JPH0419567A - 加速度センサの調整方法 - Google Patents
加速度センサの調整方法Info
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- JPH0419567A JPH0419567A JP12116390A JP12116390A JPH0419567A JP H0419567 A JPH0419567 A JP H0419567A JP 12116390 A JP12116390 A JP 12116390A JP 12116390 A JP12116390 A JP 12116390A JP H0419567 A JPH0419567 A JP H0419567A
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Landscapes
- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、加速度センサの調整方法に関するものであ
る。
る。
[従来の技術]
加速度センサには、特開昭63−109374号公報や
実開昭63−97862号公報等に開示されているよう
に、筒状のケーシングと、このケーシング内に収容され
ケーシングの軸線方向へ移動可能(こされた鋼球(磁性
球)と、ケーシングの外周に装着された差動トランス(
検出手段)と、ケーシングの外側に配されていて上記鋼
球を基準位置に引き付ける永久磁石とから構成されるも
のがある。
実開昭63−97862号公報等に開示されているよう
に、筒状のケーシングと、このケーシング内に収容され
ケーシングの軸線方向へ移動可能(こされた鋼球(磁性
球)と、ケーシングの外周に装着された差動トランス(
検出手段)と、ケーシングの外側に配されていて上記鋼
球を基準位置に引き付ける永久磁石とから構成されるも
のがある。
一方、本出願人は先に、この種の加速度センサの周波数
特性及び再現性の向上を図るべく、次のような構成から
なる加速度センサとその調整方法を開発し、特願平1−
228333号として出願している。
特性及び再現性の向上を図るべく、次のような構成から
なる加速度センサとその調整方法を開発し、特願平1−
228333号として出願している。
この加速度センサにおいては、鋼球を基準位置に引き付
けるための永久磁石を二つ有しており、この二つの永久
磁石がケーシングを間に挟んで互いに対向するように配
置されている。第一永久磁石はケーシングに対して移動
不能に固定されており、第二永久磁石はケーシングの軸
線方向に直交する方向に沿って移動可能に設けられてい
る。そして、ケーシングの内壁面に沿って鋼球が移動す
る時に、鋼球が常にケーシング内壁面の周方向の同一部
分に接するように、この加速度センサでは第二永久磁石
を次のように位置決めしている。初め、第二永久磁石を
ケーシングから遠ざけておき、鋼球を第一永久磁石に近
い側のケーシングの内壁面に接触させる。次に、第二永
久磁石を徐々にケーシングに接近させていく。すると、
第二永久磁石がケーシングに接近するにつれて、第二永
久磁石が鋼球を引き付ける力が徐々に増大していき、つ
いには鋼球に対する第二永久磁石の引き付は力の方が第
一永久磁石の引き付は力よりも大きくなって、鋼球がケ
ーシング内を径方向に移動し第二永久磁石に近い側のケ
ーシングの内壁面に接触するようになる。このように鋼
球がケーシング内を径方向に移動した時に第二永久磁石
を停止させて、適宜手段によって第二永久磁石を固定す
る。
けるための永久磁石を二つ有しており、この二つの永久
磁石がケーシングを間に挟んで互いに対向するように配
置されている。第一永久磁石はケーシングに対して移動
不能に固定されており、第二永久磁石はケーシングの軸
線方向に直交する方向に沿って移動可能に設けられてい
る。そして、ケーシングの内壁面に沿って鋼球が移動す
る時に、鋼球が常にケーシング内壁面の周方向の同一部
分に接するように、この加速度センサでは第二永久磁石
を次のように位置決めしている。初め、第二永久磁石を
ケーシングから遠ざけておき、鋼球を第一永久磁石に近
い側のケーシングの内壁面に接触させる。次に、第二永
久磁石を徐々にケーシングに接近させていく。すると、
第二永久磁石がケーシングに接近するにつれて、第二永
久磁石が鋼球を引き付ける力が徐々に増大していき、つ
いには鋼球に対する第二永久磁石の引き付は力の方が第
一永久磁石の引き付は力よりも大きくなって、鋼球がケ
ーシング内を径方向に移動し第二永久磁石に近い側のケ
ーシングの内壁面に接触するようになる。このように鋼
球がケーシング内を径方向に移動した時に第二永久磁石
を停止させて、適宜手段によって第二永久磁石を固定す
る。
上述のようにして第二永久磁石を位置決めすると、鋼球
が常に第二永久磁石に近い側のケーシングの内壁面に接
触して直線的に移動するようになり、ケーシングの径方
向や周方向へ移動することがなくなる。又、鋼球がケー
シングの内壁面を押圧する力を小さくすることができ、
その結果、鋼球とケーシングの内壁面との間の摩擦抵抗
力を小さくすることができる。これによって、加速度セ
ンサの再現性の向上を図るとともに、周波数特性の向上
を図ろうとしたのである。
が常に第二永久磁石に近い側のケーシングの内壁面に接
触して直線的に移動するようになり、ケーシングの径方
向や周方向へ移動することがなくなる。又、鋼球がケー
シングの内壁面を押圧する力を小さくすることができ、
その結果、鋼球とケーシングの内壁面との間の摩擦抵抗
力を小さくすることができる。これによって、加速度セ
ンサの再現性の向上を図るとともに、周波数特性の向上
を図ろうとしたのである。
尚、上述加速度センサの調整方法に関する発明は未だ出
願公開されておらず、公知にもなっていない。
願公開されておらず、公知にもなっていない。
[発明が解決しようとする課題]
その後、本出願人は上述加速度センサの調整方法に関し
て次のように改良の余地があることを知るに至った。
て次のように改良の余地があることを知るに至った。
同一の加速度センサを多数製造する場合に、加速度セン
サ同士に、ケーシングと鋼球との間の隙間寸法に若干の
ばらつきが生ずる。この隙間寸法が同一でないと、隙間
寸法の大きい加速度センサと隙間寸法の小さい加速度セ
ンサでは同一方法で第二永久磁石の位置決めを行っても
、鋼球とケーシングの内壁面との間の摩擦抵抗力が相違
して、同じ再現性及び周波数特性を得ることかできない
。
サ同士に、ケーシングと鋼球との間の隙間寸法に若干の
ばらつきが生ずる。この隙間寸法が同一でないと、隙間
寸法の大きい加速度センサと隙間寸法の小さい加速度セ
ンサでは同一方法で第二永久磁石の位置決めを行っても
、鋼球とケーシングの内壁面との間の摩擦抵抗力が相違
して、同じ再現性及び周波数特性を得ることかできない
。
したがって、ケーシングと鋼球との間の隙間寸法はどの
加速度センサも同一であることが好ましい。
加速度センサも同一であることが好ましい。
しかしなから、この隙間寸法のばらつきはケーシング及
び鋼球の寸法精度に起因するものであるため、ばらつき
を完全になくすことは不可能である。
び鋼球の寸法精度に起因するものであるため、ばらつき
を完全になくすことは不可能である。
そこで、隙間寸法が相違してもケーシングの内壁面と鋼
球との間の摩擦抵抗力が同一になるように補正をする必
要がある。
球との間の摩擦抵抗力が同一になるように補正をする必
要がある。
又、上記ケーシングの内壁面と鋼球との間の摩擦抵抗力
と、加速度センサの再現性及び周波数特性との間には、
微妙な関係がある。即ち、加速度センサの周波数特性の
点からすると、摩擦抵抗力が小さ過ぎると低周波数領域
でリップルが発生するなど周波数特性が不安定になるの
で、ある−室以上の摩擦抵抗力が必要である。しかしな
がら、再現性の点からすると、摩擦抵抗力が小さい方が
再現性はよい。そこで、上記摩擦抵抗力を、安定した周
波数特性が得られる範囲内において極力小さく設定する
のが最良である。
と、加速度センサの再現性及び周波数特性との間には、
微妙な関係がある。即ち、加速度センサの周波数特性の
点からすると、摩擦抵抗力が小さ過ぎると低周波数領域
でリップルが発生するなど周波数特性が不安定になるの
で、ある−室以上の摩擦抵抗力が必要である。しかしな
がら、再現性の点からすると、摩擦抵抗力が小さい方が
再現性はよい。そこで、上記摩擦抵抗力を、安定した周
波数特性が得られる範囲内において極力小さく設定する
のが最良である。
尚、上記隙間寸法の相違により鋼球とケーシングの内壁
面との間の摩擦抵抗力が相違することについて説明する
と次の通りである。
面との間の摩擦抵抗力が相違することについて説明する
と次の通りである。
ここでは単純なモデルとして、ケーシングの内壁面の内
径だけが相違し、その他の条件、即ち、鋼球の直径、鋼
球の真球度、永久磁石の緒特性等については完全に同一
であるものとする。第1図はケーシングの内壁面の内径
か小さい場合のモデル図であり、第2図は内径が大きい
場合のモデル図であって、図中符号10はケーシング、
20は鋼球、31は第一永久磁石、32は第二永久磁石
を示している。ケーシング10の中心軸と第一永久磁石
31との離間寸法は両方とも同じになっているものとす
る。初め、第二永久磁石32をケーシング10から充分
に離しておき、鋼球20を第一永久磁石31に近い側の
ケーシング10の内壁面に接触させておく。そして、第
二永久磁石32を徐々に鋼球20に接近させていくと、
第1図のようにケーシング10の内壁面の内径が小さい
場合には、第二永久磁石32かP点に達した時に鋼球2
0がケーシング10内を径方向に移動して図中二点鎖線
で示すように第二永久磁石32に近い側のケーシング1
0の内壁面に接触する。しかしながら、第2図のように
ケーシング10の内壁面の内径か大きい場合には、第二
永久磁石32かP点に相当する位置に達しても鋼球20
と第二永久磁石32との離間寸法が大きいため、鋼球2
0は第一永久磁石31に近い側のケーシング10の内壁
面に接触したままの状態を維持している。そして、第二
永久磁石32を更にケーシング10に接近させていき、
第二永久磁石32がQ点に達した時に初めて鋼球20は
ケーシング10内を径方向に移動して、図中二点鎖線で
示すように第二永久磁石32に近い側のケーシング10
の内壁面に接触する。
径だけが相違し、その他の条件、即ち、鋼球の直径、鋼
球の真球度、永久磁石の緒特性等については完全に同一
であるものとする。第1図はケーシングの内壁面の内径
か小さい場合のモデル図であり、第2図は内径が大きい
場合のモデル図であって、図中符号10はケーシング、
20は鋼球、31は第一永久磁石、32は第二永久磁石
を示している。ケーシング10の中心軸と第一永久磁石
31との離間寸法は両方とも同じになっているものとす
る。初め、第二永久磁石32をケーシング10から充分
に離しておき、鋼球20を第一永久磁石31に近い側の
ケーシング10の内壁面に接触させておく。そして、第
二永久磁石32を徐々に鋼球20に接近させていくと、
第1図のようにケーシング10の内壁面の内径が小さい
場合には、第二永久磁石32かP点に達した時に鋼球2
0がケーシング10内を径方向に移動して図中二点鎖線
で示すように第二永久磁石32に近い側のケーシング1
0の内壁面に接触する。しかしながら、第2図のように
ケーシング10の内壁面の内径か大きい場合には、第二
永久磁石32かP点に相当する位置に達しても鋼球20
と第二永久磁石32との離間寸法が大きいため、鋼球2
0は第一永久磁石31に近い側のケーシング10の内壁
面に接触したままの状態を維持している。そして、第二
永久磁石32を更にケーシング10に接近させていき、
第二永久磁石32がQ点に達した時に初めて鋼球20は
ケーシング10内を径方向に移動して、図中二点鎖線で
示すように第二永久磁石32に近い側のケーシング10
の内壁面に接触する。
ここで、鋼球20がケーシング10の内壁面を押圧する
力について上述それぞれの場合を比較する。ケーシング
10の内壁面の内径が小さい場合に第二永久磁石32が
上記P点に達した時の、第一永久磁石31が鋼球20を
引き付ける力をF IA、第二永久磁石32が鋼球20
を引き付ける力をFい、鋼球20がケーシング10の内
壁面を押圧する力をFAとすると、 F A= F th F +A−m gとなる。ただ
し、mは鋼球2の質量、gは重力加速度である。一方、
ケーシング10の内壁面の内径が大きい場合に第二永久
磁石32が上記Q点に達した時の、第一永久磁石31が
鋼球20を引き付ける力をF、B、第二永久磁石32が
鋼球20を引き付ける力をFlm、鋼球20がケーシン
グ10の内壁面を押圧する力をFaとすると、Fs=F
ta FIRmg となる。したがって、 F B−F A=(F !B−Fい)−(F、、−Fい
)である。ここで鋼球20と永久磁石31.32との距
離の関係から、次の不等式が成り立つ。
力について上述それぞれの場合を比較する。ケーシング
10の内壁面の内径が小さい場合に第二永久磁石32が
上記P点に達した時の、第一永久磁石31が鋼球20を
引き付ける力をF IA、第二永久磁石32が鋼球20
を引き付ける力をFい、鋼球20がケーシング10の内
壁面を押圧する力をFAとすると、 F A= F th F +A−m gとなる。ただ
し、mは鋼球2の質量、gは重力加速度である。一方、
ケーシング10の内壁面の内径が大きい場合に第二永久
磁石32が上記Q点に達した時の、第一永久磁石31が
鋼球20を引き付ける力をF、B、第二永久磁石32が
鋼球20を引き付ける力をFlm、鋼球20がケーシン
グ10の内壁面を押圧する力をFaとすると、Fs=F
ta FIRmg となる。したがって、 F B−F A=(F !B−Fい)−(F、、−Fい
)である。ここで鋼球20と永久磁石31.32との距
離の関係から、次の不等式が成り立つ。
Fta>Fい 、 F +a< F IAその結果、
F a−F A> O、即ち FB>FAとなる。これ
は、ケーシング10と鋼球20との隙間寸法の大きい方
が小さい方よりも、鋼球20がケーシング10の内壁面
を押圧する力が大きくなることを意味し、っまりケーシ
ング10の内壁面と鋼球20との間の摩擦抵抗力が大き
くなることを意味する。
は、ケーシング10と鋼球20との隙間寸法の大きい方
が小さい方よりも、鋼球20がケーシング10の内壁面
を押圧する力が大きくなることを意味し、っまりケーシ
ング10の内壁面と鋼球20との間の摩擦抵抗力が大き
くなることを意味する。
この発明は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、加速度センサの再
現性及び周波数特性の向上を図るとともに、同一性能が
得られるようにした加速度センサの調整方法を提供しよ
うとするところにある。
のであり、その目的とするところは、加速度センサの再
現性及び周波数特性の向上を図るとともに、同一性能が
得られるようにした加速度センサの調整方法を提供しよ
うとするところにある。
[課題を解決するための手段]
この発明は上記目的を達成するためになされたもので、
その要旨は、軸線を水平に向けた筒状をなすケーシング
と、このケーシングに収容され径方向に若干の隙間を有
して軸線方向へ移動可能にされた磁性球と、上記ケーシ
ングを間に挟んで上下に対向して配置され磁性球をケー
シング内の基準位置に引き付ける第一、第二の一対の永
久磁石と、ケーシングの外側に配されて磁性球の基準位
置からの変位を検出する検出手段とを備えた加速度セン
サを用意し、第一永久磁石をケーシングに対して移動不
能にして、第二永久磁石について下記の(A点)と(B
点)を求めた後、第二永久磁石をA点に位置させ、ここ
から第二永久磁石を、A点とB点との離間寸法に基づい
て決定される寸法だけ、ケーシングから遠ざけることに
よって、第二永久磁石の位置決めを行うようにしたこと
を特徴とする加速度センサの調整方法にある。
その要旨は、軸線を水平に向けた筒状をなすケーシング
と、このケーシングに収容され径方向に若干の隙間を有
して軸線方向へ移動可能にされた磁性球と、上記ケーシ
ングを間に挟んで上下に対向して配置され磁性球をケー
シング内の基準位置に引き付ける第一、第二の一対の永
久磁石と、ケーシングの外側に配されて磁性球の基準位
置からの変位を検出する検出手段とを備えた加速度セン
サを用意し、第一永久磁石をケーシングに対して移動不
能にして、第二永久磁石について下記の(A点)と(B
点)を求めた後、第二永久磁石をA点に位置させ、ここ
から第二永久磁石を、A点とB点との離間寸法に基づい
て決定される寸法だけ、ケーシングから遠ざけることに
よって、第二永久磁石の位置決めを行うようにしたこと
を特徴とする加速度センサの調整方法にある。
(A点)
初め第二永久磁石をケーシングから遠ざけておいて磁性
球を第一永久磁石に近い側のケーシングの内壁面に接触
させておき、次に、上記第二永久磁石をケーシングの軸
線方向と直交する方向に沿いケーシングに接近させてい
って、磁性球が第二永久磁石に近い側のケーシングの内
壁面に移動した瞬間における第二永久磁石の位置。
球を第一永久磁石に近い側のケーシングの内壁面に接触
させておき、次に、上記第二永久磁石をケーシングの軸
線方向と直交する方向に沿いケーシングに接近させてい
って、磁性球が第二永久磁石に近い側のケーシングの内
壁面に移動した瞬間における第二永久磁石の位置。
(B点)
初め第二永久磁石をケーシングに接近させておいて磁性
球を第二永久磁石に近い側のケーシングの内壁面に接触
させておき、次に、上記第二永久磁石をケーシングの軸
線方向と直交する方向に沿いケーシングから遠ざけてい
って、磁性球か第一永久磁石に近い側のケーシングの内
壁面に移動した瞬間における第二永久磁石の位置。
球を第二永久磁石に近い側のケーシングの内壁面に接触
させておき、次に、上記第二永久磁石をケーシングの軸
線方向と直交する方向に沿いケーシングから遠ざけてい
って、磁性球か第一永久磁石に近い側のケーシングの内
壁面に移動した瞬間における第二永久磁石の位置。
[作用]
ケーシングの内壁面と磁性球との間の隙間寸法と、A点
とB点との離間寸法との間には相関関係がある。即ち、
前者の隙間寸法が大きい場合には後者の離間寸法も大き
くなり、前者の隙間寸法が小さい場合には後者の離間寸
法も小さくなる。
とB点との離間寸法との間には相関関係がある。即ち、
前者の隙間寸法が大きい場合には後者の離間寸法も大き
くなり、前者の隙間寸法が小さい場合には後者の離間寸
法も小さくなる。
予め、同一仕様の加速度センサにおいて、A点とB点と
の離間寸法の異なる加速度センサを種々サンプリングし
ておき、各サンプルについて、A点を基準にして第二永
久磁石をケーシングから遠ざかる方向へいかなる寸法だ
け遠ざけた時にその加速度センサの再現性及び周波数特
性の両方ともが良好な結果を得られるかについて、実験
データを採取しておく。
の離間寸法の異なる加速度センサを種々サンプリングし
ておき、各サンプルについて、A点を基準にして第二永
久磁石をケーシングから遠ざかる方向へいかなる寸法だ
け遠ざけた時にその加速度センサの再現性及び周波数特
性の両方ともが良好な結果を得られるかについて、実験
データを採取しておく。
そして、以後の加速度センサの製造時においては、初め
にA点とB点との離間寸法を求め、次に上記実験データ
からその離間寸法に対応したA点からの第二永久磁石の
移動寸法を求め、その寸法だけ第二永久磁石をA点から
移動させる。このようにすると、加速度センサ同士、磁
性球とケーシングの内壁面との隙間寸法に誤差があって
も、全て同一で良好な再現性及び周波数特性を得ること
ができる。
にA点とB点との離間寸法を求め、次に上記実験データ
からその離間寸法に対応したA点からの第二永久磁石の
移動寸法を求め、その寸法だけ第二永久磁石をA点から
移動させる。このようにすると、加速度センサ同士、磁
性球とケーシングの内壁面との隙間寸法に誤差があって
も、全て同一で良好な再現性及び周波数特性を得ること
ができる。
[実施例]
以下、この発明の一実施例を図面に従って説明する。
初めに、この発明の調整方法の対象となる加速度センサ
について第3図に基づいて説明する。
について第3図に基づいて説明する。
この加速度センサは水平方向の加速度を検出するための
ものである。加速度センサは樹脂等の非磁性材からなる
断面円形の筒状ケーシング10を備えている。このケー
シング10は、軸線を水平方向に向けて設置される断面
円形の筒部11と、この筒部11の一端を閉じる端壁1
2と、この端壁12から径方向、外方向に延びるフラン
ジI3とを備えている。筒部11の外周面には2つの環
状凹部14,14と、この凹部14,14を仕切る環状
突起15が形成されている。
ものである。加速度センサは樹脂等の非磁性材からなる
断面円形の筒状ケーシング10を備えている。このケー
シング10は、軸線を水平方向に向けて設置される断面
円形の筒部11と、この筒部11の一端を閉じる端壁1
2と、この端壁12から径方向、外方向に延びるフラン
ジI3とを備えている。筒部11の外周面には2つの環
状凹部14,14と、この凹部14,14を仕切る環状
突起15が形成されている。
上記ケーシング10の筒部11の他端開口11aは、樹
脂等からなる非磁性の閉塞子I6により閉じられている
。ケーシング1oと閉塞子16+、ニーより形成された
内部空間には、鋼球20(磁性球)がケーシング10の
軸線方向へ移動可能に収容されている。この鋼球2oは
上記ケーシング1oの内径より若干小さい径を有し、ケ
ーシング1oの内壁面と鋼球20との間に径方向の隙間
が形成されている。したがって、鋼球2oはケーシング
10の内壁面に点接触している。
脂等からなる非磁性の閉塞子I6により閉じられている
。ケーシング1oと閉塞子16+、ニーより形成された
内部空間には、鋼球20(磁性球)がケーシング10の
軸線方向へ移動可能に収容されている。この鋼球2oは
上記ケーシング1oの内径より若干小さい径を有し、ケ
ーシング1oの内壁面と鋼球20との間に径方向の隙間
が形成されている。したがって、鋼球2oはケーシング
10の内壁面に点接触している。
上記ケーシング1oの外周面には差動トランス(検出部
材)25が装着されている。この差動トランス25は、
一対の1次コイル26.26と、対の2次コイル27.
27とを備えている。そして、ケーシング10の各環状
凹部14には、外側から内側に向かって順に、−次コイ
ル26と二次コイル27が収容されている。ケーシング
10の軸線方向における差動トランス25の磁気的中心
は、上記ケーシング10の環状突起15の中心とほぼ一
致している。
材)25が装着されている。この差動トランス25は、
一対の1次コイル26.26と、対の2次コイル27.
27とを備えている。そして、ケーシング10の各環状
凹部14には、外側から内側に向かって順に、−次コイ
ル26と二次コイル27が収容されている。ケーシング
10の軸線方向における差動トランス25の磁気的中心
は、上記ケーシング10の環状突起15の中心とほぼ一
致している。
差動トランス25を装着したケーシング10は、磁性材
料により形成され断面矩形の筒状をなすヨーク30に収
容され支持されている。
料により形成され断面矩形の筒状をなすヨーク30に収
容され支持されている。
ヨーク30において上記ケーシング10を間に挟んで下
側と上側に位置する側壁には、同寸法の円盤形状の第一
永久磁石31.第二永久磁石32がそれぞれ支持されて
いる。第一永久磁石31はヨーク30の下側の側壁に対
して固定状態に取り付けられている。第二永久磁石32
はヨーク30の上側の側壁に上下方向へ移動可能に取り
付けられている。詳述すると、ヨーク30の上側の側壁
にはねじ孔30aが形成されており、このねじ孔30a
にねじ込まれる調整部材34の内端面に第二永久磁石3
2が固定されている。この調整部材34のねじ込み量を
調整することにより第二永久磁石32を上下に移動させ
て、第二永久磁石32をケーシング10に対して接近さ
せたり遠ざけたりして位置調整することが可能になって
いる。
側と上側に位置する側壁には、同寸法の円盤形状の第一
永久磁石31.第二永久磁石32がそれぞれ支持されて
いる。第一永久磁石31はヨーク30の下側の側壁に対
して固定状態に取り付けられている。第二永久磁石32
はヨーク30の上側の側壁に上下方向へ移動可能に取り
付けられている。詳述すると、ヨーク30の上側の側壁
にはねじ孔30aが形成されており、このねじ孔30a
にねじ込まれる調整部材34の内端面に第二永久磁石3
2が固定されている。この調整部材34のねじ込み量を
調整することにより第二永久磁石32を上下に移動させ
て、第二永久磁石32をケーシング10に対して接近さ
せたり遠ざけたりして位置調整することが可能になって
いる。
永久磁石31.32は上下方向に磁化されており、互い
に対向する面が異なる極性となっている。
に対向する面が異なる極性となっている。
これら永久磁石31.32により、鋼球20はケーシン
グ10の軸線方向、径方向の力を受ける。
グ10の軸線方向、径方向の力を受ける。
この永久磁石31.32の磁力は、ケーシング10の軸
線方向では加算され、ケーシング10の径方向では打ち
消し合う。加速度ゼロの時に、ケーシング10の軸線方
向における永久磁石31,32による引き付は力によっ
て、鋼球20は一定の位置に維持される。この位置を基
準位置と称する。
線方向では加算され、ケーシング10の径方向では打ち
消し合う。加速度ゼロの時に、ケーシング10の軸線方
向における永久磁石31,32による引き付は力によっ
て、鋼球20は一定の位置に維持される。この位置を基
準位置と称する。
永久磁石31.32の中心は環状突起15の中心と一致
しており、これにより永久磁石31.32により決定さ
れる鋼球20の基準位置は差動トランス25の磁気的中
心と一致する。
しており、これにより永久磁石31.32により決定さ
れる鋼球20の基準位置は差動トランス25の磁気的中
心と一致する。
第4図に示すように、差動トランス25の一次コイル2
6,26は、発振回路40に接続されている。この発振
回路40から一次コイル26,26に高周波の励磁信号
が供給されると、二次コイル27.27に高周波の差動
出力が生じる。この差動出力は同期整流平滑回路41で
同期整流され平滑されて整流信号Viとなり、出力回路
42て増幅されるとともにプラスの基準電圧を付与され
て検出信号■0となる。
6,26は、発振回路40に接続されている。この発振
回路40から一次コイル26,26に高周波の励磁信号
が供給されると、二次コイル27.27に高周波の差動
出力が生じる。この差動出力は同期整流平滑回路41で
同期整流され平滑されて整流信号Viとなり、出力回路
42て増幅されるとともにプラスの基準電圧を付与され
て検出信号■0となる。
上記構成の加速度センサにおいて、加速度ゼロの時には
鋼球20が基準位置にあり、差動トランス25からの差
動出力はゼロである。すなわち差動出力の振幅はゼロで
ある。このため、検出信号Voは基準電圧レベルにある
。加速度センサが加速運動をしている時には、鋼球20
は加速方向と反対方向の慣性力を受け、ケーシング10
の軸線方向に移動して基準位置から離れる。鋼球20は
、この慣性力と、永久磁石31.32による基準位置へ
の引き戻し力がバランスした位置まで移動する。この結
果、差動トランス25は、加速度の大きさに応じた振幅
の差動出力を出力する。この差動出力を同期整流平滑回
路41で同期整流、平滑して得られる整流信号Viは、
加速方向に応じた符号で、加速度の大きさに応じた絶対
値を有する電圧となる。さらに、この整流信号Viを出
力回路42で処理して得られる検出信号■0は、加速方
向に応じてプラスの基準電圧を下回るか上回り、この基
準電圧との差が加速度の大きさに対応している。
鋼球20が基準位置にあり、差動トランス25からの差
動出力はゼロである。すなわち差動出力の振幅はゼロで
ある。このため、検出信号Voは基準電圧レベルにある
。加速度センサが加速運動をしている時には、鋼球20
は加速方向と反対方向の慣性力を受け、ケーシング10
の軸線方向に移動して基準位置から離れる。鋼球20は
、この慣性力と、永久磁石31.32による基準位置へ
の引き戻し力がバランスした位置まで移動する。この結
果、差動トランス25は、加速度の大きさに応じた振幅
の差動出力を出力する。この差動出力を同期整流平滑回
路41で同期整流、平滑して得られる整流信号Viは、
加速方向に応じた符号で、加速度の大きさに応じた絶対
値を有する電圧となる。さらに、この整流信号Viを出
力回路42で処理して得られる検出信号■0は、加速方
向に応じてプラスの基準電圧を下回るか上回り、この基
準電圧との差が加速度の大きさに対応している。
次に、この発明の要旨である上記加速度センサの調整方
法について説明する。
法について説明する。
この調整方法では、加速度センサの量産組立体制に入る
前に、同一仕様の加速度センサについて、ケーシング1
0の内壁面と鋼球20との隙間寸法の異なるサンプルを
多数用意し、これらサンプルの加速度センサについて、
再現性及び周波数特性の両方が良好となる第二永久磁石
32の位置を捜し出し、そのデータを基にしてその後の
量産組立体制に入った時に、個々の加速度センサにおけ
る第二永久磁石32の位置決めを行う。
前に、同一仕様の加速度センサについて、ケーシング1
0の内壁面と鋼球20との隙間寸法の異なるサンプルを
多数用意し、これらサンプルの加速度センサについて、
再現性及び周波数特性の両方が良好となる第二永久磁石
32の位置を捜し出し、そのデータを基にしてその後の
量産組立体制に入った時に、個々の加速度センサにおけ
る第二永久磁石32の位置決めを行う。
初めに、ケーシング10の内壁面と鋼球20との隙間寸
法の大小の見分は方について第1図、第2図を援用して
説明する。ここで、「上付き点(A点)」と「下付き点
(B点)」を次のように定義する。
法の大小の見分は方について第1図、第2図を援用して
説明する。ここで、「上付き点(A点)」と「下付き点
(B点)」を次のように定義する。
上付き点とは、前述のように、初めに第二永久磁石32
をケーシング10から遠ざけておき、鋼球20を第一永
久磁石31に近い側のケーシング10の内壁面に接触さ
せておいて、次に第二永久磁石32を徐々にケーシング
10に接近させていった時に、鋼球20がケーシング1
0内を上方に移動して第二永久磁石32に近い側のケー
シング10の内壁面に接触した瞬間における第二永久磁
石32の位置である。この上付き点では、第二永久磁石
32による鋼球20を引き付ける力の方が、第一永久磁
石31による鋼球20を引き付ける力よりも大きいこと
になる。
をケーシング10から遠ざけておき、鋼球20を第一永
久磁石31に近い側のケーシング10の内壁面に接触さ
せておいて、次に第二永久磁石32を徐々にケーシング
10に接近させていった時に、鋼球20がケーシング1
0内を上方に移動して第二永久磁石32に近い側のケー
シング10の内壁面に接触した瞬間における第二永久磁
石32の位置である。この上付き点では、第二永久磁石
32による鋼球20を引き付ける力の方が、第一永久磁
石31による鋼球20を引き付ける力よりも大きいこと
になる。
下付き点とは、初めに第二永久磁石32をケーシング1
0に近付けておき(例えば、第二永久磁石32を上付き
点にしておき)、鋼球20を第二永久磁石32に近い側
のケーシング10の内壁面に接触させておいて、次に第
二永久磁石32を徐々にケーシング10から遠ざけてい
った時に、鋼球20がケーシング10内を下方に移動し
て第一永久磁石31に近い側のケーシング10の内壁面
に接触した瞬間における第二永久磁石32の位置である
。この下付き点では、第一永久磁石31による鋼球20
を引き付ける力の方か、第二永久磁石32による鋼球2
0を引き付ける力よりも大きいことになる。
0に近付けておき(例えば、第二永久磁石32を上付き
点にしておき)、鋼球20を第二永久磁石32に近い側
のケーシング10の内壁面に接触させておいて、次に第
二永久磁石32を徐々にケーシング10から遠ざけてい
った時に、鋼球20がケーシング10内を下方に移動し
て第一永久磁石31に近い側のケーシング10の内壁面
に接触した瞬間における第二永久磁石32の位置である
。この下付き点では、第一永久磁石31による鋼球20
を引き付ける力の方か、第二永久磁石32による鋼球2
0を引き付ける力よりも大きいことになる。
上記上付き点と下付き点は一致せず、下付き点は上付き
点よりも上方に位置する。これは鋼球20とケーシング
10の内壁面との間に隙間が存在することによって生じ
るものである。
点よりも上方に位置する。これは鋼球20とケーシング
10の内壁面との間に隙間が存在することによって生じ
るものである。
ところで、ケーシング10の内壁面と鋼球20との隙間
寸法が小さい場合を示す第1図と、この隙間寸法が大き
い場合を示す第2図から明らかなように、上付き点にお
いては、上記隙間寸法が大きい場合の方が隙間寸法が小
さい場合よりも、第二永久磁石32は鋼球20に接近し
ている。その結果、上付き点の状態から第二永久磁石3
2をケーシング10から遠ざけていって下付き点に至る
までの第二永久磁石32の移動距離は、上記隙間寸法の
大きい方が長い。換言すれば、ケーシング10の内壁面
と鋼球20との隙間寸法が大きい場合には、上付き点と
下付き点との離間寸法が大きくなり、上記隙間寸法が小
さい場合には、上付き点と下付き点との離間寸法が小さ
くなる。したがって、上付き点と下付き点との離間寸法
の大小を調べることによって、上記隙間寸法の大小関係
を判定することができることになる。
寸法が小さい場合を示す第1図と、この隙間寸法が大き
い場合を示す第2図から明らかなように、上付き点にお
いては、上記隙間寸法が大きい場合の方が隙間寸法が小
さい場合よりも、第二永久磁石32は鋼球20に接近し
ている。その結果、上付き点の状態から第二永久磁石3
2をケーシング10から遠ざけていって下付き点に至る
までの第二永久磁石32の移動距離は、上記隙間寸法の
大きい方が長い。換言すれば、ケーシング10の内壁面
と鋼球20との隙間寸法が大きい場合には、上付き点と
下付き点との離間寸法が大きくなり、上記隙間寸法が小
さい場合には、上付き点と下付き点との離間寸法が小さ
くなる。したがって、上付き点と下付き点との離間寸法
の大小を調べることによって、上記隙間寸法の大小関係
を判定することができることになる。
尚、この実施例の加速度センサにおいては、第二永久磁
石32の上下動をヨーク30と調整部材34との間のね
じ機構により行っているので、上付き点と下付き点との
離間寸法の大小は、上付き点から下付き点までの調整部
材34の回転角度の大小として求める。以下、この回転
角度を基準回転角度Δθと称す。又、第二永久磁石32
の上付き点及び下付き点は第5図に示す監視回路を用い
て検知し、基準回転角度Δθを求める。
石32の上下動をヨーク30と調整部材34との間のね
じ機構により行っているので、上付き点と下付き点との
離間寸法の大小は、上付き点から下付き点までの調整部
材34の回転角度の大小として求める。以下、この回転
角度を基準回転角度Δθと称す。又、第二永久磁石32
の上付き点及び下付き点は第5図に示す監視回路を用い
て検知し、基準回転角度Δθを求める。
ここで上記監視回路について説明する。監視回路50に
おいて、第4図の出力回路42からの検出出力Voは、
バッファ51を経てコンデンサ52aと抵抗52bとか
らなるバイパスフィルタ52に送られ、直流分および低
周波成分を除去され、さらにバッファ53および入力抵
抗54aを経てコンパレータ54の反転入力端子に送ら
れる。コンパレータ54ては、この入力信号と、一端が
電源VBに接続された可変抵抗54bの可動接点から入
力抵抗54Cを経て非反転入力端子に入力されたスレッ
ンヨルド電圧を比較し、その比較結果をフリップフロッ
プ55に出力する。このフリップフロップ55は、2つ
のNAND回路55a。
おいて、第4図の出力回路42からの検出出力Voは、
バッファ51を経てコンデンサ52aと抵抗52bとか
らなるバイパスフィルタ52に送られ、直流分および低
周波成分を除去され、さらにバッファ53および入力抵
抗54aを経てコンパレータ54の反転入力端子に送ら
れる。コンパレータ54ては、この入力信号と、一端が
電源VBに接続された可変抵抗54bの可動接点から入
力抵抗54Cを経て非反転入力端子に入力されたスレッ
ンヨルド電圧を比較し、その比較結果をフリップフロッ
プ55に出力する。このフリップフロップ55は、2つ
のNAND回路55a。
55bを相互接続してなり、一方のNAND回路55a
の1つの入力端子すなわちセット端子にローレヘルノセ
ット信号か入力された時に、ハイレベルの信号を出力す
る。また他方のNAND回路55bの1つの入力端子す
なわちリセット端子には、電源VBと接地側との間に直
列接続された抵抗55Cと押しボタンスイッチ55dの
接続点電圧が入力される。押しボタンスイッチ55dが
オンされた時に、ローレベルのリセット信号がリセット
端子に入力され、フリップフロップ55の出力がローレ
ベルとなる。
の1つの入力端子すなわちセット端子にローレヘルノセ
ット信号か入力された時に、ハイレベルの信号を出力す
る。また他方のNAND回路55bの1つの入力端子す
なわちリセット端子には、電源VBと接地側との間に直
列接続された抵抗55Cと押しボタンスイッチ55dの
接続点電圧が入力される。押しボタンスイッチ55dが
オンされた時に、ローレベルのリセット信号がリセット
端子に入力され、フリップフロップ55の出力がローレ
ベルとなる。
フリップフロップ55の出力は、入力抵抗56aを介し
てエミッタ接地トランジスタ56のペースに送られる。
てエミッタ接地トランジスタ56のペースに送られる。
トランジスタ56のエミ・ツタとベースとの間には抵抗
56bか介在されて(する。トランジスタ56のコレク
タは発光ダイオード57を介して電源VBに接続されて
いる。
56bか介在されて(する。トランジスタ56のコレク
タは発光ダイオード57を介して電源VBに接続されて
いる。
上付き点は上記監視回路50によって次のように検知さ
れる。
れる。
第二永久磁石32が上付き点よりもケーシング10から
遠ざけられていて、鋼球20が第3図二点鎖線で示すよ
うにまた第一永久磁石31に近い側のケーシング10の
内壁面に接触している状態では、検出出力Voは直流成
分だけであり、)\イバスフィルタ52で力・ノドされ
る。したがって、コンパレータ54の反転入力端子には
接地電圧が入力され、コンパレータ54の出力はノ\イ
レベルである。このため、フリップフロップ55の出力
は、ローレベルのまま維持され、トランジスタ56はオ
フ状態で発光ダイオード57は消灯状態にある。
遠ざけられていて、鋼球20が第3図二点鎖線で示すよ
うにまた第一永久磁石31に近い側のケーシング10の
内壁面に接触している状態では、検出出力Voは直流成
分だけであり、)\イバスフィルタ52で力・ノドされ
る。したがって、コンパレータ54の反転入力端子には
接地電圧が入力され、コンパレータ54の出力はノ\イ
レベルである。このため、フリップフロップ55の出力
は、ローレベルのまま維持され、トランジスタ56はオ
フ状態で発光ダイオード57は消灯状態にある。
そして、調整部材34を回転させ第二永久磁石32をケ
ーシング10に接近していって上付き点に至った時に、
検出信号Voのレベルか第6図に示すように瞬間的に急
変し、すくに元の基準電圧に収斂する。以下、この急変
する電圧をスパイク電圧と称する。尚、上記スパイク電
圧か発生する理由については、次のように推測される。
ーシング10に接近していって上付き点に至った時に、
検出信号Voのレベルか第6図に示すように瞬間的に急
変し、すくに元の基準電圧に収斂する。以下、この急変
する電圧をスパイク電圧と称する。尚、上記スパイク電
圧か発生する理由については、次のように推測される。
第二永久磁石32が上付き点に至った時、鋼球20は第
3図矢印で示すようにケーシング10内を径方向上方に
移動して、第二永久磁石32に近い側のケーシング10
の内壁面に衝突し、この時ケーシング10の軸線方向に
も若干量変位する。この軸線方向に変位した鋼球20は
、永久磁石31.32により基準位置に戻されるが、そ
の慣性力により反対方向に変位し、再び永久磁石31.
32により基準位置方向に戻される。これを繰り返しな
がら基準位置に収まる。上記ケーシング10の軸線方向
における鋼球20の変位が差動トランス25によって検
出され、最終的に検出信号vOにおけるスパイク電圧と
なって表れるのである。
3図矢印で示すようにケーシング10内を径方向上方に
移動して、第二永久磁石32に近い側のケーシング10
の内壁面に衝突し、この時ケーシング10の軸線方向に
も若干量変位する。この軸線方向に変位した鋼球20は
、永久磁石31.32により基準位置に戻されるが、そ
の慣性力により反対方向に変位し、再び永久磁石31.
32により基準位置方向に戻される。これを繰り返しな
がら基準位置に収まる。上記ケーシング10の軸線方向
における鋼球20の変位が差動トランス25によって検
出され、最終的に検出信号vOにおけるスパイク電圧と
なって表れるのである。
上記スパイク電圧はバイパスフィルタ52を通過してコ
ンパレータ54の反転入力端子に入り、非反転入力端子
に入力されるスレッショルド電圧を瞬間的に超える。こ
の結果、フンノ〈レータ54からローレベルのパルスが
出力され、これがセ・ノド信号となってフリップフロ・
ノブ55に入力される。これにより、フリップフロップ
55の出力がハイレベルに切り替わり、トランジスタ5
6をオンさせ、発光ダイオード57を点灯させる。した
がって、この発光ダイオード57が点灯した時が上付き
点であり、ここで第二永久磁石32の移動を停止する。
ンパレータ54の反転入力端子に入り、非反転入力端子
に入力されるスレッショルド電圧を瞬間的に超える。こ
の結果、フンノ〈レータ54からローレベルのパルスが
出力され、これがセ・ノド信号となってフリップフロ・
ノブ55に入力される。これにより、フリップフロップ
55の出力がハイレベルに切り替わり、トランジスタ5
6をオンさせ、発光ダイオード57を点灯させる。した
がって、この発光ダイオード57が点灯した時が上付き
点であり、ここで第二永久磁石32の移動を停止する。
この後、押しボタンスイ・ソチ55dを押してフロップ
フロップ55をリセットするとともに発光ダイオード5
7を消灯させる。
フロップ55をリセットするとともに発光ダイオード5
7を消灯させる。
次に、第二永久磁石32が上付き点にある状態から調整
部材34を上付き点の検出時とは逆の方向へ回転して、
第二永久磁石32をケーシング10から遠ざけていき、
監視回路50によって下付き点を検知する。下付き点検
知の原理は上述上付き点の場合と同様なので説明を省略
する。これによって、調整部材34の基準回転角度Δθ
が求まる。
部材34を上付き点の検出時とは逆の方向へ回転して、
第二永久磁石32をケーシング10から遠ざけていき、
監視回路50によって下付き点を検知する。下付き点検
知の原理は上述上付き点の場合と同様なので説明を省略
する。これによって、調整部材34の基準回転角度Δθ
が求まる。
この調整部材34の基準回転角度Δθを検出することに
よって、前述したようにケーシング10の内壁面と鋼球
20との隙間寸法の大小を判定することができる。
よって、前述したようにケーシング10の内壁面と鋼球
20との隙間寸法の大小を判定することができる。
そして、上述方法によってケーシング10の内壁面と鋼
球20との隙間寸法の異なるサンプルを多数捜し出す。
球20との隙間寸法の異なるサンプルを多数捜し出す。
そして、各サンプルについて実験を行い、上付き点を起
点にして第二永久磁石32をケーシング10から遠ざか
る方向へ移動していって、加速度センサが安定して良好
な周波数特性を維持し得る第二永久磁石32の位置の極
限点をみつける。この時に、各サンプルについて上付き
点から上記極限点に至るまでの第二永久磁石32の移動
寸法を調整部材34の戻し回転角度αとして求める。第
7図はこのようにして得られた多数のデータから作成さ
れたグラフであり、横軸に基準回転角度Δθをとり、縦
軸に戻し回転角度αをとりている。ただし、基準回転角
度Δθ−20’の値は推定値である。
点にして第二永久磁石32をケーシング10から遠ざか
る方向へ移動していって、加速度センサが安定して良好
な周波数特性を維持し得る第二永久磁石32の位置の極
限点をみつける。この時に、各サンプルについて上付き
点から上記極限点に至るまでの第二永久磁石32の移動
寸法を調整部材34の戻し回転角度αとして求める。第
7図はこのようにして得られた多数のデータから作成さ
れたグラフであり、横軸に基準回転角度Δθをとり、縦
軸に戻し回転角度αをとりている。ただし、基準回転角
度Δθ−20’の値は推定値である。
ここで、α〈Δθの加速度センサの場合には鋼球20は
第二永久磁石32に近い側のケーシング10の内壁面に
接触することになる。又、α≧Δθの加速度センサの場
合には第二永久磁石32か下付き点より更にケーシング
10から遠ざかることになるので、鋼球20は第一永久
磁石31に近い側のケーシング10の内壁面に接触する
ことになる。どちらの場合も、加速度センサに加速度か
加わって、鋼球20かケーシング10の軸線方向へ移動
する時には、上記と同じ側のケーシングlOの内壁面を
直線的に移動するようになり、ケーシング10の径方向
に移動することは殆どない。
第二永久磁石32に近い側のケーシング10の内壁面に
接触することになる。又、α≧Δθの加速度センサの場
合には第二永久磁石32か下付き点より更にケーシング
10から遠ざかることになるので、鋼球20は第一永久
磁石31に近い側のケーシング10の内壁面に接触する
ことになる。どちらの場合も、加速度センサに加速度か
加わって、鋼球20かケーシング10の軸線方向へ移動
する時には、上記と同じ側のケーシングlOの内壁面を
直線的に移動するようになり、ケーシング10の径方向
に移動することは殆どない。
αくΔθの加速度センサの場合、上述のように上付き点
を基準にして第二永久磁石32をケーシング10から遠
ざけていくということは、ケーシング10の内壁面と鋼
球20との間の摩擦抵抗力を減少させていくことであり
、加速度センサの再現性を向上させる方向に進めること
になる。そして、その過程で周波数特性についても良好
な状態を維持できる極限点を捜し出すことになるので、
結果的には、加速度センサの再現性及び周波数特性の両
方ともに良好な結果を生み出す第二永久磁石32の位置
を捜し出すことになる。
を基準にして第二永久磁石32をケーシング10から遠
ざけていくということは、ケーシング10の内壁面と鋼
球20との間の摩擦抵抗力を減少させていくことであり
、加速度センサの再現性を向上させる方向に進めること
になる。そして、その過程で周波数特性についても良好
な状態を維持できる極限点を捜し出すことになるので、
結果的には、加速度センサの再現性及び周波数特性の両
方ともに良好な結果を生み出す第二永久磁石32の位置
を捜し出すことになる。
α≧Δθの加速度センサの場合は、第二永久磁石32か
上付き点あるいは下付き点の状態てはケーシング10の
内壁面と鋼球20との摩擦抵抗力か小さ過ぎて良好な周
波数特性か得られないので、第二永久磁石32を下付き
点よりも更にケーシング10から遠ざけることによって
、第二永久磁石32による鋼球20に対する引き付は力
を弱め、上記摩擦抵抗力を強めるのである。そして、そ
の過程で周波数特性が良好になるポイントを捜し出すこ
とになるので、結果的には、α〈Δθの加速度センサの
場合と同様に、再現性及び周波数特性の両方ともに良好
な結果を生み出す第二永久磁石32の位置を捜し出すこ
とになる。
上付き点あるいは下付き点の状態てはケーシング10の
内壁面と鋼球20との摩擦抵抗力か小さ過ぎて良好な周
波数特性か得られないので、第二永久磁石32を下付き
点よりも更にケーシング10から遠ざけることによって
、第二永久磁石32による鋼球20に対する引き付は力
を弱め、上記摩擦抵抗力を強めるのである。そして、そ
の過程で周波数特性が良好になるポイントを捜し出すこ
とになるので、結果的には、α〈Δθの加速度センサの
場合と同様に、再現性及び周波数特性の両方ともに良好
な結果を生み出す第二永久磁石32の位置を捜し出すこ
とになる。
又、これら多数のサンプルについて第二永久磁石32を
上記極限点に位置させると、再現性及び周波数特性が皆
はぼ同一になることが実験的に確かめられている。
上記極限点に位置させると、再現性及び周波数特性が皆
はぼ同一になることが実験的に確かめられている。
このようにしてデータを採取した後に組み立てられる加
速度センサについては、第二永久磁石32の位置決めを
行うに際し、このデータを利用して行う。即ち、調整す
べき個々の加速度センサについて、前述同様の方法によ
って基準回転角度Δθを求める。そして、その基準回転
角度へ〇に対応する戻し回転角度αを第7図のグラフか
ら求める。次に、再び第二永久磁石32を上付き点に位
置させて、そこから調整部材34を戻し回転角度αだけ
、第二永久磁石32がケーシング10から遠ざかる方向
へ回転する。これで第二永久磁石32の位置決めが完了
する。位置決め完了後に、調整部材34の周縁にエポキ
シ樹脂等を付与して、調整部材34とヨーク30との間
の固定を行う。
速度センサについては、第二永久磁石32の位置決めを
行うに際し、このデータを利用して行う。即ち、調整す
べき個々の加速度センサについて、前述同様の方法によ
って基準回転角度Δθを求める。そして、その基準回転
角度へ〇に対応する戻し回転角度αを第7図のグラフか
ら求める。次に、再び第二永久磁石32を上付き点に位
置させて、そこから調整部材34を戻し回転角度αだけ
、第二永久磁石32がケーシング10から遠ざかる方向
へ回転する。これで第二永久磁石32の位置決めが完了
する。位置決め完了後に、調整部材34の周縁にエポキ
シ樹脂等を付与して、調整部材34とヨーク30との間
の固定を行う。
これで、この加速度センサは前記サンプルと同一の良好
な再現性と周波数特性を得ることができることになる。
な再現性と周波数特性を得ることができることになる。
このように第二永久磁石32の位置決めを行えば、組み
立てられたどの加速度センサも、良好でしかも同一の再
現性及び周波数特性を有することになる。
立てられたどの加速度センサも、良好でしかも同一の再
現性及び周波数特性を有することになる。
尚、第7図のグラフから基準回転角度Δθと戻し回転角
度αに関する近似式を求めて、組み立てるへき各加速度
センサの基準回転角度Δθに対応する戻し回転角度αを
その近似式から求めるようにしてもよい。ちなみに、こ
の実施例の場合、近似式は次のようになる。
度αに関する近似式を求めて、組み立てるへき各加速度
センサの基準回転角度Δθに対応する戻し回転角度αを
その近似式から求めるようにしてもよい。ちなみに、こ
の実施例の場合、近似式は次のようになる。
(1)20°≦Δθ≦80°の場合
α= −0,O1lΔθ”+ 0.444Δθ+75.
52(2)80°〈Δθの場合 α=0.5Δθ 本発明は上記実施例に制約されず種々の態様か可能であ
る。例えば、移動不能の第一永久磁石をケーシングの上
側に配置して、第二永久磁石をケーシングの下側におい
て移動させるようにしてもよい。
52(2)80°〈Δθの場合 α=0.5Δθ 本発明は上記実施例に制約されず種々の態様か可能であ
る。例えば、移動不能の第一永久磁石をケーシングの上
側に配置して、第二永久磁石をケーシングの下側におい
て移動させるようにしてもよい。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明によれば、第二永久磁石
についてA点とB点とを求め、これらの離間寸法の大き
さに基ついて決定される寸法たけ第二永久磁石をA点を
基準にしてケーシングから遠ざけることによって、第二
永久磁石の位置決めを行うようにしているので、加速度
センサ同士、磁性球とケーシング内壁面との隙間寸法に
誤差があっても、どの加速度センサも同一でしかも良好
な再現性及び周波数特性を得ることができるという優れ
た効果が奏される。
についてA点とB点とを求め、これらの離間寸法の大き
さに基ついて決定される寸法たけ第二永久磁石をA点を
基準にしてケーシングから遠ざけることによって、第二
永久磁石の位置決めを行うようにしているので、加速度
センサ同士、磁性球とケーシング内壁面との隙間寸法に
誤差があっても、どの加速度センサも同一でしかも良好
な再現性及び周波数特性を得ることができるという優れ
た効果が奏される。
第1図から第7図の図面はこの発明の一実施例を示すも
のであり、第1図はケーシングと磁性球との隙間寸法が
小さい場合の摩擦抵抗力の説明図、第2図は上記隙間寸
法の大きい場合の摩擦抵抗力の説明図、第3図は調整方
法の対象となる加速度センサの縦断面図、第4図は第3
図の差動トランスに接続される電気回路を示す図、第5
図は加速度センサの調整の際に第4図の電気回路におけ
る出力段に接続される監視回路を示す回路図、第6図は
調整作業時に第4図の出力段から第5図の監視回路に人
力される検出信号の電圧レベルを示す図、第7図は基準
回転角度△θと戻し回転角度αとの関係を示すグラフで
ある。 10・・・ケーシング、 20・・・磁性球(鋼球)、
25・・・検出手段(差動トランス)、31・・・第一
永久磁石、 32・・第二永久磁石。
のであり、第1図はケーシングと磁性球との隙間寸法が
小さい場合の摩擦抵抗力の説明図、第2図は上記隙間寸
法の大きい場合の摩擦抵抗力の説明図、第3図は調整方
法の対象となる加速度センサの縦断面図、第4図は第3
図の差動トランスに接続される電気回路を示す図、第5
図は加速度センサの調整の際に第4図の電気回路におけ
る出力段に接続される監視回路を示す回路図、第6図は
調整作業時に第4図の出力段から第5図の監視回路に人
力される検出信号の電圧レベルを示す図、第7図は基準
回転角度△θと戻し回転角度αとの関係を示すグラフで
ある。 10・・・ケーシング、 20・・・磁性球(鋼球)、
25・・・検出手段(差動トランス)、31・・・第一
永久磁石、 32・・第二永久磁石。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 軸線を水平に向けた筒状をなすケーシングと、このケ
ーシングに収容され径方向に若干の隙間を有して軸線方
向へ移動可能にされた磁性球と、上記ケーシングを間に
挟んで上下に対向して配置され磁性球をケーシング内の
基準位置に引き付ける第一,第二の一対の永久磁石と、
ケーシングの外側に配されて磁性球の基準位置からの変
位を検出する検出手段とを備えた加速度センサを用意し
、第一永久磁石をケーシングに対して移動不能にして、
第二永久磁石について下記の(A点)と(B点)を求め
た後、第二永久磁石をA点に位置させ、ここから第二永
久磁石を、A点とB点との離間寸法に基づいて決定され
る寸法だけ、ケーシングから遠ざけることによって、第
二永久磁石の位置決めを行うようにしたことを特徴とす
る加速度センサの調整方法。 (A点) 初め第二永久磁石をケーシングから遠ざけておいて磁性
球を第一永久磁石に近い側のケーシングの内壁面に接触
させておき、次に、上記第二永久磁石をケーシングの軸
線方向と直交する方向に沿いケーシングに接近させてい
って、磁性球が第二永久磁石に近い側のケーシングの内
壁面に移動した瞬間における第二永久磁石の位置。 (B点) 初め第二永久磁石をケーシングに接近させておいて磁性
球を第二永久磁石に近い側のケーシングの内壁面に接触
させておき、次に、上記第二永久磁石をケーシングの軸
線方向と直交する方向に沿いケーシングから遠ざけてい
って、磁性球が第一永久磁石に近い側のケーシングの内
壁面に移動した瞬間における第二永久磁石の位置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12116390A JPH0419567A (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 加速度センサの調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12116390A JPH0419567A (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 加速度センサの調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0419567A true JPH0419567A (ja) | 1992-01-23 |
Family
ID=14804404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12116390A Pending JPH0419567A (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 加速度センサの調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0419567A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5604517A (en) * | 1994-01-14 | 1997-02-18 | Binney & Smith Inc. | Electronic drawing device |
US6585554B1 (en) | 2000-02-11 | 2003-07-01 | Mattel, Inc. | Musical drawing assembly |
-
1990
- 1990-05-14 JP JP12116390A patent/JPH0419567A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5604517A (en) * | 1994-01-14 | 1997-02-18 | Binney & Smith Inc. | Electronic drawing device |
US6585554B1 (en) | 2000-02-11 | 2003-07-01 | Mattel, Inc. | Musical drawing assembly |
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