JPH04174148A - 壁面構造体およびその接続装置およびその接続装置に使用する取付金具および前記壁面構造体の取付および接続する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本願発明は、外壁或いは内壁等の壁面構造体およびその
壁面構造体の接続装置およびその接続装置に使用する取
付金具および前記壁面構造体の接続方法に関する。

従来から外壁或いは内壁或いは間仕切壁に使用する壁板
については種々の特徴を有する壁板が開発されてきた。

それらの壁板の物性の面で共通した特徴は耐火性が必要
であり、断熱性が必要でありさらに吸音性があるとよい
ということである。

その上に寒冷地では耐凍害性があることが必要である。

勿論強度の面でもすぐれていなければいけないし、さら
に軽量であるほどよく、そして加工特性にすぐれている
ことがよいのである。そこで上述の諸問題を事実上、解
決した壁板は、すべて壁面構造体を配設後、その表面に
タイル、セラミック板、石等の表面形成体を取付金具に
よって壁面に取り付けたり、接着剤を使用して表面形成
体を壁面に接着してきたのであるが、その取付けのため
の手間は非常にわずられしいことであり、仕上工事のそ
のコストを高める欠点があった。そこで、後付けでなく
先付けによりコストの軽減をはかることが試みられたの
であるが、従来の壁板の膨張係数は、タイル、セラミッ
ク板、石等の表面形成体の膨張係数と一致していないの
で、壁板な施工工事に使用する前に、あらかじめ壁板の
表面に表面形成体を取付けたり接着したりすると、その
後の温度変化などで表面形成体と壁板の壁面の部分とが
異なる膨張を行い、表面形成体と壁板の壁面の部分との
間で離脱或いは剥離現象が生じる欠点があって従来の壁
板に、タイル、セラミック板、石等の表面形成体を先付
けすることは事実上不可能となる欠点があった。

本願発明は、タイル、セラミック板、石等の表面形成体
と同じ膨張係数を有する壁板即ち壁面構造体を形成する
ことを目的とするものである。

次に、上記目的を達成するための具体的構成を図面に従
い説明すると、本願発明の壁面構造体はセメントを基材
にして、その基材に耐アルカリ性ガラス繊維を混合し、
かつ気泡発生剤により、微細な独立気泡を発生させた軽
量強化気泡コンクリート板の一種であり、比重は気泡発
生量によって調整しつるのであり、その製法は、最初に
セメント、水、減水剤を糊状にして、それから起泡剤、
水、消石灰により気泡を発生させ、最後にガラス繊維を
入れて養生して後、乾燥して完成させるのである。そし
て、外壁或いは内壁などの壁面構造体を単位壁面構造体
として、上下方向および水平方向に延伸させるため隣接
する単位壁面構造体を互いに接続して所望の壁面構造体
にする必要があるが、前記単位壁面構造体の構成は比重
が１．３であって、従来のコンクリートの重さに比べて
半分であり、その組織の内部には微細な独立気泡が散在
していて、かつ靭性があり、乾燥しても収縮することが
他の壁材に比べて小さく、その結果は寸法の安定性があ
り、熱伝導率が低く、断熱性があり、切断、切削、穿孔
などの加工特性があり、表面を平滑にすることができる
ので、その表面に塗装することが容易であり、タイル、
天然石などの先付を行うことが容易であり、従来のコン
クリート材には全くなかったすぐれた性質を有するもの
である。そのガラス繊維強化気泡コンクリート材（略し
て軽量ＧＲＣ材と呼ぶ）を壁面構造体にする。

次に、単位体のパネルを広いスペースを有する壁面構造
体とするためには単位体のパネル即ち壁板の単位体を接
続する技術手段が必要になるが図面の第１図および第２
図について説明すると、断面り形水平構造部材即ち重量
受アングルｌの一方の翼片１４を垂直方向に位置させ、
その翼片１４の上端部から他方の翼片１５を水平方向に
位置させその水平方向の翼片１５の上に断面り上水平構
造部材２を載置し、その水平構造部材２の一方の翼片１
２を下方で水平方向に位置させて、両り上水平構造部材
１．２を互いに固着し、前記断面り上水平構造部材２の
他方の翼片１３を垂直方向に起立し、そのＬ形水平構造
部材２の垂直方向に起立した翼片１３の配設方向に沿っ
てパネル即ち壁板３を立設し、隣接するパネル即ち壁板
３の側端縁部の一方側に縦方向の突起４を形成−１他方
測に縦方向の凹入部５を設けて前記突起４と凹入部５を
互いに噛合させ、その噛さ部分にバ・Ｉクアップ材６を
介在させて、その九割をコーキング材７によって処理し
、萌記バ氷ル部ち壁板３の１ｍ’＋端打部で水平断ｆが
コの字状に形１戎さｎたν壁含；分８の後向き角形補強
突部９を設け、その？ｆａ強突部９の所望の上部位置お
よび下部位置に水平断面がコの字形でその一方の翼共１
６が他方の翼片１７に比べて長（形成された取付金ｊｌ
Ｌ１０を配設し、その長い翼片１６の側面部分の下端に
近い位置にねじ穴１１を刻設し、２つの長短翼片１６，
１７を連絡した翼片連絡ＦＥ４刺面部面部分の：端の近
東位置から上方に向けて細長い切欠溝２５を設け、その
満２５に前記り上水平構造部材２の垂直方向に起立した
Ｆ片１３を噛み合わせ、前記パネル即ち壁板３と；ｉ′
ｉＩ！己取付合具１０とを前苫己ねじ穴１１の部分でね
じ１９により固着し、前記パネル即ち壁板３の上端面部
に沿って配設した断面り形六二Ｐ％造部材２０の下方で
不二号窯に形成さｎた一万〇Ｆ１ｉ片２１を前記パネル
即ち壁板３の上端面部に当接し、垂直方向に形成された
他方の翼片２２を前記パネル即ち壁板３の上部に隣接す
るパネル即ち壁板２３に固着された取付金具２４の上方
に向けて設けられた細長い切欠溝２５に噛み合せ、垂直
方向に起立させられた翼片１３，２２を案内にしてパネ
ル即ち壁板３．２３を水平方向に案内させつるようにし
て、複数のパネル即ち壁板を水平方向に並べるとともに
垂直方向に重ねるようにしてなる外壁或いは内壁等の壁
面構造体である。

次に、上記構成から生じる作用効果を述べると本願発明
の壁面構造体が気泡コンクリート板でできているため軽
く、かつ、耐アルカリ性ガラス繊維を基材のセメントの
中に混入させたので、強化コンクリート板になっている
ため、壁面構造体としての用途に適した性質であり、そ
して、その壁面構造体に取付金具を固着し、その取付金
具と重量受アングルおよび上端受アングルとが互いに結
合し、重量受アングルおよび上端受アングルのそれぞれ
は基礎、梁、柱などに強固に固定させられるから取付金
具を介して壁面構造体は基礎、梁、柱などに固定させら
れることとなり、基盤となる基礎部分に対し、壁面構造
体の固着状態がきわめてよい効果がある。

また、壁面構造体の下部に取付けた取付金具は重量受ア
ングルと一体化し、壁面構造体を安定状態にし、かつ壁
面構造体の上部に隣接して位置させられた壁面構造体の
下部に取付けた取付金具は上端受アングルと一体化し、
下方から上方に向って壁面構造体は、容易に積み上げら
れて上下方向に強く結合された壁面構造体を築き上げる
ことができる効果がある。

また、水平方向即ち横方向に隣接する壁面構造体はその
側端面部分に形成された突出部分と凹入部分とを噛合に
よる結合により、次々と横方向に容易に壁面構造部分を
築いていくことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本願発明を施した壁面構造体によって築かれた
外壁構造体の要部の水平方向に切断した断面図であり、
第２図は第１図の壁面構造体の側端面側からみた側面図
であって、取付金具と他の部材との結合状態を判るよう
にした図であり、第３図は第１図、第２図に示された取
付金具の詳細斜視図であり、第４図は、平パネルの断面
図であり、第５図は第４図とは異る平パネルの断面図で
あり、第６図は隅パネルの断面図である。 ｌ・・・・・・断面り形水平構造部材即ち重量受アング
ル ２・・・・・・断面り形水平構造部材 ３・・・・・・パネル即ち壁板 ４・・−・・・縦方向の突起 ５・・・−・・凹入部 ６−・−・・・バックアツプ材 ７・・・・・・コーキング材 ８・・・−・・隔壁部分 ９・・・・・・後向き角形補強突部 ｌＯ・・・・・・取付金具 １１−−・・・・ねじ孔 １２・・・・・・一方の翼片 １３・・・・・・他方の翼片 １４・・・・・・一方の翼片 １５−・・・・・他方の翼片 １６・・・・・・一方の翼片即ち長翼片１７・・・−・
・他方の翼片即ち短翼片１８・・・・・・翼片連絡用側
面部分 １９・・・・・・ねじ ２０・・・−・・断面り形水平構造部材即ち上端受アン
グル ２１・・・・・・一方の翼片 ２２・・・・・・他方の翼片 ２３・・・・・・パネル即ち壁板 ２４・・・・・・取付金具 ２５・・・・・・細長い切欠溝 第４−［！］ づ 介５ａＪ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）その端部に壁面構造体の部分の支持用兼案内用取付
   金具を取付けてなる壁面構造体。２）その端部に壁面構
   造体の部分の支持用兼案内用取付金具を着脱自在に取付
   けてなる特許請求の範囲１記載の壁面構造体。 ３）取付金具には、重量受アングルなどの支持部材の被
   支持部分を形成してなる特許請求の範囲１記載の壁面構
   造体。 ４）取付金具には上端受アングルなどの支持部材の被支
   持部分を形成してなる特許請求の範囲１記載の壁面構造
   体。 ５）取付金具には下方から上方に向けて細長溝を設け、
   下方から前記細長溝に支持部材を挿入しうるようにして
   なる特許請求の範囲１記載の壁面構造体。 ６）取付金具には壁面構造体の壁面の向きに沿うように
   細長溝の向きを形成してなる特許請求の範囲１記載の壁
   面構造体。 ７）壁面構造体の両側端面部の肉厚を中間部分の肉厚よ
   りさらに厚さを増大するように形成してなる特許請求の
   範囲１記載の壁面構造体。 ８）壁面構造体の両側端面部の肉厚の部分を除いて前記
   壁面構造体の中間部分の裏側に、ロックウールなどの断
   熱材を配設してなる特許請求の範囲１記載の壁面構造体
   。 ９）ガラス繊維を入れて強化し、微細な独立気泡を発生
   させて軽量にした軽量強化コンクリート製壁面構造体の
   下端面部と上端面部に断面Ｌ形の水平金属板の水平面を
   添着させて上下方向に単位壁面構造体を積層させてなる
   特許請求の範囲１記載の壁面構造体。 １０）壁面構造体の中間部分に吸音耐火材を配設してな
   る特許請求の範囲１記載の壁面構造体。 １１）上下方向に積み重ねられる壁面構造体の上下方向
   に隣接する部分に水平方向に配設された平板部分を有す
   る型鋼などの剛性と靭性と強度をそなえた部材を介在さ
   せてなる特許請求の範囲１記載の壁面構造体の接続装置
   。 １２）隣接する単位壁面構造体の一方の側端縁部に突部
   を形成し、他方の側端縁部に前記突部に嵌着する凹入部
   を形成し横方向に接続しうるようにしてなる特許請求の
   範囲１記載の壁面構造体の接続装置。 １３）特許請求の範囲１記載の壁面構造体の部分の支持
   および案内のために取付け得るようにしてなる断面角枠
   形で、その枠形構造部分の側面部に下方から上方に向け
   て壁面構造体の部分の支持および案内のための縦長溝を
   設け、その縦長溝を設けた側面部とは別の側面部の適宜
   位置に、壁面構造体と取付金具との固着手段を設けてな
   る取付金具。 １４）特許請求の範囲１記載の壁面構造体の部分の支持
   および案内のために着脱自在に取付け得るようにしてな
   る水平断面がコの字形で、その一方の翼片が他方の翼片
   に比べて長く形成され、その長い翼片の側面部分の下端
   に近い位置に、ねじ穴などの固着手段を設け、前述の長
   短の翼片を連絡した翼片連絡用側面部分の下端の適宜位
   置から上方に向けて細長い切欠溝を設けてなる取付金具
   。 １５）まず、重量受アングルを水平に基礎、梁、柱など
   の固定部に固定し、次に上端受アングルを前記重量受ア
   ングルと同様に固定部に固定し、次に特許請求の範囲１
   記載の壁面構造体を前記重量受アングルの上に位置させ
   、次に取付金具を前記壁面構造体の縦内側にある溝に嵌
   め込み、次に、摺動させて、前記受アングルに取付金具
   の欠き込みの部分を差し込み、ねじ等の固着手段によっ
   てねじ穴などがあるところに入れ廻して仮止めし、次に
   鉛直を確認しながら本締めすることによって取付および
   接続する方法。 １６）セメントを基材にして、その基材に耐アルカリ性
   ガラス繊維を混合し、かつ気泡発生剤により独立気泡を
   発生させた軽量強化気泡コンクリート板からなる壁面構
   造体に、特許請求の範囲１３記載の取付金具を取付けて
   なる壁面構造体。