JPH0416895B2 - - Google Patents

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JPH0416895B2
JPH0416895B2 JP54036358A JP3635879A JPH0416895B2 JP H0416895 B2 JPH0416895 B2 JP H0416895B2 JP 54036358 A JP54036358 A JP 54036358A JP 3635879 A JP3635879 A JP 3635879A JP H0416895 B2 JPH0416895 B2 JP H0416895B2
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JP
Japan
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magnetic field
magnetic
field component
order
charged particles
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JP54036358A
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JPS54152386A (en
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Resurii Buraun Kaaru
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Varian Medical Systems Inc
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Varian Associates Inc
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Publication date
Application filed by Varian Associates Inc filed Critical Varian Associates Inc
Publication of JPS54152386A publication Critical patent/JPS54152386A/ja
Publication of JPH0416895B2 publication Critical patent/JPH0416895B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/08Deviation, concentration or focusing of the beam by electric or magnetic means
    • G21K1/093Deviation, concentration or focusing of the beam by electric or magnetic means by magnetic means

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Particle Accelerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 説明の要約: 与えられたビーム屈曲角だけ荷電粒子のビーム
を偏向させる磁気的ビーム偏向装置において、ビ
ーム屈曲角ψだけビームを屈曲するために少くと
も4個のビーム偏向部がビーム路に沿つて順次配
置される。これらビーム屈曲部の各々は2次の横
方向幾何収差を生ずることなくビームが偏向され
るような強度の形状とを持つ静磁界成分を発生す
るための磁石を含む。このビーム偏向装置は又、
2次の幾何収差を導入することなく偏向されたビ
ームの2次の色収差をなくすような強度を持ちそ
のような位置に設定された6重極磁界成分を含
み、それにより、2次の横方向の色収差及び幾何
収差の両方を生じないような磁気的ビーム偏向装
置が提供される。
本発明は一般に、2次の色収差及び幾何収差を
生ずることなく荷電粒子のビームを偏向する即ち
屈曲するための磁気的ビーム偏向装置に関するも
のである。
従来、荷電粒子のビームを与えられたビーム屈
曲角だけ屈曲するために磁気的ビーム偏向装置が
提案されて来た。このようなビーム偏向装置は、
ビーム屈曲角ψだけビームを屈曲するためにビー
ム路に沿つて順次配置された4個以上のビーム屈
曲部即ちビーム偏向部を含んでいた。このような
磁気的偏向装置は1次の程度までは色収差がない
ようにされた。
この型の磁気的ビーム偏向装置は、例えば電子
などのような、非単一エネルギー性荷電粒子の高
エネルギー・ビームを屈曲しターゲツト上に収束
してX線治療機に使用するX線のローブを発生す
るために、特に有用である。このような従来の磁
気的ビーム偏向装置は1975年2月18日付で特許さ
れ本願出願人は譲渡された米国特許第3867635号
に記載されている。色収差のない磁気的ビーム偏
向装置の其の他の例は、1968年10月8日付で特許
された米国特許第3405363号、1964年6月23日付
で特許された米国特許第3138706号、及び1972年
9月12日付で特許された米国特許第3691374号に
記載されている。
このような従来の磁気的ビーム偏向装置は出射
面までに非単一エネルギー性荷電粒子のビームを
与えられた屈曲角だけ色収差なしに偏向するため
には役立つが、これらの従来の磁気的ビーム偏向
装置は2次の程度まで色収差を除かれることはな
かつた。本明細書で使用する〓色収差〓という用
語は、偏向される荷電粒子の運動量の変化の関数
となるような偏向されたビームの収差を指すもの
である。
X線治療機や中間子治療機に使用されるような
非単エネルギー性荷電粒子の高エネルギー・ビー
ムを偏向する際に使用される2次の色収差や幾何
収差のない色消しビーム偏向装置を提供すること
が望ましい。人体の中間子照射領域が正確に制御
されるように荷電粒子即ち中間子のビームの幾何
学的形状及び多色性が正確に制御されることが特
に望ましいから、これは中間子治療機において特
に有用である。また、金属製鋳物を検査するため
のX線検査装置において用いられてもよい。
高エネルギー非単一エネルギー性荷電粒子を偏
向するための磁気的偏向装置において特定の色収
差をなくすために磁気的ビーム偏向装置中に6重
極磁界成分を使用することも従来から知られてい
る。然しながら、6重極磁界を使用する従来の磁
気的偏向装置は2次の幾何収差及び色収差の総て
を除くことは出来なかつた。
本発明の主目的は、非単一エネルギー性荷電粒
子のビームを或るビーム偏向角だけ偏向して、し
かもこのような偏向されたビームが2次の色収差
及び幾何収差を持たないようにする改良された磁
気的ビーム偏向装置を提供することである。
本発明の一特色に依れば、偏向されるべき荷電
粒子のビームは4個以上の磁気的ビーム偏向部を
順次通過するように供給され、各磁気的ビーム偏
向部は、荷電粒子のビームを屈曲し且つビームの
中心軌道軸を横切る2つの直交方向の各々におい
て荷電粒子のビームを収束するための第1の磁界
成分を含み、このような第1の磁界成分は偏向さ
れたビームが1次の程度まで幾何及び色収差がな
く2次の幾何収差がなくなるような強度を持ちそ
のような位置に設定されている。前記ビーム偏向
装置は更に、2次の幾何収差を導入することなく
偏向されたビームの2次の色収差をなくするよう
な強度を持ちそのように方向づけられた6重極磁
界成分を含んでいる。
本発明の他の一特色に依れば、前記磁気的偏向
部の各々は、相極磁界成分を発生するためにビー
ム路にまたがつて配置された1対の磁極片を含
み、前記磁極片の各々はビーム路に沿つて軸方向
に間隔をあけて配置されたビーム入射面部分及び
ビーム出射面部分を有し、それらのビーム入射面
部分及びビーム出射面部分は上述の6重極磁界成
分を発生するために彎曲されている。
さて第1図を参照すると、本発明の特色を具備
する磁気的偏向装置10が平面図で示されてい
る。この装置10は、その装置の中央軌道軸15
を持つた彎曲した軌道に沿つて配置された4個の
一様磁界屈曲用電磁石11,12,13及び14
を含んでいる。更に詳しく言えば、中央軌道軸1
5は放射状の屈曲平面の中にあつてこの平面を規
定し、それは原点16において偏向装置10に入
り最初は中央軌道軸15の初期軌道を規定する予
め定められた方向に進行する基準運動量P0の荷
電粒子が画く軌道である。そのビームの荷電粒子
は最初にビーム・コリメータ17によつて平行な
ビームにされて、原点16におけるビーム入射平
面を通して磁気的偏向装置10の中に入射される
ことが望ましい。
典型的な一例では、初期ビームはコリメータ1
7によつて平行ビームにされる線型加速器の出力
ビームによつて形成される。そのようなわけで、
入射ビームは或る予め定められたスポツト寸法を
持ち、一般に非単一エネルギー性であり、即ち中
央軌道軸15を画く粒子の基準運動量P0のまわ
りにビーム粒子の運動量の大きく拡がつた分布が
ある。
屈曲用磁石11乃至14の各々は、屈曲半径ρ
で例えば60゜というような或る屈曲角αだけ中央
軌道軸を屈曲し、各磁石のあとには直線状のドリ
フト長部分2lがあり、即ちドリフト長2lだけ間隔
をあけられている。
軟鉄などで作られた磁気的シヤント構造が隣接
する屈曲用磁石11及び14の間の空間に配置さ
れ、また原点16と第1の屈曲用磁石11との
間、及び最後の屈曲用磁石15と出射平面18と
の間で中央軌道軸に沿つて配置されており、その
出射平面18には、患者を処置するためのX線ロ
ーブを発生するために電子ビームを遮断するよう
ターゲツト19が置かれている。X線エネルギー
は、X線治療機のX線窓を構成する処の、真空包
囲壁22のX線透過部を通過する。
磁気的シヤント構造はシヤントを通過するビー
ムの通路を中に収めるトンネル部分(前掲の米国
特許第3867635号参照)を具備している。このシ
ヤントは、ビーム屈曲用磁石11,12,13及
び14の間の空間、並びに、ビーム入射平面及び
ビーム出射平面と隣接するビーム屈曲用磁石構造
との間の空間に比較的磁界のない領域を設定する
役をなす。
ビーム屈曲用磁界領域は、第2図に示されてい
るように磁石11乃至14の各別の磁極片の間の
空隙によつて設定され、電磁石コイルによつて発
生される起磁力によつて附勢される。
屈曲用磁石11乃至14の各々は各別の屈曲角
αと曲率半径ρとを有し、このような曲率半径は
各別の屈曲用磁石11乃至14の空隙内の中央軌
道軸15の曲率半径である。
屈曲平面などのような対称な磁気的中心面を有
する静磁気的ビーム偏向装置即ちビーム移送装置
の1次の光学的ビーム特性はその装置10を通過
する5種の特徴的な粒子の軌道を特定することに
よつて完全に決定されることが解つた。この事
は、1967年7月発行のスタンフオード線型加速器
センター報告〔Stanford Linear Accelerator
Center(SLAC)report〕第75号において、原子
力委員会契約(AEC Contract)第AT(04−3)
−515号に基き報告されたカール・エル・ブラウ
ン(Karl L.Brown)の〓ビーム移送装置及び荷
電粒子スペクトロメータの設計のための1次及び
2次マトリツクス理論(A Firet−and Second
−Order Matrix Theory For the Design of
Beam Transport Systems And Cherged
Particle Spectrometers)〓という表題の論文に
より証明されている。これらの基準軌道は、その
装置のビーム光学軸を特定する基準中央軌道軸軌
跡、即ち中央軌道軸15に対して相対的なそれら
の軌道の位置、傾斜及び運動量によつて識別され
る。
中央軌道軸15は全体が中心平面即ち屈曲平面
の中に横たわる。中央軌道軸を画く粒子の運動量
がP0であるならば、これら5種の特徴的な軌道
は次のように特定される。
Sxは、〓単位傾斜〓が上記SLAC報告において
定義されたものとして、中心屈曲面内に横たわり
中心軌道軸上にあつて単位傾斜を持つ処の、運動
量Ppの粒子が画く経路(軌道)であり: Cxは、中心屈曲面内に横たわり、中心屈曲面
内で中心軌道軸に対して垂直に単位の初期変位を
有し、軌道軸15に対して相対的に0という初期
傾斜を持つ、即ち軌道軸に対して平行な、運動量
Ppの粒子の画く軌道であり; dxは、中心軌道軸と最初一致するがP0+ΔPと
いう運動量を有する粒子の軌道であり; Syは、最初中心軌道軸上にあり、屈曲平面に対
して垂直な横断平面内で中心軌道軸に対して単位
傾斜を有する処の、運動量P0の粒子の画く軌道
であり: Cyは、中心軌道軸から横断方向に単位の初期
変位を有し最初は中心軌道軸に対して平行な、運
動量P0の粒子の画く軌道である。
偏向装置10の中心面(屈曲平面)に関する対
称性のために、上述の屈曲平面即ち放射状平面の
軌道は横断平面即ちy平面の軌道からは結合を解
かれ、即ち軌道Sx、Cx及びdxは軌道Sy及びCy
は独立であることが解る。磁気的偏向装置10に
対する上述の5種の特徴的な軌道はそれぞれ第1
図及び第2図に図示されている。
ここで第1図を参照して初期発散性Sx軌道を考
えると、磁気的偏向装置10において、出力ビー
ム即ちターゲツト19の上に収束される出力平面
18における偏向された出射ビームは、原点16
におけるビーム入射平面上の平行にされた入力ビ
ームと全く同一の特性を持つことが望ましい。
1970年7月付の契約第AT(04−3)−515号に
基き米国原子力委員会に対して報告された〓トラ
ンスポート/360荷電粒子移送装置を設計するた
めの計算機プログラム(TRASPORT/360 A
Computer Program For Designing Charged
Particle Beam Transport Systems)〓という表
題のSLAC報告91の第A−45頁には、2つの異る
型の軌道即ち余弦状軌道(Cx、Cy)及び正弦状
軌道(Sx、Sy)が与えられた平面に対して対にな
つていて、その一方の型の軌道が軌道軸に対して
平行になつている処では他方の型の軌道が軌道軸
を横切つているというような相関性を持つている
偏向装置10の中の任意の位置に対して、その特
定の平面即ち屈曲平面(対になつたSx項及びCx
項に対するx平面)又は横断平面(対になつたSy
項及びCy項に対するy平面)についてそのビー
ムのくびれ部が存在するという事が証明された。
磁気的偏向装置10においては、ビームの屈曲
平面内で中心平面31においてビームのくびれ部
を持つことが望ましい。従つて、正弦状軌道Sx
中心面31における軌道軸15の横切り点に向つ
て偏向され、これに対して余弦状軌道CxはA点
にある横切り点を通つて収束され、中心平面31
においては軌道軸15と平行な状態に戻る。これ
は放射方向のくびれ部(屈曲平面内のくびれ部)
を中心平面31の処に生じ得るようになる。
運動量分散性軌道軸dx(第1図参照)は中心平
面31において軌道軸から最大変位の位置若しく
はそれに近い位置にある。中心平面31において
運動量分散性粒子即ちP0からΔPだけずれた運動
量を持つ粒子は中心軌道軸15からほぼ最大の放
射方向変位に持ちこのような変位は特定の粒子に
ついてΔPに比例するから、このことは最大運動
量の分析を確実に行わせる。このことは、非運動
量分散性のSx及びCx粒子に対する放射方向のく
びれと組合わさつて、ビームの運動量分析を行つ
てビームの運動量分布のすそを切落すために運動
量限定用スリツト36を中心平面に置くことを可
能にする。これは又、運動量分析器36から射出
するX線がX線処置領域から容易に遮蔽されるよ
うなターゲツト19から遠く離れた領域に運動量
分析器36を置くことになる。
次に第2図を参照すると、屈曲(S−x)平面
を横切る横断(S−y)平面内における所望の軌
道Sy及びCyが示されている。上述のように、横
断平面内のくびれ部は軌道Sy及びCyの一方が軌
道軸15に対して平行になる処に生ずる。横断平
面内のビームのくびれ部が中心平面31に生ずる
ならば、ビーム偏向用磁石11,12,13及び
14に対する最小の磁気空隙巾が実現されるであ
ろう。従つて、余弦項(Cx)は中心平面31に
おいて軌道軸に対して平行になるように収束さ
れ、一方正弦項(Sx)は中心平面31において軌
道軸15の横切り点に収束される。
ビーム屈曲用磁石装置10の種々のパラメータ
は、第1図及び第2図に図示されたような上述の
軌道Sx、Cx、dx、Sy及びCyを実現するように選
ばれる。更に詳しく言えば、磁石装置10につい
て満足されなければならない条件及びパラメータ
は、その装置10を通過する或る1次の単一エネ
ルギー性軌道だけを参照することにより確立でき
る。
1次ビーム光学は、装置の原点(0)におけ
る、即ち此処では(0)で表わされる原点16に
おける軌道の初期位置及び初期角度の関数として
の、位置(1)によつて表わされる任意の点のような
問題とする任意の点における基準軌道に対して相
対的な任意の軌道の位置及び角度に関する次のよ
うなマトリツクス方程式によつて表わされる: X→(1)=RX→(0) (1) 式(1)の命題は、例えば上述のSLAC報告第75号
などのような従来技術や、レビユー・オブ・サイ
エンテイフイツク・インストルメンツ(Review
of Scientific Instruments)第32巻第2号1961年
2月号第150−160頁所載の〓磁気的偏向装置の特
性の計算(Calculations of Properties of
Magnetic Deflection Systems)〓という表題の
エス・ペンナー(S.Penner)の論文から周知で
ある。
このようにして、装置10の中の任意の特定の
位置において、任意の荷電粒子は1つのベクトル
即ち1列マトリツクスX→によつて表わされ、その
ベクトルの成分は、例えば中心軌道軸15などの
ような特定の基準軌道に対して相対的な粒子の位
置角度及び運動量である。即ちベクトルX→は次の
ようなものである。
ここで各記号は次の量を表わす。
x=仮定された中心軌道15に対して相対的な
任意の軌道の放射方向変位; θ=屈曲平面内でこの任意の軌道が仮定された
中心軌道15に対してなす角度; y=屈曲平面に垂直方向の、仮定された中心軌
道15に対して相対的な任意の軌道の横断
方向変位; φ=横断平面内での仮定された中心軌道15に
対して相対的な任意の軌道の発散角; l=任意の軌道と中心軌道15との間の路長
差; δ=ΔP/P0即ち、任意の軌道の粒子の、仮定
された中心軌道15からの運動量偏差比。
式(1)において、Rは、初期位置(0)と終期位
置(1)の間の、即ち原点(0)と問題とする点(1)と
の間のビーム偏向装置についてのマトリツクスで
ある。更に詳しく説明すれば、ドリフト距離l、
個々の屈曲用磁石11乃至14の入力面又は出力
面の回転角β、及び屈曲角αなどのような種々の
ビーム偏向成分に対する基礎マトリツクスは次の
ようなものである。
ψ=有限な縁端磁界の結果として加えられる補
正項 (注意:明細書中他の個処で使用されてい
る全屈曲角ψとは異る) このようにして、第1の屈曲用磁石に対するマ
トリツクスRは、 RBEND=(R〓1)(R〓1)(R〓2) によつて与えられ、ここでβ1は、第1図に図示さ
れ且つ上掲のペンナーの論文の第153頁第2図や
上掲のSLAC報告91の第2−4頁第748A15図に
定義されているように、入力面の平面と中心軌道
軸との交点において中心軌道軸の半径に対して相
対的な入力平面の回転角であり、β2は同じように
定義された中心軌道軸15に対して相対的な第1
の屈曲用磁石の出力面の回転角である。1つのセ
ル25(屈曲部)に対するマトリツクスは次の式
によつて与えられる: RC=RlRBENDRl そこで中心平面31までの伝達マトリツクスは
次のようになる: RM=RCRC そしてその装置の終端までの全伝達マトリツク
スは次のようになる。
RT=RCRCRCRC=RMRM 中心平面31までのマトリツクスは又次のよう
にも表わされる: ここでこのマトリツクスの素子はR(ij)とい
う項から成り、そこでiはマトリツクス中の行位
置を示しjは列位置を示す。屈曲平面の相対する
側における対称性のために、マトリツクスRはx
(屈曲)平面及びy(横断)平面において結合を解
かれている。
これらのマトリツクス素子は上述の軌道と次の
ように関係づけられている: R(12)=Sx;R(11)=Cx;R(16)=dx; R(34)=Sy;R(33)=Cy
ここで上記式(7)のマトリツクスRMと前述の好
ましい軌道とを参照すると、その装置の中心点に
おいて、即ち中心軌道軸15と交わる中心平面3
1上の点において、R(16)(空間的分散)dxはこ
の領域中のほぼ最大値となる。この同じ点におい
て、1次の幾何収差が生じないための条件(すな
わち、原点16でのSX、CXおよびSY、CYと出力
平面18でのものと同じになること)から、R(12)
=R(21)=0となり、即ちSxは横切り点になり、
またCxの1次微分係数は零となり、即ち軌道軸
15に対して平行になる。これは粒子源のくびれ
部、即ちコリメータに相当し、従つて中心平面3
1におけるビームの運動量分析を可能にする。
好ましい磁気的偏向装置10は、更に1次の幾
何収差が生じないための条件から、中心平面31
における軌道R(34)=R(43)=0によつて特徴づ
けられる。このようにして中心点において、Sy
軌道15の横切り点に収束され、一方Cyの1次
微分係数は零となり、即ちCy′=R(43)=0とな
り、即ちCyは中心平面31において軌道軸に対
して平行となる。これは横断方向ビーム包絡線に
おける中心平面のくびれ部を確実に生じ、このよ
うなくびれ部はビームの初期位相空間領域とは独
立である。この装置の対称性は、R(34)とR
(43)の両方の項がターゲツト位置19において
共に零になることを保証する。これは正弦状の項
と余弦状の項の微分係数との両方が零であると言
うのと等価である。これらの条件は、先に引用し
たSLAC報告第91号に示されたような、各点毎の
収束の一致とくびれ部のために必要とされる条件
そのものである。
この装置の終端、即ちターゲツト19において
は、R(12)=R(34)=0となり、それは、放射状平
面と横断平面の両方において各点毎の結像が生ず
ること、並びに、最終的ビーム・スポツト寸法は
入力設定コリメータ17に比較して安定であると
いうことを意味する。その上、R(11)=R(33)=1
となつて、初期ビーム・スポツト寸法の倍率1の
拡大を保証する。
中心平面31におけるマトリツクスRMは次の
ように書くことが出来る: このようにしてターゲツトの処における全マト
リツクスRTは次の形となる: このようにして、1次の幾何収差が生じないと
いう条件のもとで、分散R(16)及びその微分係
数R(26)は共に出力において零となる。これは
その装置が1次の程度まで色収差がないための必
要充分条件である。
好ましい磁気的偏向装置においては、マトリツ
クス素子の幾つかは中心平面31において(−
1)又は(0)という値を持つべきことが、上述
の譲論により示された。言いかえれば、中心平面
31においては、 R(11)=R(22)=R(33)=R(44)=−1 であり、且つ R(12)=R(21)=R(34)=R(43)=0 である。この上記の結論は、1組の連立マトリツ
クス方程式と、少くとも5個の未知数即ちα、
ρ、l、β1及びβ2を含んでいる。これらα、ρ、
l、β1、β2は、磁気的偏向装置の構成を決定する
パラメータである。
したがつて、1次の程度まで色収差のない磁気
的偏向装置を実施するのに必要なこれらパラメー
タを求めるために、上記連立方程式を解く。
上記の連立マトリツクス方程式は手動計算で解
くことが出来る。然しながら、これは極めて退屈
な過程であり、より受入れ易い別の方法は、その
目的のためにプログラムを組まれた汎用計算機を
用いてその連立方程式を解くことである。適当な
プログラムは、トランスポート
(TRANSPORT)という名称をつけられたプロ
グラムである。使用者自身の磁気テープ上に書か
れるそのプログラムの複製が依頼すれば利用可能
であり、また、米国郵便番号94305号カリフオル
ニア州スタンフオード私書箱第4349号、スタンフ
オード線型加速器センター内プログラム・ライブ
ラリー係宛に依頼書を送れば適当な補足書類が一
般の人々に利用可能である。上述のSLAC報告第
91号はトランスポート計算のためのデータを準備
する方法を記載したマニユアルであり、このマニ
ユアルは、米国郵便番号94305号カリフオルニア
州スタンフオード私書箱第4349号スタンフオード
線型加速器センター内報告頒布事務所から一般の
人々に送られて利用できる。
本発明の磁気的偏向装置10を設計するに当つ
ては、種々の屈曲用磁石の縁端効果を計算に入れ
るべきである。もつと詳しく言えば、屈曲用磁石
の実効入出力面は一様磁界の領域の境界には生ぜ
ず、或る有限な大きさだけ一様磁界領域から外方
に張出している。上述の米国特許第3867635号を
参照されたい。
上記の議論は装置10の1次の磁気的偏向収束
特性に関するものである。2次の磁気的偏向収束
特性を論ずるためには、1次及び2次磁気的偏向
収束特性をSLAC報告第75号及び第91号に使用さ
れたような次のマトリツクス方程式(式(10))によ
つて表わすと便利である。中心軌道軸15に対し
て相対的な任意の粒子線の座標は次の式によつて
与えられる: Xi= 〓j RijXj+ 〓j,k TijkXjXk (10) ここでX1=x、X2=θ、X3=y、X4=φ、X5
=l、X6=δである。
この式の1次の部分は Xi= 〓j RijXj (11) であつて、式(1)の1次マトリツクス方程式の別の
書き表わし方であり、Xiは式(2)の中のベクトルX→
の成分である。
Tijkという係数は、磁気光学の2次項を表わ
す。添字1、2、3及び4だけを含む項は横方向
幾何収差を表わし、添字6と共に添字1、2、
3、4を含む項は、2次の横方向色収差を表わ
す。
装置を構成する双極、4重極及び6重極成分の
総てに共通な磁気的中心面を有する装置だけを考
えることにする。装置10においては、これは軌
道軸15とx座標とを含むS−x平面(屈曲面)
である。このような装置に対しては、次の2次項
だけが零でない: 20個のこのような幾何収差項があり、それらは
次のようなものである: T111、T112、T122、T133、T144、T211、T212
T222、T233、T244、T313、T314、T323、T324
T413、T414、T423、T424、T134、T234
また10個のこのような色収差項があり、それら
は次のようなものである: T116、T126、T166、T216、T226、T266、T336
T346、T436T446
同一の単位セル(屈曲部25)の数が4以上で
あり、i,j=1、2、3、4としてi=jに対
してはRij=1そしてi≠jに対してはRij=0で
ある即ちRが単位マトリツクスであるならば、上
記の2次幾何収差項は総て本質的に消失すること
が発見された(セルの数が4以上の場合で、Rが
単位マトリツクスであるとき2次の幾何学収差項
が消失することについては、本出願の発明者であ
るカール・レスリー・ブラウンが著したSLAC−
PUB(Stanford Accelerator Center,
Publication)−3381(特に第72頁)を参照)。した
がつて、Rが単位マトリツクスとなるようにパラ
メータを求めれば、2次幾何収差のない磁気的偏
向装置が得られる。
こうして求められたパラメータにより特定され
る磁気的偏向装置は1次の程度まで幾何および色
収差を生ぜず且つ2次の程度まで横方向幾何を生
じないような強度と方向を持つた第1の磁界成分
を発生する。
2次幾何収差のない状態で、更に2つの6重極
成分が以下に説明する方法で各単位セルの中に導
入されるならば、上記の2次色収差項は総てやは
り本質的に消失することも発見された。6重極成
分とは比処では、横断方向座標xに関して横断方
向磁界の2次微分係数を導入するような中心平面
磁界の変形であると定義する。第1図に示された
特定の例では、6重極成分は、入出力面が円筒状
曲率(1/r1)及び(1/r2)で特定される各屈
曲用磁石により形成され、各単位セルの中に導入
される。r1及びr2の回転軸は、軌道軸15と一致
する磁石の仮定された平坦な入力出面に対する垂
線上にある。6重極成分を導入する他の方法は、
屈曲用磁石の入射若しくは出射面への2次の曲
率、即ち中心平面磁界の磁界拡張部における2次
の変動を含み、或いは屈曲用磁石の前後に別々の
6重極磁石を導入することによる方法である。具
体的な6重極成分の導入は、以下の説明により求
められる6重極成分を形成できるように、屈曲用
磁石の入出力面の円筒上曲率、あるいは2次の曲
率、または別個の磁石の形状が決定された6重極
磁石機構によりなされる。
これら2つの6重極磁界成分は単位セル25の
中で軌道軸15に沿つて間隔をあけて配置され
て、一方の成分はx方向色収差項T116、T126
T166、T216、T226及びT266と圧到的優勢を持つて
結合し、他方の6重極成分はy方向の項T336
T346、T436、T446と圧倒的優性を持つて結合する
ようになつている。その結合の強度は分散関数R
(16)=dxの大きさと、6重極成分の選ばれた位置
におけるそれぞれの座標x又はyについての単一
エネルギー性ビーム包絡線の寸法とに比例する。
6重極磁界の大きさを導き出すために使用され
る調整手順は、6重極成分が消失された場合に比
較的大きい値を持つx色収差項の任意の1つとy
色収差項の任意の1つを選択することである。そ
の時、6重極成分の強度をMx及びMyとすると、
Mx及びMyはそれらが導入した磁界の2次微分係
数に比例する。次の段階は、前記の2次の色収差
項である10個のマトリツクス要素のうちx方向色
収差項T116、T126、T166、T216をTxとし、y方
向色収差項T336、T346、T436、T446をTyとした
とき、Mx及びMyに関するTx及びTyの微分係数
を定めることである。なぜならば、Tx、Tyのそ
れぞれはMx、Myに依存して変化するから、これ
ら微分係数を求めることによりそれらの依存性が
分かるからである。これらの偏微分係数を∂Tx/∂Mx、 ∂Tx/∂My、∂Ty/∂Mx、∂Ty/∂Myで表わす。ここで
6重極成 分が発生される前の収差の初期値はTx及びTy
あつたと仮定すると、色収差を本質的に消失させ
るために必要なMx及びMyの値は、次の2つの連
立線型方程式を解くことによつて与えられる。
Mx∂Tx/∂Mx+My∂Tx/∂My+Tx=0 (12) Mx∂Ty/∂Mx+My∂Ty/∂My+Ty=0 (13) 実際には、これらの方程式を解きMx及びMy
必要とする値を見出すためにトランスポート
(TRANSPORT)などのような2次適合プログ
ラムを使用すればより便利である。かくして、式
(12)および(13)を解くことにより(具体的には数
値計算を用いて解くことにより)、2次の色収差
項であるTxおよびTyを消失させるMxおよびMy
を用いて、各単位セルを求めることができる。す
なわち、MxおよびMyは1/r1、1/r2、β1、β2
を使つて表せるものであるから、求められたMx
およびMyを使つて1/r1、1/r2、β1、β2を具体
的に求めることができる。
こうして求められた2つの6重極成分を形成す
る6重極磁石機構が決定される。た1えば、第1
図および第2図の典型例ではr1、r2が決定され
る。
これまでに説明したところでは、総ての屈曲部
25はビームを同一方向に屈曲し、即ち同一の磁
気的極性を持つている。然しながら、これは必須
要件ではなく、順次並んだ屈曲部の極性の次の関
係を満す配列が許される。
n≧4 N≠1又は3 ここでnは屈曲部25の総数であり、Nは同一
の反復する屈曲部極性順序パターンの数であり、
例えば、↑↓|↑↓の場合にはN=2、n=4と
なり、↑↑↑↑の場合にはN=n=4となる。
第1図及び第2図に示されたようなビーム偏向
装置10の典型的な一例では、P0=40.510MeV
のもとで、前記のマトリツクス方程式を解くこと
により求められた1組のパラメータは、α=601/4
゜、ρ=15.8cm、l=21.2cm、β1=311/4゜、β2
0、ψ=2401/4゜であり、6重極成分を形成する
ために求められた1組のパラメータは、r1=45.9
cm、r2=−38.6cmであつた。ここで正の半径は凸
面を表わし、負の半径は凹面を表わす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特色を具備する磁気的ビーム
偏向装置の平面図、そして第2図は矢印の方向を
見て第1図の線2−2に沿つて画かれた第1図の
構造の断面図であつて屈曲平面と交さする平面内
の或る基準粒子の軌道を示す。 10……磁気的ビーム偏向装置、11,12,
13,14……屈曲用電磁石、15……中心軌道
軸、16……原点、17……コリメータ、18…
…出力平面、19……ターゲツト、21……X線
ローブ、22……真空包囲壁、25……屈曲部、
31……中央平面、36……運動量限定スリツ
ト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ビーム偏向装置の中で非単一エネルギー性荷
    電粒子のビームを与えられた屈曲角だけ偏向させ
    る方法であつて、4個以上の磁気的ビーム偏向部
    を順次通過するようにその荷電粒子のビームを指
    向させる段階と、その荷電粒子のビームを屈曲し
    且つそのビームの中心軌道軸を横切る2つの直交
    方向の各々において荷電粒子のビームを収束する
    ために前記磁気的ビーム偏向部の各々において第
    1の磁界成分を発生する段階とを含み、前記第1
    の磁界成分は、ビームがそのビーム偏向装置を通
    過して偏向される際に一次の幾何および色収差を
    生ぜず且つ2次の横方向幾何収差を生じないよう
    な強度を持ちそのように方向づけられており、更
    に、2次の横方向幾何収差を導入することなく偏
    向されたビームの2次の横方向色収差をなくすよ
    うな強度を持ちそのように方向づけられているビ
    ーム偏向装置の各偏向部内の6重極磁界成分をそ
    の荷電粒子のビームに作用させる段階を含むとこ
    ろの方法。 2 第1の磁界成分がビームの中心軌道軸を屈曲
    するための双極磁界成分と2つの直交する横断方
    向においてビームを収束するための4重極磁界成
    分とを含み、前記ビーム偏向部の各々が前記2次
    の色収差をなくすためにビームに沿つて軸方向に
    間隔をあけて設定された1対の前記6重極磁界成
    分を含むところの、第1項記載の方法。 3 前記磁気的ビーム偏向部の各々がビーム屈曲
    用双極磁界成分を設定するためにビーム路を跨い
    で配置された1対の磁極片を含み、前記磁極片の
    各々はビーム路に沿つて軸方向に間隔をあけて設
    けられたビーム入射面部分及びビーム出射面部分
    を有し、前記ビーム入射面部分及びビーム出射面
    部分は前記6重極磁界成分を設定するような形状
    にされているところの、第2項記載の方法。 4 非単一エネルギー性荷電粒子のビームを与え
    らた屈曲角だけ偏向させるビーム偏向装置であつ
    て、与えられた屈曲角だけビームを屈曲するため
    に荷電粒子のビームのビーム路に沿つて、順次配
    列された4個以上の磁気的ビーム偏向部を有する
    ビーム偏向機構を具備し、前記磁気的ビーム偏向
    部の各々は荷電粒子のビームを屈曲し且つビーム
    を横切る2つの直交方向の各々において荷電粒子
    のビームを収束するために前記ビーム偏向部の
    各々の中に第1の磁界成分を発生する磁石機構を
    含み、前記第1の磁界成分はビーム偏向装置の中
    で偏向される時にビームが1次の程度まで幾何及
    び色収差を生ぜず且つ2次の程度まで横方向幾何
    収差を生じないような強度とビーム路に対する相
    対方向を持つており、更に、2次の横方向幾何収
    差を導入することなく偏向されたビームの2次の
    色収差をなくすような強度と方向を持つたビーム
    路内の6重極磁界成分を発生するための前記磁気
    的ビーム偏向部の各々の中に配された6重極磁石
    機構を具備するところの、ビーム偏向装置。 5 前記磁気的ビーム偏向部の各々の前記磁石機
    構の各々が、ビームの中心軌道を屈曲するための
    双極磁界成分と2つの直交横断方向においてビー
    ムを収束するための4重極磁界成分とを発生する
    ための機構を含み、また前記ビーム偏向部の各々
    が、上述の2次の色収差をなくすためにビーム路
    に沿つて軸方向に間隔をあけて配された前記6重
    極磁界成分を発生するための前記6重極磁石機構
    を含むところの、第4項記載のビーム偏向装置。 6 前記磁気的ビーム偏向部の各々が、ビーム偏
    向用双極磁界成分を発生するためにビーム路に跨
    がつて配置された1対の磁極片を含み、前記磁極
    片の各々はビーム路に沿つて間隔をあけて配置さ
    れたビーム入射面部分及びビーム出射面部分を有
    し、前記ビーム入射面部分およびビーム出射面部
    分は6重磁界成分を発生するような形状になつて
    いるところの、第5項記載のビーム偏向装置。
JP3635879A 1978-03-29 1979-03-29 Magnetic beam deflection device that have no secondary chromatic aberration and geometric aberration Granted JPS54152386A (en)

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