JPH0418521A - マイクロカプセフ型調光素子 - Google Patents

マイクロカプセフ型調光素子

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JPH0418521A
JPH0418521A JP12154090A JP12154090A JPH0418521A JP H0418521 A JPH0418521 A JP H0418521A JP 12154090 A JP12154090 A JP 12154090A JP 12154090 A JP12154090 A JP 12154090A JP H0418521 A JPH0418521 A JP H0418521A
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transparent
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microcapsules
light control
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JP12154090A
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English (en)
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Koetsu Hibino
光悦 日比野
Kazuo Toshima
和夫 戸島
Naoki Nakamura
直樹 中村
Arimitsu Usuki
有光 臼杵
Shigeto Tatsuta
成人 龍田
Miharu Hirose
美治 広瀬
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば、透過型のサンシェードとしても利用
することができるマイクロカプセル型調光素子に関する
[従来の技術] 従来の調光素子を例えば自動車のフロントガラスやりャ
ガラスにサンシェードとして組み込み使用する場合、強
度を向上するため、対向する透明板間に、透明電極と接
して挟持される透明樹脂層に分散される透明マイクロカ
プセル内に液晶を封入した液晶方式のものや、分散媒と
分散媒中に分散された偏光性物質を封入した粒子分散方
式のものを用いることが考えられる。
また、従来、特公昭57−25811号公報にはマイク
ロカプセルを用いた表示素子が開示され、特公昭55−
13011号公報には光透過量を変える表示素子が開示
され、特開平1−267525号公報には多色表示素子
が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] 前記従来のマイクロカプセル型調光素子を、例えば自動
車のフロントガラスあるいはりャガラスにサンシェード
として組み込み使用した場合、電圧非印加時に遮光とし
、電圧印加時に採光とすることができるが、入射光の透
過率を、電圧非印加時と電圧印加時とで変化(調光)V
ることができない。また採光しようとして電圧を印加し
た時にマイクロカプセルの表面で入射光が散乱しヘーズ
(10%程度のヘーズ値)を発生させるため、表示部で
曇り、視界が不鮮明となる。なお、前記ヘズは透明基板
、透明電極、透明樹脂層等の表面でも発生する。
また、特公昭57−25811号公報に開示されたもの
は、正に帯電した一方の面と、負に帯電した他方の面を
異なる色に着色したエレクトレットを液体とともにマイ
クロカプセル中に封じて、外部電界により180°反転
させることにより2色に変化できるが、入射光を反射さ
せる方式であり、透過型のサンシェードとしては使用で
きない。
なお、特公昭55−13011号公報に開示されたもの
は、光透過量を変えることができるが、セル内の流体懸
濁液が電界または磁界の作用時に、熱勾配を発生させて
セル内に流体懸濁液流を発生させる手段を必要とし、表
示素子全体が複雑となることや、熱勾配が素早く得られ
ないので2色変化の切替の応答性が悪くサンシェードと
しては適さない。
また、特開平1−267525号公報に開示されたもの
は、透明基板上の透明電極に一種類または多種類の色彩
の電気泳動粒子を付着させて着色表示するものであるた
め、透過型のサンシェードとしては使用できない。
本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので例えば、
自動車のサンシェードにも用いることができ、電圧非印
加時と電圧印加時にそれぞれ入射光の透過率を変化でき
、ヘーズを減少させたマイクロカプセル型調光素子を提
供することを目的とする。
1課題を解決するための手段] マイクロカプセル型調光素子は、間隔を隔てて互いに対
向する透明基板と、 該透明基板の互いに対向する表面にそれぞれ形成された
透明電極と、 該透明電極と接して該透明基板の間に挟持され2色性染
料が添加された液晶あるいは分散媒と該分散媒中に分散
された偏光性物質を封入した透明マイクロカプセルを含
む透明樹脂層とよりなり、透明基板、透明電極、透明樹
脂層及び透明マイクロカプセルの外殻の少なくともひと
つは、M色されていることを特徴とする。
透明基板は、例えば樹脂フィルム、無機ガラス板、樹脂
ガラス板等を用いることができる。また透明基板は、自
動車のフロントガラスやリヤガラスの形状を備えた無機
ガラス板や樹脂カラス板で形成することもできる。
対向する透明電極は、それぞれの透明基板の互いに対向
する表面に直接形成したITO(インジウム−チン−オ
キサイド)、二酸化錫等の透明導電性材料を用いること
ができる。
透明樹脂層は、その層中に分散された後で述べる透明マ
イクロカプセルを0.5〜10wt%程度に一体的に保
持するとともに、対向する透明電極間に、例えば一対の
透明基板に挟持される。
透明基板、透明電極、透明樹脂層及び透明マイクロカプ
セルの外殻の少なくともいずれかひとつのものは着色し
て着色透明状態のものとして用いられる。前記着色には
、種々の色彩のうち、目的に応じた色彩をもつ着色剤を
用いることができる。
また、着色剤として例えば水溶性有機顔料や、水溶性有
機染料などを用いることができる。
また、前記着色剤は、透明マイクロカプセル内に封じ込
められ後でjホベる液晶に添加される2色性染料の色彩
や、偏光性物質がもつ色彩あるいは偏光性物質を着色覆
る着色剤の色彩と、互いに異なる色彩のものを種々、組
合わせて用いたり、同じ色彩のものを用いたりすること
ができる。なお、互いに異なる色彩を選択した場合には
、電圧非印加時の入射光は両者の混合色に着色される。
また、互いに同じ色彩を選択した場合には、電圧非印加
時と電圧印加時の入射光は同じ色彩で濃淡に着色される
透明樹脂層は、例えばポリビニルブチラール等の透明樹
脂により形成された厚さ0.2〜1.0mmのシート状
のものや板状のものが使用できる。
また透明樹脂層を形成する透明樹脂材料は、透明基板間
に介在されその破損を防止する中間樹脂層と異なる材料
や同じ材料を用いることができる。
透明マイクロカプセルは、直径が数μm〜50μmより
なり、着色された透明外殻でおる透明膜壁により形成さ
れた微小空間内に、2色性染料が添加された液晶を封じ
込めたものや、分散媒と、偏光性物質とを封じ込めたも
のが用いられる。透明マイクロカプセルは、前記樹脂層
中に分散され封じ込められて保持されて対向する透明基
板に覆われる際、この透明基板との接触による損傷を防
ぐため前記透明樹脂層の厚みよりも小さいことが好まし
い。
液晶は、ネマチック液晶が用いられ、液晶に添加された
2色性染料としては、使用目的とする色彩、例えばアゾ
メチン系(黄色)、アン]・ラキノン系(赤紫色)、ア
ゾ系(橙色)、メロシアニン系(青緑色)の色素を用い
ることができる。
分散媒は、例えば液状フタル酸エステルを単独で用いる
ことができる。また、液状フタル酸エステルは、界面活
性剤と酸化防止剤とのうち、いずれか一方あるいは両方
を組合せて用いることか好ましい。
偏光性物質は、透明マイクロカプセルの単位毎に前記分
散媒中に分散され使用される針状、根状等の結晶粒子で
、例えばジヒドロシンコニジン硫酸塩化ヨウ化物が使用
できる。この偏光性物質は、それ自体が使用目的とする
色彩をもつものや、染料、顔料により使用目的とづる色
彩に着色されたものを用いることができる。
[作用及び効果] マイクロカプセル型調光素子によれば、透明基板、透明
電極、透明樹脂層及び透明マイクロカプセルの外殻の少
なくともひとつは、着色されている。
このため、入射光は、透明基板、透明電極、前記透明樹
脂層及び透明マイクロカプセルの外殻等を透過したとき
いずれか一方に着色されるとともに、透過率を減少させ
る。ここにおいて、電圧非印加時には、透明マイクロカ
プセル内の液晶と偏光性物質は、ランダム状態となるた
め、これにより入射光の一部が吸収されて2色性染料あ
るいは偏光性物質の色素に着色されるので入射光は、前
記透明基板、透明電極、透明樹脂層及び透明マイクロカ
プセルの外殻等の少なくともひとつの色彩との混合色に
着色された着色透過光となり透過率が低くなる。
また電圧印加時には、透明マイクロカプセル内の液晶あ
るいは偏光性物質は、配向状態となるため、入射光はこ
れらの配向間隙を透過し、かつ透明基板、透明電極、透
明樹脂層及び透明マイクロカプセルの外殻等の少なくと
もひとつの色彩に着色された着色透過光となり前記電圧
非印加時より透過率が高くなる。
従って、本発明の調光素子は、電圧非印加時と電圧印加
時とで入射光が異なる色彩に着色されあるいは透過率を
変化させることができる。さらに前記2色変化すること
で調光素子の意匠性を向上させることができ、サンシェ
ードに適するものとなる。
また、入射光の一部は透明基板、透明電極、透明樹脂層
及び透明マイクロカプセルの外殻の少なくともひとつに
着色された色彩により吸収されて散乱(乱反射)が減少
され、4ノーンシエードとして使用時のへイズを低下す
ることができるので視認性が向上できる。
なお、本発明のマイクロカプセル型調光素子では、液晶
あるいはサスペンションを月じ込めた透明マイクロカプ
セルが透明樹脂層に分散されこの透明樹脂層は、第1、
第2透明基板間に挟持されているので破損しにくく、ま
た一部が破損した場合であっても、各透明マイクロカプ
セル毎に液晶あるいはサスペンションを備えているので
、その一定量が保持でき、調光素子としての機能が損わ
れることがない。また製造時におりるカラス間のキャッ
プの調整か容易となるとともに、セルの面積が大きくな
ることによる透明基板の変形ヤソリなどの構造上の問題
を低減することができる。
[実施例] (実施例1) 本実施例1のマイクロカプセル型調光素子A(以下、調
光素子と称す)は、斜視として示す第6図及び断面で示
す第7図のように自動車のフロントガラスBのサンシェ
ードとして用いられる。
この調光素子△は、断面として示す第1図のように、互
いに所定間隔を隔てて対向して配設された第1透明基板
1及び第2透明基板2と、前記第1透明基板1の内側表
面10及び第2透明基板2の内側表面20に形成された
第1透明電極3及び第2透明電極4と、前記第1透明電
極3及び第2透明電極4と接するとともに前記第1透明
基板1及び第2透明基板2の間に挟持された透明樹脂層
5と、前記透明樹脂層5に含有された透明マイクロカプ
セル6とよりなる。
第1透明基板1及び第2透明基板2は、透明なガラス板
からなる。また、第1透明電極3及び第2透明電極4は
、互いに対向する第1透明基板1及び第2透明基板2の
内側表面10及び20に真空蒸着により形成された厚ざ
3002のITOよりなり、前記第1透明基板1の内側
表面10側より第2透明基板2の内側表面20側への光
の透過方向に対してほぼ垂直な面状となっている、いわ
ゆる面状電極と称される。なお、第1、第2透明電極3
及び4には、互いに対向する面の端部に印加電圧を伝達
するための導電性テープ7.7が接着されている。また
この導電性テープ7.7は交流電源70及び開閉装置7
1を備えた電気回路72に接続されるとともに、第1、
第2透明基板1.2の端部間に充填された囲路の絶縁性
シール部材により固定保持されている。
透明樹脂層5は、ポリビニルブチラール(PVB)より
なり、黄色の水溶性有機顔料(ピグメントイエロー10
0)が0.05W1%添加され着色された黄色の透明体
となっている。この透明樹脂層5は、透明マイクロカプ
セル6を多数含んだ状態で前記第1透明基板1及び第2
透明基板2の間に挟持され保持されている。
透明マイクロカプセル6は、透明膜壁60と、この透明
膜壁60に封じ込められた液晶61と、この液晶61に
混入された2色性染料62とよりなる。前記透明膜壁6
0は、黄色の水溶性有機顔料(ピグメントイエロー10
0)が後で述べるように0.05W↑%添加され黄色に
着色されている。また前記液晶61としては、ネマチッ
ク液晶(メルク社製 ZLI−1840)が用いられて
いる。2色性染料62としては、青色の2色性染料(三
井東圧化学製 M137)が用いられ、前記液晶61に
0.5W1%が添加されている。
次に前記透明マイクロカプセル6の製造工程を第5図に
基づいて説明する また、予め原料として前記青色の2色性染料が0.5W
1%添加された液晶−クロロホルム溶液10qと、黄色
の水性有機顔料(ピグメントイエロー100>が0.0
5wt%添加されたゼラチン8%水溶液15m51!及
びアラビアゴム8%水溶液15rrlの混合液とが用意
される。そしてこれ等の各原料は、第5図に示されるよ
うに順次乳化工程、PH調整工程、複合コアセルベーシ
ョン工程、冷却工程を経て透明膜壁60が黄色で、青色
の2色性染料62が添加された液晶61を備えた透明マ
イクロカプセル6が1qられる。
なお、前記乳化工程で乳化された原料には、40′Cの
蒸溜水60m1が加えられ、PH調整工程でPH4,、
Oに調整された後、さらに40℃の蒸溜水100dが加
えられる。また、複合コアセルベーション工程後の原料
には30%ホルマリン11n!!が加えられ、冷却工程
で5°Cにまで冷却される。
得られたマイクロカプセル6aは、乾燥後、顔料(ピグ
メントイエロー100>を0.05wt%添加したポリ
ビニルブチラール膜に埋込んだ。
そして、2枚のITO付きガラス板の中へ上記のポリビ
ニルブチラール膜を封入し、調光素子Aを作製した。こ
の調光素子Aは、第7図に示されるように自動車のフロ
ントガラスBの外側ガラスB1と内側ガラスB2どの間
に、中間膜Cを形成するポリビニルブチラールとともに
挟持され、いわゆる安全ガラスに組み込まれたものとな
る。
実施例1の調光素子Aは、第1図に示される第1透明電
極3及び第2透明電極4とに電圧が印加されない電圧非
印加時に、透明マイクロカプセル6の液晶61は、ラン
ダムな状態となっている。
これに伴って2色性染料62の方向も同じものとなる。
そして2色性染料62の青色が見えるとともに、調光素
子Aへの入射光R1は、前記2色性染料62の青色と、
透明膜壁60の黄色と、透明樹脂層5の黄色との混合色
(緑色)に着色された透過光R2となる。このとき例え
ば入射光R1の光量を100とした場合の透過光R2の
光量は30となり減光され、入射光R1の透過率は30
%となる。
そして第1透明電極3及び第2透明電極4にAC20V
の電圧が印加されると、透明マイクロカプセル6の液晶
61は、電界方向に平行な配向状態となり、これに伴っ
て2色性染料62の方向も変わる。そして2色性染料6
2に青色が見えず透明となるため調光素子Aへの入射光
R1は、透明膜壁60の黄色と、透明樹脂層5の黄色に
着色された透過光R2となる。このときの入射光R1の
透過率は前記電圧非印加時の透過率30%より高い50
%となる。
このため調光素子へは、電圧非印加時に透明な緑色に表
示され、かつ、入射光R1の透過光量を減少させサンシ
ェードとして役立つ。そしてこの調光素子Aは、電圧印
加時に、青色透明から黄色透明へすばやく変色し、可逆
的な応答を示し、かつ入射光R1の透過光量を前記電圧
印加時にり増加させたサンシェードとして役立つ。
また、実施例1の調光素子Aによればサンシェードとし
て用いた場合に発生するヘーズを減少できる。すなわち
、透明マイクロカプセル6の表面での入射光R1の散乱
は、入射光R1の一部が着色された透明膜壁60の色素
で吸収されることにより低下でき、散乱によるヘイズを
減少させ、サンシェードの曇りを防止できる。従って視
認性が向上できる。またガラスをハンマーで破損させた
場合もガラスおよび液が飛散せず安全カラスの機能も具
備していた。
(実施例2) 本実施例2のマイクロカプセル型調光素子A1(以下、
調光素子と称す)は、透明マイクロカプセル6aの構成
が前記実施例1の透明マイクロカプセル6と異なる以外
は、実施例1と同じである。
すなわち、前記透明マイクロカプセル6aは、実施例1
の透明マイクロカプセル6の透明膜壁60に封じ込めら
れた液晶61と青色の2色性染料の代りに、分散媒61
aと青色の色彩をもつ偏光性物質62aを、黄色に着色
された透明膜壁60aに封じ込めたものである。
そして前記黄色に着色された透明膜壁60a内には、ジ
トリデシルフタレートを主とする分散媒60と、主とし
てジヒドロシンコニジン硫酸塩化ヨウ化物針状結晶より
なる偏光性物質62aとが封入されている。
以下に透明マイクロカプセル6aの作成方法を詳細に説
明する。
まず500CCのエルレンマイヤーフラスコに水168
.0g、97%硫酸15.0g、シンコニジン40.O
Q、及び塩化パラジウムの2%水溶液150ccを磁力
撹拌機で撹拌しながら挿入した。
フラスコ中の空気は、水柱80〜1000mの加圧下に
挿入する水素で置換した。水素化反応はパラジウムが完
全に還元されるまで緩慢に進行し、この間充分に撹拌し
た。
反応生成物をパラジウムから濾別し、撹拌しながら水6
00ccに希釈した。反応生成物に充分な撹拌下に約2
50の50%苛性ソーダを急激に加えてPH9〜ゴOに
した。そのtU10分間撹拌を続けた。ジヒドロシンコ
ニジンの無定形結晶を真空濾過し、水で充分に洗浄した
。次いで生成物をできるだけ水分がなくなるまでつき固
めてから、広げて空気中で乾燥した。生成物は50%エ
タノール水から0〜2℃で8〜10時間結晶させた。
生成物は濾別して最少量の50%冷エタノール水テ洗浄
し82℃で4時間乾燥してジヒドロシンコニジンを1q
た。
ジヒドロシンコニジン3.06Ω、97%硫酸0.60
G、2−エトキシエタノール20.0g、水10.OQ
の溶液と、ニトロセルロース14゜17q、2−エトキ
シエタノール28.35g、トリクレジルフォスフェー
ト10.OQの溶液を混合し、よく撹拌した。この溶液
にヨウ化カルシウム0.40Q、ヨウ素3.04Q、n
−プロパツール12.Oca、l〜リクレジルフtスフ
エート35.0gの溶液を一気に加え、激しく撹拌した
30分の撹拌後、液をガラス板上に広げて揮発性成分を
除去した。
このペース1〜状物質100CIをトリルアセテート1
50C1中に入れ、超音波でよく分散させて懸濁液を作
製した。
そして、この懸濁液を株式会社日立製作所製高速冷却遠
心器タイプ5CR20B、RPR−2020−タを用い
、18000回転/分(遠心加速度、39917g>で
30分遠心分離をし、上澄み液を捨てた。
さらに沈澱物を2000回転/回転速心加速度、4、9
2 g>で5分間遠心分離し、沈澱物を捨てた。
この上澄み液を18000回転/分で30分間遠心分離
をし、沈澱物を回収した。この沈澱物にジトリデシルフ
タレート60Ωを加え、超音波で分散させた。その後、
ドデカン40Qを加えよく混合させサスペンションを得
た。そして本実施例2の場合には、実施例1の液晶−ク
ロロホルム溶液10gの代りに、前記得られたサスペン
ションの内、10gを使用する以外は、実施例と同様第
12図の示すように乳化工程、PH調整工程、複合コア
セルベーション工程、冷却工程を経てマイクロカプセル
化させる。そして透明膜壁60aが黄色で、分散媒61
と分散媒61a中に分散し青色の偏光性物質62aを備
えた透明マイクロカプセル6aが1qられる。得られた
透明マイクロカプセル6aは、乾燥後、顔料(ピグメン
トイエロ100)を0.05wt%添加したポリビニル
ブチラール膜に埋込んだ。そして、2枚のITO付きガ
ラス板の中へ上記のポリビニルブチラールを封入し、第
8図に示されるように、調光素子A1が作製され、実施
例1と同様に使用される。
実施例2の調光素子A1は、第8図に示される第1透明
電極3及び第2透明電極4に電圧が印加されない電圧非
印加時に、透明マイクロカプセル6aの分散媒61a中
の偏光性物質62aは、ランダムな状態となり吸収効果
が強く働いて着色して見えるため、調光索子△1への入
射光は、前記偏光性物質62aの青色と、透明膜壁60
aの黄色と、透明樹脂層5の黄色との混合色(緑色)に
着色された透過光となる。かつこのとぎの入射光R1の
透過率は約20%である。
そして第1透明電極3及び第2透明電極4にAC30V
の電圧が印加されると透明マイクロカプセル6aの分散
媒61a中の偏光性物質62aは電界方向に平行な配向
状態となるため、調光素子A1への入射光R1は、偏光
性物質62aに着色されず、透明膜壁60aの黄色と、
透明樹脂層5の黄色に着色される。かつこのときの入射
光R1の透過率は約40%である。
従って、本実施例2の調光素子△1は、実施例1と同様
な作用効果が得られる。
なあ、上記第1、第2実施例では透明マイクロカプセル
の透明膜壁及び透明樹脂層に着色した場合を示したが、
これに限定されるものではなく、上記透明膜壁、透明樹
脂層に加えて透明基板、透明電極に着色することや、そ
れ等のうちひとつおるいは3つに着色することもできる
また、透明基板、透明電極、透明樹脂層及び透明マイク
ロカプセルの外殻の少なくともひとつを着色する場合、
着色剤に代えてそれ等の表面に着色膜や、着色層などを
設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は、本発明の実施例1のマイクロカプセ
ル型調光素子の説明図である。第1図は、電圧非印加時
状態にある調光素子を縦断して示す縦断面図である。第
2図は、第1図にあけるマイクロカプセルを拡大して示
す拡大縦断面図である。 第3図は、電圧印加時状態にある調光素子を縦断して示
す縦断面図である。第4図は、第3図におけるマイクロ
カプセルを拡大して示す拡大縦断面図である。第5図は
、マイクロカプセル化の製造工程を示す図である。第6
図は、第1図におけるマイクロカプセル型調光素子を、
自動車のフロントガラスにサンシェードとして用いた使
用例を示す斜視図である。第7図は、第6図における縦
断面図である。第8図〜第11図は、本発明の実施例2
のマイクロカプセル型調光素子の説明図である。第8図
は、電圧非印加時状態にある調光素子を縦断して示す縦
断面図である。第9図は、第8図におけるマイクロカプ
セルを拡大して示す拡大縦断面図である。第10図は、
電圧印加時状態にある調光素子を縦断して示す縦断面図
である。第11図は、第10図にあけるマイクロカプセ
ルを拡大して示1拡大縦断面図である。第12図は、マ
イクロカプセル化の製造工程を示す図である。 1・・・第1透明基板   2・・・第2透明基板3.
3a・・・第1透明電極 4.4a・・・第2透明電極 5.5a・・・透明樹脂層 6.6a・・・マイクロカプセル 60.60a・・・透明膜壁 61・・・液晶      61a・・・分散媒62・
・・2色性染料   62a・・・偏光性物質第5図 第1 第2図 第6図 第7図 第3図 第4図 第8図 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)間隔を隔てて互いに対向する透明基板と、該透明
    基板の互いに対向する表面にそれぞれ形成された透明電
    極と、 該透明電極と接して該透明基板の間に挟持され、2色性
    染料が添加された液晶、あるいは分散媒と該分散媒中に
    分散された偏光性物質を封入した透明マイクロカプセル
    を含む透明樹脂層とよりなり、透明基板、透明電極、透
    明樹脂層及び透明マイクロカプセルの外殻の少なくとも
    ひとつは、着色されていることを特徴とするマイクロカ
    プセル型調光素子。
JP12154090A 1990-05-12 1990-05-12 マイクロカプセフ型調光素子 Pending JPH0418521A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020052374A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 凸版印刷株式会社 調光シート、および、調光ガラス
WO2023054013A1 (ja) * 2021-09-28 2023-04-06 日東電工株式会社 高分子分散型液晶フィルム、高分子分散型液晶フィルムの製造方法および高分子分散型液晶形成用組成物

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