JPH04178B2 - - Google Patents
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- JPH04178B2 JPH04178B2 JP1344083A JP1344083A JPH04178B2 JP H04178 B2 JPH04178 B2 JP H04178B2 JP 1344083 A JP1344083 A JP 1344083A JP 1344083 A JP1344083 A JP 1344083A JP H04178 B2 JPH04178 B2 JP H04178B2
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- connection hole
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24H—FLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
- F24H1/00—Water heaters, e.g. boilers, continuous-flow heaters or water-storage heaters
- F24H1/54—Water heaters for bathtubs or pools; Water heaters for reheating the water in bathtubs or pools
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control For Baths (AREA)
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、浴槽内に貯えられた水または湯を昇
温させる電気風呂釜の加熱制御装置に関するもの
である。
温させる電気風呂釜の加熱制御装置に関するもの
である。
従来例の構成とその問題点
近年、集合住宅等において、ガス爆発やガス漏
れ等、ガスによる事故が発生した場合、多大の人
災や損害を被る危険性があるため、集合住宅等に
おいては、ガスを引込まず、電気のみを各戸に供
給する、いわゆるオール電化が電気の安全性をメ
リツトとして普及しつつある。
れ等、ガスによる事故が発生した場合、多大の人
災や損害を被る危険性があるため、集合住宅等に
おいては、ガスを引込まず、電気のみを各戸に供
給する、いわゆるオール電化が電気の安全性をメ
リツトとして普及しつつある。
このオール電化による集合住宅等の浴槽への給
湯方式としては、電気温水器で沸かして貯めた湯
を温水パイプを通じて浴槽に供給する、いわゆる
貯湯給湯方式が大半である。
湯方式としては、電気温水器で沸かして貯めた湯
を温水パイプを通じて浴槽に供給する、いわゆる
貯湯給湯方式が大半である。
この貯湯給湯方式の浴槽においては蛇口より湯
を浴槽に落とし込む方式であるため、、従来のガ
ス風呂釜のように追焚きができず、浴槽内のぬる
くなつた湯を昇温させるには、電気温水器内の熱
い湯を追加するか、または浴槽内のぬるくなつた
湯の一部、あるいは全部を排水してから電気温水
器内の湯と水道の水を混合した適度の湯を浴槽に
満たすといつた煩しさや不経済性が生じる。
を浴槽に落とし込む方式であるため、、従来のガ
ス風呂釜のように追焚きができず、浴槽内のぬる
くなつた湯を昇温させるには、電気温水器内の熱
い湯を追加するか、または浴槽内のぬるくなつた
湯の一部、あるいは全部を排水してから電気温水
器内の湯と水道の水を混合した適度の湯を浴槽に
満たすといつた煩しさや不経済性が生じる。
また、これらの問題解決、すなわち浴槽内のぬ
るくなつた湯を昇温させる電気機器として、第1
図に示すように、両端が浴槽1に連結水管2,
2′を介して連結され、かつ溶接等によつて略コ
字状に形成されたステンレス等の金属よりなるパ
イプ3の略中央外周部に、シーズヒータ4をろう
付け等により固着し、シーズヒータ4の抵抗発熱
体5に電流を流して発生させたジユール熱を前記
パイプ3を介して、パイプ3内に充満した水また
は湯に伝えて加熱・昇温するものが考えられる
が、この場合、シーズヒータ4の抵抗発熱体5を
覆つている絶縁物からなる酸化マグネシウム6
が、何らかの原因により絶縁劣化したり、またシ
ーズヒータ4の外被体である金属パイプ7が破れ
て酸化マグネシウム6内に水が侵入した場合に
は、抵抗発熱体5に流れる電流が漏れてパイプ3
に流れ、この漏れ電流により入浴中の人が感電す
るといつた事故が発生することがある。また、こ
の漏れ電流をパイプ3に流さない方法として、パ
イプ3とシーズヒータ4の金属パイプ7間に絶縁
体を介在させることが考えられるが、この場合、
絶縁体は周知の如く熱不良導体であるため、抵抗
発熱体5の発生熱の利用効率が悪くなるととも
に、もし、絶縁体およびシーズヒータ4の絶縁劣
化が起これば感電事故が発生する危険性がある。
るくなつた湯を昇温させる電気機器として、第1
図に示すように、両端が浴槽1に連結水管2,
2′を介して連結され、かつ溶接等によつて略コ
字状に形成されたステンレス等の金属よりなるパ
イプ3の略中央外周部に、シーズヒータ4をろう
付け等により固着し、シーズヒータ4の抵抗発熱
体5に電流を流して発生させたジユール熱を前記
パイプ3を介して、パイプ3内に充満した水また
は湯に伝えて加熱・昇温するものが考えられる
が、この場合、シーズヒータ4の抵抗発熱体5を
覆つている絶縁物からなる酸化マグネシウム6
が、何らかの原因により絶縁劣化したり、またシ
ーズヒータ4の外被体である金属パイプ7が破れ
て酸化マグネシウム6内に水が侵入した場合に
は、抵抗発熱体5に流れる電流が漏れてパイプ3
に流れ、この漏れ電流により入浴中の人が感電す
るといつた事故が発生することがある。また、こ
の漏れ電流をパイプ3に流さない方法として、パ
イプ3とシーズヒータ4の金属パイプ7間に絶縁
体を介在させることが考えられるが、この場合、
絶縁体は周知の如く熱不良導体であるため、抵抗
発熱体5の発生熱の利用効率が悪くなるととも
に、もし、絶縁体およびシーズヒータ4の絶縁劣
化が起これば感電事故が発生する危険性がある。
発明の目的
本発明は、このような従来の問題点を解消する
もので、熱交換効率が高く、かつ異常時における
安全性の向上をはかつて機器自体および浴槽の損
傷を未然に防ぐことができる電気風呂釜用制御装
置を提供することを目的とする。
もので、熱交換効率が高く、かつ異常時における
安全性の向上をはかつて機器自体および浴槽の損
傷を未然に防ぐことができる電気風呂釜用制御装
置を提供することを目的とする。
発明の構成
上記目的を達成するために本発明の電気風呂釜
用加熱制御装置は、第1加熱タンクと電磁誘導発
熱効果の良好な材料よりなり前記第1加熱タンク
に水密固着した第2加熱タンクとで構成した加熱
タンクと、前記加熱タンクの下部および上部に穿
設した流入連結孔および流出連結孔と、平面状の
加熱用コイルを有する誘導加熱手段と、前記加熱
タンクの温度を検知し前記誘導加熱手段への通電
を制御する温度検知器とを備え、前記温度検知器
を前記流出連結孔近傍の位置の前記第2加熱タン
クに固着し、前記誘導加熱手段を前記第2加熱タ
ンクに固着し、前記流入連結孔および流出連結孔
を浴槽に連結したもので、この構成によれば、浴
槽内の水または湯が加熱タンクの流出連結孔以下
の水位となつた場合における加熱タンクの異常温
度上昇を温度検知器が迅速に検知して、加熱用コ
イルへの通電を遮断することができるため、機器
自体および浴槽の損傷を未然に防止することがで
き、その結果、異常時における安全性を簡単な構
成にして確保することができるというすぐれた効
果を奏するものである。
用加熱制御装置は、第1加熱タンクと電磁誘導発
熱効果の良好な材料よりなり前記第1加熱タンク
に水密固着した第2加熱タンクとで構成した加熱
タンクと、前記加熱タンクの下部および上部に穿
設した流入連結孔および流出連結孔と、平面状の
加熱用コイルを有する誘導加熱手段と、前記加熱
タンクの温度を検知し前記誘導加熱手段への通電
を制御する温度検知器とを備え、前記温度検知器
を前記流出連結孔近傍の位置の前記第2加熱タン
クに固着し、前記誘導加熱手段を前記第2加熱タ
ンクに固着し、前記流入連結孔および流出連結孔
を浴槽に連結したもので、この構成によれば、浴
槽内の水または湯が加熱タンクの流出連結孔以下
の水位となつた場合における加熱タンクの異常温
度上昇を温度検知器が迅速に検知して、加熱用コ
イルへの通電を遮断することができるため、機器
自体および浴槽の損傷を未然に防止することがで
き、その結果、異常時における安全性を簡単な構
成にして確保することができるというすぐれた効
果を奏するものである。
実施例の説明
以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
て説明する。
第2図および第3図において、11は加熱タン
クで、この加熱タンク11は第1加熱タンク12
と、電磁誘導発熱効果の良好な材料よりなる第2
加熱タンク13とにより構成されており、前記第
1加熱タンク12および第2加熱タンク13の周
端部はお互いに溶接等により固着され、水密構造
となつている。また前記加熱タンク11は第1加
熱タンク12の下部および上部に穿設した流入連
結孔12aおよび流出連結孔12bに、それぞれ
水密的に固着された中空の流入連結雌ねじ14お
よび流出連結雌ねじ15を介して、合成樹脂製の
浴槽16に穿設した下取付孔16aおよび上取付
孔16bに連結されている。
クで、この加熱タンク11は第1加熱タンク12
と、電磁誘導発熱効果の良好な材料よりなる第2
加熱タンク13とにより構成されており、前記第
1加熱タンク12および第2加熱タンク13の周
端部はお互いに溶接等により固着され、水密構造
となつている。また前記加熱タンク11は第1加
熱タンク12の下部および上部に穿設した流入連
結孔12aおよび流出連結孔12bに、それぞれ
水密的に固着された中空の流入連結雌ねじ14お
よび流出連結雌ねじ15を介して、合成樹脂製の
浴槽16に穿設した下取付孔16aおよび上取付
孔16bに連結されている。
17は第2加熱タンク13の外側背面に対向し
て配設した加熱用コイルで、この加熱用コイル1
7は電気絶縁材料よりなるコイルベース18の内
壁面に巻回して取付けられており、その仕上り巻
径を横軸方向に比べて縦軸方向が短い略長円形状
に構成している。またコイルベース18の外壁面
には、フエライト等の抵抗率の大なる強磁体より
なる磁路形成用の第1閉磁部材19および第2閉
磁部材20が複数個それぞれ放射状に取付けられ
ている。そして前記加熱用コイル17、コイルベ
ース18、複数個の第1閉磁部材19および第2
閉磁部材20によつて誘導加熱手段21を構成し
ている。また、この誘導加熱手段21は、第2加
熱タンク13にスポツト溶接等により固着された
複数個の取付金具22にコイルベース18を螺着
等にて取付けることにより保持されている。
て配設した加熱用コイルで、この加熱用コイル1
7は電気絶縁材料よりなるコイルベース18の内
壁面に巻回して取付けられており、その仕上り巻
径を横軸方向に比べて縦軸方向が短い略長円形状
に構成している。またコイルベース18の外壁面
には、フエライト等の抵抗率の大なる強磁体より
なる磁路形成用の第1閉磁部材19および第2閉
磁部材20が複数個それぞれ放射状に取付けられ
ている。そして前記加熱用コイル17、コイルベ
ース18、複数個の第1閉磁部材19および第2
閉磁部材20によつて誘導加熱手段21を構成し
ている。また、この誘導加熱手段21は、第2加
熱タンク13にスポツト溶接等により固着された
複数個の取付金具22にコイルベース18を螺着
等にて取付けることにより保持されている。
23は所定温度以上になるとOFFする温度検
知器で、この温度検知器23は検知体24と、ア
ルミ等の非磁性体よりなるホルダー25とにより
構成されており、コイルベース18に螺着した板
ばね26によつて、浴槽16の上取付孔16bと
略同じ高さで流出連結孔12b近傍の位置の第2
加熱タンク13の外側の背面に押圧固定されてい
る。27はカバーで、このカバー27はコイルベ
ース18に設けた複数個のボス部18aに螺着し
て取付けられており、下部開口より接続ケーブル
28が挿入され、この接続ケーブル28は第2加
熱タンク13に固着した第1ケーブル押さえ29
と第2ケーブル押さえ30により挾持固定されて
いる。また前記接続ケーブル28は、加熱用コイ
ル17と外部に配設する高周波発振器(図示せ
ず)とを接続するとともに、外部に配設され、か
つ温度検知器23の信号を受けて加熱コイル17
への通電を制御する制御部品(図示せず)と温度
検知器23をも接続するようになつている。
知器で、この温度検知器23は検知体24と、ア
ルミ等の非磁性体よりなるホルダー25とにより
構成されており、コイルベース18に螺着した板
ばね26によつて、浴槽16の上取付孔16bと
略同じ高さで流出連結孔12b近傍の位置の第2
加熱タンク13の外側の背面に押圧固定されてい
る。27はカバーで、このカバー27はコイルベ
ース18に設けた複数個のボス部18aに螺着し
て取付けられており、下部開口より接続ケーブル
28が挿入され、この接続ケーブル28は第2加
熱タンク13に固着した第1ケーブル押さえ29
と第2ケーブル押さえ30により挾持固定されて
いる。また前記接続ケーブル28は、加熱用コイ
ル17と外部に配設する高周波発振器(図示せ
ず)とを接続するとともに、外部に配設され、か
つ温度検知器23の信号を受けて加熱コイル17
への通電を制御する制御部品(図示せず)と温度
検知器23をも接続するようになつている。
なお、31,31′,32,32′および33,
33′は浴槽16の下取付孔16aおよび上取付
孔16bに取付けられる流入連結雌ねじ14およ
び流出連結雌ねじ15を水密的に固定する連結雄
ねじ、すべらし板および挾持パツキングである。
33′は浴槽16の下取付孔16aおよび上取付
孔16bに取付けられる流入連結雌ねじ14およ
び流出連結雌ねじ15を水密的に固定する連結雄
ねじ、すべらし板および挾持パツキングである。
上記構成において、次にその動作を説明する。
電源を投入すると、高周波発振器(図示せず)に
接続された加熱用コイル17に高周波電流が流れ
て磁束を発生し、この磁束は、加熱タンク11の
第2加熱タンク13、第1閉磁部材19および第
2閉磁部材20を磁路として流れ、電磁誘導発熱
効果の良好な材料よりなる第2加熱タンク13は
渦電流損失およびヒステリシス損失を生じて発熱
する。加熱タンク11内には浴槽16内の水
(湯)が充満しているので、第2加熱タンク13
の内壁に接している水(湯)は、昇温した第2加
熱タンク13の熱を熱伝導により奪つて直ちに昇
温される。この昇温された水(湯)は比重が小さ
くなるため、加熱タンク11の上方に移動し、流
出連結孔12bを通じて浴槽16内に流出し、こ
れに代つて、低温の水(湯)が流入連結孔12a
を通じて加熱タンク11内に流入して昇温される
循環が繰り返されることにより、浴槽16内の水
(湯)が次第に昇温される。
電源を投入すると、高周波発振器(図示せず)に
接続された加熱用コイル17に高周波電流が流れ
て磁束を発生し、この磁束は、加熱タンク11の
第2加熱タンク13、第1閉磁部材19および第
2閉磁部材20を磁路として流れ、電磁誘導発熱
効果の良好な材料よりなる第2加熱タンク13は
渦電流損失およびヒステリシス損失を生じて発熱
する。加熱タンク11内には浴槽16内の水
(湯)が充満しているので、第2加熱タンク13
の内壁に接している水(湯)は、昇温した第2加
熱タンク13の熱を熱伝導により奪つて直ちに昇
温される。この昇温された水(湯)は比重が小さ
くなるため、加熱タンク11の上方に移動し、流
出連結孔12bを通じて浴槽16内に流出し、こ
れに代つて、低温の水(湯)が流入連結孔12a
を通じて加熱タンク11内に流入して昇温される
循環が繰り返されることにより、浴槽16内の水
(湯)が次第に昇温される。
なお、磁路が通る第1閉磁部材19および第2
閉磁部材20は、前述したようにフエライト等の
抵抗率の大なる強磁性体により構成されているた
め、ほとんど発熱しない上に、磁路を閉じるた
め、近接するカバー27等の発熱を防ぐとともに
機器の加熱効率を上げる。
閉磁部材20は、前述したようにフエライト等の
抵抗率の大なる強磁性体により構成されているた
め、ほとんど発熱しない上に、磁路を閉じるた
め、近接するカバー27等の発熱を防ぐとともに
機器の加熱効率を上げる。
次に電源が投入された状態において、浴槽16
内の水(湯)の水位が上取付孔16a以下になつ
た場合の動作を説明する。
内の水(湯)の水位が上取付孔16a以下になつ
た場合の動作を説明する。
この状態においては、加熱タンク11内の水
(湯)は流出連結孔12aを通じて浴槽16内に
流出することがないので、加熱タンク11内に停
滞し、かつ第2加熱タンク13の発熱により次第
に昇温されて高温となる。一方、温度検知器23
は、浴槽16の上取付孔16bと略同じ高さで第
2加熱タンク13の外側の背面に取付けられてお
り、またこの部分における第2加熱タンク13は
水(湯)が内壁面に接していないため、空焚き状
態となつて急激に温度上昇し、その結果、温度検
知器23は所定温度に短時間で到達してOFFし、
加熱用コイル17への通電を停止する。このと
き、加熱タンク11内にある水(湯)は昇温され
ているが、温度検知器23の取付けられた第2加
熱タンク13の温度上昇に比べてゆるやかな温度
上昇であり、したがつてこの湯が沸騰して蒸気が
発生し、この蒸気が流出連結孔12bより吐出し
て入浴中の人が火傷を負うといつたこともなく安
全である。また、当然の事ながら機器自体および
これに接する浴槽16の温度上昇も極めて小さく
できるから、これらの熱劣化等による損傷も未然
に防止できる。
(湯)は流出連結孔12aを通じて浴槽16内に
流出することがないので、加熱タンク11内に停
滞し、かつ第2加熱タンク13の発熱により次第
に昇温されて高温となる。一方、温度検知器23
は、浴槽16の上取付孔16bと略同じ高さで第
2加熱タンク13の外側の背面に取付けられてお
り、またこの部分における第2加熱タンク13は
水(湯)が内壁面に接していないため、空焚き状
態となつて急激に温度上昇し、その結果、温度検
知器23は所定温度に短時間で到達してOFFし、
加熱用コイル17への通電を停止する。このと
き、加熱タンク11内にある水(湯)は昇温され
ているが、温度検知器23の取付けられた第2加
熱タンク13の温度上昇に比べてゆるやかな温度
上昇であり、したがつてこの湯が沸騰して蒸気が
発生し、この蒸気が流出連結孔12bより吐出し
て入浴中の人が火傷を負うといつたこともなく安
全である。また、当然の事ながら機器自体および
これに接する浴槽16の温度上昇も極めて小さく
できるから、これらの熱劣化等による損傷も未然
に防止できる。
さらに、前述したように異常時(浴槽16の上
取付孔16b以下に水位がなつたとき)には温度
検知器23は急激に温度上昇するので、正常時
(浴槽16の上取付孔16b以上に水位があると
き)の温度上昇値よりかなり高い温度に温度検知
器23の所定温度(OFF温度)を設定しても異
常時には迅速に応答して加熱用コイル17への通
電を確実に停止することが可能となる。また、加
熱用コイル17は前述したように、平板状に巻回
し、その仕上り巻径を横軸方向に比べて縦軸方向
が短い略長円形状としているため、第2加熱タン
ク13の上下部に温度検知器23や接続ケーブル
28を取付けるスペースが確保でき、同一インダ
クダンスを有する円形状の加熱用コイルを用いる
よりも機器自体をコンパクトにできるという利点
を有する。
取付孔16b以下に水位がなつたとき)には温度
検知器23は急激に温度上昇するので、正常時
(浴槽16の上取付孔16b以上に水位があると
き)の温度上昇値よりかなり高い温度に温度検知
器23の所定温度(OFF温度)を設定しても異
常時には迅速に応答して加熱用コイル17への通
電を確実に停止することが可能となる。また、加
熱用コイル17は前述したように、平板状に巻回
し、その仕上り巻径を横軸方向に比べて縦軸方向
が短い略長円形状としているため、第2加熱タン
ク13の上下部に温度検知器23や接続ケーブル
28を取付けるスペースが確保でき、同一インダ
クダンスを有する円形状の加熱用コイルを用いる
よりも機器自体をコンパクトにできるという利点
を有する。
発明の効果
以上のように本発明の電気風呂釜用加熱制御装
置によれば、第1加熱タンクと電磁誘導発熱効果
の良好な材料よりなり前記第1加熱タンクに水密
固着した第2加熱タンクとで構成した加熱タンク
と、平面状の加熱用コイルを有する誘導加熱手段
と、前記加熱タンクの温度を検知し前記誘導加熱
手段への通電を制御する温度検知器とを備え、前
記温度検知器を前記流出連結孔近傍の位置の前記
第2加熱タンクに固着し、前記誘導加熱手段を前
記第2加熱タンクに固着したから、平面状の加熱
用コイルを有する誘導加熱手段を加熱タンクに容
易に固着できて加熱タンク内の水を加熱でき、誘
導加熱手段の加熱用コイルを円板状に巻回できる
ため、加熱タンクの加熱面積を大きくできて加熱
効率を向上でき、しかも、別途製作した誘導加熱
手段を加熱タンクに容易に固着できるため、組立
てが容易で安価にでき、さらに、浴槽すなわち加
熱タンク内の水が流出連結孔以下の水位になつた
場合には、第2加熱タンクは誘導加熱手段により
加熱されているために第2加熱タンクは急激に温
度上昇し、温度検知器の温度は短時間に所定温度
に到達してオフし、誘導加熱手段への通電を停止
でき、流出連結孔より蒸気が吐出して入浴中の人
が火傷を負うことがなく、機器自体および浴槽の
損傷を未然に防げ、異常時における安全性が確保
できるものである。
置によれば、第1加熱タンクと電磁誘導発熱効果
の良好な材料よりなり前記第1加熱タンクに水密
固着した第2加熱タンクとで構成した加熱タンク
と、平面状の加熱用コイルを有する誘導加熱手段
と、前記加熱タンクの温度を検知し前記誘導加熱
手段への通電を制御する温度検知器とを備え、前
記温度検知器を前記流出連結孔近傍の位置の前記
第2加熱タンクに固着し、前記誘導加熱手段を前
記第2加熱タンクに固着したから、平面状の加熱
用コイルを有する誘導加熱手段を加熱タンクに容
易に固着できて加熱タンク内の水を加熱でき、誘
導加熱手段の加熱用コイルを円板状に巻回できる
ため、加熱タンクの加熱面積を大きくできて加熱
効率を向上でき、しかも、別途製作した誘導加熱
手段を加熱タンクに容易に固着できるため、組立
てが容易で安価にでき、さらに、浴槽すなわち加
熱タンク内の水が流出連結孔以下の水位になつた
場合には、第2加熱タンクは誘導加熱手段により
加熱されているために第2加熱タンクは急激に温
度上昇し、温度検知器の温度は短時間に所定温度
に到達してオフし、誘導加熱手段への通電を停止
でき、流出連結孔より蒸気が吐出して入浴中の人
が火傷を負うことがなく、機器自体および浴槽の
損傷を未然に防げ、異常時における安全性が確保
できるものである。
第1図は従来の電気風呂釜を浴槽に取付けた状
態を示す縦断面図、第2図は本発明の一実施例を
示す電気風呂釜の加熱制御装置を浴槽に取付けた
状態を示す縦断面図、第3図は第2図においてカ
バーを取除いた状態にて矢印A方向より見た同加
熱制御装置の矢視図である。 11……加熱タンク、12……第1加熱タン
ク、12a……流入連結孔、12b……流出連結
孔、13……第2加熱タンク、16……浴槽、1
7……加熱コイル、21……誘導加熱手段、23
……温度検知器。
態を示す縦断面図、第2図は本発明の一実施例を
示す電気風呂釜の加熱制御装置を浴槽に取付けた
状態を示す縦断面図、第3図は第2図においてカ
バーを取除いた状態にて矢印A方向より見た同加
熱制御装置の矢視図である。 11……加熱タンク、12……第1加熱タン
ク、12a……流入連結孔、12b……流出連結
孔、13……第2加熱タンク、16……浴槽、1
7……加熱コイル、21……誘導加熱手段、23
……温度検知器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1加熱タンクと電磁誘導発熱効果の良好な
材料よりなり前記第1加熱タンクに水密固着した
第2加熱タンクとで構成した加熱タンクと、前記
加熱タンクの下部および上部に穿設した流入連結
孔および流出連結孔と、平面状の加熱用コイルを
有する誘導加熱手段と、前記加熱タンクの温度を
検知し前記誘導加熱手段への通電を制御する温度
検知器とを備え、前記温度検知器を前記流出連結
孔近傍の位置の前記第2加熱タンクに固着し、前
記誘導加熱手段を前記第2加熱タンクに固着し、
前記流入連結孔および流出連結孔を浴槽に連結し
た電気風呂釜用加熱制御装置。 2 加熱用コイルは、その仕上り巻径を横軸方向
に比べて縦軸方向が短い略長円形状とした特許請
求の範囲第1項記載の電気風呂釜用加熱制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58013440A JPS59138842A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 電気風呂釜用加熱制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58013440A JPS59138842A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 電気風呂釜用加熱制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59138842A JPS59138842A (ja) | 1984-08-09 |
JPH04178B2 true JPH04178B2 (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=11833185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58013440A Granted JPS59138842A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | 電気風呂釜用加熱制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59138842A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6030927A (ja) * | 1983-08-01 | 1985-02-16 | Saruga Toshibumi | 電気加熱装置 |
JPH0361244U (ja) * | 1989-10-13 | 1991-06-17 | ||
CN112856558B (zh) * | 2021-01-21 | 2023-06-16 | 江苏联线环境设备有限公司 | 一种供暖系统恒温储水设备 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112546B2 (ja) * | 1973-03-19 | 1976-04-20 | ||
JPS55828A (en) * | 1978-06-16 | 1980-01-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Heat exchanger |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112546U (ja) * | 1974-07-15 | 1976-01-29 |
-
1983
- 1983-01-28 JP JP58013440A patent/JPS59138842A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5112546B2 (ja) * | 1973-03-19 | 1976-04-20 | ||
JPS55828A (en) * | 1978-06-16 | 1980-01-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Heat exchanger |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59138842A (ja) | 1984-08-09 |
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