JPH04178302A - 木材用抗菌防かび剤 - Google Patents

木材用抗菌防かび剤

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JPH04178302A
JPH04178302A JP30672490A JP30672490A JPH04178302A JP H04178302 A JPH04178302 A JP H04178302A JP 30672490 A JP30672490 A JP 30672490A JP 30672490 A JP30672490 A JP 30672490A JP H04178302 A JPH04178302 A JP H04178302A
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Mitsugi Okubo
貢 大久保
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Nikka Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は新規な木材用抗菌防かび剤、さらに詳しくは、
木材に対し耐久性に優れた抗菌防かび性を付与しうる木
材用抗菌防かび剤に関するものである。
[従来の技術1 近年、アルキルアンモニウム化合物、いわゆるAACは
木材の防腐剤としてその有効性が認められ、広く研究が
進められている。このAACは、木材に害を与える腐朽
菌、軟腐朽菌、変色菌、かび類に対して有効であり、か
つ比較的に安全性が高い上、水溶性であるため取り扱い
性や経済性に優れるなどの特徴を有している。
しかしながら、該AACは、水溶性であるために、湿潤
条件においては溶脱しやすく、効果の持続性に劣るとい
う欠点を有している。
[発明が解決しようとする課題1 本発明は、このような従来のAACが有する欠点を克服
し、AAC本来の優れた性質を保持するとともに、木材
に対し耐久性に優れた抗菌防かび性を付与しうる木材用
抗菌防かび剤を提供することを目的としてなされtこも
のである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記の好ましい性質を有する木材用抗菌
防かび剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、アニオン
として重合性二重結合をもつ酸の残基を有する特定のA
AC系化合物を主成分とするものが、その目的に適合し
うろことを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明は、一般式 (式中のR1は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基、R2及びR3はそれぞれ炭素数1〜12のアル
キル基であり、それは同一であってもよいし、たがいに
異なっていてもよく、R4は炭素数2〜4のアルキレン
基、nは1〜5の整数、mは1又は2、Xは重合性ビニ
ル基を有する酸の残基である) で表される化合物を主成分とする木材用抗菌防かび剤を
提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
前記一般式(1)で表される化合物におけるXはビニル
性二重結合を有する酸の残基であって、このビニル性二
重結合を有する酸としては、例えばアクリル酸、メタク
リル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸、スルホエ
チルアクリレート、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸、さらにはアシッドホスホオキシエチ
ルメタクリレートなどの含リン(メタ)アクリル酸エス
テルやスチレンスルホン酸などが挙げられるが、これら
の中でアクリル酸及びメタクリル酸が好適である。
前記一般式(1)で表される隼金物は、例えば、水性媒
体中において、一般式 %式%([) (式中のR1、R2及びR3は前記と同じ意味をもつ) で表されるアミンと前記のビニル性二重結合を有する酸
とを反応させたのち、これにエチレンオキシド、プロピ
レンオキシド又はブチレンオキシドを、一般式(I)に
おけるnが1〜5になるように反応させることにより、
製造することができる。
前記一般式(I[)で表されるアミンとしては、例えば
オクチルジメチルアミン、デシルジメチルアミン、ラウ
リルジメチルアミン ジメチルアミン、パルミチルジメチルアミン、ステアリ
ルジメチルアミン、オレイルジメチルアミン、オクチル
ジエチルアミン、デシルジエチルアミン、ラウリルジエ
チルアミン、ミリスチルジエチルアミン、バルミチルジ
エチルアミン、ステアリルジエチルアミン オクチルメチルエチルアミン、デシルメチルエチルアミ
ン、ラウリルメチルエチルアミン、ミリスチルメチルエ
チルアミン、バルミチルメチルエチルアミン、ステアリ
ルメチルエチルアミン、オレイルメチルエチルアミン、
オクチルジプロピルアミン、デシルジプロピルアミン、
ラウリルジプロピルアミン、ミリスチルジプロピルアミ
ン、バルミチルジプロピルアミン、ステアリルジプロピ
ルアミン、オクチルジプロピルアミン、オクチルエチル
プロピルアミン、オクチルエチルプロピルアミン エチルプロピルアミン、パルミチルメチルプロとルアミ
ン、パルミチルエチルプロピルアミン、ステアリルメチ
ルプロピルアミン、ステアリルメチルプロピルアミン、
オレイルメチルグミピルアミン、オクチルエチルブチル
アミン、オクチルジブチルアミン、オクチルジエチルア
ミン、オクチルジシクロヘキシルアミン、トリオクチル
アミン、ラウリルジプチルアミン、ラウリルジエチルア
ミン、ラウリルジシクロヘキシルアミン、オクチルメチ
ルブチルアミン、ラウリルメチルブチルアミン、オクチ
ルエチルブチルアミン、ラウリルエチルブチルアミンな
どが挙げられる。
本発明の木材用抗菌防かび剤は、前記のようにして得ら
れた一般式(1)で表される化合物を主成分とするもの
であり、該一般式(1)で表される化合物は単独で用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、ま
た適当な溶媒やビニル基をもつ重合性七ツマ−に混合し
て用いてもよい。さらに重合開始剤を併用することが好
ましい。
本発明の抗菌防かび剤を用いて木材を処理する方法につ
いては特に制限はなく、例えば塗布法、スプレー法、浸
漬法、注入法、減圧加圧法などにより、該抗菌防かび剤
を木材に塗布又は含浸させたのち、紫外線照射又は加熱
処理して、重合させる方法を用いることができる。特に
減圧加圧法により木材に該抗菌防かび剤を含浸させたの
ち、加熱処理して重合させる方法が好適である。このよ
うにして、木材に対し耐久性に優れた抗菌防かび性を付
与することができる。
[実施例] 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
なお、抗菌防かび剤の性能は次のようにして評価した。
(1)抗菌性 供試試料を黄色ブドウ球菌を植種した寒天培地上に置き
、37°Cで24時間、菌の培養を行い、試料周辺の黄
色ブドウ球菌の生育の有無により、次の判定基準に従っ
て抗菌性を評価した。
判定基準 ○:試料周辺での細菌の生育が認められず、ハローが発
生する。
Δ:試料周辺にハローが発生しないが、資料表面又は裏
面には細菌の生育が認められない。
×:試料表面又は裏面に細菌の生育が認められる。
(2)防かび性 防かび効力評価試験JIS  Z−2911に準拠して
評価した。
すなわち、ケトミウム・グロボサム (Chaetomium   globosum)IF
O6347(ケトミウム属)を植種した寒天培地上に供
試試料を置き、28℃で7日間、菌の培養を行い、かび
の生育の有無により、次の判定基準に従って防かび性を
評価した。
判定基準 0:試料周辺でのかびの生育が認められず、ハローが発
生する。
Δ:試料周辺にハローが発生しないが、資料表面又は裏
面にはかびの生育が認められない。
X:試料表面又は裏面にかびの生育が認められる。
また、ペニシリウム・シトリナム (Penicillium citrinum)IFO
6026(アオカビ属)についても同様に実施した。
(3)耐水性 供試試料を40℃の温水中に3時間浸漬し、激しい撹拌
を行ったのち(1)、(2)の抗菌性及び防かび性の測
定を行い、耐水性を評価した。
実施例1 アクリル酸721L量部、水650重量部を反応器に仕
込み、ラウリルジメチルアミン215重量部を滴下し、
40℃にて30分間撹拌したのち、80°Cまで昇温し
、次いでこれにエチレンオキシド45重量部を仕込み、
2時間反応させ抗菌防かび剤CI)を得た。
実施例2 メタクリル酸86重量部、水630重量部を反応器に仕
込み、オクチルジメチルアミン157重量部を滴下し4
0°Cにて30分間撹拌したのち、80℃まで昇温し、
次いでこれにエチレンオキノド45重量部を仕込み、2
時間反応させ抗菌防かび剤(2)を得た。
実施例3 実施例1で得た抗菌防かび剤(1)は、赤外吸収スペク
トル及びNMRからビニル基の存在を確認した。
抗菌防かび剤(1)を気乾に再調湿したベイツガの試験
片(50XIOmm  厚さ51III+)に塗布し、
紫外線を照射して硬化させた。重合後、60℃で減圧乾
燥したのち、ざらにデシケータ−(五酸化リン)で乾燥
した。
このものについて、温水処理前と処理後の抗菌性及び防
かび性を求めた。その結果をそれぞれ第1表及び第2表
に示す。
実施例4 気乾に再調湿したベイツガの試験片(50X10闘 厚
さ5 am)を3時間18torrで減圧したのち、ア
ゾビスイソブチロニトリル0.1重量部を添加したメタ
クリル酸メチル50重量部と抗菌防かび剤(1)5重量
部とメタノール45重量部との混合液を注入し10気圧
で2時間加圧した。次いで常圧に戻し、アルミ箔で包覆
して70℃で24時間重合させた。
重合後、60℃で減圧乾燥したのち、ざらにデシケータ
−(五酸化リン)で乾燥した。
このものについて、温水処理前と処理後の抗菌性及び防
かび性を求めた。その結果をそれぞれ第1表及び第2表
に示す。
実施例5 気乾に再調湿したベイツガの試験片(50X10rnv
a  厚さ511II+)を3時間18torrで減圧
したのち、アゾビスイソブチロニトリル0.1重量部を
添加したメタクリル酸メチル50重量部と抗菌防かび剤
(2)5重量部とメタノール45重量部との混合液を注
入しlO気圧で2時間加圧した。次いで常圧に戻し、ア
ルミ箔で包覆して7000で24時間重合させた。
重合後、60℃で減圧乾燥したのち、さらにデシケータ
−(五酸化リン)で乾燥した。
このものについて、温水処理前と処理後の抗菌性及び防
かび性を求めた。その結果をそれぞれ第1表及び第2表
に示す。
比較例1 気乾に再調湿したベイツガの試験片(50×10+*m
  厚さ5 mm)を3時間18torrで減圧したの
ち、アゾビスイソブチロニトリル0.1重量部を添加し
たメタクリル酸メチル50重量部とメタノール45重量
部との混合液を注入し10気圧で2時間加圧した。次い
で常圧に戻し、アルミ箔で包覆して70℃で24時間重
合させた。
重合後、60℃で減圧乾燥したのち、ざらにデシケータ
−(五酸化リン)で乾燥した。
このものについて、温水処理前と処理後の抗菌性及び防
かび性を求めた。その結果をそれぞれ第1表及び第2表
に示す。
(以下余白) 第  1  表 第  2  表 C発明の効果] 本発明の木材用抗菌防かび剤は、重合性二重結合を有す
る酸の残基が結合したAAC系抗菌防かび剤であって、
AACが本来有する優れた抗菌防かび性を有するととも
に、木材に塗布又は含浸させたのち、紫外線照射又は加
熱処理して重合させることにより、湿潤条件においても
木材から容脱しにくいので、木材に対し耐久性に優れた
抗菌防かび性を付与することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR^1は炭素数8〜22のアルキル基又はアル
    ケニル基、R^2及びR^3はそれぞれ炭素数1〜12
    のアルキル基であり、それは同一であってもよいし、た
    がいに異なっていてもよく、R^4は炭素数2〜4のア
    ルキレン基、nは1〜5の整数、mは1又は2、Xは重
    合性ビニル基を有する酸の残基である) で表される化合物を主成分とする木材用抗菌防かび剤。
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