JPH0418645Y2 - - Google Patents

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JPH0418645Y2
JPH0418645Y2 JP1985155777U JP15577785U JPH0418645Y2 JP H0418645 Y2 JPH0418645 Y2 JP H0418645Y2 JP 1985155777 U JP1985155777 U JP 1985155777U JP 15577785 U JP15577785 U JP 15577785U JP H0418645 Y2 JPH0418645 Y2 JP H0418645Y2
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JP
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oil
lid
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filter element
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JP1985155777U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は各種産業機械の油圧作動油、タービン
油などの汚損油を濾過再生するオイルクリーナに
関する。
〔考案の背景技術〕
オイルクリーナはオイル流入口と流出口を有す
る有底円筒状の容器本体内に濾紙を多重巻回した
濾材エレメントを内装し、蓋の中央を貫通した係
止具付きのボルト先端を容器本体の内部を通して
底部に螺合させることにより蓋を容器本体の開口
端部に装着してなり、オイル流入口から容器本体
内に圧入された汚損油が濾材エレメントをその軸
方向に流通中に濾過され再生油として流出口から
取出されるようになつている。
この種のオイルクリーナの蓋は、容器本体の開
口端部を密閉すると同時に蓋の下方に空間を設け
て配置された濾材エレメントの上部を押圧してエ
レメントを容器内に固定する必要がある。
このため従来のオイルクリーナは第2図に例示
するように蓋7の外周フランジ下面7′を容器の
開口端縁にOリング15を介して圧接することに
より油漏れを防止するとともに該外周フランジ下
面の内側に形成した下向きの突縁部14を濾材エ
レメント3の外周縁部上面に当接してエレメント
を容器内に固定している。
しかしながら、この構造で容器本体1の開口部
の密閉とエレメント3の固定を同時に達成するに
はエレメント3の高さにきわめて高い精度が要求
される。すなわち、濾材エレメント3の軸方向長
さが規定より長いと容器内における上端位置が高
くなり、その結果容器開口縁と蓋7の外周下面と
の間の密封性が損われ、漏れが生じ易いという問
題がある。また、逆にエレメント3の上端が規定
より低いと蓋7の突縁部14で濾材エレメント3
を押えることができなくなりエレメントの固定が
不充分となる。
さらに、一般にこの種のオイルクリーナにおい
ては、オイルは円筒状濾材エレメント3の中心通
路2から上方の空所4に導かれ、エレメント3の
上面から内部を下降する過程で濾過されるのであ
るが、従来のものは濾材エレメント3の外側面が
容器本体1の内周面に密接し、且つ、蓋の円筒状
突縁部14がエレメント3の上端外周縁3′に当
接して遮蔽板を構成する構造であるため、オイル
の流れがエレメント3の中央部付近に片寄る傾向
があり、従つてエレメント3の外側付近が有効に
利用されにくいという問題があつた。
さらに、濾材エレメントの上端面に当接する下
向き突縁部14がシールの働きをするため、エレ
メント上方の空所4からエレメント外周へのオイ
ルの流れを止めてしまい、エレメントを効率良く
使用できないという欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の問題を解決するためになされた
もので、その目的とするところは濾材エレメント
の軸方向寸法に若干の誤差があつても蓋の密閉及
びエレメントの固定に何ら支障がなく、また、エ
レメント上方のオイルをエレメントの上部外周に
流れ易くした濾過効率の良いオイルクリーナを提
供することにある。
〔考案の概要〕
オイル流入口と流出口を有する有底円筒状の容
器本体内に濾材エレメントを嵌装し、蓋の中央を
貫通させた係止具付きボルトの先端を容器本体の
底部に螺合させて蓋を容器本体の開口部に装着す
るようにしたオイルクリーナにおいて、本考案の
特徴は、容器本体の開口端内周面と、該開口端内
周面に嵌入され且つその先端を濾材エレメントの
上面に当接するように形成した蓋の突縁部の外周
面とをOリングを介して油密に内外嵌合するとと
もに、容器本体の上部内周面と濾材エレメントの
上部外周面の間に隙間を形成し、且つエレメント
の上面に当接する蓋の突縁部先端に該隙間に連通
する通路を形成したことにある。
〔考案の実施例〕
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1はオイルクリーナのケーシ
ングを構成する有底円筒状の容器本体であつて、
この容器本体1内には中心部軸方向に通路2を形
成した濾材エレメント3が上下に空所4,5を設
けて嵌装されているとともに、容器本体1の底部
には容器本体1内の濾材エレメント3の通路2に
連通するオイル流入口6aと濾材エレメント3下
方の空所5に連通するオイル流出口6bが形成さ
れている。
7は容器本体1の開口端側を開閉自在に閉鎖す
る蓋であり、該蓋7は、上端に係止具8を一体固
定したボルト9をその中心部から油密に貫通さ
せ、ボルト9の先端に形成したねじ部を容器本体
1の前記オイル流入口6aにハンドル10を回し
て螺合させたときにボルト9の上端係止具8に押
圧されて容器本体1の開口端を閉鎖するようにな
つている。
尚、ボルト9には先端から軸芯を通つて前記濾
材エレメント3の通路2に連通する通路11が形
成されており、従つて、オイル流入口6aはこの
通路11を介してエレメント3の中心通路2に連
通している。
また、ボルト9を貫通する蓋7の中央部下面に
は下方に延長して濾材エレメント3に当接する円
筒状突起12が一体形成され、該円筒突起12の
下端にはエレメント3の通路2とエレメント上方
の空所4とを連通する通路12′が形成されてい
る。
濾材エレメント3の上部外周面に対向する容器
本体1の内周面はテーパー状または段状に拡径に
形成され、濾材エレメント3の上部外周面と容器
本体1の内周面との間に空所13が形成されるよ
うになつている。
蓋7の外周縁またはその近傍には容器本体1の
開口端内周面に嵌合し且つ濾材エレメント3の上
面外周縁3′に当接する下向きの突縁部14が一
体に形成されている。該突縁部14はその外周側
面が容器本体1の上部内周面にOリング15を介
して油密に嵌合し、その下端部が濾材エレメント
3の上面外周縁3′に当接するように構成されて
いるとともに、さらに突縁部14の下端部には濾
材エレメント3の上方空所4から容器本体内周面
の前記空所13に連通する一個または複数ケ所の
通路16が形成されている。
図の実施例ではOリング15が蓋突縁部14の
外周側面に形成した環状溝14′に嵌着してある
が、これと逆に、容器本体1の内周面に環状溝を
設けて嵌めてもよい。
図のように蓋突縁部14の外側に容器本体1の
上端に対向するフランジ部17を一体形成する場
合には、該フランジ部17は容器本体1の上端と
の対向面に隙間18を残すようにする。これは濾
材エレメント3の軸方向寸法の誤差に応じて蓋7
の上下移動を可能にするためである。
尚、図中7′は蓋7の下面に半径方向へ放射状
に一体形成した補強板であり、また、19は、ホ
ース取付口19aからオイル流入口6aへ通ずる
通路20と、流出側ホース取付口19bからオイ
ル流出口6bへ通ずる通路21の間にバイパス2
2を設け、このバイパス22に通路20側の超過
圧力によつて開くリリーフバルブ23を設けた安
全装置である。
次に本考案の作用について説明する。
本考案は蓋7の突縁部14の外周面と容器本体
1の内周面の間をOリング15を介して油密に密
閉している。このため密閉位置を容器本体1の内
周面に沿つて上下移動することが可能であるから
密閉を保持したまま蓋突縁部14の下端位置を上
下変位させることができる。従つてエレメント3
の上端レベルが変化しても、蓋7の密閉及びエレ
メント3の固定に何等支障がない。
また、オイル流入口6aから圧入された汚損油
はボルトの通路11及び蓋突起部12の通路1
2′を介してエレメント3上方の空所4に導かれ、
さらにエレメント3の内部を通過する過程で濾過
されて、下方空所5に流下し、流出口6bから取
出されるのであるが、本考案では濾材エレメント
上方の空所4は蓋の環状突縁部14に形成したオ
イル通路16を介してエレメント3の外周側と連
通しているのでエレメント3の上方に送られたオ
イルの一部は突縁部14の通路16を介してエレ
メント外側の空所13に流れ、エレメント3の上
部外側面からもオイル圧入されることになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のオイルクリーナは
蓋と容器本体の密閉性を保持したまま蓋突縁部の
下端位置を上下変位できるので濾材エレメントの
軸方向寸法に誤差があつても容器本体の密閉とエ
レメントの固定が確実に保証される。
また、環状突縁部のオイル通路を通つて外側へ
拡散するので濾材エレメントの断面全体を均一且
つ有効に利用でき、濾過効率の向上を計ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるオイルクリーナの縦断面
図、第2図は従来例によるオイルクリーナの部分
断面図である。 1……容器本体、3……濾材エレメント、4,
5……空所、7……蓋、9……ボルト、13……
空所、14……突縁部、15……Oリング、16
……通路、18……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイルの流入口と流出口を有する有底円筒状の
    容器本体内に濾材エレメントを嵌装し、容器本体
    の蓋に貫通させた係止具付きボルトの先端を容器
    本体の底部部材に螺合させて蓋を容器本体の開口
    部に油密に係着するとともに、エレメントと蓋の
    間の空所に導入したオイルをエレメントのたて軸
    方向に流通させて濾過させるオイルクリーナーに
    おいて、容器本体開口部の内側に嵌合させてエレ
    メント3上端に当接する蓋突縁部14の外周側面
    側と容器本体1の内周面の間にOリングを介装す
    るとともに、蓋7の前記突縁部14にエレメント
    上方の空所4からエレメント3の外周側に連通す
    るオイル通路16を形成したことを特徴とするオ
    イルクリーナ。
JP1985155777U 1985-10-14 1985-10-14 Expired JPH0418645Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985155777U JPH0418645Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985155777U JPH0418645Y2 (ja) 1985-10-14 1985-10-14

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Publication Number Publication Date
JPS6266712U JPS6266712U (ja) 1987-04-25
JPH0418645Y2 true JPH0418645Y2 (ja) 1992-04-27

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JPS53165276U (ja) * 1977-05-30 1978-12-25
JPS5670149U (ja) * 1979-11-02 1981-06-10

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JPS6266712U (ja) 1987-04-25

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