JPH04187290A - ゴルフ場排水の農薬除去方法及び濾過器 - Google Patents

ゴルフ場排水の農薬除去方法及び濾過器

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JPH04187290A
JPH04187290A JP31316690A JP31316690A JPH04187290A JP H04187290 A JPH04187290 A JP H04187290A JP 31316690 A JP31316690 A JP 31316690A JP 31316690 A JP31316690 A JP 31316690A JP H04187290 A JPH04187290 A JP H04187290A
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JP
Japan
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wastewater
adsorbents
adsorbent
filter
agricultural chemicals
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Pending
Application number
JP31316690A
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English (en)
Inventor
Sadao Hayashi
林 貞雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、農薬等による水質汚濁を防止すること、特
にゴルフ場排水の農薬除去方法及びこれに使用する濾過
器に関する。
[従来の技術] 環境汚染で問題となっているゴルフ場から流出する農薬
等による水質汚濁の防止方法としては、(1)ゴルフ場
排水を排水管等を通して1カ所に集水・貯留した後、そ
こで排水に中和剤等を添加して生物的・物理化学的処理
をする方法、(2)ゴルフ場の土壌の下層に吸着材を敷
き詰めたり、吸着材を土壌に混入して客土を作り、雨水
等が地下に浸透する際、排水に含まれている農薬等を除
去する方法、 (3)更に、これらの方法の一部を併用したものがある
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記(1)の方法では、集水管路や貯水
槽等を比較的大きな施設にする必要があり、施工コスト
が増大し、実用性に欠ける面がある。又、多種類の農薬
を併用して大量に排水される場合には、中和剤の利用効
果が期待できないという問題が生じる。更に、貯水槽内
の農薬等の沈殿を促進させるために、凝集剤等の添加物
を使用する必要がある。
(2)の方法では、吸着材が飽和状態になるため、吸着
効果を常に維持するには、ゴルフ場の営業を中断して土
木工事を行い、吸着材を代えて施設を再生する必要があ
る。
この発明は、これらの問題を解決するために成されたも
ので、施工や農薬除去効果の維持が簡単にできるゴルフ
場排水の農薬除去方法及び濾過器を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] この発明のゴルフ場排水の農薬除去方法は、ゴルフ場の
グリーンやバンカー等の場所に、排水用枝管を複数本埋
設し、これら枝管の下端側に排水用幹線管を接続し、こ
の幹線管の経路途中に一時的に排水が滞留するピットを
設けるとともに、木炭等の吸着材を充填させた篭をピッ
ト内に配置して濾過器を構成し、流入する排水をピット
内の吸着材に通して、排水に含まれている農薬等の汚濁
物質を除去して下水管等に排水することを特徴とする。
この発明の濾過器は、桝状に形成したピットに、排水を
流入する流入口と、流入した排水を排出する排出口とを
設け、流入口と排出口との間の桝内に着脱可能な篭を設
置し、篭はその外面を目の細かい網で形成して、内部に
木炭等の吸着材を充填保持することを特徴とする。ここ
で、篭内に充填する吸着材は、粒の大きさ等が異なる複
数の吸着材からなり、これら吸着材で複数の層を形成し
、排水の浸透方向に対して垂直に多層状にすると良い。
[作用] 上記のゴルフ場排水の農薬除去方法及び濾過器では、グ
リーン等で使用される農薬等が雨水に溶けて枝管及び幹
線管の一部に設けた濾過器を通り抜ける。この際、農薬
等が濾過器内部の吸着材に吸収されて排水に含まれた汚
濁物質が除去される。尚、濾過器による農薬の除去効果
は、吸着材の種類を変えたり、異種の吸着材を多層にし
て用いることで、容易に調整できる。又、吸着効果を維
持するには、濾過器内から篭を取り出し、篭内の吸着材
を取り替えたりして、飽和状態になった吸着材を再生す
ることができる。
[実施例] この発明のゴルフ場排水の農薬除去方法及び濾過器の第
1実施例を第1図〜第3図を使用して説明する。
ゴルフ場のグリーン1やバンカー2の下には、第3図に
示すように排水用枝管3と幹線管4が埋設され、幹線管
4を中心線にして左右対称に複数の枝管3の下端側が接
続される。そして、グリーンlやバンカー2を抜けた幹
線管4の部分には、後記の濾過器5に急激に排水がが流
れ込まないように接続桝6が設けられ、濾過器5の濾過
効率を維持している。接続桝6を介した幹線管4の経路
途中には、円筒桝状の濾過器5が設けられ、濾過器5の
排出側に汚濁物質を取り除いた排水を一時的に貯水する
集水桝7が取り付けられる。そして、集水桝7から通常
の下水管に連通した調整池に排水されるようになってい
る。
ここで、濾過器5の外形は、上方開口の円筒桝に形成し
たピット8の側面に排水を流入する流入口8aが設けら
れ、この流入口に対抗した一段低い側面に排水を排出す
る排出口8bが設けられた構造になっている。又、濾過
器5の内部は、流入口8aと排出口8bとの間に着脱可
能な角柱状の篭9が設置され、この篭9はその外面を目
の細かい網で形成して、内部に木炭や活性炭等の吸着材
10を充填保持できるようになっている。そして、通常
はピット8の開口は、蓋で塞ぎ、ゴミ等が内部に入らな
いようにする。
尚、ゴルフ場で使用されるスミチオン、バナフイン、オ
ーツサイドを1000倍の水で薄めた農薬の除去率を吸
着材IOとして層厚1OCrlIの木炭を使用した場合
において調べた結果、以下に示すデータが得られた。
表 以上の結果、層pLOcmの木炭の場合は、直径3mm
以下に粉砕して使用すれば、スミチオン、バナフィン、
オーツサイドに対して十分な吸着除去効果が得られる。
従って、これらの農薬を併用した場合は、直径3rom
以−トに粉砕した木炭を吸イ11材9として使用し、濾
過器5の篭9に層厚10cm程度充填させれば良いこと
になる。
次に、この発明の濾過器の第2実施例を第4図を使用し
て説明する。
濾過器11は、直方体の角樽12によって形成され、こ
の角樽12の一方の側面の上側に排水を流入する流入口
8aが設けられ、それに対向した側面の下側に排出口8
bが設けられている。これら流入口8aや排出口8bが
設けられていない角樽12の内壁の中央には、仕切り板
13が垂直に立設され、仕切り板13の上方と下方に流
通口13a、 13bが形成されている。この仕切り板
13の下側と流入口8aを有する内壁との間には、格子
受台14が底面に水平に取り付けられ、この格子受台1
4の上に適当な厚さを有する板状篭15が3枚積み重ね
られている。
ここに仕切り板13の上方の流通口13aは、大雨等に
より多量の排水が角樽12に流入した際、角樽12から
排水が溢れないようにするためのもので、下方の流通口
13bは板状篭15に浸透して濾過された排水を排出口
8bに送るためのものである。
尚、3枚設けた各板状篭15の内部には、大、中、小と
粒の大きさが異なる木炭等の吸着材10を充填して吸着
効果の向上を図った。
次に、この発明の濾過器の第3実施例を第5図を使用し
て説明する。
濾過器16は、直方体の角樽17によって形成され、こ
の角樽17の一方の側面の中央に排水を流入する流入口
8aが設けられ、それに対向した側面の中央に排水を流
出する排出口8bが設けらている。角樽17の内側には
、立方体の大箱18を内接させて収納できるようになっ
ており、この大箱18の下面の4隅には、小さな足が設
けられ、角樽17に収納した際に角樽17の底面と大箱
18の下面との間に透間が保てるようになっている。
大箱18の内側には、板状篭15を4枚重ねて収納でき
るようになっている。各板状篭15の内部には、大、中
、小と粒の大きさが異なる木炭等の吸着材lOを第2実
施例と同様に充填して吸着効果の向上を図った。この際
、排水の浸透方向に対して垂直にして、粒の大きい木炭
等の吸着材IOを充填したものを1枚、中ぐらいのもの
を2枚、小さいものを1枚と順にして、大箱18に収納
する。
尚、基円に充填する吸着材は、木炭、木炭以外の活性炭
等を併用することにより、排水に含まれた汚濁物質の吸
着除去効果を向上させることができる。
[発明の効果] この発明のゴルフ場排水の農薬除去方法及び濾過器では
、排水管の途中に濾過器を簡単に設置できるので、既存
のゴルフ場でもゴルフコースの設計変更をせずに濾過器
を取り付けて農薬を除去することができる。又、篭の中
の吸着材を取り替えるだけで、吸着効果が再生できるの
で、効果の永続性の維持が簡単にできる。更に、様々な
種類、の農薬が吸着材の選択で除去でき1、施設の施工
コストを低く抑えることができ、かつ補修等の維持管理
が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ゴルフ場排水の農薬除去方法及び濾過器の一
実施例で使用する濾過器等の縦断面図、第2図は、同濾
過器の平面図、第3図はゴルフ場の排水系統を示す概略
図、第4図は第2実施例の濾過器の縦断面図、第5図は
第3実施例の濾過器の縦断面図である。 3:枝管   4;幹線管   5;濾過器8;ピット
  8a:流入口   8b;排出口9:篭    1
0.吸着材 出願人 フ ジ タ 工 業 株式会社代理人 弁 理
 士  牧  克  次誼

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴルフ場のグリーンやバンカー等の場所に、排水
    用枝管を複数本埋設し、これら枝管の下端側に排水用幹
    線管を接続し、この幹線管の経路途中に一時的に排水が
    滞留するピットを設けるとともに、木炭等の吸着材を充
    填させた篭をピット内に配置して濾過器を構成し、流入
    する排水をピット内の吸着材に通して、排水に含まれて
    いる農薬等の汚濁物質を除去して下水管等に排水するこ
    とを特徴とするゴルフ場排水の農薬除去方法。
  2. (2)桝状に形成したピットに、排水を流入する流入口
    と、流入した排水を排出する排出口とを設け、流入口と
    排出口との間の桝内に着脱可能な篭を設置し、篭はその
    外面を目の細かい網で形成して、内部に木炭等の吸着材
    を充填保持することを特徴とする濾過器。
  3. (3)篭内に充填する吸着材は、粒の大きさ等が異なる
    複数の吸着材からなり、これら吸着材で複数の層を形成
    し、排水の浸透方向に対して垂直に多層状にしたことを
    特徴とする請求項2記載の濾過器。
JP31316690A 1990-11-19 1990-11-19 ゴルフ場排水の農薬除去方法及び濾過器 Pending JPH04187290A (ja)

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