JPH04169384A - 工業用ロボット - Google Patents

工業用ロボット

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JPH04169384A
JPH04169384A JP29791390A JP29791390A JPH04169384A JP H04169384 A JPH04169384 A JP H04169384A JP 29791390 A JP29791390 A JP 29791390A JP 29791390 A JP29791390 A JP 29791390A JP H04169384 A JPH04169384 A JP H04169384A
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JP
Japan
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door
door lock
rod
jig
hand
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JP29791390A
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English (en)
Inventor
Kenji Oka
岡 憲二
Shigeaki Tanaka
重昭 田中
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は工業用ロボットに係り、特にワークのドアを自
動的に開くよう構成した工業用ロボットに関する。
従来の技術 例えば自動車用ボデーを塗装する塗装ラインにおいては
、ボデーにドアが開閉自在に取付けられたまま搬送され
、ボデー及びドアの塗装作業が行われる。自動車の組立
ラインでは塗装工程の後ドアを閉位置に係止するロック
機構及びドアの窓ガラスがドアの内部に組付けられるよ
うになっているので、塗装前はこれらの部品がまだ組付
けられていない。
そして、塗装ラインではボデー内部及びドア内側を塗装
する前にロックされていないドアを開くための工業ロボ
ットが設けられている。この種の工業用ロボットとして
は、アーム先端に設けられたバキュームカップをドアの
外側に押し付けてバキュームカップ内のエアを吸引しな
がらドアを開ける型式のロボットと、ドアのガラス収納
溝をセンサで検知してハンドに設けられたエアシリンダ
のロッドをガラス収納溝に嵌入させ、ドアを開方向に回
動させる型式のロボットとがある。
発明が解決しようとする課題 従来の工業用ロボットでは、ロックされていないドアを
開けるようになっていたため、ボデーを搬送する搬送ラ
インにおいては、塗装工程に入る手前で搬送中の振動等
によりドアが勝手に開いてしまうことがある。その場合
、開いたドアが周辺機器等に当接して損傷してしまった
り、あるいは周辺機器の方が損傷してしまうおそれがあ
った。
そのため、ボデーか搬送ラインで搬送されているとき、
ドアが開かないようにドアを仮止めするためのドアロッ
ク治具をドアに取付けることが考えられている。しかし
、このドアロック治具は作業員が手動でロック解除する
構成であるので、その操作が面倒であり、ロック解除の
ために作業員を配置しなければならない。
又、上記ドアロック治具のロック解除操作をロボットに
より行うことも考えられるが、ロボットがドアロック治
具のロック解除レバーを操作しながらドアを開方向に回
動させるように動作させようとすると、ロック解除を確
認することが離しく、さらにロボットハンドがドアロッ
ク解除レバーをロック解除位置に回動させながらドアを
開方向に回動させる場合、手首部に無理な力が作用しや
すく、より大きな駆動力を要することになる。従って、
ロボットを使用してドアのロックを解除し、そしてドア
を自動的に開けることが難しく、しかも手首部の動作が
復雑となりティーチング操作が面倒であった。
そこで、本発明は上記課題を解決した工業用ロボットを
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、 ワークのドアをロックするドアロック治具の被操作部を
ロック解除位置に変位させるドアロック解除手段と、 前記ドアロック解除手段によりロック解除された後、前
記ドアロック治具をドア開方向に変位させるドア開放手
段と、 を備えてなるハンドを、アーム先端に設けてなる。
又、前記ドア開放手段は、空気シリンダにより前記ドア
ロック治具をドア開方向に変位させるように構成されて
いる。
作用 ロボットのアーム先端にドアロック解除手段とドア開放
手段とを有するハンドが設けられているので、ドアロッ
ク解除手段がドアロック治具のドアロックを解除してか
らドア開放手段によりドアを開ける。これによりドアロ
ックを解除する前にドアを開ける動作が行われず、ハン
ドによりドアを損傷することなく安全に開くことができ
る。
実施例 81図は及び第2図に本発明になる工業用ロボットの一
実施例を示す。両図中、自動車のボデー1が塗装ライン
に搬送される途中にボデー1に取付けられたドア2が勝
手に開いたりしないようにするため、ドア2の窓2aの
内側にはドアロック治具3が取付けられている。尚、窓
2aの窓ガラス及びドア2に内蔵されるロック機構(図
示せず)は塗装工程後に組み付けられるため、塗装前は
ドアロック治具3を窓2aから簡単に取り付けることが
できる。
そのため、塗装ラインに搬送されるボデー1のドア2は
ドアロック治具3により閉位置にロックされている。
第1図に示すように塗装ラインの入口にはドア2を開く
よう動作する工業用ロボット4が設置されている。この
工業用ロボット4は多関節型のロボットで、アーム5先
端の手首部5aにはドアロック治具3のロック解除とロ
ック解除されたドア2の開方向への回動操作とを行うハ
ンド6か装着されている。このハンド6には後述するよ
うにドアロック解除手段としての第1のシリンダ機構6
A(第5図参照)と、ドア2を開方向に押圧するドア開
放手段としての第2のシリンダ機構6Bとが設けられて
いる。
7は電磁弁ユニットで、空気源8と第1.第2のシリン
ダ機構6A、6Bとを接続する空気配管9の途中に設け
られ、後述するように第1.第2のシリンダ機構6A、
6Bに圧縮空気を供給する。
10は制御盤で、ボデー1が塗装ラインの入口に搬送さ
れたことが検出されると工業用ロボット4がドア開動作
を行うプログラムが入力されている。
又、この制御盤lOには工業用ロボット4のドア開動作
に連動してハンド6の第1.第2のシリンダ機構6Δ、
6Bに空気を供給するよう電磁弁ユニット7へ開弁信号
を出力する制御プログラムも入力されている。
ここで、ドアロック治具3の構成について説明する。第
2図乃至第4図に示す如く、ドアロック治具3はドア2
の内側に取り付けられドア2を内側よりロックする。即
ち、ドアロック治具3はドア2の内側に当接するベース
11と、ベース11の上端より逆U字状に突出するロッ
ク12と、ベース11の平面部11aに摺動自在に設け
られた係止ロッド13とよりなる。フック12は第3図
に示すようにドア2のガラス取付溝2bに引っ掛けられ
る。又、フック12の上面には位置検出用のロッド14
が突出している。このロッド14は後述するようにドア
2を開くときノ1ンド6に掛止される。
係止ロッド13はベース11の平面部11aに固着され
たコ字状のガイド部15内に摺動自在に挿入され、係止
ロッF13の上面には被操作部としての操作レバー16
が起立している。この操作レバー16はガイド部15の
上面に穿設された長孔15aを貫通して上方に延在して
いる。
従って、操作レバー16がB方向(第4図中)に押圧さ
れると係止ロッド13がガイド部15より突出しボデー
1のセンタピラー1a内側に対向する位置に変位する。
これにより、搬送途中の振動等によりドア2が入方向に
回動しようとしても係止ロッド13がセンタピラー1a
に当接しドア2を閉位置にロックする。よって、ドア2
がボデーlの搬送中勝手に開いて周辺機器に衝突するこ
とが防止される。
尚、ドアロック治具3によりドア2のロックを解除する
際は操作レバー16をC方向にスライドさせるだけで良
い。
次に、工業用ロボット4のアーム5先端に取り付けられ
たハンド6の構成につき説明する。第5図乃至第7図に
示す如く、ハンド6は大略ドアロック治具3によるドア
ロックを解除する第1のシリンダ機構6Aと、ドア2を
開方向(A方向)に回動させる第2のシリンダ機構6B
と、ドアロック治具3のロッド14を光学的に検出する
光反射型のセンサ17とよりなる。
18はベースで、その中央部に手首部5aの軸5bが嵌
合固定された連結部材19の軸19aを軸支する軸受1
8aが圧入されている。軸19aの先端には抜は防止用
のナツト20が螺着されている。従って、ベース18は
連接郡部材19を介して手首部5aに支持され、軸19
aを中心に水平方向(D方向)回動可能に設けられてい
る。そのため、ハンド6が誤ってドア2あるいは周辺機
器等に当接しても、ベース18がD方向に回動してハン
ド6あるいは当接した部材が損傷することを防止しつる
21は連結部材19の抑圧機構で、連結部材I9の側面
に横方向より当接する押圧子21aと、押圧子21aを
連結部材■9に押圧するコイルバネ21bと、押圧子2
1aを摺動自在に支持する支柱21cと、よりなる。支
柱21cはベースI8に固定されている。又、連結部材
19の逆側には上記抑圧機構21と同様な構成とされた
抑圧機構22が設けられている。従って、連結部材19
はベース18に設けられ一対の抑圧機構21゜22によ
り両方向から押圧されており、ベース18はD方向に回
動したとき両抑圧機構21゜22の押圧力がバランスす
る原点位置(第5図に示す)に復帰する。
又ベース18の底部には前記センサ17が取付けられて
おり、センサ17はハンド6の正面にドアロック治具3
のロッドI4が位置したことを検出するよう取付角度が
調整されている。又このセンサ17は上記光反射型セン
サに限らず、例えばロッド14を検出するための接触レ
バーを有するリミットスイッチを用いるようにしても良
い。
28は第1の空気シリンダで、ブラケット26の上面に
コ字状の取付具29を介して取付けられている。空気シ
リンダ28はX、、X、方向に対して角度α傾斜する向
きに取付けられ、電磁弁ユニット7からのエア供給によ
りY+、¥を方向に摺動するピストンロッド28aを有
する。ピストンロッド28aは先端部にコ字状の連接具
30が固定されている。
3Iはロック解除用のアームで、基端部かブラケット2
6より起立した軸26aにより回動自在に支持され、先
端にはドアロック治具3の操作レバー■6を押圧する幅
広の押圧部3]aを有する。
このアーム31の中間位置にはピストンロッド28aの
連結具30がビン30aを介して連接されている。その
ため、ピストンロッド28aがY、方向に駆動されると
、アーム31は第5図中−点鎖線で示す動作前の位置か
ら実線で示すロック解除位置へE方向へ回動し、ドアロ
ック治具3の操作レバー16をC方向に押圧する。
32はロック解除確認用のマイクロスイッチで、空気シ
リンダ28の側面に固定されている。ピストンロッド2
8aの先端には検出レバー33が設けられており、ピス
トンロッド28aがY1方向に変位しアーム30がロッ
ク解除位置へ回動したとき、検出レバー33の当接部3
3aがマイクロスイッチ32の接片32aに当接し、マ
イクロスイッチ32を閉成させる。すなわち、マイクロ
スイッチ32の検出信号が出力されることによりドアロ
ック治具3のロック解除が確認される。従って、上記第
1のシリンダ機構6Aは空気シリンダ28、アーム31
.マイクロスイッチ32.検出レバー33により構成さ
れている。
34は第2の空気シリンダて、ベース18の側面に固定
されている。この空気シリンダ34は電磁弁ユニット7
からのエア供給によりX、、X。
方向に摺動するピストンロッド34aを有する。
ピストンロッド34の先端にはブラケット26に固定さ
れたロッド26bに摺動自在に嵌合するキャップ35を
有する。このキャップ35とブラケット26との間には
キャップ35をX、方向に押圧するコイルバネ36が巻
装されている。従って、ブラケット26はピストンロッ
ド34aの摺動によりX、、X、方向に駆動されるよう
設けられている。
又、ドアロック治具3の取付位置がずれていてブラケッ
ト26にロッド14が当接した場合、ピストンロッド3
4aの駆動力はキャップ35がロッド26bを摺動動作
しバネ36により吸収される。
ブラケット26の前面にはドアロック治具3のロッド1
4を掛止してドア2を開方向に回動させるための掛止機
構37が設けられている。この掛止機構37はブラケッ
ト26より先端側(X、方向)に突出する支持部38.
39の端部に掛止爪40.41が回動自在に支承されて
いる。一対の掛止爪40.41は互いに180度の向き
となるようにコイルバネ42.43の引張力により附勢
され、支持部38.39より突出するビン38a。
39aに当接して第5図に示す位置に係止される。
一方の掛止爪40はバネ42により反時計方向に附勢さ
れ、他方の掛止爪41はバネ43により時計方向に附勢
されている。
従って、一対の掛止爪40,41はドアロック治具3の
ロッド14がX*方向に当接するとき、夫々バネ42.
43のばね力に抗して押圧方向に回動するが、ロッド1
4がX1方向に当接するときストッパとしてのビン38
a、39aにより回動を阻止される。
44は検出レバーで、ブラケット26に固定されブラケ
ット26と一体的にXl、X*方向に移動する。45は
ロッド掛止位置検出用のマイクロスイッチで、46はド
ア開位置検出用のマイクロスイッチである。検出レバー
44の先端に設けられた当接部44aはブラケット26
がX1方向に移動して掛止機構37がロッド14を掛止
したときマイクロスイッチ45の接片45aに当接し、
ロッド14をX、方向に変位させたときマイクロスイッ
チ46の接片46aに当接する。即ち、マイクロスイッ
チ45.46からの検出信号によりロッド14の掛止動
作、ドア2の開動作を確認できる。
尚、第2のシリンダ機構6Bは第2の空気シリンダ34
、ブラケット26、掛止機構37、検出レバー44、マ
イクロスイッチ45.46により構成されている。
本実施例ではドアロック治具3のロック解除、ドア開動
作を空気シリンダ28.34の駆動力により行う構成で
あるので、工場内の空気配管を利用して容易にエア供給
が行え且つエア圧力を調整することにより各部材に過大
な力を作用させずにロック解除、ドア開動作に必要な駆
動力を得ることができる。又、工業用ロボット4は、塗
装ラインで使用されるため、防爆上空気シリンダ28゜
34は有利であり、又各マイクロスイッチ32゜45.
46は本質安全防爆構造となっている。
上記構成になるハンド6を有する工業用ロボット4及び
ハンド6の動作につき説明する。
第1図に示すようにボデー1が塗装ラインに搬送される
際ドア2には前述したようにドアロック治具3が取付け
られている。そのため、ボデーlはドア2が閉位置にロ
ックされた状態で塗装ラインに搬送される。
そして、ボデー1が塗装ラインの入口に到着すると、工
業用ロボット4は制御盤lOにより制御されて、アーム
5先端に装着されたハンド6をドア2のドアロック治具
3に近接させる。
ハンド6に設けられたセンサ17がドアロック治具3の
ロッド14を検出すると、アーム5及び手首部5aはハ
ンド6がドアロック治具3より一定の距離を保ちなから
ボデー1の搬送方向ヘボデーlと同一速度で移動するよ
うに動作する。そのとき、ハンド6の先端に設けらた掛
止機構37は第1図中1点鎖線で示す位置にあり、一対
の掛止爪40.41の先端がドアロック治具3のロッド
14に対向する。
次に、第2の空気シリンダ34に電磁弁ユニット7から
圧縮空気が供給され、ピストンロッド34aはX、方向
に駆動される。これにより掛止機構37及び第1のシリ
ンダ機構6Aを有するブラケット26が一対のガイドシ
ャフト23.24に支持されなからX1方向に移動する
。そのため、ドアロック治具3のロッド14は掛止機構
37の掛止爪40,41の先端間に当接し、掛止爪40
゜41はバネ42.43のバネ力に抗してロッド14の
抑圧方向に回動する。よって、ロッド14は第5図及び
第6図に示すように掛止爪40゜4I及び支持部38.
39、ブラケット26により囲まれた空間47間に相対
的に進入する。
このように、ロッド14が掛止機構37により掛止され
ると、ブラケット26に固定された検出レバー44の当
接部44aがマイクロスイッチ45の接片45aを閉成
方向に押圧する。マイクロスイッチ45の検出信号によ
りロッド14の掛止が確認されると、電磁弁ユニット7
は第1の空気シリンダ28に圧縮空気を供給し、ピスト
ンロッド28aをY1方向に駆動する。
ピストンロッド28aはアーム31に連結されているの
で、ピストンロッド28aがY、方向に駆動されるとと
もに、アーム31は第5図中1点鎖線で示す位置から実
線で示すロック解除位置へE方向に回動し、ドアロック
治具3の操作レバー16をC方向に押圧する。従って、
ドアロック治具3の係止ロッド13が操作レバー16と
ともにロック解除位置に摺動し、ボデー1のセンタピラ
ー1aより離間する。これで、ドアロック治具3による
ドアロックが解除される。
このとき、ピストンロッド28aに設けられた検出レバ
ー33の当接部33aがマイクロスイッチ32の接片3
2aを閉成方向に押圧する。制御盤10はこのマイクロ
スイッチ32からの検出信号によりロック解除を確認す
ることができる。
マイクロスイッチ32から検出信号が出力されると、第
2のエアシリンダ34への空気供給が切替えられピスト
ンロッド34aはX2方向に駆動される。そのため、掛
止機構37はブラケット26とともに同方向に移動する
掛止機構37の掛止爪40.41は支持部材38.39
のビン38a、39aに当接し逆方向の回動が阻止され
ているので、掛止機構37がX、方向に変位すると、ド
アロック治具3のロッド14に当接し、これをX、方向
に押圧する。ドアロック治具3によるドア2のロックは
解除されているので、掛止機$1137が第5図中1点
鎖線で示す位置に至ると、ドア2はロッド14のX、方
向の変位により開かれる。
同時にブラケット26に設けられた検出レバー44の当
接部44aがマイクロスイッチ46の接片46aを閉成
方向に押圧する。制御盤10はこのマイクロスイッチ4
6から出力された信号によりドア2が開いたことを確認
し、その後工業用ロボット4のアーム5及び手首部5a
を動作させ、ドア2を全開位置まで回動させる。
このように、ハンド6に設けられた第1.第2のシリン
ダ機構6A、6Bによりドアロック治具3によりドア2
のロックが解除され、且つドア2が開かれるため、工業
用ロボット4はハンド6をドア2に近接させ且つボデー
1の搬送に追従させるだけであり、アーム5及び手首部
5a等の動作が単純化され、ティーチング操作が容易と
なっている。
又、ドアロック治具3は第3図、第4図に示す構成に限
らず、第8図に示すような構成としても良い。第8図中
、ベース11にはL字状の係止ロッド48が回動自在に
支承されている。係止ロッド48はベース11より側方
に突出する当接部48aと、上方に延在する操作レバー
48bとを有する。又、係止ロッド48は軸11bによ
り支承され、コイルバネ49のバネ力により反時計方向
に附勢されている。50は係止ロッド48をロック位置
(第8図中実線で示す)に係止するストッパピンで、5
1は係止ロッド48をロック解′除位置(7第8図中1
点鎖線で示す)に係止するストッパピンである。
係止ロッド48は当接部48aをボデー■のセンタピラ
ー1aに当接させてドア2をロックする。
この場合、バネ49が軸11bの左側に位置しているの
で、係止ロッド48はストッパピン50に押圧されてド
アロック位置に保持される。しかし、操作レバー48b
が上記ハンド6によりC方向に押圧されると、係止ロッ
ド48は時計方向に回動する。この場合、バネ49が軸
11bの右側に位置しているので、係止ロッド48はス
トッパピン51に押圧されてロック解除位置に保持さる
。即ち、ロック解除動作後に係止ロッド48がドアロッ
ク位置に復帰することが防止され、これによるハンド6
あるいはドア2等の損傷が防止される。
発明の効果 上述の如く、本発明になる工業用ロボットは、ドアロッ
ク解除手段とドア開放手段とを備えてなるハンドがアー
ム先端に設けられているので、ドアロック治具によるド
アロツタを自動的に解除してドアを開けることができ、
従来ドアを開けるため必要されていた作業員を配置せず
に済み省力化を図ることができる。又、ドアロック解除
とドア開動作を別々の手段で行うことができるので、ロ
ック解除前にドアを開けようとしてドアあるいは手首部
等が損傷することを防止でき、安全にドアを開けること
ができる。しかも、ハンドがドアロック解除とドアの開
放動作を行うことができるので、ロボットのアーム等の
動作を単純化することができ、ティーチング操作を簡略
化することができる。又、ドア開放手段に空気シリンダ
を用いることにより、ドアを開く際の駆動力を調整しや
すく、臆装ライン等における防爆上有利である等の特長
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる工業用ロボットの一実施例を説明
するための平面図、第2図はドアロック治具が取付けら
れた状態を示す正面図、第3図及び第4図はドアロック
治具を説明するための側面図、斜視図、第5図乃至第7
図はハンドの平面図。 右側面図、左側面図、第8図はドアロック治具の変形例
の斜視図である。 ■・・・ボデー、2・・・ドア、3・・・ドアロック治
具、4・・・工業用ロボット、5・・・アーム、5a・
・・手首部、6・・・ハンド、6A・・・第1のシリン
ダ機構、6B・・・第2のシリンダ機構、7・・・電磁
弁ユニット、8・・・空気源、10・・・制御盤、12
・・・フック、13・・・係止ロッド、14・・・ロッ
ド、15・・・ガイド部、16・・・操作レバー、17
・・・センサ、21.22・・・押圧機構、23.24
・・・ガイドシャフト、26・・・ブラケット、28・
・・第1の空気シリンダ、3!・・・アーム、32・・
・マイクロスイッチ、33川検出レバー、34・・・第
2の空気シリンダ、37・・・掛止機構、40.41・
・・掛止爪、44・・・検出レバー、45゜46・・・
マイクロスイッチ。 特許出願人 ト キ コ 株式会社 1 第1図 第2図 (−B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワークのドアをロックするドアロック治具の被操
    作部をロック解除位置に変位させるドアロック解除手段
    と、 前記ドアロック解除手段によりロック解除された後、前
    記ドアロック治具をドア開方向に変位させるドア開放手
    段と、 を備えてなるハンドを、アーム先端に設けてなることを
    特徴とする工業用ロボット。
  2. (2)前記ドア開放手段は、空気シリンダにより前記ド
    アロック治具をドア開方向に変位させることを特徴とす
    る請求項(1)記載の工業用ロボット。
JP29791390A 1990-11-02 1990-11-02 工業用ロボット Pending JPH04169384A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29791390A JPH04169384A (ja) 1990-11-02 1990-11-02 工業用ロボット

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JP (1) JPH04169384A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010159034A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Toyota Motor Corp 蓋開閉システム、蓋開閉用治具および蓋開閉方法
CN105729482A (zh) * 2016-03-18 2016-07-06 江苏工程职业技术学院 一种改进型爬壁涂装机器人

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