JPH04193188A - ゴルフ練習場の標的 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本考案は周囲をネットで覆ったゴルフ練習場において、
単にネットを目がけて打つだけでなく、コースの雰囲気
でコースにおける手ごたえと近似した実感により、楽し
みながら練習効率を向上させるゴルフ練習場の標的に関
する。

【従来の技術】

従来、市街地におけるゴルフ練習場の広さは、幅５０ｍ
、長さ１００ｍ、高さ２０ｍ程度のものが主流であり、
屋根つきのティーグラウンドからネットを目がけて打つ
ものであった。

【考案が解決しようとする問題点】

しかしながら、限られた空間の中でネットを目がけて打
つだけではコースの感触が味わえず、現実にコースに出
た場合との差異を体感するためには多くの時間と努力を
要する。 そこで、ネット内の限られた空間内であっても現実のコ
ースにより近い雰囲気を味わえるゴルフ練習場が求めら
れていた。

【問題解決の手段】

本考案は上記問題を解決することを目的とし、その構成
は、ゴルフ練習場のティーグラウンドに対向する正面ネ
ットの前面に、上部に支杆を水平に配置し、該支杆に紐
状又はリボン状の細長い多数の標的片を並列に垂下させ
、該標的片の下端を水平な固定杆によりそれぞれ張設し
てなる標的を設け、該標的に画像が表現されていること
を特徴とする特 本考案は、正面ネット前面に標的を張設するだめの上部
の支杆と下部の固定杆をそれぞれ水平に、かつ安定に固
定することを要する。そのためには標的張設用の支持体
を別に設けてもよいが、第１図に示すように、ネット張
設用の支持体を利用して、支持体上部に支杆を固定し、
支持体下部に固定杆を設けてもよい。また、固定杆は細
長い標的片を整然と配列した状態に保つ必要上、標的片
の下端を軽く引張った状態に保てると共に飛来したゴル
フボールが標的片と標的片との間を通過して裏面に落下
し、直ちに画面が正常な状態に戻れるようなものが好ま
しい。 本考案に係る標的は紐、又はリボン状の細長い標的片か
らなることを要する。しかもこの標的片は、幅１０ｃＩ
Ｉｌ以下、好ましくは５０ｍ以下であり、標的片と標的
片との間隔は５０ｍ以下であり、好ましくは２〜０．５
ｃｍであり、場合によっては相互に重なってもよい。 標的に描かれる画像は特に制限はないが、風景画がよく
、中でもゴルフコースのティーグラウンドから眺めた光
景が最も好ましい。 標的片の素材は耐候性のあるものがよく、ポリエステル
繊維、ナイロン繊維等のプラスチック繊維からなる繊布
、不繊布等が好ましい。画像を描くにあたって使用する
色素は顔料、染料いずれであってもよいが堅牢であるこ
とを要する。組合わせて有意の画像となる各標的片を更
にポリエステル等の透明プラスチックで被覆保護しても
よい。 また、断面円形に近い紐状の標的片を使用する場合はよ
いが、リボン状の場合は飛来したゴルフボールをはね返
すことがないように容性をやや斜めに配置する方法もあ
る。或いは偏平な各標的片を横断面円弧状にあらかじめ
加工しておくことも好ましい。 標的を製造するにあたっては、基材となる織布、不織布
に堅牢なペイント等で画像を描き、切断前、或いは切断
後に透明プラスチック等による保護被膜を設ける。

【作用】

一般の人間の視力によれば、２００ｍ以上先のゴルフボ
ールを視認しがたいものである。したがって、正面ネッ
トの前面に設けたゴルフコースの画面はリボン状の細長
い標的片を間隔を開けて垂下させたものであっても、テ
ィーグラウンドからは一幅の画として感知され、コース
と同様の感覚で打つことができる。しかも、画面に当た
ったボールは標的片の間隙から画面裏のネット前面に落
ちる。この時、打った人はゴルフボールがコースの目標
地点に飛び、視界から消えた印象を受けるものである。

【実用例】

第１図はゴルフ練習場のティーグラウンド用建物を省略
した側面図、第２図は標的の正面図である。 １．２は従来から使用されているネット張設用の支持体
であり、支持体２の前面にはティーグラウンド３が設け
られている。建物の図面は省略した。４は側面ネット、
５は前面ネットである。６は支持体１の上部に設けた支
杆であり、この支杆６から画像を構成するように整然と
配列された多数の標的片からなる標的７を垂下させる。 ８は固定杆であり、各標的片が位置ずれしないように、
また飛来したゴルフボールが通過するように標的片に適
度の張りを設けるものである。 標的７としては、第２図に示すような図柄を用いた。素
材としては表裏両面を。ポリエステルコートシて巻回し
た１ｍ幅のナイロン不織布を長さ２０ｍに切断して重な
らずに密接して並べ第２図に示すような画を堅牢な顔料
を用いて描いた。細い縦線９は標的をリボン状標的片１
０に切断するための切断線であり、幅５　ｃｍに切断し
た。第２図に示すものは標的片と標的片との間に間隙を
設けなかったが、この標的片１０を幅２．５ｃｍに切断
し、１個おきに排除し、同じ＜　２．５　ｃｍの間隔を
設けると１枚の画面で２枚の標的７を製造することがで
きた。或いは望ましい画像よりやや幅のつまった画像や
幅の広すぎる画像を前もって描き、細く切断した標的片
をそのまま間隔を広げたり、１枚おきや２枚おきに配列
し、その間隔を適宜調整し、全体として望ましい画像に
仕上げることができる。

【効果】

本考案により、市街地の狭いゴルフ練習場でもゴルフコ
ースに近い感触でゴルフを楽しみ、練習効率を向上させ
ることが可能になった。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図はゴル１．２は支
持体、３はティーグラウンド、４は側面図ネット、５は
前面ネット、６は支杆、７は標的、８は固定杆、９は縦
線、１０は標的片である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ゴルフ練習所のティーグラウンドに対向する正面ネット
   の前面に、上部に支杆を水平に配置し、該支杆に紐状又
   はリボン状の細長い多数の標的片を並列に垂下させ、該
   標的片の下端を水平な固定杆によりそれぞれ張設してな
   る標的を設けると共に、該標的片に画像が表現されてい
   るゴルフ練習場の標的。