JPH04186199A - 放射化二酸化炭素の吸着設備及び吸着容器 - Google Patents

放射化二酸化炭素の吸着設備及び吸着容器

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JPH04186199A
JPH04186199A JP31747190A JP31747190A JPH04186199A JP H04186199 A JPH04186199 A JP H04186199A JP 31747190 A JP31747190 A JP 31747190A JP 31747190 A JP31747190 A JP 31747190A JP H04186199 A JPH04186199 A JP H04186199A
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Heihachi Harashina
原科 平八
Keiichi Miwa
敬一 三輪
Takeo Kobayashi
小林 武男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、放射化二酸化炭素の吸着設備及び吸着容器に
関するものである。
【従来技術】
原子力発電プラント関連施設において発生する高レベル
または低レベル放射性廃棄物は、ガラス同化やセメント
同化処理することによって、保管時の事故発生を゛防止
し、取り扱い性を向上させることができる。また、これ
らの固化処理に(=I属して放射性廃棄物の容積を減少
させ(減容させ)、地層中に埋設処分することも計画さ
れている。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、放射性廃棄物中には、種々の核種が混在してお
り、その放射線の半減期も長短まちまちである。そして
、原子力発電プラントに使用される機器から取り出され
た固形物、イオン交換樹脂等の放射性廃棄物や放射性廃
液中には、これらの組成核種あるいは付着核種として、
半減期が5730年に及ぶCI4核種が混在しており、
放射性固体廃棄物や廃液等の放射性液体廃棄物の濃縮及
び減容を実施した場合においても、半減期の長いC14
核種によって保管期間や放射線減衰程度が左右されてし
まうことになる。 本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、半減期
の長い核種であるCI4核種か14CO2ガスの状態で
供給される場合に、これをパッケージ式に効率良く吸着
または吸収して、100核種の除去性及び保管性を向上
させること等を目的としているものである。
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明にあっては四つの手
段を提案している。 第1の手段は、放射化二酸化炭素の吸着設備に係り、”
c o 2ガスが含まれる被吸着ガスを加圧して送り出
す被吸着ガス加圧手段と、該被吸着ガス加圧手段に接続
されCO2成分を吸着または吸収し−で残りのガス成分
を通過させるパッケージ化吸着手段と、該パッケージ化
吸着手段の下流に接続され前記残りのガスの状況によっ
てパッケージ化吸着手段のCO2吸着または吸収の良否
を判別する吸着度監視手段と、該吸着度監視手段に接続
されCO7吸着または吸収不良検出時に作動させられて
パッケージ化吸着手段の排出ガスを被吸着ガス加圧手段
の上流に戻すガスフィードバック系とを具備するもので
ある。 第2の手段は、放射化二酸化炭素の吸着設備に係り、第
1の手段におけるパッケージ化吸着手段及び吸着度監視
手段の下流に、パッケージ化吸着手段を通過した残りの
ガス中のCO7成分を吸着する吸着バックアップ系を具
備するものである。 第3の手段は、放射化二酸化炭素の吸着設備に係り、第
1の手段または第2の手段におけるパッケージ化吸着手
段の上流に、被吸着ガス中の水分を除去する水分吸着手
段を具備するものである第4の手段は、放射化二酸化炭
素の吸着容器に係り、CO2ガス吸着剤または吸収剤が
充填される収納容器本体と、該収納容器本体の内部を複
数に区画してガス入口からガス出口までのガス流路を形
成する流路隔壁とを具備し、CO2ガス吸着剤または吸
収剤がCO,ガスの吸着または吸収後に固化されるもの
である。
【作用】
第1の手段に係る放射化二酸化炭素の吸着設備にあって
7は、”c o 2ガスが含まれる被吸着ガスを加圧し
てパッケージ化吸着手段に送り込むと、被吸着ガス中の
CO7成分か吸着または吸収されて、残りのガスが通過
して下流に送り出される。 残りのガスの状況を監視することによって、パッケージ
化吸着手段のCO2吸着または吸収の良否が判別され、
正常である場合には、残りのガスがさらに下流に送られ
て処理されるか、異常が認められた場合には、ガスフィ
ードバック系が作動して、CO2除去ガスを再度パッケ
ージ化吸着手段に送り込んで、CO2ガスを再吸着また
は再吸収させることが繰り返される。 第2の手段に係る放射化二酸化炭素の吸着設備にあって
も、第1の手段に準じて、CO,ガスの吸着、吸着度の
監視やCO,ガスの再吸着等が行なわれるが、吸着度監
視手段を通過してその下流にCO3が送り込まれた場合
に、吸着バックアップ系が作動してCO2除去ガス中の
co、成分を吸着または吸収し、CO,ガスがオフガス
として排出されることを防止する。 第3の手段に係る放射化二酸化炭素の吸着設備にあって
は、第1の手段または第2の手段に準ずるCO2ガス吸
着等の作用をするが、水分吸着手段の作動により、被吸
着ガスかその中の水分を除去した状態でパッケージ化吸
着手段に送り込まれ、CO2ガス吸着または吸収効率か
上昇する。 第4の手段に係る放射化二酸化炭素の吸着容器にあって
は、収納容器の内部にCO2を含む被吸着ガスか送り込
まれると、流路隅壁で区画されたガス)h路を被吸着ガ
スか順次通過する過程で、ガス流路に充填されているC
O,ガス吸着剤または吸収剤によりCO2の吸着または
吸収かなされて、14C○、が収納容器の内部に吸着ま
たは吸収捕捉される。また、CO,ガス吸着剤または吸
収剤かCO2ガスの吸着または吸収後に固化されること
により吸着容器全体か同化体となって、14c○2の分
離保管や取り扱い性を容易にする。
【実施例】
以下、第1図ないし第4図に基ついて、本発明に係る放
射化二酸化炭素の吸着設備及び吸着容器の実施例につい
て説明する。
【放射化二酸化炭素の吸着設備の実施例】=7− 第1図は、本発明に係る放射化二酸化炭素の吸着設備の
実施例を示すものである。 該第1図例にあっては、原子力発電プラントの各所から
発生する放射性廃棄物中の14C,核種か、CO,ガス
の状態で供給される場合に、その吸着処理等を実施する
ものである。 第1図において、符号1は排ガス供給系(放射化ガス供
給系)、2は水分吸着手段、3は被吸着ガス加圧手段、
4はパッケージ化吸着手段、5は吸着度監視手段、6は
ガスフィードバック系、7は吸着バックアップ系、8は
オフガス排出系であ名。 これらの詳細について以下説明する。 前記排ガス供給系1には、”C核種をCO2ガスに変換
した状態のυ1ガスを吸引して、水分吸着手段2に送り
込むための真空ポンプ11が配される。 前記水分吸着手段2には、排ガス供給系1に接続され内
部にセオライ!・3Aやシリカゲル等の水分吸着剤か充
填される複数の水分吸着塔2jと、該水分吸着塔21の
下部に乾燥空気を供給するための=8− 乾燥空気供給系22と、該乾燥空気供給系22から供給
される乾燥空気を加熱するためのヒーター23と、水分
吸着塔21の」二部から熱風や水蒸気を排出するための
排気系24と、水分吸着塔21を経由した脱水状態の被
吸着ガスを被吸着ガス加圧手段3に移送する被吸着ガス
移送配管25と、該被吸着ガス移送配管25の途中に配
される切り替え弁26と、該切り替え弁26の分岐部と
水分吸着塔21との間を接続する冷却循環用配管27と
、該冷却循環用配管27の途中に配される循環用ポンプ
28とが設けられる。 前記被吸着ガス加圧手段3は、例えばポンプであり、水
分吸着手段2で処理された被吸着ガスを加圧して、パッ
ケージ化吸着手段4に送りだすものである。 前記パッケージ化吸着手段4は、CO7成分を吸着また
は吸収して残りのガス成分を処理済ガスとして通過さゼ
る例えばセオラ・イト4A〜13X、活性炭、水酸化カ
ルシウム反応剤等が充填されて必要に応じて直列及び並
列接続される複数の吸着容器41と、該複数の吸着容器
41を搭載し交換時等に移動させる支持台車42とから
なるものである。 前記吸着度監視手段5は、パッケージ化吸着手段4の下
流と処理済ガス移送配管51を介して接続されて、パッ
ケージ化吸着手段4によるCO2ガスの吸着または吸収
が、正常に実施されているか否かを検出するもので、C
O,ガス濃度か設定値以」二となった場合に作動するC
O2ガス濃度検出器52と、処理済ガス移送配管51の
内部圧力が設定値以」二に達した場合に作動する圧力検
出器53と、処理済ガス移送配管51の流量が設定値以
上になった場合に作動する流量検出器54と、これら複
数の検出器52・53・54が作動した際の信号によっ
て処理済ガス移送配管51による流路を遮断する制御弁
55とを有している。 前記ガスフィードバック系6には、吸着度監視手段5の
処理済ガス移送配管51と被吸着ガス加圧手段3の」玉
流部との間を接続する戻し配管61と、該戻し配管6I
の途中に配されその流路を吸着度監視手段5の作動時に
開放する制御弁62とか配される。 一1〇− 前記吸着バックアップ系7は、パッケージ化吸着手段4
及び吸着度監視手段5の下流に接続され、吸着度監視手
段5における制御弁55の開放時に、パッケージ化吸着
手段4を通過した処理済ガス中のCO2成分を吸着また
は吸収するもので、例えば前述の吸着容器41と同型の
もの等が適用される。 前記オフガス排出系8は、吸着バックアップ系7の下流
に接続され、処理済ガス中のCO2ガスを2段階に除去
した状態で大気放出等の処理するもので、処理済ガスの
圧力を検出する圧力検出器8Iと、該圧力検出器81が
大きな圧力上昇を検出したときに作動して流路を遮断す
る制御弁82とを有している。 このような構成を有している放射化二酸化炭素の吸着設
備であると、放射性廃棄物からのC14核種の抽出と、
I’CO2ガスの生成とによって供給される放射化ガス
(被処理ガス)が、I4c o 2ガス100%の状態
、あるいは14CO2ガスを多量に含み水蒸気や空気成
分が混入した状態で、排ガス供給系1の真空ポンプ11
の作動によって水分吸着手段2に送り込まれる。 水分吸着手段2にあっては、被処理ガスが水分吸着塔2
1を挿通することによって水蒸気が吸着除去され、脱水
状態の被吸着ガスとなって被吸着ガス移送配管25によ
って下流に送られる。そして、水分吸着手段2における
水分吸着塔21の一つの水分吸着除去性能が低下した場
合には、対応する水分吸着塔21の再生処理が下達する
ように行なわれる。 例えば、第1図右側に示す水分吸着塔21によって水分
吸着を引き続き行ないながら、第1図左側に示す水分吸
着塔21を各開閉弁の切り替え等によって水分吸着ライ
ンから分離させた状態で、乾燥空気供給系22及びヒー
ター23を作動させ、熱風を水分吸着塔21の内部に送
り込んで吸水した水分吸着剤Xの水分を蒸発させ、熱風
及び発生水蒸気を排気系24から放出処理することによ
り水分吸着剤を再生させる。この再生後に水分吸着塔2
1の内部の冷却を行なう場合には、ヒーター23を停止
させた状態で乾燥空気供給系22を作動させることによ
っても行なわれるが、少なくとも終期においては、乾燥
空気供給系22及び排気系24を水分吸着塔21と切り
離した状態とし、かつ、切り替え弁26の切り替え作動
及び循環用ポンプ28の作動によって、他の水分吸着塔
21から排出されたCO,ガスを、冷却循環用配管27
から温度の高い水分吸着塔21に送り込む循環をさせ、
水分吸着塔21の内部に残留している空気をCO2ガス
と混合させた状態とし、再生された水分吸着塔21の再
使用時に、残留空気がまとまった状態でパフケージ化吸
着手段4に送り込まれることを防止する。 また、被吸着ガス加圧手段3の作動によって、脱水され
た状態の被吸着ガスを加圧して、パッケージ化吸着手段
4に送り込むことにより、被吸着ガスの吸着または吸収
除去を行なう。 パッケージ化吸着手段4にあっては、被処理ガスが複数
の吸着容器41のC02ガス吸着剤または吸収剤Xを通
過する過程において、被処理ガス中のCO,ガス成分が
吸着または吸収される。被処理ガス中にCO,ガス以外
の空気等の他のガス成分が含まれている場合には、CO
2ガス以外の成分がパッケージ化吸着手段4を吸着また
は吸収されずに通過して、処理済ガスとして処理済ガス
移送配管51によって下流に送り出される。前述の水分
吸着手段2によって、被吸着ガスがその中の水分を除去
した状態でパッケージ化吸着手段4に送り込まれる場合
には、CO2ガス吸着または吸収効率が上昇する。 かかるパッケージ化吸着手段4において、吸着容器41
の吸着または吸収効率が低下した等の理由により、交換
を行なう場合には、支持台車42の操作により個々の吸
着容器41を入れ換える等によって実施される。 吸着度監視手段5においては、処理済ガス移送配管51
の内部の他のガス成分について、定常状態との相違が分
析あるいは検化される。つまり、ガス1虐度検出器52
にあっては、CO2ガス濃度を分析することにより、パ
ッケージ化吸着手段4を通過したガス中に、CO2が含
まれているか否かが検出され、すべてのco、ガスがパ
ッケージ化吸−14= 着手段4て吸着されなかった場合に異常信号を出力し、
圧力検出器53にあっては、ガス圧力の検出によって、
顕著な圧力の増加か生している場合に異常信号を出力し
、流量検出器54にあっては、ガス流量を検出してガス
量の顕著な増加か生した場合に異常信号を出力する。 処理済ガス移送配管5」の移送ガスか正常である場合に
は、吸青度監視手段5か異常検出信号を出力することか
なく、制御弁55の開放状態か保持されて、処理済ガス
か吸着バックアップ系7を経由してからオフガス排出系
8に送り込まれて、大気放出の処理等かなされる。 そして、これらの異常信号か一つでも出力された場合に
は、制御弁55の作動によって処理済ガス移送配管51
を閉塞するとともに、ガスフィードハ。 り系6における制御弁62を開放状態として、異常の認
められたガスを被吸着ガス加圧手段3の上流の被吸着ガ
ス移送配管25に戻して合流させ、パンケーン化吸着手
段4によるCO,ガスの吸着を繰り返すようにする。 また、吸着度監視手段5か異常を検出するまでの間に、
処理済ガス移送配管51によって下流に送られた処理済
ガスは、吸着バックアップ系7を通過することにより、
処理済ガス中のCO2成分の吸着または吸収かなされ、
CO2ガス、つまり、1“C核種がオフガス排出系8に
送り込まれることを防止する。かかる吸着バ、クアソプ
系7にあっても、パッケージ化吸着手段4に準じて吸着
容器41の交換が実施される。
【放射化二酸化炭素の吸着容器の実施例】第2図及び第
3図は、前述したパッケージ化吸着手段4の主要部分で
ある放射化二酸化炭素の吸着容器41の第1実施例を示
すものである。 吸着容器41には、CO2ガス吸着剤または吸収剤Xか
充填される収納容器本体41aと、該収納容器本体4]
aの内部を複数に区画しかつ」1下の一部を空けること
により、ガス流路を形成する流路隔壁 、41bと、該
流路隔壁41bによって区画形成されたガス流路のガス
人口4]、c及びガス出口41dと、収納容器本体41
aの内面に一体に形成されたライニング層41eとか配
設される。 そして、CO2ガス吸着剤または吸収剤Xは、CO2成
分を吸着または吸収して残りのガス成分を通過させると
ともに、同化時に骨材となるかあるいは自身か同化反応
を起こすものか適用される。 水酸化カル7ウム反応剤である場合には、水、Ca(O
H)2、CaOの混合材料等で構成され、CO2ガスを
吸収することによって、 Ca(OH)2+CO2→CaCO3+H7OCaO十
H20+CO3→CaCO3+l]20のような化学反
応が生し、CO2ガスを炭酸カルシウム中に取り込まぜ
て同化状態に導くことができるとともに、CO,ガス以
外のガスはガス吸着剤または吸収剤Xを通過して下流に
送り出される。 なお、水は反応熱によって水蒸気化するため、その下流
に水分吸着手段を別に設置すること等により除去される
。 このように構成されている吸着容器41の内部に、CO
2ガスを含む被処理ガスか送り込まれると、第2図及び
第3図に各矢印で示すように、被処理ガスか流路隔壁4
]bで区画されたガス流路を通過する過程で、ガス流路
に充填されているCO,ガスの吸着または吸収捕捉かな
されて、CO,ガスの除去された残りのガスが、ガス出
口41dから処理済ガスとして排出されて下流に送られ
る。 また、CO,ガス吸着剤または吸収剤がCO。 ガスの吸ikまたは吸収後に、自身の固化反応や他の固
化剤による固化作用に基づいて固化されることにより、
収納容器本体41aの内部全体が固化された固化体とな
って、以後の保管や貯蔵作業の取り扱い性が向上する。 前述したCO,ガスによる化学反応では、炭酸カルシウ
ム同化体とすることができる。 しかして、100核種を閉じ込めた固化体は、放射線の
半減期か5730年に及ぶ長いものであるが、半減期の
短い他の放射性廃棄物の固化体等と区別し、かつ、集積
量を勘案して一時集積保管され、集積量が定量に達した
場合等において、同化体を例えば中地層に埋設する等の
処分か行なわれる。 次いで第4図は、放射化二酸化炭素の吸着容器4■の第
2実施例を示すものである。 該第2実施例においても、吸着容器41には、収納容器
本体41a、流路隔壁41b、ガス人口4]c、ガス出
口41d 、ライニング層4]eが配設され、収納容器
本体4Laの内部にCO,ガス吸着剤または吸収剤Xが
充填されるか、流路隔壁41bの構成材料として金網が
適用され、金網に流通性があるため、第4図に各矢印て
示すように、流路隔壁41bの面と直交する周方向に被
吸着ガスが挿通する断面積の大きな流路が形成され、被
吸着ガスの流量が大きい場合におけるCO2ガス吸着へ
の適用性を高めている。 なお、吸着容器41においては、収納容器本体41aの
ライニング層41eを省略することもてきる。
【発明の効果】
第1の発明、つまり、請求項1に係る放射化二酸化炭素
の吸着設備によれば、”c o 、ガスを含む被吸着ガ
スを加圧してパッケージ化吸着手段に送り込んで、CO
2成分を吸着または吸収して残りのガスを通過させ、か
つ、残りのガスの状況によってCO2ガス吸着の良否を
判別し、異常が認められる場合にこの残りのガスを書間
パッケージ化吸着手段に戻すものであるから、 (1)放射化二酸化炭素をパッケージ化吸着手段によっ
て確実に吸着または吸収させて、吸着設備の系外に排出
さぜることを防止できる。 (2)パッケージ化吸着手段の適用により、吸着剤また
は吸収剤の交換性を高めることができる。 (3)半減期の長しり40核種を半減期の短い他の核種
と分離して保管及び貯蔵処分することができ、管理の容
易性、”C核種の総量規制への対応性、処分基準への適
合性等が得られる。 (4)原子力発電プラントから発生ずる放射性廃棄物の
中で、14Cを核種として含む大部分について適用可能
で応用範囲が大きい。 第2の発明、つまり、請求項2に係る放射化二酸化炭素
d吸着設備によれば、パッケージ化吸着手段及び吸着度
監視手段の下流に、パッケージ化吸着手段を通過した処
理済ガス中のCO,ガス成分を吸着または吸収するバッ
クアップ系を具備するものであるから、第1の発明にお
ける効果に加えて、パッケージ化吸着手段の吸着性能の
低下時や被吸着ガスの成分むら等によって、CO7吸着
性または吸収性が低下した場合や、吸着度監視手段によ
る異常検出遅れ時の1@護を行なって、吸着設備全体の
安全性を向上させることができる。 第3の発明、つまり、請求項3に係る放射化工・  酸
化炭素の吸着設備によれば、パッケージ化吸着手段の上
流に、被吸着ガス中の水分を除去する水分除去手段を具
備するものであるから、第1の発明または第2の発明に
おける効果に加えて、水分を除去した被吸着ガスをパッ
ケージ化吸着手段に送り込んで、匈率の高いCO2ガス
吸着を実施し、かつ、吸着剤または吸収剤の長寿命化を
図ることができる。 第4の発明、つまり、請求項4に係る放射化二酸化炭素
の吸着容器によれば、収納容器本体の内部が流路隔壁で
区画されて、lAt路にCO,ガス吸着剤または吸収剤
か充填されるとともに、CO7ガス吸着剤または吸収剤
か吸着または吸収後に固化されるものであるから、 (1)吸着容器がそのまま同化体となって、長半減期核
種である”Cを固化に基づいて安定性の高い状態に導き
、”C核種の隔離を行なって保管や貯蔵を容易にするこ
とができる。 (2)パッケージ化が容易となり、吸着剤または吸収剤
の交換性を高めることができる。 (3)  Co2ガスの吸着処理とI 40核種の固化
処理とを組み合わせて一連の工程として処理することに
より、取り扱い性を向上させることができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る放射化炭素の吸着設備の実施例を
示す構成ブロック図である。 第2図は本発明に係る放射化炭素の吸着容器の第1実施
例を示す一部を切欠した状態の斜視図である。 第3図は本発明に係る放射化炭素の吸着容器の第1実施
例を示す正断面図である。 =22− 第4図は本発明に係る放射化炭素の吸着容器の第2実施
例を示す一部を切欠した状態の斜視図である。
【符号の説明】
]・・・・・・排ガス供給系(放射化ガス供給系)、2
・・水分吸着手段、3  被吸着ガス加圧手段、4・・
・・・・パッケージ化吸着手段、5  吸着度監視手段
、6  ガスフィードバック系、7吸fflハツクアツ
プ系、8・・ オフガス排出系、11・・・・・真空ポ
ンプ、21   水分吸着塔、22   乾燥空気供給
系、23・・ヒーター、24・・・排気系、25・ 接
続配管、26 −切り替え弁、27   冷却循環用配
管、28・・・・・・循環用ポンプ、41・・吸着容器
、Lla収納容器本体、4Ib   流路隔壁、41c
   ・ガス入口、41d   ガス出口、4]e  
 ライニング層、42・・・・支持台車、5I   処
理済ガス移送配管、52・・・ガス濃度検出器、53・
 ・圧力検出器、54・・・流量検出器、55   制
御弁、61   戻し配管、62・制御弁、81  ・
圧力検出器、82・ ・制御弁、X・・CO2ガス吸着
剤または吸収剤。 出願人  石川島播磨重工業株式会社 41b  41d  41b

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】^1^4CO_2ガスが含まれる被吸着ガ
    スを加圧して送り出す被吸着ガス加圧手段と、該被吸着
    ガス加圧手段に接続されCO_2成分を吸着または吸収
    して残りのガス成分を通過させるパッケージ化吸着手段
    と、該パッケージ化吸着手段の下流に接続され前記残り
    のガスの状況によってパッケージ化吸着手段のCO_2
    吸着の良否を判別する吸着度監視手段と、該吸着度監視
    手段に接続されCO_2吸着不良検出時に作動させられ
    てパッケージ化吸着手段の排出ガスを被吸着ガス加圧手
    段の上流に戻すガスフィードバック系とを具備すること
    を特徴とする放射化二酸化炭素の吸着設備。
  2. 【請求項2】パッケージ化吸着手段及び吸 着度監視手段の下流に、パッケージ化吸着手段を通過し
    た残りのガス中のCO_2成分を吸着または吸収する吸
    着バックアップ系を具備することを特徴とする請求項1
    記載の放射化二酸化炭素の吸着設備。
  3. 【請求項3】パッケージ化吸着手段の上流 に、被吸着ガス中の水分を除去する水分吸着手段を具備
    することを特徴とする請求項1または2記載の放射化二
    酸化炭素の吸着設備。
  4. 【請求項4】CO_2ガス吸着剤または吸収剤が充填さ
    れる収納容器本体と、該収納容器本体の内部を複数に区
    画してガス入口からガス出口までのガス流路を形成する
    流路隔壁とを具備し、CO_2ガス吸着剤または吸収剤
    がCO_2ガスの吸着または吸収後に固化されることを
    特徴とする放射化二酸化炭素の吸着容器。
JP31747190A 1990-11-21 1990-11-21 放射化二酸化炭素の吸着設備及び吸着容器 Expired - Lifetime JP2959116B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011047794A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Taisei Corp 排気システム及び排気方法

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