JPH04183978A - 芳香性装飾品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野ｊ 本発明は芳香性装飾品に関する。

［従来の技術］ 近年生活、文化の向上により芳香を発する生活用品等が
望まれている。特に小型装身具等の装飾品への芳香の付
与が望まれている。

従来の芳香性装飾品は多孔性材質中に香料を染み込まぜ
たものが一般的である。

この他に微量ポンプを使用することが考えられる。

従来、微量ポンプ装置としては、第８図に示すように、
電磁アクチュエーター８０］を駆動力とし、これに大小
の歯車を組み合わせた伝動装置８０２を結合し、これに
より注射筒をアーム８０４によって直接押すものが特開
昭５４．−１２１９　］及び］特開昭６１−２２５９に
提言されている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、従来の香料を染み込ませる方法には芳香量調節
できない、染み込み量に限度があるため長時間使用でき
ない欠点があった。

又、ポンプを用いればこれら欠点を改善することができ
るが、これらポンプには電磁アクチュエーターを利用し
ているため、電磁ノイズに対して弱く、消費電流も大き
くなる。また、歯車を用いているため、バックラッシュ
による吐出量のばらつきが大きく、構造も複雑になる。

更に注射筒を使用するため全体形状が大きくなり、携帯
用としては問題がある。特に小型化を要求される装身具
用装飾品としては問題がある。

本発明の目的は、携帯用として十分小さく、芳香量が調
節でき、長時間使用可能な芳香性装飾品を提供すること
にある ［課題を解決するための手段］ 本発明芳香性装飾品は、少なくとも、装飾部、芳香性液
体タンク部と、セラミック系または有機系の圧電素子を
有するポンプユニットと前記ボンブユニッ［・を作動さ
ぜるための集積回路、前記集積回路を動かすための電源
から構成される微量吐出装置より成り、芳香性液体タン
ク部、ポンプ部、装飾部は中空部品でつながっているこ
とを特徴とする。

以下、実施例により本発明の詳細を示す。

［実施例コ 第１図は本発明の構成を示す図である。

図に於て１０１は芳香性液体タンク部を、１０２はポン
プユニット部を、１０３は装飾部、１０４は中空部品、
１０５は集積回路部、電源部をそれどれ示す。

第２図は本発明の構成部品である芳香性液体タンク部、
ポンプユニット部、中空部品、集積回路部、電源部を一
体化した部品の一例である。

図に於て２０１はポンプユニット、２０２はポンプユニ
ットを作動させるための集積回路、２０３は集積回路、
昇圧コイル、コンデンサー等の電気素子類、基板等から
なる回路ブロック、２０４は電源としての電池、２０５
は外部操作スイッチ、２０６芳香性液体タンク、２０７
はケース、２０８は表示体、２０９は中空部品、２］０
は装飾部をそれとれ示す。

第３図は前記ポンプユニット部の詳細図である。

３０１は第一の圧電素子、３１４は第二の圧電素子であ
り、この２枚の圧電素子は分極方向が異なるように貼り
つけられており、電極用金属板３０２、振動板３０３、
吸入逆止弁３０４、吐出逆止弁３０５、そして吸入口３
０６、吐出口３０７、吸入弁室３０８、吐出弁室３０９
を有するＡ本体３１０、そして加圧室３１］、前記加圧
室と弁室との吸入孔３１２、吐出孔３１３を有するＢ本
体より構成される。

Ｂ本体３１５は逆止弁３０ｄ、３０５を組み込まれた八
本体３１０及び、圧電素子３０コ、３１４、電極用金属
板３０２を貼りつけた振動板３０３等を超音波溶着、ま
たは接着剤等により貼つけ組み立てられる。

第４図は本発明の回路ブロック図の一実施例である。４
０１はリチウム電池等の電源、４０２は昇圧回路、４０
３はＣＰＵ、４０４は低電圧の信号を高電圧の信号に変
換するレベルシフタ、４０５は４０６の圧電素子を駆動
するドライバー、４０７はポンプの流量等を表示する表
示装置、４０８は流量等を選択するスイッチをそれぞれ
示す。

前記スイッチにより流量を選択し、ＣＰ　Ｕ　４．０３
からポンプへ駆動信号が出力される。ＣＰＵの信号は一
般的には３から５ボルトの電圧で動作しており、圧電素
子は５０ボルト位の高電圧で動作させる 。そこで、４．０２の昇圧回路で３ボルトの電圧を５０
ボルトに昇圧し、　レベルシフタ４０４によりＣＰＵか
らの信号を５０ボルトの信号に変換する。

第５図（ａ）は−射的なチョッパ型昇圧回路の一実施例
である。５０１．５０２は入力端子、５０３．５０４は
出力端子をそれぞれ示す。端子５０１、．５０２は共通
電極Ｖｄｄとなっている。５０２　バー　３ポルトノ低
電圧Ｖｓｓｌ、５０４は一５０ボルトの高電圧Ｖｓｓｈ
である。５０５は昇圧コイル、５０６は第一のスイッチ
ング素子、５０７は第一のスイッチング素子５０６のオ
ン、オフの制御をする回路、５０８は帰還回路で抵抗５
０９と５１０で構成されている。５１１は出力を平滑す
る平滑コンデンサ、５］５は逆流防止ダイオード、５１
２は直流入力、５１３は直流出力、５１４はスイッチン
グ素子５０６を制御する信号である。

制御信号５１４によりスイッチング素子５０６がオンす
ると、直流人力５１２から供給された電流は昇圧コイル
とスイッチング素子を通して流れ初め、時間とともに増
加していき、流れる電流値の２乗に比例するエネルギー
が昇圧コイル５０５に蓄積される。次にスイッチング素
子５０６がオフすると、昇圧コイル５０５に蓄積された
エネルギーは、逆流防止ダイオードを通じて、平滑コン
デンサ５１１に蓄積される。ここで逆流防止ダイオード
５１５は、スイッチング素子５０６がオンした時に、平
滑コンデンサ５１１に蓄積された電荷が、スイッチング
素子５０６を通してにげるのを防止している。直流出力
５」３は、抵抗５０９．５１０で構成される帰還回路５
０８で分圧されて制御回路５０７に送られ、その値は制
御回路５０７の内部の基準電圧と比較される。制御回路
５０７が比較結果をもとに制御信号５１４を切り換えて
スイッチング素子のオン・オフを制御して直流出力５コ
３が一定値となるようにしている。

第５図（ｂ）はレベルシフタ回路の一例である。

５２］は信号人力ＶｊｎでありＶｄｄ、Ｖｓｓｌレベル
の信号が人力され、５２２は信号出力Ｖ。

であり、Ｖ　ｄ　ｄ、　　Ｖ　ｓ　ｓ　ｈレベルの信−
号が出力される５２３はインバータ、５２７ばＰチャン
ネルのＦＥＴであり、５２８，５２９はＮチャンネルの
ＦＥＴである。５２］にＶｄｄレベルの信号が出力され
る。またＶｉｎ５２１にＶ　ｓ　ｓ　］、レベルの信号
が加えられたときには、トランジスタ５２６．５２９は
オンし、　トランジスタ５２７，５２８はオフし、出力
５２２にはＶｓｓｈレベルの信号が出力される。

第５図（Ｃ）はドライバ回路の一例である。

５４０は入力信号Ｖ　ｉ　ｎ、　　５４　］はインバー
タ、５４２．５４３はレベルシフタ、５４４．５４６は
Ｐチャンネルのトランジスタ、５４５．５４７はＮチャ
ンネルのトランジスタ、５４９は圧電素子であり、５５
０．５５］は圧電素子５４９の電極である。５４０にＶ
ｄｄレベルの信号が印加されたときには、　トランジス
タ５４４．５４７がオフし、トランジスタ５４５，５４
６がオンするので、電極５５０　ｉ：ハＶｓ　ｓ　ｈ、
　　電極５５１ｔはＶｄｄの電圧が印加される。又５４
０にＶｓｓｉの信号が印加されたときには、同様に電極
５５０にはＶｄｄ、　　電極５４１にはＶｓｓｈの電圧
が印加され、圧電素子を駆動する。

第６図は、ポンプユニットの動作について示す。

第６図（ａ）にポンプユニットを示す。６０１は第一の
圧電素子、６１７は第二の圧電素子、６０２は電極用金
属板、６１６は振動板、６０３は吸入逆止弁、６０／Ｉ
は吐出逆止弁をそれぞれ示す。

八本体６０９は吸入口６０５、吐出口６０６、吸入弁室
６０７、吐出弁室６０８よりなり、Ｂ本体６］３は加圧
室６１０、前記加圧室と弁室との吸入孔６１１、吐出孔
６］２より成る。加圧室６１０、弁室６０７．６０８に
は香水等の芳香性液体が充填されている。第一の圧電素
子６０１の上面の電極が６１４、第２の圧電素子６１７
の一ヒ面の電極が６１８、下面の電極が６１５であり、
前記２枚の圧電素子の分極方向は異なるとし、電極６］
４にＶｄｄ、電極６１６と６１８にＶｓｓｈの電圧が印
加されたときにはラジアル方向に収縮するとする。また
、電極６］４．６１５．６１８はそれぞれ第５図（Ｃ）
の端子５５］、５５０．５５０に対応する。

第７図に第６図のポンプユニットの駆動波形を−ｑ〜 示す。第７図（ａ）は第３図のＣＰＵ４０３から出力さ
れる駆動波形であり、第６図の端子６１４は第７図（ｂ
）、端子６］５、端子６］８は第７図（ｃ）に対応する
。第７図の７０１の期間には６１４にＶｄｄ、６１５．
６１８にＶｓｓｈの電圧が印加され、第一の圧電素子６
０１、第２の圧電素子６１７は共にラジアル方向に収縮
するので、振動板６１６は第６図（ｂ）のように下に変
位する。すると加圧室６１０に充填された芳香性液体は
、加圧され吐出逆止弁６０４を押し下げ、吐出口６０６
へ液体を移動させ、また吸入逆止弁６０３があるため、
加圧室６］０から吸入口への逆流は無い。

次に、第７図の７０２の周期には電極６］４にＶｓｓｈ
、電極６　］、　５．　６１　ｓ＋：ｖａｃｉが印加さ
れ、第１の圧電素子６０１、第２の圧電素子６１７はと
もにラジアル方向に伸張するので、振動板６１６は第６
図の（Ｃ）の様に上に変位する。すると加圧室６１６に
充填されている芳香性液体は、減圧され吸入逆止弁６０
３を押し上げ、吸入口６０５から加圧室６１０へと芳香
性液体を移動ざぜる。まノ＝、吐出逆止弁６０４がある
ため、加圧室６１０から吐出口６０６への芳香性液体の
移動はない。以−１−第６図（ｂ）、　　（Ｃ）の動作
を繰り返すことにｊ：す、吸入口６０５から吐出口６０
６へと芳香性液体を移動させることができる。

このポンプ機構を用いたポンプ部品と、第１図、第２図
に示す中空部品と芳香性液体タンクを結ぶことにより本
発明の芳香性装飾品を得ることができる。

装飾品とポンプとの結合の仕方は色々あるが、長い中空
部品を介してポンプと離す方法や、中空部品を僅かに用
いポンプ部品を相手方からみられないよう裏側に直付け
する方法や、他の部品と一体化した中空部を用いる等色
々考えることができる。

以」二の実施例はバイモルフ圧電素子を用いた例である
が、本発明はこの例に限定されるものでなくモノモルフ
圧電素子等を用いることもできる。

装飾部品としてはネックレス、イヤリング、ブー］１− レスレド、指輪、ブローチ、タイピン、ウォッチ等が考
えられる。

［発明の効果］ 以上説明したように、微量吐出装置として、圧電素子を
用いたポンプを使用するため、電磁アクチュエーターを
用いた吐出装置と比べ構成部品を少なくできる。又、小
型化可能、特にＳｊウェハーのリソグラフィー技術によ
りポンプ部品等作成した場合特に小型化できるため装身
具用装飾品としては好適である。

圧電素子は、電圧駆動によるアクチュエータのため消費
電流はμアンペアー程度であるため消費電流を少なくで
き、リチウム電池等の電源においても寿命の長い装身具
用芳香性装飾品が可能である。

又、電磁アクチュエータを用いた場合吐出量が微量調整
できないため高価な香水等使用できない欠点があったつ
が、ナノリットルオーダーの制御ができ、放出サイクル
も制御できるため高価な香水等も使えるようになる。

一１２＝

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成図。 第２図（ａ）（’ｂ）は吐出装置を示す図。 第３図はポンプユニットを示す図。 第４図は吐出装置の回路ブロック図。 第５図（ａ）は昇圧回路、　（ｂ）はレヘルシフタ、　
（Ｃ）はドライバーを示す図。 第６図（ａ）〜（Ｃ）はポンプユニットの動作回路図。 第７図はポンプユニットの駆動信号を示す図。 第８図は従来の吐出装置を示す図。 以」二 出願人　　セイコーエプソン株式会社 代理人　弁理士　鈴木喜三部　他１名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも、装飾部、芳香性液体タンク部、セラミック
   系、または有機系の圧電素子を有するポンプユニットと
   前記ポンプユニットを作動させるための集積回路、前記
   集積回路を動かすための電源から構成される微量吐出装
   置より成る芳香性装飾品。