JPH04201631A - インシュレータセクションの構造 - Google Patents

インシュレータセクションの構造

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JPH04201631A
JPH04201631A JP33602590A JP33602590A JPH04201631A JP H04201631 A JPH04201631 A JP H04201631A JP 33602590 A JP33602590 A JP 33602590A JP 33602590 A JP33602590 A JP 33602590A JP H04201631 A JPH04201631 A JP H04201631A
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JP
Japan
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trolley wire
connecting member
hanging
bridge
insulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP33602590A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Ishii
勇 石井
Takahiro Hasegawa
長谷川 鎬弘
Masaru Amano
天野 大
Fumio Kasagi
笠木 二三雄
Takeshi Shiyougo
正後 武司
So Kawamura
河村 宗
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NGK Insulators Ltd
Central Japan Railway Co
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Central Japan Railway Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は、列車のパンタグラフか摺動するトロリー線
のインシュレータセクションの構造に関するものである
。 [従来の技術] 従来のインシュレータセクションの構造としては、例え
ば第11図及び第12図に示すようなものが知られてい
る。 この従来のインシュレータセクションの構造においては
、絶縁性の架橋体3の両端部にトロリー線1を連結する
ための導電性の連結部材7が取付ボルト2’0により固
定され、この両連結部材7゜7間に架橋体3が固着され
て、両トロリー線l。 1が連結されている。また、各連結部材7,7には一対
のスライダ8.8が架橋体3の第11図において左右に
互いに反対方向へ延びるようにそれぞれ取着されている
。両スライダ8の下端縁には架橋体3の下面及びトロリ
ー線1の下面と同一平面上に延びる摺動面22が設けら
れ、パンタグラフ21がセクションインシュレータの下
側を滑らかに摺動通過可能とされている。 [発明が解決しようとする課題] ところが、この従来のインシュレータセクションの構造
においては、架橋体3の下部外周縁が第11図に鎖線で
示すように、トロリー線1の下面に沿って摺動するもの
であるため、パンタグラフ17が通過する際に架橋体3
を磨耗させて、例えば年に2回はど取り替えを必要とす
る程度の耐久性しか持ち得ないという技術的課題があっ
た。 この発明は、上記のような従来の技術に存在する技術的
課題に着目してなされたものであって、その目的とする
ところは、耐久性のあるインシュレータセクションの構
造を提供することにある。 口課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するためにこの発明では、連設される
トロリー線の隣接する各端部に連結す゛る連結部材と、
連結部材に回動自由に連結される吊下金具と、連結部材
に設け、吊下金具と当接して回動を規制する当接部材と
、吊下金具に両端部を連結し、トロリー線の下面よりも
上方位置とした下面を有しかつ沿面絶縁距離を確保する
長さを有する第1の架橋体と、該第1の架橋体の上方位
置で吊下金具間に架設された第2の架橋体と、いずれか
一方の連結部材から他側の連結部材方へ延出し、下面を
トロリー線の下面と同一平面とした摺動面を有する一対
のスライダとよりなるセクションインシュレータをトロ
リー線間に連結したインシュレータセクションの構造と
したものである。 [作 用コ トロリー線の隣接する端部間は、両連結部材と両用下金
具と第1及び第2の架橋体とにより連結されている。こ
の際、当接部材が吊下金具に当接して連結部材の回動を
阻止し、連結一部材を傾動すること無くセクションイン
シュレータが架設され、インシュレータセクションの連
結がなされる。また架橋体により必要な沿面絶縁距離が
確保された連結がなされている。 また、トロリー線に加えられた架設張力が吊下金具の下
側を拡げるように作用するが、第1の架橋体の上方位置
に第2の架橋体が設けられているため、第1の架橋体か
これを妨げ、第2の架橋体を凹状に湾曲しようとする曲
げ応力を打ち消して架橋体を湾曲すること泣く真っ直ぐ
に張設する。 また、いずれか一方の連結部材から他側の連結部材方へ
一対のスライダが延出し、かつスライダの下面がトロリ
ー線の下面と同一平面とした摺動面を有しているため、
両連結部材間を摺動するパンタグラフはこの摺動面に沿
って滑らかに摺動する。−このため、トロリー線の下面
よりも上方位置としている第1の架橋体の下面がスライ
ダの摺動面よりも上方位置に配置されているため、パン
タグラフは第1の架橋体と接触することがない。 [実施例1] 以下、吊下線に吊下されたトロリー線lに具体化した実
施例1を、第1〜7図に基づいて説明する。 第1図において、セクションインシュレータ2は、二本
の絶縁性の第1の架橋体3.第2の架橋体4と、この画
架橋体3.4の両側をそれぞれ軸着する吊下金具5.5
と、この吊下金具5の下部にピン6により連結された連
結部材7とにより、略左右対称に形成されている。また
、左側の連結部材7には水平方向に延びる一対のスライ
ダ8の一端が取付は固定されている。 連結部材7は金属、カーボン繊維などの導電性材料から
構成され、連結部材7の一側には、下面を開口した断面
n形のトロリー線連結部9が形成され(第4図参照)、
円形溝付のトロリー線lを嵌挿する取付溝lOが形成さ
れている。また、トロリー線1を抜は止め固定する複数
の取付ボルト11が取付られ、トロリー線連結部9の下
端よりトロリー線lが僅かに下方に突出して取付は可能
とされている。 連結部材7の他側では、吊下金具5の下部を挟装可能に
二叉とされ(第3図参照)、ピンBにより回動可能に取
付られている。このピン6には、両トロリー線1,1間
に作用する架設張力に耐える強度が必要とされるため、
トロリー線1の中心軸線を延長した位置に配置すると、
ピン6を小径とし、かつ高強度とする必要があり、設計
上に困難性があるため、第1図に示されているように、
トロリー線lの中心軸線位置よりもδだけ上方位置に挿
通され、ピン6を十分な太さとして、強度を確保してい
る。 また、連結部材7の中央には、当接部材12が・  上
側に突設されている。この当接部材12には架橋体4の
中心軸線延長位置で吊下金具5の側面に当接する当接部
13が設けられ、吊下金具5と連結部材7が略90°以
下の角度とならないよう吊下金具5の回動を規制してい
る。 対向する一対の吊下金具5,5は連結ピン14゜14に
より回動可能に支持され、図示しない吊下線に支持ワイ
ヤ15を介して吊下可能とされている。そして、吊下金
具5.5間には、上下に設けられた二本の架橋体3,4
を取付ピン16.17により回動自由に架設され、この
第1の架橋体3と両吊下金具5,5とによりH形とされ
ている。 画架橋体3,4は、FRP製の棒状のコア18とこのコ
ア18を覆って円筒状に形成されたゴムカバ19とによ
り形成された絶縁体とこの両端部を把持する把持体によ
り形成されている。またゴムカバ19の外周面には複数
のひだL9aが形成され、架橋体3の外周縁により沿面
絶縁距離を確保している。 第1,2図において左側の連結部材7には、−対のスラ
イダ8,8が一対の取付ボルト20により両側面に取着
されている。スライダ8は、架橋体3の両側において右
側の吊下金具5付近までトロリー線lの軸線に沿って延
長され、また下面側にパンタグラフ21が抵抗無く摺動
接触するように、トロリー線1の下面と同一平面となる
摺動面22が形成されている。 スライダ8の外側面と取付ボルト20の頭部との間には
、一対の回り止め板23が挟着されている。この回り止
め板23の両端部には取付ボルト20の頭部に係合して
取付ボルト20の回動を防ぐ各一対の係合片24が折曲
げ形成されている。 次に、前記のように構成された実施例1のセクションイ
ンシュレータ2の作用を説明する。 セクショインシュレータ2を架設するには吊架線(図示
せず。)に吊下された、トロリー線l。 ■の隣接する各端部を直列配置し、連結部材7の取付溝
IO内にトロリー線lの端部を嵌合し、取付ボルト11
を締め付けてトロリー線lに連結固定する。これにより
トロリー線1.1間にセクションインシュレータ2が連
結される。次に、前記吊架線に吊下げられた支持ワイヤ
15.15の下端部を吊下金具5,5に結束して吊下す
る。そして、トロリー線lに架設張力を付与してを架設
する。 その際、仮に当接部材12を設けない構成とした場合に
は、第6図に誇張した模式図で示すように、ピン6がト
ロリー線lの中心軸線位置よりもδだけ上方位置に挿通
されているので、トロリー線lの軸線の延長位置にピン
6の中心が位置するように張設される。すなわち、連結
部材7は、ピン6を中心として傾動し、セクションイン
シュレータ2の全体が沈み込むことになる。ここで、こ
の実施例1では第1図に示すように当接部材12が吊下
金具5の側方に当接して、連結部材7の傾動を妨げるた
め連結部材7か、真っ直ぐに架設される。このため、ス
ライダ8の摺動面22が水平配置されるとともに、架橋
体3かトロリー線1の軸線よりも上方に支持され、架橋
体3の下面は摺動面22より上方に偏倚して装置される
。 なお、この際、トロリー線1. 1間の張力がピン6.
6間に働き、すなわち両吊下金具5,5間の下側を拡げ
るように働くため、仮に架橋体3を設けていない構成で
は第7図に示すように、架橋体4を湾曲させる曲げ応力
が働く。しかし、架橋体4の下部には架橋体3が設けら
れているため、両吊下金具5,5開の下側が拡げられる
のを妨げ、架橋体4の中央を凹曲させる曲げ応力を打ち
消すことになる。従って、第1図に示されるように架橋
体3,4は湾曲することなく真っ直ぐに張設される。 さて、第1図において左側のトロリー線1側からパンタ
グラフ21がトロリー線lの下面側を摺動移動しスライ
ダ8の摺動面22に移行する。この際、第1.2図に鎖
線で示すように、パンタグラフ21が前後一対のスライ
ダ8,8の摺動面22.22で摺動支持されるため、パ
ンタグラフ21はスライダ8,8を前後方向に捻動する
こと無<(トロリー線1を捩じること無く)摺動し、右
側のトロリー線lへ移行する。 また、トロリー線1の下面よりも上方に架橋体3が配置
されているため、パンタグラフ21は架橋体3の下部外
周縁に摺動接触することなく移動できる。 この実施例1においては、架橋体3の上方に架橋体4を
架設したことにより、両吊下金具5,5間の下側がトロ
リー線1. 1間に作用する張力により拡げられるのを
妨ぎ、架橋体4が湾曲しないので、架橋体4を太くする
など曲げ強度を大きくする必要はなく、架橋体4が小型
のもので十分であり、インシュレータセクションの構造
を小型なものとすることができる。 また、当接部材12が吊下金具5の側方に当接して連結
部材7の傾動を妨げトロリー線lの軸線に沿ってスライ
ダ8を配置しているため、パンタグラフ21は摺動面2
2を滑らかに摺動できる。 また、パンタグラフ21が架橋体3の下部外周縁と摺動
接触しないので、架橋体3が磨耗することがなく、イン
シュレータセクションの構造の耐久性を向上させること
ができる。 また、パンタグラフ21が架橋体3の下部外周縁と摺動
接触しないように、架橋体3の外周に複数のひだ14a
を設けることができる。従って、短い架橋体3であって
も沿面絶縁距離を十分に確保することができ、インシュ
レータセクションの構造の小型化及び軽量化を図ること
ができる。 〔実施例2〕 次に、この発明の実施例2を第8〜10図に基づいて説
明する。 実施例1に示すインシュレータセクションの構造との相
違は当接部材12の部位においてである。 このため、共通する部分を省略して説明する。 第8図に示すように、連結部材107の中央には、当接
部材112が上方に突設されている。この当接部材11
2には、架橋体3の中心軸線延長位置を軸中心とする当
接ボルト113が螺合されている。この当接ボルト11
3を螺進させることによりその先端が吊下金具5の側面
に当接して押圧可能とされている。 次に、前記のように構成された実施例2のインシュレー
タセクションの構造の作用を説明する。 トロリー線1,1の隣接する各端部を直列配置しセクシ
ョンインシュレータ102を連結する際、この実施例2
では、実施例1において説明したと同様に連結部材7は
ピン6を中心として傾動するとともに全体が沈み込む(
第9図参照)。トロリー線1.1を張設した後、当接ボ
ルト113を螺進して、その先端が吊下金具5の側方を
押圧すると、連結部材7はこれに伴い立ち上がり連結部
材107を真っ直ぐの状態で架設できる(第10図参照
)。 なお、セクションシュレータ102を架設するに際して
、当初は当接ボルトl13を後退しておけば、連結部材
7は吊下金具5との間で回動自由となり、トロリー線l
と連結部材7間に屈曲を生じること無く架設することが
でき、トロリー線lを傷めること無く架設できる。 なお、この発明は前記実施例1又は実施例2の構成に限
定されるものではなく、次のようにしてもよい。 (1)第1,8図に示されるように実施例1,2では、
吊下金具5に取り付けた画架橋体3,4位置をビン6か
ら略1:2の比とした例を示したが、この位置を適宜適
宜変更してもよい。この際、架橋体4をさらに上部に連
結して、この比を大きくする構成とすれば、架橋体4に
加わる圧縮応力は小さくなるとともに、架橋体3に加わ
る引張り応力も小さくなる。このため、架橋体3,4を
より小型化することが可能となる。 (2)また、実施例1,2では、架橋体3と架橋体4と
をほぼ同じ太さの例を示したが、吊下金具5に取り付け
た画架橋体3,4位置によっては、異なる太さの架橋体
3と架橋体4としてもよい。 (3)また、実施例1.2では、二本の架橋体3゜4に
より構成した例を示したが、二本以上であればよく、三
本であってもかまわない。 [発明の効果] 以上の通り、この発明では、連設されるトロリー線の隣
接する各端部に連結する連結部材と、連結部材に回動自
由に連結される吊下金具と、連結部材に設け、吊下金具
と当接して回動を規制する当接部材と、吊下金具に両端
部を連結し、トロリー線の下面よりも上方位置とした下
面を有しかつ沿面絶縁距離を確保する長さを有する第1
の架橋体と、該第1の架橋体の上方位置で吊下金具間に
架設された第2の架橋体と、いずれか一方の連結部材か
ら他側の連結部相方へ延出し、下面をトロリー線の下面
と同一平面とした摺動面を有する一対のスライダとより
なるセクションインシュレータをトロリー線間に連結し
たインシュレータセクションの構造としたため、パンタ
グラフが架橋体と接触することがない耐久性に優れたイ
ンシュレータセクションの構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図はこの発明の実施例1を示し、第1図は一部
破断正面図、第2図は同底面図、第3図は第1図A−A
線拡大断面図、第4図は第1図B−B線拡大断面図、第
5図は第1図C−C線拡大断面図、第6図は張設状態を
示す模式図、第7図は当接部材の作用を示す模式図、第
8〜lO図は実施例2を示し、第8図は一部破断正面、
第9図は張設状態を示す模式図、第10図は当接部材の
作用を誇張して示す模式図、第11図は従来のトロリー
線の構造を示す正面図、第12図は同平面図である。 1・・・トロリー線、3・・・第1の架橋体、4・・・
第2の架橋体、5・・・吊下金具、7・・・連結部材、
8・・・スライダ、12・・・当接部材、22・・・摺
動面、107・・・連結部材、112・・・当接部材特
許出願人  東海旅客鉄道株式会社 日本碍子 株式会社 代理人    弁理士 恩1)溝室(ほか1名)自−発
手続補正書 平成 3年 1月 8日 平成2年11月29日付提出の特許願(2)2、発明の
名称 インシュレータセクションの構造 3、補正をする者 事件との関係: 特許出願人 名 称  東海旅客鉄道 株式会社 名 称   406  日本碍子株式会社4、代理人 住所  〒500  岐阜市大宮町2丁目12番地のI
置  0582 (65)−1810(代表)ファック
ス専用 0582 (66)−1339明細書 ■6発明の名称 インシュレータセクションの構造 2、特許請求の範囲 1、連設されるトロリー線(1,1)の隣接する各端部
に連結する連結部材(7,107)と、該連結部材(7
,107)に回動自由に連結される吊下部材(5,5)
と、前記連結部材(7,107)に設け、該吊下部材(
5)と当接して回動を規制する当接部材(12,112
)と、該吊工星五(5,5)に両端部を連結し、トロリ
ー線(1,1)の下面よりも上方位置とした下面を有し
かつ沿面絶縁距離を確保する長さを有する第1の架橋体
(3)と、該架橋体(3)の上方位置で前記1工ff1
H(5,5)間に架設された第2の架橋体(4)と、い
ずれか一方の連結部材(7,107)から他側の連結部
材(7,107)方へ延出し、下面をトロリー線(1,
l)の下面と同一平面とした摺動面(22)を有する一
対のスライダ(8)とよりなるセクションインシュレー
タをトロリー線(1,1)間に連結したインシュレータ
セクションの構造。 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野コ この発明は、列車のパンタグラフが摺動するトロリー線
のインシュレータセクションの構造に関するものである
。 [従来の技術] 従来のインシュレータセクションの構造としては、例え
ば第11図及び第12図に示すようなものが知られてい
る。 この従来のインシュレータセクションの構造においては
、絶縁性の架橋体3の両端部にトロリー線1を連結する
ための導電性の連結部材7が取付ボルト20により固定
され、この両連結部材7゜7間に架橋体3が固着されて
、両トロリー線1゜■が連結されている。また、各連結
部材7,7には一対のスライダ8,8が架橋体3の第1
1図において左右に互いに反対方向へ延びるようにそれ
ぞれ取着されている。両スライダ8の下端縁には架橋体
3の下面及びトロリー線1の下面と同一平面上に延びる
摺動面22が設けられ、パンタグラフ21がセクション
インシュレータの下側を滑らかに摺動通過可能とされて
いる。 [発明か解決しようとする課題] ところが、この従来のインシュレータセクションの構造
においては、架橋体3の下部外周縁か第11図に鎖線で
示すように、トロリー線1の下面に沿って摺動するもの
であるため、パンタグラフ17が通過する際に架橋体3
を磨耗させて、例えば年に2回はど取り替えを必要とす
る程度の耐久性しか持ち得ないという技術的課題があっ
た。 この発明は、上記のような従来の技術に存在する技術的
課題に着目してなされたものであって、その目的とする
ところは、耐久性のあるインシュレータセクションの構
造を提供することにある。 [課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するためにこの発明では、連設される
トロリー線の隣接する各端部に連結する連結部材と、連
結部材に回動自由に連結される吊下部材と、連結部材に
設け、吊下部材と当接して回動を規制する当接部材と、
吊下部材に両端部を連結し、トロリー線の下面よりも上
方位置とした下面を有しtつ沿面絶縁距離を確保する長
さを有する第1の架橋体と、該第1の架橋体の上方位置
で吊下部材間に架設された第2の架橋体と、いずれか一
方の連結部材から他側の連結部材方へ延出し、下面をト
ロリー線の下面と同一平面とした摺動面を有する一対の
スライダとよりなるセクションインシュレータをトロリ
ー線間に連結したインシュレータセクションの構造とし
たものである。 [作 用] トロリー線の隣接する端部間は、両連結部材と雨量下部
材と第1及び第2の架橋体とにより連結されている。こ
の際、当接部材が吊下部材に当接して連結部材の回動を
阻止し、連結部材を傾動すること無くセクションインシ
ュレータが架設され、インシュレータセクションの連結
がなされる。また架橋体により必要な沿面絶縁距離が確
保された連結がなされている。 また、トロリー線に加えられた架設張力が吊下部材の下
側を拡げるように作用するが、第1の架橋体の上方位置
に第2の架橋体が設けられているため、第1の架橋体が
これを妨げ、第2の架橋体を凹状に湾曲しようとする曲
げ応力を打ち消して架橋体を湾曲すること泣く真っ直ぐ
に張設する。 また、いずれか一方の連結部材から他側の連結部材方へ
一対のスライダが延出し、かつスライダの下面がトロリ
ー線の下面と同一平面とした摺動面を有しているため、
両連結部材間を摺動するパンタグラフはこの摺動面に沿
って滑らかに摺動する。このため、トロリー線の下面よ
りも上方位置としている第1の架橋体の下面がスライダ
の摺動面よりも上方位置に配置されているため、パンタ
グラフは第1の架橋体と接触することがない。 [実施例1] 以下、吊下線に吊下されたトロリー線1に具体化した実
施例1を、第1〜7図に基づいて説明する。 第1図において、セクションインシュレータ2は、二本
の絶縁性の第1の架橋体3.第2の架橋体4と、この画
架橋体3,4の両側をそれぞれ軸着する吊下部材5.5
と、この吊下部材5の下部にピン6により連結された連
結部材7とにより、略左右対称に形成されている。また
、左側の連結部材7には水平方向に延びる一対のスライ
ダ8の一端が取付は固定されている。 連結部材7は金属、カーボン繊維などの導電性゛  材
料から構成され、連結部材7の一側には、下面を開口し
た断面口形のトロリー線連結部9が形成され(第4図参
照)、円形溝付のトロリー線lを嵌挿する取付溝10が
形成されている。また、トロリー線lを抜は止め固定す
る複数の取付ボルト11が取付られ、トロリー線連結部
9の下端よりトロリー線lが僅かに下方に突出して取付
は可能とされている。 連結部材7の他側では、吊下部材5の下部を挟装可能に
二叉とされ(第3図参照)、ピン6により回動可能に取
付られている。このピン6には、両トロリー線1,1間
に作用する架設張力に耐える強度か必要とされるため、
トロリー線1の中心軸線を延長した位置に配置すると、
ピン6を小径とし、かつ高強度とする必要があり、設計
上に困難性があるため、第1図に示されているように、
トロリー線1の中心軸線位置よりもδだけ上方位置に挿
通され、ピン6を十分な太さとして、強度を確保してい
る。 また、連結部材7の中央には、当接部材12が上側に突
設されている。この当接部材12には架橋体4の中心軸
線延長位置で吊下部材5の側面に当接する当接部13が
設けられ、吊下部材5と連結部材7が略90°以下の角
度とならないよう吊下部材5の回動を規制して□いる。 対向する一対の吊下部材5,5は金属、カーボン繊維な
どの導電性材料からなり、連結ピン14゜14により回
動可能に支持され、図示しない吊下線に支持ワイヤ15
を介して吊下可能とされている。そして、吊下部材5,
5間には、上下に設けられた二本の架橋体3,4を取付
ピン16.17により回動自由に架設され、この第1の
架橋体3と雨量下部材5,5とによりH形とされている
、画架橋体3,4は、FRP製の棒状のコア18とこの
コアI8を覆りで円筒状に形成されたゴムカバ19とに
より形成された絶縁体とこの両端部を把持する把持体に
より形成されている。またゴムカバ19の外周面には複
数のひた19aが形成され、架橋体3の外周縁により沿
面絶縁距離を確保している。 第1.2図において左側の連結部材7には、−対のスラ
イダ8,8か一対の取付ボルト2oにより両側面に取着
されている。スライダ8は、架橋体3の両側において右
側の吊下部材S付近までトロリー線1の軸線に沿って延
長され、また下面側にパンタグラフ21か抵抗無く摺動
接触するように、トロリー線lの下面と同一平面となる
摺動面22が形成されている。 スライダ8の外側面と取付ボルト2oの頭部との間には
、一対の回り止め板23が挟着されている。この回り止
め板23の両端部には取付ボルト20の頭部に係合して
取付ボルト2oの回動を防ぐ各一対の係合片24か折曲
は形成されている。 次に、前記のように構成された実施例1のセクションイ
ンシュレータ2の作用を説明する。 セクショインシュレータ2を架設するには吊架線(図示
せず。)に吊下された、トロリー線l。 lの隣接する各端部を直列配置し、連結部材7の取付溝
10内にトロリー線lの端部を嵌合し、取付ボルト11
を締め付けてトロリー線lに連結固定する。これにより
トロリー線1. 1間にセクションインシュレータ2が
連結される。次に、前記吊架線に吊下げられた支持ワイ
ヤ15;15の下端部を吊下部材5,5に結束して吊下
する。そして、トローリー線lに架設張力を付与してを
架設する。 その際、仮に当接部材12を設けない構成とした場合に
は、第6図に誇張した模式図で示すように、ピン6がト
ロリー線lの中心軸線位置よりもδだけ上方位置に挿通
されているので、トロリー線lの軸線の延長位置にピン
6の中心が位置するように張設される。すなわち、連結
部材7は、ピノロを中心として傾動し、セクションイン
シュレータ2の全体が沈み込むことになる。ここで、こ
の実施例1では第1図に示すように当接部材12か吊下
部材5の側方に当接して、連結部材7の傾動を妨げるた
め連結部材7が、真っ直ぐに架設される。このため、ス
ライダ8の摺動面22が水平配置されるとともに、架橋
体3がトロリー線1の軸線よりも上方に支持され、架橋
体3の下面は摺動面22より上方に偏倚して配置される
。 なお、この際、トロリー線1. 1間の張力がピン6.
6間に働き、すなわち雨量下部材5,5間の下側を拡げ
るように働くため、仮に架橋体3を設けていない構成で
は第7図に示すように、架橋体4を湾曲させる曲げ応力
が働く。しかし、架橋体4の下部には架橋体3が設けら
れているため、雨量下部材5,5間の下側が拡げられる
のを妨げ、架橋体4の中央を凹曲させる曲げ応力を打ち
消すことになる。従って、第1図に示されるように架橋
体3,4は湾曲することなく真っ直ぐに張設される。 さて、第1図において左側のトロリー線1側からパンタ
グラフ21かトロリー線lの下面側を摺動移動しスライ
ダ8の摺動面22に移行する。この際、第1.2図に鎖
線で示すように、パンタグラフ21が前後一対のスライ
ダ8,8の摺動面22.22で摺動支持されるため、パ
ンタグラフ21はスライダ8,8を前後方向に捻動する
こと無<(トロリー線lを捩じること無く)摺動し、右
側のトロリー線lへ移行する。 また、トロリー線1の下面よりも上方に架橋体3が配置
されているため、パンタグラフ21は架橋体3の下部外
周縁に摺動接触することなく移動できる。 この実施例1においては、架橋体3の上方に架橋体4を
架設したことにより、雨量下部材5.5間の下側がトロ
リー線l、1間に作用する張力により拡げられるのを妨
ぎ、架橋体4が湾曲しないので、架橋体4を太(するな
と曲げ強度を大きくする必要はなく、架橋体4か小型の
もので十分であり、インシュレータセクションの構造を
小型なものとすることができる。 また、当接部材12が吊下部材5の側方に当接して連結
部材7の傾動を妨げトロリー線lの軸線に沿ってスライ
ダ8を配置しているため、パンタグラフ21は摺動面2
2を滑らかに摺動できる。 また、パンタグラフ21が架橋体3の下部外周縁と摺動
接触しないので、架橋体3が磨耗することかな(、イン
シュレータセクションの構造の耐久性を向上させること
ができる。 また、パンタグラフ21が架橋体3の下部外周縁と摺動
接触しないように、架橋体3の外周に複数のひだ14a
を設けることができる。従って、短い架橋体3であって
も沿面絶縁距離を十分に確保することができ、インシュ
レータセクションの構造の小型化及び軽量化を図ること
ができる。 〔実施例2〕 次に、この発明の実施例2を第8〜IO図に基づいて説
明する。 実施例1に示すインシュレータセクションの構造との相
違は当接部材12の部位においてである。 このため、共通する部分を省略して説明する。 第8図に示すように、連結部材107の中央には、当接
部材112か上方に突設されている。この当接部材11
2には、架橋体3の中心軸線延長位置を軸中心とする当
接オルト113か螺合されている。この当接ボルトli
3を螺進させることによりその先端が吊下部材5の側面
に当接して抑圧可能とされている。 次に、前記のように構成さねた実施例2のインシュレー
タセクションの構造の作用を説明する。 トロリー線1.lの隣接する各端部を直列配置しセクシ
ョンインシュレータ102を連結する際、この実施例2
では、実施例1において説明したと同様に連結部材7は
ピン6を中心として傾動するとともに全体が沈み込む(
第9図参照)。トロリー線1.1を張設した後、当接ボ
ルト113を螺進して、その先端が吊下部材5の側方を
押圧すると、連結部材7はこれに伴い立ち上がり連結部
材107を真っ直ぐの状態で架設できる(第10図参照
)。 なお、セクションシュレータ102を架設するに際して
、当初は当接ボルト113を後退しておけば、連結部材
7は吊下部材5との間で回動自由となり、トロリー線1
と連結部材7間に屈曲を生じること無く架設することが
でき、トロリー線lを傷めること無く架設できる。 なお、この発明は前記実施例1又は実施例2の構成に限
定されるものではなく、次のようにしてもよい。 (1)第1,8図に示されるように実施例1. 2では
、吊下部材5に取り付けた画架橋体3,4位置をビン6
から略l:2の比とした例を示したが、この位置を適宜
適宜変更してもよい。この際、架橋体4をさらに上部に
連結して、この比を大きくする構成とすれば、架橋体4
に加わる圧縮応力は小さくなるとともに、架橋体3に加
わる引張り応力も小さくなる。このため、架橋体3,4
をより小型化することが可能となる。 (2)また、実施例1,2では、架橋体3と架橋体4と
をほぼ同じ太さの例を示したが、吊下部材5に取り付け
た画架橋体3,4位置によっては、異なる太さの架橋体
3と架橋体4としてもよい。 (3)また、実施例1. 2では、二本の架橋体3゜4
により構成した例を示したが、二本以上であればよく、
三本であってもかまわない。 E発明の効果コ 以上の通り、この発明では、連設されるトロリー線の隣
接する各端部に連結する連結部材と、連結部材に回動自
由に連結される吊下部材と、連結部材に設け、吊下部材
と当接して回動を規制する当接部材と、吊下部材に両端
部を連結し、トロリー線の下面よりも上方位置とした下
面を有しかつ沿面絶縁距離を確保する長さを有する第1
の架橋体と、該第1の架橋体の上方位置で吊下部材間に
架設された第2の架橋体と、いずれか一方の連結部材か
ら他側の連結部打方へ延出し、下面をトロリー線の下面
と同一平面とした摺動面を有する一対のスライダとより
なるセクションインシュレータをトロリー線間に連結し
たインシュレータセクションの構造としたため、パンタ
グラフが架橋体と接触することかない耐久性に優れたイ
ンツユレータセクションの構造とすることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図はこの発明の実施例1を示し、第1図は一部
破断正面図、第2図は同底面図、第3図は第1図A−A
線拡大断面図、第4図は第1図B−B線拡大断面図、第
5図は第1図C−C線拡大断面図、第6図は張設状態を
示す模式図、第7図は当接部材の作用を示す模式図、第
8〜10図は実施例2を示し、第8図は一部破断正面、
第9図は張設状態を示す模式図、第10図は当接部材の
作用を誇張して示す模式図、第11図は従来のトロリー
線の構造を示す正面図、第12図は同平面図である。 1・・・トロリー線、3・・第1の架橋体、4・・・第
2の架橋体、5・・・吊下部材、7・・・連結部材、8
・・・スライダ、12・・・当接部材、22・・・摺動
面、107・・・連結部材、112・・・当接部材特許
出願人  東海旅客鉄道株式会社 日本碍子 株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、連設されるトロリー線(1、1)の隣接する各端部
    に連結する連結部材(7、107)と、該連結部材(7
    、107)に回動自由に連結される吊下金具(5、5)
    と、前記連結部材(7、107)に設け、該吊下金具(
    5)と当接して回動を規制する当接部材(12、112
    )と、該吊下金具(5、5)に両端部を連結し、トロリ
    ー線(1、1)の下面よりも上方位置とした下面を有し
    かつ沿面絶縁距離を確保する長さを有する第1の架橋体
    (3)と、該架橋体(3)の上方位置で前記吊下金具(
    5、5)間に架設された第2の架橋体(4)と、いずれ
    か一方の連結部材(7、107)から他側の連結部材(
    7、107)方へ延出し、下面をトロリー線(1、1)
    の下面と同一平面とした摺動面(22)を有する一対の
    スライダ(8)とよりなるセクションインシュレータを
    トロリー線(1、1)間に連結したインシュレータセク
    ションの構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105882455A (zh) * 2016-05-23 2016-08-24 宝鸡保德利电气设备有限责任公司 有轨电车用分段绝缘器

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