JPH04188064A - 尿データ分析装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、尿データ分析装置のうち、特にテーブルに付
着した尿及び洗浄水を除去する機能を備えたものに関す
る。

（従来の技術） 用便の際に尿中の特定成分、即ちタンパク、ブドウ糖、
ウロビリノーゲン或いは潜血等を分析して成人病の予防
を図る装置を組込んだ便器が特開昭６４−５３１６１号
等として知られている。

斯かる便器に組込まれた分析装置は、便器のボール面に
形成した東漸り部まで試験紙を降ろし、試験紙下端の試
薬を含浸した部分に尿を付着せしめ、次いで試験紙を上
方に引き上げ、尿と試薬との反応で発色した部分に光を
照射し、反射光量を測定するようにしたものである。

（発明が解決しようとする課題） 上述した先行技術にあっては、発光素子や受光素子を組
込んだセンサケースに尿が付着するおそれがある。そこ
で、テーブル上に尿を含んだ試験片を載置し、このテー
ブルをセンサケースに近づけることでセンサに試験片を
対向させることが考えられる。

しかしかながら、このようにした場合にはテーブルに尿
が付着するため、測定毎にテーブルを洗浄しなければな
らない。また、洗浄水で洗浄する場合には、洗浄によっ
てテーブルに付着した洗浄水を除去する必要がある。さ
もないと次の試験片をテーブルに載置するとテーブルに
付着した洗浄水を試験片が吸収して分析精度を高めるに
あたっての障害となるからである。

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決すべく本発明は、尿を付着せしめた試験
片をテーブルに載せ、試薬との反応で発色した部分にセ
ンサにて測定することで尿中の成分を分析するようにし
た尿データ分析装置において、前記テーブルに付着した
尿を洗浄水によって洗浄する洗浄手段を設けると共に洗
浄によって前記テーブルに付着した洗浄水を除去する洗
浄水除去手段を設けたものである。

（作用） テーブルに付着した尿及び洗浄水を速やかに除去する。

（実施例） 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係る尿データ分析装置を組込んだ便器
の全体斜視図、第２図は同尿データ分析装置の斜視図、
第３図は同尿データ分析装置の正面図、第４図は同尿デ
ータ分析装置の要部側面図、第５図は同尿データ分析装
置の要部斜視図である。

便器１は後部と側部にボックス部２．３を僅え、後部の
ボックス部２内にはロータンク４、局部洗浄装置５の進
退機構及び本発明に係る洗浄水除去機能を備えた尿デー
タ分析装置１０を配設し、この尿データ分析装置１０に
試験片１１を供給する挿入部６をボックス部２の前面に
形成し、便器１のボール面には前記試験片１１の下端が
浸漬する東漸り部７を形成している。

また側部のボックス部３上面には指血圧計８、各種健康
データの表示部９、各種健康データを印字するプリンタ
、ＩＣカードに蓄積されたデータを読み出したり書き込
んだりするＩＣカートＲ／Ｗを設け、ボックス部３内に
は制御機構を配置している。

尿データ分析装置１０は第２図乃至第４図に示すように
、便器１の後部上面に基台１２を載置し、この基台１２
に前後方向のガイドロッド１３．１３を取付け、このガ
イドロッド１３゜１３にラック・ピニオン機構を介して
モータにより摺動するスライダ１４を係合し、このスラ
イダ１４の前端に前記試験片１１を位置決め載置するテ
ーブル１５を取付けている。

テーブル１５は試験片１１を載置する前面が前方に向っ
て傾斜するとともにその上半分が二股状をなし、且つ両
側には試験片１１の左右方向の位置決めを行なう位置決
め用突部１５−１を設け、下部には試験片１１の上下方
向の位置決めを行なう位置決めビン１５−２を植設し、
この位置決めピン１５−２と路間し高さに試験片１１に
付着した余分な尿を吸引するための吸引孔１５−３が開
口している。

またテーブル１５の前面の一側には上下方向に離間して
２つの光学センサ１５−４．１５−５を設け、前記試験
片１１が正しくセットされたか否かを試験片に形成した
切欠等をいずれの光学センサが検知するかで判断するよ
うにしている。

また基台１２の前端部にはセンサケース２０を設け、こ
のセンサケース２０に取付けたセンサと前端位置まで前
進したテーブル１５とで暗箱を形成し、この暗箱内で尿
データの分析を行なうようにしている。

一方、基台１２にはモータ２１を固着し、このモータ２
１の回転をギヤ列２２を介して基台１２に設けた垂直軸
に伝達し、この垂直軸に取付けた可動ブロック３０を旋
回せしめる構造になっている。この可動ブロック３０は
垂直軸の回転により採尿位置と′ｔＳ１図に示す試験片
の廃棄位置との間を水平方向に約９０°旋回する。また
可動ブロック３０は前面を傾斜面とし−１この傾斜面に
沿ってガイドロッド３１を設け、また可動ブロック３゜
の−側面の上部及び下部にギヤ３２．３３を設け、これ
らギヤ３２．３３間にタイミングベルト３４を張設し、
可動ブロック３０に穿設した凹部内に取付けたモータ３
５の駆動によりタイミングベルト３４を前記傾斜面に沿
フて上下に走行せしめるようにし、そして前記ガイドロ
ッド３１には板状スライダ３６を係合するとともにこの
スライダ３６を前記タイミングベルト３４に止着し、ス
ライダ３６を待機位置と採尿位置との間で昇降動せしめ
るようにし、スライダ３６の中間部にスプリングによっ
て閉じ方向に付勢されるクランパ３７を取付け、このク
ランパ３７をスライダ３６の上端に設けたソレノイド３
８の作動で開くようにしている。

一方、可動ブロック３０には洗浄水除去手段たる圧縮空
気噴出ノズル４０（第３図参照）、洗浄手段たる洗浄水
噴出ノズル５１（第５図参照）及びアスピレータ５２を
配設している。

圧縮空気噴出ノズル４０はその先端が後退した位置にあ
る前記テーブル１５よりも前方に位置し、テーブル１５
の二股部から突出して配設している。また洗浄水噴出ノ
ズル５１はテーブル１５の進退動とＭ！衝しない側方に
配置され、アスピレータ５２は内部にベンチュリ一部を
形成するとともに３本のチューブ接続管５２−１．５２
−２．５２−３を備え、チューブ接続管５２−１には洗
浄水供給チューブを接続し、チューブ接続管５２−２に
は前記テーブル１５の吸引孔１５−３に繋がる吸引チュ
ーブを接続し、チューブ接続管５２−３には洗浄水排出
チューブを接続し、テーブル１５の前面を後退位置にお
いて洗浄するようにしている。

以上において、可動ブロック３０が正面を向き、この可
動ブロック３０の傾斜面に配設されたスライダ３６が最
も高い位置に上昇し、テーブル１５が試験片挿入部６の
下方に位置した状態から、挿入部６の蓋を開けて試験片
１１をテーブル１５上に落とす。すると試験片１はテー
ブル１５の突部１５−１及びビン１５−２によって左右
方向及び上下方向の位置決めがなされ、同時に光学セン
サ１５−４．１５−５によって正しい向きて試験片１１
がテーブル１５上にセットされたか否かが判断される。

そして、正しい向きで試験片１１がテーブル１５上にセ
ットされ、この状態で使用者が分析スタートボタンを押
すと、スライダ３６が下降しクランパ３７が試験片１１
の上端を把持する。

次いで、テーブル１５を後退位置まで移動させスライダ
３６が下降し、試験片１１の下端つまり試薬を含浸した
濾紙１１−１の部分をボール面の東漸り部７に浸漬し、
次いでスライダ３６を上昇させた後テーブル１５を前進
させ、ソレノイド３８の作動によりクランパ３７のクラ
ンプ状態を解決し、試験片１１をテーブル１５上に落と
す。

そして、更にテーブル１５が前進しセンサケース２０に
取付けであるセンサに当接して暗箱を形成し、ケース２
０に取付けであるセンサ内に収納した発光素子からの光
を尿中の成分と反応して発色している試呻片１１の濾紙
１１−１に照射し、反射光量を受光素子によにって測定
し、各成分の有無或いは割合を分析する。

このようにして分析が終了したならばスライダ３６のク
ランパ３７にて試験片１１を把持し、テーブル１５を後
退させる。そして、第５図に示すように洗浄水の一部を
洗浄水噴出ノズル５１からテーブル１５の載置面下部に
向けて噴出してテーブル１５の載置面に付着した尿を除
去する。

すると、次にコンプレッサによってリザーブタンク内に
圧縮された空気がバルブを開くことによって第５図に示
すように圧縮空気噴出ノズル４０からテーブル１５の前
面に向けて噴出しテーブル１５に付着した洗浄水を吹飛
ばす。また残りの洗浄水をチューブ接続管５２−１を介
してアスピレータ５２内を通す。すると吸引孔１５−３
の背面側が減圧され吸引孔工５−３内に入り込んでいた
余分な洗浄水がチューブ接続管５２−２を介してアスピ
レータ５２内に吸引され、アスピレータ内に流入した洗
浄水とともに接続管５２−３を介して便器内に排出され
る。

この後、可動ブロック３０が約９０°旋回しクランパ３
７にて把持している試験片１１をボックス３内のダスト
ボックス３ａ内に廃棄する。

なお、洗浄水を飛ばし易いようにテーブル１５の材質を
テフロンとしたり、またはテフロンコーティングを施こ
したりすることが好ましい。

第６図及び第７図は洗浄水除去手段の別実施例を示す図
であり、このうち第６図に示す実施例にあっては、テー
ブル１５の載置面にセラミックヒータ等の発熱体６０を
埋設し、洗浄水噴出ノズル５１からテーブル１５に付着
した尿を洗浄後、発熱体６０に通電してテーブル１５の
載置面を加熱して付着している洗浄水を蒸発させるよう
にしている。

また、第７図に示す実施例にあっては、テーブル１５の
載置面に超音波振動子６１を埋設し、洗浄水噴出ノズル
５１からテーブル１５に付着した尿を洗浄後、超音波振
動子６１に電圧を印加して振動させ、テーブル１５に付
着ている洗浄水を振るい落すようにしている。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、測定毎にテーブル
の洗浄、乾燥を行うのでテーブルは常に１潔に保つこと
ができる。

また、速やかに洗浄水を除去できるので次の測定可能な
状態になるまでの時間が短縮される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る尿データ分析装置を組込んだ便器
の全体斜視図、第２図は同尿データ分析装置の斜視図、
第３図は同尿データ分析装置の正面図、第４図は同尿デ
ータ分析装置の要部側面図、第５図は同尿データ分析装
置の要部斜視図、第６図と第７図は洗浄水除去手段の別
実施例を示す斜視図である。 １・・・便器、１０・・・尿データ分析装置、１１・・
・試験片、１５・・・テーブル、２０・・・センサケー
ス、４０・・・圧縮空気噴出ノズル、５１・・・洗浄水
噴出ノズル、６０・・・発熱体、６１・・・超音波振動
子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 尿を付着せしめた試験片をテーブルに載せ、試薬との反
   応で発色した部分にセンサにて測定することで尿中の成
   分を分析するようにした尿データ分析装置において、前
   記テーブルに付着した尿を洗浄水によって洗浄する洗浄
   手段を設けると共に洗浄によって前記テーブルに付着し
   た洗浄水を除去する洗浄水除去手段を設けたことを特徴
   とする尿データ分析装置。