JPH04200451A - Ｘ線ｃｔ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は医用専′像の撮像の分野で利用される。

本発明はＸ線ＣＴ装置に関し、とくにその撮像の際に行
われる位置決め装置の改良に関する。

（ロ）従来技術 従来の投光器は、ガントリ前面に固定されているため、
投光器による位置決めは、操作者がガントリ内部におけ
る撮像部位に対する投光線の様子をのぞきこむようにし
て行なわねばならず、不便である。

具体的には次のような手順により行われる。

イ、ベツド天板上下動スイッチ又はフントスイッチを用
いて、スキャンしたい被検者の撮像部位をガントリ前面
に固定された投光器付近まで移動する。

口、固定投光器のスイッチを押し、ガントリ前面の投光
器から投光線が出ていることを確認する。

ハ、その投光線の十字が患者の体軸の中心と一致するよ
う、ベツド天板を移動する。

二、スキャンしたいスライス位置に投光線がくるようベ
ツド天板送りスイッチでセットする。

ホ、ガントリ傾斜スイッチでガントリを傾斜させ、投光
線の角度を撮影したい部位の応じて調整する。

へ、ベツド天板自動送りスイッチを押しつづけ、ランプ
がつくとセット完了する。

また、任意の角度によるスライス計画を投光器を用・い
て行うには、前記手順のように、ガントリをいちいち傾
けたり、ベツドを移動させたりしなければならず、簡便
に行うわけには行かない。

（ハ）発明が解決しようとする課題 投光器は位置決めのためだけに必要であり、必ずしもガ
ントリと同時に動かす必要はない。　つまり、投光器が
ガントリと独立して移動し２、患者の位置決めやスライ
ス計画がたてられるようでなくては不便である。

本発明の目的は、ガントリと独立した投光器を設けて、
これをガントリ外の被検者の近くに移動して簡便に使え
、位置決めが行われるＸ線ＣＴ装置を提供することであ
る。

（ニ）課題を解決するための手段 前記した目的は、相互に対向配置されたＸ線源とＸ線検
出器とからなるスキャナ部を有するガントリ、Ｘ線源と
Ｘ線検出器との間に被検部位を連行させる天板、及び天
板を移動可能に支持する寝台部とを備えたＸ線ＣＴ装置
において、ガン［・すまたは他の支持体に取り付けられ
、被検者の撮影部位近くに移動可能なアーム及びそのア
ーム１１部に回転自在に保持された投光器とからなる位
置決め装置と、前記アームのガントリ前面の固定位置よ
り移動位置までの距離並びに前記投光器の回転角度を検
出するそれぞれの検出手段々を具備することにより、達
成される。

（ホ）作用 ガントリに固定されている投光器を移動可能なものとす
る。　この移動可能な投光器単独で位置決め、スライス
計画をたてる必要がないときはガＥ／）す内の固定位置
に収められ、独立してこの投光器のみで位置決めなどを
行いたい時は容易にガントリ内から引き出して計画をた
てられるようにする。

この投光器には位置エンコーダないし距離測定手段が付
加されており、セント完了と同時に投光器の位置情報と
、ベツドの位置情報との関係からガントリ前面に固定さ
た投光器による投光線までの移動位置を算出し、設定さ
れた断面位置までベツドの移動を行う。　また、移動投
光器でセットした角度分、ガントリ傾斜を行うようにす
る。

なお、このようなベツドの移動及びガントリの傾斜は各
駆動制御部が前記情報を収集して駆動制御される。

従って、本発明によれば、従来例により行われていた前
記操作手順のうち、イ、とハ、の部分の操作が省かれる
。□ （へ）実施例 本発明の好適な実施例は図面に基づいて説明される。

第１図はその１実施例を示したガントリ正面図で、第２
図はベツドも配置した場合の側面図で、第３図はガント
リに取り付けられた場合を示した部分斜視図である。

第３図に示すように、投光器１０はアーム４に支持され
ている回転筒５に内蔵されており、アーム４はガントリ
１の側部に設けた凹部に沿ってすべり移動可能となって
いるので、投光器１０は取手２を持つことにより第２図
のようにアーム４がのび、ベツド６上の図示しない患者
の任意の位置に投光できるようになる。

なお、投光器１０は回転可能な筒５に設けられており、
取手２をひねることにより投光線の光軸角度を変えるこ
とができるようになっている。

なお、取手は図示例のようにレバー式のものに限らず、
つまみとかローレットのついたものなど同様の作用をす
るものに代えられる。

また、取手２にはスイッチ３が設けられており、スライ
ス計画をたてる際のスライス位置をセットして図示しな
いコンソール部で記憶できるようにしている。

アーム４、回転筒５にはそれぞれ位置検出器、角度検出
器（例えば絶対値エンコーダ）が配置されており、常時
正確な位置と角度を把握する。

投光器のセットが終了すれば、再びガントリ内の固定位
置に投光器をもどし、通常のように固定投光器としても
使用できるようになる。　第２図におけるスリット１０
ａは固定位置にもどされた投光器からの投光線を示して
いる。　　１０１）はスライス位置である。

移動投光器での位置決めが終われば、セットボタンを押
すだけで、ベツド位置とガントリ角がセットされ、同時
に各情報がそれぞれの図示Ｌ２ない駆動制御部に収集さ
れる。

このように投光器で容易に撮像部位が指定できれば、Ｃ
Ｒ計画なしで撮像も可能となる。　とくに外傷患者の場
合はＣＲ計画より患部をじかに投光器でスライス計画を
たてた方が便利なときが多い。

図示実施例では、移動投光器はガントリに取り付けたが
、移動できる場所であるならどこにでも取り付けてもか
まわない。　また、移動用アームもスライド式ばかりで
なく２〜３の関節をもつものでもかまわない。

（ト）効果 ガントリやベツドなど動きの遅いもので位置決めをする
ことは時間の無駄であるし、操作も複数のスイッチを用
いるためにやりにくくなる。　本発明はそれらの欠点を
すべて解決し、さらに応用できる可能性をもっている。

投光器のみで位置決めを行えば、あとはセットボタンを
押すだけですぐにスキャンの態勢に入ることができ、き
わめて迅速な検査ができる。

また、ＣＲ計画のように自在にスライス計画をセントし
記憶することで、任意の部位を任意の角度で混在して撮
像するという応用方法も考えられる。

本発明により、ベツドの位置決め、ガントリの傾斜角は
投光器だけで行えるようになる。　従って、従来行って
きたガントリやベツドを動かすことなく、患者の位置決
めをすることができ、非常に簡便である。

また、投光器を用いた複数のスライス計画も容易に実現
できる。　り）＠患者の場合は、ＣＲ計画でスライス位
置を決めるより投光器により目で観察しながらスライス
計画をたてる方が有効なときがある。　このようなとき
、本発明による投光器を用いることにより、容易にスラ
イス計画をたてることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示したガントリ正面図で、
第２図はベツドも配置した場合の側面図で、第３図はガ
ントリに取り付けられた場合を示した部分斜視図である
。 １はガントリ、２は取手、３はスイッチ、４はアーム、
５は回転筒、６はベツド、１０は移動投光器、１０ａは
ガントリにもどされた投光器による投光線、１０ｂはス
ライス位置である。 第１図 １０に　第３「４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、相互に対向配置されたＸ線源とＸ線検出器とからな
   るスキャナ部を有するガントリ、Ｘ線源とＸ線検出器と
   の間に被検部位を連行させる天板、及び天板を移動可能
   に支持する寝台部とを備えたＸ線ＣＴ装置において、ガ
   ントリまたは他の支持体に取り付けられ、被検者の撮影
   部位近くに移動可能なアーム及びそのアーム先端部に回
   転自在に保持された投光器とからなる位置決め装置と、
   前記アームのガントリ前面の固定位置より移動位置まで
   の距離並びに前記投光器の回転角度を検出するそれぞれ
   の検出手段とを具備していることを特徴とする、Ｘ線Ｃ
   Ｔ装置。