JPH04209229A - ログハウスの建築工法とその建築用木材 - Google Patents
ログハウスの建築工法とその建築用木材Info
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- JPH04209229A JPH04209229A JP2407292A JP40729290A JPH04209229A JP H04209229 A JPH04209229 A JP H04209229A JP 2407292 A JP2407292 A JP 2407292A JP 40729290 A JP40729290 A JP 40729290A JP H04209229 A JPH04209229 A JP H04209229A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
【産業上の利用分野]この発明は、例えば、ペンション
やロッジ等の建築に有効なログハウスの建築工法とその
建築用木材とに関する。 [0002] 【従来の技術】従来、上述のログハウスの建築工法とし
ては、例えば、図8に示すように、所定の形状寸法に製
材された多数本の各丸太24・・・を順次載置し、下段
側の丸太24に形成された2条の突起25.25と、上
段側の丸太24に形成された2条の溝部26.26とを
相互に係合する建築工法がある。 [0003]
やロッジ等の建築に有効なログハウスの建築工法とその
建築用木材とに関する。 [0002] 【従来の技術】従来、上述のログハウスの建築工法とし
ては、例えば、図8に示すように、所定の形状寸法に製
材された多数本の各丸太24・・・を順次載置し、下段
側の丸太24に形成された2条の突起25.25と、上
段側の丸太24に形成された2条の溝部26.26とを
相互に係合する建築工法がある。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の建築工
法は、丸太24に形成された突起25と溝部26との係
合量が浅いため、各丸太24・・・を隙間無く合致させ
ることが難しく、且つ、丸太24の反りにより隙間が生
じやすいため、積重ね作業時に於いて、ウレタン等のシ
ール部材を合致面に介在しなければならず、建築作業に
手間が掛かるという問題点を有している。 [00041また、多数本の丸太24を積重ねて建築す
るログハウスには、出来るだけ真っ直ぐで、均一な太さ
を有する丸太24が多数本必要であるが、以上のような
条件を満たす丸太24を1棟分調達することは難しく、
丸太24の保管場所及び切削作業に広いスペースが必要
であるため、建築コストがアップするという問題点も有
している。 [0005]この発明は上記問題に鑑み、少なくとも2
枚重合してなる建築用木材を多数本差込み固定してログ
ハウスを建築することにより、現場での組立て作業が容
易に行なえ、工期を短縮して、建築コストの低減を図る
ことができるログハウスの建築工法とその建築用木材の
提供を目的とする。 [0006]
法は、丸太24に形成された突起25と溝部26との係
合量が浅いため、各丸太24・・・を隙間無く合致させ
ることが難しく、且つ、丸太24の反りにより隙間が生
じやすいため、積重ね作業時に於いて、ウレタン等のシ
ール部材を合致面に介在しなければならず、建築作業に
手間が掛かるという問題点を有している。 [00041また、多数本の丸太24を積重ねて建築す
るログハウスには、出来るだけ真っ直ぐで、均一な太さ
を有する丸太24が多数本必要であるが、以上のような
条件を満たす丸太24を1棟分調達することは難しく、
丸太24の保管場所及び切削作業に広いスペースが必要
であるため、建築コストがアップするという問題点も有
している。 [0005]この発明は上記問題に鑑み、少なくとも2
枚重合してなる建築用木材を多数本差込み固定してログ
ハウスを建築することにより、現場での組立て作業が容
易に行なえ、工期を短縮して、建築コストの低減を図る
ことができるログハウスの建築工法とその建築用木材の
提供を目的とする。 [0006]
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、長尺寸法に形成した多数本の建築用木材を土
台上面に順次載置し、これら各建築用木材の長手側端部
に形成した差込み凸部と差込み四部とを相互に差込み固
定し、且つ、各建築用木材の長手側端部に形成した突条
部と溝条部とを相互に差込み固定して周壁部及び角隅部
を構成し、上記周壁部の最上段に屋根固定梁を架設する
と共に、該屋根固定梁の斜面側に多数本の建築用木材を
順次配列し、これら各建築用木材の長手側端部を相互に
差込み固定して屋根部を構成するログハウスの建築工法
であることを特徴とする。 [0007]この発明の請求項2記載の発明は、少なく
とも2枚の板材の長手側平面部を長手方向に重合して建
築用木材を形成し、上記建築用木材の長手側端部に差込
み固定される差込み凸部と差込み凹部とを形成し、且つ
、該建築用木材の長手側端部に差込み固定される突条部
と溝条部とを形成した建築用木材であることを特徴とす
る。 [0008]
の発明は、長尺寸法に形成した多数本の建築用木材を土
台上面に順次載置し、これら各建築用木材の長手側端部
に形成した差込み凸部と差込み四部とを相互に差込み固
定し、且つ、各建築用木材の長手側端部に形成した突条
部と溝条部とを相互に差込み固定して周壁部及び角隅部
を構成し、上記周壁部の最上段に屋根固定梁を架設する
と共に、該屋根固定梁の斜面側に多数本の建築用木材を
順次配列し、これら各建築用木材の長手側端部を相互に
差込み固定して屋根部を構成するログハウスの建築工法
であることを特徴とする。 [0007]この発明の請求項2記載の発明は、少なく
とも2枚の板材の長手側平面部を長手方向に重合して建
築用木材を形成し、上記建築用木材の長手側端部に差込
み固定される差込み凸部と差込み凹部とを形成し、且つ
、該建築用木材の長手側端部に差込み固定される突条部
と溝条部とを形成した建築用木材であることを特徴とす
る。 [0008]
【作用】請求項1記載の発明は、土台上面に多数本の建
築用木材を順次載置し、これら各建築用木材の長手側端
部を差込み固定して周壁部及び角隅部を構成する。 [00091次に、周壁部の最上段に屋根固定梁を架設
した後、この屋根固定梁の斜面側に多数本の建築用木材
を順次配列し、これら各建築用木材の長手側端部を差込
み固定して屋根部を構成する。 [00101すなわち、隣り合う各建築用木材の差込み
凸部と差込み四部とを相互に差込み固定し、且つ、これ
ら各建築用木材に形成した突条部と溝条部とを相互に差
込み固定することで、多数本の各建築用木材が確実に合
致固定され、ログハウスの建築作業を容易にする。 [00113請求項2記載の発明は、少なくとも2枚の
板材を重合して建築用木材を製作するので、例えば、不
要となった建築用の足場等を再利用することにより、建
築用木材の製作が容易となる。 [0012]
築用木材を順次載置し、これら各建築用木材の長手側端
部を差込み固定して周壁部及び角隅部を構成する。 [00091次に、周壁部の最上段に屋根固定梁を架設
した後、この屋根固定梁の斜面側に多数本の建築用木材
を順次配列し、これら各建築用木材の長手側端部を差込
み固定して屋根部を構成する。 [00101すなわち、隣り合う各建築用木材の差込み
凸部と差込み四部とを相互に差込み固定し、且つ、これ
ら各建築用木材に形成した突条部と溝条部とを相互に差
込み固定することで、多数本の各建築用木材が確実に合
致固定され、ログハウスの建築作業を容易にする。 [00113請求項2記載の発明は、少なくとも2枚の
板材を重合して建築用木材を製作するので、例えば、不
要となった建築用の足場等を再利用することにより、建
築用木材の製作が容易となる。 [0012]
【発明の効果】この発明によれば、多数本の建築用木材
を差込み固定してログハウスを建築するので、従来例の
ように丸太を1本ずつ切削する手間が省け、現場での組
立て作業が簡単且つ容易に行えると共に、各建築用木材
の差込み側端部が隙間無く確実に合致固定されるため、
冷気や雨水等の侵入を確実に防止することができ、断熱
効果に優れ、快適な居住性が得られるだけでなく、ウレ
タン等のシール部材を介在する必要が無く、ログハウス
の建築に要する工期が短縮され、連設コストの低減を図
ることができる。 [0013]Lかも、建築用の足場等に用いられていた
板材で建築用木材を製作することで、従来例のように丸
太を製材するよりも安価に製作することができ、化粧板
を外壁面に使用することにより不要となった足場等の再
利用が可能となり、−線分の建築用木材に要する製作コ
ス1−の低減が図れる。 [0014]
を差込み固定してログハウスを建築するので、従来例の
ように丸太を1本ずつ切削する手間が省け、現場での組
立て作業が簡単且つ容易に行えると共に、各建築用木材
の差込み側端部が隙間無く確実に合致固定されるため、
冷気や雨水等の侵入を確実に防止することができ、断熱
効果に優れ、快適な居住性が得られるだけでなく、ウレ
タン等のシール部材を介在する必要が無く、ログハウス
の建築に要する工期が短縮され、連設コストの低減を図
ることができる。 [0013]Lかも、建築用の足場等に用いられていた
板材で建築用木材を製作することで、従来例のように丸
太を製材するよりも安価に製作することができ、化粧板
を外壁面に使用することにより不要となった足場等の再
利用が可能となり、−線分の建築用木材に要する製作コ
ス1−の低減が図れる。 [0014]
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。 [0015]図面はログハウスの建築工法を示し、図2
乃至図3に於いて、このログハウス1は、コンクリート
打込み後の基礎2上面に土台3を固定した後、同土台3
上面に、長尺寸法に形成した多数本の各周壁用木材4・
・・を順次載置し、これら各周壁用木材4・・・の長手
側端部を差込み固定して周壁部5及び角隅部6を構成し
た後、周壁部5の最上段に架設された屋根固定梁7,7
の斜面側に多数本の各屋根用木材8・・・を順次配列し
、これら各屋根用木材8・・・の長手側端部を差込み固
定して屋根部9を構成する。 [0016]上述の土台3は、図2に示すように、コン
クリート打込み後の基礎2上面に土台3を載置して、基
礎2に埋設されたアンカーボルト10を土台3に挿通し
た後、アンカーポルト10にナツト11を螺合して、基
礎2に土台3を締付は固定する。 [0017]前述の周壁部5を構成する各周壁用木材4
・・・は、図1及び図2に示すように、建築用の足場等
として用いられていた板材(図示省略)を所定の形状寸
法に製材して中板12及び外板13.13を形成し、中
板12の両側面長手方向に外板13.13を夫々重合す
ると共に、中板12の長手側上端部より外板13.13
の長手側上端部を若干下方にずらせて、木工用の接着剤
やクギ等で一体的に型合固定している。 [0018]上述の周壁用木材4の長手側上端部には、
中板12の長手側上端部を外板13.13の長手側上端
部よりも所定寸法突出して差込み凸部14を形成し、同
周壁用木材4の長手側下端部には、中板12の長手側下
端部を外板13.13の長手側下端部よりも所定寸法没
入して、上述の差込み凸部14と係合する差込み凹部1
5を形成している。 [0019]且つ、中板12の長手側上端部には突条部
16を長手方向に1条形成し、同中板12の長手側下端
部には、上述の突条部16と係合する溝条部17を長手
方向に1条形成している。 [00201前述の角隅部6を構成する各周壁用木材4
・・・の端部には、図3に示すように、同端部を幅方向
に切り欠いて各嵌込み部18・・・を形成し、下段側の
周壁用木材4に形成された嵌込み部18と、上段側の周
壁用木材4に形成された嵌込み部18とを相互に嵌合す
る。 [00211前述の屋根部9を構成する各屋根用木材8
・・・は、上述の周壁用木材4と同一構造に形成してい
るので、その詳細な説明を省略する。 [0022]すなわち、図4に示すように、多数本の各
周壁用木材4・・・を載置固定してなる周壁部5の最上
段に予め組立てられた屋根固定梁7,7を架設し、これ
ら屋根固定梁7,7の斜面側に多数本の各屋根用木材8
・・・を順次配列して、これら各屋根用木材8・・・の
長手側端部に形成した差込み凸部14と差込み凹部15
とを差込み固定し、且つ、突条部16と溝条部17とを
相互に差込み固定する。 [0023]図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、ログハウス1の建築方法を説明する。 [0024]先ず、図2に示すように、基礎2に固定さ
れた土台3上面に多数本の各周壁用木材4・・・を順次
載置すると共に、これら各周壁用木材4・・・の長手側
端部を差込み固定して周壁部5を構成する。 [0025]すなわち、下段側に積重ねられた周壁用木
材4の差込み凸部14と、上段側に積重ねられる周壁用
木材4の差込み凹部15とを差込み固定し、且つ、これ
ら周壁用木材4.4に形成した突条部16と溝条部17
とを差込み固定する。 [0026]なお、周壁部5を構成する窓部19には予
め組立てられた窓用枠20を取付け、ドア部21には予
め組立てられたドア用枠22を取付ける。 [00271次に、図3に示すように、各周壁用木材4
・・・の端部を互い違い交差して順次載置すると共に、
これら各周壁用木材4・・・の端部を嵌合固定して角隅
部6を構成する。 [0028]すなわち、下段側に積重ねられた周壁用木
材4の嵌込み部18と、上段側に積重ねられる周壁用木
材4の嵌込み部18とを嵌合して固定する。 [0029]次に、図4に示すように、多数本の各周壁
用木材4・・・を載置固定してなる周壁部5の最上段に
屋根固定梁7,7を架設した後、これら屋根固定梁7,
7の斜面側に多数本の各屋根用水材8・・・を順次配列
し、且つ、これら各屋根用木材8・・・の長手側端部を
差込み固定して屋根部9を構成する。 [00301すなわち、下段側に配列された屋根用水材
8の差込み凸部14と、上段側に配列される屋根用木材
8の差込み凹部15とを差込み固定し、且つ、これら屋
根用木材8,8に形成した突条部16と溝条部17とを
差込み固定する。 [00311なお、各屋根用木材8・・・をボルトやク
ギ等で固定してもよい。 [0032]このように多数本の各周壁用木材4・・・
を差込み固定して周壁部5及び角隅部6を構成し、且つ
、多数本の各屋根用木材8・・・を差込み固定して屋根
部9を構成する建築工法であるので、従来例のように丸
太を1本ずつ切削する手間が省け、現場での組立て作業
が簡単且つ容易に行える。 [0033]且つ、各周壁用木材4・・・の差込み側端
部と、各屋根用木材8・・・の差込み側端部とが隙間無
く確実に合致固定されるため、冷気や雨水等の侵入を確
実に防止することができ、断熱効果に優れ、快適な居住
性が得られると共に、ウレタン等のシール部材を介在す
る必要が無く、ログハウス1の建築に要する工期が短縮
され、建設コストの低減を図ることができる。 [0034]Lかも、建築用の足場等に用いられていた
板材(図示省略)で周壁用木材4及び屋根用木材8を製
作するので、従来例のように丸太を製材するよりも安価
に製作することができ、化粧板を外壁面に使用すること
により不要となった足場等の再利用が可能となり、−線
分の周壁用木材4及び屋根用木材8に要する製作コスト
の低減を図ることができる。 [0035]この発明の構成と、上述の実施例との対応
に於いて、この発明の建築用木材は、実施例の周壁用木
材4と、屋根用木材8とに対応するも、この発明は、上
述の実施例の構成のみに限定されるものではない。 [0036]上述の実施例では中板12の両側面に外板
13.13を夫々重合して周壁用木材4及び屋根用木材
8を構成しているが、例えば、図6に示すように、中板
12と外板13とを1枚の板部材23で形成し、図中、
板部材23の右側面長手方向に外板13を重合固定して
周壁用木材4及び屋根用木材8を構成するもよく。 [0037]また、図7に示すように、一方の外板13
の長手側上端部に突条部16を形成し、同外叛13の長
手側下端部に溝条部17を形成して、周壁用木材4及び
屋根用木材8を構成するもよい。 [0038]これら各板材4,8を用いてログハウス1
を建築する場合、上述の外板13を室外側に向けて、多
数本の各周壁用木材4・・・を差込み固定して周壁部5
及び角隅部6を構成し、且つ、多数本の各屋根用木材8
・・・を差込み固定して屋根部9を構成することで、上
述の実施例と同等の効果が得られる。
述する。 [0015]図面はログハウスの建築工法を示し、図2
乃至図3に於いて、このログハウス1は、コンクリート
打込み後の基礎2上面に土台3を固定した後、同土台3
上面に、長尺寸法に形成した多数本の各周壁用木材4・
・・を順次載置し、これら各周壁用木材4・・・の長手
側端部を差込み固定して周壁部5及び角隅部6を構成し
た後、周壁部5の最上段に架設された屋根固定梁7,7
の斜面側に多数本の各屋根用木材8・・・を順次配列し
、これら各屋根用木材8・・・の長手側端部を差込み固
定して屋根部9を構成する。 [0016]上述の土台3は、図2に示すように、コン
クリート打込み後の基礎2上面に土台3を載置して、基
礎2に埋設されたアンカーボルト10を土台3に挿通し
た後、アンカーポルト10にナツト11を螺合して、基
礎2に土台3を締付は固定する。 [0017]前述の周壁部5を構成する各周壁用木材4
・・・は、図1及び図2に示すように、建築用の足場等
として用いられていた板材(図示省略)を所定の形状寸
法に製材して中板12及び外板13.13を形成し、中
板12の両側面長手方向に外板13.13を夫々重合す
ると共に、中板12の長手側上端部より外板13.13
の長手側上端部を若干下方にずらせて、木工用の接着剤
やクギ等で一体的に型合固定している。 [0018]上述の周壁用木材4の長手側上端部には、
中板12の長手側上端部を外板13.13の長手側上端
部よりも所定寸法突出して差込み凸部14を形成し、同
周壁用木材4の長手側下端部には、中板12の長手側下
端部を外板13.13の長手側下端部よりも所定寸法没
入して、上述の差込み凸部14と係合する差込み凹部1
5を形成している。 [0019]且つ、中板12の長手側上端部には突条部
16を長手方向に1条形成し、同中板12の長手側下端
部には、上述の突条部16と係合する溝条部17を長手
方向に1条形成している。 [00201前述の角隅部6を構成する各周壁用木材4
・・・の端部には、図3に示すように、同端部を幅方向
に切り欠いて各嵌込み部18・・・を形成し、下段側の
周壁用木材4に形成された嵌込み部18と、上段側の周
壁用木材4に形成された嵌込み部18とを相互に嵌合す
る。 [00211前述の屋根部9を構成する各屋根用木材8
・・・は、上述の周壁用木材4と同一構造に形成してい
るので、その詳細な説明を省略する。 [0022]すなわち、図4に示すように、多数本の各
周壁用木材4・・・を載置固定してなる周壁部5の最上
段に予め組立てられた屋根固定梁7,7を架設し、これ
ら屋根固定梁7,7の斜面側に多数本の各屋根用木材8
・・・を順次配列して、これら各屋根用木材8・・・の
長手側端部に形成した差込み凸部14と差込み凹部15
とを差込み固定し、且つ、突条部16と溝条部17とを
相互に差込み固定する。 [0023]図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、ログハウス1の建築方法を説明する。 [0024]先ず、図2に示すように、基礎2に固定さ
れた土台3上面に多数本の各周壁用木材4・・・を順次
載置すると共に、これら各周壁用木材4・・・の長手側
端部を差込み固定して周壁部5を構成する。 [0025]すなわち、下段側に積重ねられた周壁用木
材4の差込み凸部14と、上段側に積重ねられる周壁用
木材4の差込み凹部15とを差込み固定し、且つ、これ
ら周壁用木材4.4に形成した突条部16と溝条部17
とを差込み固定する。 [0026]なお、周壁部5を構成する窓部19には予
め組立てられた窓用枠20を取付け、ドア部21には予
め組立てられたドア用枠22を取付ける。 [00271次に、図3に示すように、各周壁用木材4
・・・の端部を互い違い交差して順次載置すると共に、
これら各周壁用木材4・・・の端部を嵌合固定して角隅
部6を構成する。 [0028]すなわち、下段側に積重ねられた周壁用木
材4の嵌込み部18と、上段側に積重ねられる周壁用木
材4の嵌込み部18とを嵌合して固定する。 [0029]次に、図4に示すように、多数本の各周壁
用木材4・・・を載置固定してなる周壁部5の最上段に
屋根固定梁7,7を架設した後、これら屋根固定梁7,
7の斜面側に多数本の各屋根用水材8・・・を順次配列
し、且つ、これら各屋根用木材8・・・の長手側端部を
差込み固定して屋根部9を構成する。 [00301すなわち、下段側に配列された屋根用水材
8の差込み凸部14と、上段側に配列される屋根用木材
8の差込み凹部15とを差込み固定し、且つ、これら屋
根用木材8,8に形成した突条部16と溝条部17とを
差込み固定する。 [00311なお、各屋根用木材8・・・をボルトやク
ギ等で固定してもよい。 [0032]このように多数本の各周壁用木材4・・・
を差込み固定して周壁部5及び角隅部6を構成し、且つ
、多数本の各屋根用木材8・・・を差込み固定して屋根
部9を構成する建築工法であるので、従来例のように丸
太を1本ずつ切削する手間が省け、現場での組立て作業
が簡単且つ容易に行える。 [0033]且つ、各周壁用木材4・・・の差込み側端
部と、各屋根用木材8・・・の差込み側端部とが隙間無
く確実に合致固定されるため、冷気や雨水等の侵入を確
実に防止することができ、断熱効果に優れ、快適な居住
性が得られると共に、ウレタン等のシール部材を介在す
る必要が無く、ログハウス1の建築に要する工期が短縮
され、建設コストの低減を図ることができる。 [0034]Lかも、建築用の足場等に用いられていた
板材(図示省略)で周壁用木材4及び屋根用木材8を製
作するので、従来例のように丸太を製材するよりも安価
に製作することができ、化粧板を外壁面に使用すること
により不要となった足場等の再利用が可能となり、−線
分の周壁用木材4及び屋根用木材8に要する製作コスト
の低減を図ることができる。 [0035]この発明の構成と、上述の実施例との対応
に於いて、この発明の建築用木材は、実施例の周壁用木
材4と、屋根用木材8とに対応するも、この発明は、上
述の実施例の構成のみに限定されるものではない。 [0036]上述の実施例では中板12の両側面に外板
13.13を夫々重合して周壁用木材4及び屋根用木材
8を構成しているが、例えば、図6に示すように、中板
12と外板13とを1枚の板部材23で形成し、図中、
板部材23の右側面長手方向に外板13を重合固定して
周壁用木材4及び屋根用木材8を構成するもよく。 [0037]また、図7に示すように、一方の外板13
の長手側上端部に突条部16を形成し、同外叛13の長
手側下端部に溝条部17を形成して、周壁用木材4及び
屋根用木材8を構成するもよい。 [0038]これら各板材4,8を用いてログハウス1
を建築する場合、上述の外板13を室外側に向けて、多
数本の各周壁用木材4・・・を差込み固定して周壁部5
及び角隅部6を構成し、且つ、多数本の各屋根用木材8
・・・を差込み固定して屋根部9を構成することで、上
述の実施例と同等の効果が得られる。
【図1】周壁用木材の一部拡大斜視図。
【図2】周壁部の連結構造を示す縦断側面図。
【図3】角隅部の連結構造を示す斜視図。
【図4】屋根部の連結構造を示す斜視図。
【図5】ログハウスの全体斜視図。
【図6】第2実施例を示す周壁用木材の縦断側面図。
【図7】第3実施例を示す周壁用木材の縦断側面図。
【図8】従来例の連結構造を示す丸太の縦断側面図。
1・・・ログハウス
3・・・土台
4・・・周壁用木材
5・・・周壁部
6・・・角隅部
7・・・屋根固定梁
8・・・屋根用木材
9・・・屋根部
14・・・差込み凸部
15・・・差込み凹部
16・・・突条部
17・・・溝条部
18・・・嵌込み部
【図8】
Claims (2)
- 【請求項1】長尺寸法に形成した多数本の建築用木材を
土台上面に順次載置し、これら各建築用木材の長手側端
部に形成した差込み凸部と差込み凹部とを相互に差込み
固定し、且つ、各建築用木材の長手側端部に形成した突
条部と溝条部とを相互に差込み固定して周壁部及び角隅
部を構成し、上記周壁部の最上段に屋根固定梁を架設す
ると共に、該屋根固定梁の斜面側に多数本の建築用木材
を順次配列し、これら各建築用木材の長手側端部を相互
に差込み固定して屋根部を構成するログハウスの建築工
法。 - 【請求項2】少なくとも2枚の板材の長手側平面部を長
手方向に重合して建築用木材を形成し、上記建築用木材
の長手側端部に差込み固定される差込み凸部と差込み凹
部とを形成し、且つ、該建築用木材の長手側端部に差込
み固定される突条部と溝条部とを形成したログハウスの
建築用木材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2407292A JP2538420B2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | ログハウスの建築工法とその建築用木材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2407292A JP2538420B2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | ログハウスの建築工法とその建築用木材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04209229A true JPH04209229A (ja) | 1992-07-30 |
JP2538420B2 JP2538420B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=18516916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2407292A Expired - Fee Related JP2538420B2 (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | ログハウスの建築工法とその建築用木材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2538420B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0612606U (ja) * | 1992-03-09 | 1994-02-18 | 株式会社長谷川建具 | ログハウスの組立素材 |
JP2003093748A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-02 | Inoac Corp | 玩具ハウス |
AT501630A1 (de) * | 2005-04-04 | 2006-10-15 | Schachner Juergen | Bohle und wandelement |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5231653A (en) * | 1975-09-05 | 1977-03-10 | Hitachi Ltd | Production of hexaboride cathode |
JPS60102324U (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-12 | 小川 雅弘 | 合板用材を採り除いた針葉樹の芯材を主材とした小建築 |
JPH02139214U (ja) * | 1989-04-24 | 1990-11-21 | ||
JPH02141007U (ja) * | 1989-04-26 | 1990-11-27 |
-
1990
- 1990-12-06 JP JP2407292A patent/JP2538420B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2538420B2 (ja) | 1996-09-25 |
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