JPH04178499A - 等速ジョイント用グリース組成物 - Google Patents

等速ジョイント用グリース組成物

Info

Publication number
JPH04178499A
JPH04178499A JP30396490A JP30396490A JPH04178499A JP H04178499 A JPH04178499 A JP H04178499A JP 30396490 A JP30396490 A JP 30396490A JP 30396490 A JP30396490 A JP 30396490A JP H04178499 A JPH04178499 A JP H04178499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
grease
constant velocity
weight
fatty acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30396490A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Takeuchi
竹内 澄
Yasushi Hatakeyama
畠山 康
Kazuhiro Miyajima
和浩 宮島
Yoshitaka Nakatani
中谷 美孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYODO YUSHI KK
Kyodo Yushi Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
KYODO YUSHI KK
Kyodo Yushi Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYODO YUSHI KK, Kyodo Yushi Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical KYODO YUSHI KK
Priority to JP30396490A priority Critical patent/JPH04178499A/ja
Publication of JPH04178499A publication Critical patent/JPH04178499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の等速ジヨイント(CVJ)用グリー
スに関する。等速ジヨイントの潤滑条件はきわめで高面
圧であり、その結果異常摩耗や異常振動が発生する場合
が多い。本発明はかような潤滑箇所に適用して効率よく
潤滑し、有効に摩擦を低減し更に振動を防止し得る等速
ジヨイント用グリース組成物に関するものである。
(従来の技術) 従来、このような等速ジヨイントに用いられている潤滑
グリース゛としては、硫黄−リン系極圧添加剤を含有す
るリチウム系極圧グリース、二硫化モリブデンを含有す
るリチウム系極圧グリース等が使用されている。また、
特開昭62−207397号公報には、硫化ジアルキル
ジチオカルバミン酸モリブデンと硫化油脂、硫化オレフ
ィン、トリクレジルフォスフエート、トリアルキルチオ
フォースフェート、ジアルキルジチオリン酸亜鉛からな
る群から選択された1種または2種以上の組合せよりな
る硫黄−リン系極圧添加剤が必須成分として含有された
極圧グリース組成物が通していることが開示されている
。しかしながら、近年の自動車に要求されている、より
快適な走行の為には、これらの等速ジヨイント用グリー
スでは、必ずしも満足されなくなっている。
(発明が解決しようとする課B) 自動車においては軽量化、居住空間の確保の点からFF
車が急激に増加し、不可欠な等速ジヨイント(CVJ)
が広く用いられている。このCVJの中で、特に、スラ
イドタイプのプランジングジヨイントとして用いられて
いるダブルオフセットジヨイント(DOJ)、トリポー
ドジヨイント(T J )等は、回転時複雑なころがり
すべり運動により、軸方向に抵抗を生じる為、アイドリ
ング時の振動、発進および加速時の車体の横揺れ、特定
速度でのビート音・こもり音の起振源となっている。こ
の問題の解決には、等速ンヨイン1−(CVJ)自体の
構造の改良もなされているが、スペース、重さ、コスト
面で難しい。tiil記特開昭62−207397号公
報に記載されているグリースにより、発生ずる振動を低
減することばてきるが、不十分である。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は等速ジヨイントの摩耗を低減し、振動を防
止すべく種々研究を行う過程において、上記のような高
血圧であり摩耗し易く、かつ振動の発生し易い潤滑条件
で使用するグリースの性能評価について1.振動条件下
でころがりすべり試験方法(特開平2−213748号
公報)を新規に用いた。
つまり、等速ジヨイントを起振源とした振動と、ころが
りすべり潤滑条件下の摩擦係数に関係があることを見い
出し、各種極圧添加剤、油性剤、固体潤滑剤単体または
各添加剤の組合せによる摩擦係数について検討した。こ
の結果、(A)硫化ジアルキルジチオカルバミン酸モリ
ブデンと(1’l)ジチオリン酸亜鉛化合物と(C)ソ
ルビタン脂肪酸エステルの3種の組合せにより、それぞ
れ単独または3種の内のいずれか2種の組合せでは認め
られない、より大きな摩擦係数低減効果を認識した。さ
らに、実際の等速ジヨイントを用いての試験においても
、顕著ムこ振動が防止されることを認知し、本発明を達
成するに至った。すなわち本発明は、潤滑油とウレア系
増ちょう剤から成るグリースに、(A)硫化ジアルキル
ジチオカルバミン酸モリブデンと、 (B)次式 (式中のRはアルキル基、好ましくは炭素数2〜12の
アルキル基、またはアリール基を示す)で表されるジチ
オン酸亜鉛化合物から成る極圧添加剤と、 (C)ソルビタン脂肪酸エステルが必須成分として含有
され、 かつ(八)成分の含有量が0.5〜5重量%、(B)成
分の含有量が0.5〜5重量%であり、(C)成分は、
((A) +(B)lの含有量を1とすると、混合比が
重量比率で、0.04を越え1未満であることを特徴と
する等速ジヨイント用グリース組成物に関するものであ
る。
(作 用) 本発明に使用するウレアグリースは、基油として鉱物油
、エステル系合成油、エーテル系合成油、炭化水素系合
成油等の潤滑油またはそれらの混合油を用い、増ちょう
剤として脂肪族系アミン、脂環族系アミン、芳香族系ア
ミン等と各種イソシアネート化合物の反応によって得ら
れるウレア化合物を用いたグリースであり、特に限定す
るものではない。
本発明に使用する(八)成分である硫化ジアルキルジチ
オカルバミン酸モリブデンは、 次式 (式中のR,、R2は炭素数1〜24のアルキル基を表
し、またm+n=4で、かつmはO〜3、nは4〜1で
ある。)で示される化合物で公知の固体潤滑剤である。
弐(1)の化合物は、例えば特公昭45−24562号
公報に開示されているが、これはmは2.35〜3.n
ば1.65〜1であり、特公昭51−964号公報に開
示されているものはmは0.nは4であり、また特公昭
53−31646号公報にはmば0.5〜2.3゜nは
3.5〜1.7のものが開示されている。
本発明において使用する式(2)の化合物は上述の開示
されたものすべてを含むものである。
さらに本発明に使用する(B)成分は、前記式(1)で
表されるジチオリン酸亜鉛化合物から成る極圧添加剤で
ある。ジチオリン酸亜鉛化合物は、式(1)のRiが、
用いるアルコールの種類により、−級(プライマリ−)
アルキル、二級(カセンダリー)アルキル、アリールの
3種に分類できるが、いずれも通用できる。特に−級(
プライマυ−)アルキルタイプとの組合せが最も効果が
大きい。 次に本発明に使用する(C)成分であるソル
ビタン脂肪酸エステルは、ソルビトールと脂肪酸とをエ
ステル化したもので、スパン型とも呼ばれ、その成分の
主体によりモノ、ジ、トリエステル等の種類がある。主
な用途は、医薬、化粧品用乳化剤、合成樹脂用滑剤、防
錆剤である。ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビ
タンモノオレエート、ソルビタントリステアレート、ソ
ルビタントリオレエート、ソルビタンセスキオレエート
等が適用される。
本発明においては、(八)成分の硫化ジアルキルジチオ
カルバミン−酸モリブデンと(B)成分のジチオリン酸
亜鉛化合物と(C)成分のソルビタン脂肪酸エステルを
特定量比に組合せグリース中に含有させる事が特徴であ
って、これによって(A)成分、(B)成分、(C)成
分単独含有の場合および3種の内のいずれの2種を組合
せた場合より格段の優れた効果を発揮して目的を達成す
るものである。
この効果について次のように考えられる。ウレアグリー
スの増ちょう剤成分であるウレア化合物および(C)成
分のソルビタン脂肪酸エステルが、金属表面に吸着し、
均一な保護膜を形成しながら、潤滑部を平滑化し、さら
に平滑にされた面に(B)成分のジアルキルジチオリン
酸亜鉛による反応膜が形成される。その反応膜上に(八
)成分の硫化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデン
が作用する。すなわち、これらの三層状態にて、せん断
応力の低い層または界面を形成し、摩擦係数を下げる働
きが生じるものと推定される。
前記(八)成分の0.5重量%未満、(B)成分の0.
5重量%未満、(C)成分の((A) +(B) lの
混合比が重量比で0.04未満ではいずれも効果がなく
、−方(八)成分を、5重量%より多く、(B)成分を
5重量%より多く、(C)成分を、((八)+(B))
の混合比が重量比で1以上添加しても、より効果の増大
がなく、(八)成分0.5〜5重量%、(B)成分0.
5〜5重量%、(C)成分は、+(A) +(B) l
の含有量をIとすると、混合比率が重量比で、0.04
を越え1未満の範囲が必要な範囲である。
なお、この(A) (B) (C)成分のほか、必要に
応して酸化防止剤、防蝕剤などを含有させることができ
る。
(実施例) 次に本発明を実施例および比較例により説明する。
力1桝」:ぐし−比t」[し1刊 第1表および第2表に示す配合でグリースに添加剤を添
加し、三段ロールミルにてちょう度No、 2グレード
に調整し、実施例1〜7、比較例1〜10のグリースを
得た。
これ等のグリースにつき次に示す試験方法で物性の評価
を行い、−得た結果を第1表および第2表に併記する。
ぐちよう度> JIS K 2220 5.3による。
く滴点>   JIS K 2220 5.4による。
< SRVニードル試験〉 SRV試験機として知られている振動摩擦摩耗試駐機を
用いて、複雑なころがりすべり運動を再現し、等速ジヨ
イント用グリースの摩擦特性を評価する試験方法につい
て説明する。試験装置の概略を第1図に示す。
2枚の円筒プレート1.2の間に長方形の窓のあるホル
ダー4を任意の角度で入れ、ホルダーの中に複数本(3
本)のニードル3を隣接させて挿入し、任意の負荷条件
で一方の円筒プレート1を往復動させ、複数のニードル
間の摩擦とニードルと上下2枚の円筒プレート間の摩擦
による、摩擦係数を計測し評価した。以上SRVニード
ル試験と呼ぶ。
各テストピースのサイズは、円筒プレート1(直径20
鵬×厚さ13ffII11)、円筒プレート2(直径2
4mmX厚さ7.85mm) 、ホルダー(直径20m
mX厚さ2.5 ff1m、穴の大きさ14mmX10
mm) 、ニードル(直径3 +mn X厚さ13.8
mm)であり、いずれも材質は5UJ−2(軸受m)。
評価条件 荷重      1000 N周波数   
   40 Hz 振幅      3000μm 時間       10 min 試験温度    室 温 ホルダー角度  30° (振幅方向に対し直角方向を
0゛) 測定項目   10分後の摩擦係数 〈軸力測定試験〉 実ジヨイントでの振動測定は、トリポード型ジヨイント
における回転時の軸方向へのスライド抵抗を軸力として
測定した。結果は比較例1のへ一スゲリースを基準に軸
力低減率で示した。
測定条件 回転数     15Orpmトルク   
    300 N−m ジヨイント角度  7゜ 測定″時間    10分間運転後 (発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の等速ジヨイント用グ
リース組成物は、潤滑油とウレア系増ちょう剤から成る
グリースに、(A)の硫化ジアルキルジチオカルバミン
酸モリブデンと(B)のジチオリン酸亜鉛化合物と(C
)のソルビタン脂肪酸エステルを規定量配合したことに
より、第1表および第2表に示す実施例および比較例の
試験結果からもわかるように、著しい摩擦係数低減効果
および振動防止効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、SRVニードル試験装置の概略図である。 1.2・・・円筒プレート 3・・・ニードル ′ 4・・・ホルダー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、潤滑油とウレア系増ちょう剤から成るグリースに、 (A)硫化ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデンと
    、 (B)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・(1) (式中のRはアルキル基またはアリール基を示す)で表
    されるジオチリン酸亜鉛化合物から成る極圧添加剤と、 (C)ソルビタン脂肪酸エステルが必須成分として含有
    され、 かつ(A)成分の含有量が0.5〜5重量%、(B)成
    分の含有量が0.5〜5重量%であり、(C)成分は、
    {(A)+(B)}の含有量を1とすると、混合比が重
    量比率で、0.04を越え1未満であることを特徴とす
    る等速ジョイント用グリース組成物。
JP30396490A 1990-11-13 1990-11-13 等速ジョイント用グリース組成物 Pending JPH04178499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30396490A JPH04178499A (ja) 1990-11-13 1990-11-13 等速ジョイント用グリース組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30396490A JPH04178499A (ja) 1990-11-13 1990-11-13 等速ジョイント用グリース組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04178499A true JPH04178499A (ja) 1992-06-25

Family

ID=17927397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30396490A Pending JPH04178499A (ja) 1990-11-13 1990-11-13 等速ジョイント用グリース組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04178499A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091367A1 (fr) * 2002-04-26 2003-11-06 Nippon Oil Corporation Composition de graisse
JP2018016687A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 協同油脂株式会社 グリース組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003091367A1 (fr) * 2002-04-26 2003-11-06 Nippon Oil Corporation Composition de graisse
JP2018016687A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 協同油脂株式会社 グリース組成物
WO2018021383A1 (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 協同油脂株式会社 グリース組成物
US11155766B2 (en) 2016-07-26 2021-10-26 Kyodo Yushi Co., Ltd. Grease composition

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100676443B1 (ko) 등속 조인트용 그리스 조성물
US5160645A (en) Grease composition for constant velocity joint
EP0714975B1 (en) Lubricating grease composition
US5516439A (en) Grease composition for constant velocity joints
JPH04304300A (ja) 等速ジョイント用グリース組成物
KR100676444B1 (ko) 등속 조인트용 그리스 조성물
ZA200510013B (en) Urea grease composition for constant velocity joints
JP2009167422A (ja) 等速ジョイント用潤滑グリース組成物
JP3001171B2 (ja) ウレアグリース組成物
EP0708172B1 (en) Grease composition for constant velocity joints
EP0661378B1 (en) Grease composition for constant velocity joint
EP0435745B1 (en) Grease for constant velocity joint
JP3833756B2 (ja) ウレアグリース組成物
JPH0657284A (ja) 等速ジョイント用グリース組成物
JPH0617075A (ja) 潤滑剤、特に、定速度ユニバーサルジョイント用の潤滑グリース
JPH04178499A (ja) 等速ジョイント用グリース組成物
JPH10147791A (ja) 等速ジョイント用グリース組成物
JPH0657283A (ja) 等速ジョイント用グリース組成物
US5612298A (en) Grease for constant velocity joints
EP0998544B1 (en) Grease composition for a constant velocity joint
JPH11172276A (ja) 等速ジョイント用グリース組成物
JPH04130193A (ja) 等速ジョイント用グリース
JPH1112589A (ja) 等速ジョイント用グリース組成物
JP2024062019A (ja) 等速ジョイント用グリース組成物
JP2000351983A (ja) 等速ジョイント用グリース組成物