JPH0419707A - 空間光変調器 - Google Patents
空間光変調器Info
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- JPH0419707A JPH0419707A JP12517490A JP12517490A JPH0419707A JP H0419707 A JPH0419707 A JP H0419707A JP 12517490 A JP12517490 A JP 12517490A JP 12517490 A JP12517490 A JP 12517490A JP H0419707 A JPH0419707 A JP H0419707A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、光を空間的に並列に変調する空間光変調器に
関するものである。
関するものである。
(従来の技術)
空間光変調器(以下、SLMと略記する)の機能は、2
次元的なパターン(例えば画像)を書き込み光によって
SLMに書き込み、別の光(読み出し光)によってその
パターンを読み出すものである。
次元的なパターン(例えば画像)を書き込み光によって
SLMに書き込み、別の光(読み出し光)によってその
パターンを読み出すものである。
これにより、画像光の増幅、しきい値処理、反転あるい
は読み出し光と書き込み光との間のインコヒーレント−
コヒーレント変換、波長変換等の処理を行うことができ
る。
は読み出し光と書き込み光との間のインコヒーレント−
コヒーレント変換、波長変換等の処理を行うことができ
る。
このような機能を有する従来のSLMは、その主構成要
素として、第2図の(a)に示すように、分子軸を90
°以下(第3図では90°)の角度をもって捻ったネマ
チック(以下、TNと略記する)液晶が用いられている
。
素として、第2図の(a)に示すように、分子軸を90
°以下(第3図では90°)の角度をもって捻ったネマ
チック(以下、TNと略記する)液晶が用いられている
。
このTN液晶は、第2図の(a)に示すように、電圧無
印加時には入射直線偏光(読み出し光)LRIの偏光面
を90° (捻れ角90″の場合)だけ回転させて出力
する。
印加時には入射直線偏光(読み出し光)LRIの偏光面
を90° (捻れ角90″の場合)だけ回転させて出力
する。
一方、しきい値電圧以上の電圧Vが印加されると、第2
図の(b)に示すように、その分子軸が電圧印動方向に
沿うようになり、入射直線偏光LRIに対し偏光面の回
転作用を与えず、その偏光状態を保持したままで出力す
る。
図の(b)に示すように、その分子軸が電圧印動方向に
沿うようになり、入射直線偏光LRIに対し偏光面の回
転作用を与えず、その偏光状態を保持したままで出力す
る。
第3図は、捻れ角45″のTN液晶を用いた従来のSL
Mの構成図である(Optical Englneer
lng、 vol、17. p、371.1978
参照)。
Mの構成図である(Optical Englneer
lng、 vol、17. p、371.1978
参照)。
第3図において、la、lbはガラス基板、2a、
2bは透明電極、3は光伝導層(CdS層)、4は遮光
層、5は誘電体ミラー(CdTe層)、6a、6bは液
晶配向膜、7はTN液晶、8は電圧印加部、LWは書き
込み光、LRは読み出し光である。このSLMは、ガラ
ス基板1a上に、透明電極2a、光伝導層3、遮光層4
、誘電体ミラー5、液晶配向膜6aを順に積層するとと
もに、ガラス基板lb上に、透明電極2b、液晶配向膜
6bを順に積層し、液晶配向膜6a、6b間にTN液晶
7を充填して構成されている。
2bは透明電極、3は光伝導層(CdS層)、4は遮光
層、5は誘電体ミラー(CdTe層)、6a、6bは液
晶配向膜、7はTN液晶、8は電圧印加部、LWは書き
込み光、LRは読み出し光である。このSLMは、ガラ
ス基板1a上に、透明電極2a、光伝導層3、遮光層4
、誘電体ミラー5、液晶配向膜6aを順に積層するとと
もに、ガラス基板lb上に、透明電極2b、液晶配向膜
6bを順に積層し、液晶配向膜6a、6b間にTN液晶
7を充填して構成されている。
このような構成においては、いわゆる感光層としてCd
S / Cd T eのフォトダイオード構造が用い
られる。
S / Cd T eのフォトダイオード構造が用い
られる。
二のSLMの所定領域に書き込み光Lwが照射され、か
つ、透明電極2a、2b間に電圧が印加されると、書き
込み光照射領域では、そのダイオード特性によりTN液
晶7にかかる電圧が増加し、しきい値電圧を超えるため
、ガラス基板1a。
つ、透明電極2a、2b間に電圧が印加されると、書き
込み光照射領域では、そのダイオード特性によりTN液
晶7にかかる電圧が増加し、しきい値電圧を超えるため
、ガラス基板1a。
1bのガラス面に沿って配向していた液晶軸が電圧印加
方向に向く。
方向に向く。
このため、ガラス基板1b側から書き込み光照射領域に
対応する領域に照射された直線偏光である読み出し光L
Rは、その偏光面の回転作用を受けない。
対応する領域に照射された直線偏光である読み出し光L
Rは、その偏光面の回転作用を受けない。
一方、書き込み光Lwが照射されていない領域では、液
晶軸がガラス面に沿った配向状態が維持されるため、読
み出し光LRは、偏光面の回転作用を受ける。
晶軸がガラス面に沿った配向状態が維持されるため、読
み出し光LRは、偏光面の回転作用を受ける。
従って、これらをアナライザを介して読み出せば、書き
込みパターンに応じたパターンを読み出すことができる
。
込みパターンに応じたパターンを読み出すことができる
。
なお、光伝導層3としては、アモルファス−8i層等も
適用される。
適用される。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記従来のSLMにおいて、TN液晶7
の出力光の電圧特性を測定してみると、第4図に示すよ
うに、電圧に対する出力光のしきい特性の急峻性が悪い
。このため、TN液晶7をオン/オフさせる場合、大き
な電圧変化を必要とする。
の出力光の電圧特性を測定してみると、第4図に示すよ
うに、電圧に対する出力光のしきい特性の急峻性が悪い
。このため、TN液晶7をオン/オフさせる場合、大き
な電圧変化を必要とする。
書き込み光Lwのパワーが弱いと大きな電圧変化が得ら
れないため、完全にTN液晶7をオンにできず、コント
ラストが下がり、感度が低くなってしまう。従って、書
き込み光Lwのパワーを極めて高く設定しなければなら
ないという欠点があった。
れないため、完全にTN液晶7をオンにできず、コント
ラストが下がり、感度が低くなってしまう。従って、書
き込み光Lwのパワーを極めて高く設定しなければなら
ないという欠点があった。
この欠点について、第4図乃至第6図を用いてさらに具
体的に説明する。
体的に説明する。
第4図は、TN液晶の出力光の印加電圧依存性を示すグ
ラフである。光のオン/オフの急峻性(γ)を下記(1
)式に示すように定義すると、TN液晶の急峻性γは約
1.5となる。
ラフである。光のオン/オフの急峻性(γ)を下記(1
)式に示すように定義すると、TN液晶の急峻性γは約
1.5となる。
γ−V go/ V 20 ・・
・(1)但し、VSOは出力光80%のときの電圧、V
2Oは出力光20%のときの電圧をそれぞれ示している
。
・(1)但し、VSOは出力光80%のときの電圧、V
2Oは出力光20%のときの電圧をそれぞれ示している
。
ここで、アモルファス−8i(以下、a−8iと略記す
る)からなる光伝導層A、誘電体ミラー層B1液晶層C
の3層からなるSLMを想定した場合、その等価回路図
は第5図に示すようになる。
る)からなる光伝導層A、誘電体ミラー層B1液晶層C
の3層からなるSLMを想定した場合、その等価回路図
は第5図に示すようになる。
このSLMに電圧Vを印加した時、液晶層Cにかかる電
圧VLcは、次の(2)式のように表すことができる。
圧VLcは、次の(2)式のように表すことができる。
VLC/V= (1/jωcL)/
[(Rs/l+j(I)c5 Rs) 十1/jωCM
+1/jωCL] ・・・(2)この(2)式に以下
に示す各パラメータを代入して、(V LC/ V )
の光伝導層を構成するa−8iの抵抗率依存性をプロッ
トしたものが第6図である。
+1/jωCL] ・・・(2)この(2)式に以下
に示す各パラメータを代入して、(V LC/ V )
の光伝導層を構成するa−8iの抵抗率依存性をプロッ
トしたものが第6図である。
光伝導層A e A = 13、dA=7μm
誘電体ミラー層B eB=7、dB=1.5 ttm
液晶層CEc =5.9 、d(=3μm但し、ε8.
ε3.εCは誘電率、dA + dB rdcは膜厚
である。また、駆動電圧の周波数は交流100Hzであ
り、液晶の誘電異方性は無視している。
誘電体ミラー層B eB=7、dB=1.5 ttm
液晶層CEc =5.9 、d(=3μm但し、ε8.
ε3.εCは誘電率、dA + dB rdcは膜厚
である。また、駆動電圧の周波数は交流100Hzであ
り、液晶の誘電異方性は無視している。
さらに、光伝導層Aの抵抗率は、光の照射パワーによっ
て変化するので、第6図の横軸には光の照射パワーもプ
ロットしている。入射光(書き込み光)がない場合、光
伝導層Aの抵抗率は1012以上であるが、約100μ
W / c&の照射パワーで、抵抗率は109Ω印とな
り、約1mW/cJの照射で108Ωcmとなる。
て変化するので、第6図の横軸には光の照射パワーもプ
ロットしている。入射光(書き込み光)がない場合、光
伝導層Aの抵抗率は1012以上であるが、約100μ
W / c&の照射パワーで、抵抗率は109Ω印とな
り、約1mW/cJの照射で108Ωcmとなる。
即ち、第6図から分かるように、SLMの液晶層Cにか
かる電圧を光の照射によって1.5倍に変化させようと
した場合、書き込み光の照射パワーは、約300μW/
clと、上述したようにかなりの大きいパワーが必要で
ある。
かる電圧を光の照射によって1.5倍に変化させようと
した場合、書き込み光の照射パワーは、約300μW/
clと、上述したようにかなりの大きいパワーが必要で
ある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、書き込み光の光パワーが弱くても、高コント
ラスト、高感度の光変調動作を実現できる空間光変調器
を提供することにある。
の目的は、書き込み光の光パワーが弱くても、高コント
ラスト、高感度の光変調動作を実現できる空間光変調器
を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、請求項(1)では、一の透明
電極と、入射光に対し感光する光伝導層と、誘電体ミラ
ーと、一の液晶配向膜と、配向方向が90度以上である
液晶と、他の液晶配向膜と、他の透明電極とを備え、こ
れら各部を表記した順に積層した。
電極と、入射光に対し感光する光伝導層と、誘電体ミラ
ーと、一の液晶配向膜と、配向方向が90度以上である
液晶と、他の液晶配向膜と、他の透明電極とを備え、こ
れら各部を表記した順に積層した。
また、請求項(2)によれば、前記液晶をスーパーネマ
チック液晶により構成した。
チック液晶により構成した。
(作 用)
請求項(1)によれば、一の透明電極側から光伝導層に
対して書き込み光が入射されていない状態で、二つの透
明電極間に電圧を印加すると、液晶にかかる電圧は、こ
の液晶をオンするには不十分となっている。
対して書き込み光が入射されていない状態で、二つの透
明電極間に電圧を印加すると、液晶にかかる電圧は、こ
の液晶をオンするには不十分となっている。
このとき例えば直線偏光である読み出し光を他の透明電
極側から入射させると、入射読み出し光は、液晶による
複屈折作用を受けて、直線偏光から楕円偏光に変換、あ
るいはその偏光方向が回転されて出射される。
極側から入射させると、入射読み出し光は、液晶による
複屈折作用を受けて、直線偏光から楕円偏光に変換、あ
るいはその偏光方向が回転されて出射される。
次に、光伝導層に対して微弱な書き込み光を入射させる
と液晶の分子軸が電圧印加方向に向き、複屈折性を示さ
なくなる。このため、読み出し光は、偏光方向の回転作
用を受けず、入射時の直線偏光の状態を保持したままで
出射される。
と液晶の分子軸が電圧印加方向に向き、複屈折性を示さ
なくなる。このため、読み出し光は、偏光方向の回転作
用を受けず、入射時の直線偏光の状態を保持したままで
出射される。
また、請求項(2)によれば、読み出し光に対する上記
作用がスーパーネマチック液晶にて行われる。
作用がスーパーネマチック液晶にて行われる。
(実施例)
第1図は、本発明に係るSLM(空間光変調器)の一実
施例を示す構成図であって、同図の(a)は側断面図、
同図の(b)は上面図である。
施例を示す構成図であって、同図の(a)は側断面図、
同図の(b)は上面図である。
第1図において、10はSLM、lla、11bは透明
なガラス基板、12a、12b、12cは透明電極、1
3は光伝導層、14は誘電体ミラ15a、15bは液晶
を配向させるための液晶配向膜(以下、配向膜という)
、16はスーパーネマチック(以下、STNと略記する
)液晶、17はSTN液晶16の層厚を一定に保持する
ためのスペーサ、18は封止かつ固定用接着剤、19は
透明電極12bと12cを電気的に接続するための銀ペ
ースト層、20a、20bは透明電極12a、12bと
それぞれ接続されたリード電極である。
なガラス基板、12a、12b、12cは透明電極、1
3は光伝導層、14は誘電体ミラ15a、15bは液晶
を配向させるための液晶配向膜(以下、配向膜という)
、16はスーパーネマチック(以下、STNと略記する
)液晶、17はSTN液晶16の層厚を一定に保持する
ためのスペーサ、18は封止かつ固定用接着剤、19は
透明電極12bと12cを電気的に接続するための銀ペ
ースト層、20a、20bは透明電極12a、12bと
それぞれ接続されたリード電極である。
透明電極12 a、 12 b、 12 cは、例
えばインジウム−スズの酸化膜(ITO)からなる。透
明電極12a、12cは僅かな間隔をおいてガラス基板
11aの一面上に形成され、透明電極12bはガラス基
板11bの一面上に形成されている。
えばインジウム−スズの酸化膜(ITO)からなる。透
明電極12a、12cは僅かな間隔をおいてガラス基板
11aの一面上に形成され、透明電極12bはガラス基
板11bの一面上に形成されている。
光伝導層13は、例えばa−8i(アモルファスシリコ
ン)からなり、透明電極12a上に形成されている。−
船釣には、高感度な水素ドープされた膜としてプラズマ
CVD法等により形成される。また、層厚はその電気容
量と抵抗分とのバランスにより決定され、2〜7μm程
度の厚さが好ましく、この範囲内の値に設定される。
ン)からなり、透明電極12a上に形成されている。−
船釣には、高感度な水素ドープされた膜としてプラズマ
CVD法等により形成される。また、層厚はその電気容
量と抵抗分とのバランスにより決定され、2〜7μm程
度の厚さが好ましく、この範囲内の値に設定される。
誘電体ミラー14は、2種の誘電体膜を交互に積層した
構造からなり、光伝導層13を覆うように形成されてい
る。誘電体膜の材質としては、誘電率の大きいものがよ
く、本実施例ではTiO□。
構造からなり、光伝導層13を覆うように形成されてい
る。誘電体膜の材質としては、誘電率の大きいものがよ
く、本実施例ではTiO□。
SiO2を交互に17層積層して、反射率98%以上の
ミラーを得ている。
ミラーを得ている。
配向膜15a、15bは、その方向が240’に設定さ
れ、配向膜15aは誘電体ミラー14を覆うようにガラ
ス基板11a上に形成され、配向膜15bは透明電極1
2b上からガラス基板11bに跨って形成されている。
れ、配向膜15aは誘電体ミラー14を覆うようにガラ
ス基板11a上に形成され、配向膜15bは透明電極1
2b上からガラス基板11bに跨って形成されている。
STN液晶16は、第7図の(a)に示すように、捻れ
角が90″〜270° (第7図の(a)は図面の簡単
化のため180″の場合を示す)に設定され、配向膜1
5a、15b同士をスペーサ17を介して対向させたガ
ラス基板11a、llbの一面間に充填されている。ま
た、ガラス基板11aとllbとの固定並びに充填空間
の封止は、接着剤18によりなされている。
角が90″〜270° (第7図の(a)は図面の簡単
化のため180″の場合を示す)に設定され、配向膜1
5a、15b同士をスペーサ17を介して対向させたガ
ラス基板11a、llbの一面間に充填されている。ま
た、ガラス基板11aとllbとの固定並びに充填空間
の封止は、接着剤18によりなされている。
STN液晶16の機能は、第7図の(a)に示すように
、電圧無印加時には複屈折性を示す。このため、入射直
線偏光(読み出し光)LJI+を楕円偏光に変化させた
り、直接偏光の向きを回転させたりする。
、電圧無印加時には複屈折性を示す。このため、入射直
線偏光(読み出し光)LJI+を楕円偏光に変化させた
り、直接偏光の向きを回転させたりする。
一方、電圧が印加されると、第7図の(b)に示すよう
に、その分子軸が電圧印加方向に沿うようになり、複屈
折性を示さなくなるため、入射直線偏光LRIを直線偏
光のままで出力する。
に、その分子軸が電圧印加方向に沿うようになり、複屈
折性を示さなくなるため、入射直線偏光LRIを直線偏
光のままで出力する。
第8図は、STN液晶16(捻れ角=240°)の出力
光の印加電圧依存性を示すグラフである。
光の印加電圧依存性を示すグラフである。
第8図並びに前述した(1)式(γ= V so/ V
20)から、光のオン/オフの急峻性γとして、1.
04を得ることができる。
20)から、光のオン/オフの急峻性γとして、1.
04を得ることができる。
このことは、STN液晶16が高い急峻性γを有してい
ることを意味し、第6図を用いて、STN液晶16にか
かる電圧を1.04倍に変化させるために必要な光伝導
層(a−8i)13に対する光の照射パワーを考察する
と、40μW / cIIYとなる。
ることを意味し、第6図を用いて、STN液晶16にか
かる電圧を1.04倍に変化させるために必要な光伝導
層(a−8i)13に対する光の照射パワーを考察する
と、40μW / cIIYとなる。
この値は、従来用いられていたTN液晶の場合の300
μW/cJに比べて大幅に低減されている。
μW/cJに比べて大幅に低減されている。
このような機能を有するSTN液晶16としては、例え
ばMerk社のSTN液晶ZLI−2293にカイラル
剤S−811を約1%添加した液晶を用いることができ
る。この液晶の出力光−電圧特性のしきい特性の急峻性
γは1.05である。
ばMerk社のSTN液晶ZLI−2293にカイラル
剤S−811を約1%添加した液晶を用いることができ
る。この液晶の出力光−電圧特性のしきい特性の急峻性
γは1.05である。
このような構成を有するSLMloにおいては、書き込
み光はガラス基板11aの他面側から入射され、読み出
し光はガラス基板11bの他面側から入射される。
み光はガラス基板11aの他面側から入射され、読み出
し光はガラス基板11bの他面側から入射される。
次に、上記構成によるSLMIOを空間光変調装置に装
備した場合の動作について第1図及び第9図を用いて説
明する。
備した場合の動作について第1図及び第9図を用いて説
明する。
第9図は、本発明に係るSLMを適用した空間光変調装
置の構成図である。第9図において、10はSLM、2
0a、20bはリード電極、21はSLMIOを保持す
るためのホルダ、22はSLMIOを駆動する電源、2
3は図示しない計算機によりSLMIOを制御するため
の制御線、24はハーフミラ−125はポーラライザ、
26はアナライザである。
置の構成図である。第9図において、10はSLM、2
0a、20bはリード電極、21はSLMIOを保持す
るためのホルダ、22はSLMIOを駆動する電源、2
3は図示しない計算機によりSLMIOを制御するため
の制御線、24はハーフミラ−125はポーラライザ、
26はアナライザである。
この構成において、変調信号となる2次パターンは、S
LMIOの書き込み面側に書き込み光LWとして照射さ
れる。また、駆動電源22からの出力は、手動で設定さ
れるか、もしくは計算機からの命令によってプログラム
的に制御される。
LMIOの書き込み面側に書き込み光LWとして照射さ
れる。また、駆動電源22からの出力は、手動で設定さ
れるか、もしくは計算機からの命令によってプログラム
的に制御される。
読み出し光LRは、ポーラライザ25を介して空間的に
均一な直線偏光ビームに変換され、ハーフミラ−24を
通過してSl、MIOの読み出し面側に入射し、SLM
IOで変調されて反射した後、ハーフミラ−24で反射
されてアナライザ26を介して強度的なパターンとして
読み出されるようになっている。
均一な直線偏光ビームに変換され、ハーフミラ−24を
通過してSl、MIOの読み出し面側に入射し、SLM
IOで変調されて反射した後、ハーフミラ−24で反射
されてアナライザ26を介して強度的なパターンとして
読み出されるようになっている。
上記構成において、まず、書き込み光Lwの入射が無い
状態でSLMIOに交流100Hz、 6.3■を印加
すると、光伝導層13が感光していないので、STN液
晶16にかかる電圧は、液晶をオンするには不十分であ
る。
状態でSLMIOに交流100Hz、 6.3■を印加
すると、光伝導層13が感光していないので、STN液
晶16にかかる電圧は、液晶をオンするには不十分であ
る。
この時、読み出し光LRをポーラライザ25、ハーフミ
ラ−24を介してSLMIOに入射させると、入射読み
出し光LRは液晶による複屈折作用を受けて、直線偏光
から楕円偏光に変換されて反射される。この反射読み出
し光LRRは、ハーフミラ−24で反射され、アナライ
ザ26を通過する。これにより出力光が得られ、いわゆ
る明(bright)状態となる。
ラ−24を介してSLMIOに入射させると、入射読み
出し光LRは液晶による複屈折作用を受けて、直線偏光
から楕円偏光に変換されて反射される。この反射読み出
し光LRRは、ハーフミラ−24で反射され、アナライ
ザ26を通過する。これにより出力光が得られ、いわゆ
る明(bright)状態となる。
次に、書き込み光Lwのパワーを徐々に上げていくと、
照射パワーが約40μW / c−になった時、STN
液晶16は急激にオン状態に切り替わる。
照射パワーが約40μW / c−になった時、STN
液晶16は急激にオン状態に切り替わる。
このとき、STN液晶16は、複屈折性を示さないため
、読み出し光は入射状態のままで反射され、アナライザ
26を通過できず、いわゆる暗(dark)の状態とな
る。
、読み出し光は入射状態のままで反射され、アナライザ
26を通過できず、いわゆる暗(dark)の状態とな
る。
実際に、有効面約1cJに作製したSLMに対して、書
き込み光Lwとして白色光(40μW / c()を、
読み出し光LRとして)le−Neレーザ光(2mW
/ cJ )を用い、SLMへの印加パルスを電圧交流
8J V、コントラスト20:1以上、分解能30本/
關でパターンを読み出すことができた。
き込み光Lwとして白色光(40μW / c()を、
読み出し光LRとして)le−Neレーザ光(2mW
/ cJ )を用い、SLMへの印加パルスを電圧交流
8J V、コントラスト20:1以上、分解能30本/
關でパターンを読み出すことができた。
以上説明したように、本実施例によれば、出力光−電圧
特性のしきい特性が極めて急峻なSTN液晶16を用い
たので、より小さい光パワーで液晶をオン/オフするこ
とができる。従って、微弱な書き込み光によって、高コ
ントラストを実現できる空間光変調動作ができる利点が
ある。
特性のしきい特性が極めて急峻なSTN液晶16を用い
たので、より小さい光パワーで液晶をオン/オフするこ
とができる。従って、微弱な書き込み光によって、高コ
ントラストを実現できる空間光変調動作ができる利点が
ある。
また、薄型化を考慮して光伝導層13の厚さを薄くした
場合、第6図の逆S時カーブがさらに揺るやかになり、
さらに大きな光の照射パワーが必要となる。しかし、上
述したようにSTN液晶16では、光の照射パワーはT
N液晶の照射パワーより1桁下げることができるので、
光伝導層13の厚さを薄くできる。このため、長時間を
要する光伝導層の作製時間の短縮を図れる利点がある。
場合、第6図の逆S時カーブがさらに揺るやかになり、
さらに大きな光の照射パワーが必要となる。しかし、上
述したようにSTN液晶16では、光の照射パワーはT
N液晶の照射パワーより1桁下げることができるので、
光伝導層13の厚さを薄くできる。このため、長時間を
要する光伝導層の作製時間の短縮を図れる利点がある。
なお、本実施例では、読み出し光遮蔽用の遮光膜を設け
ていないが、読み出し光パワーが極端に大きい場合には
、光伝導層13への読み出し光の到達を完全に遮閉する
ため、光伝導層13と誘電体ミラー14との間に薄い遮
光膜を設けてもよい。
ていないが、読み出し光パワーが極端に大きい場合には
、光伝導層13への読み出し光の到達を完全に遮閉する
ため、光伝導層13と誘電体ミラー14との間に薄い遮
光膜を設けてもよい。
この遮光膜の材料としては、例えば1μm程度の厚さの
ポリジアセチレン膜や遷移金属酸化物等が適当である。
ポリジアセチレン膜や遷移金属酸化物等が適当である。
(発明の効果)
以上説明したように、請求項(1)または請求項(2)
によれば、書き込み光パワーが小さくても高コントラス
トを実現できる空間光変調動作が可能で、画像の変換、
表示にも利用できる空間光変調器を提供できる利点があ
る。
によれば、書き込み光パワーが小さくても高コントラス
トを実現できる空間光変調動作が可能で、画像の変換、
表示にも利用できる空間光変調器を提供できる利点があ
る。
また、配向方向が90’以上である液晶(スーパーネマ
チック液晶)を用いることにより、光伝導層の膜厚を薄
くでき、小型化を図れるとともに作製時間の短縮をも図
れる。
チック液晶)を用いることにより、光伝導層の膜厚を薄
くでき、小型化を図れるとともに作製時間の短縮をも図
れる。
第1図は本発明に係る空間光変調器の一実施例を示す構
成図、第2図はTN液晶の説明図、第3図は従来例の構
成図、第4図はTN液晶の出力光の電圧依存性を示すグ
ラフ、第5図は3層からなるSLM(空間光変調器)の
等価回路図、第6図はSLMにおける液晶にかかる電圧
とa−8i(光伝導層)の抵抗率の関係を示すグラフ、
第7図はSTN液晶の説明図、第8図はSTN液晶の出
力光の電圧依存性を示すグラフ、第9図は本発明に係る
SLMを適用した空間光変調装置の構成図である。 図中、10・・・空間光変調器(S LM) 、11
a。 11 b−・・ガラス基板、12a、12b、12cm
・・透明基板、13・・・光伝導層、14・・・誘電体
ミラー15a、15b・・・液晶配向膜、16・・・ス
ーパーネマチック(STN)液晶、17・・・スペーサ
、22・・・駆動電源、24・・・ハーフミラ−125
・・・ポーラライザ、26・・・アナライザ。 特許出願人 日本電信電話株式会社 代理人 弁理士 吉 1) 精 孝空間光度調器
(SLH) LRO出射光 LRO出射光 TN液晶の説明図 第 図 書き込み光 第 図 印加電圧() TN液晶の出力光の電圧依存性を示すグラフ第4図 3層からなるSLHの等他回路図 第 図 STN液晶の説明図 第7図 印加電圧(V) STN液晶の出力光の電圧依存性を示すグラフ第 図 り一− 本発明に糸るSLMを通用した空℃光変謂装璽の慣成間
第 図
成図、第2図はTN液晶の説明図、第3図は従来例の構
成図、第4図はTN液晶の出力光の電圧依存性を示すグ
ラフ、第5図は3層からなるSLM(空間光変調器)の
等価回路図、第6図はSLMにおける液晶にかかる電圧
とa−8i(光伝導層)の抵抗率の関係を示すグラフ、
第7図はSTN液晶の説明図、第8図はSTN液晶の出
力光の電圧依存性を示すグラフ、第9図は本発明に係る
SLMを適用した空間光変調装置の構成図である。 図中、10・・・空間光変調器(S LM) 、11
a。 11 b−・・ガラス基板、12a、12b、12cm
・・透明基板、13・・・光伝導層、14・・・誘電体
ミラー15a、15b・・・液晶配向膜、16・・・ス
ーパーネマチック(STN)液晶、17・・・スペーサ
、22・・・駆動電源、24・・・ハーフミラ−125
・・・ポーラライザ、26・・・アナライザ。 特許出願人 日本電信電話株式会社 代理人 弁理士 吉 1) 精 孝空間光度調器
(SLH) LRO出射光 LRO出射光 TN液晶の説明図 第 図 書き込み光 第 図 印加電圧() TN液晶の出力光の電圧依存性を示すグラフ第4図 3層からなるSLHの等他回路図 第 図 STN液晶の説明図 第7図 印加電圧(V) STN液晶の出力光の電圧依存性を示すグラフ第 図 り一− 本発明に糸るSLMを通用した空℃光変謂装璽の慣成間
第 図
Claims (2)
- (1)一の透明電極と、 入射光に対し感光する光伝導層と、 誘電体ミラーと、 一の液晶配向膜と、 配向方向が90度以上である液晶と、 他の液晶配向膜と、 他の透明電極とを備え、 これら各部を表記した順に積層した ことを特徴とする空間光変調器。
- (2)前記液晶がスーパーネマチック液晶からなる請求
項(1)記載の空間光変調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12517490A JPH0419707A (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 空間光変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12517490A JPH0419707A (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 空間光変調器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0419707A true JPH0419707A (ja) | 1992-01-23 |
Family
ID=14903726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12517490A Pending JPH0419707A (ja) | 1990-05-15 | 1990-05-15 | 空間光変調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0419707A (ja) |
-
1990
- 1990-05-15 JP JP12517490A patent/JPH0419707A/ja active Pending
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