JPH0420302Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、床上もしくは机上に設置して空間を
区画するのに使用される衝立に関する。

（従来の技術） 従来、衝立としては、例えば第６図に示すよう
に、方形のパネルａ，ｂ，ｃをコの字型に組み立
ててなる衝立が公知であつた。

（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、上記従来の衝立は、略完全な方
形であるが為に利用者に対して固い印象を与え、
時に息詰まり感を与えると共に、移動時に衝立の
角、就中パネルａ及びｃが有する側端縁a₁及びc₁
の上隅角部の直角部分が目に入つて視覚的な抵抗
を与えるので、強いて言えば歩き辛い感覚を与え
るという欠点があつた。

（問題点を解決するための手段） 本考案衝立は、衝立の側端縁の上隅角部に透光
部を設けてなることを特徴とするものである。

（作用） 本考案は、上記した構成により、利用者に柔ら
かい印象を与えると共に、視界を拡大する。

（実施例） 次に、本考案衝立の一例を図面を参照しながら
説明する。

第１図乃至第３図に於いて、１は床上に設置さ
れる衝立であつて、複数枚のパネル１１から形成
されており、側端縁１２の上隅角部１３には、第
１図に示した例に於いては、直角三角形の貫孔か
らなる透孔部１４が、又第２図に示した例に於い
ては全体として直角三角形をなすよう配設された
１個の直角三角形と２個の台形よりなる貫孔群か
らなる透孔部１４が、又第３図に示した例に於い
ては全体として略直角三角形をなすよう配設され
た６個の円孔群からなる透孔部１４が、それぞれ
穿設されている。

第４図は、他の一例であつて、机上に設置され
た衝立の場合を示すものであり、１枚のパネル１
１からなり、該パネル１１からなる衝立の側端縁
１２の上隅角部１３には、直角三角形の貫孔に透
明な板体が取着されてなる透光部１５が設けられ
ている。

前記実施例に於いては、衝立側端縁の上隅角部
に貫孔を設け、或いは貫孔に透明板体を取着して
透光部を形成した例を示しているが、第５図に示
すように、上隅角部を切欠しその切欠部分を充足
する如くに透明板体１６を取着してもよい。

（考案の効果） 本考案によれば、衝立側端縁の上隅角部に透光
部が設けられているので、視界が拡大される結
果、従来の衝立としての機能を損なうことなく、
雰囲気を和らげ、利用者の息詰まり感をなくし、
コミユニケーシヨンが取り易くなると共に、歩き
易くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本考案の実施例を示す斜視
図、第４図は本考案の他の実施例を示す斜視図、
第５図は本考案に用いるパネルの他の例を示す側
面図、第６図は従来例を示す斜視図である。 １……衝立、１１……パネル、１２……側端
縁、１３……上隅角部、１４……透孔部、１５…
…透光部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ １枚もしくは複数枚のパネルから形成され、
   側端縁の上隅角部に透光部を設けてなる衝立。 ２ 透光部が透孔よりなる実用新案登録請求の範
   囲第１項に記載の衝立。 ３ 透光部が透明な板状体よりなる実用新案登録
   請求の範囲第１項に記載の衝立。