標とする高さまで上昇しな
かったり、あるいは時間が掛るという不具合を有してい
た。 [00041
【課題を解決するための手段]この発明は、前記した問
題点に鑑みて提案するものであって、このため、次のよ
うな技術的手段を講じた。即ち、対地高さ設定器21と
対地高さ検出器23と油圧昇降機構8とを備え、油圧昇
降機構8を作動させて機体に連結された対地作業機14
を設定高さに位置させるように構成してなる動力車両の
油圧制御装置において、対地作業機14の上昇あるいは
下降限界付近の動作速度を検出し、その動作速度に応じ
て流量絞り込みの時期を変更させる制御手段43を設け
たことを特徴とする動力車両の油圧制御装置の構成とす
る。 [0005] 【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の詳細な説明
する。まず、構成から説明すると、1はl・ラクダで、
機体の前後部に夫々前輪2.2と後輪3.3とを備え、
ミッションケース4の後上部には油圧シリンダケス5を
固着して設けている。油圧シリンダケース5内には、単
動式の油圧シリンダ6を設け、油圧シリンダケース5の
左右両側にはリフj〜アーム7.7を回動自由に枢着t
、でいる。 [0006]なお、ここでは油圧シリンダ6、リフトア
ム7.7を油圧昇降機構8と総称する。また、hツブJ
ンク10、ロワーリンク11.11.からなる3点リン
ク機構12の後端部には、ロータリ耕耘装置14が昇降
自在に連結されている。15.15はリフj〜アーム7
.7とロワーりンクILII間に介装されたリフトロン
ドであり、特に右側のリフI−ロッド15は複動式の油
圧シリンダ15aで構成され、後述する制御弁の切換で
この油圧シリンダ15a内に作動油が給排され、ロータ
リ耕耘部@14を左右方向に傾動させる。16は前記油
圧シリンダケース5の横側部に取り付けられた傾斜検出
器であって、トラクター 1の左右傾斜を検出する。ま
た、]7はトラクター1とロータリ耕耘装置1・1との
間の相対的回動量を検出するストローク検出器であって
、直線式のポテンショメータにて構成され、このストロ
ーク検出器1−7は前記油圧シリンダ15aの横側部に
酬設されている。 20はポジション制御用の油圧操
作レバーであって、この油圧操作レバー20の回動基部
には、トラクター 1の後部に連結されているロータリ
耕耘装置14の対地高さを設定するためのポテンショメ
ータからなる対地高さ設定器21が取り付けられている
。 [0007]一方、片側リフ1ヘア=ム7の回動基部に
もポテンショメータからなる対地高さ検出器23が設け
られ、油圧操作レバー20にて設定された位置にリフ1
ヘアム7.7が回動してその設定位置に停止するように
構成している。ロータリ耕耘装置14について簡県に説
明すると、ロータリ耕耘部@14は、耕耘部34と、耕
耘部34の上方を覆う主カバー35と、主カバー35の
後部に枢着されたりャカバー36等を備え、リヤカバー
36の下端部を地面に摺接させて耕起土壌面を均平にす
べく構成し、また、主カバー35の後端部にはリヤカバ
36の回動角度を検出する耕深検出器37を設けている
。 [00081次に第2図の油圧回路図について簡単に説
明すると、油圧ポンプ25から送り出された作動圧油は
、分流弁26により一部は水平制御用の油圧シリンダ1
5a側に送られ、他は作業機昇降用の油圧シリンダ6側
に送られる。水平制御用の切換弁27は3位置4ポト式
の弁にて構成され、左側のソレノイド27aが励磁され
ると油圧シリンダ1−5aは短縮し、逆に右側のソレノ
イド27bが励磁されると伸長する。常態においては中
立位置を保っており、傾斜検出器16が機体の傾斜を検
出すると、ロータリ耕耘装置1・1を水平に維持すべく
いずれかのソレノイドが励磁されるものである。 [0009]この油圧回路図から明らかなように、この
切換弁27の排出側の油路はチエツクバルブ28を介し
てメインの油圧回路29に合流すべく構成されている。 メインの油圧回路29中に置かれた作業機昇降用の制御
弁30は2つの比例ソレノイド30a、30bにより切
換えられて、作業機14を上昇または下降させる。比例
ソレノイド30aが励磁されると、油圧シリンダ6に作
動油が流入し、比例ソレノイド30bが励磁されると油
圧シリンダ6から作動油が排出されて作業機は下降する
。これらの比例ソレノイド30a、30bはパルス信号
にて駆動され、対地高さ設定器21による設定値と対地
高さ検出器2:3による検出値との差、即ち偏差が小さ
い場合には1パルス当たりのON時間(オンタイム)を
短くし、偏差が大きい場合には1パルス当たりのON時
間を長くするように構成する。 第3図は制御系を示す
ブロック図であり、ロータリ耕耘袋@14の対地高さを
設定する設定器21と、耕深を設定する耕深設定器40
と、ロータリ耕耘装置】4の左右傾斜角度を設定する傾
斜設定器41は夫々A/D変換器42を介してCPUか
らなる制御装置43に接続され、また、対地高さ検出器
23と、耕深検出器37と、トラクター1の傾斜角度を
検出する傾斜検出器16と、トラクター 1と対地作業
機との相対的角度を検出するストローク検出器]、7も
同様にA/D変換器42を介してCPUからなる制御装
置43に接続さねでいる。 [00101そじて、制御装置43の出力側には、リフ
1〜アーム7.7を昇降回動させる上昇用比例ソレノイ
ド;30aと下降用比例ソレノイド30b、及び水平制
御用油圧シリンダ]、 5 bを短縮させるソレノイド
27aと伸長させるソレノイド27bが接続されている
。なお1.14はA/D変換器・12を経ることなく直
接制御装置43に接続された昇降用スイッチで、このス
イッチ44をONにすると、ロータリ耕耘装置14は最
大上昇位置まで上界し、OFFにすると、油圧操作レバ
ー20によって定まる高さまで下降する。 [00111第4図は、制御装置43のメモリ内に記憶
されているポジシコン制御に関するプログラムの内容を
示すものであるが、このフローチャートに基づいて作用
を説明すると、まず、最初に昇降スイッチ44や各種設
定器21.40.41及び検出器16.17.23.3
7の値が読み込まれる(ステップSl)。ポジション制
御の場合であって、しかもONタイムが最大となる値に
設定されていないときには、偏差係数U、 Dを1に設
定する(ステップS2、S3、S4)。ONタイムが最
大に設定されているとき、例えば、最大上昇位置から作
業機を下降させるときや逆に下降位置にある作業機を最
大上昇位置にまで上昇させるような場合には、まず、そ
の動作速度を測定(ステップS6、ステップS9)シ、
偏差係数を決定する(ステップS7、ステップS 10
)。 即ち、ロータリ耕耘装置14が上昇する際の上昇限界付
近、あるいは下降限界での作業機の動作速度を求め、そ
の速度が所期のものよりも遅い場合には、1より大きい
偏差係数を与え、逆に速すぎるときには、1より小さい
偏差filを決定するのである。 [0012]そして、油圧操作レバー20にて定めた対
地高さ設定器21の値と、リフトアーム7に取り付けた
対地高さ検出器23の値とを比較し、その偏差PDを算
出する(ステップS8)。作業機の上昇出力要求がある
場合には、この偏差PDに、先に求めた偏差係数Uを乗
じ(ステップ513)、ONタイムを決定しくステップ
514)、作業機昇降用制御弁30の比例ソレノイド3
0aを励磁して作業機を一旧昇させる。作業機を下降さ
せる場合も同様であり、偏差係数10と偏差PDを乗じ
、ONタイムを決定して下降側の比例ソレノイド30
bを励磁する(ステップS ]、 6、S17.518
)。 [0013]第5図は前記した補正を行なった場合の特
性を示すものであり、図中aはロータリ耕耘装置14を
エンジン定格回転で上昇させたとき、bはエンジン定格
以下の回転で上昇させたときの特性曲線である。a、
bいずれの場合もリフトアーム角がA点に達したときに
、減速が開始される。即ち、絞り作用が効いてロータリ
耕耘装置1−4の上界速度が遅くなる。同図中1〕の曲
線に対して、この実施例で説明した減速ポイン1へ変更
制御が働いたときには、実線の状態から点線の状態に変
更される。リフトアーム角のB点が新たに設定された減
速開始のポイントである。 次に第6図乃芋第8図につ
いて説明する。一般にポジション制御を行なう場合、常
に設定値と検出値との偏差に基づいて制御弁をコントロ
ールするものであり、その場合、補正にあたっては、リ
フ1〜アム7が一定時間内に規定量動作したか否かを見
てONタイム時間の補正を行なっていたのである。しか
しながら、本来補正を必要としているのは、その大半が
微小流量域内であり、その流量域内において先に述べた
ような従来の制御方式を採ると制御の行き過ぎが生じ、
動作速度が速くなり過ぎてショックが発生するという不
具合があった。第6図のSはエンジン定格回転で上昇し
たときの特性、Tは定格回転以下で上昇したときの特性
であるが、この場合にはリフトアーム7の最大上昇位置
付近で補正による速度の変化が現れ、即ち、動作速度が
一時的に速められてショックが発生する。 [0014]第7図は80m5間隔でリフトアーム7の
動作を確認したものであるが、補正要求が生じた場合に
、補正完了時におけるONタイムよりも僅かに小となる
ONタイムを真の値とじて選択することによってそのシ
ョックを減じるようにさせている。第7図のXlは補正
最後のONタイムを選択したときの特性、X2はその補
正ONタイムより僅かに補正時間を減じた場合の特性、
X3は実質はしい動作速度である。第8図はそのための
制御プログラムの内容を示すフローチャー1へであり、
ここでは、ONタイムの補正要求が生じてリフ1〜アム
7が規定量(実施例では3ピツ1へ)動いた否かを検出
し、その結果によって補正ONタイムの大きさを決定し
ている。このような制御が働くと、第6図の曲線Tで示
す特性は、その上昇限度付近において点線部分のように
変更される。 [0015]最後に第9図は水平制御用の回路の一部を
変更したものである。簡単に構成を説明すると、50は
方向切換弁で、ソレノイド50aが励磁されると油圧シ
リンダ15aは短縮し、ソレノイド50bを励磁すると
、油圧シリンダ15aは伸長する。52はメイン油圧回
路の途中に介装されたロジック弁であり、そのロジック
弁52の背室53側は高速応答弁55と連通されている
。 [00161この高速応答弁55のソレノイド55aは
パルス信号によりデユーティ制御されるものであり、通
常はこの高速応答弁55を通じてアシロードさせ、油圧
ポンプ57から送られる作動油をメインの作業機昇降用
制御弁に送り込む。また、水平制御が必要な場合には、
高速応答弁55をデユーティ制御させて必要徴だけ水平
制御用の油圧シリンダ15a内に送り込み、残りを作業
機昇降用制御弁側に送る。このような回路構成とするこ
とによって、従来必要とした分流弁が不要となるほか、
従来装置にあっては、メインの制御弁側かアシロードし
ていないときや高圧状態となっている場合には水平制御
側の回路も影響を受けて水平制御ができないという不具
合があったが、このような回路に改めることによってそ
れも解消される。また、方向切換弁50を比例ソレノイ
ドで駆動するように構成してもよく、そのようにすれば
、フィーリング、応答性が向上し、水平制御の精度が向
上する。 [0017]
題点に鑑みて提案するものであって、このため、次のよ
うな技術的手段を講じた。即ち、対地高さ設定器21と
対地高さ検出器23と油圧昇降機構8とを備え、油圧昇
降機構8を作動させて機体に連結された対地作業機14
を設定高さに位置させるように構成してなる動力車両の
油圧制御装置において、対地作業機14の上昇あるいは
下降限界付近の動作速度を検出し、その動作速度に応じ
て流量絞り込みの時期を変更させる制御手段43を設け
たことを特徴とする動力車両の油圧制御装置の構成とす
る。 [0005] 【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の詳細な説明
する。まず、構成から説明すると、1はl・ラクダで、
機体の前後部に夫々前輪2.2と後輪3.3とを備え、
ミッションケース4の後上部には油圧シリンダケス5を
固着して設けている。油圧シリンダケース5内には、単
動式の油圧シリンダ6を設け、油圧シリンダケース5の
左右両側にはリフj〜アーム7.7を回動自由に枢着t
、でいる。 [0006]なお、ここでは油圧シリンダ6、リフトア
ム7.7を油圧昇降機構8と総称する。また、hツブJ
ンク10、ロワーリンク11.11.からなる3点リン
ク機構12の後端部には、ロータリ耕耘装置14が昇降
自在に連結されている。15.15はリフj〜アーム7
.7とロワーりンクILII間に介装されたリフトロン
ドであり、特に右側のリフI−ロッド15は複動式の油
圧シリンダ15aで構成され、後述する制御弁の切換で
この油圧シリンダ15a内に作動油が給排され、ロータ
リ耕耘部@14を左右方向に傾動させる。16は前記油
圧シリンダケース5の横側部に取り付けられた傾斜検出
器であって、トラクター 1の左右傾斜を検出する。ま
た、]7はトラクター1とロータリ耕耘装置1・1との
間の相対的回動量を検出するストローク検出器であって
、直線式のポテンショメータにて構成され、このストロ
ーク検出器1−7は前記油圧シリンダ15aの横側部に
酬設されている。 20はポジション制御用の油圧操
作レバーであって、この油圧操作レバー20の回動基部
には、トラクター 1の後部に連結されているロータリ
耕耘装置14の対地高さを設定するためのポテンショメ
ータからなる対地高さ設定器21が取り付けられている
。 [0007]一方、片側リフ1ヘア=ム7の回動基部に
もポテンショメータからなる対地高さ検出器23が設け
られ、油圧操作レバー20にて設定された位置にリフ1
ヘアム7.7が回動してその設定位置に停止するように
構成している。ロータリ耕耘装置14について簡県に説
明すると、ロータリ耕耘部@14は、耕耘部34と、耕
耘部34の上方を覆う主カバー35と、主カバー35の
後部に枢着されたりャカバー36等を備え、リヤカバー
36の下端部を地面に摺接させて耕起土壌面を均平にす
べく構成し、また、主カバー35の後端部にはリヤカバ
36の回動角度を検出する耕深検出器37を設けている
。 [00081次に第2図の油圧回路図について簡単に説
明すると、油圧ポンプ25から送り出された作動圧油は
、分流弁26により一部は水平制御用の油圧シリンダ1
5a側に送られ、他は作業機昇降用の油圧シリンダ6側
に送られる。水平制御用の切換弁27は3位置4ポト式
の弁にて構成され、左側のソレノイド27aが励磁され
ると油圧シリンダ1−5aは短縮し、逆に右側のソレノ
イド27bが励磁されると伸長する。常態においては中
立位置を保っており、傾斜検出器16が機体の傾斜を検
出すると、ロータリ耕耘装置1・1を水平に維持すべく
いずれかのソレノイドが励磁されるものである。 [0009]この油圧回路図から明らかなように、この
切換弁27の排出側の油路はチエツクバルブ28を介し
てメインの油圧回路29に合流すべく構成されている。 メインの油圧回路29中に置かれた作業機昇降用の制御
弁30は2つの比例ソレノイド30a、30bにより切
換えられて、作業機14を上昇または下降させる。比例
ソレノイド30aが励磁されると、油圧シリンダ6に作
動油が流入し、比例ソレノイド30bが励磁されると油
圧シリンダ6から作動油が排出されて作業機は下降する
。これらの比例ソレノイド30a、30bはパルス信号
にて駆動され、対地高さ設定器21による設定値と対地
高さ検出器2:3による検出値との差、即ち偏差が小さ
い場合には1パルス当たりのON時間(オンタイム)を
短くし、偏差が大きい場合には1パルス当たりのON時
間を長くするように構成する。 第3図は制御系を示す
ブロック図であり、ロータリ耕耘袋@14の対地高さを
設定する設定器21と、耕深を設定する耕深設定器40
と、ロータリ耕耘装置】4の左右傾斜角度を設定する傾
斜設定器41は夫々A/D変換器42を介してCPUか
らなる制御装置43に接続され、また、対地高さ検出器
23と、耕深検出器37と、トラクター1の傾斜角度を
検出する傾斜検出器16と、トラクター 1と対地作業
機との相対的角度を検出するストローク検出器]、7も
同様にA/D変換器42を介してCPUからなる制御装
置43に接続さねでいる。 [00101そじて、制御装置43の出力側には、リフ
1〜アーム7.7を昇降回動させる上昇用比例ソレノイ
ド;30aと下降用比例ソレノイド30b、及び水平制
御用油圧シリンダ]、 5 bを短縮させるソレノイド
27aと伸長させるソレノイド27bが接続されている
。なお1.14はA/D変換器・12を経ることなく直
接制御装置43に接続された昇降用スイッチで、このス
イッチ44をONにすると、ロータリ耕耘装置14は最
大上昇位置まで上界し、OFFにすると、油圧操作レバ
ー20によって定まる高さまで下降する。 [00111第4図は、制御装置43のメモリ内に記憶
されているポジシコン制御に関するプログラムの内容を
示すものであるが、このフローチャートに基づいて作用
を説明すると、まず、最初に昇降スイッチ44や各種設
定器21.40.41及び検出器16.17.23.3
7の値が読み込まれる(ステップSl)。ポジション制
御の場合であって、しかもONタイムが最大となる値に
設定されていないときには、偏差係数U、 Dを1に設
定する(ステップS2、S3、S4)。ONタイムが最
大に設定されているとき、例えば、最大上昇位置から作
業機を下降させるときや逆に下降位置にある作業機を最
大上昇位置にまで上昇させるような場合には、まず、そ
の動作速度を測定(ステップS6、ステップS9)シ、
偏差係数を決定する(ステップS7、ステップS 10
)。 即ち、ロータリ耕耘装置14が上昇する際の上昇限界付
近、あるいは下降限界での作業機の動作速度を求め、そ
の速度が所期のものよりも遅い場合には、1より大きい
偏差係数を与え、逆に速すぎるときには、1より小さい
偏差filを決定するのである。 [0012]そして、油圧操作レバー20にて定めた対
地高さ設定器21の値と、リフトアーム7に取り付けた
対地高さ検出器23の値とを比較し、その偏差PDを算
出する(ステップS8)。作業機の上昇出力要求がある
場合には、この偏差PDに、先に求めた偏差係数Uを乗
じ(ステップ513)、ONタイムを決定しくステップ
514)、作業機昇降用制御弁30の比例ソレノイド3
0aを励磁して作業機を一旧昇させる。作業機を下降さ
せる場合も同様であり、偏差係数10と偏差PDを乗じ
、ONタイムを決定して下降側の比例ソレノイド30
bを励磁する(ステップS ]、 6、S17.518
)。 [0013]第5図は前記した補正を行なった場合の特
性を示すものであり、図中aはロータリ耕耘装置14を
エンジン定格回転で上昇させたとき、bはエンジン定格
以下の回転で上昇させたときの特性曲線である。a、
bいずれの場合もリフトアーム角がA点に達したときに
、減速が開始される。即ち、絞り作用が効いてロータリ
耕耘装置1−4の上界速度が遅くなる。同図中1〕の曲
線に対して、この実施例で説明した減速ポイン1へ変更
制御が働いたときには、実線の状態から点線の状態に変
更される。リフトアーム角のB点が新たに設定された減
速開始のポイントである。 次に第6図乃芋第8図につ
いて説明する。一般にポジション制御を行なう場合、常
に設定値と検出値との偏差に基づいて制御弁をコントロ
ールするものであり、その場合、補正にあたっては、リ
フ1〜アム7が一定時間内に規定量動作したか否かを見
てONタイム時間の補正を行なっていたのである。しか
しながら、本来補正を必要としているのは、その大半が
微小流量域内であり、その流量域内において先に述べた
ような従来の制御方式を採ると制御の行き過ぎが生じ、
動作速度が速くなり過ぎてショックが発生するという不
具合があった。第6図のSはエンジン定格回転で上昇し
たときの特性、Tは定格回転以下で上昇したときの特性
であるが、この場合にはリフトアーム7の最大上昇位置
付近で補正による速度の変化が現れ、即ち、動作速度が
一時的に速められてショックが発生する。 [0014]第7図は80m5間隔でリフトアーム7の
動作を確認したものであるが、補正要求が生じた場合に
、補正完了時におけるONタイムよりも僅かに小となる
ONタイムを真の値とじて選択することによってそのシ
ョックを減じるようにさせている。第7図のXlは補正
最後のONタイムを選択したときの特性、X2はその補
正ONタイムより僅かに補正時間を減じた場合の特性、
X3は実質はしい動作速度である。第8図はそのための
制御プログラムの内容を示すフローチャー1へであり、
ここでは、ONタイムの補正要求が生じてリフ1〜アム
7が規定量(実施例では3ピツ1へ)動いた否かを検出
し、その結果によって補正ONタイムの大きさを決定し
ている。このような制御が働くと、第6図の曲線Tで示
す特性は、その上昇限度付近において点線部分のように
変更される。 [0015]最後に第9図は水平制御用の回路の一部を
変更したものである。簡単に構成を説明すると、50は
方向切換弁で、ソレノイド50aが励磁されると油圧シ
リンダ15aは短縮し、ソレノイド50bを励磁すると
、油圧シリンダ15aは伸長する。52はメイン油圧回
路の途中に介装されたロジック弁であり、そのロジック
弁52の背室53側は高速応答弁55と連通されている
。 [00161この高速応答弁55のソレノイド55aは
パルス信号によりデユーティ制御されるものであり、通
常はこの高速応答弁55を通じてアシロードさせ、油圧
ポンプ57から送られる作動油をメインの作業機昇降用
制御弁に送り込む。また、水平制御が必要な場合には、
高速応答弁55をデユーティ制御させて必要徴だけ水平
制御用の油圧シリンダ15a内に送り込み、残りを作業
機昇降用制御弁側に送る。このような回路構成とするこ
とによって、従来必要とした分流弁が不要となるほか、
従来装置にあっては、メインの制御弁側かアシロードし
ていないときや高圧状態となっている場合には水平制御
側の回路も影響を受けて水平制御ができないという不具
合があったが、このような回路に改めることによってそ
れも解消される。また、方向切換弁50を比例ソレノイ
ドで駆動するように構成してもよく、そのようにすれば
、フィーリング、応答性が向上し、水平制御の精度が向
上する。 [0017]
【発明の作用効果】以上説明したようにこの発明は、対
地高さ設定器21と対地高さ検出器23と油圧昇降機構
8とを備え、油圧昇降機構8を作動させて機体に連結さ
れた対地作業機14を設定高さに位置させるように構成
してなる動力車両の油圧制御装置において、対地作業機
14の上昇あるいは下降限界付近の動作速度を検出し、
その動作速度に応じて流量絞り込みの時期を変更させる
制御手段43を設けたものであるから、エンジンの回転
変動を受けたり作業機の重置が変わることによって動作
速度が変動したりショックが発生するといった従来の欠
点が解消され、また、上昇限界付近での動作速度の低下
を防止できるものである。
地高さ設定器21と対地高さ検出器23と油圧昇降機構
8とを備え、油圧昇降機構8を作動させて機体に連結さ
れた対地作業機14を設定高さに位置させるように構成
してなる動力車両の油圧制御装置において、対地作業機
14の上昇あるいは下降限界付近の動作速度を検出し、
その動作速度に応じて流量絞り込みの時期を変更させる
制御手段43を設けたものであるから、エンジンの回転
変動を受けたり作業機の重置が変わることによって動作
速度が変動したりショックが発生するといった従来の欠
点が解消され、また、上昇限界付近での動作速度の低下
を防止できるものである。
【図1】トラクターにロータリ耕耘装置を取り付けたと
きの側面図である。
きの側面図である。
【図2】油圧回路図である。
【図3】制御系のブロック図である。
【図4】制御の内容を示すフローチャートである。
【図5】特性を示す図である。
【図6】特性を示す図である。
【図7】特性を示す図である。
【図8】改良装置の制御内容を示すフローチャートであ
る。
る。
【図9】図2の回路の一部を変更した回路図である。
1 動力車両(トラクター)
2 前輪
3 後輪
6 油圧シリンダ
7 リフトアーム
8 油圧昇降機構
14 対地作業機(ロータリ耕耘装置)21 対地高さ
設定器 23 対地高さ検出器
設定器 23 対地高さ検出器
【図2】
【図4】
発明者
Claims (1)
- 【請求項1】対地高さ設定器21と対地高さ検出器23
と油圧昇降機構8とを備え、油圧昇降機構8を作動させ
て機体に連結された対地作業機14を設定高さに位置さ
せるように構成してなる動力車両の油圧制御装置におい
て、対地作業機14の上昇あるいは下降限界付近の動作
速度を検出し、その動作速度に応じて流量絞り込みの時
期を変更させる制御手段43を設けたことを特徴とする
動力車両の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02401819A JP3087310B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 動力車両の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02401819A JP3087310B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 動力車両の油圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04210502A true JPH04210502A (ja) | 1992-07-31 |
JP3087310B2 JP3087310B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=18511647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02401819A Expired - Fee Related JP3087310B2 (ja) | 1990-12-13 | 1990-12-13 | 動力車両の油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3087310B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-13 JP JP02401819A patent/JP3087310B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3087310B2 (ja) | 2000-09-11 |
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