JPH04194259A - 壁パネルの施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、内装材または外装材としての壁パネルを壁下
地に取付ける場合の壁パネルの施工方法に関する発明で
ある。

［従来の技術］ 従来、壁面に高級な感じに仕上げるために、天然大理石
や人造大理石、セラミック材等の無機質系の板を壁パネ
ルとして用いるようにし、この壁パネルで壁面を形成す
ることが行われている。そして、これらの複数枚の壁パ
ネルを壁下地に並べて取付けることで壁面の施工を行う
ようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、上記のような無機質系の壁パネルは端部の加工
や釘打ち等が難しいため、取付けの際の施工が難しいと
いう問題がある。そこで、本発明の発明者は壁下地に引
掛は金具を取付け、引掛は金具に壁パネルの背面部に設
けた引掛は片を引掛けることで引掛は式で取付けること
を考えた。しかしながら、この引掛は方式では、現場で
引掛は金具を取付けるに当たり、引掛は金具間の寸法を
精度良く施工するのは難しくて面倒で、また、浴室、洗
面所、トイレ、台所等の水廻りの部屋の壁やあるいは外
壁の場合、壁下地を構成する下地パネルの隙間から奥に
水が漏れるという問題がある本発明は上記の従来例の問
題点に鑑みて発明したものであって、その目的とすると
ころは、引掛は方式により簡単に壁パネルを取付けるこ
とができ、しかも、引掛は金具間の間隔を正確に取るこ
とができて壁パネルの取付は施工が正確にでき、更に、
現場施工を簡略化し、また、下地パネルの突き合わせ部
分から奥に水が浸入するのを防止することができる壁パ
ネルの施工方法を提供するにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の壁パネルの施工方法は、前面に引掛は金具２を
一定のピッチを介して上下方向に多段に取付けた下地パ
ネル１を間柱のような壁構造体３０に上下に並べて取付
け、上下に隣合う下地パネル１の突き合わせ部分の前面
側にわたって防水テープ３１を貼り、裏面に引掛は片６
を有する壁パネル５を引掛は金具２に引掛けて壁パネル
５を順次上下に多段に引掛は施工することを特徴とする
ものであって、このような構成を採用することで、上記
した従来例の問題点を解決して本発明の目的を達成でき
たものである。

［作用］ 前面に引掛は金具２を一定のピッチを介して上下方向に
多段に取付けた下地パネル１を間柱のような壁構造体３
０に上下に並べて取付けることで、現場で引掛は金具２
を一つ一つ寸法を求めて取付ける施工をする必要がない
ものであり、下地パネル１を現場で施工するのみで正確
なと・ソチて引掛は金具２を配設できるようになり、こ
のように正確なピッチで配設された引掛は金具２に壁パ
ネル５の背面部に設けた引掛は片６を引掛けて順次上下
に引掛は施工することで引掛は方式により壁パネル５を
施工できるようになった。そして、上下に隣合う下地パ
ネル１の突き合わせ部分の前面側にわたって防水テープ
３１を貼ることで、下地パネル１の突き合わせ部分から
奥に向かって水が浸入するのを防止できるようになった
。

〔実施例］ 以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて詳述する
。

壁パネル５は壁パネル本体８と壁パネル本体８の背面部
の端部に固着された枠体９とで構成してあり、壁パネル
本体８は天然大理石のような石材や人造大理石、セラミ
ック材等の無機質系の板であり、枠体９は金属製である
。枠体９は第６図に示すように取付は片１０と、取付は
片１０の一端から前方に突出した目地底片１１と、取付
は片１０の略中間部分から背方に突出した略Ｔ字状の引
掛は片６と、取付は片１０の他端部付近から背方に突出
した略し字状のＬ字状片１２とから構成してあり、枠体
９の取付は片１０を接着剤等により壁パネル本体８の背
面端部に固着しである。このようにして壁パネル５の背
面部の上部と下部とにそれぞれ引掛は片６が突出して設
けである。Ｔ字状をした引掛は片６は外側引掛は片６ａ
と内側引掛は片６ｂとで構成してあり、内側引掛は片６
ｂが外側引掛は片６ａよりも長くなっている。また、上
下のＬ字状片１２問には断熱材１３が配設され、断熱材
１３の端部がＬ字状片１２にはめ込んである。

下地パネル１はあらかじめ工場において表面側には引掛
は金具２を上下に多段に一定のピッチで固着具１４によ
り固着しである。ここで、引掛は金具２は下地パネル１
の横方向のほぼ全長にわたる長さをしているが、下地パ
ネル１の一端部又は両端部においては第４図、第５図の
ように引掛は金具２が少し内側に引き込んで位置してい
て引掛は金具２が存在しない部分が設けである。引掛は
金具２は第４図（ｂ）に示すように板状の固定片１５の
前面の下部と上部とにそれぞれ略り字状をした下引掛は
部３と上引掛は部４とが突設しである。ここで、下引掛
は部３の上方への突出長が上引掛は部４の上方への突出
長よりも長いものである。上引掛は部４のやや下方には
Ｖ字状その他の形状をした溝条１６が長手方向の全長に
わたり設けてあり、この溝条１６を目印にして引掛は金
具２を切断可能である。

しかして、壁パネル５を施工するには次のようにして行
う。

まず、第１図（ａ）のように間柱のような壁構造材３０
にあらかじめ引掛は金具２を上下多段に取付けた下地パ
ネル１を上下に並べて釘打ち等により固着する。この場
合、壁のコーナに当たる部分においては一方の下地パネ
ル１の前面端部に隣の下地パネル１の側端面部をあてる
ようにして施工するのであるが、下地パネル１の側端部
においては引掛は金具２が内側に少し引き込んでいるの
で、引掛は金具２に邪魔されることなく直角に突き付け
て施工できる。そして、上下に隣合う下地パネル１の突
き合わせ部分の前面側にわたって防水テープ３１を貼り
付ける。次に、第１図（ｂ）のように裏面に引掛は片６
を有する壁パネル５を引掛は金具２に引掛けて壁パネル
５を順次上下に多段に引掛は施工するものである。この
ようにして壁パネル５を引掛は金具２に引掛けるに当た
り、コーナ部分においては第１図（ｂ）に示すように一
方の壁パネル５の側端部が直角に隣合う下地パネル１の
引掛は金具２の無い部分にはめ込まれ、他方の壁パネル
５の側端面部は前記一方の壁パネル５の前面端部に当接
される。ここで添付図面に示す壁パネル５の具体的な引
掛は施工による取付は例を示すと、まず、壁パネル５の
背面上部に設けた引掛は片６のうち長い方の下向きの内
側引掛は片６ｂを上段の引掛は金具２の下引掛は部３に
少し引掛け、続いて壁パネル５の背面下部に設けた引掛
は片６のうち短い方の丁向きの外側引掛は片６ａを下段
の引掛は金具２の上引掛は部４に引掛けると共に上記壁
パネル５の背面上部の下向きの内側引掛は片６ｂを完全
に下引掛は部３に引掛けるものである。このように内側
引掛は片６ｂを外側引掛は片６ａよりも長くし、また下
引掛は部３を上引掛は部４よりも長くしておくことで、
引掛けに当たってまず上の下向きの内側引掛は片６ｂを
少し引掛けた状態で下の下向きの外側引掛は片６ａを引
掛けることができ、順序よく上から確実に引掛けること
ができるのである。また、上の引掛は片６及び下の引掛
は片６のいずれも略Ｔ字状として内側引掛は片６ｂと外
側引掛は片６ａとを設けたのは壁パネル５を上下逆にし
て使用した場合にも対応できるようにするためである。

このようにして壁パネル５を壁下地１の前面側に引掛は
方式により引掛けて取付けるものであるが、下段の壁パ
ネル５を取付けた後、第２図に示すように下段の壁パネ
ル５の背面上部の引掛は片６（第２図の実施例では外側
引掛は片６ａ＞と上引掛は部４との間に浮き上がり防止
部材７を介在させて両面粘着テープ１７により取付ける
ものである。このように浮き上がり防止部材７を取付け
ると地震等の際に壁パネル５に浮き上がり力が作用して
も浮き上がり防止部材７が引掛は金具２の上引掛は部４
に当たることで壁パネル５の浮き上がりを確実に防止す
ることができるものである。浮き上がり防止部材７の取
付けが終わると、上段の壁パネル５を上記と同様にして
取付けるものであり、この場合、上段の壁パネル５の下
部の引掛は片６は引掛は金具２の上引掛は部４に引掛け
られるものである。そして、上下段の壁パネル５の端面
間には防水スポンジ１８が介在され、また、コーキング
材１９が充填されるものである。

ところで、最上段の壁パネル５や窓枠やドア枠の下枠の
下側に位置する壁パネル５の上部の取付は部分において
は、引掛は金具２の上部の上引掛は部４は必要がなく、
むしろ収まり上邪魔になるので、上引掛は部４のやや下
方の溝条１６部分で切断して第５図のようにし、これを
第３図のように施工するものである。

［発明の効果］ 本発明にあっては、叙述のように前面に引掛は金具を一
定のピッチを介して上下方向に多段に取付けた下地パネ
ルを間柱のような壁構造体に上下に並べて取付け、裏面
に引掛は片を有する壁パネルを引掛は金具に引掛けて壁
パネルを順次上下に多段に引掛は施工するので、現場で
下地パネルを取付けるのみで同時に引掛は金具の施工が
できると共に引掛は金具間の間隔が正確になり、現場で
引掛は金具を一つ一つ寸法を求めて取付ける施工をする
必要がなくて現場施工が正確、簡略、迅速に行えるもの
である。また、上下に隣合う下地パネルの突き合わせ部
分の前面側にわたって防水テープを貼ることで、下地パ
ネルの突き合わせ部分から奥に向かって水が浸入するの
を防止できるものであって、防水性も確保できるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）はそれぞれ本発明の一実施例の施工
順序を示す説明図、第２図は同上の施工後の断面図、第
３図は他の部分の断面図、第４図（ａ）（ｂ）は同上に
用いる引掛は金具付きの下地パネルの正面図及び部分拡
大側面図、第５図は同上の引掛は金具付き下地パネルの
他の実施例の正面図、第６図は同上に用いる枠体の側面
図であって、１は下地パネル、２は引掛は金具、５は壁
パネル、６は引掛は片、３０は壁構造体、３１は防水テ
ープである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）前面に引掛け金具を一定のピッチを介して上下方
   向に多段に取付けた下地パネルを間柱のような壁構造体
   に上下に並べて取付け、上下に隣合う下地パネルの突き
   合わせ部分の前面側にわたって防水テープを貼り、裏面
   に引掛け片を有する壁パネルを引掛け金具に引掛けて壁
   パネルを順次上下に多段に引掛け施工することを特徴と
   する壁パネルの施工方法。