JPH041687A - 湿式電子写真装置 - Google Patents

湿式電子写真装置

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JPH041687A
JPH041687A JP10256090A JP10256090A JPH041687A JP H041687 A JPH041687 A JP H041687A JP 10256090 A JP10256090 A JP 10256090A JP 10256090 A JP10256090 A JP 10256090A JP H041687 A JPH041687 A JP H041687A
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JP
Japan
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photoreceptor
carrier liquid
liquid
prewetting
transfer
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JP10256090A
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Takao Ozaki
多可雄 尾崎
Akira Yoda
章 依田
Yoshimitsu Sato
佐藤 吉光
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光体ドラム上に液体現像剤を用いてトナー画
像を形成する湿式電子写真装置に関する。
〔従来技術〕
湿式電子写真装置では非画像部分へのトナー粒子付着の
防止を図る目的で、液体現像剤の分散媒体であるキャリ
ア液を現像工程の直前に塗布するプリウェットが知られ
ている。また転写工程前に転写媒体にブリウェットする
ことも知られている。
なお、プリウェット装置としては特開昭60−1477
51号公報に掲載されているものがある。
このブリウェット装置には表面に凹凸のあるローラが備
えられており、このローラは感光体に押しあてられ、感
光体と従動する。キャリア液はこのローラを介して感光
体に塗布される。
またブリウェット装置としては感光体をキャリア液に浸
漬させることによって感光体にキャリア液を塗布する装
置やスプレーよりキャリア液を噴出させて感光体にキャ
リア液を塗布する装置もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、同一感光体ドラム上で現像工程前と転写
工程前に併せてプリウェットすることは知られていなか
った。
また前記特開昭60−147751号に開示されたロー
ラを感光体に接触させてキャリア液を塗布するブリウェ
ット装置によって現像工程前のプリウェットを行うと、
ローラと感光体との接触により、感光体に傷がつくこと
があり、この傷によって現像性能が低下するという問題
がある。
また上記ブリウェット装置によって転写工程の直前にプ
リウェットを行うと、ローラが感光体に接触するため、
感光体に付着したトナー粒子が剥離される等の問題があ
る。
さらに現像性能や転写性能を良好にするた約には、キャ
リア液を薄(塗布する必要があるが、上記ローラによっ
てキャリア液を塗布する装置や、上記感光体をキャリア
液に浸漬させてキャリア液を感光体に塗布させたり、ス
プレーによってキャリア液を感光体に塗布する装置では
、いずれもキャリア液を感光体に簡便に薄く塗布するこ
とは困難である。
本発明は上記事実を考慮し、現像工程前と転写工程前に
一連の動作としてプリウェットを行う湿式電子写真装置
を得ると共に、非接触で感光体にキャリア液を薄く塗布
できるプrJウェット装置を有する湿式電子写真装置を
得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)の発明に係る湿式電子写真装置は、トナー
粒子及びキャリア液を含んだ液体現像剤によって感光体
ドラム上にトナー画像を形成する現像部と、この現像部
の直前に設けられた第1のブリウェット装置と、前記感
光体ドラム上に形成されたトナー画像を転写材へ転写す
る転写部と、この転写部の直前に設けられた第2のブリ
ウェット装置とが設けられたことを特徴としている。
請求項(2)の発明に係る湿式電子写真装置は、前記第
1及び第2のブリウェット装置であって、前記感光体ド
ラムの軸方向に沿い且つ感光体ドラムの外周面に対向す
るスリットが形成されると共に水平面よりも感光体ドラ
ム外周側へ傾斜して且つ感光体ドラム外周側にエツジが
形成されたスリット形成面を有するスリット部材と、こ
のスリット部材にキャリア液を供給するキャリア液供給
手段とを備え、前記スリット形成面のエツジ部が感光体
ドラムの外周面に近接するようにスリット部材を配置し
たことを特徴としている。
請求項(3)の発明に係る湿式電子写真装置は前記第2
のブリウェット装置によって感光体ドラムに塗布される
キャリア液が、前記第1のブリウェット装置によって感
光体ドラムに塗布されるキャリア液よりも多くされてい
ることを特徴としている。
請求項(4)の発明に係る湿式電子写真装置は、前記第
1のブリウェット装置と前記第2のブリウェット装置が
兼用であることを特徴とすしでいる。
〔作用〕
上記請求項(1)の発明によれば、同一感光体ドラム上
で、現像前のプリウェットと転写前のプリウェットを行
うので、一連の感光体ドラム回転と同期したンーケンス
の中で、プリウェットが可能で、制御が容易であるばか
りでなく、装置スペースのムダも省くことができる。
上記請求項(2)の発明によれば、キャリア液供給手段
よりスリット部材に供給されたキャリア液はスリットを
介して流出され、傾斜して配置されたスリット面を伝わ
って流れ、エツジ部に至り感光体ドラムとエツジ部との
間に表面張力によってキャリア液の液だまりが形成され
る。感光体が回転されると、この液だまりに回転方向の
力が作用し、液だまりにされたキャリア液が感光体ドラ
ム上に薄膜状に塗布される。この場合、キャリア液はス
リットを介して供給されるので、前記エツジ部と感光体
ドラムとの間にキャリア液が多量に供給されることはな
い。よって前記液だまり量を充分抑えることができ、現
像工程前のプリウェットならびに転写工程前のプリウェ
ットにおいて感光体表面にキャリア液を薄く塗布できる
さらに上記請求項(2)の発明によれば、感光体にプリ
ウェット装置を接触させることなくプリウェットを行え
るため、現像処理前のプリウェットの際に感光体に傷が
付かなくなる。また転写工程前のプリウェットの際に感
光体に付着されたトナーが剥離されなくなる。
さらに請求項(3)の発明によれば、第2のプリウェッ
ト装置によって感光体ドラムに塗布される(転写直前に
塗布される)キャリア液の量が、前記第1のプリウェッ
ト装置によって感光体ドラムに塗布される(現像直前に
塗布される)キャリア液よりも多くされる。よって転写
の直前になされるプリウェットにおいて、感光体ドラム
上に形成されたトナー層にキャリア液を充分に吸収させ
ることができ、転写材に対するトナー画像の転写性能を
良好にすることができる。
さらに請求項(4)の発明によれば、第1と第2のプリ
ウェット装置が兼用となっているので、装置のスペース
を省くことができるとともにコストの低減化を図ること
ができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図には本発明の一実施例に係る湿式電子写真装置を
構成する各処理部の配置図が示されている。
湿式電子写真装置の一部を構成する露光部10は赤外域
(例えば800 nm)のレーザビームを発振する半導
体レーザ12、この半導体レーザ12の出力状態を制御
する制御部14、集光レンズ16.26、走査レンズ2
8、反射ミラー24.30、入射されたレーザビームを
入射された超音波の周波数に応じて複数に分割するマル
チAOM(音響光学光変調器)18、マルチAOM18
を駆動するドライバ19、ポリゴンミラー20、ホスト
コンピータ22から供給される画像情報を記憶するメモ
リ15によって構成されている。このメモリ15には、
1画面分(例えば1色のトナー画像分)の画像情報が記
憶される。
半導体レーザ12から発せられる赤外域のレーザビーム
は集光レンズ16を介してマルチAOM18に照射され
る。またメモリ15に記憶された画像情報に応じて発生
された異なる周波数の超音波がドライバ19を介してマ
ルチAOM18に供給される。これによってレーザビー
ムが超音波の周波数に応じた異なる方向に回折されると
共ともに画像情報に応じて光強度が変調され、変調され
タレーザービームは集光レンズ26によって集光され、
さらに反射ミラー24を介して、高速で回転するポリゴ
ンミラー20に入射される。ポリゴンミラー20で反射
されたレザービームは走査レンズ28、反射ミラー30
を介して感光ドラム34表面の画像形成領域に照射され
る。これによって感光体34A上に前記画像情報に応じ
て変調されたレーザビームが高速で走査される。本実施
例ではマルチAOM18を使用しているため、複数(例
えば8本)のレーザビームが同時に走査されることにな
る。
前記感光ドラム34は図示しない駆動手段と接続されて
おり、この駆動手段によって、第1図時計方向へ回転さ
れる。アルミニウム製の感光ドラム34の外周表面には
感光体34Aが設けられてイル。この感光体34Aは、
アモルファスシリコンによって形成されている。このア
モルファスシリコンは暗減衰が速いが、赤外領域(例え
ば80Qnm)の光に感光し、しかも液体現像剤に対し
て耐久性が高いという性質を有し、繰り返し使用できる
ので、本実施例に好適である。
感光体34Aの外径は210mmにされている。
また感光体34Aの周速は表1に示すように50mm/
secにされている。前記アモルファスシリコンの暗減
衰特性(暗減衰時定数的10sec )を考慮すると、
後述する帯電から現像直後のスクイズ終了まで(感光体
34A上の余剰の液体現像剤が感光体から排除されるま
で)を5 sec以下にするのが望ましい。本実施例で
はこの条件を満たすように帯電開始から現像維了までが
3. 9secに設定されている。
以下感光体34Aに対する書き込み仕様を表1表1 なお比較例は一般のOA用レーザプリンタのデータであ
る。
前記感光体34Aに赤外域のレーザービームが入射され
る位置の感光体34Aの回転方向上流側にはコロナ帯電
器35が配置されている。このコロナ帯電器35はコロ
ナワイヤおよびグリッドワイヤを備えており、コロナ帯
電器35は図示しない切り換えスイッチを介してACお
よびDC電源に接続されている。潜像形成前の感光ドラ
ム34はコロナ帯電器35によって感光体34Aの表面
がプラスまたはマイナスに均一に帯電された後に原稿画
像に対応して変調されたレーザービームが感光体34A
の表面に入射される。感光体34Aのレーザビームが入
射された部分は導電性になり表面に帯電していた電荷が
なくなって、感光体34Aの表面に静電潜像が形成され
る。
また後述するようにコロナ帯電器35をDC電源に接続
して直流コロナ放電によって、トナーと同極性の電荷を
印加することにより、トナーの電荷を強めることができ
る(プリチャージ)。
また後述するようにコロナ帯電器35をAC電源に接続
して、交流コロナ放電を行うことにより、感光体34A
上の電荷が中和され、感光体の残留電位を取り除くこと
ができる(除電)。
第1図に示される如く、コロナ帯電器35の下流側(感
光ドラム340回転方向側)には感光ドラム34の軸方
向に延びるハロゲンランプ11が配置されている。ハロ
ゲンランプ11の発光面と感光ドラム34との間には、
例えば黄色のフィルタ(図示省略)が介在されている。
このハロゲンランプ11の光をフィルタを介して感光体
34Aに照射することにより、感光体34A上の電荷を
中和することができる(光除電)。この光除電は、前記
除電と同様の機能を発揮するものであり、後述するよう
に感光体34A上の電荷の中和度を高めるためになされ
る。
また前記ハロゲンランプ11の光によって、後述するよ
うに感光体34Aに付着されたトナーの転写効率を高釣
るための前露光を行うことができる。
第1図に示される如く、レーザービームが感光体34A
に入射される位置P3の下流側(入射位置よりも感光ド
ラム34の回転方向側)にはブリウェット装置100が
設けられている。感光体34A上のプリウェット装置1
00に対向する位置P2前記P3との間隔(周長)は約
50mmにされている。
プリウェット装置100はキャリア液流入室102を備
えている。第2図ならびに第3図に示される如くキャリ
ア液流入室102は略直方体形状にされ、感光体34A
に対向する対向面102Aの一部に、感光体34Aの軸
方向に沿って延びる略り字形の凹部104が形成されて
いる。キャリア液流入室102はその長手方向(第3図
の矢印A方向)が感光ドラム34の軸方向に沿うように
取り付けられている。また前記対向面102の略中央部
には感光体34Aの軸方向に延びるスリット110が形
成されている。キャリア液流入室102は管路106を
介してキャリア液供給手段108に連結されている。こ
のキャリア液供給手段108によって、前記キャリア液
流入室102にキャリア液が供給される。キャリア液供
給手段108はキャリア液の量を調節してキャリア液流
入室102に供給できるようにされる。
前記凹部104の底部104Aには、平板状の矩形にさ
れたブレード112が設置されている。
このブレード112はその長手方向を感光体34Aの軸
方向に向けて配置されている。ブレード112はガラス
などの絶縁材料によって形成され、これによって、ブレ
ード112と感光体34Aとが近接されても放電は成さ
れない。第3図に示される如く、ブレード112の感光
体34Aに対向する上面112Aは前記対向面102A
と同一平面(スリット形成面)116上に位置している
また平面116と水平面114とのなす角は約30度に
される。これによって、スリット110から流出したキ
ャリア液が容易にブレード112のエツジ部112Bに
供給できる。
このエツジ部112Bは、感光体34Aの軸方向に延び
ており、このエツジ部112Bと感光体34Aの外周面
とのギャップは約10μm〜500μmに調整可能にさ
れる。このギャップ寸法を上記範囲で調節することによ
り、エツジ部112Bと感光体34Aとの間に形成され
るキャリア液の液だまり量を調節できる。また感光体3
4Aに塗布するキャリア液の膜厚は前記キャリア液供給
手段108よりキャリア液流入室102に供給するキャ
リア液の量を調節することにより、約5μm〜200μ
mに設定される。ブレード112はガラスの他にセラミ
ック、樹脂のような絶縁体やアルマイト処理したアルミ
ニウムなどの導体に絶縁材をコーティングしたものであ
ってもよい。
前記プリウェット装置100の下流側(感光ドラム34
の回転方向側)には、現像剤ユニット36が配置される
。現像剤ユニット36は上方が開口された箱体を備えて
おり、この箱体に液体現像剤38が収容されている。こ
の液体現像剤38は液体現像剤が貯えられた現像タンク
37 (第8図参照)より、ポンプ37Aによって吸引
され、管路37Bを介して前記箱体に導かれる。また感
光体34Aに供給された余剰の液体現像剤は管路37を
介して現像タンク37に回収される。この液体現像剤3
8はそれぞれトナー粒子の色がブラック、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの4種類用意されている。この液体現像
剤38のトナー粒子は前記赤外域の光の吸収率が小さく
されている。この液体現像液38は、公知の現像剤を使
用することが出来る。この現像剤としては例えば特公昭
355511、特公昭35−13424、特公昭50−
40017、特公昭49−98634、特公昭58−1
29438、特開昭6>180248、電子写真技術の
基礎と応用(電子写真技術編、コロナ社(1988))
等で開示された現像剤が挙げられる。
これらの液体現像剤は一般にキャリア液、トナー粒子を
形成する着色剤、着色剤の定着性を付与する高分子樹脂
からなる被覆剤、トナー粒子の分散を促進したり、分散
の安定化の働きをする分散剤及びトナー粒子の極性と荷
電量をコントロールする荷電調節剤からなる。
被覆剤としては、公知の種々の樹脂を用いることができ
るが、特に特開昭61−180248、特開昭63−4
1272、特開昭63−41273で開示されたエチレ
ンと(メタ)アクリル酸の共重合体、エチレンと酢酸ビ
ニルの共重合体、エチレンとエチルアクリレートの共重
合体やエチレンと(メタ)アクリル酸エステルの共重合
体、エチレン・ (メタ)アクリル酸・ (メタ)アク
リル酸エステルの三元共重合体などのエチレン系共重合
体が好ましい。現像剤中のトナー粒子は特に限定されな
いが、現像剤II!当たり0.1〜200g/lである
。(すなわちトナー粒子1ピ当たり担体5〜10000
ccとなる。) 荷電調節剤としては公知の種々のものを用いることが出
来、その重量濃度は現像剤11当たり0゜01〜10g
1好ましくは0.01〜1gである。
また分散剤も公知の種々のものを用いることが出来、そ
の重量濃度は現像剤11当たり0.01〜50g好まし
くは0.1〜10gである。
前記現像剤ユニット36には、感光体34Aの画像形成
領域に対応し且つ感光ドラム34の軸方向に延びる複数
の導電性の現像ローラ40が配置されている。この現像
ローラ40の外周面の一部は液体現像剤38に浸漬され
ている。現像ローラ40にはプラスの電圧が印加される
。これによって画像背景部のトナー付着が防止され、す
なわちかぶりが防止される。これらの現像ローラ40は
図示しない駆動機構によって回転される。また現像ロー
ラ40は図示しない機構によって、現像ローラ40が前
記画像形成領域から離反する位置から画像形成領域に当
接する位置(第1図参照)に移動され、液体現像剤38
を現像ローラ40を介して画像形成領域に塗布できるよ
うにされている。
また現像ローラ40は図示しない機構によって前記当接
状態から画像形成領域から離反する状態へ移動される。
この移動によって現像剤ユニット36の種類を変更する
ことにより4種の着色ができる。
前記現像剤ユニット3Gの感光ドラム34の回転方向下
流側には、感光ドラム34の軸方向に延びかつ前記画像
形成領域に対向するエア噴出部41Aを有するスクイズ
装置41が配置されている。
画像形成領域に供給された余剰の液体現像剤38は、こ
のエア噴出部41Aから噴出されるエアによって画像形
成領域から管路37Cを介して現像液タンク37へ導か
れ、これによって画像形成領域に供給された余剰の液体
現像剤38が再利用される。前記エアは、第10図(A
)乃至第10図(C)の矢印53で示される如く、鉛直
方向よりも現像剤ユニット36側へ向けて噴出させるの
が望ましい。
前記スクイズ装置41の感光ドラム34の回転方向下流
側にはリンス液ユニット42が配置されている。このリ
ンス液ユニット42は上方が開口された箱体を備えてい
る。この箱体にはリンス液44が収容されている。この
リンス液44は、リンス液44が貯えられたリンス液タ
ンク (第8図参照)49より、ポンプ49Aによって
吸引され、管路49Bを介して前記箱体に導かれる。ま
た感光体34Aに供給された余剰のリンス液は管路49
Cを介してリンス液タンク49に回収される。
このリンス液44としては、電気抵抗が1×1090・
cm以上かつ比誘電率が3以下の無極性の非水溶剤を用
いることが出来る。該非水溶剤としては、直鎖状又は分
岐状の脂肪族炭化水素、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水
素、ハロゲン化炭化水素などの溶剤を挙げることができ
るが、揮発性、安全性、臭気等の点からオクタン、イソ
オクタン、デカン、イソデカン、ドデカン、イソドデカ
ン、ノナン、イソパラフィン系の石油溶剤であるアイソ
パーE1アイソパーG1アイソパーH1アイソパーL(
アイソパーrlsoperJはエクソン社の商品名)、
ツルペッツ100、シェルシルア1(シェル社製)など
が好適である。
前記リンス液ユニット42には前記画像形成領域に対向
し且つ感光ドラム34の軸方向に延びる複数の導電性の
リンスローラ46が配置されている。このリンスローラ
46の外周面の一部は前記リンス液44に浸漬されてい
る。リンスローラ46には前記現像ローラ40に対する
印加電圧と同程度のプラスの電圧が印加され、あるいは
グランドに接続あるいは絶縁される。これによって画像
背景部のトナー付着が防止され、すなわちかぶりが防止
される。リンスローラ46は図示しない機構によってリ
ンスローラ46が画像形成領域から離反する位置から第
1図に示す画像形成領域に当接する位置へ移動させれ、
リンス液44をリンスローラ46を介して画像形成領域
に塗布できるようにされる。
またリンスローラ46は図示しない機構によって、現像
処理時に前記画像形成領域に当接され、且つ前記画像形
成領域から離反されるようになっている。
前記スクイズ装置41とリンス液ユニット42との間に
は感光ドラム34の軸方向へ延びるエア吹き付は手段と
してのスクイズ装置43が配置されいる。第1図に示さ
れる如くスクイズ装置43は感光体34Aの外周最下部
よりもわずかにリンス液ユニット側に配置されている。
これは、液体現像剤の回収を最も望ましい外周面最下部
で行うた約に、スクイズ装置41を外周面最下部に配置
しているからである。感光体34A上のスクイズ装置4
3に対向する位置P1と前装置P2との間隔(周長)は
約3Qmmにされている。
第1図ならびに第9図に示される如くスクイズ装置41
は、その幅方向に切った断面が略台形状の角柱にされて
いる。スクイズ装置43の感光体34Aに対向する対向
面43Dは感光体34Aと路間−の曲率の曲面にされて
いる。スクイズ装置43には、対向面43Dを開口部と
するエア噴出部43Aが形成されており、このエア噴出
部43Aを挟んで液体現像剤排出路43B、リンス液排
出路43Cが形成されている。液体現像剤排出路43B
、!Jンス液液出出路43C各々も対向面43Dが開口
部となっている。これらのエア噴出器43A、液体現像
剤排出路43B、リンス液排出路43Cのそれぞれの開
口部は感光ドラム34の軸方向へ延び且つ前記画像形成
領域に対向している。なお前記エア噴出部43Aの前記
開口部のギャップは約2〜3mrnにされ、液体現像剤
排出路43B、リンス液排出路43Cの前屈開口部のギ
ャップは各々約1mrnにされる。
第9図に示される如く、エア噴出部43Aには、その両
側の端面43Fに管路47の一端が連通されている。管
路47の他端は、図示しないエア加圧手段に連結されて
いる。エア加圧手段による加圧によってエアが前記位置
21周辺(前記外周面最下部周辺)に吹き付けられ、前
記位置21周辺に付着された余剰の液体現像剤ならびに
リンス液にエア噴出部43Aより噴出されたエアが吹き
つけられる。第10図(A)に示される如く、前記位置
Pi周辺に吹き付けられたエア55は前記位置P1を中
心として感光体34Aの回転方向上流側(矢印55A)
と下流側(矢印55B)とに分かれる。前記矢印55A
で示されるエアによって主に液体現像剤が感光体34A
表面から除去され、前記矢印55Bで示されるエアによ
って主にリンス液が感光体34A表面から除去される。
 なおエア55は第10図(B)に示す如く現像ユニッ
ト36側に傾斜させて噴出させてもよい。またエア55
は第10図(C)に示す如くリンス液ユニット46側に
傾斜させて噴出させてもよい。
液体現像剤排出路43B、’Jンス液液出出路43Cは
、管路45の一端が二股に分かれて形成された管路45
Aが、対向面43Dに対応する下面43Eにて各々連通
されている。管路45Aの他端は、図示しない廃液タン
クに連結されている。
これによって前記液体現像剤排出路43B、リンス液排
出路43Cの各々に流入された液体現像剤ならびにリン
ス液が管路45を介して図示しない廃液タンクに導かれ
る。
前記リンス液ユニット42の下流側(感光ドラム34の
回転方向側)には感光ドラム34の軸方向に延び且つ前
記画像形成領域に対向するエア噴出部62Aを有するス
クイズ装置62が配置されている。画像形成領域に供給
されたリンス液はこのエア噴出部62Aから噴出される
エアによって、画像形成領域から排除されて図示しない
廃液タンクへ導かれる。
前記スクイズ装置62の下流側(感光ドラム34の回転
方向側)には、乾燥処理部64の一部を構成する排気ダ
クト66が配置されている。この排気ダクト66は感光
体34Aに対向する側が感光体34Aと路間−の曲率半
径を有する円弧上の開口部66Bとなっている。
またこの排気ダクト66のドラム回転方向下流側には排
気ダクト66と共に乾燥処理部64を構成する吸気室6
8が配置されている。
この吸気室68の感光ドラム34の反対側は図示しない
送風機に連結され、感光ドラム34側は排気ダクト66
の下流側のエア流入開口部66Aに対向している。この
エア流入開口部66Aから送られたエアーは開口部66
Bを通過して、感光体34Aに吹きつけられ、これによ
って、湿潤した感光体34Aが乾燥される。感光体34
に送られた空気はエア排出口66Cを介して湿式電子写
真装置の外部へ排出される。
前記吸気室68の下流側にはプリウェット装置118が
配置されている。このプリウェット装置118はエツジ
部120と感光体34Aの外周面とのギャップが前記プ
リウェット装置100のエツジ部112Bと感光体34
Aの外周面とのギャップよりも大きくされている。これ
によって、プリウェット装置100による場合よりも感
光体34Aにキャリア液が多く塗布され、感光体34A
に形成されたトナー層にキャリア液が充分吸収される。
なおプリウェット装置118の構成は前記プリウェット
装置100と同様にされるので説明は省略する。
前記プリウェット装置118の下流側(感光ドラム34
の回転方向側)には転写部70が配置されている。この
転写部70は図示しない駆動機構によって感光体34A
の外周に対して近接離反する方向へ移動される。転写部
70には、感光ドラム34の軸方向に延びる一対の転写
ローラ72が感光体34Aに近接して設けられている。
これらの転写ローラ72の上部には、感光ドラム34か
ら離れる方向へ延びるガイド74が配置されている。転
写ガイド74には転写材を収納するトレイ75が連結さ
れており、トレイ75にセットされた転写材は転写ガイ
ド74に案内されて、前記転写ローラ72と感光体34
Aとによって挟持する位置に至り転写がなされる。
前記転写部70の下流側(感光ドラム34の回転方向側
)にはクリーニング部(第2のクリーニング手段)76
が配置され、このクリーニング部76の下流側(感光ド
ラム34の回転方向側)にはクリーニングブラシ(第1
のクリーニング手段)77が配置されている。前記クリ
ーニング部7Gには巻き取りローラ78ならびにウェブ
ローラ79が備えられている。巻き取りローラ78は巻
取りモータ86 (第6図参照)によって感光ドラム3
4と同一方向(第1図矢印B方向)へ回転される。また
巻取りローラ78ならびにウェブローラ79は硬質ポリ
塩化ビニル製の円筒形状にされ、その軸方向を感光体3
4の軸方向へ向けて配置されている。巻取りローラ78
ならびにウェブローラ79は着脱自在にされている。
前記巻き取りローラ78ならびにウェブローラ79には
、不織布などによって形成されたクリーニングウェブ8
2が巻き付けられている。クリーニングウェブ82の幅
方向の長さは感光ドラム34の軸方向の長さと同一にさ
れている。これによって、クリーニング部76によるク
リーニングが感光体34Aの外周全体に渡ってなされる
またクリーニング部76には感光ドラム34の軸方向に
延びるように複数の貫通孔84Aが穿設されたクリーニ
ングローラ84が備えられている。
第7図に示される如く貫通孔84Aはクリーニングロー
ラ84の円筒面に千鳥状に配置されている。
クリーニングローラ84はアルミニウム製の円筒形状に
され、その軸方向を感光体34の軸方向へ向けて配置さ
れている。第7図に示される如くクリーニングローラ8
4の側面の略中央部にはには、キャリア液注入口84B
が突設され、このキャリア液注入口84には、キャリア
液供給管84Cが連結されている。このクリーニングロ
ーラ84には、このキャリア液キ注入口84Bより注入
された前述のアイソパーGなどのキャリア液が収容され
ている。このクリーニングローラ84はクリーニングウ
ェブ82の中間部に巻き付けられている。
クリーニングローラ84はこのクリーニングウェブ82
を介して前記画像形成領域に対向している。
クリーニング部76は図示しない駆動機構によって感光
体34Aの外周面に対して当接離反する方向へ移動され
る。
また第1図に示される如く、クリーニング部76にはテ
ンションローラ88が、その軸方向を感光体34の軸方
向へ向けて配置されている。テンションローラ88は支
点90Aを中心として回動するアーム90に連結されて
いる。また第1図に示される如く、テンションローラ8
8はアーム90に取りつけられたばばね部材90Bによ
って巻き取り側のクリーニングウェブ82Aを押圧する
方向へ付勢され、巻き取り側のクリーニングウェブ82
Aに張力を与えている。これによって、クリーニング工
程におけるクリーニングウェブ82のたるみが防止され
る。
前記クリーニングブラシ77は、円柱状本体の円柱面に
多数のレーヨンや柔毛等を植えつけて構され、感光ドラ
ム34の軸方向に延びており且つ図示しない駆動機構に
よって感光体34Aの外周面に当接離反される。またク
リーニングブラシ77は図示しないモータによって高速
で回転される。
このモータとしては回転数可変DCモータを使用できる
。この場合、回転数は約100〜5000rpmの範囲
内で設定する。なお、クリーニングブラシ77の外径は
約5Qmmにされ、クリーニングブラシ77の軸方向の
長さは約340mmにされる。また前記柔毛等の長さは
約15mmにされ、柔毛等の太さは約5デニール以下に
される。
このように柔毛等の長さ、太さ等を適当に設定すること
により、クリーニングブラシ77によるクリーニングの
際に生ずるトナー画像の乱れを確実に抑えることができ
る。第1図ならびに第2図に示される如くクリーニング
ブラシ77は、その感光ドラム34の反対側が、感光ド
ラム34側へ向かって開口する略C字上にされたカバー
77Aに覆われている。またカバー77Aの外周面の略
中央部には、略円形状にされた孔77Bが穿設され、こ
の孔77Bに吸引管77Cの一端が連結されている。吸
引管77Cの他端は、図示しない家電掃除機等の吸引手
段に連結されている。これによって、クリーニングブラ
シ770円柱状本体内のエアーを外部に排出できるよう
になっている。後述するクリーニング工程ではクリーニ
ングブラシ77が感光体34Aの表面に沿って摺動され
、感光体34Aに形成されたトナー画像を乱すことなく
感光体34Aに付着された異物を除去する。
以下に本実施例の作用を説明する。本実施例では、感光
ドラム34の3回転で1サイクルが完結され1回目のサ
イクルでブランクの画像を形成した後、ブラックの画像
に重ねて2回目のサイクルでイエロー、3回転目のサイ
クルでマゼンタ、4回転目のサイクルでシアンの各画像
が形成される。
また1サイクルの第1回転目で帯電、露光、現像、及び
乾燥処理の一部を含む処理がなされ、第2回転目で乾燥
の一部がなされる。また第3回転目で除電、及びクリー
ニングを含む処理がなされる。
また第3回転目では、残りの乾燥処理がなされ、感光体
34A上に形成された第1色目のトナー画像の乾燥が完
結され、第2色めのトナー画像の形成が可能にされる。
なお本実施例ではマイナスに帯電されたトナー粒子を含
む現像剤を使用している。まずブラックの画像を感光体
34Aに形成する場合、すなわち1サイクル目について
説明する。
複写すべき画像の画像情報はホストコンピータ22より
メモリ15に順次供給され、1画像(ブランクの画像)
分の画像情報が蓄えられる。
スタート信号が入ると、感光ドラム34が図示しない駆
動手段によって第1図時計方向へ回転され、コロナ帯電
器35が作動して、DCコロナ放電により感光体34A
上を均一にプラスに帯電させる(第4図(A)帯電)。
表面が均一にプラスに帯電された感光体34Aの画像形
成部が露光位置へ位置すると、半導体レーザー12から
照射されたレーザービームが画像情報に応じて変調され
、これによって感光体34Aが画像露光される(第4図
(A)露光)。
感光体34Aの表面が画像露光されると、レーザービー
ムが照射された部分は導電性になり、表面のプラスの電
荷が移動して画像情報に相当する静電潜像が形成される
表面に静電潜像が形成された感光体34Aはさらに第1
図時計方向へ回転し、感光体34Aの静電潜像の形成さ
れた部分がプリウェット装置100に対向する位置へ至
る。この時、プリウェット装置100では、キャリア液
流入室102にキャリア液供給手段108によってキャ
リア液が供給されている。
キャリア液流入室102内のキャリア液はスリット11
0を通過し、ブレード112の上面を伝わってエツジ部
112Bに至り、エツジ部112Bと感光体34Aの外
周面との間で液だまりとなる。この状態から感光体34
Aが回転されると、この回転により液だまりからキャリ
ア液が流出し、この流出したキャリア液が感光体34A
表面に薄膜状態で塗布される。
上記のように本実施例では、感光体34Aにプリウェッ
ト装置100を接触させることなくプリウェットを行え
るため、現像工程前のプリウェットにおいて感光体34
Aに傷がつかなくなる。
感光体34Aのプリウェットがなされた部分はさらに第
1図時計方向へ回転して現像剤ユニット36に対応する
位置へ至る。この場合、予めブラックのトナー粒子を含
んだ液体現像剤を収納した現像剤ユニット36を配置し
ておく。この現像剤ユニット36によって前記静電潜像
の形成領域に現像ローラ40を介し黒色のトナー粒子を
含んだ液体現像剤が塗布される(第4図(A)現像)。
これによって、静電潜像を形成する画像部に現像剤中の
マイナスに帯電されたトナー粒子が付着して、静電潜像
が顕像化され、画像部または非画像部に相当するトナー
画像が形成される(第5図(A))。
表面にトナー画像が形成された感光体34 Aの部分は
さらに第1図時計方向へ回転して、スクイズ装置41に
対応する位置に至る。前記トナー画像が形成され部分は
エア噴出部41Aから噴出するエアが吹きつけられてス
クイズされ、これによって余剰の液体現像剤38が現像
タンク37に導かれる(第4図(A)スクイズ1)。前
記帯電の開始からこのスクイズの終了までに要する時間
は3、 9secであり、暗減衰(暗減衰時定数10s
ec )による影響をほとんど受けない。したがって、
感光体34Aの表面の電荷の減衰を充分抑えることがで
き、後述する転写後のトナー画像を高画質にできる。前
記感光体34のトナー画像が形成された部分はさらに第
1図時計方向へ回転してリンス液44で満たされたリン
ス液ユニット42に対応する位置へ至る。感光体44の
表面にはリンスローラ46を介してリンス液44が供給
され、感光体34Aのトナーが付着すべき画像部以外の
部分に付着した不要なトナー粒子を含む現像剤が洗い流
される(第4図(A)  リンス)。
感光体34Aに余剰に供給されたリンス液44は感光体
34Aの外周面を伝わって下流側に流され外周面最下B
PI周辺に至るが、スクイズ装置43のエア噴出部43
Aから噴出されるエアによって感光体34Aの表面から
排除されて、リンス液排出路43Cに流入される。この
リンス液は管路49Bを介して図示しない廃液タンクに
導かれる。(第4図(A)スクイズ2)。
また前記スクイズ装置41では排除し得なかった液体現
像剤は感光体34Aの外周面を伝わって下流側に流され
外周面最下部周辺(位置21周辺)に至るが、スクイズ
装置43のエア噴出部43Aから噴出されるエアによっ
て感光体34Aの表面から排除されて、液体現像液排出
路43Bに流入される。この液体現像液は管路49Bを
介して図示しない廃液タンクに導かれる。(第4図(A
)スクイズ2)。以上のようにスクイズ装置43では、
外周面最下部周辺にエアを吹き付け、液体現像剤及びリ
ンス液を排除しているので、感光体34A外周面に液体
現像剤とリンス液が混合された状態で存在しなくなる。
感光体34Aはさらに第1図時計方向へ回転して、排気
ダクト66の開口部66Aと対向する。
この開口部66Aからは、図示しない送風機から供給さ
れた乾燥空気が、感光体34Aの表面へ噴出されている
。この乾燥空気によって、湿潤している感光体34Aの
表面が乾燥される(第4図(A)乾燥)。
この状態から感光体34Aは第1図時計方向へさらに回
転され、感光体34Aは第2周めの回転に移行する。こ
の第2周めでは乾燥処理のみがなされる(第4図(B)
乾燥)。
この乾燥によって、静電潜像を形成するトナー粒子間に
存在するリンス液及びキャリア液が蒸発しトナー粒子間
の相互作用(結合力)が高められる。
感光体34Aの第3周めの回転によって順次コロナ帯電
器35に対向する感光体34Aの部分がコロナ帯電器3
5によるACコロナ放電によって除電がなされる(第4
図(C)除電)。
さらにこの除電された部分には、ハロゲンランプ11よ
り発せられ、図示しないフィルタを通過した光が供給さ
れ、前記除電後感光体34Aに残存する電荷が除去され
る(第4図(C)光除電)。
その後3周めの回転が終了するまで乾燥処理が継続され
る。
次に第2色めくイエロー)の画像形成工程、すなわち2
サイクル目に移行する(4周目)。この第2色めの塗布
工程では、まず図示しない駆動機構によってクリーニン
グブラシ77が図示しない駆動機構によって、感光体3
4Aの外周面に当接され、さらに図示しないモータによ
って、回転される。これによって、クリーニングブラシ
77が感光体34Aの表面に沿って摺動させられ、感光
体34Aに付着された異物が除去される(第4図(D)
パフ)。この場合、クリーニングブラシ77はトナー粒
子に比して充分柔らかくされているので、第1色めのト
ナー画像は乱されることはない。よって、重ね記録方式
におけるトナー画像の高品質記録が可能になる。このク
リーニング工程では、図示しない吸引手段による吸引に
よって、クリーニングブラシ77の円柱本体内のエアー
が外部に排出され、クリーニングによって感光体34A
から除去されたゴミ等の異物が感光体34Aに再付着さ
れるのが防止される。なおりリーニングブラシ77によ
るクリーニング工程では、クリーニング部76は図示し
ない駆動機構によって、感光体34Aの外周面から離反
される。
感光体34Aの異物が除去された部分は感光体34Aの
回転に伴って順次、帯電(第4図(D)帯電)がなされ
る。また半導体レーザー12から照射された赤外領域の
レーザービームがメモリ15に記憶された第2色目の複
写すべき画像の画像情報に応じて変調されて感光体34
Aに照射される。これによって感光体34Aが露光(第
4図(D)N光)され、感光体34A上に静電潜像が形
成される。この場合、赤外領域のレーザビームは、第1
色目のトナー画像を透過するため、感光体34Aのトナ
ー画像が形成された部分も露光され、第2色目の画像情
報が書き込まれる。なおメモリ15には、前記lサイク
ルの期間中にホストコンピュータ22から送られた第2
色目の画像情報が記憶されている。すなわち本実施例で
は、データの書き込みを上8己のように高速で行ってい
るが、上記乾燥に要する時間を利用してメモリ15にホ
ストコンピュータ22から送られた第2色目の画像情報
を記憶しているので、データの書き込みを維持するのに
充分なデータの転送速度を確保できる。
感光体34A上の静電潜像の形成された部分は前記同様
現像処理前のブリウェット(第4図(D)プリウェット
)がなされ、非画像部分へのトナー粒子の付着の防止が
なされた後、前記現像がなされ、感光体34A上に前記
ブラックのトナー粒子によって形成されたトナー画像に
重ねられてイエローのトナー粒子によるトナー画像が形
成される(第4図(D)現像、第5図(B))。なおこ
のとき現像剤ユニット36はイエロートナーを含む現像
剤が収納されたユニットが感光体34A表面に接触する
よう移動されている。その後、前述と同様のスクイズ1
 (第4図(D)スクイズ1)、リンス(第4図(D)
  リンス)、スクイズ2 (第4図(D)スクイズ)
ならびに乾燥処理(第4図(D)乾燥)がなされる。
次に第1色めのトナー粒子の塗布工程と同様、感光体3
4Aの第5同口の回転の期間において乾燥がなされ(第
4図(E)乾燥)、さらに第6肩口において除電(第4
図(F)除電)、光露光(第4図(F)光露光)、乾燥
がなされる。上記第4同口の帯電、露光、現像後、第6
同口の回転が終了するまでになされる乾燥処理によって
感光体34A上に形成された第2色目のトナー画像が充
分乾燥され、第3色目のトナー画像の形成が可能にされ
る。
次に3サイクル目の工程に移行し、前記2色目の液体現
像剤の塗布と同様にして第3色目(マゼンタ)のトナー
粒子を含む液体現像剤の塗布を行う。これによって感光
体34A上に前記イエローのトナー粒子によって形成さ
れたトナー画像に重ねられてマゼンタのトナー粒子によ
るトナー画像が形成される。これによって感光体34A
上にブラック、イエロー、マゼンタのトナー粒子の各々
による3層のトナー層が形成される(第5図(C))。
第4色目(シアン)、すなわち最後の色を塗布する(4
サイクル目)場合は、前記第2色、第3色めの色を塗布
する場合と同様、クリーニングブラシによって異物を除
去するパフ(第4図(G)バフ)、帯電(第4図(G)
帯電)、露光(第4図(G) 露光)、プリウェット(
第4図(G)プリウェット)を行い、非画像部分へのト
ナー粒子の付着の防止を行った後、現像(第4図(G)
現像)がなされ、感光体34A上に前記マゼンタのトナ
ー粒子によって形成されたトナー画像に重ねられてシア
ンのトナー粒子によるトナー画像が形成される。これに
よって感光体34A上にブランク、イエロー、マゼンタ
、シアンの4色のトナー層が形成される。その後、前記
同様のスクイズ1(第4図<G)スクイズl)、リンス
(第4図(G) リンス)、スクイズ2 (第4図(G
)スクイズ2)、乾燥(第4図(G)乾燥)がなされる
。以上の動作が感光ドラム34Aが1回転される間にな
される。なお前記露光においては、赤外領域のレーザー
ビームが第1〜第3目のトナー画像を透過し、感光体3
4Aに第4色めの画像情報が書き込まれる。
感光体34Aがさらに第1図時計方向に1回転される期
間内において乾燥処理がなされる(第4図(H)乾燥)
。この最後の色の2回転めの回転では、乾燥のみがなさ
れる。
さらに感光体34Aが回転されて、最後の色の3回転目
の回転に移行する。この3回めの回転では、まずコロナ
帯電器35によるDCコロナ放電によって感光体34A
にトナーと同極性の電荷が印加されてプリチャージ(第
4図(I)プリチャージ)がなされる。
感光体34Aのプリチャージがなさだ部分はさらに第1
図時計方向へ回転してハロゲンランプ11に対応する位
置に至る。ハロゲンランプ11より発せられ、フィルタ
を通過した光が感光体34Aに供給され、前露光がなさ
れる(第4図(I)前露光)。
感光体34Aの前露光がなされた部分はさらに第1図時
計方向へ回転して、プリウェット装置118に対応する
位置に至る。この状態において、エツジ部120と感光
体34Aとの間にキャリア液の液だまりが形成され、感
光体34−Aがさらに回転されることによって、前記前
露光がなされた部分にキャリア液が薄膜状に塗布され、
転写前のプリウェットがなされる(第4図(1)プリウ
ェット)。この転写前のプリウェットでは、前記現像前
のプリウェットよりも塗布するキャリア液の量が多くさ
れているので、感光体34Aに形成されたトナー層にキ
ャリア液が充分吸収され、トナー画像が転写材に良好に
転写される。
上記のようにこの転写前のプリウェットにおいても感光
体34Aにプリウェット装置118を接触させることな
くプリウェットを行えるたt、感光体34Aに傷がつか
なくなる。また感光体34Aにプリウェット装置118
を接触させることなくプリウェットを行えるため、転写
工程前のプリウェットにおいて感光体34Aに付着され
たトナー像に傷をつけることはない。
一方、ガイド74によって感光体34Aとローラ72と
によって挟持される位置に案内された、転写材は、感光
体34Aの4色のトナー粒子層が形成された部分とによ
って挟持されて前記4色のトナー層による転写画像が形
成される(第5図(D))。これによって転写材の表面
に原稿画像が形成される。この場合、感光体34A上に
形成された4層のトナー画像が一括して転写紙に転写さ
れるため、色ずれのないカラートナー画像を転写紙に転
写できる。
さらに感光ドラム34A第1図時計方向へ回転されクリ
ーニング部76によるクリーニング工程に移行する。こ
のクリーニング工程では、クリーニング部76は図示し
ない駆動機構によって、感光体34Aの外周面に当接さ
れる方向へ移動され、クリーニングウェブ82が感光体
に当接される。
またクリーニングウェブ82は巻き取りローラ78によ
って時計方向へ巻き取られる。クリーニングローラ84
は前記巻き取り動作に追従して時計方向へ回転され、こ
の回転に伴って前記貫通孔84Aからキャリア液が流出
され、クリーニングウェブ82のキャリア液が浸透され
た部分が感光体34Aの表面に沿って摺動することによ
って、転写後の残存トナー等が除去される(第4図(J
)ウェーブクリーニング)。これによって感光体34A
を繰り返し使用することによる転写の再現性を高めるこ
とができる。なおりリーニング部76によるクリーニン
グ工程ではクリーニングブラシ77は図示しない駆動機
構によって、感光体34Aの外周面から離反される。こ
のクリーニング処理の後、乾燥処理がなされて(第4図
(J)乾燥)感光体34Aが第4図(A)の露光前の初
期状態にされる。
なお上記ではマイナスに帯電したトナー粒子を用いたが
、プラスに帯電したトナー粒子を用いてもよい。この場
合には感光体34Aはマイナスに帯電される。
また本実施例ではブレード112を形成する材料として
ガラスを用いているが、セラミックス、熱硬化性樹脂、
金属に絶縁材料をコーティングしたものを(例えば、ア
ルマイト処理したアルミニウム)を用いてもよい。
さらに本実施例では、スクイズ装置43を現像剤ユニッ
ト36とリンスユニット42との間に配置しているが、
感光体34Aの外周面最下部周辺にエアを吹き付けるこ
止ができれば、いずれであってもよい。
なお本実施例ではクリーニング部76が感光体34Aの
外周面に対して当接離反されるが、クリニングローラ8
4が感光体34Aの外周面に対して当接離反されるよう
にしてもよい。
さらに本実施例ではカラートナーを4色使用しているが
、少なくとも2色以上のカラートナーを使用する場合に
適用できる。さらに本実施例では1サイクルが感光ドラ
ム34が3回転して完結するようになっているが、3回
転以上であっもよい。
この場合、1サイクルの回転数は感光体34Aに形成さ
れたトナー画像の乾燥に要する時間等を考慮して設定さ
れる。
また本実施例では、感光体34Aとして赤外領域の光に
感光するアモルファスシリコンを使用しているが、紫外
領域の光などに感光する感光体を使用することも考えら
れる。この場合トナー粒子は露光に使用する光を吸収し
にくいものを使用する。
さらに本実施例では、プリウェット装置を2個設けてい
るが、現像剤ユニット36の直前のプリウェット装置1
0[1を1個だけ設ける構成にしても良いこの場合、転
写工程前のプリウェットにおいては、図示しないソレノ
イド等の駆動手段によってプリウェット装置100を移
動させてエツジ部112Bと感光体34Aの外周面との
ギャップを、現像工程まえのプリウェットによる場合よ
りも大きくする。
〔発明の効果〕
以上説明した如く請求項(1)の発明に係る湿式電子写
真装置では、同一感光体ドラム上で、現像前のプリウェ
ッと転写前のプリウェットを行うので、一連の感光体ド
ラム回転と同期したシーケンスの中で、プリウェットが
可能で、制御が簡易であるばかりでなく、装置のムダも
省くことができるという効果が得られる。
また請求項(2)の発明に係る湿式電子写真装置では、
感光体にプリウェット装置を接触させることなくプリウ
ェットを行えるため、現像処理前のプリウェットを行う
際に感光体に傷が付かなくなるという効果が得られる。
また感光体にプリウェット装置を接触させることなくプ
リウェットを行えるため、転写工程前のプリウェットに
おいて感光体に付着されたトナーが剥離されたりしなく
なるという効果が得られる。
さらに請求項(2)の発明によればキャリア液はスリッ
トを介してエツジ部と感光体ドラムの外周面との間に供
給され、液だまり量を充分に抑えることができるため、
感光体にキャリア液を薄く塗布できるという効果が得ら
れる。
さらに請求項(3)の発明によれば、転写前のブリウェ
ットにおいて、感光体ドラム上に形成されたトナー層に
キャリア液を充分に吸収させることができ、転写材に対
するトナー画像の転写性能を良好にできる。
さらに請求項(4)の発明によれば、装置の小型化とコ
ストダウンを図れるという効果が得られるという効果が
期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る湿式電子写真装置を構
成する各処理部の配置図、第2図はプリエツト装置の斜
視図、第3図は第2図の■−■線におけるプリウェット
装置の断面図、第4図(A)乃至第4図(J)は湿式電
子写真装置の動作を説明する説明図、第5図(A)乃至
第5図(D)は感光体に4層の画像が形成される過程を
示す断面図、第6図は本発明の一実施例に係るクリーニ
ング部の斜視図、第7図はクリーニングローラの一部断
面図である、第8図は感光体ドラムの最下部周辺に配置
される各処理部の配置図、第9図はスクイズ装置43の
斜視図、第10図(A)乃至第10図(C)はスクイズ
装置41及びスクイズ装置43によって感光体ドラムの
最下部周辺に吹き付けられるエアの方向を示す模式図で
ある。 10・・・露光部、 12・・・半導体レーザ、 34・・・感光ドラム、 35・・・コロナ帯電器、 36・・・現像剤ユニット、 41.43・・・スクイズ装置 42・・・リンスユニット、 60・・・超音波振動子、 64・・・乾燥処理部、 70・・・転写部、 76・・・クリーニング部、 77・・・クリーニングブラシ、 78・・・巻取りローラ、 79・・・ウェブローラ、 82・・・クリーニングウェブ、 84・・・クリーニングローラ、 84A・・・貫通孔、 100.118・・・プリウェット装置、102・・・
キャリア液流入室、 108・・・キャリア液供給手段。 第2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トナー粒子及びキャリア液を含んだ液体現像剤に
    よって感光体ドラム上にトナー画像を形成する現像部と
    、この現像部の直前に設けられた第1のプリウエツト装
    置と、前記感光体ドラム上に形成されたトナー画像を転
    写材へ転写する転写部と、この転写部の直前に設けられ
    た第2のプリウエツト装置とが設けられた湿式電子写真
    装置。
  2. (2)前記第1及び第2のプリウエツト装置は、前記感
    光体ドラムの軸方向に沿い且つ感光体ドラムの外周面に
    対向するスリットが形成されると共に水平面よりも感光
    体ドラム外周側へ傾斜して且つ感光体ドラム外周側にエ
    ッジが形成されたスリット形成面を有するスリット部材
    と、このスリット部材にキャリア液を供給するキャリア
    液供給手段とを備え、前記スリット形成面のエッジ部が
    感光体ドラムの外周面に近接するようにスリット部材を
    配置したことを特徴とする請求項(1)記載の湿式電子
    写真装置。
  3. (3)前記第2のプリウエット装置によって感光体ドラ
    ムに塗布されるキャリア液が、前記第1のプリウエツト
    装置によって感光体ドラムに塗布されるキャリア液より
    も多くされていることを特徴とする請求項(1)または
    (2)記載の湿式電子写真装置。
  4. (4)前記第1のプリウエツト装置と前記第2のプリゥ
    ェット装置が兼用であることを特徴とする請求項(1)
    乃至(3)のいずれか1項記載の湿式電子写真装置。
JP10256090A 1990-04-18 1990-04-18 湿式電子写真装置 Pending JPH041687A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6737654B2 (en) 1999-12-28 2004-05-18 Trixell Method for temperature compensation of an image detector

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