JPH04190139A

JPH04190139A - 疲労試験用腐食装置

Info

Publication number: JPH04190139A
Application number: JP31785490A
Authority: JP
Inventors: Shigeto Matsumoto; 松本　重人; Mitsuo Shiratori; 白鳥　三男; Yoshifumi Nakano; 中野　善文
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1990-11-26
Filing date: 1990-11-26
Publication date: 1992-07-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉疲労試験装置による試験片の疲労試験を、食塩水、人工
海水、浄水、淡水等の腐食環境状態下で行うことができ
る疲労試験用腐食装置に関するものである。

〈従来の技術〉従来、疲労試験は室温大気中で実施することが多く疲労
試験装置もそのような仕様で製作されている。すなわち
第５図は疲労試験装置の一例を示すが、テーブル３３上
に設けた支柱３４とクロスヨーク３５からなる強固なフ
レームに加振１１２２と荷重変換器２３が配設されてい
る。

そして加振機２２例の掴み部１３と荷重変換器２３例の
掴み部１３との間に取付けられた試験片４は、油圧ｒＡ
２５からサーボ弁２４を介する高圧油の送油により加振
機２２を駆動してそれにより負荷される。試験片４にか
かる負荷は荷重変換器２３により検出され、検出した荷
重信号は制御装置２６に入力され、ここであらかじめ設
定された試験条件による信号と比較し、この比較信号に
よりサーボ弁２４で油圧源２５から吐出された高圧油を
制御して加振機２２を駆動する。

これらはクローズトループを構成し、命令信号を忠実か
つ正確に追従して各種の波形による荷重が繰り返し負荷
され、試験片４の疲労試験が遂行される。

〈発明が解決しようとする課題〉前述のように従来の疲労試験装置は試験片を常温大気中
に存在する状態で疲労試験を行うものであり、試験片を
食塩水、人工海水、浄水、淡水等の液体腐食環境では疲
労試験を行うことができなかった。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
試験片を腐食環境状態で疲労試験を行うことができる疲
労試験用腐食装置を提供することを目的とするものであ
る。

〈課題を解決するための手段〉前記目的を達成するための本発明は、疲労試験装置の掴
み部に取付けた試験片の試験部位を腐食媒体に浸漬腐食
するための腐食槽と、この腐食槽に所定の温度に調整し
た腐食媒体を供給するための恒温槽と、前記腐食槽から
オーバーフローした腐食媒体を貯めるための貯槽とから
成ることを特徴とする疲労試験用腐食装置である。

前記疲労試験用腐食装置は、腐食媒体を恒温槽から腐食
槽および貯槽を経て再び恒温槽へと順次循環させるため
の循環経路を備えている。

く作　用〉疲労試験装置の掴み部に取付けた試験片の試験部位を浸
漬腐食する腐食槽には、恒温槽で所定の温度に調整した
腐食媒体が供給されるので腐食槽内で試験片を安定した
腐食環境状態を維持して疲労試験を行うことができる。

腐食槽内で試験片の腐食に使用した腐食媒体は一旦貯槽
に回収された後、再び恒温槽に循環して所定の腐食媒体
条件になるように調整されてから腐食槽に供給される。

〈実施例〉以下、本発明の実施例を凹面に基づいて説明する。第１
図において疲労試験装置３０そのものは第５図で説明し
たものと同しであるので説明を省略するが、本発明の疲
労試験用腐食装置は、疲労試験装置３０の加振機２２例
の掴み部１３と荷重変換器２３側の掴み部１３との間に
取付けられた試験片４の試験部位を腐食媒体１２（例え
ば食塩水）に浸漬腐食するための腐食槽３と、この腐食
槽３に所定の温度に調整した腐食媒体１２を供給するだ
めの恒温槽１と、腐食槽３からオーバーフローした腐食
媒体１２を貯めるための貯槽２とから主として構成され
ている。

第２図乃至第４図に詳細に示すように腐食槽３の底を貫
通する試験片４の貫通部から腐食媒体１２が漏洩しない
ように貫通部をシリコンゴムパツキン１４やコーキング
剤１７でシールし、シリコンゴムパツキン１４の下面に
パツキン押え１５を当ててネジ１６を用いて腐食槽３に
固定しである。シリコンゴムパツキン１４やコーキング
剤１７は柔軟性がよく長時間の試験にもその柔軟性を維
持して漏洩を安定して防止できる。試験片４の試験部位
４ａは腐食槽内に浸漬され、上下に延びる両端部は槽外
の掴み部１３に取付けて固定しである。

恒温槽１は腐食槽３より高い位置になるように架台ｌｌ
上に設置してあり、恒温槽ｌの外面は保温剤１８を被覆
して保温しである。恒温槽Ｉ内にはクーラ２７およびヒ
ータ２８を内蔵しており、恒温槽１内の腐食媒体１２を
冷却したり、加熱することができる。また恒温槽ｌ内の
腐食媒体１２中に温度センサ２１および撹拌機１９が挿
入されていて攪拌機１９によって腐食媒体１２を攪拌し
て温度の均一化を回りつつ、温度センサ２１によって検
出された温度が温度検出器２０に人力される。温度調節
器２０では検出温度と設定温度とを比較し、その偏差を
解消するようにクーラ２７またはヒータ２８を作動して
恒温槽ｌ内の腐食媒体１２の温度が所定の温度になるよ
うに制御される。

恒温槽１内で所定の温度に制御された腐食媒体１２は送
給口６から自然流下により腐食槽３の給水口３１に至り
、腐食槽３に導かれる。腐食槽３に導かれた腐食媒体１
２は試験片４の試験部位４ａの腐食に使用された後、オ
ーバーフロー口３２よりオーバーフローして自然流下に
より貯槽２の給水口９より貯槽２内に導かれる。

外面を保温剤１８で被覆した貯槽２内に一旦貯えられた
腐食媒体１２は排水口１０から取り出され循環ポンプ５
によって恒温槽ｌの給水口８から恒温槽１内に循環され
、前述のようにして腐食媒体１２を所定の温度に制御す
る。なお、恒温槽１のオーバーフローロアからオーバー
フローして流出した腐食媒体１２も貯槽２に貯められ、
同しように循環ポンプ５により再び恒温槽１に循環され
るため試験中に腐食媒体１２が槽外に流出することはな
い。

〈発明の効果〉以上説明したように本発明によれば従来不可能であった
疲労試験装置による試験片の疲労試験を腐食環境下で精
度よく行うことができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る装置の全体配置を示す説
明図、第２図は第１図の詳細を示す要部縦断面図、第３
図は第２図のＡ−Ａ矢視を示す平面図、第４図は第２図
のＢ−Ｂ矢視を示す平面図、第５図は通常の疲労試験装
置を示す立面図である。１・・・恒ｍ槽、　　　　　　２・・・貯　槽、３・・
・腐食槽、　　　　　　　４・・・試験片、５・・・循
環ポンプ、　　　　　６・・・腐食媒体送給口、７・・
・オーバーフロー口、　　８・・・恒温槽用給水口、９
・・・貯水槽用給水口、　　１０・・・貯水槽用排水口
、１１・・・架　台、　　　　　　１２・・・腐食媒体
、１３・・・試験片掴み部、１４・・・シリコンゴムパツキン、１５・・・パンキン押え、　　　　１６・・・ネ　ジ、
１７・・・コーキング剤、　　　　１８・・・保温剤、
１９・・・攪拌機、　　　　　　２０・・・温度ｉｌ１
節器、２１・・・温度センサ、　　　　２２・・・加振
機、２３・・・荷重変換器、　　　　２４・・・サーボ
弁、２５・・・油圧源、　　　　　　２６・・・制御装
置、２７・・・ターラ、　　　　　　　２８・・・ヒー
タ、２９・・・腐食槽用排出口、　　３０・・・疲労試
験機、３１・・・腐食槽用給水口、３２・・・腐食槽用オーバーフロー口、３３・・・テー
ブル、　　　　　３４・・・支　柱、３５・・・クロス
ヨーク。第１図２ぢ第２図第３図第５図

Claims

【特許請求の範囲】１、疲労試験装置の掴み部に取付けた試験片の試験部位
を腐食媒体に浸漬腐食するための腐食槽と、この腐食槽
に所定の温度に調整した腐食媒体を供給するための恒温
槽と、前記腐食槽からオーバーフローした腐食媒体を貯
めるための貯槽とから成ることを特徴とする疲労試験用
腐食装置。２、腐食媒体を恒温槽から腐食槽および貯槽を経て再び
恒温槽へと順次循環させるための循環経路を備えた請求
項１記載の疲労試験用腐食装置。