JPH04173849A - フェノール樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents

フェノール樹脂発泡体の製造方法

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JPH04173849A
JPH04173849A JP30048590A JP30048590A JPH04173849A JP H04173849 A JPH04173849 A JP H04173849A JP 30048590 A JP30048590 A JP 30048590A JP 30048590 A JP30048590 A JP 30048590A JP H04173849 A JPH04173849 A JP H04173849A
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phenolic resin
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blowing agent
additives
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Takashi Oga
隆史 大賀
Hisatsugu Okuyama
久嗣 奥山
Chiaki Tsukamoto
塚本 千秋
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は天井材、壁材、屋根材等の建築用断熱材料、配
管、加熱装置等の保温材、生花用剣山や植物の育苗床等
の用途に有用なフェノール樹脂発泡体の製造方法に関す
る。
(従来の技術) 一般に液状フェノール樹脂よりフェノール樹脂発泡体を
得る場合、フェノール樹脂としてはレゾール型やヘンシ
リツクエーテル型のフェノール樹脂が用いられている。
発泡剤としてはトリクロロトリフルオロエタン(CFC
−113)、トリクロロモノフルオロメタン(CFC−
11)、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素やペン
タン、ヘキサン等の炭化水素等が一般に用いられている
。添加剤としては整泡剤としての界面活性剤、難燃剤、
中和剤等が用いられている。硬化剤としては有機酸又は
その溶液及び無機酸が用いられている。これらの原料を
均一に混合しモールド等に散布又は注入し発泡硬化させ
フェノール樹脂発泡体を得る方法が知られている。
発泡剤としてトリクロロトリフルオロエタン(CF C
413)、トリクロロモノフルオロメタン(CFC−1
1)、ジクロロトリフルオロエタン(HCFC−123
)、ジクロロフルオロエタン(HCFC−141b)、
ジクロロメタン、ペンタフルオロプロピルアルコール等
のハロゲン化炭化水素やその誘導体を用いる場合、これ
らの発泡剤は引火点がなく製造工程が安全であり、又気
体としての熱伝導率が小さいためガスを発泡体内に閉じ
込めた場合、得られた発泡体の断熱性も優れたものとな
る。しかし発泡剤とじてCF C−113、CFC−1
1等を用いる場合、CF C−113、CF C−11
等は極めて安全な化合物であるため対流圏で分解される
ことなく成層圏まで到達し、成層圏で紫外線により分解
して塩素原子を放出し、この塩素原子が成層圏のオゾン
を分解しオゾン層の破壊を引き起こすという地球レベル
での環境破壊の原因として現在世界的に問題となってお
り「モントリオール議定書」で特定フロンとして規定さ
れており、既に製造方法及び使用量の規制が世界的に進
められている。このためこのCF C−113、CFC
−11等の使用は規制に従って削減し、他の発泡剤等に
代替し全廃していく必要がある。
又発泡剤としてHCF C−123、HCF C−14
1b、ジクロロメタン等を用いる場合、これらの発泡剤
は分子中に水素原子を持ち、対流圏で分解されやすいた
め成層圏でオゾンを分解する能力は小さく環境に及ぼす
影響も小さい。しかレフエノール樹脂発泡体製造用発泡
剤としては、これらのみでは気泡の均一かつ微細な発泡
体が得られにくく、CFC−113、ペンタン、ヘキサ
ン等と併用し、しかもHCF C−123、HCF C
−141b、ジクロロメタン等の使用量が全発泡剤使用
量の50重量%以下でないと均−且つ微細な気泡と優れ
た品質を持った発泡体を得ることは困難である。これは
HCFC−123、HCF C−141b等と液状フェ
ノール樹脂との相溶性が良すぎ、又沸点が低すぎるため
と考えられる。従ってこのように併用系の発泡剤を使用
する必要があり、CF C−113、ペンタン、ヘキサ
ン等を使用することによって生ずる前述の問題を回避す
ることは不可能である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的はオゾン破壊係数(OD P +Ozon
eDepleting Potential)の大きい
ハロゲン化炭化水素の使用量を減らしあるいは無くすこ
とを可能にし、地球レベルでの環境破壊という問題を大
幅に改善しつつ優れた品質のフェノール樹脂発泡体を製
造する方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は液状フェノール樹脂、発泡剤、その他添加剤及
び硬化剤よりフェノール樹脂発泡体を製造する方法にお
いて、発泡剤としてターシャリ−ブチルクロライドを主
成分とする発泡剤を用いることを特徴とするフェノール
樹脂発泡体の製造方法に係る。
本発明に用いる液状フェノール樹脂は特に限定されるも
のではな(、フェノール類とアルデヒド類をアルカリ性
触媒の存在下で反応させることによって得られるレゾー
ル型フェノール樹脂、中性金属塩触媒等の存在下で反応
させることによって得られるヘンシリツクエーテル型フ
ェノール樹脂などが挙げられる。
ターシャリ−ブチルクロライドと併用可能な他の発泡剤
としては特に限定されるものではないが、例えばトリク
ロロトリフルオロエタン(CFC−113等)、トリク
ロロモノフルオロメタン(CFC−11)、ジクロロジ
フルオロメタン(CFC−12)、モノクロロペンタフ
ルオロエタン(CF C−115)、ジクロロテトラフ
ルオロエタン(CFC−114等)、クロロジフルオロ
メタン(HCF C−22)、ジクロロトリフルオロエ
タン(HCFC−123等)、ジクロロフルオロエタン
(HCFC−141等) 、クロロジフルオロエタン(
CFC−142等)、ジクロロジフルオロエタン(HC
FC−132等) 、ジフルオロエタン(HCF C−
152等) 、クロロテトラフルオロエタン(HCFC
−124等)、ジブロムテトラフルオロエタン(ハロン
2402等)、フロムクロロジフルオロメタン(ハロン
1211) 、ブロムトリフルオロメタン(ハロン13
01) 、ジフルオロメタン(RFC−32)、ペンタ
フルオロエタン(RFC−125)、テトラフルオロエ
タン(HFC−134,RF C−134a等)、トリ
フルオロエタン(HFC−143a等)、ヘプタクロロ
プロパン(HF C−227等) 、ジクロロエチレン
、クロロホルム、トリクロロエチレン、四塩化炭素、メ
チルクロロホルム等が用いられる。
又、併用されるハロゲン化炭化水素誘導体としては特に
限定されるものではないが、ペンタフルオロプロピルア
ルコール、トリフルオロエタノール、トリクロロエタノ
ール、トリフルオロプロピルアルコール等が挙げられる
。更に炭化水素としては特に限定されるものではないが
、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ
サン、石油エーテル等が用いられる。炭化水素誘導体と
しては特に限定されるものではないが、ジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、メチルエ
チルエーテル等のエーテル類、ジメチルケトン、ジエチ
ルケトン、メチルエチルケトン等のケトン類、メチルア
ルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール等の
アルコール類等が用いられる。これらのハロゲン化炭化
水素、炭化水素、及びそれらの誘導体は単独で又は2種
以上を併用することも可能である。発泡剤の総使用量は
特に限定されるものではないが、液状フェノール樹脂1
00重量部に対し1〜60重量部、好ま巳くは4〜40
重量部とするのがよい。
発泡剤としてターシャリ−ブチルクロライドとこれ以外
の発泡剤を併用する場合、その使用割合は特に限定され
るものではないが、前述の環境破壊の問題、得られたフ
オームの品質を考えると、ターシャリ−ブチルクロライ
ドが発泡剤総使用量の50重量%以上、好ましくは70
重量%以上である。
又発泡剤としてターシャリ−ブチルクロライドとこれ以
外の発泡剤を併用する場合、必要に応して安定剤を添加
することも可能である。添加剤としては公知の界面活性
剤、難燃剤、中和剤、充填剤、その他の添加剤を添加す
ることができる。硬化剤としてはリン酸、亜リン酸、次
亜リン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、ポリリン酸、
塩酸、硫酸等の無機酸、フェノールスルホン酸、トルエ
ンスルホン酸、キシレンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸等のアリールスルホン酸やメタンスルホン酸等のアル
キルスルホン酸等の有機酸が用いられるがこれらに限定
されるものではない。又これらの硬化剤は単独で又は2
種以上を併用することも可能であり、水溶液として使用
することも他の溶液として使用することも或いは非溶液
として使用することも可能である。この硬化剤の使用量
は特に限定されるものではないが、液状フェノール樹脂
100重量部に対して1〜60重量部、好ましくは5〜
30重量部とするのがよい。
本発明では、以上に述べた原料を均一に混合し、引き続
きモールド等に散布又は注入し発泡硬化させることによ
りフェノール樹脂発泡体が得られる。
発泡硬化工程は常温でも加熱雰囲気下でも行うことが可
能である。これらの原料の混合はハツチ混合する場合は
デイスパー等の撹拌機が用いられ、連続的に混合する場
合は公知の多成分混合発泡機等が用いられる。又混合さ
れた原料は例えばモールド中で発泡硬化され、そのまま
脱型した形で製品とすることも、更に必要な形状に加工
され製品とすることもできる。又混合された原料は例え
ばクラフト紙、水酸化アルミ紙、アスヘスト紙、アスフ
ァルト紙、炭酸カルシウム紙、アルミクラフト紙、鉄箔
、ステンレス箔、プラスチックフィルム又はシート等の
軟質面材や銅板、アルミ板、ステンレス板等の硬質面材
の間に注入され、ボード、パ矛ル、サイデイング材等の
形で製品とすることもできる。
(実施例) 以下に実施例及び比較例を挙げて本発明について詳しく
説明する。単に部とあるのは重量部を示す。
実施例1 フェノール100部、ホルムアルデヒド37%水溶液1
73部及び水酸化ナトリウム1部を反応容器に投入し、
90°Cで3時間反応させた後、減圧下に脱水しレゾー
ル型液状フェノール樹脂を得た。
このレゾール型フェノール樹脂100部に整泡剤として
シリコン系界面活性剤L −5421(日本ユニカー製
)2部、発泡剤としてターシャリ−ブチルクロライド1
0部を加え均一に混合しプレミックス成分を調製し、こ
れに65%フェノールスルホン酸水溶液15部を加えラ
ボミキサーで均一に撹拌混合し、70°Cの雰囲気温度
に保たれた300 X 300 x 300+++mの
アルミ製モールF中に流し込み10分間加熱した後、脱
型しフェノール樹脂発泡体を得た。このフェノール樹脂
発泡体について目視により気泡の状態を観察し、AST
M  D1622に定められた方法で密度を、J I 
S  A1412に定められた方法で熱伝導率を、A 
S T M  D 1621に定められた方法で圧縮強
度を、ASTM  C421に定められた方法でフライ
アビリティ−を測定した。結果を第1表に示す。
実施例2〜7及び比較例1〜2 第1表に示すように、発泡剤の種類と割合を変え、その
他は実施例1と同様の方法でフェノール樹脂発泡体を得
、同様に品質の測定を行った。結果を第1表に示す。
実施例、比較例に示すように発泡剤の全量として或いは
一部としてターシャリ−ブチルクロライドを使用するこ
とにより、均−且つ微細な気泡、低い熱伝導率、高い圧
縮強度、低いフライアビリティ−1低いODPを有する
フェノール樹脂発泡(ン主) (”1)A:均一微細、 B:均一だが、やや粗い、 C:発泡不良 (”2 )  0zone Depleting Po
tential。
CFC−11を1.0とした時の相対値。
(”3)2種類の発泡剤を併用した場合はそれぞれの発
泡剤のODPの荷重平均。
体が得られることが明らかである。
(発明の効果) 本発明で発泡剤として使用されるターシャリ−ブチルク
ロライドは分子中に水素原子を持ち対流圏で分解されや
すいため成層圏に到達しにくく、成層圏で紫外線により
分解して塩素原子を放出して成層圏のオゾンを分解しオ
ゾン層を破壊する能力が小さく環境破壊という問題も小
さい。又ターシャリ−ブチルクロライドは液状フェノー
ル樹脂との相溶性及び沸点等がフェノール樹脂発泡体の
発泡硬化過程での発熱速度、ゲル化速度等の発泡硬化特
性に適合しているため、均一かつ微細な気泡と優れた物
理特性を持つ発泡体が得られるものと考えられる。従っ
て発泡剤としてターシャリ−ブチルクロライドを全量あ
るいは一部として使用することにより上記の多数の品質
において従来技術による品質を大幅に向上させることが
可能である。
出願人  東洋ゴム工業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液状フェノール樹脂、発泡剤、その他添加剤及び
    硬化剤よりフェノール樹脂発泡体を製造する方法におい
    て、発泡剤としてターシャリーブチルクロライドを主成
    分として用いることを特徴とするフェノール樹脂発泡体
    の製造方法。
  2. (2)発泡剤がターシャリーブチルクロライド単独であ
    る請求項1記載の方法。
  3. (3)ターシャリーブチルクロライド以外の発泡剤がハ
    ロゲン化炭化水素、ハロゲン化炭化水素誘導体、炭化水
    素、炭化水素誘導体から選ばれる少なくとも1種である
    請求項1記載の方法。
JP30048590A 1990-11-05 1990-11-05 フェノール樹脂発泡体の製造方法 Granted JPH04173849A (ja)

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