JPH0796218A - 葉面洗浄における散水ノズル - Google Patents

葉面洗浄における散水ノズル

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JPH0796218A
JPH0796218A JP26437893A JP26437893A JPH0796218A JP H0796218 A JPH0796218 A JP H0796218A JP 26437893 A JP26437893 A JP 26437893A JP 26437893 A JP26437893 A JP 26437893A JP H0796218 A JPH0796218 A JP H0796218A
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JP
Japan
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water
outside
throttling
pressure decreasing
air
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Application number
JP26437893A
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English (en)
Inventor
Masaru Ochiai
優 落合
Masato Omae
正人 大前
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Kane Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kane Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気泡を内部に含んだ水滴状と成して散水し、
水滴を大粒と成すと共に、葉面上への落下時に気泡の弾
ける力を洗浄力に加え、洗浄効果を向上させると共に、
垂れ落ちる水を回収して過潅水を防止する。 【構成】 軸体状のノズル本体2内の軸心方向に給水配
管と連通する導水路を形成し、該導水路の上流側に絞り
部を設け、該絞り部の下流側にして且つ、絞り部によっ
て生じる圧力低下領域内に導水路と連通する吸引口を設
けると共に、圧力低下領域外に導水路と連通する噴射口
を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹木の葉面に付着する
砂、埃等を洗浄する葉面洗浄における散水ノズルに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高架道路下方の区画化された緑化
帯、緑地帯あるいは公園等に植樹している樹木への葉面
散水に使用するノズルaとしては、水圧が数kg/cm
2 程度以下の水道本管に接続した給水管頂部に装着する
ものにして、その構成としては、図7に示す様にノズル
本体bにスリット状のノズル口cと、該ノズル口cと接
続される流水路dが形成され、該流水路dの水流を流水
路dの壁面に衝突させて放射状に細粒状の水滴と成して
分散させて散水するものに過ぎず、このため水滴が葉面
上に落下しても非常に小さいため洗浄効果は極めて低い
と共に、風に弱いため他の余分な個所へ飛散する欠点を
有し、しかもノズル口cより一部の水は散水されずに下
方へ垂れ落ちるため、給水管基部周囲が過潅水と成り、
樹木の根ぐされ等が発生して成育に悪影響を及ぼす欠点
を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は気泡を内部に
含んだ水滴状と成して散水し、水滴を大粒と成すと共
に、葉面上への落下時に気泡の弾ける力を洗浄力に加
え、洗浄効果を向上させると共に、垂れ落ちる水を回収
して給水配管周囲における過潅水を無くす様にした葉面
洗浄における散水ノズルを提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく低い洗浄効果、過潅水等の課題に鑑み、噴射口か
ら水滴状に噴射させると共に、該水滴内に気泡を含ませ
て水滴を大きくし、葉面上への落下時の気泡の弾ける作
用と相俟って洗浄効果を向上させると共に、風による飛
散を減少させ、且つ吸引口からの外部空気の吸引によっ
て噴射口から垂れ落ちる水を同時に回収する様にしたこ
とを要旨とする葉面洗浄における散水ノズルを提供して
上記欠点を解消せんとしたものである。
【0005】そして、本発明に係る散水ノズルとして
は、給水配管に装着する取付部を形成すると共に、軸心
方向に給水配管と連通する導水路を形成し、該導水路の
上流側に絞り部を設けている。
【0006】吸引口は絞り部の下流側にして且つ、絞り
部によって生じる圧力低下領域内に導水路と連通させて
形成し、又噴射口を圧力低下領域外にて導水路と連通さ
せて形成している。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る葉面洗浄における散水ノズル
であり、該散水ノズル1は軸体状のノズル本体2下部に
水道本管(図示せず)と接続して立設する給水配管Pに
螺着する取付部3を形成すると共に、ノズル本体2内の
軸心方向に給水配管Pと連通する導水路4を形成してい
る。
【0008】5は絞り部であり、該絞り部5は導水路4
の上流側に絞り弁口6を形成し、一方、上端側をノズル
本体2の上壁部に螺入した絞り量調整棒7を導水路4内
に設け、かかる絞り量調整棒7の下端部に絞り弁体8を
設け、該絞り弁体8を絞り弁口6に接離調整自在と成し
て構成し、絞り弁口6の開度を調整して絞り量調整を行
うのである。
【0009】又、上記絞り部5は絞り量を可変させて調
整をするものであるが、予め所定の絞り量に設定する様
に絞り弁口6を、導水路4より小径のオリフィス9と成
して絞り部5と成しても良い。
【0010】10は吸引口であり、該吸引口10は絞り部5
によって生じる下流側の圧力低下領域X1内に、導水路
4と連通する扇状のスリット11を形成している。
【0011】又、このスリット11は所定の俯角をもって
形成するのが好ましいも、例えば水平若しくは所定の仰
角で形成しても良く、ただ仰角の場合には供給圧力、即
ち一般的な水道本管より供給される圧力は数kg/cm
2 程度以下であるため、所定角度(約15度)程度が限界
と思われるも、しかしながら絞り部5での流速増大に伴
う圧力低下による吸引力は流速に比例するため、供給圧
力と絞り部5における絞り量との関係によって、決定さ
れる適宜角度の仰角にすることも可能である。
【0012】12、12a …は噴射口であり、該噴射口12、
12a …はノズル本体2の上下方向に所定間隔を具有さ
せ、且つ上記絞り部5の下流側である圧力低下領域X1
外にて導水路4と連通する扇状のスリット13、13a …を
形成して構成している。
【0013】尚、上下の噴射口12、12a …からの散水量
については、樹木Wは散水された水を幹側へ求心的に取
り込む性質を有するため、下方に従って小量と成すこと
により、上方の葉面Wa上では散水された水を多量と成し
て下方への流下する水量の減少量を抑えて下方の葉面Wa
上に対し洗浄に必要なる水量を確保すると共に、直接下
方の噴射口12a …より散水された水によって洗浄するこ
とが可能となる。
【0014】尚、吸引口10、噴射口12、12a …の形状に
ついても、扇状のスリット11、13、13a …に何ら限定さ
れず、要するに導水路4と外部とを連通するものであれ
ば、丸孔、角孔等であっても良い。
【0015】次に本発明に係る葉面洗浄における散水ノ
ズルの作用について説明すると、高架道路下方の区画化
された緑化帯、緑地帯あるいは公園等に植樹している樹
木Wへの葉面Wa上に散水するために、樹木Wの周りに立
設する給水配管Pの上端に散水ノズル1を装着して各樹
木Wの葉面Wa上に散水する。
【0016】給水配管Pより供給される水は絞り量調整
棒7を回して該絞り量調整棒7の絞り弁体8を絞り弁口
6に接近する様にして絞り部5の絞り量を調整すると、
給水配管Pより流入する水は絞られて流速が下流側の一
定領域内において増大することによって、図5に示す様
に絞り部5から下流側に圧力低下領域X1が発生するこ
とにより、かかる圧力低下領域X1内に設けられる吸引
口10より外部空気が吸引され、導水路4を流動する水中
に空気が混合されて下流側へと流動し、しかる後、圧力
低下領域X1外に設けられた噴射口12、12a …に達する
と、該噴射口12、12a …より外部に水は噴出される。
【0017】かかる噴出される水は平面視扇状に拡散す
ると共に、空気が混合された状態で噴出されることによ
り、噴出後は気泡Bを内部に含んだ大粒の水滴D状と成
って散水され、その状態にて樹木Wへの葉面Wa上に落下
し、該葉面Waに付着する砂、埃等を洗浄する。
【0018】又、葉面Wa上に落下する水滴Dは気泡Bを
含んでいることにより、葉面Wa上に落下した際に気泡B
が弾ける力が洗浄力に加えることが出来る。
【0019】又、吸引口10より外部空気を吸引している
ことにより、下流側の噴射口12、12a …より噴出する際
に下方へ垂れ落ちる水を回収することが出来る。
【0020】
【発明の効果】要するに本発明は、下部に給水配管Pに
装着する取付部3を形成した軸体状のノズル本体2内の
軸心方向に給水配管Pと連通する導水路4を形成し、該
導水路4の上流側に絞り部5を設け、該絞り部5の下流
側にして且つ、絞り部5によって生じる圧力低下領域X
1内に導水路4と外部とを連通する吸引口10を設けると
共に、圧力低下領域X1外に導水路4と外部とを連通す
る噴射口12、12a …を設けたので、吸引口10より外部空
気が吸引され、導水路4を流動する水中に空気が混合さ
れて下流側へと流動し、しかる後圧力低下領域X1外に
設けられた噴射口12、12a …に達すると、該噴射口12、
12a …より外部に、気泡Bを内部に含んだ水滴D状と成
って散水されることにより、水滴Dが気泡Bを含まない
従来の水滴に比し、その大きさを著しく増大させること
が出来ると共に、葉面Wa上に落下する水滴Dは気泡Bを
含んでいることにより、葉面Wa上に落下した際に気泡B
が弾ける力が洗浄力に加わるため、洗浄効果を著しく向
上することが出来、しかも水滴Dが大きいため、風によ
る影響が減少することにより、不必要な個所への飛散を
防止出来、水の有効利用を図ることが出来る。
【0021】又、吸引口10より外部空気を吸引している
ことにより、下流側の噴射口12、12a …より噴出する際
に下方へ垂れ落ちる水を回収することが出来、このため
給水配管P周囲における過潅水を無くして樹木Wの根ぐ
され等の発生要因を無くすことが出来る等その実用的効
果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る散水ノズルの断面図である。
【図2】同上散水ノズルの平面図である。
【図3】同上散水ノズルの正面図である。
【図4】同上散水ノズル内部の圧力状態を示す概念図で
ある。
【図5】同上散水ノズルの使用状態を示す概略図であ
る。
【図6】同上散水ノズルより散水される水滴の拡大図で
ある。
【図7】従来のノズルを示す斜視図である。
【符号の説明】
2 ノズル本体 3 取付部 4 導水路 5 絞り部 10 吸引口 12、12a … 噴射口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に給水配管に装着する取付部を形成
    した軸体状のノズル本体内の軸心方向に給水配管と連通
    する導水路を形成し、該導水路の上流側に絞り部を設
    け、該絞り部の下流側にして且つ、絞り部によって生じ
    る圧力低下領域内に導水路と外部とを連通する吸引口を
    設けると共に、圧力低下領域外に導水路と外部とを連通
    する噴射口を設けたことを特徴とする葉面洗浄における
    散水ノズル。
JP26437893A 1993-09-28 1993-09-28 葉面洗浄における散水ノズル Pending JPH0796218A (ja)

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JP26437893A JPH0796218A (ja) 1993-09-28 1993-09-28 葉面洗浄における散水ノズル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101442926B1 (ko) * 2012-12-21 2014-09-19 주식회사 포스코 분사구 조정이 가능한 노즐
CN104841658A (zh) * 2015-04-30 2015-08-19 广西大学 边坡绿植清洁系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101442926B1 (ko) * 2012-12-21 2014-09-19 주식회사 포스코 분사구 조정이 가능한 노즐
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