JPH04177102A - 変換器用ひずみゲージ - Google Patents

変換器用ひずみゲージ

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JPH04177102A
JPH04177102A JP30401090A JP30401090A JPH04177102A JP H04177102 A JPH04177102 A JP H04177102A JP 30401090 A JP30401090 A JP 30401090A JP 30401090 A JP30401090 A JP 30401090A JP H04177102 A JPH04177102 A JP H04177102A
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grid
parts
gauge
strain gauge
pattern
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JP30401090A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Oikawa
及川 博之
Hiroaki Furukawa
博章 古川
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Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種の産業分野で広く使用される物理量−電
気量変換器の起歪部に添着して使用されるひずみゲージ
の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
圧力や荷重の変化に伴って発生する圧力変換器や荷重変
換器の起歪部、例えばダイアフラムの表面の機械的なひ
ずみ量を抵抗値や電圧等の電気量に変換して検出するた
めの変換素子の一つとして。
ひずみゲージが従来から広く使用されている。
例えば、このひずみゲージ100は、第4図に示すよう
に、可撓性を有する例えばポリイミド等の絶縁材料から
成る薄いゲージベース101と、このゲージベース10
1上に添着された2つのコンプレッション用のグリッド
部(以下、「Cグリッド部」と略称する)102,10
3と、同じく2つのテンション用のグリッド部(以下「
Tグリッド部」と略称する)104,105と、これら
のグリッド部102〜105の端子部を構成するゲージ
タブ部106A〜106Dと、これらの電気作用部を外
界から保護する保護被覆107とから構成されたものが
ある。
この場合、各グリッド部102〜105は、観念的には
、第5図に示すように、例えば幅1150〜1/200
1程度の細いCu−Ni合金箔108を、狭いピッチで
蛇行させるような形状のグリッドパターンとして形成さ
れる。
そして、この4つのグリッド部102〜105は、それ
ぞれホイートストンブリッジ回路(以下、単に「ブリッ
ジ回路」ともいう)を構成するような状態、すなわち、
第6図に示すように、2つのCグリッド部102,10
3が一方の対向ブリッジ辺のそれぞれに、また、2つの
Tグリッド部104.105が他方の対向ブリッジ辺の
それぞれに位置するように、電気的に接続されることに
なる。
この場合、ひずみゲージ100では、ブリッジ回路にお
ける非負荷時の初期不平衡値を可能な限り小さく抑える
必要があるため、ブリッジ回路を構成する各グリッド部
102〜105の電気抵抗値を、製造途中の調整段階に
おいてそれぞれ独立的に測定できるように構成しなけれ
ばならない。
それには、ブリッジ回路を開放回路として構成する必要
があるため、実際のブリッジ回路では、第6図に示すよ
うに、ブリッジ回路中の2つのグリッド部(例えば、1
03,104)の両端部については、隣り合う他のグリ
ッド部の一方の端部とそれぞれ共通的に使用するゲージ
タブ部106A、106B、106Cに導き、また、他
の2つのグリッド部(例えば、102と105)の各−
方の端部については、それぞれ別個のゲージタブ部10
6D、106Eに別けて導くように構成されるのが普通
である。
なお、この別個に設けられた2つのゲージタブ部106
D、106Eは1本来的には1つの専用ゲージタブ部に
共通的に接続する性格のものであるから、各グリッド部
102〜105の電気抵抗値の測定および調整作業が終
った段階で、適宜の接続線109を用いて両者106D
、106Eを接続することになる。
すなわち、ブリッジ回路は、これらの作業が終了した時
点で完成することになる。
これらのゲージタブ部106A〜106Eは、いずれも
幅広い平面面積を有するタブパターンとして、前述の各
グリッドパターンと同時に形成される。
すなわち、例えば、薄いCu−Ni合金箔をゲージベー
ス101上に接着その他の手段により添着し、その後、
フォトエツチング法を用いて、上記合金箔から各グリッ
ドパターンおよび各タブパターンの形成に必要ない部分
を除去するような方法で形成される。
この場合、各グリッド部102〜105を構成する部分
は、細幅の蛇行帯部分として形成される関係で電気抵抗
体としての作用を果たし、また、ゲージタブ部106A
〜106Eを構成する部分およびこのゲージタブ部10
6A〜106Eと各グリッド部102〜105とを連接
する配線パターン部分は5幅広の帯状部分として形成さ
れるため、普通の良導体と同じような導体として作用を
果たすことになる。
このようにして作られたひずみゲージ100は、例えば
第7図に示すように、例えば中空円筒形の変換器本体1
10の端面にその剛体部112と連続する状態に形成さ
れたダイアフラム部111の上面に、例えばフェノール
樹脂あるいはエポキシ樹脂などをベース材とした適宜の
接着剤によって添着されることになる。
この場合、ダイアフラム部111に対する各グリッド部
102〜105の関係位置は、2つのCグリッド部10
2,103がダイアフラム部111のひずみ曲線fの外
側湾曲部に相当する個所に。
つまり、ダイアフラム部111の周縁部の近傍に。
また、2つのTグリッド部104,105がひずみ曲線
fの内側湾曲部に相当する個所に、つまりダイアフラム
部111の中央部の近傍に位置するような関係位置に設
定される。
また、このときの添着作業は、適宜の押圧゛工具をひず
みゲージ100の上面に当てて押圧しながら添着するこ
とになる。
そして、変換器本体110の適宜個所に設けられた端子
板(図示せず)からのゲージリード113の先端が、そ
れぞれのゲージタブ部106A〜106D (または1
06E)にハンダ付けされることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、各グリッド部102〜105を構成する
電気抵抗体パターンの例えば、Cu −Ni等からなる
合金箔108の部分は、極めて細幅の線として形成され
ることから、工具での押圧添着作業の際に、使用工具か
らの押圧力のために、この合金箔の断面形状が設計時の
形状から変化してしまうという現象が生じる。
このような現象が生じると、電気抵抗体パターンの合金
箔108の有する電気抵抗値が本来の設計値から大きく
外れることになるので、これらの改善策の出現が強く望
まれていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、起
歪部上への工具での押圧添着作業の際にも各グリッド部
の電気抵抗値が狂うことのないような構造を有する、新
しい変換器用ひずみゲージを提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するための本発明は、変換器用ひずみゲ
ージのゲージベース上に電気抵抗体から成る所要数のグ
リッド部を形成すると共に、これらのグリッド部の蛇行
帯パターン部分を挟む対向的個所に、ひずみゲージを起
歪部に添着する際に生じる各グリッド部の蛇行帯パター
ン部分の変形を防止するための少なくとも各2個の保護
パターンを、各グリッド部と同じ厚みで各グリッド部に
対して近接して形成し、それぞれのグリッド部に連接さ
れた電気接続部を、それぞれのグリッド部の少なくとも
一部を囲繞するような状態をもって各グリッド部毎に分
離した状態で形成するように構成したことを特徴とした
ものである。
〔作 用〕
このように構成された。変換器用ひずみゲージにおいて
、所要数(図示例では、4個)のグリッド部の蛇行帯パ
ターン部分を挟む対向的個所に、各グリッド部と同じ厚
みを有する少なくとも各2個の保護パターンを各グリッ
ド部に対して近接して形成し、各グリッド部に連接され
た各電気接続部を、各グリッド部および各保護パターン
を囲繞するような配置をもって形成することにより、−
方において、起歪部へのひずみゲージの添着作業の際に
発生し勝ちな各グリッド部の変形を未然に防止して、ホ
イートストンブリッジ回路における無負荷時の初期不平
衡値を極力小さい値に抑えるようになし、他方ではひず
みゲージの製造途中において、フォトエツチング法によ
りグリッド部の線幅を所定の幅に形成(コントロール)
するのに有効に作用させることができる。さらに、各グ
リッド部に連接された各電気接続部を、各グリッド部毎
に分離した状態で形成することにより、ひずみゲージの
製造途中における各グリッド部の電気抵抗値のコントロ
ールを容易化している。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基いて本発明に係る変換器用ひず
みゲージを詳しく説明する。
第1図は、本発明のひずみゲージに係る平面構成の一例
を示す平面図、第2図は、第1図に示すひずみゲージの
グリッド部に係る一構成例を示す部分平面図である。
第1図において、1は四角形に形成されたひずみゲージ
、2はこのひずみゲージ1のゲージベースで、良好な可
撓性を有し且つ絶縁性にも優れた樹脂材料、例えばフェ
ノール系樹脂・ポリイミド系樹脂などをベースとした材
料を用いて作られる。
また、厚みについては、変換器の起歪部である前述のダ
イアフラム部111のひずみ変化状況を可能な限り正確
に伝達し得る寸法であって、しかも、高温および高温な
どの環境条件に対しても充分に絶縁性を維持し得るよう
な寸法に設定する。
3はこのゲージベース2の表面外周縁に沿ってそのやや
内側個所に形成された位置標定枠で1次に説明するよう
な各種の位置標定マークを有している。なお、この位置
標定枠3の形成方法については後述する。
4はゲージベース2上の最上部中央個所に形成されたセ
ンター位置標定マークで、このセンター位置標定マーク
4を被測定対象物である前述のダイアフラム部111の
中心位置に合せることによって、ダイアフラム部111
に対するひずみゲージ1の正規の添着位置を決定し得る
ように構成されている。
58〜5dはこのセンター位置標定マーク4の左右個所
に並列的に形成された左右位置標定マークで、ダイアフ
ラム部111の中心位置に対するそれぞれのグリッド部
11〜14の左右方向位置を設定するためのものである
この場合、5a 、5bは、右側のCグリッド部11お
よび左側のCグリッド部12の位置決め用の位置標定マ
ークであり、5c 、5dは、右側のTグリッド部14
および左側のTグリッド部13の位置決め用の位置標定
マークである。
68〜6dはゲージベース2の表面の左右両縁の各2個
所に形成された上下位置標定マークで、ダイアフラム部
111の中心位置に対する各グリッド部11〜14の上
下方向位置を設定するためのものである。
この場合、下方に位置する上下位置標定マーク6a 、
6bは、左右のCグリッド部11および12をダイアフ
ラム部111のひずみ曲線fの端部屈曲部に相当する個
所に設定するための位置決め用であり、上方に位置する
上下位置標定マーク6c 、6dは、左右のTグリッド
部13および14を、ひずみ曲線fの中央屈曲部に相当
する個所に設定するための位置決め用である。
従って、下方の上下位置標定マーク6a 、 6bと上
方の上下位置標定マーク6c 、6dとの間隔は、被測
定対象物の大きさに応じて決定されることになる。
7aおよび7bはゲージベース2の表面の下部両縁個所
に形成された2つのコーナー位置標定マーク、8はゲー
ジペース2上の最下部中央個所に形成された下部中央位
置標定マークである。
11および12はゲージベース2の表面に並列に設けら
れた2つのCグリッド部で、右側のCグリッド部11は
、下方の上下位置標定マーク6a 。
6bと最も右側に位置する左右位置標定マーク5aとの
交点位置に、自身の中心点を置いた四角形領域のグリッ
ド部として形成されまた、左側のCグリッド部12は、
下方の上下位置標定マーク6a 、6bと最も左側に位
置する左右位置標定マーク5bとの交点位置に、自身の
中心点を置いた四角形領域のグリッド部として形成され
る。
13および14は、ゲージベース2の表面に並列に設け
られた2つのTグリッド部で右側のTグリッド部14は
、上方の上下位置標定マーク6c。
6dと右側から2番目の左右位置標定マーク5cとの交
点位置に自身の中心点を置いた四角形領域のグリッド部
として形成され、また、左側のTグリッド部13は、上
方の上下位置標定マーク6c。
6dと左側から2番目の左右位置標定マーク5dとの交
点位置に、自身の中心点を置いた四角形領域のグリッド
部として形成される。
そして、これらの4つのグリッド部11〜14は、それ
ぞれを第2図に示すように、所定の厚みを有する例えば
アドバンス箔のような適宜のCu−Ni合合材材料ら成
る蛇行帯パターン部分11a〜14aとして形成される
ことになる。
これらの蛇行帯パターン部分11a〜14aは、いずれ
も、際めで細幅の帯が図上で横方向に幾重にも平行して
蛇行する形状に形成されるが、それぞれの蛇行帯パター
ン部分11a〜14aのゲージ軸方向(蛇行帯パターン
の長手方向)Gは、ダイアフラム部111の半径方向に
対して略平行する方向になるように設定され、しかも、
この蛇行帯パターン部分11a〜14aの長さと厚みと
幅によって、各グリッド部11〜14の電気抵抗値を設
定するように構成されている。
なお、各グリッド部11〜14の平面的な大きさは、ダ
イアフラム部111の面積や厚みに応じて決定されるも
のであるが、いずれにしても、ダイアフラム部111に
比べて小さな平面面積のものとして設定される。
21a〜28aはこの4つのグリッド部11〜14およ
び後述する10個の保護パターン31〜40を囲繞する
ような形状に配置された電気接続部(配線パターン部)
で、図示のように、各グリッド部11〜14および各保
護パターン31〜40を囲繞する上半部領域と、後述す
るフラットケーブル50の導電線(ゲージリードの場合
もある)51〜54をハンダ付けするゲージタブ部21
〜28を形成した下半部領域とから構成されている。
これらの各ゲージタブ部21〜28は、いずれも、電気
的に普通の良導体と同じような作用を果たし得るように
幅広の帯状導電部として形成されている。
さらに、電気接続部21a〜28aの上半部領域におい
ては、各グリッド部11〜14および各保護パターン3
1〜40と各ゲージタブ部21〜28とを、それらの間
に余分な空隙が存在しないように密に組合せて、ひずみ
ゲージ1をダイアフラム部111に添着する際に発生し
勝ちな各グリッド部11〜14の変形現象を防ぐように
も構成されている。
さて、最も右側に設けられた第1の電気接続部21aの
上端部は、左側のTグリッド部13の一端部分13bと
一体化するように形成され、また、右から2番目および
3番目に位置する第2および第3の電気接続部22a、
23aの上端部は、右側のCグリッド部11の両端部分
11b、llcと一体化するように形成されている。
また、右から4番目および5番目に位置する第4および
第5の電気接続部24a 、25aの上端部は、右側の
Tグリッド部14の両端部分14b。
14cと一体化するように形成され、右から6番目およ
び7番目に位置する第6および第7の電気接続部26a
、27aの上端部は、左側のCグリッド部12の両端部
分12b、12cと一体化するように形成されている。
さらに、最も左側に設けられた第8の電気接続部28a
の上端部は、前述した左側Tグリッド部13の他端部分
13cと一体化するように形成されている。
そして、下半部領域に設けられた8つのゲージタブ部2
1〜28は、図示のように、互いに横一線上に並行的に
整列するような状態に形成され。
しかも、僅少間隔ΔSを介して互いに隣り合う各2つの
ゲージタブ部21と22.23と24.25と26.2
7と28は、それぞれが一対となる4組のゲージタブ部
対に別れた状態のものとして形成されることになる。
この場合、それぞれのゲージタブ部対21と22.23
と24.25と26.27と28の間には、比較的広い
間隙Sが設定されるが、これらの対の間隔は、変換器本
体110の剛体部112に設けられた固定端子板(図示
せず)と各ゲージタブ部対21〜28とを接続するフラ
ットケーブル50内に埋設された、各導電線51〜54
の整列間隔S′とを合せて置いた方が、両者をハンダ付
けするときに、その作業に自動ハンダ付は機を採用する
のに都合が良いからである。
なお、比較的広い間隙Sの存在は、各ゲージタブ部対2
1と22.23と24.25と26,27と28の存在
を視覚的に識別するときの目安にもなる。
また、各ゲージタブ部対21と22.23と24.25
と26.27と28の中に設定された僅少間隔ΔSは、
製造途中の調整段階で、必要に応じて各グリッド部11
〜14の電気抵抗値を独立的に測定し得るようにするた
めであり、従って、この僅少間隔ΔSの寸法は、それぞ
れの電気抵抗値の測定・調整が終了したときに、互いに
隣り合う1対の電気接続部同士を1回のハンダ付は作業
で簡単に接続し得るような寸法に設定されている。
31〜40は前述の各グリッド部11〜14の断面形状
崩れの現象を防止するために予め設けられた第1〜第1
0の保護パターンである。
先の従来技術の項で述べたように、各グリッド部11〜
14は、所定の厚みを有する極めて細幅のCn−Ni合
金材から成る蛇行帯パターン部分11a〜14aとして
形成されているから、ひずみゲージ1をダイアフラム部
111へ添着する作業の際に、使用工具から加えられる
押圧力のために、これらの蛇行帯パターン部分11a〜
14aの断面形状が設計時の形状から変化して、各グリ
ッド部11〜14の電気抵抗値を本来の設計値から大き
く狂わせる結果となる。
この好ましからざる現象を防ぐには、各蛇行帯パターン
部分11a〜14aに加わる工具押圧力を弱くするか、
或いは、工具押圧力の大部分を他の部分で吸収するしか
ない。
本発明では、後者の方法でこの現象を防止するために、
この第1〜第10の保護パターン31〜40を設けてい
る。
以下、第1〜第10の保護パターン31〜4゜の配置に
ついて詳細に説明する。
31および32は、右側のCグリッド部11を囲繞的に
保護するための第1および第2の保護パターンで、第1
保護パターン31は、このCグリッド部11の上縁と右
から4番目の電気接続部24aの広面積部24bとの間
に、また、第2保護パターン32は、このCグリッド部
11の下縁と右から3番目の電気接続部23aとの間に
、これらの関係部分からそれぞれが独立するような状態
で形成されている。
この場合、両保護パターン31.32の合計面積を、こ
のCグリッド部11の蛇行帯パターン部分11aの総合
面積よりも遥かに大きな値に設定して、この蛇行帯パタ
ーン部分11aに加わる工具押圧力の大部分を吸収する
ように構成している。
33および34は、左側のCグリッド部12を囲繞的に
保護するための第3および第4の保護パターンで、第3
保護パターン33は、このCグリッド部12の上縁と右
から5番目の電気接続部25aの広面積部25bとの間
に、また、第4保護パターン34は、このCグリッド部
12の下縁と右から6判目の電気接続部26aとの間に
、これらの関係部分からそれぞれが独立するような状態
で形成されている。
そして、両パターン33.34の合計面積を、このCグ
リッド部12の蛇行帯パターン部分12aの総合面積よ
りも遥かに大きな値に設定して、この蛇行帯パターン部
分12aに加わる工具押圧力の大部分を吸収するように
構成している。
35〜37は、左側のTグリッド部13を囲繞的に保護
するための第5〜第7の保護パターンで、第5保護パタ
ーン35は、このTグリッド部13の上縁と最も左側に
位置する電気接続部28aの上端部との間に、また、第
6保護パターン36は、このTグリッド部13の下縁と
前述の電気接続部25aの広面積部25bとの間に、さ
らに、第7保護パターン37は、このTグリッド部13
の左側縁と最も左側に位置する電気接続部28aの中間
部との間に、これらの関係部分からそれぞれが独立する
ような状態で形成されている。
そして、これら3つの保護パターン35〜37の合計面
積が、このTグリッド部13の蛇行帯パターン部分13
aの総合面積よりも遥かに大きな値に設定して、この蛇
行帯パターン部分13aに加わる工具押圧力の大部分を
吸収するように構成している。
38〜40は右側のTグリッド部14を囲繞的に保護す
るための第8〜第10の保護パターンで、第8保護パタ
ーン35は、このTグリッド部14の上縁と最も右側に
位置する電気接続部21aの上端部との間に、また、第
9保護パターン39は、このTグリッド部14の下縁と
前述の電気接続部24aの広面積部24bとの間に、さ
らに、第10保護パターン4oは、このTグリッド部1
4の右側縁と最も右側に位置する電気接続部21aの中
間部との間に、これらの関係部分からそれぞれが独立す
るような状態で形成されている。
そして、これら3つの保護パターン38〜40の合計面
積が、このTグリッド部14の蛇行帯パターン部分14
aの総合面積よりも遥かに大きな値に設定して、この蛇
行帯パターン部分14aに加わる工具押圧力の大部分を
吸収するように構成している。
これら10個の保護パターン31〜40は、いずれも、
位置標定マーク4〜8を具えた位置標定枠3、各グリッ
ド部11〜14および各ゲージタブ部21〜28および
電気接続部21a〜28aと一緒に、同じ例えば、Cu
−Ni合全余材使用して同時にフォトエツチング法で形
成されることになる。
すなわち、先ず、所定の厚みを有するCu −N土台金
箔をゲージベース2の表面上に接着し、その上にフォト
エツチング用の感光剤を塗布する。
その後、それぞれのグリッド部11〜14、各々のゲー
ジタブ部21〜28、各電気接続部21a〜28a、各
保護パターン31〜40、各標定マーク3〜8を組合せ
た主要部パターンの写真像を、Cu−Ni合金箔上の感
光剤に結像させる。
そして、フォトエツチング法を用いて、現像後のCu−
Ni合合材材層ら主要部パターンの形成に不必要な部分
を腐食的に除去して、位III定マーク4〜8を具えた
位置標定枠3と主要部パターン11〜14.21〜28
.21a〜28a、31〜40だけを残すようにする。
この場合、図示実施例では、フォトエツチング時におけ
る各蛇行帯パターン部分11a〜14aの腐食進行速度
の正確さを期するため、前述の僅少間隔ΔS・広い間隙
S・各保護パターン31〜40の周囲に設定した微少溝
の形成位置を適宜に選定している。
なお、図示実施例では、主要部パターン11〜14.2
1〜28.21a〜28a、31〜40の全体形状が、
上半部領域では幅が狭く、下半部領域では幅が広くなる
ような形状となっている。
この場合、上半部領域での幅が狭くなっているのは、ゲ
ージベース2に占める各グリッド部11〜14の面積が
小さいためであり、また、下半部領域での幅が広くなっ
ているのは、各ゲージタブ部21〜28の全体幅がフラ
ットケーブル50の幅に基いて決定されているためであ
る。
このような構成されたひずみゲージ1は、製造途中の調
整段階で、各グリッド部11〜14の電気抵抗値が設計
値と実質的に一致するように例えば手作業でエツチング
液を塗布するなどして調整した後、各ゲージタブ部21
〜28をそれぞれハンダ付けして、第3図に示すように
、各グリッド部11〜14の電気抵抗値を使用したホイ
ートストンブリッジ回路を完成する。
ホイートストンブリッジ回路が完成した後は、ひずみゲ
ージ1の全表面のうち、フラットケーブル50の導電線
51〜54を各ゲージタブ部21〜28とハンダ付けす
るのに要する領域を除いた部分に、適宜のコーティング
剤(例えば白色ワックス、ブチルゴム系樹脂、シリコン
系コンパウンド等)を塗布するか、ラミネートにより保
護膜を施してひずみゲージ1を完成させる。
その後、この完成品のひずみゲージ1のゲージベース2
の裏面に接着剤、例えばシアノアクリレート系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコン系樹脂な
どをベースとした接着剤を塗布し、その後1位置標定枠
3のセンター位置標定マーク4、コーナー位置標定マー
ク7a 、 7bおよび下部中央位置標定マーク8等を
利用して。
このひずみゲージ1をダイアフラム部111上の所定位
置に添着する。
以上説明した通り、本発明に係る変換器用ひずみゲージ
1では、所要数(図示例では、4個)のグリッド部11
〜14の蛇行帯パターン部分11a〜14aを挾む対向
的個所に、各グリッド部11〜14と同じ厚みを有する
少なくとも各2個の保護パターン(図示例では、31〜
40)を。
各グリッド部11〜14に対して近接させて形成すると
共に、各グリッド部11〜14と各ゲージタブ部(図示
例では、8個)とを連接する電気接続部21a〜28a
を、各グリッド部11〜14および各保護パターン31
〜40を囲繞するような配置をもって、各グリッド部1
1〜14毎に分離した状態で形成したので、一方におい
て、起歪部(ダイアフラム部)へのひずみゲージの添着
作業の際に発生し勝ちな各グリッド部11〜14の変形
を未然に防止して、ホイートストンブリッジ回路におけ
る初期不平衡値を極力小さい値に抑えることが可能にな
り、他方ではひずみゲージの製造途中において、フォト
エツチング法によりグリッド部の線幅を所定の幅に形成
(コントロール)するのに有効に作用させることができ
る。さらに、各グリッド部に連接された各電気接続部を
、各グリッド部毎に分離した状態で形成することにより
、ひずみゲージの製造途中における各グリッド部の電気
抵抗値のコントロールを容易化している。
また、本発明を図示実施例のような態様で実施した場合
には、各グリッド部11〜14および各保護パターン3
1〜40と近接して形成された電気接続部21a〜28
aも、各グリッド部11〜14の蛇行帯パターン部分1
1a〜14aの変形防止に寄与することになる。さらに
、各グリッド部11〜14を近接して配置することで、
各グリッド部の温度特性を揃い易くシ、各グリッド部の
ゲージ軸を同一方向にすることで各グリッド部の感度も
揃い易くすることによって、変換器用ひずみゲージとし
て温度影響を受けにくくなることになる。
以上、一実施例について説明したが、本発明は、これに
限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内
で、種々に変形実施することが可能である。
例えば、保護パターン31〜40は、保護対象である各
グリッド部11〜14の変形を防止するためのものであ
るから、各グリッド部11〜14を囲繞する保護パター
ンの設置数および形状は。
ひずみゲージ1の測定機能を損なわない範囲内で種々に
決定することができる。
従って、図示実施例では、2つのCグリッド部11.1
2を対向配置されている各2個の保護パターン31と3
2.33と34で囲繞しているが、これを、2つのTグ
リッド部13.14と同じように各3個の保護パターン
で囲繞しても、また、各4個の保護パターンで各グリッ
ド部の四周を囲繞するように構成してもよい。
また、保護パターンは1図示例の数個の保護パターン、
あるいは、保護パターンと電気接続部パターン(図示例
では21a〜28a)を連続させたような形状のものと
して構成してもよい。
さらに、ゲージタブ部21〜28または、保護パターン
31〜40を、各グリッド部11〜14の材質と異なる
材質で形成することも可能であり、また、ゲージタブ部
21〜28および電気接続部21a〜28aの形状・配
置を、図示実施例以外の形状・配置に変える1例えば、
第6図のような回路構成にすることも可能である。
また、上記変換器用ひずみゲージは、圧力変換器のダイ
アフラムに添着する例について説明したが、例えば、加
速度変換器や荷重変換器、変位変換器などの起歪部に添
着して使用することができ、要するに、ダイアフラム用
に限らず、ホイートストンブリッジが形成できるだけの
グリッド部を内蔵しているひずみゲージ全てに適用可能
である。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明を用いるときは、起歪部上へ
の工具での押圧添着作業の際にも、各グリッド部の電気
抵抗値が狂うことがなく、また、フォトエツチング時の
グリッド部の仕上り抵抗値のコントロールがし易い構造
を有する、新しい変換器用ひずみゲージを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のひずみゲージに係る平面構成の一例
を示す平面図、第2図は、第1図に示すひずみゲージの
グリッド部に係る一構成例を示す部分平面図、第3図は
、第1図に示すひずみゲージのグリッド部をホイートス
トンブリッジ回路として結線したときの回路図である。 第4図は、従来型のひずみゲージの一般的な断面構成を
示す概略断面構成図、第5図は、第4図の従来型ひずみ
ゲージに係る各グリッド部の平面構成を示す概略平面構
成図、第6図は、従来型のひずみゲージにおけるグリッ
ド部をホイートストンブリッジ回路として結線したとき
の回路図、第7図は、従来型のひずみゲージを変換器の
起歪部である圧力変換器のダイアフラム部に添着する際
の添着説明図である。 1・・・・・・ひずみゲージ、 2・・・・・・ゲージベース、 3・・・・・・位置標定枠、 4・・・・・・センター位置標定マーク、5a〜5d・
・・・・・左右位置標定マーク、6a 、6b・・・・
・・下方の上下位置標定マーク、6c 、6d・・・・
・・上方の上下位W1標定マーク、7a 、7b・・・
・・・コーナー位置標定マーク、8・・・・・・下部中
央位置標定マーク、11.12・・・・・・Cグリッド
部、13.14・・・・・・Tグリッド部。 11a〜14a・・・・・・蛇行帯パターン部分、11
b〜14b 、11c ”14c・・・・・・各グリッ
ド部の両端部分、 G・・・・・・ゲージ軸方向、 ΔS・・・・・・僅少間隔、 S・・・・・・広い間隙、 21〜28・・・・・・ゲージタブ部、21a〜28a
・・・・・・電気接続部、24b 、24b・・・・・
・広面積部。 31〜40・・・・・・第1〜第10保護パターン、5
0・・・・・・フラットケーブル、 51〜54・・・・・・導電線(ゲージリード)、S′
・・・・・・延長リード線51〜54の埋没間隔、10
0・・・・・・ひずみゲージ、 110・・・・・・変換器本体、 111・・・・・・ダイアフラム部、 112・・・・・・剛体部。 第  2   図 第3図 第   4   図 第  5   図 第  6   図 第  7   図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変換器用ひずみゲージのゲージベース上に電気抵
    抗体から成る所要数のグリッド部を形成すると共に、こ
    れらのグリッド部の蛇行帯パターン部分を挟む対向的個
    所に、ひずみゲージを起歪部に添着する際に生じる各グ
    リッド部の蛇行帯パターン部分の変形を防止するための
    少なくとも各2個の保護パターンを、各グリッド部と同
    じ厚みで各グリッド部に対して近接して形成し、それぞ
    れのグリッド部に連接された電気接続部を、それぞれの
    グリッド部の少なくとも一部を囲繞するような状態をも
    って各グリッド部毎に分離した状態で形成するように構
    成したことを特徴とする変換器用ひずみゲージ。
JP30401090A 1990-11-13 1990-11-13 変換器用ひずみゲージ Pending JPH04177102A (ja)

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