JPH04192502A - 避雷器 - Google Patents
避雷器Info
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- JPH04192502A JPH04192502A JP32507190A JP32507190A JPH04192502A JP H04192502 A JPH04192502 A JP H04192502A JP 32507190 A JP32507190 A JP 32507190A JP 32507190 A JP32507190 A JP 32507190A JP H04192502 A JPH04192502 A JP H04192502A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A、産業上の利用分野
本発明は、軽量化と破壊時の飛散防止とを図った避雷器
に関する。
に関する。
B0発明の概要
本発明は、容器の内部に素子を積層して構成した避雷器
において、 ガラス繊維強化エポキシパイプの内外周面にゴム系高分
子材料を設けて容器を形成し、容器との間に空間を形成
することなく容器内に素子を積層することにより、 避雷器を軽量化するとともに爆発により容器が破壊して
飛散することを防止したものである。
において、 ガラス繊維強化エポキシパイプの内外周面にゴム系高分
子材料を設けて容器を形成し、容器との間に空間を形成
することなく容器内に素子を積層することにより、 避雷器を軽量化するとともに爆発により容器が破壊して
飛散することを防止したものである。
C0従来の技術
避雷器は、従来第3図に示すように構成される。
図のように、外周面に複数のひだ1aを有する略筒形状
の容器1の内部に、素子2を段積みしてなる素子群3が
収納され、容器1の両端には容器1に固着したフランジ
4を介して押え板5及び放圧仮押え6が取り付けられる
。押え板5と放圧板押え6とは図示しない放圧孔を有し
、これらの間には放圧孔を塞ぐ薄い放圧板が挟まれて容
器1内が気密に保持される。容器1内の素子群3は、下
部の押え板5の上に中空のデイスタンス8を介して支持
されており、上部の押え板5と素子群3との間に具えた
スプリング9によって保持される。
の容器1の内部に、素子2を段積みしてなる素子群3が
収納され、容器1の両端には容器1に固着したフランジ
4を介して押え板5及び放圧仮押え6が取り付けられる
。押え板5と放圧板押え6とは図示しない放圧孔を有し
、これらの間には放圧孔を塞ぐ薄い放圧板が挟まれて容
器1内が気密に保持される。容器1内の素子群3は、下
部の押え板5の上に中空のデイスタンス8を介して支持
されており、上部の押え板5と素子群3との間に具えた
スプリング9によって保持される。
斯かる避雷器に使用される容器1としては、屋外に直接
曝される絶縁性の材料として、従来より電気的にも機械
的にも劣化しない磁器材料が用いられる。
曝される絶縁性の材料として、従来より電気的にも機械
的にも劣化しない磁器材料が用いられる。
D3発明が解決しようとする課題
ところが、斯かる避雷器には以下のような問題がある。
容器として用いられる磁器は比重か大きいために避雷器
を載せる鉄塔強度に制限が生じ、鉄塔の小形化を妨げる
。また、磁器は硬くて脆いため、容器の外周面での気中
閃絡時に電気エネルギーによる衝撃力によって容器のひ
だの部分が割れて鉄塔から落下したり、過大な雷サージ
を吸収する場合に生じる素子の貫通あるいは素子外側の
閃絡によって容器内の不活性ガスが膨張して爆発する。
を載せる鉄塔強度に制限が生じ、鉄塔の小形化を妨げる
。また、磁器は硬くて脆いため、容器の外周面での気中
閃絡時に電気エネルギーによる衝撃力によって容器のひ
だの部分が割れて鉄塔から落下したり、過大な雷サージ
を吸収する場合に生じる素子の貫通あるいは素子外側の
閃絡によって容器内の不活性ガスが膨張して爆発する。
放圧板を具えていても爆発の衝撃力によって容器にクラ
ックを生しることが多い。
ックを生しることが多い。
そこで本発明は、斯かる課題を解決した避雷器を提供す
ることを目的とする。
ることを目的とする。
E1課題を解決するための手段
斯かる目的を達成するための本発明の構成は、ガラス繊
維強化エポキシパイプの内周面及び外周面にゴム系高分
子材料を設けて一体化することにより略筒状の容器を形
成し、容器の内周面との間に空間を形成することなく容
器内に素子を積層し、素子に当接する金具を容器の両端
に夫々設けたことを特徴とする。
維強化エポキシパイプの内周面及び外周面にゴム系高分
子材料を設けて一体化することにより略筒状の容器を形
成し、容器の内周面との間に空間を形成することなく容
器内に素子を積層し、素子に当接する金具を容器の両端
に夫々設けたことを特徴とする。
F1作用
素子を収容する容器かゴム系高分子材料で形成されるこ
とから避雷器が軽量化し、ゴム系であることから柔軟性
があり閃絡時に破壊して飛散することがない。
とから避雷器が軽量化し、ゴム系であることから柔軟性
があり閃絡時に破壊して飛散することがない。
一方、避雷器を製造するにはガラス繊維強化エポキシパ
イプ内に素子を積層し、パイプの内外に射出成形により
ゴム系高分子材料を設けたり、あるいはパイプと素子と
の間にのみ射出成形に代えてゴム系高分子ポツテング材
を充填する。
イプ内に素子を積層し、パイプの内外に射出成形により
ゴム系高分子材料を設けたり、あるいはパイプと素子と
の間にのみ射出成形に代えてゴム系高分子ポツテング材
を充填する。
G、実施例
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
(a)第一実施例
本発明による避雷器の第一実施例を、第1図に基づいて
説明する。
説明する。
図のようにガラス繊維強化エポキシ・パイプ(以下、単
にパイプという)10の内外周面をエチレン・プロピレ
ン・三元共重合体(以下、単にEPDMという)で被っ
て一体化することにより容器14が形成され、容器14
との間に空間を形成することなく容器14内に素子2が
積層して収容される。そして、容器14の上下には素子
2に当接する金具12が設けられる。
にパイプという)10の内外周面をエチレン・プロピレ
ン・三元共重合体(以下、単にEPDMという)で被っ
て一体化することにより容器14が形成され、容器14
との間に空間を形成することなく容器14内に素子2が
積層して収容される。そして、容器14の上下には素子
2に当接する金具12が設けられる。
ガラス繊維強化エポキシパイプ10は、容器14として
の機械的強度、絶縁性の確保と、容器の軽量化と、内部
爆発時の容器の飛散防止と、金具12の保持との目的で
設けられる。
の機械的強度、絶縁性の確保と、容器の軽量化と、内部
爆発時の容器の飛散防止と、金具12の保持との目的で
設けられる。
一方、EPDMIIとしては容器14を軽量化するため
に磁器の比重2.3〜4よりも小さい1゜0〜1.8の
比重を有する高分子材料及び高分子材料に無機充填材を
添加した複合材を使用し、更にクラックと飛散の防止の
面から高分子材料の中でも柔軟性のあるゴム系高分子材
料及びゴム系複合材料を選定し、更にゴム系高分子材料
の種類としては耐候性、絶縁性が良く総合的に屋外暴露
課電性に優れたものとしてEPDM、 シリコーンゴ
ム、フッソ系ゴムの3種類か考えられるが、ここでは原
料価格が安くひだ形状の寸法安定性、再現性、大型形状
の成形性、金具12やパイプ10との接着性より、材質
としてEPDMを採用したものである。
に磁器の比重2.3〜4よりも小さい1゜0〜1.8の
比重を有する高分子材料及び高分子材料に無機充填材を
添加した複合材を使用し、更にクラックと飛散の防止の
面から高分子材料の中でも柔軟性のあるゴム系高分子材
料及びゴム系複合材料を選定し、更にゴム系高分子材料
の種類としては耐候性、絶縁性が良く総合的に屋外暴露
課電性に優れたものとしてEPDM、 シリコーンゴ
ム、フッソ系ゴムの3種類か考えられるが、ここでは原
料価格が安くひだ形状の寸法安定性、再現性、大型形状
の成形性、金具12やパイプ10との接着性より、材質
としてEPDMを採用したものである。
斯かる避雷器を製造するには以下のようにして行う。接
着性を高めるためにパイプ10の内、外周面をショット
又はサンドブラスト処理し、パイプ10と素子2との間
の隙間が極力小さくなるように金型内に素子2.パイプ
10.上下の金具12をセットしたのちにパイプ10の
内側と外側とに同時にEPDMIIを射出成形する。パ
イプ10の内側への射出成形は金具12に形成した図示
しない孔を介して行う。
着性を高めるためにパイプ10の内、外周面をショット
又はサンドブラスト処理し、パイプ10と素子2との間
の隙間が極力小さくなるように金型内に素子2.パイプ
10.上下の金具12をセットしたのちにパイプ10の
内側と外側とに同時にEPDMIIを射出成形する。パ
イプ10の内側への射出成形は金具12に形成した図示
しない孔を介して行う。
(b)第二実施例
第二実施例は第一実施例の一部を変えたものなので、同
一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分
のみを説明する。
一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分
のみを説明する。
第二実施例を第2図に示す。これは、第一実施例の場合
と異なりパイプ10の外側のみを射出成形によりEPD
MI 1で成形し、パイプ10と素子2との間にゴム系
高分子ポツテング材13を充填したものである。
と異なりパイプ10の外側のみを射出成形によりEPD
MI 1で成形し、パイプ10と素子2との間にゴム系
高分子ポツテング材13を充填したものである。
製造方法としては、第一実施例の場合と異なり、射出成
形の際にパイプ10の外側のみをEPDMllで射出成
形して内側には射出成形をせず、このあとパイプ10の
上下に金具12をパイプ10の中に素子2を夫々組み込
んでこれらの間に粘度の低い熱架橋型ゴム系高分子ポツ
テング材13を注入する。パイプ10の内部への注入は
パイプ10に形成した図示しない孔を介して行う。
形の際にパイプ10の外側のみをEPDMllで射出成
形して内側には射出成形をせず、このあとパイプ10の
上下に金具12をパイプ10の中に素子2を夫々組み込
んでこれらの間に粘度の低い熱架橋型ゴム系高分子ポツ
テング材13を注入する。パイプ10の内部への注入は
パイプ10に形成した図示しない孔を介して行う。
このゴム系高分子ポツテング材13の種類としては、液
状ポリ・ブタジェンゴム、ゴム状エポキシ樹脂、ポツテ
ングタイプ・シリコーンゴム等があるが、本実施例では
素子2やパイプ10に対しての接着性の高い液状ポリブ
タジェンゴムかあるいは接着性、耐熱性の良いゴム状エ
ポキシ樹脂を使用している。
状ポリ・ブタジェンゴム、ゴム状エポキシ樹脂、ポツテ
ングタイプ・シリコーンゴム等があるが、本実施例では
素子2やパイプ10に対しての接着性の高い液状ポリブ
タジェンゴムかあるいは接着性、耐熱性の良いゴム状エ
ポキシ樹脂を使用している。
このようにゴム系高分子ポツテング材13を充填するの
は、パイプ10と素子2との間の防水処理と、結露状態
での素子2.パイプ10の夫々の沿面閃絡値の低下防止
と、過電圧耐量時の素子2の飛散防止及び爆発の抑制と
を行うためである。
は、パイプ10と素子2との間の防水処理と、結露状態
での素子2.パイプ10の夫々の沿面閃絡値の低下防止
と、過電圧耐量時の素子2の飛散防止及び爆発の抑制と
を行うためである。
なお、本発明に用いる容器は、避雷器だけでなく碍子、
スペーサ、ブッシング等に用いることもできる。
スペーサ、ブッシング等に用いることもできる。
H0発明の効果
以上の説明かられかるように、本発明による避雷器によ
れば以下の効果がある。
れば以下の効果がある。
従来用いている磁器よりも比重の小さなゴム系高分子材
料を用いて容器を構成するので、避雷器が軽量化する。
料を用いて容器を構成するので、避雷器が軽量化する。
従来用いていた硬くて脆い磁器に比べてゴム系高分子材
料は柔軟性があるので、容器の外側閃絡時や内側閃絡時
の飛散破壊を防止でき、機器周辺への二次災害の防止と
なる。
料は柔軟性があるので、容器の外側閃絡時や内側閃絡時
の飛散破壊を防止でき、機器周辺への二次災害の防止と
なる。
従来の磁器容器を使用する場合は容器と素子との間に不
活性ガスを充填する空間を形成していたが本発明では空
間を形成しないので素子沿面の閃絡時のガス爆発が抑制
され、容器の飛散破壊も防止される。更に、空間か形成
されないので従来生じていた内部沿面の結露を防止でき
、容器の外部からの水の浸入を防止するための複雑な構
造を考慮する必要がない。
活性ガスを充填する空間を形成していたが本発明では空
間を形成しないので素子沿面の閃絡時のガス爆発が抑制
され、容器の飛散破壊も防止される。更に、空間か形成
されないので従来生じていた内部沿面の結露を防止でき
、容器の外部からの水の浸入を防止するための複雑な構
造を考慮する必要がない。
従来用いていた磁器は誘電率が6前後であるが、ゴム系
高分子材料は誘電率が3前後であるため単位長さ当たり
の沿面閃絡値を高く取れる。このため、同一長さてあれ
ば高い信頼性を実現でき、同一電圧であれば小形化を実
現できる。
高分子材料は誘電率が3前後であるため単位長さ当たり
の沿面閃絡値を高く取れる。このため、同一長さてあれ
ば高い信頼性を実現でき、同一電圧であれば小形化を実
現できる。
ガラス繊維強化エポキシパイプは磁器よりも単位厚さ当
たりの強度を大きくできるので、磁器の場合より厚さを
低減しても避雷器の強度を保証できる。従って、避雷器
の小形化が可能となりより軽量化できる。
たりの強度を大きくできるので、磁器の場合より厚さを
低減しても避雷器の強度を保証できる。従って、避雷器
の小形化が可能となりより軽量化できる。
このほか、ゴム系高分子材料は射出成形あるいはポツテ
ング(注型)により形成できるので、作業工程を少なく
でき、製造コストの低減が可能になる。
ング(注型)により形成できるので、作業工程を少なく
でき、製造コストの低減が可能になる。
第1図〜第2図は本発明による避雷器の実施例に係り、
第1図は第一実施例を示す避雷器の断面図、第2図は第
二実施例を示す避雷器の断面図、第3図は従来の避雷器
を示す断面図である。 2・・・素子、10・・・ガラス繊維強化エポキシパイ
プ、11・・・EPDM、12・・・金具、13・・・
ゴム系高分子ポツテング材、14・・・容器。 外1名 第1図 (第一実施例) (第二実施例)
第1図は第一実施例を示す避雷器の断面図、第2図は第
二実施例を示す避雷器の断面図、第3図は従来の避雷器
を示す断面図である。 2・・・素子、10・・・ガラス繊維強化エポキシパイ
プ、11・・・EPDM、12・・・金具、13・・・
ゴム系高分子ポツテング材、14・・・容器。 外1名 第1図 (第一実施例) (第二実施例)
Claims (1)
- (1)ガラス繊維強化エポキシパイプの内周面及び外周
面にゴム系高分子材料を設けて一体化することにより略
筒状の容器を形成し、容器の内周面との間に空間を形成
することなく容器内に素子を積層し、素子に当接する金
具を容器の両端に夫々設けたことを特徴とする避雷器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32507190A JPH04192502A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 避雷器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32507190A JPH04192502A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 避雷器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04192502A true JPH04192502A (ja) | 1992-07-10 |
Family
ID=18172829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32507190A Pending JPH04192502A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 避雷器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04192502A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2726118A1 (fr) * | 1994-10-19 | 1996-04-26 | Girard Francois | Dispositif parafoudre |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP32507190A patent/JPH04192502A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2726118A1 (fr) * | 1994-10-19 | 1996-04-26 | Girard Francois | Dispositif parafoudre |
WO1996013043A1 (fr) * | 1994-10-19 | 1996-05-02 | Girard Francois | Dispositif parafoudre |
US5831808A (en) * | 1994-10-19 | 1998-11-03 | Girard; Francois | Lightning arrester device |
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