JPH04184840A

JPH04184840A - 焼嵌方式防爆形カラー受像管の製造装置

Info

Publication number: JPH04184840A
Application number: JP31503090A
Authority: JP
Inventors: Shoichi Yokoyama; 横山　昌一
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-11-20
Filing date: 1990-11-20
Publication date: 1992-07-01
Anticipated expiration: 2014-10-18
Also published as: JP2965673B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、焼嵌方式防爆形カラー受像管の製造装置に
関する。

（従来の技術）一般にカラー受像管は、第２図に示すように、周辺部に
スカート部（１）が形成されたほぼ矩形状のガラス製パ
ネル（２）とこのパネル（２）に一体に接合された漏斗
状のガラス製ファンネル（３）とからなる外囲器（４）
を有し、そのパネル（２）内面に３色蛍光体層からなる
蛍光体スクリーン（５）が形成され、この蛍光体スクリ
ーン（５）に対向して、その内側に多数の電子ビーム通
過孔の形成されたシャドウマスク（６）が装着されてい
る。またファンネル（３）のネック（７）内に３電子ビ
ーム（８）を放出する電子銃（９）が配置されている。

そして、この電子銃（９）から放出される３電子ビーム
（８）をファンネル（３）の外側に装着された偏向ヨー
ク（図示せず）の発生する磁界により偏向して、上記蛍
光体スクリーン（５）を水平、垂直走査することにより
、画像を表示する構造に形成されている。

その外囲器（４）は、内部が高真空に排気されているた
め、大気圧により歪み、これに外部衝撃が加わると爆縮
することがある。そのため、従来よりその爆縮を防止す
るための防爆手段が施されている。この防爆手段には、
各種方式があるが、なかでも最大径部であるパネル（２
）のスカート部（１）外周に焼嵌めにより金属環体（１
１）を装着する焼嵌方式が広く採用されている。この焼
嵌方式は、加熱により膨張した金属環体（１１）が冷却
するときの収縮によりパネル（２）のスカート部（１）
外周を緊締する防爆方法である。

従来この焼嵌方式による金属環体（１１）の装着は、第
３図に示すように、所定の工程により製造されたカラー
受像管のパネル（２）のスカート部（１）外周に保護テ
ープ（１３）を巻付け、一方、あらかじめ上記カラー受
像管のパネル（２）のスカート部（１）外周長よりも短
い内周長のほぼ矩形状の環状体（１４）を形成し、この
環状体（１４）の四隅部にカラー受像管をキャビネット
に取付けるための支持金具（１５）を固定した金属環体
（１１）を形成しておき、この金属環体（１１）を加熱
膨張させ、この金属環体（１１）に上記カラー受像管の
保護テープ（１３）の巻付けられた部分を挿入する。そ
の後、その金属環体（１１）を冷却し、その冷却にとも
なう収縮により保護テープ（１３）を介してパネル（２
）のスカート部＜１）を緊締することによりおこなわれ
る。

上記金属環体（１１）の装着装置としては、カラー受像
管が大形になるほど金属環体（１１）は大形化し、また
熱容量も大きくなり、高速、均一加熱が困難になるため
、高周波誘導加熱を応用した装置が一般に用いられてい
る。第４図にその従来の装置の要部構成を示す。この装
置は、金属環体とほぼ同形状の環状に形成され、図示し
ない高周波加熱電源部に接続されて金属環体の内側に配
置される高周波誘導加熱コイル（１７）を有し、この高
周波誘導加熱コイル（Ｉ７）上にカラー受像管をパネル
を下向き（高周波誘導加熱コイル側）にして保持する保
持部（１８）が配置されている。この保持部（１８）は
、任意形状の支持板（１９）を基体とし、この支持板（
１９）上に高周波誘導加熱コイル（１７）の外側に水平
に配置される金属環体に対して傾斜しないようにカラー
受像管を位置決めする位置決め受部（２０）と、カラー
受像管を固定する固定部（２１）とが設けられ、この支
持板（２１）を高周波誘導加熱コイル（１７）の内側を
貫通して昇降するエアシリンダー（２２）の作動軸（２
３）に取付けて、このエアシリンダー（２２）の駆動に
より、この支持板（２１）に保持されたカラー受像管の
パネルのスカート部を上記高周波誘導加熱コイル（１７
）により加熱された金属環体の内側に挿入する構造に形
成されている。

（発明が解決しようとする課題）上記のように、カラー受像管の防爆手段として広く採用
されている焼嵌方式は、一般にパネルのスカート部外周
長よりも短い内周長の金属環体を形成しておき、この金
属環体を高周波誘導加熱コイルにより加熱してその内側
にパネルのスカート部を挿入し、加熱された金属環体の
冷却収縮により、そのスカート部外周を緊締することに
よりおこなわれる。しかし、加熱により膨張した金属環
体は、加熱停止と同時に収縮を開始するため、加熱され
た金属環体内側へのパネルスカート部の挿入は、可及的
に速やかにおこなうことが望まれる。そのため、高周波
誘導加熱により金属環体を加熱して装着する装置では、
金属環体を加熱する高周波誘導加熱コイルに可能な限り
接近した位置にカラー受像管を保持待機した状態でおこ
なわれる。

しかし、高周波誘導加熱コイルに接近した位置にカラー
受像管を保持して金属環体を加熱すると、パネル内側に
装着されているシャドウマスクは、比較的板厚が薄く　
（通常０．１５■ｌ程度）かつ多数の電子ビーム通過孔
が形成されて熱容量が小さいため、通電時、高周波誘導
加熱コイルから発生する磁界により生ずる渦電流により
加熱され、変形するという問題がある。

この発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
であり、高周波誘導加熱コイルにより金翼環体を加熱し
てカラー受像管に装着する焼嵌方式防爆形カラー受像管
の製造装置において、通電時、高周波誘導加熱コイルか
ら発生する磁界により、パネル内側に装着されそいるシ
ャドウマスクを加熱しないように構成することを目的と
する。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）カラー受像管のパネル外周を緊締する金属環体を加熱す
る高周波誘導加熱コイルと、この高周波誘導加熱コイル
の通電により発生する磁界の及ぶ位置に上記高周波誘導
加熱コイルにより加熱される金属環体と同軸的にカラー
受像管を保持する保持部とを有する焼嵌方式防爆形カラ
ー受像管の製造装置において、上記保持部を上記カラー
受像管に装着されているシャドウマスクの外径寸法より
大きい外径寸法の強磁性部材とするか、または上記保持
部と上記高周波誘導加熱コイルとの間に上記カラー受像
管に装着されているシャドウマスクの外径寸法より大き
い外径寸法の強磁性部材を配置し、この強磁性部材の厚
さを１０ｍｍＪｆｆ上とじて上記高周波誘導加熱コイル
から２００−以上層して位置させた。

（作用）上記のように、保持部をカラー受像管に装着されている
シャドウマスクの外径寸法より大きい外径寸法の強磁性
部材とするか、または保持部と高周波誘導加熱コイルと
の間に、カラー受像管に装置されているシャドウマスク
の外径寸法より大きい外径寸法の強磁性部材を配置し、
この強磁性部材の厚さを１０ｍｍ以上として高周波誘導
加熱コイルから２００鰭以上離して位置させると、通電
特高周波誘導加熱コイルから発生する磁界を遮蔽して、
その磁界に基づくシャドウマスクの加熱を防止すること
ができる。

（実施例）以下、図面を参照してこの発明を実施例に基づいて説明
する。

第１図にその一実施例である焼嵌方式により金属環体を
装着する防爆形カラー受像管の製造装置の要部構成を示
す。この装置は、高周波加熱電源部（図示せず）と、金
属環体とほぼ同形状の環状に形成され、上記高周波加熱
電源部に接続されて金属環体の外側に配置される高周波
誘導加熱コイル（３０）と、この高周波誘導加熱コイル
（３ｏ）上に位置して、カラー受像管をパネルを下向き
（高周波誘導加熱コイル側）にして保持する保持部（８
１）と、上記高周波誘導加熱コイル（３ｏ）を貫通する
作動軸（３３）の先端に上記保持部（３１）が取付けら
れたエアシリンダー（３４）からなる駆動装置を有する
。

上記保持部（８１）は、金属環体を装置するカラー受像
管のパネル（またはその内側に装着されているシャドウ
マスク）とほぼ同形状に形成され、がつそのパネル外径
より小さく、その内側に装着されているシャドウマスク
の外径より大きい支持板（３８）を基体とし、この支持
板（３Ｂ）上に、高周波誘導加熱コイル（３０）の内側
に水平に配装置される金属環体に対して傾斜しないよう
にカラー受像管を位置決めする位置決め受部（３７）と
、カラー受像管を固定する固定部（３８）とを設けたも
のである。この支持板（３Ｂ）は、板厚１０ｍｍ以上の
軟鋼などの強磁性部材からなり、かつ高周波誘導加熱コ
イル（３ｏ）により金属環体を加熱するとき、その高周
波誘導加熱コイル（３０）から２００　ａｍ以上離れて
位置するように構成されている。

この装置では、高周波誘導加熱コイル（３ｏ）の内側に
金属環体を配置するとともに、保持部（３１）に、パネ
ルのスカート部外周に保護テープを巻付けたカラー受像
管をパネルを下向きにして位置決め固定する。そしてそ
の金属環体を高周波加熱電源部からの通電により加熱膨
張させたのち、エアシリンダー（３４）の駆動により保
持部（１８）を下降させて、カラー受像管の保護テープ
の巻付は部分を上記加熱膨張している金属環体の内側に
挿入することによりおこなわれる。挿入されたカラー受
像管の保護テープの巻付は部分は、冷却収縮する金属環
体により緊締される。

ところで、上記のようにカラー受像管を保持する保持部
（３１）の支持板（３Ｂ）を板厚１０ｍ■以上の強磁性
部材から形成し、かつ高周波誘導加熱コイル（３０）に
より金属環体を加熱するとき、高周波誘導加熱コイル（
３０）から２００１１ＩＩ以上離しておくと、保持部（
３１）に保持固定されているカラー受像管のパネル内側
のシャドウマスクに対して、高周波誘導加熱コイル（３
０）の通電により発生する磁界を遮蔽して、シャドウマ
スクの加熱を防止することができ、従来高周波誘導加熱
により金属環体を加熱するとき発生したシャドウマスク
の加熱変形を防止することができる。しかも、保持部（
３１）を板厚１０鰭以上とし、これを高周波誘導加熱コ
イル（３０）から２００　ａｍ以上離しておくと、保持
部（３１）の温度上昇を抑制でき、金属環体の加熱、装
着を繰返しおこなうことができる。

なお、上記実施例では、カラー受像管を保持する保持部
を板厚１０龍以上の強磁性部材から形成したが、保持部
を任意材料で形成し、この保持部と高周波誘導加熱コイ
ルとの間に、カラー受像管のパネルとほぼ同形状に形成
され、かつパネル外径より小さく、その内側に装着され
ているシャドウマスクの外径より大きい板厚１０＋ｕ以
上の強磁性部材磁性部材を高周波誘導加熱コイルから２
００　ｙａｍ以上離して配置しても、同様の効果が得ら
れる。

［発明の効果コ焼嵌方式により金属環体を装着する防爆形カラー受像管
の製造装置において、高周波誘導加熱コイルにより加熱
される金属環体と同軸的にカラー受像管を保持する保持
部を、カラー受像管に装着されているシャドウマスクの
外径寸法より大きい外径寸法の強磁性部材とするか、ま
たは保持部と高周波誘導加熱コイルとの間に上記カラー
受像管に装着されているシャドウマスクの外径寸法より
大きい外径寸法の強磁性部材を配置し、この強磁性部材
の厚さを１０１１Ｉ！１以上として上記高周波誘導加熱
コイルから２００　ａｒｍ以上離して位置させる構造と
すると、その強磁性部材により、通電時、高周波誘導加
熱コイルから発生する磁界を遮蔽して、その磁界に基づ
くシャドウマスクの加熱変形を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例である焼嵌方式により金属
環体を装着する防爆形カラー受像管の製造装置の要部構
成を示す図、第２図は防爆形カラー受像管の構成を示す
図、第３図は焼嵌方式によるカラー受像管の防爆方法を
説明するための図、第４図は従来の焼嵌方式により金属
環体を装着する防爆形カラー受雫管の製造装置の要部構
成を示す図である。３０・・・高周波誘導加熱コイル８１・・・保持部　　　　　　３４・・・エアシリンダ
ー３６・・・支持板　　　　　　３７・・・位置決め受
部３８・・・固定部代理人　　弁理士　　大　胡　典　夫

Claims

【特許請求の範囲】カラー受像管のパネル外周を緊締する金属環体を加熱す
る高周波誘導加熱コイルと、この高周波誘導加熱コイル
の通電により発生する磁界の及ぶ位置に上記高周波誘導
加熱コイルにより加熱される金属環体と同軸的にカラー
受像管を保持する保持部とを有する焼嵌方式防爆形カラ
ー受像管の製造装置において、上記保持部を上記カラー受像管に装着されているシャド
ウマスクの外径寸法より大きい外径寸法の強磁性部材と
するか、または上記保持部と上記高周波誘導加熱コイル
との間に上記カラー受像管に装着されているシャドウマ
スクの外径寸法より大きい外径寸法の強磁性部材を配置
し、これら強磁性部材の厚さを１０ｍｍ以上として上記
高周波誘導加熱コイルから２００ｍｍ以上離して位置さ
せたことを特徴とする焼嵌方式防爆形カラー受像管の製
造装置。