JPH04194043A - 弾性複合糸とその製造方法 - Google Patents
弾性複合糸とその製造方法Info
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- JPH04194043A JPH04194043A JP32090790A JP32090790A JPH04194043A JP H04194043 A JPH04194043 A JP H04194043A JP 32090790 A JP32090790 A JP 32090790A JP 32090790 A JP32090790 A JP 32090790A JP H04194043 A JPH04194043 A JP H04194043A
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、女性の肌着等に好適に用いられる弾性複合糸
に関し、詳しくは、ポリウレタンフィラメント糸が絹糸
でカバリングされている弾性複合糸に関する。
に関し、詳しくは、ポリウレタンフィラメント糸が絹糸
でカバリングされている弾性複合糸に関する。
〔従来の技術)
ポリウレタンフィラメント糸やゴム糸等の芯糸の周りに
ナイロン加工糸や綿糸等のカバリング糸が巻付いた弾性
複合糸は、中空スピンドルタイプのカバリング機で作ら
れ、芯糸とカバリング糸が分離することはないが、芯糸
をカバリング糸で完全に覆うためには糸が太くなり、生
産速度がlO〜15m/win程度と言ったように生産
性が低い。
ナイロン加工糸や綿糸等のカバリング糸が巻付いた弾性
複合糸は、中空スピンドルタイプのカバリング機で作ら
れ、芯糸とカバリング糸が分離することはないが、芯糸
をカバリング糸で完全に覆うためには糸が太くなり、生
産速度がlO〜15m/win程度と言ったように生産
性が低い。
さらに、カバリング糸にナイロン加工糸のような合成繊
維を用いたものは吸湿性が無いから肌着等に用いた場合
にむれて汗によりべとつき易く、綿糸を用いたのは太く
て肌触りの柔軟性や滑らかさが劣るようになるし、カバ
リング糸に絹糸を用いたものでも同様である。これに対
し、高い生産性で得られる弾性複合糸として、インター
レースノズルを用いるエアカバリング機にポリウレタン
フィラメント糸とナイロンの加工糸とを通して得られる
両系の絡み合った弾性複合糸がある。この弾性複合糸も
吸湿性が無いから肌1等に用いた場合にむれ易くべとつ
き易いことは変わらない、そこで、さらに綿糸等の吸湿
性糸を加えることも行われているが、それでは弾性複合
糸が太いものになって肌触りの柔軟性や滑らかさが得ら
れない。
維を用いたものは吸湿性が無いから肌着等に用いた場合
にむれて汗によりべとつき易く、綿糸を用いたのは太く
て肌触りの柔軟性や滑らかさが劣るようになるし、カバ
リング糸に絹糸を用いたものでも同様である。これに対
し、高い生産性で得られる弾性複合糸として、インター
レースノズルを用いるエアカバリング機にポリウレタン
フィラメント糸とナイロンの加工糸とを通して得られる
両系の絡み合った弾性複合糸がある。この弾性複合糸も
吸湿性が無いから肌1等に用いた場合にむれ易くべとつ
き易いことは変わらない、そこで、さらに綿糸等の吸湿
性糸を加えることも行われているが、それでは弾性複合
糸が太いものになって肌触りの柔軟性や滑らかさが得ら
れない。
一方、ナイロン等の熱可塑性フィラメント糸を絹糸で被
覆するようにした複合糸も知られている。
覆するようにした複合糸も知られている。
このような複合糸の製造方法としては、前述のようなイ
ンターレースノズルを用いるエアカバリング機に熱可塑
性フィラメント糸と絹糸とを通す方法や、熱可塑性フィ
ラメント糸に繰糸浴の繭玉から繰糸した濡れた状態の生
糸を付着させて両糸をインターレースノズル、または仮
撚スピンドル。
ンターレースノズルを用いるエアカバリング機に熱可塑
性フィラメント糸と絹糸とを通す方法や、熱可塑性フィ
ラメント糸に繰糸浴の繭玉から繰糸した濡れた状態の生
糸を付着させて両糸をインターレースノズル、または仮
撚スピンドル。
仮撚ノズル、 II!IF仮撚手段、ケンネル撚掛部と
言った仮撚手段に通す方法がある。このうち、インター
レースノズルを用いる方法は−、絹糸で熱可塑性フィラ
メント糸を完全に被覆するのは困難で、また両糸が分離
しないように交絡を強くすると複合糸に毛羽糸のような
ループが生じて肌着用としては滑らかさの劣る複合糸が
得られるようになる。
言った仮撚手段に通す方法がある。このうち、インター
レースノズルを用いる方法は−、絹糸で熱可塑性フィラ
メント糸を完全に被覆するのは困難で、また両糸が分離
しないように交絡を強くすると複合糸に毛羽糸のような
ループが生じて肌着用としては滑らかさの劣る複合糸が
得られるようになる。
それに対し、仮撚手段に通す方法は、絹糸が熱可塑性フ
ィラメント糸を完全に被覆し、肌着用として滑らかさを
与える複合糸を得易い反面、両糸が分離し易く、両糸の
分離をセリシンの接着力で防止してさらに絹糸の強度低
下を防ぐために、絹糸に繭玉から繰糸した濡れた状態の
生糸を用いることが必要となる。これらいずれの方法で
得られる複合糸もポリウレタンフィラメント糸のような
弾性糸を含む弾性複合糸ではない。
ィラメント糸を完全に被覆し、肌着用として滑らかさを
与える複合糸を得易い反面、両糸が分離し易く、両糸の
分離をセリシンの接着力で防止してさらに絹糸の強度低
下を防ぐために、絹糸に繭玉から繰糸した濡れた状態の
生糸を用いることが必要となる。これらいずれの方法で
得られる複合糸もポリウレタンフィラメント糸のような
弾性糸を含む弾性複合糸ではない。
そこで、上述の従来仮撚手段に通す方法において、熱可
塑性フィラメント糸の代わりにポリウレタンフィラメン
ト糸を用い、絹糸で被覆した弾性複合糸を得ようとした
場合は、絹糸に繭玉から繰糸した濡れた状態の生糸を用
いても、得られた複合糸は巻取ボビンから引き出すと両
糸が殆ど分離してしまう単なる引揃え糸と変わらないよ
うな複合糸となってしまう、したがって、この複合糸の
強伸度曲線は、絹糸の切断する30%弱の伸度の部分破
断ピークと、残ったポリウレタンフィラメント糸の切断
する150%を超える伸度の完全破断ピークの2ピーク
を示す、絹糸の強伸度曲線とポリウレタンフィラメント
糸の強伸度曲線等を単に重ねたようなものとなる。
塑性フィラメント糸の代わりにポリウレタンフィラメン
ト糸を用い、絹糸で被覆した弾性複合糸を得ようとした
場合は、絹糸に繭玉から繰糸した濡れた状態の生糸を用
いても、得られた複合糸は巻取ボビンから引き出すと両
糸が殆ど分離してしまう単なる引揃え糸と変わらないよ
うな複合糸となってしまう、したがって、この複合糸の
強伸度曲線は、絹糸の切断する30%弱の伸度の部分破
断ピークと、残ったポリウレタンフィラメント糸の切断
する150%を超える伸度の完全破断ピークの2ピーク
を示す、絹糸の強伸度曲線とポリウレタンフィラメント
糸の強伸度曲線等を単に重ねたようなものとなる。
(発明が解決しようとするtI題〕
本発明は、ポリウレタンフィラメント糸を絹糸が被覆し
た弾性複合糸であって、柔軟性と滑らかさとを有し、緊
張して緩めても両糸が容易には分離せず、肌着用に好適
で、取り扱い性に優れた弾性複合糸の提供を目的とする
。
た弾性複合糸であって、柔軟性と滑らかさとを有し、緊
張して緩めても両糸が容易には分離せず、肌着用に好適
で、取り扱い性に優れた弾性複合糸の提供を目的とする
。
本発明は、絹糸がポリウレタンフィラメント糸の芯を包
んだ弾性複合糸であって、強伸度曲線が完全破断ピーク
の1ピークだけ、または部分破断ピークとそのピークの
伸度の3倍以下の伸度の完全破断ピークとの2ピークを
示すことを特徴とする弾性複合糸、および、ボビンを回
転させてボビンからVm/winの速度で送り出したポ
リウレタンフィラメント糸に綴糸浴の繭玉から繰糸した
濡れた状態の生糸を付着させ、次いで両糸をケンネル撚
掛部に通した後に2v−/■inを超え5 Vm/a+
n未満の範囲の速度でボビンに巻取ることを特徴とする
弾性複合糸の製造方法にある。
んだ弾性複合糸であって、強伸度曲線が完全破断ピーク
の1ピークだけ、または部分破断ピークとそのピークの
伸度の3倍以下の伸度の完全破断ピークとの2ピークを
示すことを特徴とする弾性複合糸、および、ボビンを回
転させてボビンからVm/winの速度で送り出したポ
リウレタンフィラメント糸に綴糸浴の繭玉から繰糸した
濡れた状態の生糸を付着させ、次いで両糸をケンネル撚
掛部に通した後に2v−/■inを超え5 Vm/a+
n未満の範囲の速度でボビンに巻取ることを特徴とする
弾性複合糸の製造方法にある。
本発明の弾性複合糸は、ポリウレタンフィラメント糸の
表面を絹糸が細かいクリンプをもって密着して包み、そ
のために強伸度曲線が完全破断ピークの1ピークだけ、
または部分破断ピークとそのピークの伸度の3倍以下の
伸度の完全破断ピークの2ピークを示す特徴によって、
柔軟性と滑らかさとを与え、緊張して緩めても両糸が容
易には分離しない抱合性を維持して、肌着用に好適で、
取り扱い性に優れると言う性能を有する。そして、この
ような本発明の弾性複合糸は、ボビンを回転させる方法
でボビンから一定速度Vm/sinで送り出したポリウ
レタンフィラメント糸に綴糸浴の繭玉から繰糸した濡れ
た状態の生糸を付着させ、次いで両糸をケンネル撚掛部
に通した後に2V謄/−inを趙え5 Vm/sin未
満の範囲の定速度で巻き取ると言う本発明の方法によっ
て、高い生産性で製造することができる。
表面を絹糸が細かいクリンプをもって密着して包み、そ
のために強伸度曲線が完全破断ピークの1ピークだけ、
または部分破断ピークとそのピークの伸度の3倍以下の
伸度の完全破断ピークの2ピークを示す特徴によって、
柔軟性と滑らかさとを与え、緊張して緩めても両糸が容
易には分離しない抱合性を維持して、肌着用に好適で、
取り扱い性に優れると言う性能を有する。そして、この
ような本発明の弾性複合糸は、ボビンを回転させる方法
でボビンから一定速度Vm/sinで送り出したポリウ
レタンフィラメント糸に綴糸浴の繭玉から繰糸した濡れ
た状態の生糸を付着させ、次いで両糸をケンネル撚掛部
に通した後に2V謄/−inを趙え5 Vm/sin未
満の範囲の定速度で巻き取ると言う本発明の方法によっ
て、高い生産性で製造することができる。
なお、この方法に関し、一定の巻き取り速度が従来の仮
撚手段を通す方法のように送り出し速度Vs/winに
対し2 Va/win以下であると、前述のようなポリ
ウレタンフィラメント糸と絹糸とが分離する引揃え糸と
同様の複合糸しか得られなくなる。また、一定の巻取り
速度が5 Vm/min以上であると、ポリウレタンフ
ィラメント糸の切断が生じて安定した生産ができなくな
る。そして、安定して本発明の分離しにくい弾性複合糸
を生産できる好ましい一定の巻取り速度の範囲は3 V
m/win〜4 Vm/winである。この本発明の方
法によって得られる弾性複合糸は、絹糸がセリシン付き
の生糸でセリシンによりポリウレタンフィラメント糸と
接着している糸であるが、本発明の弾性複合糸はそれに
限らず、本発明の方法で得られた糸を加熱乃至は合撚し
た後にセリシンを精練除去したものでもよい。
撚手段を通す方法のように送り出し速度Vs/winに
対し2 Va/win以下であると、前述のようなポリ
ウレタンフィラメント糸と絹糸とが分離する引揃え糸と
同様の複合糸しか得られなくなる。また、一定の巻取り
速度が5 Vm/min以上であると、ポリウレタンフ
ィラメント糸の切断が生じて安定した生産ができなくな
る。そして、安定して本発明の分離しにくい弾性複合糸
を生産できる好ましい一定の巻取り速度の範囲は3 V
m/win〜4 Vm/winである。この本発明の方
法によって得られる弾性複合糸は、絹糸がセリシン付き
の生糸でセリシンによりポリウレタンフィラメント糸と
接着している糸であるが、本発明の弾性複合糸はそれに
限らず、本発明の方法で得られた糸を加熱乃至は合撚し
た後にセリシンを精練除去したものでもよい。
以下、本発明を実施例により説明する。
第1図は本発明の方法を実施する装置の側面図であり、
第1図の装置は、機台1の下部に矢印方向に回転する送
出ローラ2と、ポリウレタンフィラメント糸Uの巻かれ
たボビンBを回転自在に保持して、ばね3の付勢により
ボビンBに巻かれたポリウレタンフィラメント糸Uを送
出ローラ2に圧接させる、ボビン取り付はアーム4とか
ら成る糸の定速送り出し手段が設けられていて、その定
速送り出し手段で送り出されたポリウレタンフィラメン
ト糸Uが機台lの孔を通り、機台l上に設けた糊液付与
装置5で必要に応して水溶性糊剤を付され、さらに綴糸
浴槽6を貫通して設けたパイプ7を通って綴糸浴の上方
に引き出されるようになっている点が従来の綴糸機と異
なる。なお、本発明の方法においては水溶性糊剤の付与
は殆ど必要としないから、糊液付与装置5はなくてもよ
い。
第1図の装置は、機台1の下部に矢印方向に回転する送
出ローラ2と、ポリウレタンフィラメント糸Uの巻かれ
たボビンBを回転自在に保持して、ばね3の付勢により
ボビンBに巻かれたポリウレタンフィラメント糸Uを送
出ローラ2に圧接させる、ボビン取り付はアーム4とか
ら成る糸の定速送り出し手段が設けられていて、その定
速送り出し手段で送り出されたポリウレタンフィラメン
ト糸Uが機台lの孔を通り、機台l上に設けた糊液付与
装置5で必要に応して水溶性糊剤を付され、さらに綴糸
浴槽6を貫通して設けたパイプ7を通って綴糸浴の上方
に引き出されるようになっている点が従来の綴糸機と異
なる。なお、本発明の方法においては水溶性糊剤の付与
は殆ど必要としないから、糊液付与装置5はなくてもよ
い。
この装置で、繰糸浴の上方に引き出されたポリウレタン
フィラメント糸Uは、繭糸の場合と同様、集緒器8を経
た後、上鼓車9と下鼓車IOによるループ通路を通り、
ループ通路の重なり部分で100T/l0C11程度の
撚合わせをしたケンネル撚掛は部11を形成され、ケン
ネル撚掛は部11からガイドローラ12及び繊度感知器
のスイングローラ13を経て巻取り枠14に巻取られる
。この巻取り速度が、定速送り出し手段の送り出し速度
すなわち送出ローラ2の表面速度V羨/■inとして、
2Vm/minよりは速< 5 Vw/sinよりは遅
い範囲、好ましくは3Vm/sin上4v―/■in以
下の範囲の一定となるように、上鼓車9から巻取り枠1
4までの回転速度を設定する0巻取り枠14に巻取られ
るポリウレタンフィラメント糸Uのバイブ7を通って繰
糸浴の上方に引き串された部分に繰糸浴の繭玉から綴糸
した濡れた状態の生糸Sを付着させてやると、生糸Sは
ポリウレタンフィラメント糸Uと共に集緒器8、ケンネ
ル撚掛は部11、上、下鼓車9.10.再びケンネル撚
掛は部11、ガイドローラ12. スイングローラ1
3を経て巻取り枠14に巻取られるようになる。
フィラメント糸Uは、繭糸の場合と同様、集緒器8を経
た後、上鼓車9と下鼓車IOによるループ通路を通り、
ループ通路の重なり部分で100T/l0C11程度の
撚合わせをしたケンネル撚掛は部11を形成され、ケン
ネル撚掛は部11からガイドローラ12及び繊度感知器
のスイングローラ13を経て巻取り枠14に巻取られる
。この巻取り速度が、定速送り出し手段の送り出し速度
すなわち送出ローラ2の表面速度V羨/■inとして、
2Vm/minよりは速< 5 Vw/sinよりは遅
い範囲、好ましくは3Vm/sin上4v―/■in以
下の範囲の一定となるように、上鼓車9から巻取り枠1
4までの回転速度を設定する0巻取り枠14に巻取られ
るポリウレタンフィラメント糸Uのバイブ7を通って繰
糸浴の上方に引き串された部分に繰糸浴の繭玉から綴糸
した濡れた状態の生糸Sを付着させてやると、生糸Sは
ポリウレタンフィラメント糸Uと共に集緒器8、ケンネ
ル撚掛は部11、上、下鼓車9.10.再びケンネル撚
掛は部11、ガイドローラ12. スイングローラ1
3を経て巻取り枠14に巻取られるようになる。
それによって巻取り枠14に巻かれた状態で本発明の弾
性複合糸が得られる。なお、必要に応してケンネル撚掛
は部11を出てから巻取り枠14に到るまでの糸通路に
バイブヒータ等の乾燥手段を設けてもよい。
性複合糸が得られる。なお、必要に応してケンネル撚掛
は部11を出てから巻取り枠14に到るまでの糸通路に
バイブヒータ等の乾燥手段を設けてもよい。
以上のような第1図の装置を用いて、断面のフィラメン
ト数が6で、それらのフィラメントが隣同志殆どくっつ
き合っている20deのポリウレタンフィラメント糸U
を芯糸とし、第1表のI −Vの5条件でそれぞれ弾性
複合糸の製造を実施した。
ト数が6で、それらのフィラメントが隣同志殆どくっつ
き合っている20deのポリウレタンフィラメント糸U
を芯糸とし、第1表のI −Vの5条件でそれぞれ弾性
複合糸の製造を実施した。
第 1 表
■ 消極送り出し 9 35.94
XIf 2 7〜B 36.82
Xl[13836,320 IV 4 9 33.72
0V 5 g 生産不能
−なお、第1表において、条件Iの消極送り出しは
、定速送り出し手段を用いることなく、ポリウレタンフ
ィラメント糸Uのボビンをその軸が垂直となるように立
てて、ポリウレタンフィラメント糸Uが引き取られるに
従ってボビンから解舒されて送り出されて行くようにし
たものである。それに対し、条件■〜Vは定速送り出し
手段により送り出しを行う、繭玉数は勿論、ポリウレタ
ンフィラメント糸と一緒に巻取られる生糸の画数である
。
XIf 2 7〜B 36.82
Xl[13836,320 IV 4 9 33.72
0V 5 g 生産不能
−なお、第1表において、条件Iの消極送り出しは
、定速送り出し手段を用いることなく、ポリウレタンフ
ィラメント糸Uのボビンをその軸が垂直となるように立
てて、ポリウレタンフィラメント糸Uが引き取られるに
従ってボビンから解舒されて送り出されて行くようにし
たものである。それに対し、条件■〜Vは定速送り出し
手段により送り出しを行う、繭玉数は勿論、ポリウレタ
ンフィラメント糸と一緒に巻取られる生糸の画数である
。
第1表には実施結果も示したが、ポリウレタンフィラメ
ント糸の巻取り速度/送り出し速度が5の条件Vは、ポ
リウレタンフィラメント糸が切断して、複合糸を生産す
ることはできなかった。また、消極送り出しの条件■と
巻取り速度/送り出し速度が2の条件■は、安定して複
合糸が得られるが、その複合糸の複合状態は、巻取り枠
14から無緊張で解いた状態で第2図の写真に示したよ
うに生糸の大きなループが多発していて、緊張を加える
と第3図の写真に示したようにポリウレタンフィラメン
ト糸と生糸とが引き揃え状に完全に分離すると言ったよ
うに、不良であった。それに対して、巻取り速度/送り
出し速度が3と4の条件■と■は、安定して複合糸が得
られ、その複合糸の複合状態は、巻取り枠14から無緊
張で解いた状態で条件■のものには第4図の写真に示し
たような生糸の小さなループが若干見られたが、条件■
のものには第5図の写真に示したようにそれが殆どなく
、そして緊張を加えても条件■のものは生糸がポリウレ
タンフィラメント糸を被覆して両糸が一体化している状
態は変わらず、また条件■のものも第6図の写真に示し
たように生糸がポリウレタンフィラメント糸を被覆した
状態で一体化しており、条件mのもので良好、条件■の
もので極めて良好であった。
ント糸の巻取り速度/送り出し速度が5の条件Vは、ポ
リウレタンフィラメント糸が切断して、複合糸を生産す
ることはできなかった。また、消極送り出しの条件■と
巻取り速度/送り出し速度が2の条件■は、安定して複
合糸が得られるが、その複合糸の複合状態は、巻取り枠
14から無緊張で解いた状態で第2図の写真に示したよ
うに生糸の大きなループが多発していて、緊張を加える
と第3図の写真に示したようにポリウレタンフィラメン
ト糸と生糸とが引き揃え状に完全に分離すると言ったよ
うに、不良であった。それに対して、巻取り速度/送り
出し速度が3と4の条件■と■は、安定して複合糸が得
られ、その複合糸の複合状態は、巻取り枠14から無緊
張で解いた状態で条件■のものには第4図の写真に示し
たような生糸の小さなループが若干見られたが、条件■
のものには第5図の写真に示したようにそれが殆どなく
、そして緊張を加えても条件■のものは生糸がポリウレ
タンフィラメント糸を被覆して両糸が一体化している状
態は変わらず、また条件■のものも第6図の写真に示し
たように生糸がポリウレタンフィラメント糸を被覆した
状態で一体化しており、条件mのもので良好、条件■の
もので極めて良好であった。
条件■や■で得られた弾性複合糸は、第7図の断面写真
に見るようにポリウレタンフィラメント糸が殆ど完全に
生糸で被覆されている。そして、条件■で得られた弾性
複合糸は、強伸度曲線が第8図の強伸度曲線■に見るよ
うに全体が切断するときの1ピークだけを示し、また条
件■で得られた弾性複合糸は、強伸度曲線が第8図の強
伸度曲線■に見るように、生糸が切断する部分切断ピー
クと残りのポリウレタンフィラメント糸が切断する完全
切断ピークの2ピークを示すが、完全切断ピークの伸度
が部分切断ピークの伸度の2倍程度、大きくても3倍以
下である。それに対して、条件■で得られた弾性複合糸
は(条件■で得られたものも同様である)、強伸度曲線
が第8図の強伸度曲線Hに見るように、生糸が切断する
部分破断ピークと残りのポリウレタンフィラメント糸が
切断する完全破断ピークの2ピークを示して、しかも部
分破断ピークの伸度が30%以下であるのに対して完全
破断ピークの伸度がその5倍以上の150%以上と言っ
たように、生糸とポリウレタンフィラメント糸それぞれ
の強伸度曲線を単に重ねたと同様のものになる。なお、
第8図の強伸度曲線■。
に見るようにポリウレタンフィラメント糸が殆ど完全に
生糸で被覆されている。そして、条件■で得られた弾性
複合糸は、強伸度曲線が第8図の強伸度曲線■に見るよ
うに全体が切断するときの1ピークだけを示し、また条
件■で得られた弾性複合糸は、強伸度曲線が第8図の強
伸度曲線■に見るように、生糸が切断する部分切断ピー
クと残りのポリウレタンフィラメント糸が切断する完全
切断ピークの2ピークを示すが、完全切断ピークの伸度
が部分切断ピークの伸度の2倍程度、大きくても3倍以
下である。それに対して、条件■で得られた弾性複合糸
は(条件■で得られたものも同様である)、強伸度曲線
が第8図の強伸度曲線Hに見るように、生糸が切断する
部分破断ピークと残りのポリウレタンフィラメント糸が
切断する完全破断ピークの2ピークを示して、しかも部
分破断ピークの伸度が30%以下であるのに対して完全
破断ピークの伸度がその5倍以上の150%以上と言っ
たように、生糸とポリウレタンフィラメント糸それぞれ
の強伸度曲線を単に重ねたと同様のものになる。なお、
第8図の強伸度曲線■。
■、■はそれぞれ条件rV、 1. IIで得られ
た弾性複合糸について20回試験した結果の平均曲線を
示している。
た弾性複合糸について20回試験した結果の平均曲線を
示している。
条件I〜■で得られた弾性複合糸から、それに6007
/m Zの撚を加えた単糸と、その単糸を4207/m
sの上撚りで合わせた双糸とをそれぞれ作って、それぞ
れ単糸と双糸使いの天竺編物と平織物とを作製し、それ
らに精練と仕上げとを行った。その結果、条件1.
IIで得られた弾性複合糸は、撚糸工程や製編工程等で
糸切れの発生が多く、また得られた織編物に毛羽の発生
も認められて、ポリウレタンフィラメント糸と絹糸との
合撚糸使いのものと同様に表面にポリウレタンフィラメ
ント糸が現れることが認められたが、条件■、■で得ら
れた弾性複合糸は、撚糸工程や製編工程等での糸切れが
少なくて、織編物に毛羽が認められず、またポリウレタ
ンフィラメント糸が表面に認められることはなかった。
/m Zの撚を加えた単糸と、その単糸を4207/m
sの上撚りで合わせた双糸とをそれぞれ作って、それぞ
れ単糸と双糸使いの天竺編物と平織物とを作製し、それ
らに精練と仕上げとを行った。その結果、条件1.
IIで得られた弾性複合糸は、撚糸工程や製編工程等で
糸切れの発生が多く、また得られた織編物に毛羽の発生
も認められて、ポリウレタンフィラメント糸と絹糸との
合撚糸使いのものと同様に表面にポリウレタンフィラメ
ント糸が現れることが認められたが、条件■、■で得ら
れた弾性複合糸は、撚糸工程や製編工程等での糸切れが
少なくて、織編物に毛羽が認められず、またポリウレタ
ンフィラメント糸が表面に認められることはなかった。
そして、得られた織編物は滑らかな触感と優れたストレ
ッチ性を示した。
ッチ性を示した。
本発明の弾性複合糸は、絹糸がポリウレタンフィラメン
ト糸の強伸度曲線に影響を及ぼすようにポリウレタンフ
ィラメント糸の表面に密着してポリウレタンフィラメン
ト糸を被覆した構造を有するので、肌着に好適に用いら
れて絹物と同様の滑らかな触感と吸湿性を示し、しかも
優れたストレッチ性も示すと言う効果を奏し、本発明の
方法によれば、本発明の弾性複合糸を高い生産性で安定
して得ることができると言う効果が得られる。
ト糸の強伸度曲線に影響を及ぼすようにポリウレタンフ
ィラメント糸の表面に密着してポリウレタンフィラメン
ト糸を被覆した構造を有するので、肌着に好適に用いら
れて絹物と同様の滑らかな触感と吸湿性を示し、しかも
優れたストレッチ性も示すと言う効果を奏し、本発明の
方法によれば、本発明の弾性複合糸を高い生産性で安定
して得ることができると言う効果が得られる。
第1図は本発明の方法を実施する装置の側面図、第2図
乃至第6図は比較例の方法や本発明の方法で得られた弾
性複合糸の複合状態を示す糸のam鏡側面写真、第7図
は本発明の方法で得られた弾性複合糸の断面顕微鏡写真
、第8図は本発明の方法、および比較例の方法で得られ
た弾性複合糸の強伸度曲線を示すグラフである。 ■・・・機台、 2・・・送出ローラ、4
・・・ボビン取付はアーム、 6・・・繰糸浴槽、 7・・・パイプ、8・・・
集緒器、 9・・・上鼓車、10・・・下鼓車
、 11・・・ケンネル撚掛は部、12・・・
ガイトロニラ、 13・・・スイングローラ、14
・・・巻取り枠。 図面の浄書 品 2 目 図面の浄書 図面の浄書 第 6 図 第 7 図 手続補正書 平成2年72月23−日
乃至第6図は比較例の方法や本発明の方法で得られた弾
性複合糸の複合状態を示す糸のam鏡側面写真、第7図
は本発明の方法で得られた弾性複合糸の断面顕微鏡写真
、第8図は本発明の方法、および比較例の方法で得られ
た弾性複合糸の強伸度曲線を示すグラフである。 ■・・・機台、 2・・・送出ローラ、4
・・・ボビン取付はアーム、 6・・・繰糸浴槽、 7・・・パイプ、8・・・
集緒器、 9・・・上鼓車、10・・・下鼓車
、 11・・・ケンネル撚掛は部、12・・・
ガイトロニラ、 13・・・スイングローラ、14
・・・巻取り枠。 図面の浄書 品 2 目 図面の浄書 図面の浄書 第 6 図 第 7 図 手続補正書 平成2年72月23−日
Claims (3)
- (1)絹糸がポリウレタンフィラメント糸の芯を包んだ
弾性複合糸であって、強伸度曲線が完全破断ピークの1
ピークだけ、または部分破断ピークとそのピークの伸度
の3倍以下の伸度の完全破断ピークとの2ピークを示す
ことを特徴とする弾性複合糸。 - (2)絹糸がセリシン付きの生糸で、セリシンによりポ
リウレタンフィラメント糸と接着している特許請求の範
囲第1項記載の弾性複合糸。 - (3)ボビンを回転させてボビンからVm/minの速
度で送り出したポリウレタンフィラメント糸に繰糸浴の
繭玉から繰糸した濡れた状態の生糸を付着させ、次いで
両糸をケンネル撚掛部に通した後に2Vm/minを超
え5Vm/min未満の範囲の速度でボビンに巻取るこ
とを特徴とする弾性複合糸の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2320907A JPH0733609B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 弾性複合糸とその製造方法 |
CN 91101163 CN1030000C (zh) | 1990-11-27 | 1991-02-23 | 弹性复合丝及其制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2320907A JPH0733609B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 弾性複合糸とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04194043A true JPH04194043A (ja) | 1992-07-14 |
JPH0733609B2 JPH0733609B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=18126601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2320907A Expired - Fee Related JPH0733609B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 弾性複合糸とその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733609B2 (ja) |
CN (1) | CN1030000C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108866724A (zh) * | 2018-09-05 | 2018-11-23 | 德宏正信实业股份有限公司 | 真丝羊毛复合丝及其制备方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102485988A (zh) * | 2010-12-02 | 2012-06-06 | 欧瑞康(中国)科技有限公司 | 变形机 |
CN104608432A (zh) * | 2015-02-12 | 2015-05-13 | 江苏坤风纺织品有限公司 | 丝质针织面料 |
CN108060478B (zh) * | 2018-01-19 | 2023-05-23 | 泉州精准机械有限公司 | 一种捻纱装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63282304A (ja) * | 1987-05-13 | 1988-11-18 | Kanebo Ltd | 複合糸の製造方法 |
JPS6451676U (ja) * | 1987-09-17 | 1989-03-30 | ||
JPH0214030A (ja) * | 1988-06-27 | 1990-01-18 | Kanebo Ltd | 混繊糸及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP2320907A patent/JPH0733609B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-02-23 CN CN 91101163 patent/CN1030000C/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63282304A (ja) * | 1987-05-13 | 1988-11-18 | Kanebo Ltd | 複合糸の製造方法 |
JPS6451676U (ja) * | 1987-09-17 | 1989-03-30 | ||
JPH0214030A (ja) * | 1988-06-27 | 1990-01-18 | Kanebo Ltd | 混繊糸及びその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108866724A (zh) * | 2018-09-05 | 2018-11-23 | 德宏正信实业股份有限公司 | 真丝羊毛复合丝及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1061815A (zh) | 1992-06-10 |
JPH0733609B2 (ja) | 1995-04-12 |
CN1030000C (zh) | 1995-10-11 |
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