JPH0419223Y2 - - Google Patents

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JPH0419223Y2
JPH0419223Y2 JP1985090094U JP9009485U JPH0419223Y2 JP H0419223 Y2 JPH0419223 Y2 JP H0419223Y2 JP 1985090094 U JP1985090094 U JP 1985090094U JP 9009485 U JP9009485 U JP 9009485U JP H0419223 Y2 JPH0419223 Y2 JP H0419223Y2
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flushing
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piping
tank
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば機械品に付属する油圧モータや
シリンダ用油圧配管のフラツシング回路に係るも
のである。
(従来技術) 従来油圧配管のフラツシングは、第3図のフラ
ツシング回路に示すように、油圧ポンプAにより
フラツシング油を循環させ、行きと戻りにライン
フイルタBを取り付け異物を除去していた。また
補助手段としてフラツシング管Cにハンマリング
や回路内のN2ブロー等を実施してきた。
フラツシングを実施している配管のフラツシン
グの完了時期は、対象配管の出側のフラツシング
油の汚染粒子量を測定し判断している。又、後述
のように、フラツシング回路に設置するラインフ
イルターのメツシユの下限には、圧損の上昇防止
上、限度がある。
したがつて、フラツシング対象配管へ循環させ
るフラツシング油は、フラツシングにより汚染さ
れたものを循環させると、次の問題点を生じる。
1度フラツシングにより清浄化された配管
に、フラツシングにより汚染された汚染粒子が
再度付着されるため、配管の清浄化が図れな
い。
対象配管の出側で汚染粒子量を測定してお
り、汚染したフラツシング油を循環させている
ため汚染粒子量の減少は起こりにくく、清浄化
完了迄の判定に長時間を要する。
このようにフラツシングを短時間で完了させる
ためには、対象の配管へフラツシングにより汚染
されたフラツシング油を循環させるのではなく、
清浄なフラツシング油を循環させることが重要で
ある。
しかし、従来のフラツシング回路では行きと戻
りに設けたラインフイルターによりフラツシング
油中の汚染粒子の濾過を行つている。この場合フ
ラツシングの効果を高め、短時間で所要のフラツ
シング精度を得るためには、行きのラインフイル
ターのメツシユを小さくし、清浄なフラツシング
油を対象とする配管へ供給すればよい。しかるに
このラインフイルターのメツシユを余り小さくし
すぎると、フイルター部での圧力損失が高くな
り、又、他のフラツシング回路部の圧力損失も高
いため、回路全体の圧力損失が高くなり、フラツ
シング油の循環量が減じ、その結果フラツシング
効果がでない。
そのため、通常このようなフラツシング回路に
おいては行きのラインフイルターには10〜20μm、
戻りのラインフイルターにはフラツシングにより
生じた粗ごみを除去する目的で50〜100μmのフイ
ルターが使用されている。
又、従来のフラツシング回路では、フラツシン
グにより汚染されたフラツシング油を油タンクへ
戻し、循環用のフラツシング油をこの油タンクか
ら汚染されたまま行きのラインフイルターへと供
給している。前述の如く、行きのラインフイルタ
ーのメツシユにはフラツシング回路全体の圧力損
失の上昇を防ぐため、下限が限られており、その
結果、フラツシングを対象とする配管へはこの行
きのラインフイルターで濾過しきれない汚染され
たフラツシング油が供給される。
通常フラツシング用油タンクの容量はフラツシ
ング回路、ポンプ等でのキヤビテーシヨンの防止
のため、ポンプ容量の4〜5倍以上の容量をもつ
ものが設置される。したがつて、対象とする配管
へ清浄なフラツシング油を循環できるようになる
には、長期間のフラツシング油の循環により回路
の途中に設けた行きと戻りのラインフイルターに
より、フラツシングにより生じた汚染粒子を濾過
し、油タンク内のフラツシング油を清浄化するこ
とにより実現される。従つて、例えばサーボ等を
用いた油圧回路に要求されるNAS7級のように等
級の高いフラツシングには、10〜20μm以下の汚
染粒子も除去しなければ達成できないため、フラ
ツシングに長期間を要していた。又、ハンマリン
グも長時間の実施は激しく、N2ブローはポンプ
Aのキヤビテーシヨンを引き起す等の問題を抱え
ていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、油圧配管のフラツシングでサーボの
ように高い精度を得るのに長時間要していたもの
を短時間に得られるフラツシング回路を提供する
ことを目的としたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、フラツシング油がパイプ内を通過し
タンクに戻ると汚染されて等級が低下し、初期の
清浄度を取り戻すためにフラツシングに長時間を
要していた旧法の欠点を改め、油タンクに別系統
のフラツシング補助回路を設け、フラツシングに
より汚染された油タンク内のフラツシング油を循
環させ、例えばプレフイルタ(10μm)とコラム
フイルタ(1μm)等によりフラツシング油そのも
のの清浄度をNAS7級以上にし、それをフラツシ
ング回路に送り込むことにより、被フラツシング
管内の清浄度を上げることができるようにしたも
のである。
以下、本考案の詳細を第1図に基いて説明す
る。
図中、Aはフラツシング回路であつて、このフ
ラツシング回路Aは、フラツシング用配管1の先
端に付設したサクシヨンフイルタ2−1をフラツ
シングタンク3内のフラツシング油3′に侵漬さ
せておき、モータ4−1の駆動により油圧ポンプ
5−1を作動し、リリーフ弁6−1及びストツプ
弁7−1など作用によりラインフイルター8−
1,8−2に至りフラツシング油を清浄するよう
になつている。なお図中、9はフラツシング油
3′を冷却するクーラ、10は前記フラツシング
タンク3内のフラツシング油3′の温度を上げる
ヒータ、19はフレホース、20はメスシリンダ
ーである。
11はバイブレータであつて、このバイブレー
タ11は、後述するフラツシング管に連続振動を
与え管内の異物のハクリ促進に用いるもので、第
2図に示すようにチヤンネル12に取付けられて
おり、本例ではエアー源よりホース13を介して
エアーが送給されるようになつているが、エアー
によらず、例えば電磁式あるいは電動式の何れか
を用いてもよい。なお図中、14はフラツシング
管1′を固定するクランプであつて、チヤンネル
12に取付けるようになつている。
Bは耐圧テスト用回路であつて、この耐圧テス
ト用回路Bは、耐圧テスト用配管15の先端に付
設したサクシヨンフイルター2−2をフラツシン
グタンク3内のフラツシング油3′に侵漬させて
おき、モータ4−2の駆動により油圧ポンプ5−
2を作動し、リリーフ弁6−2、及びストツプ弁
7−2,7−3などを得て耐圧テストが行えるよ
うになつている。
Cはフラツシング補助回路であつて、このフラ
ツシング補助回路Cはフラツシング補助回路用配
管16内をストツプ7−4,7−5を介してフラ
ツシングタンク3内に接続しておき、モータ4−
3の駆動により油圧ポンプ5−3を作動し、リリ
ーフ弁6−3及びプレフイルター17と、コラム
フイルター18などを得てフラツシング油3′を
清浄し、フラツシングタンク3内に戻されるよう
になつている。
以下、本考案の使用法について説明する。
先ずフラツシング用配管1にフラツシング管
1′を継ぎ、フラツシング管1′にバイブレータ1
1をセツトする。しかして、フラツシング回路A
のストツプ弁7−1,7−2,7−3を開に、さ
らに7−4,7−5,7−6のストツプ弁を閉に
セツトする。次にリリーフ弁6−1を開放したあ
と、オイルヒータ10をONし、オイルクーラ9
に水を入れる。しかるのちモータ4−1のスイツ
チをONにし、油圧ポンプ5−1を作動させると
共にリリーフ弁6−1の圧力を15Kg/cm2〜20Kg/
cm2にセツトする。その際フラツシング油3′はフ
ラツシング回路A内を流れ、ラインフイルター8
−1,8−2を得てタンク3内に戻され、循環濾
過される。
一方、フラツシング回路Aの循環濾過と共にフ
ラツシング補助回路Cのモータ4−3のスイツチ
をONにし、油圧ポンプ5−3を作動させながら
リリーフ弁6−3を15Kg/cm2〜20Kg/cm2にセツト
する。その際、フラツシング油3′はフラツシン
グ補助回路C内を流れ、プレフイルター17及び
コラムフイルター18を得てタンク3内に戻され
循環濾過される。また、上記フラツシング回路A
及びフラツシング補助回路Cの循環濾過中におい
て、図示しないエアー源の元バルブを開けながら
バイブレータ11に例えばエアーを送給し、フラ
ツシング管1′にその都度振動を与えることがな
される。
さらに、フラツシング油3′の温度が規定温度
に上昇あるいは下降した時点でヒータ10または
クーラ9をON,OFFして油温を30℃〜40℃に保
温する。なお、フラツシング中において一定時間
毎にフラツシング油3′の採取が行われ、規定等
級以上になるまでフラツシングが続行される。そ
して、フラツシング油3′が規定等級以上になれ
ば、上述のそれぞれのモータ4−1,4−3のス
イツチをOFFし、クーラ9、ヒータ10、バイ
ブレータ11の作動をストツプする。このあと、
ストツプ弁7−2,7−3を閉にして、ストツプ
弁7−4,7−5を開にセツトし、耐圧テスト用
モータ4−2を駆動し、油圧ポンプ5−2を作動
させながらリリーフ弁6−2を作動し、耐圧する
圧力まで昇圧し、油もれのないのを確認し、モー
タ4−2のスイツチをOFFする。しかし、フラ
ツシングが完了したフラツシング管1′をフラツ
シング配管1から取りはずし、フラツシング管
1′の両端をシールする。
(考案の効果) 本考案により従来長時間を要していたサーボ用
油圧配管(例えば3/4B×100m)のフラツシング
が20分間で完了する。また機廻り配管だけでなく
機外配管についても、適用が可能で据付工事等で
は大幅な工期短縮を約束できるフラツシングユニ
ツトである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフラツシングユニツトの油圧
回路図、第2図はバイブレータ部の詳細図を示
す。第3図は従来のフラツシング回路図である。 A……フラツシグ回路、B……耐圧テスト回
路、C……フラツシング補助回路、1……フラツ
シング用配管、1′……フラツシング管、2……
サクシヨンフイルター、3……フラツシングタン
ク、4……モータ、5……油圧ポンプ、6……リ
リーフ弁、7……ストツプ弁、8……ラインフイ
ルター、9……クーラ、10……ヒータ、11…
…バイブレータ、12……チヤンネル、13……
ホース、14……クランプ、15……耐圧テスト
用配管、16……フラツシング補助回路用配管、
17……プレフイルター、18……コラムフイル
ター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク内のフラツシング油をポンプで吸引しな
    がら配管内を循環させフイルターにより配管内の
    異物を除去するようにした油圧配管のフラツシン
    グ回路において、該フラツシング回路中にバイブ
    レーターを付設し、一方前記フラツシング回路と
    は別個に、タンク内のフラツシング油を吸引する
    ポンプとフイルターを備えた別系統のフラツシン
    グ補助回路を付設したことを特徴とする油圧配管
    のフラツシング回路。
JP1985090094U 1985-06-17 1985-06-17 Expired JPH0419223Y2 (ja)

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JPS61206106U JPS61206106U (ja) 1986-12-26
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