JPH04198242A - 超高分子量ポリエチレンの組成物 - Google Patents
超高分子量ポリエチレンの組成物Info
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- JPH04198242A JPH04198242A JP32103990A JP32103990A JPH04198242A JP H04198242 A JPH04198242 A JP H04198242A JP 32103990 A JP32103990 A JP 32103990A JP 32103990 A JP32103990 A JP 32103990A JP H04198242 A JPH04198242 A JP H04198242A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、超高分子量ポリエチレンの組成物に関するも
のである。
のである。
超高分子量ポリエチレンは、その分子量が大である故に
、溶融時の粘度が極めて高く、そのため、押出し成形に
ついては特定の条件下でのみ可能であり、また射出成形
は不可能な状態であった。
、溶融時の粘度が極めて高く、そのため、押出し成形に
ついては特定の条件下でのみ可能であり、また射出成形
は不可能な状態であった。
従って、通常は圧縮成形した単純形状物を機械加工して
各種の部品を製作しており、生産性が悪く、高コストで
あった。
各種の部品を製作しており、生産性が悪く、高コストで
あった。
この問題を解決する方法、すなわち、超高分子量ポリエ
チレンの溶融粘度、流動性を改善し、押出し成形や射出
成形を可能とする方法として各種の低分子化合物を添加
する方法が提案されている（例えば、特開昭６０−１２
４５号、特開昭６２−９６５４７号明細書）。
チレンの溶融粘度、流動性を改善し、押出し成形や射出
成形を可能とする方法として各種の低分子化合物を添加
する方法が提案されている（例えば、特開昭６０−１２
４５号、特開昭６２−９６５４７号明細書）。
従来の技術では、溶融粘度、流動性の改善に主眼がおか
れており、確かに低分子化合物を添加することにより、
溶融粘度、流動性が改善され、押出しや射出の成形性は
向上するが、機械的性質等の物性の低下は避けられなか
った。逆に物性を保持しようとすると、低分子化合物の
添加量が少量に限定され、成形性はほとんど改善されな
かった。
れており、確かに低分子化合物を添加することにより、
溶融粘度、流動性が改善され、押出しや射出の成形性は
向上するが、機械的性質等の物性の低下は避けられなか
った。逆に物性を保持しようとすると、低分子化合物の
添加量が少量に限定され、成形性はほとんど改善されな
かった。
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、超高分
子量ポリエチレンのもつ機械的性質等の物性を維持しつ
つ、流動性を付与して成形容易にした超高分子量ポリエ
チレンの組成物を提供することを目的とするものである
。
子量ポリエチレンのもつ機械的性質等の物性を維持しつ
つ、流動性を付与して成形容易にした超高分子量ポリエ
チレンの組成物を提供することを目的とするものである
。
〔課題を解決するための手段及び作用〕上記目的を達成
するために、本発明に係る超高分子量ポリエチレンの組
成物は、平均分子量１００万以上の超高分子量ポリエチ
レン１００重量部と、片末端あるいは両末端にに線また
は、電子線反応性官能基を有するマクロモノマー２０〜
１００重量部より成る。
するために、本発明に係る超高分子量ポリエチレンの組
成物は、平均分子量１００万以上の超高分子量ポリエチ
レン１００重量部と、片末端あるいは両末端にに線また
は、電子線反応性官能基を有するマクロモノマー２０〜
１００重量部より成る。
この組成物は、低分子量のマクロマーが混合されている
ため、この状態では、溶融粘度、流動性が改善されてお
り、通常の押出し成形、射出成形が可能である。
ため、この状態では、溶融粘度、流動性が改善されてお
り、通常の押出し成形、射出成形が可能である。
次に、押出し成形、射出成形で得られた成形品にに線ま
たは電子線を照射することにより、マクロモノマ−１ま
たはマクロモノマーと超高分子量ポリエチレン間に反応
を起こさせ、これにより物性の低下を防ぐことが可能と
なる。このようにして成形性の向上と物性の保持が同時
にできる。
たは電子線を照射することにより、マクロモノマ−１ま
たはマクロモノマーと超高分子量ポリエチレン間に反応
を起こさせ、これにより物性の低下を防ぐことが可能と
なる。このようにして成形性の向上と物性の保持が同時
にできる。
本発明で用いられる超高分子量ポリエチレンは、平均分
子量が１００万以上であれば、いずれの市販品も使用可
能である。また添加するマクロモノマーは、熱反応性を
有するものは成形中に反応するため好ましくなく、ｒ線
または電子線反応性官能基を有するものに限られる。
子量が１００万以上であれば、いずれの市販品も使用可
能である。また添加するマクロモノマーは、熱反応性を
有するものは成形中に反応するため好ましくなく、ｒ線
または電子線反応性官能基を有するものに限られる。
この条件を満たすものとしては、スチレン系マクロモノ
マー、ブタンジエン系マイクロモノマー、アクリル酸エ
ステル系マクロモノマー等がある。そして、この組成物
の組成は、マクロモノマーの種類により多少異なるが一
般的には、超高分子量ポリエチレン１００重量部に対し
て２０〜１００重量部が望ましい。すなわち、添加する
マクロモノマーが２０重量部以下では超高分子量ポリエ
チレンの成形性向上に対する効果が小さく、逆に１００
重量部以上では超高分子量ポリエチレン本来の物性が損
なわれる。
マー、ブタンジエン系マイクロモノマー、アクリル酸エ
ステル系マクロモノマー等がある。そして、この組成物
の組成は、マクロモノマーの種類により多少異なるが一
般的には、超高分子量ポリエチレン１００重量部に対し
て２０〜１００重量部が望ましい。すなわち、添加する
マクロモノマーが２０重量部以下では超高分子量ポリエ
チレンの成形性向上に対する効果が小さく、逆に１００
重量部以上では超高分子量ポリエチレン本来の物性が損
なわれる。
次に、このようにして得られた組成物を用いて成形し、
得られた成形品にに線または電子線を照射してマクロモ
ノマーを反応させる。ｒ線と電子線の使用は成形品の形
状（肉厚）により使いわける。またこの照射によって起
こる反応は、（１）マクロモノマーの単独重合、（２）
マクロモノマーの超高分子量ポリエチレンへのグラフト
化、（３）マクロモノマーによる超高分子量ポリエチレ
ンの架橋の３つが考えられるが、いずれかの場合も照射
前に比較して物性の向上が期待できる。
得られた成形品にに線または電子線を照射してマクロモ
ノマーを反応させる。ｒ線と電子線の使用は成形品の形
状（肉厚）により使いわける。またこの照射によって起
こる反応は、（１）マクロモノマーの単独重合、（２）
マクロモノマーの超高分子量ポリエチレンへのグラフト
化、（３）マクロモノマーによる超高分子量ポリエチレ
ンの架橋の３つが考えられるが、いずれかの場合も照射
前に比較して物性の向上が期待できる。
本発明の実施例を以下に説明する。
分子量１００万以上の超高分子量ポリエチレン１００重
量部と、ブタジェン系マクモノマー１００重量部とをＶ
型ミキサーで１００℃で撹拌コンパウンドした組成物を
サンプルとし、これを高化式フローテスター（２００℃
、剪断応力５ Ｘ １０ ’ ｄｙｎ ／ｃｄ）を用い
て粘度測定を行ない、さらにノズルから押出された糸状
物（成形品）及びこれに放射線処理（ｒ線１０ ｋｅｖ
）を施したものの引張り強度を測定した。
量部と、ブタジェン系マクモノマー１００重量部とをＶ
型ミキサーで１００℃で撹拌コンパウンドした組成物を
サンプルとし、これを高化式フローテスター（２００℃
、剪断応力５ Ｘ １０ ’ ｄｙｎ ／ｃｄ）を用い
て粘度測定を行ない、さらにノズルから押出された糸状
物（成形品）及びこれに放射線処理（ｒ線１０ ｋｅｖ
）を施したものの引張り強度を測定した。
〔比較例−１〕
ブタジェン系マクロモノマーを１０重量部ブレンドした
ほかは実施例と同じ。
ほかは実施例と同じ。
〔比較例−２〕
ブタジェン系マイクロモノマーを低分子量ポリエチレン
に置きかえた以外は実施例と同じ。
に置きかえた以外は実施例と同じ。
上記各側の結果を下表に示す。
なおこの表において、参考とは、超高分子量ポリエチレ
ン単体である。
ン単体である。
上記表に示される結果において、実施例のものは処理後
において超高分子量ポリエチレン単体のものとほぼ同等
の強度が得られた。また溶融粘度も実施例のものは改善
されており、他のものはやわらかすぎたり、かたすぎた
りして成形不能であった。
において超高分子量ポリエチレン単体のものとほぼ同等
の強度が得られた。また溶融粘度も実施例のものは改善
されており、他のものはやわらかすぎたり、かたすぎた
りして成形不能であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、超高分子量ポリエチレンのもつ機械的
性質等の物性を維持しつつ、流動性を付与されて、成形
性の向上を図ることができる。
性質等の物性を維持しつつ、流動性を付与されて、成形
性の向上を図ることができる。
Claims (1)
- 平均分子量１００万以上の超高分子量ポリエチレン１
００重量部と、片末端あるいは両末端にに線または電子
線反応性官能基を有するマクロモノマー２０〜１００重
量部よりなることを特徴とする超高分子量ポリエチレン
の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32103990A JPH04198242A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 超高分子量ポリエチレンの組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32103990A JPH04198242A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 超高分子量ポリエチレンの組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04198242A true JPH04198242A (ja) | 1992-07-17 |
Family
ID=18128123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32103990A Pending JPH04198242A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 超高分子量ポリエチレンの組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04198242A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997029793A1 (en) * | 1996-02-13 | 1997-08-21 | Massachusetts Institute Of Technology | Radiation and melt treated ultra high molecular weight polyethylene prosthetic devices |
| US5879400A (en) * | 1996-02-13 | 1999-03-09 | Massachusetts Institute Of Technology | Melt-irradiated ultra high molecular weight polyethylene prosthetic devices |
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| US6245276B1 (en) | 1999-06-08 | 2001-06-12 | Depuy Orthopaedics, Inc. | Method for molding a cross-linked preform |
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| US7169186B2 (en) | 2000-07-31 | 2007-01-30 | Massachusetts General Hospital | Monopolar constrained acetabular component |
| US7819925B2 (en) | 2002-01-28 | 2010-10-26 | Depuy Products, Inc. | Composite prosthetic bearing having a crosslinked articulating surface and method for making the same |
| US7938861B2 (en) | 2003-04-15 | 2011-05-10 | Depuy Products, Inc. | Implantable orthopaedic device and method for making the same |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP32103990A patent/JPH04198242A/ja active Pending
Cited By (16)
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| US9060865B2 (en) | 2000-07-31 | 2015-06-23 | The General Hospital Corporation | Monopolar constrained acetabular component |
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