JPH04170375A - セラミックス多孔体 - Google Patents

セラミックス多孔体

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JPH04170375A
JPH04170375A JP2294449A JP29444990A JPH04170375A JP H04170375 A JPH04170375 A JP H04170375A JP 2294449 A JP2294449 A JP 2294449A JP 29444990 A JP29444990 A JP 29444990A JP H04170375 A JPH04170375 A JP H04170375A
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cement
porous body
cao
silica
alumina
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Toshimasa Mano
稔正 真野
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Kanebo Ltd
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、フィルター、触媒担体、バイオリアクター、
軽量耐火物等の用途に好適なセラミックス多孔体に関す
る。
(従来の技術) 連通気孔を有するセラミックス多孔質焼成体は、溶融金
属用フィルター、排ガスフィルター、液体フィルター、
触媒担体、バイオリアクター及び軽量耐火物等に有用で
あり、既に数多く実用化されている。
これらの用途に適用する多孔質体には透過する気体又は
液体の通過抵抗換言すれば圧力損失を小さ(するため気
孔が連続し且つ気孔率が60%以上であり、装着時或い
は使用時の破損を防ぐためlQkg/cm”以上の曲げ
強度を有している等の特性が要求される。
従来、これらの多孔質体は、アルミナ、ジルコニア、コ
ージライト、チタン酸アルミニウム等をセラミックス原
料とし、ウレタンフオームの空隙部にセラミックス原料
粉体を分散せしめたスラリーを充填した後焼成する、発
泡した合成樹脂球状物を結着し、その空隙部にセラミッ
クス原料粉体を分散せしめたスラリーを充填した後焼成
する等の方法により製造されていた。しかし、これらの
セラミックス原料を使用した場合、1350℃以上の温
度で焼成しないと高強度の多孔体が得られなかった。そ
して焼成温度が1350℃以上になると、高耐熱性の高
価な設備を必要とするうえ、焼成に要する消費エネルギ
ーコストも多大なものとなり、製品コストが高くならざ
るを得なかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者は、上記既存のセラミックス多孔体の有する問
題点に鑑み鋭意研究を続けた結果、特定のセラミックス
原料を使用することにより、これらの用途に好適な物性
を具えたセラミック多孔体が得られることを見い出し本
発明を完成したものである。
本発明の目的は、1000℃程度の耐熱性を有する高強
度のセラミック多孔体を提供するにある。
本発明の他の目的は、比較的低温で焼成可能な安価なセ
ラミック多孔体を提供するにある。本発明の更に他の目
的並びに効果は以下の説明から明らかにされよう。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的は、アルミナ、セメント及びシリカの焼成物
よりなるセラミックス多孔体であって、40〜80重量
%のA I−z Os と、30重量%以下のS i 
Ol と35重量%以下のCaOとを含有し、且つSi
O□に対するCaOの重量比が0.5〜2.1であるこ
とを特徴とするセラミックス多孔体により達成される。
本発明においては、セラミックス原料としてアルミナ、
セメント、シリカの混合物を用いることが肝要である。
アルミナは最も一般的なセラミックス原料の一つであり
安定した品質のものを安価に入手が可能なため本発明の
基材として最適である。本発明に適用されるアルミナは
特に限定されないが、焼結が比較的容易な水酸化アルミ
ニウムを焼成した仮焼アルミナが好適で、平均粒径が1
0/Jm以下のものが好ましく10μmを超える場合は
反応が遅延し焼結が困難になるため一度粉砕して10μ
m以下にしてから使用するのがよい。
セメントは主にCaO及びSiO□成分の供給源として
の役割を果たすと共に成形体の強度を得るためのバイン
ダーとして品質2価格の点から最適である。本発明に適
用されるセメントには普通。
早強、超早強、中庸熱2耐硫酸塩、低熱及び白色セメン
トなどのポルトランドセメント、高炉セメント、シリカ
セメント及びフライアンシュセメントなどの混合セメン
ト、膨張セメント及びアルミナセメントなどの特殊セメ
ントが挙げられるが、これらのうち最も一般的で安価な
普通ポルトランドセメントが好適である。
また、シリカはアルミナ、セメントと反応し融剤として
の効果を発揮し低温で焼成してもセラミックス多孔体の
強度を高める効果がある0本発明に適用されるシリカ源
としては特に限定はされないが、価格の点から天然物の
粉砕品が好ましく、例えばSin、を主成分とする珪石
、珪砂1石英の粉砕品、SiO,及びAIl!Osを主
成分とする陶磁器用雑石の粉砕品、CaO及びS i 
O,を主成分とする珪灰石の粉砕品あるいはSing。
A J z Os及びCaOを主成分とする灰長石の粉
砕品が挙げられる。
本発明のセラミックス多孔体の原料としては上記のよう
にアルミナ、セメント及びシリカの混合物を用いるが、
その混合物中の化学組成は次のように特定される。
すなわち、A1.O,は40〜80重量%であり、好ま
しくは50〜70重量%である。80重量%を超えると
原料として添加するセメントの量が制限され成形体が得
られず、一方40重量%未満であると1350℃で焼成
しても十分な強度が得られない。
S iOtは30重量%以下、好ましくは25重量%以
下である。30重量%を超えると1350℃で焼成して
も十分な強度が得られない。
CaOは35重量%以下、好ましくは30重量%以下で
ある。35重量%を超えると1350℃で焼成しても十
分な強度が得られない。
更にSin、に対するCaOの重量比は0,5〜2.1
であり、好ましくは0.6〜1.7である。
Sin、に対するCaOの重量比が0.5未満であって
も2.1を超えても1350℃で焼成しても十分な強度
が得られない。
尚、本発明においてセメント及びシリカに元来台まれて
いるMgO,TiOx、FexOs、FeO。
に20.Na、O等の不純物が本発明の目的を妨げない
限り5%以下の範囲で含まれてもよい。
本発明のセラミックス多孔体は、アルミナ、セメント及
びシリカを含有するセラミックス原料粉体を水に分散さ
せスラリーを調製し、そのスラリーを注入した型枠に合
成樹脂発泡体を充填し圧縮。
固定することにより合成樹脂発泡体の間隙にスラリーを
十分に充填した後、硬化させ焼成することにより得られ
る。
スラリーの調製は常法にしたがい実施される。
例えばセラミックス原料粉体をミキサー、デイスパーな
どにより水に分散しスラリーを調製する。
水の量は粉体100に対して15〜30重量%が好まし
く、水の量が多すぎるとセメントの水和反応による凝結
・硬化作用が遅延し生産性が低下するばかりか成形体強
度も低下する傾向があり、水の量が少なすぎるとスラリ
ーの粘度が高(なり合成樹脂発泡体の間隙にスラリーを
十分に充填することが困難になる。この際リグニンスル
ホン酸塩系、オキシカルボン酸塩系等のセメント用減水
剤あるいはメラミンスルホン酸塩系、ナフタレンスルホ
ン酸塩系等のセメント用高性能減水荊等の添加が有効で
ある。
上記の様に調製されたスラリーを型枠に注入し、そこに
予め発泡させたポリエチレン球またはポリスチロール球
等の合成樹脂発泡体を充填し蓋をした後、油圧プレスあ
るいは油圧ジヤツキ等により圧縮し、固定することによ
りスラリーを合成樹脂発泡体、の間隙に十分に充填する
。この際、合成樹脂発泡体の直径および圧縮する際の圧
縮量により得られるセラミックス多孔体の気孔径および
気孔率を任意に変化させることができる。常温放置ある
いは加熱処理をしセメントを水和させその凝結・硬化作
用によりハンドリング可能な成形体を得る。得られた成
形体に湿潤養生、蒸気養生あるいはオートクレーブ養生
等の処理を施すことにより成形体の強度を向上させるこ
とができる。こうして得られた成形体中の水分のほとん
どはセメント中に結晶水として取り込まれているため特
に乾燥をせずに焼成することができる。焼成は1000
℃〜1350℃で実施するのが好ましい。
(発明の効果) 本発明によれば、1000℃〜1350℃程度の比較的
低温で焼成しても、1000℃程度の耐熱性を有する高
強度のセラミックス多孔体が安価且つ容易に得られ、そ
の工業的価値は大なるものである。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例 下記第1表に示す化学組成を有するアルミナ。
セメント及び珪石の各原料を第2表に示す組成比になる
ように適時混合し、その混合粉体を適量の水及びセメン
ト用減水剤の混合物に分散しスラリーを調製した。スラ
リー100ccを1oO×10100X50の鉄製容器
に注入し、予め直径2mmに発泡させたポリスチロール
球400ccを充填した後、油圧ジヤツキで高さ方向に
20%圧縮し、固定して一昼夜放置し十分に硬化させて
成形体を得た。得られた成形体を切断し100×30X
10mmの試験片を作成し、1320℃で焼成してセラ
ミックス多孔体を得た。
こうして得られたセラミックス多孔体の気孔率は全て7
0%以上であった。
曲げ強度はスパン4Qmm、クロスヘ−/)−スピード
0.5mm/minで三点曲げ強度を測定した。
この測定結果を第2表に示す。
第  1  表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミナ,セメント及びシリカの焼成物よりなる
    セラミックス多孔体であって、40〜80重量%のAl
    _2O_3と30重量%以下のSiO_2と35重量%
    以下のCaOとを含有し、且つSiO_2に対するCa
    Oの重量比が0.5〜2.1であることを特徴とするセ
    ラミックス多孔体。
JP2294449A 1990-10-30 1990-10-30 セラミックス多孔体 Expired - Lifetime JP2848689B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06227873A (ja) * 1993-02-02 1994-08-16 Kanebo Ltd セラミックス多孔体の製造方法
KR100332368B1 (ko) * 1998-07-02 2002-08-22 쌍용양회공업(주) 다기능성다공성세라믹스의제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06227873A (ja) * 1993-02-02 1994-08-16 Kanebo Ltd セラミックス多孔体の製造方法
KR100332368B1 (ko) * 1998-07-02 2002-08-22 쌍용양회공업(주) 다기능성다공성세라믹스의제조방법

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