JP2680925B2 - レーザー利用による金属粉体の成形方法 - Google Patents

レーザー利用による金属粉体の成形方法

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JP2680925B2
JP2680925B2 JP2278654A JP27865490A JP2680925B2 JP 2680925 B2 JP2680925 B2 JP 2680925B2 JP 2278654 A JP2278654 A JP 2278654A JP 27865490 A JP27865490 A JP 27865490A JP 2680925 B2 JP2680925 B2 JP 2680925B2
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英俊 木元
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大宝工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はレーザーを利用した金属粉体の成形方法に関
するものである。
【従来の技術】
金属粉体を成形する場合、金属粉体を焼結して成形す
る方法が色々と提案されてきている。従来における金属
粉体を利用して成形する方法は、電気エネルギー或いは
ガスエネルギーにより金属粉体に熱を加え、更にこれに
圧力を加えて金属粉体を焼結することにより成形する方
法が多かった。
【発明が解決しようとする課題】
以上のように電気エネルギー、ガスエネルギーによる
熱を用いて金属粉体を溶かして成形する場合にはその装
置の製作に費用がかかり、また、装置を製作する時間も
多く必要とし、成形された製品の精度も十分でないとい
う課題があった。本発明は簡易な装置で、短時間に製作
することができると共に正確な精度で成形した製品を得
ることができる成形方法を提供することを目的としたも
のである。
【課題を解決するための手段】
次に本発明が上記目的を達成するための手段について
説明する。 本発明は、流動性が与えられ、Z軸テーブルの上下移
動により上下移動をし、更にX−Y軸テーブルの平面移
動により平面移動をする金属粉体に、レーザーを照射し
て所定の形状に成形するものである。
【作用】
上記に説明したような本発明の成形方法にあっては、
装置が簡易で製作も容易となり、且つレーザーを利用し
て成形するものであるから、レーザーを照射して成形す
る金属粉体の位置は、テーブルの動作の正確さに依存
し、その動作の正確さが製品の精度の高さに影響する
が、これらテーブルの動作はコンピューターにより制御
するので、成形した製品は、極めて精度が高いものとな
る。
【実施例】
次に図面に基づいて、本発明の一実施例について説明
する。 金属粉体1を容器5に収納し、金属粉体1の内部には
上下移動可能なZ軸テーブル2を位置させ、前記容器5
は平面移動可能なX−Y軸テーブル3の上に載置されて
いる。 容器5に収納した金属粉体1に後述するような方法
で、流動性を与え、Z軸テーブル2による上下移動とX
−Y軸テーブル3による平面移動により、成形する金属
粉体1を、レーザー発生装置6より発生するレーザービ
ーム4がレンズ7によって集光される位置に移動させて
レーザービーム4を照射し、金属粉体1を溶融させ所定
の形状に成形する。 この場合、金属粉体1に流動性を与える方法として
は、前記金属粉体1を収納している容器5に振動を与え
るとか、金属粉体1にN2ガス等を吹き込むとかすること
によって金属粉体1に流動性を与えることができる。 第1図に示すような茶碗状の製品を成形する場合につ
いて説明する。 この茶碗状の製品は先ず底の部分を成形し、ついで筒
の部分を成形する。レーザービーム4は、レンズ7によ
って、容器5に収納されている金属粉体1の上面Lに集
光されるように設定されている。 先ず、底の部分を成形するには、Z軸テーブル2を上
昇させることにより、Z軸テーブル2の表面に存在する
金属粉体1の層を上面Lに近い位置まで上昇させてレー
ザービーム4の照射を開始し、レーザービーム4の照射
しながらX−Y軸テーブル3を底の部分の形状に沿って
平面移動させると、レーザービーム4が照射される金属
粉体1も平面移動して底の部分の形状の第1の層が成形
される。 ついで、Z軸テーブル2を下降させると、流動してい
る金属粉体1が上記により成形された第1の層の表面に
存在する金属粉体1の層が上面Lに近い位置まで上昇し
た時点でレーザービーム4を照射しながらX−Y軸テー
ブル3を平面移動させると、第1の層の表面に第2の層
が成形される。この成形処理を繰り返すことにより所定
の厚みの底の部分の形状が成形される。 次に、底の部分の上に筒の部分を成形する場合も、以
上説明した成形処理を繰り返すことにより所定の形状で
厚みを有する筒の部分が成形される。すなわち、X−Y
軸テーブル3を平面移動することにより筒の部分の形状
を成形することができ、また、Z軸テーブル2を上下動
することにより、金属粉体1をレーザービーム4が集光
する位置に移動させることができ、更に、金属粉体1が
極めて流動され易い状態に置かれている為に、成形され
た層の上に、次に成形する金属粉体1の層を形成するこ
とができる。 これらZ軸テーブル2およびX−Y軸テーブル3の動
き、およびレーザービーム4の集光点の位置決めなど
は、コンピューターによって制御されている。 尚、Z軸テーブル2を上下移動させる機構としては、
例えば、ピストン機構、空調機構等を用いることができ
るが、特に、ピニオンとラックによる機構、螺子機構等
が好ましい機構である。 Z軸テーブル2はX−Y軸テーブル3の中央部に上下
動自在に取り付けられており、また、X−Y軸テーブル
3は平面上を平面移動が出来る構成である。したがっ
て、Z軸テーブル2もX−Y軸テーブル3の動きと共に
同様の動きもするものである。即ち、Z軸テーブル2は
上下移動と平面移動が出来る構成となっている。 レーザーによって瞬間的に溶解して成形する場合、溶
かす厚みに制限があるから、一回の照射で所望する厚み
のものができれば、一回の照射ですむが、たりなけれ
ば、何回かの照射が必要となる。図面のような場面で説
明すると、この様な場合は底部から成形し、次に筒部を
成形するものであるが、この底部を成形するにあたり、
Z軸テーブル2を上昇させて、Z軸テーブル2の上の金
属粉体1の厚みを一回の照射で溶解し得る厚みになるま
で上昇させ、成形すべき製品の位置を定め、その位置に
レーザーのレーザービーム4を位置させ、それを原点と
して底部の形状全体がレーザービーム4に溶解されるよ
うにX−Y軸テーブル3を平面移動させる。前記したよ
うに一度の照射で所望の厚みが出来れば、次の筒部の成
形に移れるが、厚みが足りなければ、Z軸テーブル2を
下降させて、形成させた層が他の場所の金属粉体1より
も低くなると金属粉体1は極めて流動性を高くしている
ので、先に成形した層の上に流れ込み、前記層上に金属
粉体1が載置される。その状態になった時、前記と同様
の工程を行い、層上の金属粉体1を溶解して先の層の上
に積層する。これでもまだ足りない場合は更に積層を重
ねるものである。 この様にして底部が成形されると、次に筒部の成形に
なるわけであるが、この工程も前記と同様に一定の厚み
しか溶解できないので、何回か照射を行い、筒部を次第
に高く仕上げるものである。 この場合は、底部の周縁部に筒部を成形するわけであ
るから、筒部の内部は溶解されていない金属粉体1で充
填された状態となっている。
【発明の効果】
本発明は以上で説明したように、装置が簡易で、その
製作も容易となり、且つレーザーを利用するものである
から、加工部分の位置決めが極めて正確となり、高い精
度の製品を提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の一工程を示す説明図。 1……金属粉体 2……Z軸テーブル 3……X−Y軸テーブル 4……レーザービーム 5……容器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器に収納した金属粉体に流動性を付与
    し、前記金属粉体は、この粉体内を上下動するZ軸テー
    ブルにより上下移動させ、前記容器を平面動させるX−
    Y軸テーブルにより平面移動させてレーザービームの集
    光点に位置させ、この位置させた金属粉体にレーザービ
    ームを照射して所定の形状に成形するレーザー利用によ
    る金属粉体の成形方法。
JP2278654A 1990-10-16 1990-10-16 レーザー利用による金属粉体の成形方法 Expired - Lifetime JP2680925B2 (ja)

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