JPH04205824A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は光学的に情報を書込みまたは読出すための光
ピックアップ装置に関するものである。

［従来の技術］ 第３図（ａ）は従来の光ピックアップ装置を示す構成図
である。

図において、（１）はレーザ光源、（２）は前記レーザ
光源よりの放射光、（３）は前記放射光を平行光に変換
するコリメートレンズ、（４）は平行光束の強度分布を
補正するビーム整形光学素子、（５）は入射光路と反射
光路とを分離するビームスプリッタ、（６）は対物レン
ズ、（７）は光学的形態にて情報を記録する又は記録し
たディスク、（８）はディスク上に情報を記録又は情報
を読みとるための集光スポット、（９）は反射光に含ま
れる情報を検出するための光検出器、（１０）は反射光
束である。

次に動作について説明する。

半導体レーザ（１）よりの放射光（２）はコリメートレ
ンズ（３）によって、平行光束に変換される。半導体レ
ーザ（１）よりの放射光（２）は−３図（ｂ）に示すご
とく楕円形状をしているため、コリメートレンズ（３）
によって平行光束に変換された後、ビーム整形光学素子
（４）によつて、円形すなわち光束の強度分布か一様と
なるように変換され、対物レンズ（６）によってディス
ク（７）に集光され、ディスク（７）上に集光スポット
（８）を形成する。

ディスク（７）上の記録情報によって、集光スポット（
８）に集められた放射光（２）は変調され、ディスク（
７）で放射されたのち対物レンズ（６）へ再入射し、ビ
ームスプリッタ（５）によって放射光（２）より分離さ
れ光検出器（９）に至り電気信号に変換され、ここに図
示しない回路によってディジタルデータまたはオーディ
オ信号等として利用される。

この場合、ビーム整形光学素子（４）に入射する放射光
（２）が完全な平行光でないとビーム整形光学素子によ
って非点収差が発生し、書込み又は読取りデータの特性
が悪くなるため、光ピックアップ装置の組込み時にはコ
リメータレンズは通常光軸方向に位置調整がなされる。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の光ピックアップ装置は以上のように構成されてお
り、コリメータレンズの光軸上の位置調整はその調整は
コリメートレンズの焦点深度と同等の精度でなければな
らす、調整に時間がかかる課題がある。

発明の目的 この発明は上記のような課題を解決するためになされた
もので、゛コリメートレンズの光軸方向の位置調整が容
易にできる光ピックアップ装置を提供することを目的と
する。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る光ピックアップ装置はコリメートレンズ
を２以上の複数群からなるレンズ構成とし、そのうち１
群のレンズのみに光軸方向の位置調整機構を設けたもの
である。

［作用］ この発明に係る光ピックアップ装置は、コリメートレン
ズを２以上の群からなるレンズ構成とし、１群のレンズ
のみに光軸を調整機構を設けたので、調整されるレンズ
の入射光のＮＡはコリメートレンズ全体のＮＡに比較し
て小さく、すなわち焦点深度が大となるため、このレン
ズの光軸方向への許容移動範囲は大きく、大きな調整範
囲にて微妙な平行光束調整がなされる。

従って、必要な調整精度が緩和され容易に調整が実現で
きる。

［実施例コ 以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。な
お、第３図の従来例と同一部品については同一符号を付
すことで、詳細な説明は省略する。

第１図は、本発明の実施例の構造図であり、従来と同様
光ピックアップ装置は、半導体レーザからなるレーザ光
源（１）、コリメートレンズ（３）、ビーム整形光学素
子（４）、ビームスプリッタ（５）、対物レンズ（６）
、光検出器（９）も備えており、放射光（２）がディス
ク（７）上で集光スポット（８）として形成され、この
反射光（１０）が光検出器（９）に戻り、ディスク（７
）上に情報を記録又はディスク（７）がら情報を読み取
るものである。

本実施例では、前記コリメートレンズ（３）は光軸に並
設される２つのレンズ群から構成されており第１図に示
すように各々のレンズ群（３ａ）、（３ｂ）はそれぞれ
両凸レンズからなる。

そして、光源（１）側にない第１群のコリメートレンズ
群（３ａ）は図示しない調整機構を備えており、図中矢
印（光軸方向）方向にその位置の微調整が可能である。

次に上記実施例の光ピックアップ装置における平行光束
調整動作について説明する。

一般に焦点深度Δは Δ−λ／ＮＡ で表現でき、ＮＡが小さいほど広くなる。

コリメートレンズの各群（３ａ）及び（３ｂ）のパワー
はともに正であれば、コリメートレンズの光源側から数
えて２群目の群（３ａ）への入射光のＮＡはコリメート
レンズ（２）全体のＮＡに比べて小さく焦点深度が大き
い。

すなわち、この群（３ａ）の光軸上での位置は比較的大
きな範囲内にて許され、この範囲内にあっては、平行光
束調整範囲は非常に小であるということになる。

そこで、群（３ａ）のコリメートレンズ群を光軸方向に
移動してやると、微妙な平行光束調整が大きなコリメー
トレンズ群の移動によりなされ、調整が容易になされる
。

第２図は本発明の他の実施例の一部構成を示している。

この実施例では、光源（１）側から数えて１群目のレン
ズ群（３ｂ）を単レンズ構成とし、この単レンズをメン
ス力スレンズとしたもので、本発明の効果に加えて収差
の発生がおさえられ良好なスポットが得られるという効
果も得ることかできる。

なお、上記第１、第２実施例ではコリメートレンズの構
成を２群で構成したが、本発明では群の数が限定される
ことはなく、３群、４群等多群に構成することができる
。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、光ピックアップ装置
のコリメートレンズを２以上の複数群構成とし、その１
群のみに光軸方向の調整機構を設けたので、光束の平行
調整が容易になり、装置が安価にでき、また精度の高い
信頼性のある光ピックアップ装置を得ることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による光ピックアップ装置
を示す構成図、第２図はこの発明の他の実施例を示す光
ピックアップ装置の構成図、第３図は従来のピックアッ
プ装置を示す構成図である。 図中、（１）はレーザ光源、（２）は放射光、（３）は
コリメートレンズ、（４）はビーム整形光学素子、（６
）は対物レンズ、（７）はディスク、（９）は光検出器
である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 レーザ光源と、レーザ光源よりの放射光を平行光束に変
   換するコリメートレンズと、前記コリメートレンズより
   の平行光束をディスク上に集光する集光手段と、前記平
   行光束の強度分布を補正するビーム整形光学素子と、デ
   ィスクよりの反射光を受光する光学素子とを備えた光ピ
   ックアップ装置において、 前記コリメートレンズが２以上の複数群によって構成さ
   れ、このうち一群にのみ光軸方向の位置を調整する調整
   機構がとりつけられていることを特徴とする光ピックア
   ップ装置。