JPH04183255A - ボイスコイルモータおよび磁気ディスク装置 - Google Patents

ボイスコイルモータおよび磁気ディスク装置

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JPH04183255A
JPH04183255A JP2312272A JP31227290A JPH04183255A JP H04183255 A JPH04183255 A JP H04183255A JP 2312272 A JP2312272 A JP 2312272A JP 31227290 A JP31227290 A JP 31227290A JP H04183255 A JPH04183255 A JP H04183255A
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magnetic
thrust
yoke
coil motor
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裕司 西村
Takeshi Takahashi
毅 高橋
Masahiko Sega
雅彦 瀬賀
Takemasa Shimizu
丈正 清水
Tomio Suzuki
冨男 鈴木
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks

Landscapes

  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ボイスコイルモータ、特に、磁気ディスク装
置における可動磁気ヘッドの輛動に用いられるボイスコ
イルモータおよびその推力中范)を測定する装置に関す
る。
【従来の技術】
従来から、リニアアクチュエータは、広い分野で使用さ
れている。そして、その代表的なものとして、ボイスコ
イルモータがある。 このボイスコイルモータは、スピーカと同様の原理で動
作するもので、ボイスコイルと、該ボイスコイルの挿入
されるギャップを有し、該ギャップにおいてボイスコイ
ルを横切る磁束を発生させる磁気回路とから主に構成さ
れている。そして、この磁気回路は、永久磁石とヨーク
とから主に構成されている。そして、ボイスコイルを上
記磁束が横切っている状態で、このボイスコイルに流す
電流を変化させることにより、ボイスコイルの軸方向に
働く推力を得るものである。 このボイスコイルモータは、磁気ディスクや光デイスク
装置等において、記録媒体上における磁気ヘッドやピッ
クアップの位置決めを、高速かつ高精度に行う際に1重
要な地位を占めている。 この位置決めは、磁気ヘッドやピックアップ等を搭載し
たキャリッジを、ボイスコイルモータにより、記録媒体
上を移動させることにより行っている。そのため、キャ
リッジの重心位置と、ボイスコイルモータにより発生さ
れる推力の中心とが、キャリッジの移動方向に対して同
一軸線上に位置する必要がある。これらが同一軸線上に
ない場合には、推力の一部が偶力となってキャリッジを
加振することとなる。その結果、キャリッジに振動が生
じ、磁気ヘッドやピックアップの位置決め精度を劣化さ
せることとなる。 そのため、従来から以下に示すような様々な対策が施さ
れてきた。 特開昭58−211363号公報においては、レール上
を案内されるキャリッジを中央に挾む位置に、一対のボ
イスコイルモータを設け、この−対のボイスコイルモー
タの推力の合力を、キャリッジの重心位置に一致させる
ことによって、振動発生の一因である偶力をキャリッジ
に作用しないようにした構造のものが提案されている。 また、特開昭63 ” 10379号公報には、実使用
時と同じようにアクチュエータを旋動させ、その時発生
する振動が最小となるように、重心位置または、推力の
中心位置を調整することが提案されている。具体的な方
法としては、ヨークの一部に穴をあけ、その穴に強磁性
体の棒材を挿入することにより、ボイスコイルモータの
ギャップにおける磁束密度の分布を調整し、推力の中心
を調節することが提案されている。 さらに、特開平1−177854号公報においては、ギ
ャップの一部に、ギャップにおける磁束密度の分布を調
整する磁性体チップを貼着けることにより、駆動力の中
心を調節することが提案されている。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来技術には、以下に示すような問題が
あった。 第1に示した、特開昭58−211365号公報に開示
された技術については、一つのキャリッジに対して複数
のボイスコイルモータを設けるため、キャリッジ駆動系
の構造が必要以上に複雑化、大型化することは避けられ
なかった。 さらに、個々のボイスコイルモータ自体において、アク
チュエータであるボイスコイルに発生する推力の作用方
向と当該ボイスコイルに接続される被検動体の重心位置
とを一致させるという点については配慮されていない、
すなわち、通常のボイスコイルモータにおいては、ボイ
スコイルが挿入されるヨークの磁路のギャップ内での磁
束が均一になるように、マグネットの着磁を制御するこ
とは困難である。その結果、ボイスコイルおよび被検動
体の重心位置が推力の方向に一致せず、ボイスコイル自
体などに振動が発生することは、避けられなかった。 第2に示した特開昭63−10379号公報に開示され
た技術については、上述のとおり、ヨークに設けた穴よ
り強磁性体の棒材を挿入して、該棒材の挿入量に応じて
、ギャップにおける磁束の分布を調節するものである。 従って、該棒材がヨークの内側面よりも突出する程度に
まで挿入しなければ、ギャップ内における磁束の調整効
果が十分得られなかった。そのため、棒材が突出する調
節しるの分だけ、あらかじめ余分にギャップを広げてお
く必要があった。さらに、ギャップの幅の拡大に伴い、
推力が低下するという問題があった。 また、ギャップにマグネットが取り付いている内磁型の
磁気回路では、ヨークの外側に、上述の棒材を取り付け
る必要があり、実装上、並びに作業性の上で困難であっ
た。 さらに、調整手段としては1例えば、ボイスコイルモー
タを磁気ディスク装置に実装し、シーク後の残留振動に
より発生する読み出し電圧の変動が最小値になるように
調整する手段を例示して説明している。しかし、一般に
、磁気回路の推力の中心位置のばらつきは、被駆動側の
重心の位置のばらつきよりも大きい。そのため、ボイス
コイルモータを装置に実装した後になって、推力の中心
位置を調整仕切れない場合があった。 そのため、ヨーク単体で、推力の中心位置を測定したい
という要求があった。しかし、一般のガウスメータでは
、2%程度の誤差を含んでいるため、0.5%という要
求精度を満たす測定を行うことができなかった。 さらに、特開平1−177854号公報に開示された技
術は、磁気回路のギャップを調節するものであり、あら
かじめ調節しるの分だけ余分にギャップを広げておく必
要があり、調節機能を設けるかわりに、前記の第2の従
来技術と同様に、推力が低下するという問題があった。 本発明の目的は、ボイスコイルに得られる推力の中心位
置と、該ボイスコイルに結合された被駆動体の重心位置
とが、該被駆動体の移動方向の同一軸上にない場合でも
、該推力の中心を移動させて、これらを一致させること
ができるボイスコイルモータを提供することにある。 また、他の目的は、ボイスコイルモータの推力の中心位
置を検出する装置を、提供することである。
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するためになされたもので、そ
の−態様として、ボイスコイルと、上記ボイスコイルを
横切る磁束を発生させる磁気回路とを有するボイスコイ
ルモータであって、上記磁気回路が、上記ボイスコイル
を横切る複数の磁路を有し、かつ、各磁路の磁束をそれ
ぞれ調整する磁束調整手段を備えていることを特徴とす
るボイスコイルモータが提供される。 なお、上記磁気回路が、複数の磁路を有しかつ該磁路に
対応して凹部が設けられたヨークを含み、上記磁束調整
手段が、上記凹部に挿入される磁性体の部材であること
が好ましい。 また、他の態様としては、ボイスコイルと、磁気回路と
を有するボイスコイルモータの推力の中心を検出する推
力中心検出装置において、上記ボイスコイルの一点を支
える支持手段と、上記ボイスコイルの上記一点板外の点
に作用する力を検出する偶力検出手段とを備えたことを
特徴とする推力中心測定装置が提供される。
【作用】
ヨークに設けられた凹部に、磁性体の部材を挿入すると
、該凹部に対応するヨーク内部の磁路の磁束が変化する
。すると、これに対応してボイスコイルを横切る磁束分
布が変化する。その結果、ボイスコイルに発生する推力
の中心が移動する。 他の態様について説明する。 ボイスコイルの一点を支持手段により支持する。 また、該ボイスコイルの該支持手段により支持された一
点以外の点において、該ボイスコイルにより与えられる
力を偶力検出手段により測定する。 そして、この状態で、ボイスコイルに推力を発生させる
。この時、ボイスコイルに作用する推力の中覧・が、上
記支持手段により支持される一点を含む軸上にある場合
には、偶力検出手段により検出される力は、ボイスコイ
ルが推力を発生しているか否かに関わらず一定となる。 (以下余白)
【実施例】
第1図は、本発明の一実施例であるボイスコイルモータ
を示したもので、(a)は上面図、(b)はB−B断面
図、(c)はA−A断面図である。 このボイスコイルモータの基本構成は、ヨーク12と永
久磁石14とからなるドラム状の磁気回路の上側面に、
リング状のすきま部分であるギャップ13を設け、該ギ
ャップ13に円筒状のボイスコイル11を挿入したもの
となっている。 磁気回路は、上述のとおりヨーク12と、永久磁石14
とにより構成されている。 ヨーク12は、円柱形のセンターヨーク12bと、これ
をリング状に取り巻くように配置された外側ヨーク12
aと、さらにこれらを底面部分で結ぶ円盤状の部分とに
より構成されている。 そして、永久磁石14は外側ヨーク12a内側上端部に
設けられている。 この永久磁石14とセンターヨーク12bの間には、リ
ング状のギャップ13があり、ここには、磁束が存在し
ている。 さらに本実施例の外側ヨーク12aは、スリット16に
より4分割されている。また、分割された各外側ヨーク
12aには、該ボイスコイルモータの内側と外側とをつ
なぐようにロッド穴17が設けられている。このロッド
穴17は、後述するアジャストロッド15を挿入するた
めのものである。すなわち、このアジャスタロッド15
のロッド穴17への挿入量を調整することにより、分割
された外側ヨーク12a毎に、その内部の磁束を独自に
、調整できる構成である。なお、スリット16の数およ
びロッド穴17の形状1個数は、これに限定されるもの
ではない。さらにまた、ロッド穴17は外側ヨーク12
aを貫通している必要はなく、単なる凹部であっても構
わない。 本実施例の永久磁石14は、外側ヨーク12aと同様に
分割されている。 アジャストロッド15は、上述のロッド穴17に挿入す
る磁性体の部材で、外側ヨーク12a内の磁束を変化さ
せる役割を果たしている。 なお、永久磁石14は希土類のNa−Fe−B。 ヨーク12.アジャストロッド15は錆(JIS規格品
S、。C)で作られているが、これに限定されるもので
はない。 ボイスコイル11は、円筒状のコイルであり、その中心
軸方向においてギャップ13↓こ挿入される構成となっ
ている。すなわち、該ボイスコイル11は、上述のギャ
ップ13に存在する磁束を横切るように移動する構成と
なっている。そのため。 ボイスコイル11に電流を流すと、第1図(b)に示し
た矢印め方向に推力が発生し、ボイスコイル11が移動
する構成である。 第2図は、第1図のボイスコイルモータの等価回路を示
したものである。 図中、Φ1〜Φ、は磁束、R1,〜R14は各ギャップ
13の磁気抵抗、H□〜H,は永久磁石14の動作点で
の減磁界の強さ、Q工〜Q4は永久磁石14の厚さ、R
yx〜Ry、は分割された外側ヨーク12aそれぞれの
磁気抵抗、Ryaは、Ryi〜Ry、以外のヨーク12
の磁気抵抗を示している。 このボイスコイルモータは、分割された外側ヨーりi2
aに対応して、磁束が大きく4つに別れている。 そして、4ケ所の磁電Φ、〜Φ、のちがいにより、推力
中心の位置が異なる。この磁束に違いの発生する第1の
原因は、各々の永久磁石14の個体差である0例えば、
永久磁石14の磁場配向の個体差、密度の個体差、着磁
のちがいである。第2の原因は永久磁石14の厚みΩ1
〜Q4のちがいである。第3の原因は、永久磁石14と
ヨーク12と間のギャップ13の幅の違いに起因する磁
気ギャップ抵抗R11〜R1,の差である。なお、アジ
ャストロッド15がない場合には、外側ヨーク12aの
磁気抵抗R7、〜R0には、はとんど差がない。 アジャストロッド15の役割を、第2図に基づいて説明
すると、例えば、磁路の断面積を変えて、各外側ヨーク
12aの磁気抵抗Rア、〜Rア、を調整するものである
。 次に動作を説明する。 ギャップ13にボイスコイル11を挿入した状態で、該
ボイスコイル13に電流を流すとギヤツブ13に存在す
る磁束との関係に応じてボイスコイル13に推力が発生
し、ボイスコイル13は、第1図(b)に示した矢印の
方向に移動する。 この時、アジャスタロッド15をロッド穴17へ挿入す
る量を変更すると、該アジャスタロッド15に対応する
外側ヨーク12a内部の磁束が変化する。そして、該外
側ヨーク12a内部の磁束の変化は、ギャップ13の該
外側ヨーク12aに対応する位置における磁束の変化を
招く。すなわち、アジャスタロッド15を調整すること
により。 ギャップ13中の磁束分布を、間接的に、調整する。す
ると、該ギャップ13における磁束分布の変化に応じて
、ボイスコイル11に発生する推力の中心が変化する。 すなわち、4個のアジャスタロッド15を、それぞれ調
整することにより、ボイスコイル13に発生する推力の
中心位置を、移動させることができる。 この場合、外側ヨーク12aは、分割されているため、
各外側ヨーク12a内部の磁束はそれぞれ独立的に調整
される。従って、アジャスタロッド15を、外側ヨーク
12aの内側面よりも突出させて、ギャップ13内の磁
束を、アジャスタロッド15により、直接、変化させる
必要はない。 なお2本実施例においては、アジャストロッド15がロ
ッド穴17に挿入される量を変更することにより、調整
を行っているが、アジャストロッド15の材料を磁気抵
抗の異なるものに変更することにより、推力位置の調整
を、おこなってもよい。 本実施例においては、スリット16を4ケ所に設けてい
るが、これに限定されるものではなく、例えば、調整方
向が1軸であれば、2ケ所にすることができる。但し、
外側ヨーク12aを分割していないと、アジャストロッ
ド15を用いても、該外側ヨーク12a内部の磁束分布
には、はとんど変化が生じないため、外側ヨーク12a
は、2個以上に分割する必要がある。 さらに、各外側ヨーク12a毎のロッド穴17の数は、
一つに限定されるものではなく、一つの外側ヨーク12
aに複数のロッド穴17を設けても構わない。この場合
、ロッド穴17の数を増やすと推力位置の調整中が広が
る。 また、ロッド穴17を設ける代わりに、スリット16に
アジャスタロッド15を挿入する構成とすることも可能
である。この場合には、アジャスタロッド15の挿入さ
れたスリット16の両側の外側ヨーク12aの磁界が同
時に調整されることになる。 以上のように、本実施例においては、ボイスコイルモー
タの推力の中心位置を調整することができる。また、調
整の際、アジャストロッド15は、磁気吸引力によりヨ
ーク12に吸着するので、作業性も良い。 次に実施例2として、上記実施例1に示した、ボイスコ
イルモータを使用した磁気ディスク装置を説明する。 第3図は1本発明の一実施例であるボイスコイルモータ
が組み込まれた磁気ディスク装置の要部を示す略断面図
である。 この磁気ディスク装置は、ハウジング1と、磁気ディス
ク2と、磁気ヘッド10と、キャリッジ5と、さらにボ
イスコイル11、永久磁石14、ヨーク12等からなる
ボイスコイルモータとにより主に構成されている。 密閉されたハウジング1の内部においては、垂直に設け
られた円柱状のスピンドル3に、複数の磁気ディスク2
が、同軸かつ平行に固定されている。そして、この磁気
ディスク2は、スピンドル3を軸として、はぼ垂直な姿
勢で回転自在になっている。 ハウジング1の外部には駆動モータ4が設けられており
、スピンドル3との間に張架された駆動ベルト4aを介
して、スピンドル3が、すなわち磁気ディスク2が所望
の速度で回転されるように構成されている。 スピンドル3の側方には、水平方向に、すなわち、磁気
ディスク2の半径方向に移動自在なキャリッジ5が設け
られており、ハウジング1の内側底面に設けられたレー
ル6に対して転動するベアリング7によって滑動自在に
案内されている。 キャリッジ5のスピンドル3の側には、複数のアーム8
が、複数の磁気ディスク2aの平面に平行となるように
水平に固定されている。そして、このアーム8の先端部
は、磁気ディスク2の間に位置されている。 アーム8の先端部には、先端部が7字形に分岐した板バ
ネ9がそれぞれ固定されており、各々の分岐端には、各
磁気ディスク2の平面に対向する姿勢で磁気ヘッド10
が固定されている。 この磁気ヘッド10は、キャリッジ5がレール6に沿っ
て水平方向に移動することにより、磁気ディスク2の表
面に同心円状に設けられたトラックのうち、任意のトラ
ックに対して、位置決めされる構成となっている。そし
て、磁気ディスク2に対する情報の書き込みおよび読み
出し動作は、該トラックに対して行われるものである。 一方、キャリッジ5において、複数のアーム8が固定さ
れた側面の反対側の面には、ボイスコイル11およびヨ
ーク12等からなる実施例1に示したボイスコイルモー
タが設けられている。 そして、ボイスコイル11に通電される電流と、永久磁
石14とヨーク12との間のギャップ13に形成される
磁場との相互作用により、ボイスコイル11には、通電
される電流の向きおよび強度に応じた推力Fが得られ、
この推力Fによって、キャリッジ5が駆動される構成と
なっている。 以上のような構成においては、永久磁石14の不均一な
着磁等による、ギャップ13中の磁束のばらつきは避け
られない。そして、この磁束のばらつきのために、推力
Fの中心Pfがキャリッジ5の重心Gと移動方向の同一
軸線上からずれている状態では、推力Fの一部が重心G
の回りの偶力となって、キャリッジ5を加振することと
なる。 このため、本実施例では、アジャストロッド15により
ギャップ13における磁束分布を間接的に調整して、ボ
イスコイル11に得られる推力Fの中心Pfおよび作用
方向が、キャリッジ5の重心Gに一致するように、アジ
ャストロッド15の長さや材質を適宜選択して、キャリ
ッジ5の振動を防止している。 他の実施例を説明する。 本実施例は、第3図に示した磁気ディス・り装置に使用
されるボイスコイルモータの推力の中心Pfのずれを、
検知することを目的としたものである。 但し、これに限定されるものではなく、他の目的、用途
にも使用可能である。また構成も、以下に述べるものに
限定されるものではない。 第4図にその構成を示す。 この装置は、2個のロードセル24a、24bと、2本
の連結棒25a、25bと、2個の板バネ23a、23
bと、台車22とにより主に構成されている。 ロードセル24a、24bは、外部から加えられる力を
測定することができるもので、本実施例においては、歪
ゲージを使用しているが、これに限定されるものではな
い。 このロードセル24aは、水平に設けられた連結棒25
a及び板バネ23aによりボイスコイル11と結合され
ている。この板バネ23aがボイスコイル11と結合さ
れる位置は、第3図のキャリッジ5の重心G(第3図中
に示す)に相当する位置と、キャリッジ5の移動方向に
相当する方向の同一軸線上にある。一方、ロードセル2
4aの左側面は、該連結棒25a及び板バネ23aを介
して伝えられるボイスコイル11の推力によって。 壁面等に押しつけられている。これにより、測定対象と
なる磁気回路とボイスコイル11とにより発生される推
力を、ロードセル24aにより測定する構成と成ってい
る。 ロードセル24bは、連結棒25aに固定されている。 そして、連結棒25bおよび板バネ23bを介して、ボ
イスコイル11と結合されている。 なお、この板バネ23bがボイスコイル11と結合され
ている位置と、キャリッジ5の重心Gに相当する位置と
は、キャリッジ5の移動方向に相当する方向の同一軸線
上ではない。したがって、測定対象となる磁気回路と、
ボイスコイル11とにより発生される推力のうち、キャ
リッジ5に対して偶力として作用する力を、ロードセル
24bにより検出する構成である。 ヨーク12と永久磁石14等から成る磁気回路はボイス
コイルモータの一部を構成するものであり、台車22に
固定され、ベース21の上を移動可能な構成となってい
る。 次に動作を説明する。 ボイスコイル11に電流を流し推力を発生させると、該
推力は、連結棒25aおよび板バネ23aを介して、ロ
ードセル24aにより検出される。 一方、この場合、ロードセル24bは、連結棒25a上
に固定されているため、連結棒25aと同距離だけ、水
平方向に移動する。従って、該推力の中心が、板バネ2
3aの位置と一致している場合には、ロードセル24b
には、電流を流していない時と比較した場合、力の変化
は検出されない。 すなわち、ボイスコイル11に電流を流さないときのロ
ードセル24bに加わる力と、電流を流したときに加わ
る力の差から、キャリッジ5に加わる偶力の存在が検知
される。 そのため、ボイスコイル11に電流を流さない時と、電
流を流した時にロードセル24bに加わる力が等しくな
るように推力の中心を調整すれば、偶力はゼロとなる。 すなわち、推力の中心がキャリッジ5の重心Gと一致す
る。 なお、ロードセル24aは、ボイスコイル11に発生す
る推力を測定するものであって、偶力の測定には、直接
的には必要がないが、一般にボイスコイルモータの性能
を示す推力の大きさを測定できる。 以上のように本実施例を使用すれば、磁気回路単体での
推力中心の位置を、検出することができる。 従って、磁気ディスク装置を組み立てる前に。 ボイスコイルモータの推力中心の位置が調整可能である
か否かを判定できる。そのため、ボイスコイルモータを
組み込んだ後になって、調整できないといった事態を招
くことがない。 また、被駆動体、本実施例においては、キャリッジ5の
重心位置のばらつきが小さければ、磁気ディスク装置を
組み立てる前に、推力中心をボイスコイルモータの推力
中心を、被駆動体の重心に合致するように調整すること
ができる。この場合には、磁気ディスク装置を組み立て
る工程において、ボイスコイルモータの磁束分布を調整
する必 。 要がない。 さらに、磁気ディスク装置は、塵埃を嫌うため、なるべ
く、部品間でしゆう動する作業を避ける必要がある。前
述したボイスコイルモータの磁束分布調整作業を、磁気
ディスク装置を組み立てる前に行うことにより、このよ
うな作業を減らして。 磁気ディスク装置の信頼性を向上できる。 また、台車22に乗せる磁気回路だけを交換することに
より、数多くの磁気回路を迅速に測定することができる
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ボイスコイルモー
タの推力の中心位置を調整することが可能である。これ
により、該推力の一部が、偶力として被駆動体に作用す
ることによる、被駆動体の振動を防止することができる
。 さらに、ボイスコイルモータに発生する推力の中心を高
精度で検出することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例のボイスコイルモータ
の上面図、第1図(b)はそのB−B断面図、第1図(
c)はA−A断面図、第2図は、第1図に示したボイス
コイルモータの等価回路、第3図は、第1図のボイスコ
イルモータが組み込まれた磁気ディスクの要部を示す略
断面図、第4図は、ボイスコイルモータの推力中心位置
を測定する測定装置の略断面図である。 1・・・ハウジング、2・・・磁気ディスク、3・・・
スピンドル、4・・・駆動モータ、5・・・キャリッジ
、6・・・レール、7・・・ベアリング、8・・・アー
ム、9・・板バネ、10・・・磁気ヘッド、11・・・
ボイスコイル、12・・・ヨーク、12a・・・欠測ヨ
ーク、12b・・・センターヨーク、13・・・ギャッ
プ、14・・永久磁石、15・・・アジャストロッド、
16・・・スリット、17・・・ロッド穴、21・・・
ベース、22・・・台車、23a・・・板バネ、23b
・・・板バネ、24a・・・ロードセル。 24b・・・ロードセル、25a・・・連結棒、b・・
・連結棒、F・・・推力、G・・・キャリッジの重心、
Pf・・・推力の中心。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ボイスコイルと、上記ボイスコイルを横切る磁束を
    発生させる磁気回路とを有するボイスコイルモータであ
    って、 上記磁気回路が、上記ボイスコイルを横切る複数の磁路
    を有し、かつ、各磁路の磁束をそれぞれ調整する磁束調
    整手段を備えていることを特徴とするボイスコイルモー
    タ。 2、上記磁気回路が、複数の磁路を有しかつ該磁路に対
    応して凹部が設けられたヨークを含み、上記磁束調整手
    段が、上記凹部に挿入される磁性体の部材であることを
    特徴とする請求項1記載のボイスコイルモータ。 3、ボイスコイルと、磁気回路とを有するボイスコイル
    モータの推力の中心を検出する推力中心測定装置におい
    て、 上記ボイスコイルの一点を支える支持手段と、上記ボイ
    スコイルの上記一点以外の点に作用する力を検出する偶
    力検出手段とを備えたことを特徴とする推力中心測定装
    置。
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