JPH04183970A - 内燃機関の燃料噴射弁点検装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業」二の利用分野〉 本発明は、内燃機関の燃料噴射弁点検装置に関する。

〈従来の技術〉 従来の内燃機関の燃料噴射弁点検装置としては、以下に
示すようなものか知られている。

第１のものは、実開昭５７−１４８０６１号公報に示さ
れているように、機関回転中に、複数の燃料噴射弁のう
ち、一部の燃料噴射弁の噴射を停止させて、そのときの
回転数変動を機関回転数変動検出装置及び回転数演算装
置により求め、判定基準記憶装置及び判定装置により、
回転数変動を判定することによって燃料噴射弁の良否を
点検するものである。

第２のものは、第４図に示すように、燃料噴射弁１１を
機関から取外し、所定の圧力で燃料噴射弁１１に燃料に
代えて試験油を供給する供給装置１２と、所定の開弁時
間割合で燃料噴射弁１１を駆動する燃料噴射弁駆動装置
１３とにより、燃料噴射弁１１から試験油を噴射させて
、それをメスシリンダ１４により計量して、噴射量を測
定し、これから燃料噴射弁１１の単位時間当たりの噴射
量を求めることによって燃料噴射弁の良否を点検するも
のである。

〈発明か解決しようとする課題〉 しかしながら、これらの装置には、以下に示すような問
題点かあった。

第１のものにおいては、機関回転数は、内燃機関の各部
の状態の影響を受けて微変動するため、判定精度が悪く
、燃料噴射弁か全く噴射しない場合は、良否判定できる
か、半詰まりによる燃料噴射量不足は良否判定できない
。

また、第２のものは、燃料噴射弁を機関から脱着する必
要があるため、点検時の付帯作業か多（なる。

本発明は、このような従来の問題点に鑑み、燃料噴射弁
の半詰まりの状態についても検出することができ、また
、手間を掛けずに、点検できる内燃機関の燃料噴射弁点
検装置を提供することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するため、本発明は、第１図に示すよ
うに、コン１〜ロールユニツトによす作動を制御され、
共通の燃料通路内の燃料を機関に噴射供給する複数の燃
料噴射弁を備える内燃機関の燃料噴射弁点検装置を、下
記の（ａ）〜（ｇ＋の手段を設けて構成する。

（ａ）前記コントロールユニット つ順次一部の燃料噴射弁の作動を停止させ、残りの燃料
噴射弁のみ作動させるように指令する噴射指令手段 （ＩＤ）前記各所定期間中、前記コントロールユニット
から、燃料噴射弁の開弁時間を検出する開弁時間検出手
段 （Ｃ）　　前記所定期間毎に、前記開弁時間を積算して
、開弁時間積算値を検出する開弁時間積算値検出手段 ｆｄ）　　前記各所定期間中、前記共通の燃料通路内の
燃料流量を検出する燃料流量検出手段（ｅ）　　前記所
定期間毎に、前記燃料流量を積算して、燃料流量積算値
を検出する燃料流量積算値検出手段 げ）前記所定期間毎に得られた前記開弁時間積算値と前
記燃料流量積算値とから、各燃料噴射弁の単位時間当た
りの噴射量を演算する噴射量演算手段 （ｇ＋　　前記各噴射量を基準値と比較して各燃料噴射
弁の良否を判定する比較判定手段 〈作用〉 上記の構成によると、 コントロールユニットにより作動を制御され、共通の燃
料通路内の燃ＭＧ＋を機関に噴射供給する複数の燃料噴
射弁を備える内燃機関の燃料噴射弁を点検するに際し、 噴射指令手段により、前記コントロールユニットに、所
定期間ずつ順次一部の燃料噴射弁の作動を停止させ、残
りの燃料噴射弁のみ作動させるように指令する。

そして、開弁時間検出手段により、前記各所定期間中、
前記コントロールユニット・から、燃料噴射弁の開弁時
間を検出し、 開弁時間積算値検出手段により、前記所定期間毎に、前
記開弁時間を積算して、開弁時間積算値を検出する。

また、燃料流量検出手段により、前記各所定期間中、前
記共通の燃料通路内の燃料流量を検出し、燃料流量積算
値検出手段により、前記所定期間毎に、前記燃料流量を
積算して、燃料流量積算値を検出する。

その後、噴射量演算手段により、所定期間毎に得られた
前記開弁時間積算値と前記燃料流量積算値とから、各燃
料噴射弁の単位時間当たりの噴射量を演算し、 比較判定手段により、前記各噴射量を基準値と比較して
各燃料噴射弁の良否を判定する。

具体的には、例えは、４気筒の機関の場合、所定期間、
＃１気筒の燃料噴射弁の作動を停止して、６２、　　（
ｌ１３，６４気筒の燃料噴射弁のみ作動するようにコン
Ｉ・ロールユニットに指令し、その間の燃料噴射弁の開
弁時間を検出して積算する一方、その間の共通の燃料通
路内の燃料流量を検出して積算する。

この操作を、＃２気筒の燃料噴射弁の作動を停止して、
残りの３つの燃料噴射弁のみ作動させるようにコントロ
ールユニット 順次４回実行し、４つの開弁時間の積算値及び４つの燃
料流量の積算値を検出し、これらの値から、各燃料噴射
弁の単位時間当たりの噴射量を演算し、燃料噴射弁の良
否判定の基準となる基準値と比較することにより、各燃
料噴射弁の良否を判定する。

〈実施例〉 以下に、本発明にがかる一実施例を４気筒の機関につい
て説明する。

第２図を参照して、本実施例の内燃機関の燃料噴射弁点
検装置のシステムを説明するか、先ず、後述する燃料噴
射弁点検装置を機関に接続して取り付ける前の、通常の
状態から説明する。

複数の電磁式燃料噴射弁１ａ，ｌｂ，ｌｃ，１ｄは、燃
料ギヤラリ２に列設されており、コントロールユニット
３から機関回転数に同期して出力される駆動パルス信号
のパルス幅に応じて開弁時間ｔを制御されて、燃料ギヤ
ラリ２内の燃料を図示しない機関の吸気通路内に噴射供
給する。

一方、燃料は、燃料供給パイプ４の先端４ａか、通常は
、共通の燃料通路としての燃料キャラリ配管５の基端５
ａに接続されていて、図示しない燃料タンクから燃料ポ
ンプにより吸引・圧送され、燃料ギヤラリ２内に至る。

ここて、燃料ギヤラリ２内の燃料圧力は、燃料ギヤラリ
２に介装されたプレッシャレギュレータ６により、通常
は吸気圧導入パイプ７か接続される吸気圧尋人［１８か
ら導入される図示しない吸気通路内の吸気圧及び内装さ
れたスプリング力と、燃料圧力とのバランスにより、通
常はリターンパイプ９基端に接続されたリリーフ口１０
か開口され、余剰燃料を燃料タンク内に戻すことにより
圧力調整される。

次に、燃料噴射弁点検装置を接続した場合について説明
する。

燃料噴射弁点検装置は、燃料流量検出器１１と点検用の
プレッシャレギュレータ１２、及び点検用のコン１〜ロ
ールユニツ＋１３よりなる。

プレッシャレギュレータ６から吸気圧導入パイプ７とリ
ターンパイプ９とか外され、吸気圧導入口８とリリーフ
口１０とにはそれぞれ盲栓８ａ，］、Ｏａか嵌められる
。

これは、点検中は、プレッシャレギュレータ６の−「流
に燃料流量検出器１１か介装されるため、燃料流量検出
に支障をきたすので、作動させないようにするためであ
る。

そして、吸気圧導入パイプ７は点検用のプレッシャレギ
ュレータ１２の気圧導入口１＝１へ、リターンパイプ９
は点検用のプレッシャレギュレータ１２のリリーフ口１
５へ接続される。

燃料供給パイプ４と燃料キャラリ配管５との接続か外さ
れ、燃料供給パイプ４の先端４ａは燃料流量検出器１１
の」二流口１．　１　ａに接続され、燃料ギヤラリ配管
５の基端５ａは燃料流量検出器の下流口１１ｂに接続パ
イプ１６を介して接続される。

更に、点検用のコントロールユニット 関のコン１〜ロールユニツ１〜３に後述する点検用の噴
射を実施すへく指令を出力する一方、機関のコン１〜ロ
ールユニツ１〜から開弁時間を表す燃料噴射弁の駆動パ
ルス信号を入力される。更に、点検用のコン１〜ロール
ユニツトには、燃料流量検出器１１から流量に応じた信
号か入力される。

点検用のコン１〜ロールユニツトは、下記■〜０の手段
により構成される。

■　コントロールユニット−３に、所定期間Ｔすつ順次
一部の燃料噴射弁の作動を停止させ、残りの燃料噴射弁
のみ作動させるように指令する噴射指令手段 ■　各所定期間Ｔ中、前記コン）〜ロールユニット３か
ら、燃料噴射弁の開弁時間ｔを検出する開弁時間検出手
段 ■　前記所定期間Ｔ毎に、前記開弁時間ｔを積算して、
開弁時間積算値１．−１４を検出する開弁時間積算値検
出手段 ■　前記各所定期間Ｔ中、燃料流量検出器１１からの信
号に基ついて燃料流量を検出する燃料流量検出手段 ■　前記所定期間Ｔ毎に、前記燃料流量りを積算して、
燃料流量積算値Ｌ１〜Ｌ４を検出する燃料流量積算値検
出手段 ■　前記所定期間Ｔ毎に得られた前記開弁時間検出手段
１〜ｔ４と前記燃料流量積算値Ｌ１〜Ｌ４とから、各燃
料噴射弁の単位時間当たりの噴射量ｆ２．−Ａ４を演算
する噴射量演算手段■　前記各噴射量！１〜！４を基準
値と比較して各燃料噴射弁の良否を判定する比較判定手
段■　その結果を表示して点検実施者に知らしめる表示
手段 ■　機種を入力する機種入力手段 ［相］　機種毎の基準値を記憶している基準値記憶手段 ■　機種に応じた基準値を検索して機種に応じた基準値
を比較判定手段に入力する基準値検索手段 これらの手段はコントロールユニット内のマイクロコン
ピュータによりソフトウェアとして構成されており、そ
の内容を第３図のフローチャーｌ〜を参照して説明する
。

先ず、初期設定として、点検用のコン）・ロールユニッ
ト１３の機種入力手段■に機種を入力し、基準値検索手
段■により機種に応じた基準値を検索して設定しておく
。この際、気筒数も設定する。

そして、スター１〜スイツチを入力する。

スターＩ・スイッチの入力により、ルーチンが実行され
る。

ステップ１　（図中、Ｓｌと記す。以下同様）では、操
作数Ｎに１を代入する。これは、１回目の操作であるこ
とを表し、Ｎ≦４（気筒数）である。

今回の測定を開始するにあたり、その準備として、ステ
ップ２て開弁時間積算値ｔＮ　（初回は１＋）をクリア
し、ステップ３で燃料流量積算値ＬＮ　（初回はり、）
をクリアする。また、ステップ３て所定期間（所定時間
）Ｔを計測するタイマをリセットする。

その後、ステップ５で、＃Ｎ気筒（例えば＃１気筒）の
燃料噴射弁１ａの作動を停止し、他３気筒のみ作動を実
施すべく、コンＩ−ロールユニット３に指令する。

ステップ６で、開弁時間検出手段２により開弁時間ｔを
駆動パルス幅から検出し、ステップ７で開弁時間積算値
検出手段■より前回値に加算して積算する。そして、ス
テップ８て燃料流量検出器１１からの信号に基ついて燃
料流量検出手段■により燃料流量りを検出し、ステップ
９で燃料流量積算値検出手段■により前回値に加算して
積算する。

ステップ１０で、タイマ値が所定時間Ｔに達したか否か
を判定し、達するまでステップ６に戻ってステップ６〜
ステツプ９を繰り返す。

そして、所定時間Ｔに達すると、ステップ１１て、ステ
ップ５での燃料噴射弁の作動停止を解除すべく、コント
ロールユニット そして、ステップ１２て操作数Ｎを４と比較して４にな
るまでステップ１３て操作数Ｎに１を加算してステップ
２にもどり、開弁時間積算値１Ｎと燃料流量積算値しＮ
とを検出する。

このようにして、開弁時間積算値ｔ１〜ｔ４と燃料流量
積算値Ｌ　、〜Ｌ４とを得たら、ステップ１４て、各燃
料噴射弁の単位時間の噴’ｌ：ｌＨ　１２　＋〜β４を
次の連立方程式に従って演算する。

＃１気筒の燃料噴射弁１ａのみ作動停止した場合ｆ２　
　２　　ｔ＋　　＋Ｉ２　　３　　ｔ＋　　＋　１？　
４　　土　１　−　Ｌ　１　　・　・　・　（１）＃２
気筒の燃料噴射弁１ｂのみ作動停止した場合βｌ　ｔ２
＋！３　ｔ２＋１２４ｔ２二Ｌ２　・・・（２）＃３気
筒の燃料噴射弁ＩＣのみ作動停止した場合ｌ、ｔ３＋１
２ｔ３＋１２４ｔ３”Ｌ３　・・・（３）＃４気筒の燃
料噴射弁１ｄのみ作動停止した場合、ｇ＋　　ｔ４　＋
７２　ｔ４＋！３　ｔ、ｉ　＝Ｌ４　・・・（４）（１
）〜（４）の式をｌＩ＋　　β２＋Ｌ＋Ｌについて解を
求める。

βｌ　−Ｌ２　Ｉ３　ｔ　２　＋Ｌ３　Ｉ３　ｔ　３＋
Ｌ、！　Ｉ３　ｔ４−２ＬＩ　Ｉ３　ｔｌ　　・・・（
５）ｎ２　＝Ｌ＋　Ｉ３　ｔｌ　＋Ｌ３　Ｉ３　ｔ３＋
Ｌ４　Ｉ３　ｔ　４　２　Ｌ２　Ｉ３　ｔ　２　　・・
・（６）Ａ　３　＝Ｌ＋　　Ｉ３　　ｔ　　ｌ　　＋Ｌ
２　　Ｉ３　　ｔ２十Ｌ４／３　ｔ４２Ｌ３　Ｉ３　ｔ
３　・・・（７）（２４−丁−−＋　　／　３　　ｔ　
　＋　　＋Ｌ２　　／　３　　ｔ　　２＋　Ｌ　３　／
　ｓ　ｔ　３　２　Ｌ４　／　３ｔ　４　　・・・（８
）上記（５）〜（８）から各噴射量ｐ＋、　　β２＋Ｌ
＋　　β４を求めて、ステップ１５て、各噴射量ｆ２１
．β２゜、ｅ３．Ｉ２４を基準値検索手段■により検索
した基準値とぞれぞれ比較して、ステップ１６でその結
果を表示する。例えは、差か所定割合以」−のとき噴射
異常ありとして燃料噴射弁毎にそれを表示する。

ここで、ステップ５，１１か噴射指令手段に相当し、ス
テップ６が開弁時間検出手段に相当し、ステップ７が開
弁時間積算値検出手段に相当し、ステップ８が燃料流示
検出手段に相当し、ステップ９か燃４Ｇｌ流量積算値検
出手段に相当し、ステップ１４か噴射量演算手段に相当
し、ステップ１５か比較判定手段に相当する。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、燃料噴射弁か半
詰まりの状態であってもその異常を検出することかでき
、また、簡単な操作で点検を実施することができるので
、点検操作性か向」ニするという効果か得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示す機能ブロック図、第２図は
本発明の一実施例を示すシステム図、第３図はソフトウ
ェア構成を示すフローチャー１・、第４図は従来例を示
す図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　コントロールユニットにより作動を制御され、共通の
   燃料通路内の燃料を機関に噴射供給する複数の燃料噴射
   弁を備える内燃機関の燃料噴射弁点検装置であって、 前記コントロールユニットに、所定期間ずつ順次一部の
   燃料噴射弁の作動を停止させ、残りの燃料噴射弁のみ作
   動させるように指令する噴射指令手段と、 前記各所定期間中、前記コントロールユニットから、燃
   料噴射弁の開弁時間を検出する開弁時間検出手段と、 前記所定期間毎に、前記開弁時間を積算して、開弁時間
   積算値を検出する開弁時間積算値検出手段と、 前記各所定期間中、前記共通の燃料通路内の燃料流量を
   検出する燃料流量検出手段と、 前記所定期間毎に、前記燃料流量を積算して、燃料流量
   積算値を検出する燃料流量積算値検出手段と、 を設けると共に、 前記所定期間毎に得られた前記開弁時間積算値と前記燃
   料流量積算値とから、各燃料噴射弁の単位時間当たりの
   噴射量を演算する噴射量演算手段と、 前記各噴射量を基準値と比較して各燃料噴射弁の良否を
   判定する比較判定手段と、 を備えることを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁点検装
   置。