JPH04201801A - 固形物入り液体充填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、固形物入り液体の充填装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、具入りスープ等の固形物入り液体を容器に充填す
る場合、液体分と固形分を略一定の割合で充填するのが
困難であるので、液体分と固形分とを予め別々のタンク
に貯留しておき、別個に計量しつつ充填するようにして
いる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来の充填装置によれば、容器への
充填に時間がかかり、また、タンクや充填ノズルを複数
個用意しなければならないので、装置が大型化し、コス
トアップを招（という問題がある。

本発明は、そのような問題を解消することのできる固形
物入り液体の充填装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本第１の発明は、攪拌機を
有する固形物入り液体貯留用タンクと、前記タンクから
液体を一定量ずつ吸引し、吐出する計量シリンダと、前
記タンクから前記計量シリンダに至る吸引管と、前記計
量シリンダから吐出される固形物入り液体を導く吐出管
と、前記計量シリンダの吸引・吐出に応じて前記タンク
と前記計量シリンダとの間を開閉する吸引用切替チャツ
キ弁と、前記吐出管の終端部に設けられた固形物入り液
体の充填ノズルと、前記計量シリンダの吸引・吐出に応
じて前記計量シリンダと前記充填ノズルとの間を開閉す
る吐出用切替チャツキ弁とを備えた固形物入り液体充填
装置の構成を採用している。

また、本第２の発明は、前記攪拌機として、前記タンク
中に挿入された環体と、該環体をその直径方向に貫いて
支えつつ該環体を回転させる駆動軸と、前記駆動軸を中
心として非対称形に前記環体の周囲に設けられた多数の
攪拌片とを備えたものとした固形物入り液体充填装置の
構成を採用している。

〔作用〕

本第１の発明によれば、タンク中において攪拌機が固形
物入り液体を常時攪拌し、固形分と液体分とを均一にす
る。

計量シリンダは、タンクから固形物入り液体を一定量ず
つ吸引し、吐出する。固形物入り液体は、吸引用切替チ
ャツキ弁及び吐出用切替チャツキ弁の切り替えに応じて
、吸引管中を通ってタンクから計量シリンダ中に流入し
、また吐出管を通って充填ノズルから容器の方に流出す
る。

固形物入り液体は、タンク中で攪拌されていることから
、固形分と液体分とが均一に混じり合った状態で容器中
に充填される。また、計量シリンダにより、計量される
ので、一定量ずつ充填される。

本第２の発明によれば、駆動軸により環体が回転する。

これにより、環体と攪拌片とがタンク中の固形物入り液
体を攪拌することとなる。

また、攪拌片は、駆動軸を中心として非対称形に環体の
周囲に設けられているので、駆動軸を中心にして片側に
ある攪拌片の回動軌跡と他側にある攪拌片の回動軌跡と
が食違うことになる。従って、攪拌のし残しが防止され
、攪拌効率が高まる。

〔実施例〕

以下、第１図ないし第５図を参照し七本発明に係る固形
物入り液体充填装置の実施例を説明する。

第１図に示されるように、この装置は、固形物入り液体
の貯留用タンク１と、前記タンク１から固形物入り液体
を一定量ずつ吸引し、吐出する計量シリンダ２と、前記
タンク１から前記計量シリンダ２に至る吸引管３と、前
記計量シリンダ２から吐出される固形物入り液体を、導
く吐出管４と、前記計量シリンダ２の吸引・吐出に応じ
て前記タンク１と前記計量シリンダ２との間を開閉す聰
吸引用切替チャツキ弁５と、前記吐出管４の終端部に設
けられた固形物入り液体の充填ノズル７と、前記計量シ
リンダ２の吸引・吐出に応じて前記計量シリンダ２と前
記充填ノズル７との間を開閉する吐出用切替チャツキ弁
６とを有している。

タンク１は、第２図及び第３図に示されるように、槽８
と、該槽８に取り付けられた攪拌機９とを有する。

槽８は、円筒状の胴部８ａと、半球状の底部８ｂと、胴
部８ａ上端の開口を開閉する蓋１０とを備え、中に固形
物入り液体を貯留するようになっている。

蓋１０には、この固形物入り液体の量を検出するための
レベルセンサ１１が取り付けられている。

攪拌機９は、前記槽中に入れられた攪拌部と、この攪拌
部を回動させるための原動部とを有する。

攪拌部は、前記槽８の底側に挿入された環体１２と、該
環体１２をその直径方向に貫いて支えつつ該環体１２を
回転させる駆動軸１３と、前記環体１２の周囲に設けら
れた多数の攪拌片１４とを備えている。

駆動軸１３は、前記槽８の胴部８ａと底部８ｂとの境目
あたりを横方向に貫通し、槽８の外壁面に取り付けられ
た軸受部１５に水平に支持されている。

攪拌片１４は、前記駆動軸１３を中心としてその左右に
非対称形に配置されている。このため、駆動軸１３を中
心にして片側にある攪拌片１４の回動軌跡と他側にある
攪拌片１４の回動軌跡とが食違うことになり、それだけ
効率良く攪拌されることとなる。

また、攪拌片１４は、環体１２の縦の中心軸を中心に左
右両側のものが逆向きのスパイラル状に配置されている
ので、固形物入り液体は更に効率良く攪拌されることと
なる。

原動部はタンク外壁に取り付けられたギアトモ　′−タ
１６であり、その出力軸が前記駆動軸１３にカップリン
グ１７を介して連結されている。また、このギアドモー
タ１６はタイマにより一定時間ごとに反転するようコン
トロールされるようになっている。

前記タンク１の底と計量シリンダ２とは、第１図に示さ
れるように、吸引管３で結ばれて０る。

計量シリンダ２は、そのシリンダ２ａ中にピストン２ｂ
を備え、該ピストン２ｂの一定ストロークの往復動によ
りシリンダ２ａ中に一定量の固形物入り液体を吸引し、
かつ吐出するようになっている。ピストン２ｂの駆動源
は図示しないがエアシリンダ装置である。

前記吸引用切替チャツキ弁５は、第４図のような構造で
あり、吸引管３に連通する縦置きされた筒体１８及びこ
の筒体１８下にあって吐出管４に連通する弁箱１９を有
している。弁座２０は弁箱１９の天井部に設けられ、弁
体２１を支える弁棒２２は筒体１８内に挿入され、その
上端においてエアシリンダ装置２３のロッドと連結され
ている。

エアシリンダ装置２３は筒体１８の上部に固定されてい
る。　　・ この吸引用切替チャツキ弁５は、前記計量シリンダ２と
連動するもので、計量シリンダ２の吸引時に吸引管３を
計量シリンダ２側に連通せしめ、吐出時には吐出管４を
計量シリンダ２に連通せしめるようになっている。

第５図に示されるように、吐出管４は吐出用切替チャツ
キ弁６の縦置きされた筒体２３に対しその側面から連通
している。

筒体２３の下端には弁座２４が設けられ、その部分が弁
箱２５で覆われている。弁箱２５内には弁体２６が入っ
ており、これを支える弁棒２７が筒体２３中を上方向に
伸びている。弁棒２７の上端は筒体上端に固定されたエ
アシリンダ装置２８のロッドに連結されている。

充填ノズル７は、ノズル筒２９を有し、該ノズル筒２９
は前記弁箱２５下に連結されている。ノズル筒２９の下
端にも弁座３０が設けられ、該弁座３０に対し接離する
弁体３１が前記弁体３１から同軸上を垂下する棒材３２
の下端に設けられている。該棒材３２の中途にはその芯
出しをするための案内板３３が設けられている。

次に、上記固形物入り液体充填装置の動作について説明
する。

ギアドモータ１６の駆動により攪拌機９の攪拌片１４が
回動しつつタンク１中の固形物入り液体を攪拌する。こ
れにより、固形物入り液体は液体分中を固形分が均一に
分散した状態となる。

充填に際し、計量シリンダ２が作動し、タンク１中から
固形物入り液体をそのシリンダ２ａ中に定量だけ吸い込
む。その時、吸引用切替チャツキ弁５が開いていて吐出
用切替チャツキ弁６は閉じている。

次に、吸引用切替チャツキ弁５が閉じ、吐出用切替チャ
ツキ弁６が開き、計量シリンダ２が吸い込んだ固形物入
り液体を吐出管４に吐出する。これにより、計量シリン
ダ２中のピストン２ｂのストロークに応じた定量の固形
物入り液体３４が充填ノズル７から、容器３５中に流入
する。

以後同様な動作が繰り返されつつ、各容器３５に固形物
入り液体３４が充填されることとなる。

〔発明の効果〕

零箪１の発明は、以上のような構成からなるので、固形
物入り液体を容器に迅速に充填することができる。また
、固形分と液体分が均一に混じり合った状態で充填する
ことができる。更に、タンクや充填ノズルを簡素化して
コストダウンを図ることができるという利点がある。

本第２の発明は、多数の攪拌片が回転軸の両側に非対称
形に配置された構成となっているので、固形物入り液体
をより効率的に攪拌し、適正な充、　填を達成しつると
いう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係る固形物入り液体充填装置の実施例を示
し、第１図は該装置の部分切欠立面図、第２図はタンク
の部分の垂直断面図、第３図はタンクの部分の部分切欠
平面図、第４図は吸引用切替チャツキ弁の部分切欠垂直
断面図、第５図は吐出用切替チャツキ弁の部分切欠垂直
断面図である。 １・・・タンク、２・・・計量シリンダ、３・・・吸引
管、４・・・吐出管、５・・・吸引用切替チャツキ弁、
６・・・吐出用切替チャツキ弁、７・・・充填ノズル、
８・・・槽、１２・・・環体、１３・・・駆動軸、１４
・・・攪拌片、３４・・・固形物入り液体、３５・・・
容器。 出願人代理人　　石　　川　　泰　　男第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、攪拌機を有する固形物入り液体貯留用タンクと、前
   記タンクから液体を一定量ずつ吸引し、吐出する計量シ
   リンダと、前記タンクから前記計量シリンダに至る吸引
   管と、前記計量シリンダから吐出される固形物入り液体
   を導く吐出管と、前記計量シリンダの吸引・吐出に応じ
   て前記タンクと前記計量シリンダとの間を開閉する吸引
   用切替チャッキ弁と、前記吐出管の終端部に設けられた
   固形物入り液体の充填ノズルと、前記計量シリンダの吸
   引・吐出に応じて前記計量シリンダと前記充填ノズルと
   の間を開閉する吐出用切替チャッキ弁とを備えたことを
   特徴とする固形物入り液体充填装置。 ２、前記攪拌機は、前記タンク中に挿入された環体と、
   該環体をその直径方向に貫いて支えつつ該環体を回転さ
   せる駆動軸と、前記駆動軸を中心として非対称形に前記
   環体の周囲に設けられた多数の攪拌片とを備えたことを
   特徴とする固形物入り液体充填装置。