JPH04169824A - 赤外線センサ装置 - Google Patents

赤外線センサ装置

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JPH04169824A
JPH04169824A JP2298427A JP29842790A JPH04169824A JP H04169824 A JPH04169824 A JP H04169824A JP 2298427 A JP2298427 A JP 2298427A JP 29842790 A JP29842790 A JP 29842790A JP H04169824 A JPH04169824 A JP H04169824A
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宮本 豊道
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北川 貢造
Shinichiro Watari
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば人体などが発生する赤外線を検出し
て、人間の接近などを検知する赤外線センサ装置に関す
る。
従来の技術 従来から人間や各種小動物あるいは鳥類などが所定の施
設に接近したことを検出するための赤外線センサが用い
られている。このような赤外線センサの構成例を第10
図に示す。従来の赤外線センサ装置1は、予め設定され
る検知領域A内の光を集光するレンズなどの光学手段2
と、光学手段2で集光された光が入射され、入射した光
の中の赤外線変化量に対応したレベルの検出信号を出力
する検出素子3と、比較的微弱な前記検出信号を増幅す
る増幅回路4と、増幅回路4からの増幅された検出信号
に対して予め定める周波数帯域の信号を選択的に濾波す
るフィルタ回路5と、フィルタ回路5からの信号を予め
定める基準電圧と比較してたとえば基準電圧以上の場合
にハイレベルとなる検知出力を導出する比較回路6とを
備える。
検出素子3の出力レベルXは下式で決定される。
X=AxBxC’        −−(1)A;検知
領域A内の通常温度と進入物との温度差 B;検知領域と進入物との面積差 C;進入物の移動速度[Hz] このような従来の赤外線センサ装置1を屋外に設置し、
光学手段2を上方に向けて人体の接近を検出する動作を
行わせた本件発明者の実験によれば、下記の結果が得ら
れた。
■上空で雲が検出領域Aに入ったときに動作した。
■検出領域A内に太陽があるとき、雲が太陽光を遮断し
たときに動作した。
■検出領域A内に雲や太陽がない場合であっても、屋外
に設置された赤外線センサ装置1を照射する太陽光が雲
によって遮断され、検出領域S内の太陽光の騙射量およ
び赤外線センサ装W1の温度が変化したときに動作した
前記0項について、雲は上空で時速40km(11,1
kHz)程度で人間の歩行速度よりも比較的速い速度で
移動するが、通常、雲は地上に設置された赤外線センサ
装置1から遠く離れた位置で移動するので、光学手段2
はこの雲の移動を相対速度として約0.5m/s (0
,5Hz)程度として検知する。この移動速度は、人間
の歩行速度とほぼ同一である。このため雲が検知領域A
内に出入りする際の温度変化を人体の接近と誤認したし
のである。
前記0項について、太陽光の輻射光量と雲の輻射光量と
は当然に大きな差があり、したがって赤外線量にも差が
あり、これにより駆動したものである。
前記0項について、太陽光には比較的多量の赤外線が含
まれており、受光物体の温度は上昇することになる。し
たがってこのような太陽光が照射遮断されると物体温度
は上昇下降し、前記検出素子3がこの温度変化の影響を
受けて誤動作したものである。
発明が解決しようとする課題 前述したように赤外線センサ装置1を屋外に設置した場
合、太陽光の光量の変化や上空の雲の動きなどにより、
比較的頻繁に誤動作を生じ、本件発明者の上記実験によ
ればこのような誤動作は1日の内で359回に達する場
合があることが確認された。したがって従来ではこのよ
うな赤外線センサ装置1は、太陽光の影響を受けない屋
内に設置するか、または夜間の使用が条件付けられてい
る。また屋外に設置する場合には、前述した太陽光や雲
などの外乱光の影響を抑制するために、前記検知領域A
を可及的に小さくするように構成されている。
このような従来例では、使用性が低く、また検知領域A
が狭いため検知精度が低いという課題を有している。
本発明の目的は上述の技術的課題を解消し、使用性が格
段に向上されると共に、比較的広い検知領域を設定する
ことができる赤外線センサ装置を提供することである9 課題を解決するための手段 本発明は、特定の検知領域内の光を集光する光学手段と
、 前記光学手段で集光された光の中の赤外線変化量に対応
したレベルの交番検出信号を出力する赤外線検出手段と
、 前記赤外線検出手段からの交番検出信号を、予め定めた
特定周波数帯域が最大レベルとなるように選択的に濾波
するf波手段と、 前記濾波手段からの出力を増幅する増幅手段と、前記増
幅手段からの出力を基準レベルに関して比較弁別する弁
別手段と、 前記検知領域以外の外部領域の赤外線輻射量を検出し、
かつ該赤外線輻射量の変化を検出したとき、前記弁別手
段からの出力を遮断し、前記赤外線輻射量の変化が検出
されていない期間では前記弁別手段の出力を導出する信
号制御手段とを含むことを特徴とする赤外線センサ装置
である。
作  用 本発明に従えば、予め定める検知領域内の光が光学手段
によって集光される。集光された光は赤外線検出手段に
入射され、光の中の赤外線の変化量に対応したレベルの
交番検出信号か出力される。
交番検出信号は、濾波手段によって予め定める特定周波
数帯域が最大レベルとなるように選択的に濾波され、濾
波手段からの出力は増幅手段で増幅される。
したがって予め定める検知対象が検知領域内に進入した
際に赤外線検出手段から別途定める周波数帯域の信号が
出力される場合、前記検知対象と比較的大きな距離を隔
てる外乱要因が検知領域内に進入した際に、赤外線検出
手段から前記別途定める周波数と同一の周波数帯域の誤
信号が出力されるとき、前記特定周波数帯域をこの別途
定める周波数帯域と異なる値に設定する。
これにより、交番検出信号の前記別途定める周波数帯域
では、検知対象と外乱要因とによる信号に比較的偏差が
小さい場合であっても、前記特定周波数帯域では、検知
対象と外乱要因とによる信号にはレベル差が存しており
、このレベル差が増幅手段で拡大される。したがって弁
別手段は、増幅手段からの出力を基準レベルに関して比
較弁別する際に、検知対象による信号と、前記外乱要因
による信号とを明瞭に識別することができる。
また検知領域外の外部領域における赤外線の輻射量の変
化が信号制御手段で検出され、輻射量の変化が検出され
たときには、前記弁別手段からの出力が遮断される。一
方、赤外線輻射量の変化が検出されていない期間では、
弁別手段の出力が導出される。したがって検知領域外の
外乱要因によって、検知領域外の外部領域の赤外線輻射
量か変化した場合における赤外線検出手段からの誤信号
が出力される事態を防ぐことができ、検出精度を格段に
向上することができる。
このようにして本発明の赤外線センサ装置は、屋内外の
設置場所を問わず、高精度の検知動作を実現することが
でき、使用性が格段に向上される。
また誤動作を防止するために、検知領域を狭小化する必
要が解消されており、このため所望の大きさの検知領域
を設定することができ、検出精度が格段に向上される。
なお、光学手段を従来装置よりも大径にすれば検知対象
と外乱要因との距離差に基づく赤外線の差が拡大され、
これらの間の識別がさらに有利に行われる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の赤外線センサ装置11の
構成を示す系統図である。赤外線センサ装置11は、第
10図に示した従来例における光学手段2によって規定
される検知領域Aと少なくとも同等の検知領域A1が設
定され、この検知領域A1から得られる光量を従来例よ
り増大するために従来技術の光学手段2に用いられるレ
ンズの口径(1〜2cm程度)よりもさらに大径のレン
ズ(たとえば口径5cm以上)を採用した光学手段12
が用いられる。
前記レンズの口径5cm以上とするのは、本実施例の赤
外線センサ装置11を用いて、人体を距離12mで検知
可能なように定めたものであり、周囲の温度環境、対象
物(人体)の平均温度、測定距離の変更によって他の口
径に適宜定められるものである。
光学手段12で集光された光は、赤外線の検出素子13
上に入射され、入射された光の中の赤外線の変化量に対
応した交流レベルの検知信号S1が出力される。ここで
赤外線センサ装置11が屋外に設置されて人体の接近を
検知しようとする場合、通常、人間の歩行速度は約0.
5m/sすなわち0.5Hz程度である。一方、検知信
号S1は、たとえば1.5Hzを濾波の中心周波数とし
、たとえば正規曲線状の特性を有するフィルタ回路14
で1波され、濾波出力S2は増幅回路15で全周波数帯
域に亘って増幅される。
増幅回路15からの増幅出力S3は、比較回路16に入
力され、別途入力される2種票の基準電圧Vl、V2 
(Vl>V2)と比較され、基準電圧V1より大きい場
合または基準電圧V2より小さい場合の少なくともいず
れか一方が成立した場合に、検知領域A1内に人体が進
入したことを表す弁別信号S4を出力する。
一方、赤外線センサ装置11には、前記検知領域Al外
の外部領域における太陽光の照射光量の変動、すなわち
赤外線センサ装置11への日照の変動を検知する照度変
化検出回路18が備えられる。照度変化検出回路18か
らは、前述した日照に変化が生じた場合に照度変化信号
S5をゲート回路17に圧力し、ゲート回路17は照度
変化信号S5が入力されている期間は前記弁別信号S4
を遮断する。一方、照度変化信号S5が入力されていな
い期間では、前記弁別信号S4を発生し、たとえば音響
発生回路19に入力する。
音響発生回路1つでは、前記弁別信号S4が入力されて
いる期間、たとえば音声信号を記憶した集積回路素子か
ら音声信号を読み出してスピーカ20から発生する。ま
た赤外線センサ装置11には、太陽電池21に接続され
た電源回路22が備えられ、電源回路22は内部電池2
3を充電すると共に、赤外線センナ装置11を駆動する
電力を発生する。
第2図は前記赤外線センサ装置11の外観を示す斜視図
である。赤外線センサ装置11は、略長円筒状のハウジ
ング33の上面に透明カバー34゜で被覆された太陽電
池21を備える。ハウジング33の前面には、光学手段
12を構成するレンズ35とスピーカ20とが配置され
、側部には電源スィッチ36、音量調整つまみ37およ
びセンサ感度調整つまみ38が配置される。
第3図は、赤外線センサ装置11の電気的構成を示す回
路図である。前記検出素子13は、光電変換素子24と
して実現され、そのゲートはコンデンサC1,C2およ
び電解コンデンサC3の並列回路を介して、電源電圧■
Oの電源ライン11に接続されると共に、接地ライン1
2に直接に接続される。光電変換素子24のドレインD
は抵抗R1を介して電源ライン11に接続され、またン
ースSは抵抗R2を介して演算増幅器25の非反転入力
端子に接続されると共に、コンデンサC4および抵抗R
3の並列回路を介して接地ラインp2に接続される。
演算増幅器25の反転入力端子は、−”端が非反転入力
端子に接続されたコンデンサC5の他端に接続されると
共に、抵抗R4および電解コンデンサC6の直列回路を
介して前記接地ライン12に接続される。この演算増幅
器25の負帰環回路にはダイードD1、抵抗R5、コン
デンサC7から成る並列回路が設けられる。
演算増幅器25の出力端は、電源ライン11および接地
ライン12の間に直列に接続された抵抗R6,R7の間
の接続点に接続され、電解コンデンサC8、抵抗R8、
可変抵抗VRを介して演算増幅器26の反転入力端子に
接続される。
前記抵抗R6,R7の間の接続点と、接地ライン12と
の間には電解コンデンサC9が抵抗R7と並列に接続さ
れる共に、抵抗R9および一端が演算増幅器26の反転
入力端子に接続されたコンデンサCIOの他端に接続さ
れかつ、演算増幅器26の非反転入力端子に接続される
。演算増幅器26の負帰還回路には、抵抗RIOとコン
デンサC1lとの並列回路が用いられ、抵抗R10の前
記反転入力端子側の接続点から前記可変抵抗VRに可変
抵抗のタップが接続される。ここで演算増幅器25.2
6を含んで前記増幅回路15が構成され、前記電解コン
デンサC9および抵抗R7を含んで前記フィルタ回路1
4が構成される。
演算増幅器26の出−力端は、比較回路16をいわゆる
ウィンドコンパレータとして構成する演算増幅器27.
28の反転入力端子および非反転入力端子にそれぞれ接
続される。
電源ライン11および接地ライン12の間には、抵抗R
11,R12,R13から成る分圧回路が設けられ、抵
抗R11,R12の間の接続点は、演算増幅器27の非
反転入力端子に接続されると共に、電解コンデンサC1
2を介して接地ライン12に接続される。一方、前記抵
抗R12,R13の間の接続点は演算増幅器28の反転
入力端子に接続されると共に、コンデンサC13を介し
て接地ライン12に接続される。
前記電源ライン11および接地ライン12の間には抵抗
R14,R15およびコンデンサC14の直列回路が接
続され、演算増幅器27.28の出力端はダイオードD
2.D3にそれぞれ個別的に逆バイアス状態に接続され
て、前記抵抗R14゜R15の接続点に共通に接続され
る。前記抵抗R15およびコンデンサC16の間の接続
点がらは、抵抗R16を介して前記弁別信号S4が出力
される。
一方、電源ライン11および接地ライン12゜D3の間
には、前記照度変化検出回路18を構成するホトダイオ
ードPDと抵抗R17との直列回路が接続される。ホト
ダイオードPDと抵抗R17との接続点と電源ライン!
1との間には、電解コンデンサC15と抵抗R18との
直列回路か接続され、また前記接続点と接地ライン12
の間には、電解コンデンサC16および抵抗R19の直
列回路が接続される。
コンデンサC15,C16と抵抗R18,R19との間
の各接続点は、トランジスタQl、Q2の各ベースに接
続され、トランジスタQ1.Q2のエミッタはそれぞれ
電源ライン11および接地ライン12にそれぞれ接続さ
れる。トランジスタQ1のコレクタと接地ラインI2と
の間には、抵抗R’20.R21の直列回路が設けられ
、その接続点にはトランジスタQ3のベースが接続され
る。
トランジスタQ3のコレクタは、抵抗R22を介して電
源ライン11に接続され、エミッタは接地ライン12に
接続される。
一方、トランジスタQ2のコレクタはトランジスタQ3
のコレクタに接続されると共に、NAND回路2つの一
方入力端子に入力され、その出力はコンデンサC17お
よび抵抗R2Bの直列回路を経てNAND回路30の一
方入力端子に接続される。コンデンサC17と抵抗R2
3との接続点は、抵抗R24を介して接地ライン12に
接続される。NAND回路30の他方入力端子は、電源
ライン11に接続され、出力端子は前記NAND回路2
9の他方入力端子に接続されると共に、NAND回路3
1の一方入力端子に接続される。
前記抵抗R16から出力される弁別信号S4は、一方入
力端子が電源ライン11に接続されたNAND回路32
の他方入力端子に接続され、その出力端子は前記NAN
D回路31の他方入力端子に接続される。NAND回路
31の出力端子は、抵抗R25を介してトランジスタQ
4のベースの接続される。トランジスタQ4の接地ライ
ン12に接続され、コレクタは抵抗R26を介して電源
ライン11に接続されると共に、第1図に示すゲート回
路17から出力される弁別信号S4を出力する。
以下、本実施例の赤外線センサ装置11の動作について
説明する1本実施例の赤外線センサ装置11は、たとえ
ば屋外に設置され、第1図に示す検知領域A1への人体
や小動物または鳥類などの接近を検知するものである。
本実施例では、この検知動作において赤外線センサ装置
11が屋外に設置されることによる、たとえば雲の動き
などによる日照の変化に基づく外乱要因を除去し、高精
度の検知動作を実現するものである。
第4図〜第9図は本実施例の回路の動作を説明するグラ
フである。これらの図面を併せて参照する。従来技術の
項でも説明したように、検知領域Al内に人体が出入り
する速度は約0.5m/s(0,5Hz)であり、これ
は上空の雲の動きを赤外縁センサ装置11が相対的速度
として検知する際の移動速度とほぼ同一である。一方、
赤外線センサ装置11に接近−する人体と、上空で移動
する雲とは赤外線の輻射量が異なる。
このため人体と雲とから得られる赤外線の輻射量は、第
4図のラインLl、L2で示される相違があるものの、
前記周波数0.5Hz付近では相互に近いレベルである
。本実施例では、この輻射量の相違を拡大するために、
光学手段12に含まれるレンズ35を比較的大径(たと
えば口径5cm以上)とする。これにより検出素子13
からの出力S1は、人体と雲との場合でそれぞれ第5図
に示されるラインL3.L4となる。
前述したように、検知領域A1に出入りする人体と上空
の雲の動きとは検知素子13において、共にO’、5H
zの周波数帯域として検知され、その特性はほぼ正規曲
線に近いものとなる。このため第5図に示すように人体
と雲とによる出力を表すラインL3.L4の間に0.5
Hzでは、偏差Δ■1が設定される。しかしながら、本
実施例では人体に比して雲の方が出力レベルが低く、周
波数0.5Hzから外れるほど両者の出力レベルの偏差
は大きくなる。たとえば前記ラインL3.L4における
周波数1.5Hz付近では、0,5H2の場合よりかな
り偏差は大きくなり偏差ΔV2となる。
このため周波数帯域1.5Hzにおける偏差ΔV2を抽
出するためにフィルタ回路14で出力信号S1を帯域濾
波する。これにより第6図に示されるラインL5.L6
が得られ、中心周波数1゜5Hzで、比較的大きな偏差
Δv3が得られる。
そして、さらに第1図に示すフィルタ回路]4からの濾
波出力S2を増幅回路15で増幅することにより、第7
図に示されるラインL7.L8が得られ、中心周波数帯
域1.’5Hzでは、前記偏差Δ■3よりも格段に大き
な偏差Δ■4が得られる。
増幅回路15からの増幅出力S3は、交流信号であるた
め、前述したように比較回路16は演算増幅器27.2
8を用いて、いわゆるウィンドコンパレータとして構成
される。すなわち第2図に示す抵抗R11,R12,R
13によって電源電圧VOを分圧して、第1基準電圧■
1および第2基準電圧■2を設定する。増幅出力S3が
第1基準電圧■1以上となるか、または第2基準電圧■
2未満となるかのいずれかの場合に各演算増幅器27.
28の出力はローレベルとなり、コンデンサC14がこ
れに応じて放電され、この放電量を充電するために電源
ライン11から抵抗R16を通って電流が流れ、抵抗R
16の端子電圧が第9図に示す弁別信号S4として出力
される。
(A)ホトダイオードPDが一定の照度を検出している
場合 このような場合には、ホトダイオードPDには一定の電
流Iが流れ、ホトダイオードPDのアノードは一定電位
に保持される。このため抵抗R18、R19はコンデン
サC15,C16に遮断されて電流が流れず、トランジ
スタQl、Q2のベースはそれぞれハイレベルまたはロ
ーレベルに保持され、いずれも遮断状態となる。
したがってNAND回路29には、抵抗R22を介する
電源電位VQが論理「1」として入力される状態が持続
する。このためNAND回路29の出力レベルは変化せ
ず、したがってNAND回路30の一方入力端子は電源
ライン11と接続されていて論理「1」であるが、他方
入力端子には抵抗R24,R23を介して接地レベルに
接続され、論理rQ、が入力される。これによりN A
 ND回路30に出力は論理「1」に固定され、NAN
D回路31はNAND回路32からの信号を反転して出
力する6 前記弁別信号S4は、一方入力端子が電源ライン11に
接続されて、常時論理「1」であるNAND回路32に
入力され、したがって反転出力S4が得られ、さらにN
AND回路31で反転されてトランジスタQ4のベース
には、信号S4が入力される。このため出力端子39か
ら出力信号S4が出力されることになる。この出力信号
S4が音響発生回路19に入力されて所定の音声などが
スと一方20から発生される。
(B)ホトダイオードPDの出力が減少する場合 この場合は、ホトダイオードPDへの太陽光の照射がた
とえば雲の動きなどにより遮蔽された状態を示している
。ホトダイオードPDのアノードの電位の変化はコンデ
ンサC15,C16を介して取り出され、トランジスタ
Q1が導通し、トランジスタQ3が導通する。トランジ
スタQ2は遮蔽状態である。これによりNAND回路2
9の一方入力端子はローレベルに強制され、ハイレベル
の信号を導出する。
この信号はコンデンサC17において、コンデンサC1
7の容量と抵抗R24の抵抗値とで予め定められる時定
数だけ遅延され、NAND回路30にハイレベルの信号
が入力される。したがってNAND回路30はローレベ
ルの信号を出力し、NAND回路30の出力をハイレベ
ルに強制し、トランジスタQ4をローレベルに強制する
。このとき前記光電変換素子24が赤外線量の変化を検
出してもその出力である弁別信号S4は遮蔽される。
すなわちこのような状態は、屋外に設定されている赤外
線センサ装置11に対する太陽光が上空の雲の動きによ
り遮蔽されたことにより、光電変換素子24の温度が変
化して発生した出力である可能性があるからである。
(C)ホトタイオードPDの出力が増大する場合 ホトダイオードPDのアノードの電位の変化はコンデン
サC15,C16を介して取り出され、トランジスタQ
1は遮蔽状態となり、トランジスタQ2が導通する。こ
れによりNAND回路2つの前記一方入力端子はローし
ベルに強制される。
これ以降NAND回路29.30,32.31は前記(
B)項の説明と同様な動作を行い、出力端子3つをロー
レベルに強制する。
このような場合は、屋外に設定されている赤外線センサ
装置11に対する太陽光がたとえば上空の雲により遮蔽
されている状態から、雲が移動して太陽光が直接照射す
ることにより光電変換素子24の温度が変化して前記弁
別信号S4が発生された可能性が大きいからである。
以上のようにして本実施例の赤外線センサ装置11は、
人体の動きと同様な周波数帯域を有する上空の雪の動き
と人体の移動とを、光学手段12のレンズを従来よりも
大径化し、前述したフィルタ回路14および増幅回路1
5を用いることにより除去できるようにしている。また
本実施例では、さらに照度変化検出回路18を設け、前
記雲の動きおよび雲の動きによる輻射量の変化に基づく
外乱要因をほぼ完全に除去できるようにした。
本件発明者は、従来技術の構成の赤外線センサ装置1と
本実施例における照度変化検出回路18を除いた構成と
本実施例の赤外線センサ装置111とを用いて、曇天で
光学手段12を上空に向けて検出動作を観測した。この
結果を下記第1表に示す。
(以下余白) 第  1  表 すなわち従来例では、359回の外乱要因による誤動作
が発生したのに対し、本実施例から照度変化検出回路1
8を除いた構成では、外乱要因による誤動作回数は31
回に低減され、本実施例の赤外線センサ装置11では外
乱要因により動作回数が1回に低減された。
このようにして本実施例は、屋外に設置された場合であ
っても、人体の移動のみの検出を高精度で行うことがで
きる。したがって使用環境を屋内や夜間などに限定され
ることがなく、使用性が格段に向上される。また外乱要
因による誤動作を防止するために検知領域A1を比較的
狭小に設定する必要が解消され、所望の比較的広範な検
知領域A1を設定することができ、検知精度を格段に向
上することができる。
発明の効果 以上のように本発明に従えば、予め定める検知対象が検
知領域内に進入した際に、赤外線検出手段から予め定め
た特定周波数帯域の信号が出力される。一方、前記検知
対象より比較的大きな距離を隔てる外乱要因が検知領域
内に進入して、赤外線検出手段から前記特定周波数帯域
の信号に近似する誤信号が出力されても、前記特定周波
数帯域をこの別途室める周波数帯域と異なる値に設定す
る。
これにより交番検出信号の前記別途室める周波数帯域で
は、検知対象と外乱要因とにより信号に比較的偏差が小
さい場合であっても、前記特定周波数帯域では、検知対
象と外乱要因とによる信号にはレベル差が存しており、
このレベル差が増幅手段で拡大される。したがって弁別
手段は、増幅手段からの出力を基準レベルに関して比較
弁別する際に検知対象による信号と、前記外乱要因によ
る信号とを明瞭に識別することができる。また検知領域
外の外部領域における赤外線の輻射量の変化が信号制御
手段で検出され、輻射量の変化が検出されたときには、
前記弁別手段からの出力が遮断される。一方、赤外線輻
射量の変化が検出されていない期間では、弁別手段の出
力が導出される。
したがって検知領域外の外乱要因によって、検知領域外
の外部領域の赤外線輻射量が備前した場合における赤外
線検出手段からの誤信号が出力される事態を防ぐことが
でき、検出精度を格段に向上することができる。
このようにして本発明の赤外線センサ装置は、屋内外の
設置場所を問わず、高精度の検知動作を実現することが
でき、使用性が格段に向上される。
また誤動作を防止するために、検知領域を狭小化する必
要が解消されており、このため所望の大きさの検知領域
を設定することができ、検出精度が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の赤外線センサ装置11の構
成を示すブロック図、第2図は赤外線センサ装置11の
斜視図、第3図は赤外線センナ装!11の構成例を示す
電気回路図、第4図は従来例の検出素子の出力を示すグ
ラフ、第5図は本実施例の検出素子の出力を示すグラフ
、第6図はフィルタ出力S2を示すグラフ、第7図は増
幅出力S3を示すグラフ5第8図は比較回路の動作を示
すグラフ、第9図は弁別信号S4を示すタイムチャート
、第10図は従来例の構成を示すブロック図である。 11・赤外線センサ装置、12−・光学手段、13・・
・検出素子、14・・フィルタ回路、15・・・増幅回
路、17・・・ゲート回路、18・・照度変化検出回路 代理人  弁理士 画数 圭一部 (V)       第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 特定の検知領域内の光を集光する光学手段と、前記光学
    手段で集光された光の中の赤外線変化量に対応したレベ
    ルの交番検出信号を出力する赤外線検出手段と、 前記赤外線検出手段からの交番検出信号を、予め定めた
    特定周波数帯域が最大レベルとなるように選択的に濾波
    する濾波手段と、 前記濾波手段からの出力を増幅する増幅手段と、前記増
    幅手段からの出力を基準レベルに関して比較弁別する弁
    別手段と、 前記検知領域以外の外部領域の赤外線輻射量を検出し、
    かつ該赤外線輻射量の変化を検出したとき、前記弁別手
    段からの出力を遮断し、前記赤外線輻射量の変化が検出
    されていない期間では前記弁別手段の出力を導出する信
    号制御手段とを含むことを特徴とする赤外線センサ装置
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