JPH04200176A - Ｃｃｄカメラ固定用治具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、寸法測定装置に使用するＣＣＤカメラを、非
常に安定した状態に支持するためのＣＣＤカメラ固定用
治具に関するものである。

［従来の技術］ 例えば、自動車のボディー製作時に必要なプレス型の製
作は、従来広のようにして行われている。

即ち、スタイルデザイン、ボディー構造設計、プレス型
設計の各設計工程で作成されたＣＡＤデータを基にして
、ＮＣ工作機械を用いてプレス型を製作するのに必要な
ＮＣデータを作成する。次に、このＮＣデータをＮＣ工
作機械に入力し、機械加工によりプレス型を製作してい
る。

ところで、上記のように、ＣＡＤ／ＣＡＭ技術等を用い
て、種々の工業製品の設計、製作の自動化を図った場合
、ＮＣ工作機械によって製作された加工物の寸法が、設
計時に設定された寸法と正確に一致しているか否かを自
動的に計測するための計測装置が必要になる。

上記目的に使用する測定装置の一つとして、ＣＣＤカメ
ラを用いた寸法測定装置がある。この寸法測定装置は、
一般に、２台のＣＣＤカメラによって加工物の測定面を
撮像し、三角測量の原理を用いて測定面の寸法測定を行
うものである。

この種の寸法測定装置を用いると、完全非接触の状態で
測定面の寸法測定が行え、ＮＣ工作機械によって製作さ
れた加工物の寸法測定の自動化か容易に行えるため、上
記ＣＣＤカメラを用いた寸法測定装置が近年注目されて
いる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記ＣＣＤカメラを用いた寸法測定装置により、ＮＣ工
作機械によって製作された加工物の寸法測定を行う場合
、この寸法測定には、測定精度が０．１ｍｍ以下といっ
た非常に高精度な物が要求される。このため、測定位置
に設置されるＣＣＤカメラは、測定時、少しの位置ズレ
も起こさないよう、非常に安定した状態に支持する必要
がある。

ところが、ＣＣＤカメラを支持する支柱の剛性をいくら
向上させても、例えば、支柱の一部に直射日光が当った
り、又、ＣＣＤカメラ自体から発生する熱が支柱に伝達
されると、支柱に熱歪みが生じる。そして、この熱歪み
により、支柱に捻れが生じると、この支柱によって支持
されたＣＣＤカメラに位置ズレが生じ、これが測定誤差
につながるといった問題があった。

［課題を解決するための手段］ 寸法測定装置に使用するＣＣＤカメラ支持用のＣＣＤカ
メラ固定用治具を、柱状をした支柱本体−と、支柱本体
の下端に配置した、支柱本体固定用のブラケットと、支
柱本体の上端に配置した、ＣＣＤカメラ支持用の支持ヘ
ッドとによって構成し、上記支柱本体を、中空筒状をし
た密閉容器と、密閉容器内周面に内張りしたウイック構
造体と、密閉容器内に注入した動作液からなるヒートパ
イプによって形成したものである。

［作用］ 上記した如く、ＣＣＤカメラを支持する支柱本体をヒー
トパイプによって構成することにより、゛支柱本体に熱
歪みが生じるのを防止するものである。

［実施例］ 第１図は、本発明に係るＣＣＤカメラ固定用治具（１）
を示すものである。このＣＯＤカメラ固　　・定用治具
（１）は、柱状をした支柱本体（２）と、支柱本体（２
）の下端に固設した、支柱本体（２）を測定位置のフロ
ア上に固定するためのブラケット（３）と、支柱本体（
２）の上端に設けた、ＣＣＤカメラ（Ａ）を所望の向き
に向けた状態で支持するための支持ヘッド（４）とから
なっている。

上記支柱本体（２）は、第２図及び第３図に示す如く、
中空筒状をした密閉容器（５）と、密閉容器（５）の内
周面に内張すされたウィック構造体（６）と、密閉容器
（５）内に注入し、ウィック構造体（６）に含ませる動
作液（７）とからなるヒートバイブによって構成されて
いる。

上記ヒートバイブの構成部材であるウィック構造体（６
）は、毛細管作用を有する部材、例えば、金属性網や焼
結合金によって形成され、又、動作ｉ’ｆｆ１（７）と
しては、水、アルコール、フレオン等が使用される。

上記構成からなるＣＣＤカメラ固定用治具（１）により
、寸法測定装置に使用されるＣＣＤカメラ（Ａ）を測定
位置に支持すれば、例えば、ＣＣＤカメラ（Ａ）からの
熱が支柱本体（２）に伝った場合、この熱は、支柱本体
（２）を形成するヒートパイプの作用により支柱本体（
２）全体に分散され、支柱本体（２）に熱歪みが生じる
のを防止する。

即ち、支柱本体（２）を構成するヒートパイプの上端が
ＣＣＤカメラ（Ａ）からの熱で加熱されると、この熱に
よってウィック構造体（６）の上部に含まれている動作
液（７）か蒸発し、第２図−点鎖線に示す如く蒸気流（
イ）となってヒートバイブの下部に移動し、この部分で
凝縮し、再び液体となってウィック構造体（６）内に戻
り、ウィック構造体（６）内を上部に向けて還流する。

以後、上記サイクルが連続的に繰返されることにより、
ヒートパイプ内の温度分布は均一となり、ヒートパイプ
からなる支柱本体（２）に熱歪みが生じるのを防止する
。そして、熱歪みによって支柱本体（２）が捻れ、ＣＣ
Ｄカメラ（Ａ）に位置ズレが生じるのを防止する。

尚、ヒートパイプの上記温度分布を均一にする作用は、
ヒートバイブの上部が加熱されたときだけに働くのでは
なく、他の部分が局部的に加熱されたときにも同様に作
用するため、支柱本体（２）の一部に直射日光が当った
場合も、支柱本体（２）に熱歪みか生じるのを防止でき
、支柱本体（２）の温度分布を常に均一な状態に保つこ
とができる。

［発明の効果］ 以上説明した如く、本発明に係るＣＣＤカメラ固定用治
具は、支柱本体をヒートパイプによって形成したから、
ＣＣＤカメラから発生する熱や、直射日光等により、支
柱本体が部分的に加熱されても、支柱本体に熱歪みか生
じるのを防止できる。

従って、熱歪みによって支柱本体が捻れ、ＣＣＤカメラ
に位置ズレが生じるのを防止でき、ＣＣＤカメラを用い
た寸法測定時、熱歪みによって測定誤差が発生するのを
確実に防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るＣＣＤカメラ固定用治具を示す
斜視図、第２図は、支柱本体を形成するヒートバイブを
示す断面図、第３図は、第２図Ｉ−■線断面図である。 （１）・・・ＣＣＤカメラ固定用治具、（２）・・・支
柱本体、 （３）・・・ブラケット、 （４）・・・支持ヘッド、 （５）・・・密閉容器、 （６）・・・ウィック構造体、 （７）・・・動作液、 （Ａ）・・・ＣＣＤカメラ。 特　許　出　願　人　　三洋機工株式会社代　　　　理
　　　　人　　　　江　　　原　　　省　　　吾一一１ 第１図 第２図 第３図　２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）寸法測定装置に使用するＣＣＤカメラ支持用のＣ
   ＣＤカメラ固定用治具を、柱状をした支柱本体と、支柱
   本体の下端に配置した、支柱本体固定用のブラケットと
   、支柱本体の上端に配置した、ＣＣＤカメラ支持用の支
   持ヘッドとによって構成し、上記支柱本体を、中空筒状
   をした密閉容器と、密閉容器内周面に内張りしたウイッ
   ク構造体と、密閉容器内に注入した動作液からなるヒー
   トパイプによって形成したことを特徴とするＣＣＤカメ
   ラ固定用治具。