JPH04175536A - トーショナルダンパ - Google Patents

トーショナルダンパ

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JPH04175536A
JPH04175536A JP30189490A JP30189490A JPH04175536A JP H04175536 A JPH04175536 A JP H04175536A JP 30189490 A JP30189490 A JP 30189490A JP 30189490 A JP30189490 A JP 30189490A JP H04175536 A JPH04175536 A JP H04175536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
annular
hub member
viscous liquid
torsional damper
Prior art date
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Pending
Application number
JP30189490A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Sato
正典 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH04175536A publication Critical patent/JPH04175536A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、回転軸に生じる捩り振動を減衰させるための
トーショナルダンパ−に関する。
(従来の技術) エンジンのクランクシャフトのように周期的に回転力が
作用する回転軸には捩り振動が生じ、該捩り振動は回転
軸に作用する回転力が大きいほど大きくなり回転軸の長
さが長いほど大きくなることが知られている。そして、
回転軸の捩り振動が大きくなると、該回転軸酸いは該回
転軸に連結されるタイミングギヤ等の各種部材を破損す
る原因になる。
そこで10回転軸の捩り振動を防止するため、実開平1
−144544号公報に示されるように、ハブ部材の外
面に弾性体を介してマス部材が結合されてなるトーショ
ナルダンパ−を回転軸の先端に取り付けることが行われ
ている。
上記のトーショナルダンパにおいては、回転軸に生じた
捩り振動がハブ部材に伝達されてもマス部材はそのまま
一定の速度で回転を続けようとするので、ハブ部材とマ
ス部材との間に介在する弾性体が変形する。そして、こ
の弾性体の変形のためにハブ部材に伝達された捩り振動
エネルギーが消費されるので、回転軸ひいてはハブ部材
の捩り振動が減衰する。
(発明が解決しようとする課題) ところが、近時の高出力化エンジンにおけるクランクシ
ャフトのように、回転軸に周期的に作用する回転力が大
きくなったり或いは回転軸の長さが長くなったりすると
、回転軸に生じる捩り振動が大きくなるので、従来の構
造のトーショナルダンパでは捩り振動を十分に減衰でき
ないという問題がある。
上記に鑑みて、本発明は、捩り振動に対するトーショナ
ルダンパの減衰性能を向上させることにより、回転軸に
大きな捩り振動が作用しても該捩じり振動を十分に減衰
できるようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、請求項(1)の発明は、ハ
ブ部材の外面とマス部材の内面との間に弾性体及び粘性
液体を介在せしめて、ハブ部材に伝達される捩り振動エ
ネルギーを弾性体の変形作用及び粘性液体の流動作用に
よって消費させるものである。
具体的に請求項(1)の発明が講じた解決手段は、回転
軸に固定されるハブ部材の外面にマス部材が弾性体を介
して結合されてなるトーショナルダンパ−を対象とし、
上記弾性体は軸方向の前後両側に間隔をおいて配置され
た環状の前側弾性体と後側弾性体とからなり、上記ハブ
部材の外面と上記マス部材の内面との間に前側が上記前
側弾性体で後側が後側弾性体で各々閉塞された環状の空
隙部が設けられ、該空隙部に粘性液体が封入されている
構成とするものである。
また、請求項(2)の発明では、粘性液体を内外方向の
多層構造に形成した空隙部に収納することにより、粘性
液体と、ハブ部材及びマス部材との接触面積の増大化を
図るものであって、具体的には、請求項(1)の構成に
、上記前側弾性体及び後側弾性体は互いに径方向の内外
にずれて配置されており、上記空隙部は軸方向断面内で
径方向内側に位置する軸方向一側から径方向外側に位置
する軸方向他側に向けて蛇行状に屈曲した形状に形成さ
れている構成を付加するものである。
さらに、請求項(3)の発明では、ハブ部材の軸方向前
面に、トーショナルダンパを取り外す工具を取り付ける
ための穴を設けるスペースを確保するものであって、具
体的には、請求項(3)の構成に、上記前側弾性体は径
方向の外側に、上記後側弾性体は径方向の内側に各々配
置されている構成を付加するものである。
(作用) 請求項(1)の発明の構成により、ハブ部材の外面とマ
ス部材の内面との間に軸方向の両側が前側及び後側弾性
体で各々閉塞された環状の空隙部か設けられ、該空隙部
に粘性液体が封入されており、ハブ部材とマス部材とは
、前後両弾性体と粘性液体とを介して結合されている。
このため、ハブ部材に捩り振動が伝達された場合、前側
弾性体及び後側弾性体が変形すると共に粘性液体が空隙
部内で流動し、捩り振動エネルギーは前後両弾性体の変
形と粘性液体の流動とに消費されるので、回転軸に発生
する捩り振動は速やかに減衰させられる。
また、請求項(2)の発明の構成により、空隙部は蛇行
状に屈曲した形状に形成されているため、空隙部に収納
される粘性液体とハブ部材及びマス部材との接触面積が
増大するので、ハブ部材に捩り振動が伝達された場合、
粘性液体が空隙部内で大きく流動して振動エネルギーを
大きく消費する。
さらに、請求項(3)の発明の構成により、前側弾性体
は径方向の外側に配置されているため、ハブ部材の前面
における前側弾性体の内方にトーショナルダンパを取り
外す工具を取り付けるための穴を設けるスペースか確保
されている。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係るトーショナルダンパの一実施例と
してのクランクプーリAの縦断側面構造を、第2図は上
記クランクプーリAの正面構造を各々示している。
第1図及び第2図において、10はハブ部材であって、
該ハブ部材10は回転軸としてのエンジンのクランクシ
ャフトBの前端部(第1図における左側)にキーB1及
びボルトB2により固定されている。尚、第2図におい
てはクランクシャフトBは省略している。
ハブ部材10の後面には、径方向の内側に位置する円環
状の第1凹部10aと、該第1凹部10aの径方向の外
側に位置し該第1凹部10aと同芯状の第2凹部10b
とが各々設けられている。
12はクランクシャフトBの回転力をカムシャフト(図
示していない)に伝達するためのタイミングベルトが懸
装されるマス部材としてのリング部材であって、該リン
グ部材12の前面には、その内端に位置する円環状の第
1凸部12aと、該第1凸部12aの外側に位置し該第
1凸部12aと同芯状の第2凸部12bとが各々設けら
れていると共に、リング部材12の外端部には上記タイ
ミングベルトを懸装せしめる懸装部12cが設けられて
いる。この場合、リング部材12の第1凸部12aはハ
ブ部材10の第1凹部10aと対応する位置に、第2凸
部12bは第2凹部10bと対応する位置に各々設けら
れており、リング部材12の前面とハブ部材10の後面
との間に、軸方向断面内で径方向内側に位置する軸方向
一側から径方向外側に位置する軸方向他側に向けて蛇行
状に屈曲した形状の空隙部14が形成されている。
また、リング部材12の第1凸部12aの内周面とハブ
部材10の第1凹部10aの内周面との間には、前方側
で空隙部14の径方向の内端部に連通し後方側で開口す
る円環状の第1隙間16が形成されていると共に、リン
グ部材12の懸装部12cの内周面とハブ部材10の外
周面との間には、後方側で空隙部14の径方向の外端部
に連通し前方側で開口する円環状の第2隙間18が形成
されている。そして、内側に形成された第1隙間16に
は、後側弾性体としての環状の第1弾性体20がその内
側に位置する円筒状の第1スリーブ部材22に案内され
て後方から圧入されていると共に、第2隙間18には、
前側弾性体としての環状の第2弾性体24がその外側に
位置する円筒状の第2スリーブ部材26に案内されて後
方から圧入されている。これにより、空隙部14の径方
向内端部は¥&1弾性体20及び第1スリーブ部材22
によって、空隙部14の径方向外端部は第2弾性体24
及び第2スリーブ部材26によって各々閉塞されている
。尚、第1図において32. 32は各々0リングであ
る。
空隙部14には、粘性の液体例えばオイルが、ハブ部材
10の第2凹部10bの前面部に設けられたオイル注入
孔28から注入、充填されている。
また、オイルが充填された後のオイル注入孔28にはリ
ベット30が嵌入されてオイル注入孔28からのオイル
漏れを防止している。
上記のように、第1隙間16に第1弾性体2゜が、第2
隙間18に第2弾性体24が各々圧入されていると共に
、空隙部14にオイルが充填されているので、ハブ部材
10の回転に伴ってリング部材12が回転する。この場
合、ハブ部材1oに捩り振動が生じたときても、リング
部材12が一定の速度で回転を続けようとするので、第
1及び第2弾性体20.24が変形すると共に空隙部1
4のオイルか流動する。このため、回転軸例えばクラン
クシャフトからハブ部材10に伝達された捩り振動エネ
ルギーは、第1及び第2弾性体2o。
24の変形及びオイルの流動のために消費されて大きく
減衰する。
また、本実施例においては、空隙部14は蛇行状に屈曲
した形状に形成されているため、空隙部14内のオイル
とハブ部材10及びリング部材12との接触面積が大き
くなるので、ハブ部材1゜に伝達された振動エネルギー
は一層大きく減衰する。
さらに、本実施例においては、前方側の第2隙間18が
径方向の外側に形成され、前側の第2弾性体が径方向の
外側に配置されているため、ハブ部材10の前面側に広
い面積部分が形成され、該広い面積部分にクランクプー
リAをクランクシャフトBから取り外す工具を取り付け
るための穴を設けることができるので、クランクプーリ
Aを前方側へ取り外すことができ、作業性が向上する。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明に係るトーシ
ョナルダンパによると、ハブ部材とマス部材との間に軸
方向の両側が前側及び後側弾性体で各々閉塞された環状
の空隙部が設けられ、該空隙部に粘性液体が封入されて
いるため、ハブ部材に捩り振動が伝達された場合、ハブ
部材の捩り振動エネルギーが前側及び後側弾性体の変形
のほかに空隙部内の粘性液体の流動のために消費され、
捩り振動が速やかに減衰するので、捩り振動に対する減
衰性能が向上する。
また、請求項(2の発明に係るトーショナルダンパによ
ると、空隙部は蛇行状に屈曲した形状に形成されている
ため、空隙部に収納される粘性液体とハブ部材及びマス
部材との接触面積が増大し、ハブ部材に捩り振動が伝達
された場合の粘性液体の流動か大きくなるので、捩り振
動に対する減衰性能が一層向上する。
さらに、請求項(3)の発明に係るトーショナルダンパ
によると、前側弾性体は径方向の外側に配置されている
ため、ハブ部材の前面にトーショナルダンパを取り外す
工具を取り付ける穴を設けるスペースが確保できるので
、ダンパブーりを前面側に取り外すことができ作業性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例であるトーショナ
ルダンパを示し、第1図は第2図における1〜1線断面
図、第2図は正面図である。 A・・・クランクプーリ (トーショナルダンパ) B・・・クランクシャフト(回転軸) 10・・・ハブ部材 12・・・リング部材(マス部材) 14・・・空隙部 20・・・第1弾性体(後側弾性体) 24・・・第2弾性体(前側弾性体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転軸に固定されるハブ部材の外面にマス部材が
    弾性体を介して結合されてなるトーショナルダンパーで
    あって、上記弾性体は軸方向の前後両側に間隔をおいて
    配置された環状の前側弾性体と後側弾性体とからなり、
    上記ハブ部材の外面と上記マス部材の内面との間に前側
    が上記前側弾性体で後側が上記後側弾性体で各々閉塞さ
    れた環状の空隙部が設けられ、該空隙部に粘性液体が封
    入されていることを特徴とするトーショナルダンパ。
  2. (2)上記前側弾性体及び後側弾性体は互いに径方向の
    内外にずれて配置されており、上記空隙部は軸方向断面
    内で径方向内側に位置する軸方向一側から径方向外側に
    位置する軸方向他側に向けて蛇行状に屈曲した形状に形
    成されていることを特徴とする請求項(1)に記載のト
    ーショナルダンパ。
  3. (3)上記前側弾性体は径方向の外側に、上記後側弾性
    体は径方向の内側に各々配置されていることを特徴とす
    る請求項(2)に記載のトーショナルダンパ。
JP30189490A 1990-11-06 1990-11-06 トーショナルダンパ Pending JPH04175536A (ja)

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JP30189490A JPH04175536A (ja) 1990-11-06 1990-11-06 トーショナルダンパ

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JP30189490A JPH04175536A (ja) 1990-11-06 1990-11-06 トーショナルダンパ

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JPH04175536A true JPH04175536A (ja) 1992-06-23

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JP30189490A Pending JPH04175536A (ja) 1990-11-06 1990-11-06 トーショナルダンパ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITTO20080586A1 (it) * 2008-07-29 2010-01-30 Dayco Europe Srl Gruppo puleggia disaccoppiatrice preferibilmente per trascinare un organo accessorio tramite una trasmissione a cinghia in un motore a combustione interna
ITTO20080587A1 (it) * 2008-07-29 2010-01-30 Dayco Europe Srl Gruppo puleggia disaccoppiatrice preferibilmente per trascinare un organo accessorio tramite una trasmissione a cinghia in un motore a combustione interna

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITTO20080586A1 (it) * 2008-07-29 2010-01-30 Dayco Europe Srl Gruppo puleggia disaccoppiatrice preferibilmente per trascinare un organo accessorio tramite una trasmissione a cinghia in un motore a combustione interna
ITTO20080587A1 (it) * 2008-07-29 2010-01-30 Dayco Europe Srl Gruppo puleggia disaccoppiatrice preferibilmente per trascinare un organo accessorio tramite una trasmissione a cinghia in un motore a combustione interna

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