JPH0418582Y2 - - Google Patents

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JPH0418582Y2
JPH0418582Y2 JP1983123619U JP12361983U JPH0418582Y2 JP H0418582 Y2 JPH0418582 Y2 JP H0418582Y2 JP 1983123619 U JP1983123619 U JP 1983123619U JP 12361983 U JP12361983 U JP 12361983U JP H0418582 Y2 JPH0418582 Y2 JP H0418582Y2
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catheter
inner needle
connector
needle
hub
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JP1983123619U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の背景 技術分野 本考案は、透析、輸液等に使用する血管内留置
針に関するものである。
従来技術およびその問題点 従来の血管内留置針を第1図a,b、第2図お
よび第3図に示す。
血管内留置針は、第1図aに示すように、内針
1、内針ハブ2、耐漏血性フイルターを有するキ
ヤツプ3からなる内針組立体Aと、第1図bに示
すように、カテーテル4、カテーテルハブ5、連
結管6、コネクター7、シールキヤツプ8からな
るカテーテル組立体Bとを組合せてカテーテル4
内に収容し、内針1の先端1aがカテーテルの先
端より突出するように構成されている。
次に、この血管内留置針の使用方法を簡単に説
明すると、まず内針1を血管等に穿刺し、この内
針1をガイドとしてカテーテル4を血管内に挿入
する。その後内針1の先端をシールキヤツプ8位
置まで後退させ、カテーテル組立体Bの連結管6
を鉗子等でクランプさせた後、内針組立体Aを完
全に抜去する。そして、シールキヤツプ8をはず
し、コネクター7に人工透析器等の回路チユーブ
を接続するものである。
従来の血管内留置針では、カテーテルハブ5
と、連結管6、コネクター7との連結は、第2図
に示すように硬質樹脂よりなるカテーテルハブ5
およびコネクター7に可撓性を有するチユーブか
らなる連結管6を被冠させたものが一般的であつ
た。この場合、連結管6をクランプした場合に、
カテーテルハブ5の端部5a部分に接する連結管
6に切れ目が生ずることがあつた。
また、カテーテルハブ5に連結管6は単に被冠
されているのみであり、何らかの要因で連結管お
よびコネクター7で連結されている回路チユーブ
が引張られた場合連結管6がカテーテルハブ5ま
たはコネクター7よりはずれるおそれがあつた。
次にカテーテルハブ5およびコネクター7と連結
管6との連結方法としては、第3図に示すよう
に、カテーテルハブ5およびコネクター7内に連
結管6を挿入し、接着するという形態もある。こ
の場合においては、連結管6をクランプした時カ
テーテルハブ5およびコネクター7と連結管との
連結部5bにおいて、両者の硬度差のため空隙が
生じ、両者が剥離することがあつた。また、両者
を接着している接着剤が溶出するおそれもあつ
た。
考案の目的 本考案の目的は、上述した問題点を解決した血
管内留置針を提供することにある。
上記目的を達成する血管内留置針は、内針と該
内針の基端を支持する内針ハブとを有する内針組
立体と、該内針を挿通するカテーテルと該カテー
テルの後端を支持するカテーテルハブとを有する
カテーテル組立体とからなる血管内留置針におい
て、前記カテーテルハブは、可撓性合成樹脂材料
にて一体的に形成されており、そして、カテーテ
ルを支持するための肉厚部であるカテーテル支持
部と、該カテーテル支持部と連続する肉薄部であ
る一時止血部と、該一時止血部と連続する肉厚部
であるコネクター部とを有し、さらに、前記カテ
ーテル支持部と前記一時止血部との間は、一時止
血部方向に向かつて徐々に肉薄となつており、ま
た、前記一時止血部と前記コネクター部との間
は、コネクター部方向に向かつて徐々に肉厚とな
つており、そして、前記コネクター部には、着脱
自在であり、かつ、前記内針を液密状態で挿通す
る挿通口を有するシールキヤツプが取り付けられ
て血管内留置針である。さらに、前記カテーテル
ハブは、内径がほぼ均一であることが好ましい。
考案の具体的説明 本考案の血管内留置針を第4図ないし第5図に
示す好適実施例を用いて具体的に説明する。
本考案の血管内留置針は、内針組立体Aとカテ
ーテル組立体Bとからなる。
内針組立体Aは、中空の内針1と内針の基端を
支持する内針ハブ2を有している。内針1の先端
は、穿刺できる形状になつている。そして、内針
ハブ2の後端には、耐漏血性フイルターを有する
キヤツプ3を設けることが好ましい。次に、カテ
ーテル組立体Bはカテーテル4とカテーテル4の
基端を支持するカテーテルハブ5を有している。
カテーテルハブ5は、可撓性合成樹脂材料の一体
成形物である。可撓性合成樹脂材料としては、ポ
リウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリ塩化
ビニル樹脂、スチレン・ブタジエン・スチレン共
重合樹脂等を用いることができる。カテーテルの
支持を第5図に示すように金属リング20を用い
て行う場合には、ポリウレタンが好ましい。ポリ
ウレタンは、熱変形温度が高く、経時変形が少な
くさらに高い弾性を有しているからである。そし
て、カテーテルハブ5はカテーテル支持部9、一
時止血部10、コネクター部11、の3つの部分
を有している。カテーテル支持部9は、可撓性合
成樹脂材料の肉厚部からなつており、カテーテル
4を支持している。
カテーテル支持部9の肉厚は、ポリウレタン
(ポリオールがPTMG(ポリテトラメチレンエー
テルグリコールとし、イソシアネート基を有する
化合物がTDIまたMDIであるポリウレタン樹脂)
を用いた場合0.5mm以上(硬度としてシヨアーD
硬度52〜57程度)有することが好ましい。カテー
テルを確実に支持できるからである。カテーテル
支持の形態としては、公知のいずれの方法も用い
られるが、接着剤を用いることなくかつ、確実に
支持できるものとして第5図に示す金属リング2
0を用いることが好ましい。またカテーテルハブ
の外観形状としては、一部に平坦面を有する円筒
状が好ましい。平坦面において腕等への固定が容
易となるからである。さらに固定を容易にするた
めに、固定翼15を設けてもよい。そして、この
カテーテル支持部9と連続して肉薄部となつてい
る一時止血部10が設けられている。カテーテル
支持部9と一時止血部10との連続部分12は、
徐々に肉薄となつていることが好ましい。急激な
肉厚の差があると、その差の部分での折れ曲がる
可能性があるからである。この一時止血部の厚み
は、ポリウレタンを用いた場合0.3mm〜0.8mm程度
で特に0.4〜0.7mm程度であることが好ましい。0.4
mm以上であると、クランプした場合切れ目等を生
じることがなくまた、0.8mm以下であれば鉗子に
よりクランプした時に閉塞不良また閉塞に過大な
力を必要とすることがなく好ましいからである。
尚、上記数値は、ポリウレタンにおいてもその重
合度等によつて相違し、定性的なものではない。
そして上記一時止血部10から連続してかつ肉厚
部となつているコネクター部11が設けられてい
る。一時止血部10とコネクター部11との連続
部13も上述の通り徐々に肉厚となつていること
が好ましい。そして、コネクター部11は肉厚部
からなることにより、一定の硬度(シヨアーD硬
度55以上)を有していることが好ましい。これ
は、人工腎臓等の回路チユーブとの接続を確実か
つ容易にするためのものである。コネクター部の
肉厚としては、ポリウレタンを用いた場合0.9mm
以上(硬度としてシヨアーD硬度55以上)である
ことが好ましい。そして、上記コネクター部11
の後端には、シールキヤツプ8が設けられてい
る。シールキヤツプ8は、着脱自在とされてい
る。そして、シールキヤツプ8は、内針1を液密
状態で挿通する挿通口14を有している。さら
に、内針1を上記挿通口14に挿通した状態でシ
ールキヤツプ8とコネクター部11に装着した場
合両者が液密状態となるように構成されている。
これは、血管内留置針を血管に穿刺後、内針をシ
ールキヤツプの位置まで後退させた時に、シール
キヤツプ8とコネクター部11との間より血液が
漏出するのを防止するためである。次に、カテー
テルハブ5の内部形状について説明する。カテー
テルハブ5は、全体にわたつて内壁に突起、段差
等のないことが好ましい。
それは、内壁の段差部において、血液を流入し
た場合、偏流、滞流等を生じ血栓等が発生する可
能性があるからである。よつて、内壁面が均一つ
まり、内径がほぼ均一であることが好ましい。ま
た内径がほぼ均一でなくても、カテーテルハブ後
端方向に拡がるテーパー状であつてもいい。そし
て、カテーテルハブ5の成形方法としては、溶液
状の可撓性合成樹脂(例えばポリウレタン)を射
出成形する等により容易に行える。
実施例 1 可撓性合成樹脂材料として、ポリオールを
PTMGとし、イソシアネート基を有する化合物
がMDIであるポリウレタンを用いて、カテーテ
ルハブを成形した。
カテーテル支持部の肉厚 0.8mm 一時止血部の肉厚 0.6mm コネクター部の肉厚 1.0mm のカテーテルハブを成形した。このカテーテルハ
ブを用いた本考案血管内留置針によれば、カテー
テルの支持もよく、さらにクランプを行つても切
れ目等が発生しなかつた。
本発明の具体的作用 本考案の血管内留置針の作用を説明する。ま
ず、内針1を血管に穿刺し、この内針1をガイド
としてカテーテル4を血管内に挿入する。内針1
の血管への穿刺は、血液が内針1内を通つて内針
ハブ2の内針の後端より流出することで判断でき
る。また、流出した血液は、内針ハブ2の後端に
設けられたキヤツプ3の耐漏血性フイルターによ
り血液が外部に漏出することは防止されている。
そしてカテーテル4が血管内に挿入された後、内
針1の先端をシールキヤツプ8の位置まで後退さ
せる。次に、一時止血部10を鉗子等でクランプ
した後、内針1を完全にカテーテル組立体Bから
抜去した後、コネクター部11に透析回路チユー
ブ(図示しない)と接続する。
考案の具体的効果 本考案の血管内留置針は、内針と該内針の基端
を支持する内針ハブとを有する内針組立体と、該
内針を挿通するカテーテルと該カテーテルの後端
を支持するカテーテルハブとを有するカテーテル
組立体とからなる血管内留置針において、前記カ
テーテルハブは、可撓性合成樹脂材料にて一体的
に形成されており、そして、カテーテルを支持す
るための肉厚部であるカテーテル支持部と、該カ
テーテル支持部と連続する肉薄部である一時止血
部と、該一時止血部と連続する肉厚部であるコネ
クター部とを有し、さらに、前記カテーテル支持
部と前記一時止血部との間は、一時止血部方向に
向かつて徐々に肉薄となつており、また、前記一
時止血部と前記コネクター部との間は、コネクタ
ー部方向に向かつて徐々に肉厚となつており、そ
して、前記コネクター部には、着脱自在であり、
かつ、前記内針を液密状態で挿通する挿通口を有
するシールキヤツプが取り付けられているので、
カテーテル支持部およびコネクター部と一時止血
部間に接続箇所がないため、クランプ時に接続箇
所にき裂等生ずることがなく、また、何らかの原
因でカテーテルハブが引張られてもカテーテル支
持部およびコネクター部と一時止血部間で抜去す
ることがない。さらに、接着剤を用いていないの
でその溶出のおそれもない。そして、カテーテル
支持部およびコネクター部と一時止血部間の接続
部がなくなつたため全体を小型にでき腕等への固
定が容易となり、さらに透析等に用いた場合、対
外循環血液量を減少させることができる。さら
に、この血管内留置針では、前記カテーテル支持
部と前記一時止血部との間は、一時止血部方向に
向かつて徐々に肉薄となつており、また、前記一
時止血部と前記コネクター部との間は、コネクタ
ー部方向に向かつて徐々に肉厚となつているの
で、それぞれの中間部分において極端な肉厚の変
化がなく、極端な肉厚の変化に起因するカテーテ
ルハブの折れ曲がりを防止している。
さらに、前記カテーテルハブの内径がほぼ均一
であれば、段差等がないため血液を流入させた場
合偏流、滞流等が生ずることがなく、血栓等の発
生が防止でい好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の血管内留置針を示す図面、第2
図、第3図は従来の血管内留置針の部分断面図、
第4図は本考案の血管内留置針の全体図、第5図
は本考案の血管内留置針の部分断面図である。 1……内針、2……内針ハブ、3……キヤツ
プ、4……カテーテル、5……カテーテルハブ、
6……連結管、7……コネクター、8……シール
キヤツプ、9……カテーテル支持部、10……一
時止血部、11……コネクター部、12,13…
…連結部、14……挿通口、A……内針組立体、
B……カテーテル組立体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内針と該内針の基端を支持する内針ハブとを
    有する内針組立体と、該内針を挿通するカテー
    テルと該カテーテルの後端を支持するカテーテ
    ルハブとを有するカテーテル組立体とからなる
    血管内留置針において、 前記カテーテルハブは、可撓性合成樹脂材料
    にて一体的に形成されており、そして、カテー
    テルを支持するための肉厚部であるカテーテル
    支持部と、該カテーテル支持部と連続する肉薄
    部である一時止血部と、該一時止血部と連続す
    る肉厚部であるコネクター部とを有し、さら
    に、前記カテーテル支持部と前記一時止血部と
    の間は、一時止血部方向に向かつて徐々に肉薄
    となつており、また、前記一時止血部と前記コ
    ネクター部との間は、コネクター部方向に向か
    つて徐々に肉厚となつており、そして、前記コ
    ネクター部には、着脱自在であり、かつ、前記
    内針を液密状態で挿通する挿通口を有するシー
    ルキヤツプが取り付けられていることを特徴と
    する血管内留置針。 (2) 前記カテーテルハブは、内径がほぼ均一であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の血管内
    留置針。
JP12361983U 1983-08-09 1983-08-09 血管内留置針 Granted JPS6032940U (ja)

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JP12361983U JPS6032940U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 血管内留置針

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JPS6032940U JPS6032940U (ja) 1985-03-06
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005080962A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Enomoto Co Ltd 留置針及びカテーテル用内針
JP4661240B2 (ja) * 2004-02-26 2011-03-30 ニプロ株式会社 安全留置針

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753566Y2 (ja) * 1979-02-20 1982-11-19
JPS5889052U (ja) * 1981-12-10 1983-06-16 テルモ株式会社 血管内留置針

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JPS6032940U (ja) 1985-03-06

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