JPH0420517Y2 - - Google Patents

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JPH0420517Y2
JPH0420517Y2 JP6485686U JP6485686U JPH0420517Y2 JP H0420517 Y2 JPH0420517 Y2 JP H0420517Y2 JP 6485686 U JP6485686 U JP 6485686U JP 6485686 U JP6485686 U JP 6485686U JP H0420517 Y2 JPH0420517 Y2 JP H0420517Y2
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spray
rollers
annular wall
roller
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は薬剤、食料品などの原液の噴霧嵌装装
置における遠心噴霧機の噴霧盤に関するものであ
る。
〔従来技術とその問題点〕
従来のいわゆるコロ形噴霧盤については下の円
板に沿つて周縁に取付けてあるコロに至り、大部
分の原液はコロ上でに微粒化されるが、コロとコ
ロとの間を通過する液が少量ではあるが存在する
ために、コロによつて噴霧されるものと、コロの
間を通過するものとの混合となり、コロの間を通
過するものは大きな粒子径となるので、粒度分布
が広いものとなる。
一方従来の下円板の周縁に環状壁を設け、この
環状壁に溝を穿つたいわゆる溝形の噴霧盤におい
ては、原液が下円板の平面上を流れ、縦方向の溝
に至つた時に平面により縦の変化となり、液膜の
状態が下側が厚く上になるにつれて薄くなる。こ
のために粒度分布が広いものとなる。
さらに下円板の周縁に環状壁を設け、この環状
壁にノズル孔を設けたいわゆるノズル孔形噴霧盤
においては、原液の流量が増加すると、ノズル孔
からの原液は太い液柱となり液柱の外部は微粒と
なり、内部は粗粒となる。このために粒度分布が
広いものとなる。
〔問題点を解決するための手段とその作用〕
本考案噴霧盤は上記従来のこの種噴霧盤の問題
点を解決するために次のような構成をとつたもの
である。すなわち、遠心噴霧機の噴霧盤におい
て、 下円板1周縁のコロ3の内側に沿つて環状壁5
を上下円板1,2の間に設け、該環状壁5にコロ
3に対向した案内路4を穿つたものである。
本考案は上記構成をとることにより環状壁5の
案内路4から流出する原液lが平面流動から垂直
流動に変化し、かつコロ3に衝突してブレークさ
れるため、平均粒子径が小さく、かつ、粒度分布
の均一化できる噴霧が行なえるようにしたもので
ある。
〔実施例の説明〕
(第1実施例の説明) 以下第1〜第5図に示した本考案の第1実施例
について説明する。
図面において、1……噴霧盤下円板、2……噴
霧盤上円板、3……噴霧用コロ、4……コロ3に
向けて原液を送る案内路、5……案内路4を囲む
環状壁、6……回転軸、S……環状壁内側面、以
下その作用について説明する。
第5図に示すように、環状壁5と回転軸6の間
の環状壁内側面Sに貯溜された原液Lは環状壁5
内において平面流動状態から案内路4に入り、垂
直流動状態になる。
そして案内路4の軸線は噴霧盤の中心Oとコロ
3の中心O′とをつなぐ線O−O′に対して遅れ角
αをなしている。
実験結果からα=15°がもつとも好適である。
また案内路4の回転方向と反対側の側壁4aの
延長線はコロ3の中心O′を通るように設定して
おく。
したがつて、案内路4から流出する原液Lはほ
ぼコロの真ん中に当ることになり、原液lは確実
にブレークされる。
また、環状壁内側面Sに貯溜され、平面流動状
態にある原液lは狭い案内路4を通ることにより
垂直流動状態となり、その状態でコロ3に衝突す
ることになるので、より完全に原液lはブレーク
されることになる。
またコロ3は截頭円錐形にしてあるので、案内
路4から流出する原液lは液位の上がつた状態で
コロ3に衝突し、円錐面上部に向けて載り上げる
ことになる。この結果コロ3の全高が噴霧に有効
に作用する。
ただしコロ3は円錐状であることは必須要件で
はない。
(第2実施例の説明) つぎに第6図〜第9図に記載した第2実施例に
ついて説明する。
第2実施例の第1実施例と異なる点は案内路4
aの形状を第6図のように円筒状にした点に存す
る。ただし、遅れ角αは持たせなくても持たせて
もよい。
すなわち、第8図、第9図のように環状壁5の
高さのほぼ中央に穿たれた円筒状の案内路4aよ
り流出した原液lはコロ3の高さのほぼ中央部に
衝突し、ブレークされる。
(第3実施例の説明) つぎに第10図〜第14図に記載された第3実
施例について説明する。
第3実施例が第1,2実施例と異なる点は環状
壁5に円筒状孔5aを穿ち、この円筒状孔5aに
セラミツクノズル14を嵌め込み、またコロ3も
セラミツク製としたものである。従来多コロ(多
数のピン)形デイスクにおいては、上下板1,2
やコロ3の付け根部の摩耗を防ぐことはできなか
つたが、本実施例では耐摩耗性が高まり、かつ、
案内路及びコロの摩耗した場合容易に取換えでき
る。
(その他のコロの形状) コロの形状は第15図のように糸車状、第16
図のように提灯形でもよい。
このような形状をとると、案内部が円筒状の場
合、コロの高さ中央部に原液lが衝突するので特
に好適である。
〔考案の効果〕 案内路4または案内路4aはコロ3のほぼ中
央部に向けられているので、平面流動から垂直
流動に転換させた後、コロ3に衝突させるの
で、原液は完全にブレークされる。
したがつて、粒子径が小さくしかも粒度分布
の均一化した噴霧がなされる。
案内路の軸線方向を噴霧盤の回転方向に対し
て遅れ角αを持たせると、さらに噴霧効果は向
上する。
さらに第3実施例のように耐摩耗材を用いれ
ば、摩耗性スラリーに対し容易に耐摩耗効果を
発揮でき、交換時間を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
(第1実施例) 第1図……本考案噴霧盤の第1実施例の第2図
I−I部分相当断面図、第2図……第1図−
断面図、第3図……第1実施例を平面的に見た作
用説明図、第4図……同じく斜視図からみた作用
説明図、第5図……同じく側面図からみた作用説
明図、 (第2実施例) 第6図……要部断面図、第7図……第6図−
線相当断面図、第8図……斜視図的に見た作用
説明図、第9図……側面的に見た作用説明図、 (第3実施例) 第10図……要部断面図、第11図……第10
図X−X断面図、第12図……作用説明図、第1
3図……セラミツクノズルの一例、第14図……
セラミツクノズルの一例、第15図,第16図…
…コロの一例 (第1実施例) 1……下円板、2……上円板、3……コロ、4
……スリツト状の案内路、5……環状壁、6……
中心軸、S……環状壁内側面 (第2実施例) 4a……円筒状の案内路 (第3実施例) 14……セラミツクノズル、14a……セラミ
ツクノズルの案内路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上下円板1,2の周縁に沿つて複数の噴霧用
    コロ3を固定または回転可能に取付けた遠心噴
    霧機用噴霧盤において、 下円板1周縁のコロ3の内側に沿った環状壁
    5を上下円板1,2の間に設け、 この環状壁5にコロ3に対向して案内路4を
    穿つた ことを特徴とする噴霧盤。 案内路4を上下円板1,2の間に溝状とした
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の噴霧盤。 案内路4の軸線方向を噴霧盤の回転方向に対
    して遅れ角αを形成した、実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の噴霧盤。 案内路4aを上下円板1,2の高さ中央部に
    円筒状として設けた実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の噴霧盤。 案内路として円筒状のセラミツクノズルを用
    いた実用新案登録請求の範囲第1項記載の噴霧
    盤。
JP6485686U 1986-04-28 1986-04-28 Expired JPH0420517Y2 (ja)

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JPS62179052U JPS62179052U (ja) 1987-11-13
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