JPH0419649B2 - - Google Patents

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JPH0419649B2
JPH0419649B2 JP57112578A JP11257882A JPH0419649B2 JP H0419649 B2 JPH0419649 B2 JP H0419649B2 JP 57112578 A JP57112578 A JP 57112578A JP 11257882 A JP11257882 A JP 11257882A JP H0419649 B2 JPH0419649 B2 JP H0419649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
colored
enamel paint
enamel
conductor
insulated wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57112578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS595508A (ja
Inventor
Yoji Yamada
Junji Senoo
Takao Tsuboi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP11257882A priority Critical patent/JPS595508A/ja
Publication of JPS595508A publication Critical patent/JPS595508A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エナメル絶縁電線特に色調の調節さ
れた着色エナメル絶縁電線に関するものである。
第1図に示すように、従来の着色エナメル絶縁
電線1は、導体2と特定の色に着色された着色エ
ナメル塗料層3とからなり、その製造にあたつて
は、導体2の上に着色エナメル塗料を塗布ロール
等の塗装手段で塗布し、ダイス等により塗装され
た塗料を一定の厚さに被覆されるように絞り、厚
さを調節し、次いで焼付炉に導入して塗料を焼き
付けて硬化させる工程を数回くり返し、これによ
つて着色エナメル塗料層3を形成して着色エナメ
ル絶縁電線を製造していた。
しかし、このようにして得られた着色エナメル
絶縁電線は場合により、不必要な部分にまで着色
エナメル塗料を使用することとなり、これに伴う
コストアツプを来す外、製造上常に単一の着色エ
ナメル塗料を使用する関係上、目的とする絶縁電
線の色調は、専ら着色剤の含有量を調節すること
により行われるため、その都度塗料を配合し、調
整する必要があつた。
本発明は以上の如き実情に鑑みなされたもの
で、その概要は、導体の外部に透明な無着色エナ
メル塗料層を設け、その上に1層ないし数層着色
エナメル塗料層を設けたものを基体構成とし、色
調が調節された絶縁被覆を有することを特徴とす
る着色エナメル絶縁電線を提供するものである。
以下本発明の実施例を第2図により説明する。
第2図は、本発明の着色エナメル絶縁電線11
(一例)を示す。12は導体で、13は着色エナ
メル塗料層、14は透明な無着色エナメル塗料層
であり、以下の実施例に示すようにこのエナメル
塗料層を組み合わせることにより、色調の変化を
得るものである。
例えば、第2図Aの如く、導体12の上に透明
な無着色エナメル塗料層14を数層塗布し、その
上に単一色の着色エナメル塗料層13を一層塗布
したもの、第2図Bの如く、導体12の上に透明
な無着色エナメル塗料層14を塗布し、さらにそ
の上に着色エナメル塗料層13を数層設けたもの、
第2図Cの如く、導体12の上に透明な無着色エ
ナメル塗料層14を数層設け、その上に着色エナ
メル塗料層13を一層乃至三層設け、更にその上
に透明な無着色エナメル塗料層14を数層設けた
もの等が挙げられる。
これらはいずれも透明な無着色エナメル塗料層
を設け、その上に一層ないし数層着色エナメル塗
料層を設けたものを基本構成とし、これにより
種々色調を調節した着色エナメル絶縁電線を得る
ものである。
本発明による絶縁電線の製造に当たつては、第
3図に示すようなエナメル焼付装置を用いて実施
することができる。これにより本発明の着色エナ
メル絶縁電線の製造方法を説明すれば、堅型焼付
炉21は、ヒータ22を内蔵し、その下端には下
部開口23を、上端には上部開口24を有してい
る。下部開口23の下にはダイスホルダ25、そ
の下には塗料層26が設けられている。ヒータ2
2の上方には、冷却室27が設けられ、ここを経
てエナメル線は、焼付炉の外部にでて、ターンシ
ーブ29に至る。
導体Wは、堅型焼付炉21の上下に軸支された
ターンシーブ28,29に懸回され、焼付炉21
の内外に走行できるようになつている。
導体Wに透明な無着色エナメル塗料を塗布する
には、導体Wをターンシーブ28を介して塗料槽
6に導入してその表面に透明な無着色エナメル塗
料を塗布し、これをダイス25によつて均一の厚
さに調整した後、下部開口23から焼付炉21内
を通過して焼付し、上部開口24から冷却室27
を通過させて冷却し、塗膜を固化し、ターンシー
ブ29を介して引き出し、堅型焼付炉21の外を
通して、ターンシーブ28に導き、さらに前記同
様の作業を複数併設した堅型焼付炉21に通し
て、透明な無着色エナメル塗料層を形成する。
次に、導体Wに着色エナメル塗料を塗布する場
合には、別の堅型焼付炉21を一乃至適宜の数だ
け設けておき、前記した透明な無着色エナメル塗
料層を形成する場合と同様にして着色エナメル塗
料層を形成する。
連続作業に当たつては、例えば、導体Wをター
ンシーブ28を介して区分された着色エナメル塗
料槽26を通してその表面に単一色の着色エナメル
塗料を塗布し、これをダイス25で絞り、堅型焼
付炉21内に通して焼付し、冷却室27で冷却し
た後ターンシーブ29を介して引き出すものであ
る。
なお、着色エナメル塗料層13は一乃至適宜数
の製造装置で形成されるが、1つの製造装置に透
明な無着色エナメル塗料槽と着色エナメル塗料槽
とを併設して、透明な無着色エナメル塗料槽と着
色エナメル塗料槽とを透明な無着色エナメル塗料
層14と着色エナメル塗料層13とを連続的に塗
布焼付けることができる。
以上のように本発明は透明な無着色エナメル塗
料と着色エナメル塗料とを導体上に連続して塗布
焼付したものであるから、少量の着色材を用いな
がら、色調を調節したエナメル絶縁電線を容易に
得るものである 以下本発明を実施例により説明する。
実施例 1: 青色系の着色成分(染料或いは顔料)を3%含
有するポリエステルワニスでは、自然色のポルエ
ステルワニス(黄褐色)と混合することにより、
緑色系の色相のワニスとなり、これを塗布する場
合、第1図のように塗布すると、深緑色を呈する
が、第2図Aの如く透明で無着色のポリエステル
ワニスを塗布した上に青色系の着色成分(染料或
いは顔料)を3%含有するポリエステルワニスを
塗布すると、塗膜に光の透過性があるために、下
層の自然色の黄色が強く淡黄緑色を呈する。
又第2図Bの如く、青色系の着色成分(染料或
いは顔料)を3%含有するポリエステルワニスを
多層にするか、厚くするに従つて、着色は淡黄緑
色から深緑色に近づいて行き、1種類の着色ワニ
スから数種の色調の着色エナメル絶縁電線ができ
る。
なお、本発明において、樹脂の選択、染料又は
顔料の選択は適宜行われるが色相は、透明な層の
光の透過と反射の効果により、添加した染料又は
顔料とは異なる複雑な色調を帯びるものがえられ
る。
本発明によれば、以上のように単一色のエナメ
ル塗料であつても、これを透明な無着色のエナメ
ル塗料と着色のエナメル塗料とを組み合わせるこ
とにより、各種の色調の着色エナメル絶縁電線を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の着色エナメル絶縁電線の横断
面図、第2図は、本発明の実施例による着色エナ
メル絶縁電線の例示の構造を示す横断面図、第3
図は、本発明の絶縁電線を製造するための装置の
一例の縦断面図である。 11……着色エナメル絶縁電線、12……導
体、13……着色エナメル塗料層、14……透明
な無着色エナメル塗料層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導体の外部に透明な無着色エナメル塗料層を
    設け、その上に一層ないし数層着色エナメル塗料
    層を設けたものを基本構成とし、色調が調節され
    た絶縁被覆を有することを特徴とする着色エナメ
    ル絶縁電線。 2 前記基本構成の最外層に透明な無着色エナメ
    ル塗料層を設けた請求項1記載の着色エナメル絶
    縁電線。
JP11257882A 1982-07-01 1982-07-01 着色エナメル絶縁電線 Granted JPS595508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11257882A JPS595508A (ja) 1982-07-01 1982-07-01 着色エナメル絶縁電線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11257882A JPS595508A (ja) 1982-07-01 1982-07-01 着色エナメル絶縁電線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS595508A JPS595508A (ja) 1984-01-12
JPH0419649B2 true JPH0419649B2 (ja) 1992-03-31

Family

ID=14590223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11257882A Granted JPS595508A (ja) 1982-07-01 1982-07-01 着色エナメル絶縁電線

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63229177A (ja) * 1986-10-16 1988-09-26 Totoku Electric Co Ltd 着色マグネットワイヤの製造方法
JPS63196524U (ja) * 1987-06-08 1988-12-19

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147885B2 (ja) * 1973-07-06 1976-12-17
JPS5228573U (ja) * 1975-08-18 1977-02-28

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JPS5147885U (ja) * 1974-10-07 1976-04-09

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JPS595508A (ja) 1984-01-12

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