JPH042015Y2 - - Google Patents

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JPH042015Y2
JPH042015Y2 JP8287687U JP8287687U JPH042015Y2 JP H042015 Y2 JPH042015 Y2 JP H042015Y2 JP 8287687 U JP8287687 U JP 8287687U JP 8287687 U JP8287687 U JP 8287687U JP H042015 Y2 JPH042015 Y2 JP H042015Y2
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tray
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、射出成形機の加熱筒からパージされ
た溶融樹脂を回収する装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の射出成形機には、パージされた溶融樹脂
(以下、「パージ樹脂」という)を回収するための
装置はなかつた。
特公昭59−48739号公報には、固定側型部即ち
固定盤から離れた後退位置にあるノズルから吐き
出されたパージ樹脂が、固定盤側に飛散してそこ
に付着しないようにするため、固定盤とノズルと
の間に進退可能な遮蔽板を設けた発明が開示され
ている。しかし、この発明では、遮蔽板に衝突し
たパージ樹脂は遮蔽板の下、即ち射出成形機のベ
ツド上に流れ落ちてしまう。従つて、この発明で
は、パージ樹脂が射出成形機の一部たる固定盤に
付着するのを防ぐに止どまり、遮蔽板の下に流れ
落ちるパージ樹脂は、やはり何等かの手段により
回収しなければならなかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 従来、射出成形機の材料替え即ちパージ作業に
おいては、通常、固定盤から離れた後退位置に加
熱筒を移動させて(以下、「ノズル後退位置」と
いう)、そのノズルから溶融樹脂を吐き出させる
のであるが、吐き出されたパージ樹脂が機械上に
落下して機械表面の凹凸に固着するため、その都
度、除去作業を行なわねばならず、無駄な時間と
労力を費やしていた。
特に、パージ樹脂が機械上に落下して冷却固化
してしまうと、無理やり除去しなければならない
ため、除去作業が一層困難となるだけでなく、機
械表面の塗装の剥離を生じる。そして、機械の美
観をも損じていた。
このため、パージ作業に際しては、予め平板や
平箱、フライパン等を機械上に置いてパージ樹脂
を受ける努力がなされて来たが、周辺装置や工具
類、成形品などが所狭しと置かれることが多い成
形工場の射出成形機の周辺に、パージ樹脂受け用
の専用具を常備することは困難である。
また、パージ作業は成形作業中に成形不良等の
トラブルにより予期せぬ時に緊急に実施する場合
が多く、機械から離れた場所に置かれたパージ樹
脂受け用の専用具を取り寄せる時間的余裕がな
い。従つて、このような場合には前述の如く、パ
ージ樹脂を機械上に直接落下させざるを得なかつ
た。なお、この場合、簡便法として樹脂材料の入
つていた空の紙袋を機械上に敷いてパージ樹脂を
受けることも行われて来たが、紙袋にパージ樹脂
が固着して、引き剥がすことが不可能に近い。紙
の付着したパージ樹脂では、粉砕若しくは溶融し
ての再利用ができず、不燃性ゴミとして処理せざ
るを得ない点で不経済であつた。
また、多数取り用のホツトランナー金型を用い
る場合には、各ゲートのバランスを確認する為
に、第1図に示すように金型を取付け、可動盤1
3を後退させて可動金型14を固定金型12から
離し、金型を開いた状態で加熱筒15内の溶融樹
脂を固定金型12へ射出してみる必要がある(以
下、この場合における加熱筒15の位置を「ノズ
ルタツチ位置」という)。この場合、固定金型1
2の各ゲート18より吐き出されたパージ樹脂は
ベツド10に設けられた成形品落下口19へ落下
する。成形品落下口19には、通常、成形品受け
箱や成形品搬出用コンベアが置かれており(図示
せず)、成形品が残つていることも多いので、パ
ージ樹脂がこれらの装置類や成形品に付着しない
ように手段を講じなければならない。このため、
迅速なパージ作業が行なえなかつた。
本考案は、前記のノズルタツチ位置或いはノズ
ル後退位置の何れの位置にても、パージ樹脂を迅
速に受け得る装置の提供を目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、金型が装着される固定盤の下に受皿
通路を形成し、この受皿通路に、金型の下方とノ
ズル後退位置におけるノズルの下方との間を移動
可能なパージ受皿を設けた構成のものである。
(作用) パージ受皿は、固定盤の下に形成された受皿通
路を通つて、ノズルタツチ位置でパージする際に
は金型の下方に、又、ノズル後退位置でパージす
る際にはノズル後退位置におけるノズルの下方に
移動し、パージ樹脂を受ける。
不使用時のパージ受皿は、固定盤の下に移動さ
れる。
(実施例) 以下、本考案を実施の一例を示す図面に基づい
て説明する。
第1図に於て、10は基台としてのベツド、1
1はベツドに固定された固定盤、12は固定盤に
固定された金型、13は可動盤、14は可動盤に
装着された可動金型、15は加熱筒、19はベツ
ドに設けられた成形品落下口である。
固定盤11の下、即ちベツド10と固定盤11
との間には、後述のパージ受皿20を通すための
受皿通路21が形成され、この受皿通路21にパ
ージ受皿20が挿入されている。
パージ受皿20は、固定盤11の下方のベツド
10に固定された座板22とその座板22の両側
に固定されたガイド23との間に摺動可能に挿入
されている。パージ受皿20はその一端に取付け
られたトツテ24を押し引きすることによつて、
固定盤11の両側即ち加熱筒15側と金型12側
との何れかに突き出される。
単なる材料替えの場合には、加熱筒15を後退
させて、第2図に示すように、パージ受皿20が
成形品落下口19を塞がないように、パージ受皿
20を右方へ引いて加熱筒15のノズル16の下
方へ移動する。そうして、ノズル16から吐き出
されて直接下方に落下するパージ樹脂17(矢印
a)、或いはノズル16から吐き出された後、固
定盤11や固定金型12に当つてから下方に落下
するパージ樹脂17(矢印b,b′)を受ける。
また、金型が多数個取りでホツトランナー装置
を附属している場合に各ゲートのバランスをパー
ジによつて確認するときは、トツテ24を左方へ
押してパージ受皿20を金型12の下方に移動
し、金型12のゲート18から直接落下(矢印
c)したり、可動金型14に当つて落下(矢印
d,d′)するパージ樹脂17を受ける。
なお、通常の成形中はパージ受皿20を第2図
の如く、右方に引き出しておくので、成形品落下
の邪魔にはならない。
また、パージ受皿20や座板22は、パージ樹
脂17の高熱や、その含有腐食成分に耐えるべく
用途に応じてステンレス鋼板などの耐食材料を使
用したり、表面にメツキやテフロン被覆などが施
される。
また、座板22の中央部を無くして2分割と
し、ガイド23の下部だけに設けてもよいし、座
板22とガイド23とを一体としてもよい。さら
に座板22をベツド10と一体にしてもよい。
なお、本実施例においては、パージ樹脂17の
もつ高熱が座板22を介してベツド10に伝わる
ことを防ぐため、座板22とベツド10との間に
断熱部材25,25′を挿入している。
また、本実施例ではパージ受皿20を周囲に堰
板26を設けた平皿形状とし、流動性の良いパー
ジ樹脂が縁からこぼれ出ることを防ぐようにして
いるが、パージ樹脂が少量であつたり、流動性の
悪い場合にはパージ受皿20を単なる平板形状に
して構造を簡単にすることもできる。
(考案の効果) 本考案のパージ受け装置を用いることによりパ
ージ樹脂の除去が容易となり、作業性が向上する
と共に塗装の損傷など射出成形機の美観を損なう
不具合が防止できる。
また、通常の成形中は、パージ受皿20は、第
2図の如く成形品落下口19を開放するように、
右方(加熱筒15側)に引き出した状態で使用さ
れるが、特定シヨツトのサンプリングをしたい場
合には、第1図に示す如く成形品落下口19を塞
ぐように、パージ受皿20を左方(固定金型12
側)に押し出しておくことにより、成形品をパー
ジ受皿20で容易に受け止めることができ、成形
品が落下して成形品受け箱中の他の成形品と混ざ
る不具合を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものにして、第
1図はノズルタツチ位置での作用を示す側面図、
第2図はノズル後退位置での作用を示す側面図、
第3図は加熱筒側から見た正面図である。 10……ベツド、11……固定盤、12……金
型、13……可動盤、14……可動金型、15…
…加熱筒、16……ノズル、17……パージ樹
脂、18……ゲート、19……成形品落下口、2
0……パージ受皿、21……受皿通路、22……
座板、23……ガイド、24……トツテ、25,
25′……断熱部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金型が装着される固定盤の下に受皿通路を形成
    し、この受皿通路に、金型の下方とノズル後退位
    置におけるノズルの下方との間を移動可能なパー
    ジ受皿を設けたことを特徴とする射出成形機のパ
    ージ受け装置。
JP8287687U 1987-05-29 1987-05-29 Expired JPH042015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8287687U JPH042015Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8287687U JPH042015Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63189614U JPS63189614U (ja) 1988-12-06
JPH042015Y2 true JPH042015Y2 (ja) 1992-01-23

Family

ID=30935932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8287687U Expired JPH042015Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JPS63189614U (ja) 1988-12-06

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