JPH04178717A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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Publication number
JPH04178717A
JPH04178717A JP2307907A JP30790790A JPH04178717A JP H04178717 A JPH04178717 A JP H04178717A JP 2307907 A JP2307907 A JP 2307907A JP 30790790 A JP30790790 A JP 30790790A JP H04178717 A JPH04178717 A JP H04178717A
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JP
Japan
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vibration
positioning
housing
input
sensors
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Pending
Application number
JP2307907A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Yanagisawa
柳沢 亮三
Shinnosuke Taniishi
谷石 信之介
Katsuyuki Kobayashi
克行 小林
Kiyoshi Kaneko
潔 兼子
Atsushi Tanaka
淳 田中
Yuichiro Yoshimura
雄一郎 吉村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to JP2307907A priority Critical patent/JPH04178717A/ja
Publication of JPH04178717A publication Critical patent/JPH04178717A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は座標入力装置、特に振動ペンから入力された振
動を振動伝達板に複数設けられた振動センサにより検出
して前記振動ペンの振動伝達板上での座標を検出する座
標入力装置に関するものである。
〔従来の技術〕
上記のような座標検出方式では、人力タブレットを構成
する振動伝達板の構成が簡単であること、また振動伝達
板として透明材料を利用できるため、表示器、原稿など
に重ねて配置することができるなどの利点がある。
この種の座標入力装置では、振動伝達板に設けられた複
数の振動センサにより振動ペンからの入力振動を検出す
るが、振動伝達板上での振動伝達の際の位相遅延の影響
、検出回路の回路遅延時間の影響を補正しないと正しい
座標値を検出することができない。回路遅延には、電気
的な回路のみならず、振動ペン−振動伝達板間の機械的
に振動が伝達される回路のもつ固有の遅延も含まれる。
第8図は横軸に時間t、縦軸に入力点〜振動センサまで
の振動伝達距離をとって、ある距離を振動波形のエンベ
ロープが進行する群遅延時間tgと、波形の位相が進行
する位相遅延時間tpの変化を示したものである。
図示のように、回路遅延時間etは距離0においても必
ず含まれ、各遅延時間の曲線(直線)をグラフの右方向
にオフセットさせる。また、位相波形は波長に応じて図
示のように規則的な位相遅延を生じるが、距離Oにおけ
る群遅延時間tgと位相遅延時間の差tof、すなわち
位相のオフセットは回路遅延の時間の影響により変化す
る。
振動伝達板上の横波成分を検出することにより振動伝達
時間を測定する方式では、群遅延時間tgおよび位相遅
延時間tpの両方を用いて振動伝達時間を決定する方法
が知られているが、このような方法では、上記の回路遅
延時間etおよび位相オフセットtof分の補正を行な
わなければ、正しい振動伝達時間を得ることができない
上記問題を解決するために、本出願人は以前に特願昭6
3−63181号出撃「座標入力装置」において以下の
発明を行なっている。即ち、振動ペンから入力された振
動を振動伝達板に複数設けられた振動センサにより検出
して前記振動ペンの振動伝達板上での座標を検出する座
標入力装置において、前記振動伝達板上の任意の入力点
から入力された振動の前記各振動センサへの振動伝達時
間とこの振動伝達時間に基づき所定の演算方法で前記任
意の入力点の座標を補正値として記憶する手段と、前記
振動ペンによる座標入力点から前記各振動センサまでの
振動伝達時間を測定し、この測定値から前記記憶手段に
格納された振動伝達時間の補正値を減算し前記任意の入
力点から座標入力点までの距離に対応する振動伝達時間
を算出しこの時間値および前記の記憶された任意の入力
点の座標値に基づき座標演算を行なう制御手段を設けた
構成の座標入力装置であり、前記任意の入力点から各振
動センサへの振動伝達時間および、入力点から各振動セ
ンサへの振動伝達時間には同じように回路遅延時間およ
び位相オフセット時間が含まれているため、これらを減
算することにより回路遅延時間および位相オフセット時
間を除去した振動伝達時間を算出できる。この振動伝達
時間は振動センサ位置を起点として計った任意の点から
座標入力点までの距離に相当するため、この振動伝達時
間に基づき座標演算を行なえば回路遅延時間および位相
オフセット時間の影響にかかわらず正確な座標値を得る
ことができるものである。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら、上記従来例では、補正値を得るための入
力が、振動伝達板に設けられたマークに対して行なわれ
るため、振動センサからの距離が既知である理想的な位
置での入力が困難である。すなわち、振動センサと入力
点との間には、第12図から知れるように、振動センサ
の位置決め手段と振動伝達板の位置決めを行う筺体の位
置決め手段との間の称呼寸法からの誤差、振動伝達板に
おいて筺体の位置決め手段に当接する基準位置と補正値
入力用のマークとの称呼寸法からの誤差、マークへの治
具あるいは人によるペンの設定の誤差が累積されるもの
である。
これらの誤差は、振動センサからの距離が既知である理
想的な位置での入力を防げ、画像の歪みを生ずるもので
ある 画像の歪みは例えば第13図に示すように生ずる。
すなわち理想的な入力点の位置からΔlだけズした位置
において補正値を得るための入力がなされると、図にお
いて破線であるべき画像が実線で示される歪んだ画像と
なる。
〔課題を解決するための手段(及び作用)〕本発明によ
れば、振動ペンと、筺体と、該筺体に取り付けられ前記
振動ペンから入力された振動を伝播する振動伝達板と、
前記筺体に取り付けられ前記振動伝達体から振動を受振
する複数個の振動センサとからなる座標人力装置におい
て、筺体の位置決め基準手段と、筺体と少なくとも1ヶ
以上の振動センサとの位置決め手段とが略同一線上に位
置するようにしたことで、各振動センサからの距離が既
知である入力点への振動ペンの位置設定が誤差が少な(
極めて高精度に行え、画像の歪みが極めて小さい高精度
な座標入力装置が実現てきるものである。
〔実施例〕
以下、添付図面に従って本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本実施例の座標入力装置の座標入力面の構成図
、第2図は本実施例からなる座標入力装置のブロック図
である。
第1図において、lは筺体であり、該筺体lには振動伝
達板2および振動センサ3a、 3bs 3c、 3d
が取り付けられる。筺体1には加工、検査、組立等のた
めの位置決め手段である位置決め基準穴1a。
1bが設けられている。また筺体lには振動伝達板2の
外形端面と当接し振動伝達板2の位置決めを行う、伝達
板用位置決め部1c、 1.d、 leが設けられてい
る。振動伝達板2は、該位置決め部1c、 Id。
leに対し、外形端面を当接することで位置決めされ、
筺体1に取り付けられる。
また筺体1の位置決め基準穴1a、1bを結ぶ線と略同
一線上に、振動センサ3a、3bの位置決め手段である
振動センサ用位置決め穴ifSIgが設けられている。
さらに筺体1には位置決め穴1f、1.gを結ぶ線分の
略垂直2等分線上に、振動センサ3c。
3dの位置決め手段である振動センサ用位置決め穴lh
、Iiが設けられている。振動センサ3a、3b13c
、 3dは、上記位置決め穴If、 Ig、 lh、 
liにより位置決めされ、不図示のバネ等の手段により
振動伝達板2に付勢され取り付けられる。
上記において、筺体1の位置決め穴if、 Ig、 l
h。
11は、位置決め基準穴1a、 lbを基準として加工
されるため、位置決め基準穴1a、1bに対する加工精
度は極めて良好である。特に位置決め穴1f、1gの加
工精度が良いのは言うまでもない。このため、筺体1の
位置決め基準穴1a、lbに対し振動センサ3a、3b
、3c、3dはその位置が精度良く取り付けられる。
振動伝達板2は、ガラスあるいはアクリル等からなり、
振動ペン4から伝達される振動を振動センサ3a、 3
b、 3c、 3dに伝達する。
本実施例では振動ペン4から振動伝達板2を介して振動
センサ3a、3b、3c、3dに伝達された超音波振動
の伝達時間を計測することにより振動ペン4の振動伝達
板2上での座標を検出する。
振動伝達板2は振動ペン4から伝達された振動が周辺部
で反射されて中央部の方向に戻るのを防止するためにそ
の周辺部分をシリコンゴムなどから構成された反射防止
材5によって支持されている。
第2図において、振動伝達板2はCR,T(あるいは液
晶表示器など)など、ドツト表示が可能な表示器6上に
配置され、振動ペン4によりなぞられた位置にドツト表
示を行なうようになっている。すなわち、検出された振
動ペン4の座標に対応した表示器6上の位置にドツト表
示が行なわれ、振動ペン4により入力された点、線など
の要素により構成される画像はあたかも紙に書き込みを
行なったように振動ペンの軌跡の後に現れる。
また、このような構成によれば表示器6にはメニュー表
示を行ない、振動ペンによりそのメニュー項目を選択さ
せたり、プロンプトを表示させて所定の位置に振動ペン
4を接触させるなどの入力方式%式% 振動伝達板2に超音波振動を入力する振動ペン4は、内
部に圧電素子などから構成した振動子4aを有しており
、振動子4aの発生した超音波振動を先端が尖ったホー
ン部4bを介して振動伝達板2に伝達する。
第3図は振動ペン4の構造を示している。振動ペン4に
内蔵された振動子4aは、振動子駆動回路12により駆
動される。振動子4aの駆動信号は第2図の演算および
制御回路11から低レベルのパルス信号として供給され
、低インピーダンス駆動が可能な振動子駆動回路12に
よって所定のゲインで増幅された後、振動子4aに印加
される。
電気的な駆動信号は振動子4aによって機械的な超音波
振動に変換され、ホーン部4bを介して振動板2に伝達
される。
振動子4aの振動周波数はアクリル、カラスなどの振動
伝達板2に板波を発生させることができる値に選択され
る。また、振動子駆動の際、振動伝達板2に対して第3
図の垂直方向に振動子4aが主に振動するような振動モ
ードが選択される。また、振動子4aの振動周波数を振
動子4aの共振周波数とすることで効率のよい振動変換
が可能である。
上記のようにして振動伝達板2に伝えられる弾性波は板
波であり、表面波などに比して振動伝達板2の表面の傷
、障害物などの影響を受けにくいという利点を有する。
振動伝達板2に設けられた振動センサ3a、3b。
3c、3dも圧電素子などの機械〜電気変換素子により
構成される。4つの振動センサ3a、 3b、 3c1
3dの各々の出力信号は波形検出回路13に入力され、
後述の波形検出処理により、各センサへの振動到着タイ
ミングを検出する。この検出タイミング信号は演算制御
回路11に入力される。
演算制御回路工1は波形検出回路から入力された検出タ
イミングにより各センサへの振動伝達時間を検出し、さ
らにこの振動伝達時間から振動ペン4の振動伝達板2上
での座標入力位置を検出する。
検出された振動ペン4の座標情報は演算制御回路11に
おいて表示器6による出力方式に応じて処理される。す
なわち、演算制御回路は入力座標情報に基づいてデイス
プレィ駆動回路14を介して表示器6の出力動作を制御
する。
第4図は第2図の演算制御回路11の構造を示している
。ここでは主に振動ペン4の駆動系および振動センサ3
a〜3dによる振動検出系の構造を示している。
マイクロコンピュータ21は内部カウンタ、ROM21
aおよびRAM21bを内蔵している。ROM 21 
aには、後述の補正用の入力点の座標値が格納される。
また、RAM21bには1、後述の振動伝達時間補正に
用いられる補正値、すなわち上記補正用の入力点から入
力された振動の各振動センサ3aへ3dへの伝達時間が
格納される。
駆動信号発生回路22は第2図の振動子駆動回路12に
対して所定周波数の駆動パルスを出力するもので、マイ
クロコンピュータ21により座標演算用の回路と同期し
て起動される。
カウンタ23の計数値はマイクロコンピュータ21によ
りラッチ回路24にラッチされる。
一方、波形検出回路13は、振動センサ3a〜3dの出
力から後述のようにして振動伝達時間を計測するための
検出信号のタイミング情報を出力する。
これらのタイミング情報は入力ポート25にそれぞれ入
力される。
波形検出回路13から入力されるタイミング信号は入力
ポート25に入力され、ラッチ回路24内の各振動セン
サ3a〜3dに対応する記憶領域に記憶され、その結果
がマイクロコンピュータ21に伝えられる。
すなわち、カウンタ23の出力データのラッチ値として
振動伝達時間が表現され、この振動伝達時間値により座
標演算が行なわれる。このとき、判定回路26は複数の
振動センサ3a〜3dからの波形検出のタイミング情報
がすべて入力されたかどうかを判定し、マイクロコンピ
ュータ21に報知する。
表示器6の出力制御処理は入出力ポート27を介して行
なわれる。
第5図は第2図の波形検出回路13に入力される検出波
形と、それに基づ(振動伝達時間の計測処理を説明する
ものである。第5図において符号41で示されるものは
振動ペン4に対して印加される駆動信号パルスである。
このような波形により駆動された振動ペン4から振動伝
達板2に伝達された板波は振動伝達板2内を通って振動
センサ3a〜3dに検出される。
振動伝達板2内を振動センサ3a〜3dまての距離に応
じた時間tgをかけて進行した後、振動は振動センサ3
a〜3dに到達する。第5図の符号42は振動センサ3
a〜3dが検出した信号波形を示している。本実施例に
おいて用いられる板波は分散性の波であり、そのため検
出波形のエンベロープ421と位相422の関係は振動
伝達距離に応じて変化する。
ここで、エンベロープの進む速度を群速度Vg、位相速
度をVpとする。この群速度および位相速度の違いから
振動ペン4と振動センサ3a〜3d間の距離を検出する
ことができる。
まず、エンベロープ421のみに着目すると、その速度
はVgであり、ある特定の波形上の点、たとえばピーク
を第5図の符号43のように検出すると、振動ペン4お
よび振動センサ3a〜3dの間の距離dはその振動伝達
時間をtgとして d=vg−tg       ・・・(1)この式は例
えば振動センサ3aに関するものであるが、同じ式によ
り他の3つの振動センサ3b〜3cと振動ペン4の距離
を示すことができる。
さらに、より高精度な座標値を決定するためには、位相
信号の検出に基づく処理を行なう。第5図の位相波形4
22の特定の検出点、たとえば振動印加から、ピーク通
過後のゼロクロス点までの時間をtpとすれば振動セン
サと振動ペンの距離はd=n・λp+Vp −tp  
     ・・・(2)となる。ここてλpは弾性波の
波長、nは整数である。
前記の(1)式と(2)式から上記の整数nはn= [
(Vg−tg−Vp−tp)/λp+l/N]    
   −(3)と示される。ここでNは0以外の実数で
あり、適当な数値を用いる。たとえばN=2とし、±1
/2波長以内であれば、nを決定することができる。
上記のようにして求めたnを(2)式に代入することで
、振動ペン4および振動センサ3a〜3d間の距離を正
確に測定することができる。
第5図に示した2つの振動伝達時間tgおよびtpの測
定のため、波形検出回路13はたとえば第6図に示すよ
うに構成することができる。
第6図において、振動センサ3a〜3dの出力信号は前
述の増幅回路5Iにより所定のレベルまて増幅される。
増幅された信号はエンベロープ検出回路52に入力され
、検出信号のエンベロープのみが取り出される。抽出さ
れたエンベロープのピークのタイミングはエンベロープ
ピーク検出回路53によって検出される。ピーク検出信
号はモノマルチバイブレークなどから構成された信号検
出回路54によって所定波形のエンベロープ遅延時間検
出信号Tgが形成され、演算制御回路11に入力される
また、このTg倍信号タイミングと、遅延時間調整回路
57によって遅延された元信号から検出回路58により
位相遅延時間検出信号Tpが形成され、演算制御回路1
1に入力される。
すなわち、Tg倍信号単安定マルチバイブレーク55に
より所定幅のパルスに変換される。また、コンパレート
レベル供給回路56はこのパルスタイミングに応じてt
p倍信号検出するためのしきい値を形成する。この結果
、コンパレートレベル供給回路56は第5図の符号44
のようなレベルとタイミングを有する信号44を形成し
、検出回路58に入力する。
すなわち、単安定マルチバイブレータ55およびコンパ
レートレベル供給回路56は位相遅延時間の測定がエン
ベロープピーク検出後の一定時間のみしか作動しないよ
うにするためのものである。
この信号はコンパレータなどから構成された検出回路5
8に入力され、第5図のように遅延された検出波形と比
較され、この結果符号45のようなtp検出パルスが形
成される。
以上に示した回路は振動センサ3a〜3dの1つ分のも
ので、他のそれぞれのセンサに対しても同じ回路が設け
られる。センサの数を一般化してh個とすると、エンベ
ロープ遅延時間Tgl−h、位相遅延時間Tpl〜hの
それぞれh個の検出信号が演算制御回路11に入力され
る。
第4図の演算制御回路では上記のTgl〜h、 Tpl
〜h信号を入力ポート25から入力し、各々のタイミン
グをトリがとしてカウンタ23のカウント値をラッチ回
路24に取り込む。前記のようにカウンタ23は振動ペ
ンの駆動と同期してスタートされているので、ラッチ回
路24にはエンベロープおよび位相のそれぞれの遅延時
間を示すデータが取り込まれる。
第7図のように振動伝達板2の4辺の中点近傍に4つの
振動センサ3a〜3dを符号S1〜S4の位置に設ける
と、第5図に関連して説明した処理によって振動ペン4
の位置Pから各々の振動センサ3a〜3dの位置までの
直線距離d1〜d4を求めることができる。さらに演算
制御回路11でこの直線距離d1〜d4に基づき、振動
ペン4の位置Pの座標(X、y)を3平方の定理から次
式のようにして求めることができる。
Y ここでXSYはそれぞれ振動センサ3c、 3d間の距
離、振動センサ3a13b間の距離である。
以上のようにして振動ペン4の位置座標をリアルタイム
で検出することができる。
次に以上の構成において、上述のペン・センサ間距離お
よび座標決定の演算において、回路遅延時間etおよび
位相オフセット時間tofの影響を除去するための補正
処理について説明する。
前記ラッチ回路24によりラッチされた振動伝達時間は
、回路遅延時間etおよび位相オフセット時間tofを
含んでいる。
これらにより生じる誤差は、振動ペン4から振動伝達板
2、振動センサ3a〜3dへと行なわれる振動伝達の際
に必ず同じ量が含まれる。
そこで、たとえば、第7図の原点0の位置から、例えば
振動センサ3aまでの距離をR1(=Y/2)とし、原
点Oにて振動ペン4で入力を行い実測された原点0から
センサ3aまでの振動伝達時間をtg’ rs tp/
 r、また、原点Oからセンサまでの真の伝達時間をt
grStprとすれば、これらは回路遅延時間etおよ
び位相オフセットtofに関してtg’ r=tgr+
et          ・・・(6)tp′r=tg
r+et十tof       +++ (7)の関係
がある。
一方、任意の入力点P点での実測値tg’ p、 tp
’ pは、同様に tg’ p=tgp+et          ・・・
(8)t p ’ p = t p p + e t 
+ t o f        −(9)となる。この
両者の差を求めると、 tg’ p−tg’ r= (tgp+et) −(t
gr十et) =tgp−tgr   ・・・(10)
tp’ p−tp’ r= (tpp+et+tof)
 −(tpr+et+tof) =tpp−tpr・・
・(11) となり、各伝達時間に含まれる回路遅延時間etおよび
位相オフセットtofが除去され、原点0の位置から入
力点Pの間のセンサ3a位置を起点とする距離に応じた
真の振動伝達時間の差を求めることができる。他の振動
センサ3b〜3dについても同様に求めることができる
時間差値に対して前述の(2)、(3)式の演算を用い
れば両地点の距離差を求めることができ、原点0からセ
ンサ3a〜3dまでの距離R1〜R4はあらかじめRO
M 21 aに格納されており既知であるので、これら
の和を求めれば入力点・センサ間の距離を決定でき、さ
らに前述の(4)、(5)式の演算によって座標位置を
決定することができる。
さて次に原点Oでの振動ペン4による入力に際し、原点
Oへの振動ペン4の位置決めについて説明する。
第9図において、61は治具筺体であり、両端部に第1
図の筺体1の位置決め基準穴1a、1bに嵌合する位置
決めlll61a、61bが設けられている。また治具
筺体61には該位置決め軸61a、61bを結ぶ線分の
略中点に、上記治具筺体61と筺体1とを位置決め基準
穴1a、1bと位置決め軸61a、61bとにより位置
決めした状態において、振動伝達板2に対し所定の荷重
で振動ペン4を付勢するペン支持部61cが設けられて
いる。
言うまでもなく、上記の中点は第7図における原点Oに
対応するものである。上記ペン支持部61cは位置決め
軸61a、 61bの略中点に位置するため、その位置
の精度が良好に加工あるいは組立がなされるものである
すなわち、筺体1の位置決め基準穴1a、1bに対し、
位置精度が良く取り付けられた振動センサ3a〜3dと
、位置決め基準穴1a、 lbに対し嵌合にて位置決め
される治具筺体61において位置精度が良好に設けられ
た振動ペン4との位置関係は、累積誤差が極めて小さく
精度の良いものである。
そのため上記により補正値を得るための入力を行うこと
で、振動センサ3a〜3dからの距離が既知である理想
的な位置の極近傍での入力が可能となり、画像の歪みが
極めて小さい、高精度な座標人力装置が実現できる。
〔他の実施例〕
(1)前述の実施例においては、振動センサが筺体に設
けられた振動センサ用位置決め穴により直接位置決めさ
れたが、必ずしも直接である必要はなく、例えば第10
図に示すような構成でもよい。
第10図において、7a〜7cはセンサホルダである。
センサホルダ7a〜7cは、筺体1に設けられたセンサ
ホルダ用の位置決め穴1j〜11によりセンサホルダ7
a〜7cの外径部が嵌合することにより、位置決めされ
る。そしてセンサホルダ7a〜7cは筺体lに固定され
る。またセンサホルダ7a〜7cの内径部に振動センサ
3a〜3Cの外径部が嵌合することで、振動センサ3a
〜3cが位置決めされる。この時、筺体Jの位置決め基
準穴1a、 lbと振動センサ3a。
3bの位置決め手段となるセンサホルダ7a、7bの内
径部とは略同一線上に位置するものである。
さらに本実施例においては、補正値取り込みのための振
動ペン3による入力を高精度に行わせるために、第11
図に示すような治具が使用されるものである。
第11図において治具筺体61は、T字状をしており、
筺体1の位置決め基準穴1a、 Ibに嵌合する位置決
めM61a、61bが設けられている。さらに該位置決
め軸61a、 61bを結ぶ線分の略垂直2等分線上に
ペン支持部61cが設けられている。
本実施例においても、補正値を得るための入力が、振動
センサ3a〜3cからの距離が既知である理想的な位置
の極近傍において可能となり、画像の歪みが極めて小さ
い、高精度な座標入力装置が実現できる。
また言うまでもないが、振動センサの数は2ケ以上であ
れば何個でもよい。
さらに、筺体の位置決め手段とセンサの位置決め手段と
は穴である必要はなく、軸あるいは突き当て等の位置決
めが可能な形状であればよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、振動ペンと、筺体と、該筺体に取
り付けられ前記振動ペンから入力された振動を伝播する
振動伝達板と、前記筺体に取り付けられ前記振動伝達体
から振動を受振する複数個の振動センサとからなる座標
入力装置において、筺体の位置決め手段と、筺体と少な
くとも1ヶ以上の振動センサとの位置決め手段とが略同
一線上に位置するようにしたことで、各振動センサから
の距離が既知である入力点への振動ペンの位置設定が誤
差が少なく極めて高精度に行え、画像の歪みが極めて小
さい高精度な座標入力装置が実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の座標入力面の構成図、第2図は
第1の実施例からなる座標入力装置のブロック図、 第3図は振動ペンのブロック図、 第4図は演算制御回路のブロック図、 第5図は距離測定を示した波形図、 第6図は波形検出回路のブロック図、 第7図は座標算出の説明図、 第8図は回路遅延時間と位相オフセット時間の説明図、 第9図はペン設定用治具の説明図、 第10図は他の実施例の座標入力面の構成図、第11図
は他の実施例のペン設定用治具の説明図、第12図は従
来の技術の説明図、 第13図は画像の歪みの説明図である。 1・・・筺体 la、 lb・・・筺体の位置決め基準穴2・・・振動
伝達板 If〜11・・・筺体のセンサ用位置決め穴3a〜3d
・・・振動センサ 4・・・振動ペン 11・・・演算制御回路 61・・・治具筺体 箋3図 “mρ公′ソI)盲愛を月Uう 第4 図 う−11計1ecJ回寥シυフ′わ、ソクロ(腋戴回路
) 謳ぢ 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)振動ペンと、筺体と、該筺体に取り付けられ前記
    振動ペンから入力された振動を伝播する振動伝達板と、
    前記筺体に取り付けられ前記振動伝達体から振動を受振
    する複数個の振動センサとからなる座標入力装置におい
    て、 筺体の位置決め手段と、筺体と少なくとも1ケ以上の振
    動センサとの位置決め手段とが略同一線上に位置するこ
    とを特徴とする座標入力装置。
JP2307907A 1990-11-13 1990-11-13 座標入力装置 Pending JPH04178717A (ja)

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