JPH04187256A

JPH04187256A - 薬液散布装置

Info

Publication number: JPH04187256A
Application number: JP31294590A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiko Miyake; 三宅　康彦; Hiroyuki Nakajima; 博之中嶋
Original assignee: Japan Tobacco Inc
Current assignee: Japan Tobacco Inc
Priority date: 1990-11-20
Filing date: 1990-11-20
Publication date: 1992-07-03
Anticipated expiration: 2015-04-17
Also published as: JP3032986B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は薬液散布方法及びその装置に関し、詳細には、
たばこ幹のわき芽抑制等のために薬液を散布する手段に
関する。

〔従来の技術〕

たばこ葉等の栽培の際には、主に心止め以降のわき芽抑
制のため、わき芽抑制用の薬液を散布する必要がある。

最近、薬液の散布手段として、薬液を霧状にして茎葉に
散布する手段に変わり、接触型の薬液散布が行なわれる
傾向にある。

接触型の薬液散布では、薬液が束状に噴出する特殊な噴
出口を用い、該噴出口を幹の頂上部に接触させて株ごと
に集中的に散布する。

散布した薬液は、幹の表面を伝わって流下し、流下する
間に葉元部に付着し、葉元部のわき芽を抑制する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、接触型の薬液散布は、薬液が液状である
ので、幹を伝わって流下する速度が早く、わき芽への付
着が不十分であった。

また、薬液を噴霧するよりは少ないが、それでも薬液が
葉面へ付着したり地面へ飛散することがあった。

従って、無駄となる薬液も多く、多量の薬液を必要とし
ていた。

さらに、心止め前のグランドザラカー（地ぎわのわき芽
）を対象とした早い時期の薬液の散布は、薬液がたばこ
の芯にかかってたばこの生育を阻害する恐れがあるので
、実際に行なうことが困難であった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の課題を解決するための手段は、下記のとおりで
ある。

第１に、薬液に界面活性剤を添加した後、空気を混入し
てネットスクリーンを通過させ、薬液を泡状とし、該泡
状の薬液を散布する薬液散布方法である。

第２に、界面活性剤を添加した薬液を供給する送液部と
、該送液部から供給された薬液を吐出する吐出口を有す
る吐出部とがらなり、吐出部にベンチュリー管状の流路
を形成すると共に、該流路に通じる空気取入孔を設け、
空気取入孔より吐出口側の流路にネットスクリーンを取
り付けた薬液散布装置である。

ここで、ベンチュリー管状の流路とは、流路の断面積が
、送液部側から吐出部側へ向けて、中央の最小断面部分
までは徐々に狭くなり、該最小断面積部分を境に徐々に
広くなるように形成された流路をいう。

なお、ネットスクリーンは、２０〜６ｏメツシュ程度、
好ましくは４０メツシュ程度のものを用いる。

また、ネットスクリーンの使用枚数は、特に限定されな
いが、５枚程度を重ねて使用するのが好ましい。

−４〜〔作用〕本発明に係る薬液散布装置によれば、界面活性剤が添加
された薬液が、送液部から吐出部へ供給される。

吐出部に供給された薬液は、ベンチュリー管状の流路を
通って流速が早められ、空気取入孔より空気が混入され
た後、ネットスクリーンを通過することで、泡状となる
。

そして、泡状の薬液が吐出口から散布される。

泡状の薬液が散布される際には、薬液がゆっくりとした
スピードで吐出され、また、粘性が強くはねにくいとい
う泡の特性により、周囲に飛散することなく幹の狙った
処へ集中的に散布できる。

幹に付着した薬液は、幹の表面をゆっくりと流下して葉
元部のわき芽に十分に付着し、わき芽を抑制する。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例について説明する。

まず、本発明に係る薬液散布装置について、図面を参照
しながら説明する。

第１図は、本発明の薬液散布装置の側面図であり、第２
図は本発明の薬液散布装置の要部の縦断側面図である。

該実施例の薬液散布装置は、界面活性剤を添加した薬液
を供給する送液部Ａと、送液部Ａから供給された薬液を
吐出する吐出部Ｂとを備えている。

送液部Ａは、界面活性剤を１％程度添加した薬液の供給
を調節するレバー１を有している。

レバー１には、ネジ込み構造により取り外し自在な噴霧
管２が取り付けられ、該噴霧管２の先端側に吐出部Ｂが
設けられている。

吐出部Ｂは、詳細には第２図に示すように、内部にベン
チュリー管状の流路ａが形成された円筒状の本管３と、
該本管３にネジ込み構造により取り外し自在な拡張管４
と、拡張管４にネジ込み可能なガイド管５とを有してい
る。

拡張管４とガイド管５との間には、２０メツシユの３枚
のネットスクリーン６が、流路ａを遮断するように挟み
込まれている。

本管３内部に形成されたベンチュリー状の流路ａは、最
小断面積部分である最狭部ａ１の径が１　ｍｍ程度であ
り、該最狭部ａ１の直後に、流路ａと通じる２ｍｍ程度
の径の空気取入孔７が形成されている。

図中、８はガイド管５の先端に位置する薬液の吐出口で
ある。

該装置に用いる薬液には、薬液の表面張力を下げ泡が生
成しやすくなるように、１％程度の割合で、界面活性剤
を添加しておく。

上記実施例に示した以外にも、本管の形状として、多角
形等を採用することもできる。

また、吐出部Ｂは、図示したように噴霧管２の先端に設
けるだけでなく、図示は省略するが噴霧管２を外した状
態でレバー１の根基に吐出部Ｂを設けることもできる。

＝７＝次に、上記装置の作用について、本発明に係る薬液散布
方法と併せて説明する。

界面活性剤が添加された薬液は、表面張力が低下して泡
状になりやすくなり、動噴の液圧により本管３へ供給さ
れる。

ベンチュリー管状の流路ａに供給された薬液は、最狭部
ａ１で流速が最高になった後、拡張管４の内部の開放空
間に向けて噴出される噴射流となる。

この際、噴射流となる薬液には、空気取入孔７から空気
が供給される。

すると、該薬液は、空気により攪拌されて細かい粒とな
り、ネットスクリーン６に激しく衝突する。

その結果、薬液は、ネットスクリーン６の吐出口８側で
泡状となる。

そして、泡状の薬液が、ガイド管５によって誘導されつ
つ吐出口８より吐出され、幹の狙った処へ的確に散布さ
れる。

幹へ付着した泡状の薬液は、ゆっくりと幹を流下し、わ
き芽の抑制が図られる。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したとおりであるので、次のような効
果を得ることがてきる。

本発明では、薬液を泡状にして幹に付着させるので、薬
液が葉面へ付着したり、周囲へ飛散するのを防止するこ
とができる。

また、泡状の薬液がゆっくりと幹を流下するので、薬液
と幹との接触時間が長くなり、薬液を無駄なく散布でき
、多量の薬液を必要としない。

更に、心止め前のたばこ幹へも横から散布できるので、
心止め前のグランドサッカーを対象とした、早い時期で
の薬液の散布が可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図工本発明の薬液散布装置の側面図第２図二本発明
の薬液散布装置の要部の縦断側面図Ａ・・・送液部　　　　Ｂ・・・吐出部１・・・レバー
　　　　２・・・噴霧管３・・・本管　　　　　４・・
・拡張管５・・・ガイド管　　　６・・・ネットスクリ
ーン７・・・空気取入孔　　８・・・吐出口特許出願人
　日本たばこ産業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】１、薬液に界面活性剤を添加した後、空気を混入してネ
ットスクリーンを通過させ、薬液を泡状とし、該泡状の
薬液を散布することを特徴とする、薬液散布方法。２、界面活性剤を添加した薬液を供給する送液部と、該
送液部から供給された薬液を吐出する吐出口を有する吐
出部とからなり、吐出部にベンチュリー管状の流路を形成すると共に、該
流路に通じる空気取入孔を設け、空気取入孔より吐出口
側の流路にネットスクリーンを取り付けた、薬液散布装
置。