JPH0420240Y2 - - Google Patents

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JPH0420240Y2
JPH0420240Y2 JP10840486U JP10840486U JPH0420240Y2 JP H0420240 Y2 JPH0420240 Y2 JP H0420240Y2 JP 10840486 U JP10840486 U JP 10840486U JP 10840486 U JP10840486 U JP 10840486U JP H0420240 Y2 JPH0420240 Y2 JP H0420240Y2
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JP
Japan
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outer container
cell suspension
cells
incubator
liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は動物の細胞又は植物の細胞を培養器の
中で培養するための装置に関するものである。
(従来の技術) 細胞を培養する場合、培養液に細胞を懸濁した
細胞懸濁液を培養器に入れ、細胞懸濁液を攪拌し
て、細胞に酸素を供給するとともに細胞の沈殿を
防いで細胞の増殖を行なつている。
従来の培養装置では細胞懸濁液を攪拌するのに
培養器内に回転式の攪拌翼を入れて攪拌するか、
空気を底部から供給して攪拌するようにしてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 回転式の攪拌翼で細胞懸濁液を攪拌すると、攪
拌翼によつて細胞に傷がつく虞れがあり、余り好
ましくはない。また、空気を供給して攪拌する方
式では大量の空気が細胞に直線触れることにな
り、細胞懸が酸素過多となつてよくない。
本考案は、培養器内の細胞懸濁液を、細胞に損
傷を与えず、また、酸素過多にもせずに攪拌する
ことのできる培養装置を提供することを目的とす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 実施例を示す図を参照して説明すると、本考案
の培養装置では、外側容器2内に底面を浮かせた
状態で、細胞懸濁液8を入れる培養器4を設け、
外側容器2と培養器4の間に液体24を入れると
ともに、前記外側容器2の底面下側に超音波振動
子34を取りつけた。
(実施例) 図は本考案の一実施例を表わす。
外側容器2の内側に底面を浮かせた状態で培養
器4が入れられている。培養器4はガラスなどで
形成されており、中に細胞6を培養液に懸濁させ
た細胞懸濁液8が入れられている。10は培養器
4内での細胞懸濁液8の上部の気相部である。
培養器4内で細胞懸濁液8には溶存酸素を測定
する溶存酸素センサ12と、PH(ペーハー)を測
定するPHセンサ14が浸されている。16は溶存
酸素センサ12につながる溶存酸素計、18はPH
センサ14につながるPH計である。
外側容器2の底部には液体出口20が設けら
れ、上部には液体入口22が設けられている。外
側容器2と培養器4の間が閉じられ、外側容器2
と培養器4の間には水などの液体24が入れられ
ている。外側容器2の液体出口20と液体入口2
2の間には循環ポンプ26が設けられ、外側容器
2内の液体24が循環されるようになつている。
液体出口20と液体入口22の間の流路にはま
た、熱交換部28が設けられ、外側容器2内の液
体24には温度センサ30が設けられ、温度制御
部32により温度センサ30の温度信号を入力
し、熱交換部28を介して外側容器2内の液体2
4の温度を目的の温度に保つように制御してい
る。
外側容器2の外側の底面には超音波振動子34
が取りつけられている。36は超音波振動子34
の駆動部である。
外側容器2と培養器4の間に入れられた液体2
4は培養器4内の細胞懸濁液8の温度を一定に保
つ他、超音波振動子34による発熱を防ぐ役目を
果している。
本実施例において超音波振動子34を作動させ
ると、その超音波振動子34の振動が外側容器2
から液体24を介して、培養器4から細胞懸濁液
8へと伝えられる。これにより細胞懸濁液8内の
細胞6が攪拌され、細胞懸濁液8内に一様に分布
するようになる。その結果、細胞6は細胞懸濁液
8に溶けている酸素と一様に接触することができ
るようになる。
外側容器2と培養容器4の間の液体24は超音
波振動子34の緩衝帯ともなつている。
(考案の効果) 本考案の培養容器では、外側容器内に底面を浮
かせた状態で、細胞懸濁液を入れる培養器を設
け、外側容器と培養器の間に液体を入れるととも
に、外側容器の底面下側に超音波振動子を取りつ
けてその超音波振動子により細胞を攪拌するよう
にしたので、培養器内の細胞を培養器の外部から
攪拌することができるようになり、細胞に傷をつ
けることがない。また、空気を細胞懸濁液に吹き
込んで攪拌させる方法に比べて、細胞の酸素過多
を防ぐこともできる。
また、培養器内の細胞懸濁液に攪拌翼などの部
品を入れる必要がないので、装置の構造が簡略化
されるとともに、細胞懸濁液が汚染される虞れも
少なくなる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す概略断面図であ
る。 2……外側容器、4……培養器、6……細胞、
8……細胞懸濁液、24……液体、34……超音
波振動子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側容器内に底面を浮かせた状態で、細胞懸濁
    液を入れる培養器を設け、前記外側容器と前記培
    養器の間に液体を入れるとともに、前記外側容器
    の底面下側に超音波振動子を取りつけた培養装
    置。
JP10840486U 1986-07-14 1986-07-14 Expired JPH0420240Y2 (ja)

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JP10840486U JPH0420240Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14

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JP10840486U JPH0420240Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14

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JPS6313600U JPS6313600U (ja) 1988-01-28
JPH0420240Y2 true JPH0420240Y2 (ja) 1992-05-08

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JP6391050B2 (ja) * 2014-05-27 2018-09-19 株式会社Mu研究所 超音波照射装置
JP6512493B2 (ja) * 2017-06-05 2019-05-15 大日本印刷株式会社 培養装置および培養方法
CN112313324B (zh) * 2018-07-05 2024-03-01 三菱电机株式会社 细胞培养装置、细胞培养方法和存储介质

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JPS6313600U (ja) 1988-01-28

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