JPH0419356Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ＊ 産業上の利用分野 本考案は噴き出し花火、打ち上げ花火等の玩具
花火における導火線の連結具に関するものであ
る。

＊ 従来の技術と考案が解決しようとする問題点 玩具花火の導火線は一般にペースト状の点火薬
により相互に連結されている。しかるに、玩具花
火の導火線を点火薬により連結するのは面倒な作
業であるだけでなく、玩具花火の導火線を点火薬
により連結し得るのは玩具花火の製造業者のみで
あつて玩具花火の使用者がこれを行うことはでき
ない。

本考案はこのような問題点を解決し、玩具花火
の使用者が容易に且つ自由な組み合わせで導火線
を連結し得るようにした玩具花火における導火線
の連結具を提供するものである。

＊ 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本考案は、玩具
花火とは別体のプラスチツク、紙、金属等の小片
に導火線挿通部を備えさせてなる玩具花火におけ
る導火線の連結具を提供するものである。

＊ 実施例 本考案による導火線の連結具１は玩具花火とは
別体のプラスチツク、紙、金属等の小片に導火線
挿通部２を備えさせてなるものである。導火線挿
通部２は、小片に穿設した小穴２ａでよいが（第
１，２，５図）、その他、例えば小片の縁部に設
けた切込み２ｂであつてもよいし（第６図）、切
込み２ｂとこれに続く小穴２ａとより構成される
ものであつてもよい（第３，４図）。また、小片
の全体形状は円形、正方形、長方形、絵型その他
いかなるものであつてもよい。なお、小片は可燃
物たると不燃物たるとを問わない。

第１，２図に示す連結具１ａは円形の小片に導
火線挿通部２として２個の小穴２ａを設けてい
る。

第３図に示す連結具１ｂは円形の小片に切込み
２ｂとこれに続く小穴２ａとより構成される導火
線挿通部２を２個設けている。

第４図に示す連結具１ｃは円形の小片に切込み
２ｂとこれに続く小穴２ａとより構成される導火
線挿通部２を４個設けている。

第５図に示す連結具１ｄは円形の小片に小穴２
ａの導火線挿通部２を５個設けている。

第６図に示す連結具１ｅは略正方形の小片に導
火線挿通部２として切込み２ｂを４個設けてい
る。

＊ 作用 本考案による導火線の連結具１を用いて玩具花
火３ａ，３ｂ，３ｃ……の導火線４ａ，４ｂ，４
ｃ……を相互に連結する際には第１，５図に示す
ように導火線４ａ，４ｂ，４ｃ……を連結具１の
導火線挿通部２，２……に挿通させることにより
導火線４ａ，４ｂ，４ｃ……を相互に接触させれ
ばよい。このようにして導火線４ａ，４ｂ，４ｃ
……を連結させた状態で１つの導火線４ａの先端
に点火すれば火は接触部にて他の導火線４ｂ，４
ｃ……に次々と移つて行く。例えば第１図に示す
事例において導火線４ａの先端に点火すると、導
火線４ａの火は導火線挿通部２にて導火線４ｂに
移り、導火線４ｂの火は別の導火線挿通部２にて
導火線４ｃに移る。従つて、各玩具花火３ａ，３
ｂ，３ｃは順次に又は同時に燃焼する。

＊ 考案の効果 本考案によれば、玩具花火の導火線を連結する
作業は極めて容易なものとなる。また、本考案の
連結具は玩具花火とは別対の小片に導火線挿通部
を備えさせてなるものであるため、玩具花火の使
用者が使用時に導火線を任意の組み合わせで自由
自在に連結させることができるので、玩具花火の
おもしろさが著しく増大する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による導火線の連結具の使用状
態を示す斜視図、第２図は同上連結具の斜視図、
第３図は同上連結具の変形例を示す斜視図、第４
図は本考案による導火線の連結具の他の一例を示
す斜視図、第５図は本考案による導火線の連結具
の別の一例を示す斜視図、第６図は本考案による
導火線の連結具の更に別の一例を示す斜視図であ
る。 １，１ａ〜１ｅ……導火線の連結具、２……導
火線挿通部、２ａ……小穴、２ｂ……切込み、３
ａ，３ｂ，３ｃ〜……玩具花火、４ａ，４ｂ，４
ｃ〜……導火線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 玩具花火とは別体のプラスチツク、紙、金属等
   の小片に導火線挿通部を備えさせてなる玩具花火
   における導火線の連結具。