JPH0420105B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0420105B2 JPH0420105B2 JP11251683A JP11251683A JPH0420105B2 JP H0420105 B2 JPH0420105 B2 JP H0420105B2 JP 11251683 A JP11251683 A JP 11251683A JP 11251683 A JP11251683 A JP 11251683A JP H0420105 B2 JPH0420105 B2 JP H0420105B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- sub
- main valve
- main
- valve seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 8
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 claims 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 17
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 8
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N Ammonia Chemical compound N QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- ATUOYWHBWRKTHZ-UHFFFAOYSA-N Propane Chemical compound CCC ATUOYWHBWRKTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N Chlorine atom Chemical compound [Cl] ZAMOUSCENKQFHK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 206010012411 Derailment Diseases 0.000 description 1
- 229910021529 ammonia Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 description 1
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 239000001294 propane Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K17/00—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
- F16K17/36—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves actuated in consequence of extraneous circumstances, e.g. shock, change of position
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lift Valve (AREA)
- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鉄道タンク車やタンクローリーなど車
両に搭載されたタンクの流体の出し入れに使用す
る止弁の改良に関するものである。
両に搭載されたタンクの流体の出し入れに使用す
る止弁の改良に関するものである。
各種産業用液体或いは液化ガスを輸送する上記
車両は運送中脱線・衝突・転覆その他事故災害の
危険性がきわめて高い。
車両は運送中脱線・衝突・転覆その他事故災害の
危険性がきわめて高い。
関連の防災設備の整つた地上に設置されたタン
クと異なり運行中いつどこで事故が起きるやも知
れず、一旦発生すると大きな災害となる恐れが大
きい。
クと異なり運行中いつどこで事故が起きるやも知
れず、一旦発生すると大きな災害となる恐れが大
きい。
このため、これらの車両に関し厳しい法規が定
められているのは勿論であるが、搭載機器特にバ
ルブについては地上施設に見られぬ防災上の配慮
がなされている。
められているのは勿論であるが、搭載機器特にバ
ルブについては地上施設に見られぬ防災上の配慮
がなされている。
例えば特に危険性の高いプロパン・塩素・アン
モニア等の液化ガス用輸送車両の流体の出し入れ
に使用する取入取出弁(充填・取出のためのガス
圧の開閉を行なう通気弁を含む)は駆動部によつ
て開閉する主弁の下にこの主弁と連動する副弁を
具え、運送中万一衝突・転覆等の衝撃で主弁の封
止機能が破壊されても下部の副弁によつて流体の
噴出を防げる複式弁の構造のものが多く採用され
ている。
モニア等の液化ガス用輸送車両の流体の出し入れ
に使用する取入取出弁(充填・取出のためのガス
圧の開閉を行なう通気弁を含む)は駆動部によつ
て開閉する主弁の下にこの主弁と連動する副弁を
具え、運送中万一衝突・転覆等の衝撃で主弁の封
止機能が破壊されても下部の副弁によつて流体の
噴出を防げる複式弁の構造のものが多く採用され
ている。
しかし前途のタンク車・タンクローリーの運行
中の危険性と共に、当該車両の流体の充填・取出
の作業中において導管の破断・操車ミス・地震・
火災等不測の事態による事故災害発生の可能性も
あり、いくつかの事例が発生している。
中の危険性と共に、当該車両の流体の充填・取出
の作業中において導管の破断・操車ミス・地震・
火災等不測の事態による事故災害発生の可能性も
あり、いくつかの事例が発生している。
本発明は上途の点を考慮して従来の複式の弁構
造を持つと共に、非常事態における緊急遮断の機
能を併備した車両用弁止弁を提供するものであ
る。
造を持つと共に、非常事態における緊急遮断の機
能を併備した車両用弁止弁を提供するものであ
る。
以下実施例を示す図によつて説明するが、その
前に先ず従来の車両用複式止弁の構成を第1図に
よつて説明する。第1図は取入取出弁の縦断面図
で弁本体1は取付フランジFによつてタンスTに
装着されている。弁本体1内はタンクT内に突入
している一次弁室A、その上部に中間弁室B更に
二次弁室Cとに区画され、一次弁室Aの下方には
タンクTの底部に延びた液取出管Pが接続され、
また二次弁室Cには相手導管に継がれる接続口E
が開口している。2は中間弁室Bに向かつた封止
縁を持つた主弁座。3は一次弁室Aと中間弁室B
との間に封止的に螺入され、一次弁室A側に封止
縁を持ち前記主弁座2と同一軸心飯に配設され副
弁座である。4は前記主弁座2と相関する封止面
を持つた主弁で主弁座2内を貫ぎ二次弁室Cを経
て弁本体1上側を塞ぐカバーSの軸封止装置Gを
貫通して弁本体1外に突出した弁棒5と一体に形
成されている。6は副弁座3に対向する封止面を
持つた副弁でその下部には案内軸7が突設され、
周囲に多数の透孔が穿設された案内板9の中央の
案内孔10に上下摺動自在に挿通されている。
前に先ず従来の車両用複式止弁の構成を第1図に
よつて説明する。第1図は取入取出弁の縦断面図
で弁本体1は取付フランジFによつてタンスTに
装着されている。弁本体1内はタンクT内に突入
している一次弁室A、その上部に中間弁室B更に
二次弁室Cとに区画され、一次弁室Aの下方には
タンクTの底部に延びた液取出管Pが接続され、
また二次弁室Cには相手導管に継がれる接続口E
が開口している。2は中間弁室Bに向かつた封止
縁を持つた主弁座。3は一次弁室Aと中間弁室B
との間に封止的に螺入され、一次弁室A側に封止
縁を持ち前記主弁座2と同一軸心飯に配設され副
弁座である。4は前記主弁座2と相関する封止面
を持つた主弁で主弁座2内を貫ぎ二次弁室Cを経
て弁本体1上側を塞ぐカバーSの軸封止装置Gを
貫通して弁本体1外に突出した弁棒5と一体に形
成されている。6は副弁座3に対向する封止面を
持つた副弁でその下部には案内軸7が突設され、
周囲に多数の透孔が穿設された案内板9の中央の
案内孔10に上下摺動自在に挿通されている。
11は副弁6と案内板7との間に挿入され副弁
6を着座方向に押圧するバネである。また副弁6
の上部には副弁座3を貫ぬいて中間弁室B内に突
出する連動杆12が突設され、主弁4の下部に突
出した押圧軸13と対向し、第1図に示すように
主弁4と副弁6とがそれぞれ着座しているとき前
記押圧軸13の下端面と連動杆12の先端との間
に間隙Uが生ずるようにしてある。前途のように
弁本体1外部に突出した弁棒5の上部にはねじH
が刻設され、カバーSに直立した2本の支柱Jに
締付けられたヨークYに回動自在に装着されたス
リーブKの内側のめねじLに螺合されている。N
は中央を弁棒5が貫通し押ねじDで固定された回
り止めでコの字状に形成された両端部が支柱Jを
上下摺動自在に挟んで弁棒5の回動を阻止する。
ハンドルMによつてスリーブKを回動すると弁棒
5は回動することなく昇降する。ハンドルMを左
回転すると弁棒5は降下し主弁4は主弁座2から
離れやがて押圧軸13が連動杆12を圧下し副弁
6を開き廻り止めNが支柱Jの段部Qに突当たつ
て全開となる。全開からハンドルMを右回転して
弁棒5を上昇させると先ず副弁6が着座し、少し
おくれて主弁4も閉じる。弁を閉じ車両運行中事
故のため弁上部が破損し主弁4の封止機能が失わ
れても主弁4との関係を断たれている副弁6はバ
ネ11の押圧力と流体の背圧とによつて副弁座3
に密着し流体の噴出を防げるのである。
6を着座方向に押圧するバネである。また副弁6
の上部には副弁座3を貫ぬいて中間弁室B内に突
出する連動杆12が突設され、主弁4の下部に突
出した押圧軸13と対向し、第1図に示すように
主弁4と副弁6とがそれぞれ着座しているとき前
記押圧軸13の下端面と連動杆12の先端との間
に間隙Uが生ずるようにしてある。前途のように
弁本体1外部に突出した弁棒5の上部にはねじH
が刻設され、カバーSに直立した2本の支柱Jに
締付けられたヨークYに回動自在に装着されたス
リーブKの内側のめねじLに螺合されている。N
は中央を弁棒5が貫通し押ねじDで固定された回
り止めでコの字状に形成された両端部が支柱Jを
上下摺動自在に挟んで弁棒5の回動を阻止する。
ハンドルMによつてスリーブKを回動すると弁棒
5は回動することなく昇降する。ハンドルMを左
回転すると弁棒5は降下し主弁4は主弁座2から
離れやがて押圧軸13が連動杆12を圧下し副弁
6を開き廻り止めNが支柱Jの段部Qに突当たつ
て全開となる。全開からハンドルMを右回転して
弁棒5を上昇させると先ず副弁6が着座し、少し
おくれて主弁4も閉じる。弁を閉じ車両運行中事
故のため弁上部が破損し主弁4の封止機能が失わ
れても主弁4との関係を断たれている副弁6はバ
ネ11の押圧力と流体の背圧とによつて副弁座3
に密着し流体の噴出を防げるのである。
以上が従来のタンク車両用の止弁の構成と作用
であるが、以下これに緊急遮断の機能を付加した
本発明を実施例を示す図によつて説明する。
であるが、以下これに緊急遮断の機能を付加した
本発明を実施例を示す図によつて説明する。
第2−1図は本発明の縦断面図であるが第1図
と第2図以下の図中の同一部分符号は同じ機能を
果たすものとする。
と第2図以下の図中の同一部分符号は同じ機能を
果たすものとする。
第2−1図において、主弁座2と副弁座3及び
これに対応する主弁4、副弁6の配列、また弁棒
5の昇降を行う駆動部の構成は第1図と変わらな
い。
これに対応する主弁4、副弁6の配列、また弁棒
5の昇降を行う駆動部の構成は第1図と変わらな
い。
軸封装置Gを経て外部に突出した弁棒5はねじ
Hの下部に角柱状(図示は4角)の係合軸部17
が形成されている。
Hの下部に角柱状(図示は4角)の係合軸部17
が形成されている。
14は前記係合軸部17の横断面に合致する形
状の係合孔18を持つた回り止めで、両端を押ね
じXで支柱Jに固定された取付板Zの中央に取付
リングRによつて回動自在に装着され、前記弁棒
5の係合軸部17が摺動自在に挿通されている。
状の係合孔18を持つた回り止めで、両端を押ね
じXで支柱Jに固定された取付板Zの中央に取付
リングRによつて回動自在に装着され、前記弁棒
5の係合軸部17が摺動自在に挿通されている。
前記回り止め14には第2−2図(第2−1図
のA−A′線に沿つた断面図)にも示すように起
動杆19が取付けられ、これによつて駆動部の働
きに拘束されることなく弁棒5を回動操作でき
る。
のA−A′線に沿つた断面図)にも示すように起
動杆19が取付けられ、これによつて駆動部の働
きに拘束されることなく弁棒5を回動操作でき
る。
Vは弁棒5に固定され、該弁棒5が降下し開弁
の際回り止め14の上面に当接して開度を制限す
るストツパである。
の際回り止め14の上面に当接して開度を制限す
るストツパである。
一方弁本体1内においては、副弁6の下部に突
設された案内軸7は角柱状(図示は4角)に形成
され、その横断面に合致する形状で案内板9に穿
かれた案内孔10に上下摺動自在かつ回動を抑制
されて挿通されている。
設された案内軸7は角柱状(図示は4角)に形成
され、その横断面に合致する形状で案内板9に穿
かれた案内孔10に上下摺動自在かつ回動を抑制
されて挿通されている。
主弁4の下部の押圧軸13は第1図の従来の実
施例より太められ、第2−3図(第2−1図のイ
方向からの側面図)に示すよう半径方向に横断す
る深い下向きの溝部16が削成されている。
施例より太められ、第2−3図(第2−1図のイ
方向からの側面図)に示すよう半径方向に横断す
る深い下向きの溝部16が削成されている。
副弁6に突設され副弁座3を貫通した連動杆1
2の上部には対向する前記押圧軸13の溝部16
に遊挿されるよう横断面がほぼ長方形の突起部2
0が形成されている。
2の上部には対向する前記押圧軸13の溝部16
に遊挿されるよう横断面がほぼ長方形の突起部2
0が形成されている。
第2−1図のように主弁4が着座したとき、前
記押圧軸13と突起部20の両端面は間隙Uを狭
んで対向する。
記押圧軸13と突起部20の両端面は間隙Uを狭
んで対向する。
押圧軸13の溝部16は主弁4のリフトより深
く、また連動杆12の突起部20の高さは前記溝
部16の深さ以下にならぬよう設定する。
く、また連動杆12の突起部20の高さは前記溝
部16の深さ以下にならぬよう設定する。
第2−1図、第2−3図、第2−4図(第2−
3図のB−B′断面図)に示すように主弁4下部
の溝部16の長手の方向と連動杆12上部の突起
部20の長手の方向とが直角に交叉したとき起動
杆19は第2−2図のようにαに位置する。
3図のB−B′断面図)に示すように主弁4下部
の溝部16の長手の方向と連動杆12上部の突起
部20の長手の方向とが直角に交叉したとき起動
杆19は第2−2図のようにαに位置する。
また起動杆19を前記αの位置から左へ90°回
転すると、前記溝部16と突起部20の双方の長
手の方向は合致する。この位置をβとしそれぞれ
に位置を定める当て金STを設けてある。
転すると、前記溝部16と突起部20の双方の長
手の方向は合致する。この位置をβとしそれぞれ
に位置を定める当て金STを設けてある。
なお上述とは逆に弁棒5の押圧軸13側に突起
部20を、また運動杆12側に溝部16を形成し
ても作用、効果は変わらない。
部20を、また運動杆12側に溝部16を形成し
ても作用、効果は変わらない。
以上が本発明の構成であるが、次にその作用に
ついて述べる。
ついて述べる。
先ずタンクT内から流体を取出すため第2−2
図に示すように起動杆19をαの位置に固定す
る。
図に示すように起動杆19をαの位置に固定す
る。
ハンドルMを左回転して弁棒5を降下させると
主弁4は主弁座2から離れ、少しの間隙Uを経て
押圧軸13の下端面が突起部20の上端面に当接
して副弁6を押し下げて開き、流体は相方の弁座
3,2を流過して接続口Eから流出し、弁棒5の
ストツパVが回り止め14の上面に突当たるまで
降下して全開となる。(第3−1図〜第3−4図
はこの全開の状態を示す。) 流体の取出しが終わり弁を閉じるためハンドル
Mを右回転して弁棒5を引き上げると、主弁4と
副弁6は共に上昇し、まず副弁6がバネ11の弾
力と流体の背圧によつて着座して流体を遮断し、
中間室B内の流体は少し開いている主弁座2から
流出し、やがて主弁4も着座し完全に閉塞する。
主弁4は主弁座2から離れ、少しの間隙Uを経て
押圧軸13の下端面が突起部20の上端面に当接
して副弁6を押し下げて開き、流体は相方の弁座
3,2を流過して接続口Eから流出し、弁棒5の
ストツパVが回り止め14の上面に突当たるまで
降下して全開となる。(第3−1図〜第3−4図
はこの全開の状態を示す。) 流体の取出しが終わり弁を閉じるためハンドル
Mを右回転して弁棒5を引き上げると、主弁4と
副弁6は共に上昇し、まず副弁6がバネ11の弾
力と流体の背圧によつて着座して流体を遮断し、
中間室B内の流体は少し開いている主弁座2から
流出し、やがて主弁4も着座し完全に閉塞する。
以上は第1図に示す従来の弁と同じ作用であ
る。
る。
次に第3−1図に示す全開の状態で流体の充填
或いは取出し中に導管の破断、地震等の非常事態
が発生し、急速に弁を閉じようとするときは、第
4−2図に示すβの位置に起動杆19を回転す
る。
或いは取出し中に導管の破断、地震等の非常事態
が発生し、急速に弁を閉じようとするときは、第
4−2図に示すβの位置に起動杆19を回転す
る。
上述起動杆19の操作によつて弁棒5の押圧軸
13は押し下げられている突起部20の端面と摺
接しながら90°回転し、溝部16と突起部20の
長手の方向が合致したとき双方の端面の当接は外
れ突起部20はバネ11の弾力と流体の背圧によ
つて溝部16内に突入し、副弁6は着座して流体
を遮断する。第4−1図ないし第4−4図はこの
遮断作動の状態を示す。
13は押し下げられている突起部20の端面と摺
接しながら90°回転し、溝部16と突起部20の
長手の方向が合致したとき双方の端面の当接は外
れ突起部20はバネ11の弾力と流体の背圧によ
つて溝部16内に突入し、副弁6は着座して流体
を遮断する。第4−1図ないし第4−4図はこの
遮断作動の状態を示す。
事態が沈静あるいは事後処理が終わり再び通常
の開閉を行う状態に戻すには、ハンドルMを右回
転して弁棒5を引き上げ主弁4を着座させる。
の開閉を行う状態に戻すには、ハンドルMを右回
転して弁棒5を引き上げ主弁4を着座させる。
弁棒5の引き上げによつて溝部16に突起部2
0が突入していた押圧軸13も上昇し主弁4の着
座のときには前記押圧軸13と突起部20との間
は隙Uが生じる。(第5−1図〜第5−4図で示
す。) そこで起動杆19をαの位置に戻すと溝部16
と突起部20再び交叉して第2−1図の状態に復
元する。
0が突入していた押圧軸13も上昇し主弁4の着
座のときには前記押圧軸13と突起部20との間
は隙Uが生じる。(第5−1図〜第5−4図で示
す。) そこで起動杆19をαの位置に戻すと溝部16
と突起部20再び交叉して第2−1図の状態に復
元する。
これが緊急遮断の作用であるがこの作動時の閉
弁速度は非常に速い。
弁速度は非常に速い。
流体が液体で当該弁の前後の差圧が特に大きく
急激な遮断作用によつてウオターハンマなどの障
害発生のおそれのあるときは、押圧軸13の外側
にスリーブを嵌めて溝部16の側面を塞いでシリ
ンダ状にすると共に溝部16に突入する突起部2
0にプランシヤの機能を持たせ、両者の嵌合隙の
調整或いは透孔の口径によつて突起部20の突入
速度即ち副弁6の作動速度を調整することができ
る。
急激な遮断作用によつてウオターハンマなどの障
害発生のおそれのあるときは、押圧軸13の外側
にスリーブを嵌めて溝部16の側面を塞いでシリ
ンダ状にすると共に溝部16に突入する突起部2
0にプランシヤの機能を持たせ、両者の嵌合隙の
調整或いは透孔の口径によつて突起部20の突入
速度即ち副弁6の作動速度を調整することができ
る。
なお以上は車両のタンクからの取り出しを主と
して説明したが、当該タンクの流体の充填は流れ
が逆となるが供給側の地上の施設には十分な緊急
遮断の装置を備えてあるので、非常事態には取り
出し時と同じ遮断作用をさせればよい。また、タ
ンク車・タンクローリーは弁類がタンクの上部に
取り付けてあるので、緊急時には直接当該弁に近
よらず離れた個所で素速く操作できる配慮が必要
である。例えば起動杆19の起動部15にワイヤ
を取り付け、これを操作しやすい場所まで延ばし
て緊急事態のときこれを引いて作動させる方法、
また起動杆19をバネによつて作動方向に付勢
し、これをピン・鉤などの掛合手段で掛止し公知
の適宜な遠隔操作方法によつて前記掛合を解説し
て遮断作動させる方法などが採用できる。
して説明したが、当該タンクの流体の充填は流れ
が逆となるが供給側の地上の施設には十分な緊急
遮断の装置を備えてあるので、非常事態には取り
出し時と同じ遮断作用をさせればよい。また、タ
ンク車・タンクローリーは弁類がタンクの上部に
取り付けてあるので、緊急時には直接当該弁に近
よらず離れた個所で素速く操作できる配慮が必要
である。例えば起動杆19の起動部15にワイヤ
を取り付け、これを操作しやすい場所まで延ばし
て緊急事態のときこれを引いて作動させる方法、
また起動杆19をバネによつて作動方向に付勢
し、これをピン・鉤などの掛合手段で掛止し公知
の適宜な遠隔操作方法によつて前記掛合を解説し
て遮断作動させる方法などが採用できる。
本発明は以上の構成と作用を持つので、次の効
果を発揮する。
果を発揮する。
構造が簡単である。
従来から使用されている複式弁の機能を保持し
弁棒5を少々回動するだけで緊急作動させつ簡略
な構造で構成部品が少なく保守が容易、従つてコ
ストも低兼である。
弁棒5を少々回動するだけで緊急作動させつ簡略
な構造で構成部品が少なく保守が容易、従つてコ
ストも低兼である。
作動が確実である。
一般の緊急作動弁は非常事態の発生しない限り
殆ど操作されることがなく、各運動部分の機能が
低下し緊急時の作動機能が発揮できない事例が多
い。本発明は遮断作動を行う副弁6が常に主弁4
と連動しているので緊急時の遮断機能を十分発揮
できる。
殆ど操作されることがなく、各運動部分の機能が
低下し緊急時の作動機能が発揮できない事例が多
い。本発明は遮断作動を行う副弁6が常に主弁4
と連動しているので緊急時の遮断機能を十分発揮
できる。
起動が容易である。
タンク車・タンクローリーは電源その他の作動
源を期待できないが、本発明はそれらを必要とせ
ず、少ない起動アクシヨンによつて作動させるこ
とができるので、車両の装置としてきわめて好適
である。
源を期待できないが、本発明はそれらを必要とせ
ず、少ない起動アクシヨンによつて作動させるこ
とができるので、車両の装置としてきわめて好適
である。
第1図は従来のタンク車両用止弁の縦断面図、
第2−1図は本発明の縦断面図、第2−2図から
第2−4図までは要部の断面及び側面図である。
また、第3−1図から第5−4図までは本発明の
作用の態様を示す全体及び部分の縦又は横断面図
である。 1は本体、2は主弁座、3は副弁座、4は主
弁、5は弁棒、6は副弁、7は案内軸部、12は
連動杆、13は押圧軸、14は回り止め、16は
溝部、19は起動杆、20は突起部である。
第2−1図は本発明の縦断面図、第2−2図から
第2−4図までは要部の断面及び側面図である。
また、第3−1図から第5−4図までは本発明の
作用の態様を示す全体及び部分の縦又は横断面図
である。 1は本体、2は主弁座、3は副弁座、4は主
弁、5は弁棒、6は副弁、7は案内軸部、12は
連動杆、13は押圧軸、14は回り止め、16は
溝部、19は起動杆、20は突起部である。
Claims (1)
- 1 それぞれ一次側に向かつた封止縁を持つ主弁
座と副弁座とを同一軸心に上下に配設し、前記主
弁座に該弁座を貫通した弁棒によつて開閉する主
弁を対向させ、前記副弁座には上下動自在でかつ
バネによつて着座方向に押圧される副弁を対向さ
せると共に、前記副弁座を貫通して前記主弁の下
部の押圧軸下端と当接する連動杆によつて主弁の
推力を副弁に伝達させ主弁と副弁とを同時に開閉
するタンク車両用止弁において、押圧軸の下部か
連動杆の上部のいずれかの一方に半径方向に横断
する溝部を削成し、他方に前記溝部に遊挿する突
起部を形成すると共に、前記連動杆の回転を抑止
する回り止め手段、前記主弁と一体の弁棒を回動
操作する連動杆とを備えた緊急遮断機能を備えた
タンク車両用止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11251683A JPS604674A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 緊急遮断機能を備えたタンク車両用止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11251683A JPS604674A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 緊急遮断機能を備えたタンク車両用止弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS604674A JPS604674A (ja) | 1985-01-11 |
JPH0420105B2 true JPH0420105B2 (ja) | 1992-03-31 |
Family
ID=14588599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11251683A Granted JPS604674A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 緊急遮断機能を備えたタンク車両用止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604674A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018119605A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | トーステ株式会社 | 二重シール弁 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100337886C (zh) * | 2005-08-09 | 2007-09-19 | 浙江大学 | 铁路、公路运输用的槽车或罐车装置 |
FR2962519B1 (fr) * | 2010-07-09 | 2012-07-20 | Air Liquide | Raccord de remplissage, recipient et procede de remplissage correspondants |
KR101533394B1 (ko) * | 2014-11-20 | 2015-07-07 | 이병무 | 감압기능을 가진 앵글밸브 |
CN104864144A (zh) * | 2015-05-07 | 2015-08-26 | 江苏神通阀门股份有限公司 | 一种自力式防泄放阀 |
-
1983
- 1983-06-22 JP JP11251683A patent/JPS604674A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018119605A (ja) * | 2017-01-25 | 2018-08-02 | トーステ株式会社 | 二重シール弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS604674A (ja) | 1985-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3631893A (en) | Safety control valve | |
US5027871A (en) | LPG tank control valve system | |
CA1079239A (en) | Interlock system for a gasoline dispensing nozzle | |
JP2021535342A (ja) | 気体状の媒体のための弁装置および気体状の媒体を貯蔵するためのタンク装置 | |
US7578308B2 (en) | Emergency shutoff valve for use in a fuel dispensing system | |
US20140048169A1 (en) | Valve for pressurized fluid, and corresponding tank and filling method | |
JP2002115798A (ja) | バルブ装置 | |
US4674530A (en) | Pressure relief device for vessels | |
US5244006A (en) | Double poppet valve with removable shear fitting | |
IL127901A (en) | Non-return valve | |
US3378021A (en) | Safety shut-off valve | |
JPH0420105B2 (ja) | ||
US5388622A (en) | Automatic shutoff valve | |
US6244288B1 (en) | Liquid fuel tanker truck and method with automatic shutoff transport foot valve | |
US3164359A (en) | Safety flow valve | |
US3035595A (en) | Fluid handling structure | |
US3111141A (en) | High pressure valve | |
JPS59133871A (ja) | 緊急遮断機能を備えた車両タンク用止弁 | |
US5251661A (en) | Remote filling device for an oil tank | |
US4872640A (en) | Valve apparatus | |
US2213878A (en) | Valve mechanism | |
US1714296A (en) | Dispensing-tank mechanism | |
CA1097604A (en) | Combination top operable and bottom operable tank lading valve assembly | |
US1370760A (en) | Tank-car discharge-valve mechanism | |
CA1214150A (en) | Unloading valve for over-turned tank |