JPH04173948A - Ti・B複合溶射材の製造方法及びTi・B複合溶射材 - Google Patents
Ti・B複合溶射材の製造方法及びTi・B複合溶射材Info
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- JPH04173948A JPH04173948A JP2298656A JP29865690A JPH04173948A JP H04173948 A JPH04173948 A JP H04173948A JP 2298656 A JP2298656 A JP 2298656A JP 29865690 A JP29865690 A JP 29865690A JP H04173948 A JPH04173948 A JP H04173948A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、例えばプラズマ溶射、ガス溶射等に用いられ
る溶射材であってTi粉末がB粉末で被覆されてなる粉
粒状のTi−B複合溶射材を製造する方法、及びそれに
よって製造されたTi−B複合溶射材に関するものであ
る。
る溶射材であってTi粉末がB粉末で被覆されてなる粉
粒状のTi−B複合溶射材を製造する方法、及びそれに
よって製造されたTi−B複合溶射材に関するものであ
る。
(従来の技術)
複数種類例えば2種類の粉末を溶射材として用る場合に
おいて、大径の粉末の表面に小径の粉末を付着させて大
径粉末を小径粉末で被覆し粉粒状としたものを用いるこ
とは知られている。そしてこのような粉粒状の複合溶射
材の製造方法としては、例えば特公昭61−19583
号公報、特開昭63−169371号公報に記載の方法
が知られている。特公昭61−.19583号公報記載
の方法は、小径粉末を大径粉末表面にまぶす等した後、
両粉末の界面で固溶が生じる温度に加熱するものであり
、特開昭63−169371号公報記載の方法は、大径
粉末と小径粉末とポリビニルアルコール等の造粒用バイ
ンダ物質とを併せて混合した後、加熱してバインダ物質
を蒸発除去させるものである。
おいて、大径の粉末の表面に小径の粉末を付着させて大
径粉末を小径粉末で被覆し粉粒状としたものを用いるこ
とは知られている。そしてこのような粉粒状の複合溶射
材の製造方法としては、例えば特公昭61−19583
号公報、特開昭63−169371号公報に記載の方法
が知られている。特公昭61−.19583号公報記載
の方法は、小径粉末を大径粉末表面にまぶす等した後、
両粉末の界面で固溶が生じる温度に加熱するものであり
、特開昭63−169371号公報記載の方法は、大径
粉末と小径粉末とポリビニルアルコール等の造粒用バイ
ンダ物質とを併せて混合した後、加熱してバインダ物質
を蒸発除去させるものである。
(発明が解決しようとする問題点)
しかし特公昭61−19583号公報記載の方法では、
まぶし具合によっては溶射材中における大径粉末及び小
径粉末の分散が均質にはならない恐れがあった。大径粉
末及び小径粉末の分散が均質ではない溶射材を用いると
、溶射によって得られた皮膜の物性が場所によって異な
ってくるという問題が生じる。また特開昭63−169
371号公報記載の方法では、バインダ物質を用いるた
め面倒であり、しかも大径粉末への小径粉末の付着強度
が不十分となりやすかった。また両方法では、混合した
後、加熱するという2段階で行なっているため、製造効
率が悪く、しかも一方が不十分に行なわれやすかった。
まぶし具合によっては溶射材中における大径粉末及び小
径粉末の分散が均質にはならない恐れがあった。大径粉
末及び小径粉末の分散が均質ではない溶射材を用いると
、溶射によって得られた皮膜の物性が場所によって異な
ってくるという問題が生じる。また特開昭63−169
371号公報記載の方法では、バインダ物質を用いるた
め面倒であり、しかも大径粉末への小径粉末の付着強度
が不十分となりやすかった。また両方法では、混合した
後、加熱するという2段階で行なっているため、製造効
率が悪く、しかも一方が不十分に行なわれやすかった。
一方、金属ホウ化物の一種であるT iB 2は、高融
点で、電気伝導性を有し、硬く、耐酸化性に優れている
ため、耐摩耗性材料、電極材料、耐食材料、耐熱材料等
として利用しようとする要望が強かった。そこでTi粉
末及びB粉末を混合して上記のような複合溶射材として
用いることを考えた。
点で、電気伝導性を有し、硬く、耐酸化性に優れている
ため、耐摩耗性材料、電極材料、耐食材料、耐熱材料等
として利用しようとする要望が強かった。そこでTi粉
末及びB粉末を混合して上記のような複合溶射材として
用いることを考えた。
本発明は、以上のようなことに鑑みてなされたものであ
り、Ti粉末がB粉末で被覆されてなる粉粒状のTi−
B複合溶射材であってTi粉末とB粉末とが均質に分散
したものを、容易かつ確実に製造することのできる方法
を提供するとともに、溶射に用いた場合に、T IB
2を含有し物性かどの場所でも同質である皮膜を生成さ
せることのできるTi−B複合溶射材を提供することを
目的とする。
り、Ti粉末がB粉末で被覆されてなる粉粒状のTi−
B複合溶射材であってTi粉末とB粉末とが均質に分散
したものを、容易かつ確実に製造することのできる方法
を提供するとともに、溶射に用いた場合に、T IB
2を含有し物性かどの場所でも同質である皮膜を生成さ
せることのできるTi−B複合溶射材を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明のTi *B複合溶射材の製造方法は、円筒状ケ
ーシング内に投入したTi粉末及びB粉末を、回転する
ケーシングの遠心力によってケーシング内周面に押付け
てケーシング内周面に両粉末からなる層を形成し、ケー
シング内でケーシングに対して相対回転する掻取り片及
び圧縮片によって、上記層から両粉末を掻取って攪拌さ
せるとともに両粉末をケーシング内周面との間で圧縮し
て両粉末同志を熱溶着させるようにしたことを特徴とす
るものである。
ーシング内に投入したTi粉末及びB粉末を、回転する
ケーシングの遠心力によってケーシング内周面に押付け
てケーシング内周面に両粉末からなる層を形成し、ケー
シング内でケーシングに対して相対回転する掻取り片及
び圧縮片によって、上記層から両粉末を掻取って攪拌さ
せるとともに両粉末をケーシング内周面との間で圧縮し
て両粉末同志を熱溶着させるようにしたことを特徴とす
るものである。
また本発明のTi−B複合溶射材は、Ti粉末表面に多
数のB粉末が熱溶着されてTi粉末がB粉末で被覆され
粉粒状となっており、Ti粉末とB粉末とが均質に分散
されていることを特徴とするものである。
数のB粉末が熱溶着されてTi粉末がB粉末で被覆され
粉粒状となっており、Ti粉末とB粉末とが均質に分散
されていることを特徴とするものである。
(作用)
本発明のTi−B複合溶射材の製造方法においては、T
i粉末及びB粉末の攪拌と、両粉末の熱溶着とが同時に
行なわれる。
i粉末及びB粉末の攪拌と、両粉末の熱溶着とが同時に
行なわれる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の方法によって製造されたTi・B複合
溶射材の一粒子の断面を示す写真、第2図は第1図を模
式的に示す図である。31はTi粉末、32はB粉末で
あり、Ti粉末31の表面には多数のB粉末32が溶着
されており、Ti粉末31はB粉末32により被覆され
ている。B粉末32はTi粉末31表面の凹部にまで入
り込んで溶着されている。Ti粉末31としては例えば
38〜44μmの粒径のものを、またB粉末32として
は例えば平均粒径が0.8μmのものを用いている。
溶射材の一粒子の断面を示す写真、第2図は第1図を模
式的に示す図である。31はTi粉末、32はB粉末で
あり、Ti粉末31の表面には多数のB粉末32が溶着
されており、Ti粉末31はB粉末32により被覆され
ている。B粉末32はTi粉末31表面の凹部にまで入
り込んで溶着されている。Ti粉末31としては例えば
38〜44μmの粒径のものを、またB粉末32として
は例えば平均粒径が0.8μmのものを用いている。
上記のようなTi *B複合溶射材は第3図に示すよう
な混合装置を用いて製造する。第4図は第3図のIV−
IV断面矢視図である。これらの図において、4は底が
塞がれた円筒状ケーシングであり、ケーシング4内は処
理室3となっている。ケーシング4は、その中央下側に
て垂直な回転軸2を介して駆動装置5に支持されており
、駆動装置5により水平面内にて回転するようになって
いる。処理室3にはケーシング4と同心にて回転する圧
縮片9a及び掻取り片9bが設けられている。圧縮片9
a及び掻取り片9bは回転軸8aの上端から水平方向に
延びた支持棒8bの先端に設けられており、両片9a、
9bともケーシング4の内周面4aに近接している。回
転軸8aは中空である回転軸2内に回転軸2と間怠に設
けられて駆動装置5に連結されており、両片9a、9b
、回転軸8a、及び支持棒8bは駆動装置5に支持され
ている。回転軸8aの上端部8cは円錐状に上方に突出
している。駆動装置5は電動モータ5 a %変速機5
bを備えており、基台1上に設置されている。
な混合装置を用いて製造する。第4図は第3図のIV−
IV断面矢視図である。これらの図において、4は底が
塞がれた円筒状ケーシングであり、ケーシング4内は処
理室3となっている。ケーシング4は、その中央下側に
て垂直な回転軸2を介して駆動装置5に支持されており
、駆動装置5により水平面内にて回転するようになって
いる。処理室3にはケーシング4と同心にて回転する圧
縮片9a及び掻取り片9bが設けられている。圧縮片9
a及び掻取り片9bは回転軸8aの上端から水平方向に
延びた支持棒8bの先端に設けられており、両片9a、
9bともケーシング4の内周面4aに近接している。回
転軸8aは中空である回転軸2内に回転軸2と間怠に設
けられて駆動装置5に連結されており、両片9a、9b
、回転軸8a、及び支持棒8bは駆動装置5に支持され
ている。回転軸8aの上端部8cは円錐状に上方に突出
している。駆動装置5は電動モータ5 a %変速機5
bを備えており、基台1上に設置されている。
圧縮片9a及び掻取り片9bはここでは3個ずつがそれ
ぞれ等間隔に配設されており、圧縮片9aは掻取り片9
bのケーシング4の回転方向R(第4図)とは反対側に
掻取り片9bに近接して配置されている。圧縮片9aに
は、ケーシング4の内周面4aに対向し且つ内周面4a
に向かって凸の横断面円弧状の作用面91が形成されて
いる。
ぞれ等間隔に配設されており、圧縮片9aは掻取り片9
bのケーシング4の回転方向R(第4図)とは反対側に
掻取り片9bに近接して配置されている。圧縮片9aに
は、ケーシング4の内周面4aに対向し且つ内周面4a
に向かって凸の横断面円弧状の作用面91が形成されて
いる。
なお作用面91に、ケーシング4の回転方向R側はど幅
狭で浅くなる溝(図示せず)を設けてもよい。掻取り片
9bは、先端が尖るよう且つケーシング4の回転方向R
側に凸となるよう湾曲した横断面形状を有するように形
成されている。即ち掻取り片9bには尖端92、内周面
4aに対向する作用面93、作用面93の背面側の作用
面94が形成されている。
狭で浅くなる溝(図示せず)を設けてもよい。掻取り片
9bは、先端が尖るよう且つケーシング4の回転方向R
側に凸となるよう湾曲した横断面形状を有するように形
成されている。即ち掻取り片9bには尖端92、内周面
4aに対向する作用面93、作用面93の背面側の作用
面94が形成されている。
ケーシング4は基台1の両側の支柱1aに支持された円
筒状のカバー7により包囲されており、カバー7は取外
し自在の蓋7aにより上から塞がれている。カバー7の
下部には回転軸2との間に吸気口13が形成され、蓋7
aには排気バイブ10が設けられており、回転軸2と共
に回転するファン12により、空気が吸気口13からケ
ーシング4とカバー7との間を通って排気パイプ10か
ら排出されるようになっている。
筒状のカバー7により包囲されており、カバー7は取外
し自在の蓋7aにより上から塞がれている。カバー7の
下部には回転軸2との間に吸気口13が形成され、蓋7
aには排気バイブ10が設けられており、回転軸2と共
に回転するファン12により、空気が吸気口13からケ
ーシング4とカバー7との間を通って排気パイプ10か
ら排出されるようになっている。
蓋7aの中央には処理室3に連通するバイブ14が垂直
に貫通して設けられており、バイブ14の下側開口は円
錐状部8C上に位置している。バイブ14には、Ti粉
末及びB粉末を一定量秤量して供給するためのフィーダ
19と、バイブ14に供給された両粉末の流れを良くす
るために適量の空気や不活性ガス等の搬送用ガスを送風
する送風機18が連結されている。
に貫通して設けられており、バイブ14の下側開口は円
錐状部8C上に位置している。バイブ14には、Ti粉
末及びB粉末を一定量秤量して供給するためのフィーダ
19と、バイブ14に供給された両粉末の流れを良くす
るために適量の空気や不活性ガス等の搬送用ガスを送風
する送風機18が連結されている。
カバー7の周壁にはジャケット25が形成されており、
また回転軸8a、支持体8b、圧縮片9a1及び掻取り
片9b内には通路27が連通して形成されており、ジャ
ケット25及び通路27にはタンク26内の加熱用又は
冷却用の媒体が流されるよう構成されている。通路27
はロータリージヨイント24を介してタンク26に連結
されている。
また回転軸8a、支持体8b、圧縮片9a1及び掻取り
片9b内には通路27が連通して形成されており、ジャ
ケット25及び通路27にはタンク26内の加熱用又は
冷却用の媒体が流されるよう構成されている。通路27
はロータリージヨイント24を介してタンク26に連結
されている。
上記混合装置によるTi・B複合溶射材の製造は次のよ
うに行なわれる。Ti粉末31及びB粉末32は、フィ
ーダ19にて一定量秤量されてバイブ14(経路6)を
通って処理室3に供給される。何点ば1モルのTi粉末
31に対して2モルのB粉末32の割合で秤量される。
うに行なわれる。Ti粉末31及びB粉末32は、フィ
ーダ19にて一定量秤量されてバイブ14(経路6)を
通って処理室3に供給される。何点ば1モルのTi粉末
31に対して2モルのB粉末32の割合で秤量される。
処理室3に供給された両粉末31.32は、駆動装置5
によってR方向(第4図)に高速で回転するケーシング
4の内周面4aに、遠心力によって押付けられ、内周面
4aには両粉末31.32からなる層が形成される。こ
のとき処理室3に供給される両粉末31.32は、バイ
ブ14の下側開口がら円錐状部8c上に落下し、円錐状
部8cの先端に衝突して周囲に略均等に分散されるため
、内周面4aに形成される層は略均−な厚さとなる。
によってR方向(第4図)に高速で回転するケーシング
4の内周面4aに、遠心力によって押付けられ、内周面
4aには両粉末31.32からなる層が形成される。こ
のとき処理室3に供給される両粉末31.32は、バイ
ブ14の下側開口がら円錐状部8c上に落下し、円錐状
部8cの先端に衝突して周囲に略均等に分散されるため
、内周面4aに形成される層は略均−な厚さとなる。
圧縮片9a及び掻取り片9bは駆動装置5によってケー
シング4の回転速度より少し遅い速度でR方向に回転さ
れ、内周面4aに形成された両粉末31.32からなる
層から両粉末31.32が掻取り片9bによって掻取ら
れ、攪拌されるとともに、両粉末31.32は圧縮片9
aによって内周面4aとの間に圧縮される。即ち掻取り
片9bによる掻取りによって両粉末31.32の攪拌は
促進され、圧縮片9aによる圧縮によって摩擦熱が生じ
て両粉末31.32は熱溶着され且つ粉粒状に造粒され
る。しかも両粉末31.32の攪拌と熱溶着とが、−装
置内で同時に行なわれる。内周面4aに形成される層は
略均−な厚さとなっているから、圧縮片9a及び掻取り
片9bによる作用はどの箇所においても略均等に行なわ
れる。なおケーシング4、及び圧縮片9 a s掻取り
片9bの回転速度は、混合するTi粉末31及びB粉末
32の量、粒径等に応じて変速機5bにより設定する。
シング4の回転速度より少し遅い速度でR方向に回転さ
れ、内周面4aに形成された両粉末31.32からなる
層から両粉末31.32が掻取り片9bによって掻取ら
れ、攪拌されるとともに、両粉末31.32は圧縮片9
aによって内周面4aとの間に圧縮される。即ち掻取り
片9bによる掻取りによって両粉末31.32の攪拌は
促進され、圧縮片9aによる圧縮によって摩擦熱が生じ
て両粉末31.32は熱溶着され且つ粉粒状に造粒され
る。しかも両粉末31.32の攪拌と熱溶着とが、−装
置内で同時に行なわれる。内周面4aに形成される層は
略均−な厚さとなっているから、圧縮片9a及び掻取り
片9bによる作用はどの箇所においても略均等に行なわ
れる。なおケーシング4、及び圧縮片9 a s掻取り
片9bの回転速度は、混合するTi粉末31及びB粉末
32の量、粒径等に応じて変速機5bにより設定する。
また装置稼動中には、装置を適切な温度に保つべく、ジ
ャケット25及び通路27にタンク26から加熱用又は
冷却用の媒体を適宜流す。
ャケット25及び通路27にタンク26から加熱用又は
冷却用の媒体を適宜流す。
なお両粉末31.32を処理室3に供給する際に、必要
であれば送風機18から搬送用ガスをバイブ14に送風
する。またケーシング4と、圧縮片9a及び掻取り片9
bとの回転方向は逆にしてもよい。
であれば送風機18から搬送用ガスをバイブ14に送風
する。またケーシング4と、圧縮片9a及び掻取り片9
bとの回転方向は逆にしてもよい。
以上のようにして第1図及び第2図に示すような粉粒状
のTi−B複合溶射材が得られる。上記方法によれば、
両粉末31.32の攪拌と熱溶着とが、−装置内で同時
に行なわれるので、Ti粉末31表面に多くのB粉末3
2が十分に接触することとなり.Ti・B複合溶射材中
におけるTi粉末31とB粉末32の分散は均質なもの
となる。
のTi−B複合溶射材が得られる。上記方法によれば、
両粉末31.32の攪拌と熱溶着とが、−装置内で同時
に行なわれるので、Ti粉末31表面に多くのB粉末3
2が十分に接触することとなり.Ti・B複合溶射材中
におけるTi粉末31とB粉末32の分散は均質なもの
となる。
しかも混合した後に加熱するという2段階ではなく、1
段階で行なわれるので、容易であり、製造効率も良好と
なる。そして上記方法で得られたTi−B複合溶射材は
、溶射材中におけるTi粉末31とB粉末32の分散が
均質であるので、溶射に用いた場合に、TiBっを含有
し物性かとの場所でも同質である皮膜を生成させること
かできる。
段階で行なわれるので、容易であり、製造効率も良好と
なる。そして上記方法で得られたTi−B複合溶射材は
、溶射材中におけるTi粉末31とB粉末32の分散が
均質であるので、溶射に用いた場合に、TiBっを含有
し物性かとの場所でも同質である皮膜を生成させること
かできる。
(発明の効果)
以上のように本発明のTl−B複合溶射材の製造方法に
よれば、円筒状ケーシング4内に投入したTi粉末31
及びB粉末32を、回転するケーシング4の遠心力によ
って内周面4aに押付けて内周面4aに両粉末31.3
2からなる層を形成し、ケーシング4内でケーシング4
に対して相対回転する掻取り片9b及び圧縮片9aによ
って、上記層から両粉末31.32を掻取って攪拌させ
るとともに両粉末31.32を内周面4aとの間で圧縮
して両粉末31.32同志を熱溶着させるようにしたの
で.Ti粉末31とB粉末32の分散が均質であるTi
−B複合溶射材を、容易に、しかも製造効率良く得るこ
とができる。
よれば、円筒状ケーシング4内に投入したTi粉末31
及びB粉末32を、回転するケーシング4の遠心力によ
って内周面4aに押付けて内周面4aに両粉末31.3
2からなる層を形成し、ケーシング4内でケーシング4
に対して相対回転する掻取り片9b及び圧縮片9aによ
って、上記層から両粉末31.32を掻取って攪拌させ
るとともに両粉末31.32を内周面4aとの間で圧縮
して両粉末31.32同志を熱溶着させるようにしたの
で.Ti粉末31とB粉末32の分散が均質であるTi
−B複合溶射材を、容易に、しかも製造効率良く得るこ
とができる。
また本発明のTi−B複合溶射材によれば、Ti粉末3
1表面に多数のB粉末32が熱溶着されてTi粉末31
かB粉末32で被覆され粉粒状となっており、Ti粉末
31とB粉末32とが均質に分散されているので、溶射
に用いた場合に、TI B 2を含有し物性がどの場所
でも同質である皮膜を生成させることができる。
1表面に多数のB粉末32が熱溶着されてTi粉末31
かB粉末32で被覆され粉粒状となっており、Ti粉末
31とB粉末32とが均質に分散されているので、溶射
に用いた場合に、TI B 2を含有し物性がどの場所
でも同質である皮膜を生成させることができる。
(別の実施例)
圧縮片9aや掻取り片9bは、ケーシング4の内周面4
aに接触しない範囲で、流体圧やスプリング等で内周面
4a側に付勢してもよい。これによれば圧縮、掻取りを
強力に行なうことができる。
aに接触しない範囲で、流体圧やスプリング等で内周面
4a側に付勢してもよい。これによれば圧縮、掻取りを
強力に行なうことができる。
また圧縮片9aや掻取り片9bは3個に限るものではな
く、形状、材質等も機能を損なわない範囲で変更しても
よい。
く、形状、材質等も機能を損なわない範囲で変更しても
よい。
Claims (2)
- 1.Ti粉末表面に多数のB粉末を付着させてTi粉末
をB粉末で被覆してなる粉粒状のTi・B複合溶射材を
製造する方法であって、円筒状ケーシング内に投入した
Ti粉末及びB粉末を、回転するケーシングの遠心力に
よってケーシング内周面に押付けてケーシング内周面に
両粉末からなる層を形成し、ケーシング内でケーシング
に対して相対回転する掻取り片及び圧縮片によって、上
記層から両粉末を掻取って攪拌させるとともに両粉末を
ケーシング内周面との間で圧縮して両粉末同志を熱溶着
させるようにしたことを特徴とするTi・B複合溶射材
の製造方法。 - 2.Ti粉末表面に多数のB粉末が熱溶着されてTi粉
末がB粉末で被覆され粉粒状となっており、Ti粉末と
B粉末とが均質に分散されていることを特徴とするTi
−B複合溶射材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2298656A JPH0647713B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | Ti・B複合溶射材の製造方法及びTi・B複合溶射材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2298656A JPH0647713B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | Ti・B複合溶射材の製造方法及びTi・B複合溶射材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04173948A true JPH04173948A (ja) | 1992-06-22 |
JPH0647713B2 JPH0647713B2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=17862561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2298656A Expired - Fee Related JPH0647713B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | Ti・B複合溶射材の製造方法及びTi・B複合溶射材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647713B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102019420A (zh) * | 2009-09-11 | 2011-04-20 | 索尼公司 | 复合微粒制造设备与方法 |
US20160303657A1 (en) * | 2013-11-25 | 2016-10-20 | United Technologies Corporation | Method of manufacturing a hybrid cylindral structure |
-
1990
- 1990-11-02 JP JP2298656A patent/JPH0647713B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102019420A (zh) * | 2009-09-11 | 2011-04-20 | 索尼公司 | 复合微粒制造设备与方法 |
US20160303657A1 (en) * | 2013-11-25 | 2016-10-20 | United Technologies Corporation | Method of manufacturing a hybrid cylindral structure |
US20190337057A1 (en) * | 2013-11-25 | 2019-11-07 | United Technologies Corporation | Method of manufacturing a hybrid cylindrical structure |
US10471511B2 (en) * | 2013-11-25 | 2019-11-12 | United Technologies Corporation | Method of manufacturing a hybrid cylindrical structure |
US10888927B2 (en) * | 2013-11-25 | 2021-01-12 | Raytheon Technologies Corporation | Method of manufacturing a hybrid cylindrical structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647713B2 (ja) | 1994-06-22 |
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Legal Events
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